JP2012070269A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】形状変化および濃度変動を少なく抑えて画像を変倍することのできる画像処理装置および方法を提供する。
【解決手段】画像処理装置10は、変倍率に応じて、画素の挿入位置または削除位置である画素操作位置を決定する操作位置決定部13と、その決定された画素操作位置に画素を挿入または削除する挿入削除部14と、挿入・削除された画素の周辺領域における挿入・削除前後の濃度差を誤差として算出する誤差算出部15と、該誤差を「挿入した画素」および「挿入または削除した画素の周辺の画素」に配分することを、配分先の画素の配分後の画素値が、その画素の近傍画素の画素値から推定される許容範囲(近傍画素との濃度の連続性が崩れない範囲)内に収まるように行う誤差配分部16とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像を変倍する画像処理装置、画像処理方法に関する。
画像の変倍(拡大・縮小)方法として最近傍法などがある。最近傍法では、たとえば、図18に示すように、主走査方向および副走査方向の2次元に画素を配列した画像を副走査方向に拡大する場合、拡大率に応じた画素挿入周期で画素がコピーされて副走査方向の下方に挿入される。同図(a)は画素挿入周期を、同図(b)は元画像を、同図(c)は変倍(拡大)後の画像を示している。同図(b)の元画像は黒ラインと黒ラインの間に白ラインが2ライン存在するパターンを繰り返す画像であったが、変倍後の画像(同図(c))では、画素挿入周期に対応する位置で白ラインがコピーされて挿入され、黒ラインの間に白ラインが3ラインに存在する箇所が生じている。
このような最近傍法による変倍では画像の尖鋭性は保持されるが、上記のように、画素の挿入箇所が同じライン上に並ぶため、微細パターンの画像では横筋状のムラが発生してしまう。
そこで、画素挿入位置を分散させる画像の変倍方法が考案されている。図19は、画素挿入位置をV字の繰り返しパターンに従って分散させた場合の例を示している。同図(a)は分散パターンを、同図(b)は元画像を、同図(c)は同図(a)の分散パターンに従って画素を挿入して変倍した画像を示している。該分散方法では、画素の挿入位置が分散されるため、図18に示す場合に比べてムラは目立ち難くなる。
しかし、画素挿入位置では局所的に濃度が変化してしまう。たとえば、図20に示すように、黒2ラインと白3ラインが周期的に表れる元画像(同図(a))に対して、白画素P1を挿入した場合(同図(b))、挿入した画素P1の近傍で濃度が局所的に低下する。一方、黒画素P2を挿入した箇所では濃度が局所的に上昇する。削除の場合、白画素を削除したときはその削除画素近傍の濃度が局所的に上昇し、黒画素を削除した場合は濃度が局所的に低下してしまう。
この問題に対応するため、画像挿入位置の周辺における画素挿入前後の濃度が一定になるように、挿入画素の濃度を決定する方法が提案されている。
たとえば、下記特許文献1には、白と黒の画素で擬似中間調を表現する場合において、挿入または削除した画素の周辺濃度が挿入・削除の前後で変化しないように、その周辺の一部の画素を白または黒に置き換えるようにした縮小拡大装置が開示される。
また、下記特許文献2では、多値の注目画素を2値化したときに生じる濃度の誤差を周辺の画素に配分する誤差拡散処理と、画素の位置ズレを補正するレジストレーション補正とを行う場合に、誤差拡散処理の注目画素がレジストレーション補正での補正予定位置の画素であった場合は、該画素の濃度値をそのまま誤差分として周辺の画素に分配する技術が開示される。
特開昭62−213383号公報 特開2006−80712号公報
画像挿入位置の周辺における画素挿入前後の濃度が一定になるように挿入画素の濃度を決定する方法を採用する場合、上記特許文献1、2のように、誤差拡散処理などと併用して画素挿入位置の画素の濃度を調整したり誤差を周囲に配分したりすれば問題ないが、誤差拡散処理を併用しない場合には、画素挿入位置に孤立点が生じて、画素挿入前後で画像の形状が変化してしまう。
たとえば、図21に示すように、画素挿入位置周辺の画素挿入前の平均濃度(同図(a))と、画素挿入位置に白画素P1を挿入した後の平均濃度(同図(b))とを求め、画素挿入前後の平均濃度を維持するように挿入画素の画素値を調整(この例では画素値を128に調整)するという単純な方法では、同図(c)に示すように、挿入画素が中間濃度値の孤立点P1´になり、元画像に比べて画像の形状が変化してしまう。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、形状変化および濃度変動を少なく抑えて画像を変倍することのできる画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]画像を変倍する画像処理装置であって、
変倍率に応じて、画素の挿入位置または削除位置である画素操作位置を決定する操作位置決定部と、
前記操作位置決定部が決定した画素操作位置に画素を挿入、もしくは画素操作位置の画素を削除する挿入削除部と、
前記挿入削除部によって挿入または削除された画素の周辺領域における前記挿入または削除を行う前後の濃度差を誤差として算出する誤差算出部と、
前記誤差算出部が算出した前記誤差を、前記挿入した画素、および前記挿入または削除した画素の周辺の画素、に配分することを、配分先の画素の配分後の画素値が、その画素の近傍画素の画素値から推定される許容範囲内に収まるように行う誤差配分部と、
を有する
ことを特徴とする画像処理装置。
上記発明では、画素を挿入あるいは削除することによって生じた局所的な濃度誤差を、「挿入画素」および「挿入・削除画素位置の周辺画素」に配分する。この配分において、配分先の画素の配分後の画素値が、その画素の近傍画素の画素値から推定される許容範囲内に収まるようにする。すなわち、近傍画素との画素値の連続性が大きく崩れない範囲で、誤差を配分する。これにより、配分先の画素が孤立点となるようなことが防止される。
[2]前記誤差算出部は、前記周辺領域を、前記挿入削除部によって挿入または削除した画素に対して該挿入または削除によって生じる変倍方向の領域に限定する
ことを特徴とする[1]に記載の画像処理装置。
上記発明では、変倍方向が1次元の場合(たとえば、副走査方向への拡大の場合)、誤差を算出の参照範囲(周辺領域)を、該1次元の方向(副走査方向への拡大の場合は副走査方向)に延びる領域に限定する。これにより、変倍方向に生じた濃度誤差が算出される。
[3]前記誤差配分部は、前記挿入または削除した画素から所定範囲内の画素に対してのみ前記配分を行う
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の画像処理装置。
上記発明では、誤差の配分は、挿入または削除した画素近傍の局所領域における濃度補正を目的とするので、配分先の画素は挿入または削除した画素から所定範囲内に限定する。たとえば、誤差算出の参照範囲(周辺領域)内、あるいはさらに狭い範囲に限定する。
[4]前記誤差配分部は、配分先が遠くの画素になるほど、残存する誤差を減じて分配する
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載の画像処理装置。
上記発明では、挿入・削除した画素から遠くの画素ほど、挿入・削除した画素を中心とする局所領域の濃度に与える影響は小さくなるので、遠くの画素になるほど残存する誤差を減衰させている。たとえば、挿入削除部によって挿入または削除した画素から遠くの画素へと順に誤差を配分する場合に、残った誤差値を次の配分先に持ち越す際に、その値を、たとえば、0.8倍して減衰させる。
[5]前記許容範囲は、所定の複数の補間アルゴリズムで推定される画素値の範囲である
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1つに記載の画像処理装置。
上記発明では、複数の補間アルゴリズムで推定された複数の推定値から許容範囲を決定する。たとえば、最近傍法、スプライン補間法などで求めた複数の推定値の中の最大値と最小値の間を許容範囲に設定する。許容範囲は、近傍画素との濃度の連続性が大きく崩れない範囲に設定すればよいので、1つの補間アルゴリズムから決める必要はなく、様々な補間アルゴリズムによる推定値から妥当な範囲を定めればよい。
[6]配分先または挿入する画素に隣接する画素の画素値を、前記許容範囲の最大値と最小値とする
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1つに記載の画像処理装置。
上記発明では、最近傍法によって許容範囲を定める。
[7]画像を変倍する画像処理方法であって、
画像処理部が、
変倍率に応じて、画素の挿入位置または削除位置である画素操作位置を決定する操作位置決定工程と、
前記操作位置決定工程で決定した画素操作位置に画素を挿入、もしくは画素操作位置の画素を削除する挿入削除工程と、
前記挿入削除工程で挿入または削除した画素の周辺領域における前記挿入または削除を行う前後の濃度差を誤差として算出する誤差算出工程と、
前記誤差算出工程で算出した前記誤差を、前記挿入した画素および前記挿入または削除した画素の周辺の画素に配分することを、配分先の画素の配分後の画素値が、その画素の近傍画素の画素値から推定される許容範囲内に収まるように行う誤差配分工程と、
を行う
ことを特徴とする画像処理方法。
本発明に係る画像処理装置および画像処理方法によれば、元画像の形状変化および濃度変動を少なく抑えて画像を変倍することができる。
本発明の実施の形態に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置が行う拡大処理を示す流れ図である。 挿入画素位置処理(図2のステップS102)の詳細を示す流れ図である。 1次元の誤差配分範囲を示す説明図である。 誤差値配分処理(図2のステップS105)の詳細を示す流れ図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置による画像の拡大処理例を示す説明図である。 図6の続き(誤差値配分の様子)を示す説明図である。 図6の元画像に対する変倍処理が完了した状態の画像を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置が行う縮小処理を示す流れ図である。 削除画素位置処理(図9のステップS202)の詳細を示す流れ図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置による画像の縮小処理例を示す説明図である。 図11の続き(誤差値配分の様子)を示す説明図である。 図11の元画像に対する縮小処理が完了した状態の画像を示す説明図である。 挿入・削除画素位置から遠くなるほど誤差値を減衰させる場合の処理を示す流れ図である。 最近傍法による推定値とスプライン補間による推定値とから許容範囲を決定する例を示す説明図である。 周辺画素平均値算出の参照範囲を二次元領域とした例を示す説明図である。 誤差配分範囲を2次元領域とした例を示す説明図である。 最近傍法による画像の拡大例を示す説明図である。 画素挿入位置をV字の繰り返しパターンに従って分散させた場合の画像の拡大例を示す説明図である。 画素像挿入位置を分散させた場合に局所的な濃度変化が生じる例を示す説明図である。 挿入画素を濃度補正することで孤立点が生じた例を示す説明図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置10の概略構成を示すブロック図である。画像処理装置10は、入力された画像を指定された変倍率で拡大・縮小して出力する機能を備えている。画像処理装置10は、画像入力部11と、変倍率設定部12と、操作位置決定部13と、挿入削除部14と、誤差算出部15と、誤差配分部16と、画像出力部17の機能を備えている。
画像入力部11は、変倍対象の画像の画像データを入力する。入力される変倍対象の画像は、画素を主走査方向およびこれに直交する副走査方向にマトリクス状に配列した2次元画像である。各画素は多階調であり、本例では0〜255までの256階調を取り得るものとする。
変倍率設定部12は変倍率の指定を受ける。操作位置決定部13は、変倍率設定部12で指定された変倍率に応じて、画素の挿入位置または削除位置である画素操作位置を決定する。ここでは、図19で示すように、画素操作位置を所定の配列パターンで分散させて決定する。配列パターンは図19で例示したパターンに限定されず、任意でよい。周期性を免れるために、ランダムに画素操作位置を分散させてもよい。
挿入削除部14は、操作位置決定部13が決定した画素操作位置に画素を挿入、もしくは画素操作位置の画素を削除する。誤差算出部15は、挿入削除部14によって挿入または削除された画素の周辺領域における、画素の挿入または削除を行う前後の濃度差を誤差(誤差値)として算出する。誤差配分部16は誤差算出部15が算出した誤差を「挿入した画素」と「挿入または削除した画素の周辺の画素」に配分する。画像出力部17は、誤差配分部16での誤差の配分処理が完了した画像を外部へ出力する。
誤差配分部16は、誤差の配分に際して、配分先の画素の配分後の画素値が、その画素の近傍画素の画素値から推定される許容範囲内に収まるようにする。すなわち、配分後の画素が、その周囲の画素に対して孤立点とならないような範囲で誤差の配分を行う。許容範囲は、配分先の画素の画素値をその周囲の画素から各種の補間アルゴリズムで推定した推定値に基づいて決定する。たとえば、最近傍法やスプライン関数による補間法による複数の推定値から妥当な範囲に決定する。
なお、画像処理装置10は、専用のハードウェアで構成してもよく、また、CPU、メモリなどを備えた情報処理装置で所定のプログラムを実行することによって機能が実現されてもかまわない。
次に、画像処理装置10による変倍動作について詳細に説明する。
図2は、拡大時の処理フローを示している。ここでは、2次元画像の左上の画素を始点とし、左端の画素から主走査方向右側へ順に着目画素を移動させて処理を行い、右端に到達すると左端に戻って副走査方向下方へ1画素移動させ、再び主走査方向右側へ順に処理する、という動作を繰り返すことで、2次元画像全体を変倍処理するようになっている。また、画像を副走査方向に拡大するものとする。
図2は、ある着目画素に対する処理を示している。着目画素が、操作位置決定部13の決定した挿入画素位置(画素操作位置)の場合は(ステップS101;Yes)、挿入画素位置処理を行う(ステップS102)。
図3は、挿入画素位置処理(図2のステップS102)の詳細を示している。挿入画素位置処理では、挿入画素位置に画素を挿入すると共に、その挿入画素の画素値を決定し、さらに挿入画素の周辺領域における画素の挿入前後の濃度差を誤差(誤差値)として算出する。周辺領域を一次元の領域とする場合、その一次元の方向は変倍方向と同じ方向にする。本例では、副走査方向に拡大するので、周辺領域は拡大する方向に延びる領域とし、ここでは、挿入画素の上下3画素の計6画素とする。まず、挿入画素の周辺領域の画素値の平均値(周辺画素平均値とする)を算出する(ステップS121)。
次に、挿入画素の画素値が取り得る許容範囲を設定する(ステップS122)。ここでは、上下隣接画素の画素値の高い方をDmax、低い方をDminとし、このDmaxを最大値、Dminを最小値とする範囲を許容範囲とする。なお、上下隣接画素の画素値が等しい場合は、Dmax=Dminとなる。
挿入画素位置に画素を挿入し、該挿入画素に以下の法則により画素値を割り当てる(ステップS123)。
条件A.周辺画素平均値>Dmax、の場合、挿入画素にDmaxを割り当てる。
条件B.周辺画素平均値<Dmin、の場合、挿入画素にDminを割り当てる。
上記条件A、Bのいずれにも該当しない場合、すなわち、Dmax≧周辺画素平均値≧Dmin、の場合は、挿入画素に「周辺画素平均値」を割り当てる。
次に誤差値を以下の式にて算出する(ステップS124)。
(誤差値)=(周辺画素平均値)−(挿入画素に割り当てた画素値)
なお、誤差値は、下方に隣接する画素が着目画素となるまで保持する。
図2に戻って説明を続ける。着目画素が、操作位置決定部13の決定した挿入画素位置(画素操作位置)でない場合は(ステップS101;No)、当該着目画素が、いずれかの挿入画素位置の誤差配分範囲内にあるか否かを判断する(ステップS103)。
ここでは、図4に示すように、挿入画素位置31から副走査方向下方の所定範囲(図中、破線で囲む範囲)を誤差配分範囲32とする。この場合、ステップS103では、着目画素が副走査方向上方の挿入画素の誤差配分範囲内にあるか否かを判断することになる。すなわち、着目画素が、ある挿入画素の副走査方向下方の画素位置になったとき、その挿入画素で生じた誤差値に関して、ステップS103からS106の処理が行われる。
着目画素が、挿入画素位置の誤差配分範囲にないときは(ステップS103;No)、誤差値を0にクリアする(ステップS106)。この場合、当該着目画素に関する処理は終了し、次画素処理へ移行する。
着目画素が、ある挿入画素の誤差配分範囲内にあるときは(ステップS103;Yes)、その挿入画素に関する誤差値が0か否かを調べる(ステップS104)。誤差値が0の場合は(ステップS104;Yes)、当該着目画素に関する処理は終了し、次画素処理へ移行する。
誤差値が0でない場合は(ステップS104;No)、当該着目画素に対して誤差値を配分する誤差値配分処理を行う(ステップS105)。なお、誤差値は、誤差をいずれかの画素に配分する毎に、未配分の残り値に更新される。
図5は、誤差値配分処理(図2のステップS105)の詳細を示している。まず、着目画素(誤差配分先の画素)の画素値が取り得る許容範囲を設定する(ステップS141)。ここでは、着目画素の上下隣接画素の画素値の高い方をDmax、低い方をDminとし、このDmaxを最大値、Dminを最小値とする範囲を許容範囲とする。なお、上下隣接画素の画素値が等しい場合は、Dmax=Dminとなる。
次に、仮着目画素値を以下のように算出する(ステップS142)。
(仮着目画素値)=(誤差値)+(着目画素値)
仮着目画素値は、残っている誤差値を着目画素に全部配分した場合の着目画素の画素値である。
着目画素に以下の法則により画素値を割り当てる(ステップS143)。
条件C.仮着目画素値>Dmax、の場合、着目画素にDmaxを割り当てる。
条件D. 仮着目画素値<Dmin、の場合、着目画素にDminを割り当てる。
上記条件C、Dのいずれにも該当しない場合、すなわち、Dmax≧仮着目画素値≧Dmin、の場合は、着目画素に「仮着目画素値」を割り当てる。
次に、誤差値を、以下の式にて更新する(ステップS144)。
(誤差値)=(仮着目画素値)−(着目画素に割り当てた画素値)
なお、誤差値は、下方に隣接する画素が着目画素となるまで保持する。
図2のステップS103でNoの場合、配分されない誤差値が残存することになる。しかし、誤差を配分すべき画素が近傍にない場合なので、無理に配分する必要はない。すなわち、誤差の配分は、元々、画素挿入位置近傍の局所的な濃度誤差の補正を目的としており、誤差を配分すべき画素が近傍にない場合は誤差値を配分しても濃度ムラの改善効果は小さいので誤差配分の必要はない。そのため、誤差配分範囲外では誤差配分を停止する。
また、誤差配分範囲は、図3のステップS121で周辺画素平均値を算出したときの周辺領域の外に出ない範囲に設定することが望ましい。挿入画素からあまり遠い画素に誤差を配分することは好ましくないことによる。特に、挿入前後における周辺画素平均値の差を誤差値としているので、この誤差値は周辺画素平均値算出の参照範囲(周辺領域)の外側の画素とは関連性がなく、誤差配分範囲を周辺画素平均値算出の参照範囲(周辺領域)内とすることが望ましい。
次に、画像処理装置10による上記の拡大処理を、具体的な画像を例に説明する。図6(a)は拡大前の元画像であり、また、挿入画素位置を示してある。図6(b)は、図2のステップS102の処理により挿入画素に画素値を割り当てる様子を示している。
たとえば、挿入画素P3の場合、周辺画素平均値は、(255+255+0+0+0+255)/6=128、上下隣接画素の画素値は0〜0であり、Dmax=0、Dmin=0、である。よって、条件Aが成立し、挿入画素値=0、となる。また、(誤差値)=(周辺画素平均値)−(挿入画素値)=128−0=128、となる。
図7は、図6(b)の挿入画素P3に関する誤差値を副走査方向下方の画素(誤差配分範囲の画素)に配分する様子を示している。図6(b)で求めたように、未配分の誤差値は128である。まず、挿入画素P3から1画素だけ副走査方向下方の画素U1への配分処理(図5の処理)を行う(図7(a))。この場合、上下隣接画素の画素値の範囲は0〜0であり、Dmax=0、Dmin=0、である。(仮着目画素値)=(誤差値)+(着目画素値)=128、なので、条件Cが成立する(仮着目画素値は上下隣接画素から推定される許容範囲外)。よって、(着目画素値)=0(誤差分配なし)、(誤差値)=(仮着目画素値)−(着目画素値)=128−0=128、となる。
次に、さらに副走査方向に1画素下方の画素U2への配分処理(図5の処理)を行う(図7(b))。この場合、上下隣接画素の画素値の範囲は0〜255であり、Dmax=255、Dmin=0、である。(仮着目画素値)=(誤差値)+(着目画素値)=128、なので、条件C、Dはいずれも成立しない(仮着目画素値は上下隣接画素から推定される許容範囲内)。よって、(着目画素値)=128、(誤差値)=(仮着目画素値)−(着目画素値)=128−128=0、となる。これにより誤差値の配分は終了する。
図8は、図6の元画像に対する変倍処理が完了した状態、すなわち、誤差値の配分が完了した拡大画像を示している。孤立点を生じさせることなく、画素挿入位置周辺の局所的な濃度が画素挿入の前後で一致するように拡大されている。
次に、縮小変倍の場合について説明する。
図9は、縮小時の処理フローを示している。拡大時と同様に、2次元画像の左上の画素を始点とし、左端の画素から主走査方向右側へ順に着目画素を移動させて処理を行い、右端に到達すると左端に戻って副走査方向下方へ1画素移動させ、再び主走査方向右側へ順に処理する、という動作を繰り返すことで、2次元画像全体を縮小処理するようになっている。
図9は、ある着目画素に対する処理を示している。着目画素が、操作位置決定部13が決定した削除画素位置(画素操作位置)の場合は(ステップS201;Yes)、削除画素位置処理を行う(ステップS202)。
図10は、削除画素位置処理(図9のステップS202)の詳細を示している。削除画素位置処理では、削除画素位置の画素を削除する(ステップS221)と共に、削除画素の周辺領域における画素の削除前後の濃度差を誤差(誤差値)として算出する。本例では、副走査方向に縮小するので、周辺領域は縮小する方向に延びる領域とし、ここでは、削除画素の上下3画素の計6画素とする。まず、削除画素の周辺領域(本例では、上下3画素の計6画素)の画素値の平均値(周辺画素平均値とする)を算出する(ステップS222)。
次に誤差値を以下の式にて算出する(ステップS223)。
(誤差値)=(周辺画素平均値)−(削除画素の画素値)
この誤差値が画素削除によって生じた濃度誤差となる。誤差値が正の場合は削除画素を削除することによって局所的な濃度が低下したことになる。誤差値が負の場合は削除画素を削除することによって局所的な濃度が上昇したことになる。なお、誤差値は、下方に隣接する画素が着目画素となるまで保持する。
図9に戻って説明を続ける。着目画素が、操作位置決定部13の決定した削除画素位置(画素操作位置)でない場合は(ステップS201;No)、当該着目画素が、いずれかの削除画素位置の誤差配分範囲内にあるか否かを判断する(ステップS203)。誤差配分範囲は画素挿入の場合と同様である。
着目画素が、削除画素位置の誤差配分範囲にないときは(ステップS203;No)、誤差値を0にクリアする(ステップS206)。この場合、当該着目画素に関する処理は終了し、次画素処理へ移行する。
着目画素が、ある削除画素の誤差配分範囲内にあるときは(ステップS203;Yes)、その削除画素に関する誤差値が0か否かを調べる(ステップS204)。誤差値が0の場合は(ステップS204;Yes)、当該着目画素に関する処理は終了し、次画素処理へ移行する。
誤差値が0でない場合は(ステップS204;No)、当該着目画素に対して誤差値を配分する誤差値配分処理を行う(ステップS205)。なお、誤差値は、誤差をいずれかの画素に配分する毎に、未配分の残り値に更新される。
誤差配分処理は、画素挿入の場合と同じで、図5の処理を行う。削除の場合においても、図9のステップS203でNoの場合には、配分されない誤差値が残存することになる。しかし、誤差を配分すべき画素が近傍にない場合なので無理に配分する必要はない。すなわち、元々、画素削除位置近傍の局所的な濃度誤差の補正を目的としているので、誤差を配分すべき画素が近傍にない場合は切り捨ててもよい。
また、誤差配分範囲は、図10のステップS222で周辺画素平均値を算出したときの周辺領域(周辺画素平均値算出の参照範囲)の外に出ない範囲に設定することが望ましい。削除画素からあまりに遠い画素に誤差を配分することは好ましくないことによる。特に、削除前後の周辺画素平均値の差を誤差値としているので、この誤差値は周辺画素平均値を算出したときの周辺領域の外側の画素とは関連性がなく、誤差配分範囲をこの周辺領域内とすることが望ましい。
次に、画像処理装置10による上記の縮小処理を、具体的な画像を例に説明する。図11(a)は縮小前の元画像であり、削除画素位置を示してある。図11(b)は、図9のステップS202の処理により削除画素位置の画素を削除して誤差値を求めた状態を示している。
たとえば、削除画素P5の場合、周辺画素平均値は、(255+255+0+0+255+255)/6=170、となり、削除画素値=0、である。よって、(誤差値)=(削除画素値)−(周辺画素平均値)=0−170=−170、となる。
図12は、図11の削除画素P5に関する誤差値を、副走査方向下方の画素に配分する様子を示している。図11(b)で求めたように、未配分の誤差値は−170である。まず、削除画素位置から1画素だけ副走査方向下方の画素U1への配分処理(図5の処理)を行う(図12(a))。この場合、上下隣接画素の画素値の範囲は0〜255であり、Dmax=255、Dmin=0、である。(仮着目画素値)=(誤差値)+(着目画素値)=−170、なので、条件Dが成立する(仮着目画素値は上下隣接画素から推定される許容範囲外)。よって、(着目画素値)=0(誤差分配なし)、(誤差値)=(仮着目画素値)−(着目画素値)=−170−0=−170、となる。
次に、副走査方向にさらに1画素下方の画素U2への配分処理(図5の処理)を行う(図12(b))。この場合、上下隣接画素の画素値の範囲は0〜255であり、Dmax=255、Dmin=0、である。(仮着目画素値)=(誤差値)+(着目画素値)=−170+255=85、なので、条件C、Dはいずれも成立しない(仮着目画素値は上下隣接画素から推定される許容範囲内)。よって、(着目画素値)=(仮着目画素値)=85、(誤差値)=(仮着目画素値)−(着目画素値)=85−85=0、となる。これにより誤差値の配分は終了する。
図13は、図11の元画像に対する縮小処理が完了した状態、すなわち、画素を削除して、その誤差値の配分が完了した状態を示している。孤立点を生じさせることなく、局所的な濃度が画素削除の前後で一致するようになっている。
次に、誤差配分の変形例を示す。
図2、図9に示した処理では、割り当てた分だけ減算して誤差値を更新するようにしたが、ここでは、挿入画素位置あるいは削除画素位置から遠い画素ほど、未配分の誤差値をさらに減衰させた値を更新値とする。すなわち、着目画素が挿入画素や削除画素から離れるほど、誤差値を分配しても濃度ムラの改善効果は小さくなるため、誤差分配の必要が低下する。そこで、画素挿入位置あるいは画素削除位置から離れるにつれて誤差値を減衰させる。
誤差値を減衰させる場合の拡大処理の流れを図14に示す。図2に代えて図14の処理を実行すればよい。図14では、図2と同じ処理には同一のステップ番号を付してある。
ステップS108では、誤差値分配処理によって分配し切れなかった誤差値に定数(例えば0.8)を乗じて、次処理画素(副走査方向に1画素下方の画素)に対する誤差値として保持する。
(次処理画素の誤差値)=(誤差値分配によって残存した誤差値)x0.8
減衰方法は定数を乗じる方法に限定されない。ある値を減算する方法でもよい。また、挿入・削除時に最初に求めた誤差値を初期値として、挿入・削除画素位置からの距離に対する誤差値の減衰特性を予め設定しておき、未配分の誤差値が、配分先の画素に対する減衰特性値を超える場合に、未配分の誤差値を減衰特性が示す値に減じる、といった方法でもよい。
なお、図2のステップS105の下に図14のステップS108を加えるようにしてもよい。誤差配分範囲の制限と未配分の誤差値の減衰とを併用する処理となる。また、上記では拡大処理を例示したが、縮小処理についても同様である。縮小処理の場合、図14のステップS101、S102、S104、S105を、図9のステップS201、S202、S204、S205に置き換えればよい。
次に、誤差値配分先画素の近傍画素の画素値から推定される許容範囲の求め方の変形例について説明する。
これまでの例では、最近傍法による推定値から許容範囲を決定する場合を示した。すなわち、上下隣接画素の画素値の高い方をDmax、低い方をDminとし、このDmaxを最大値とDminを最小値とする範囲を許容範囲とする例を説明したが、許容範囲はこれに限定されるものではない。
たとえば、最近傍法による推定値とスプライン補間による推定値とから許容範囲を決定するようにしてもよい。図15はその例を示している。本例では、図15(a)に示すように、誤差値配分先の画素(注目画素とする)をDcとし、Dcの副走査方向上方に隣接する画素D(−1)、D(−1)の副走査方向上方に隣接する画素D(−2)、Dcの副走査方向下方に隣接する画素D(1)、D(1)の副走査方向下方に隣接する画素D(2)を周辺画素とする。図15(b)は、注目画素および周辺画素の各画素値と、周辺画素からの推定値と、許容範囲との関係を示している。
スプライン補間法では、1次元方向の周辺画素(D(−2)、D(−1)、D(1)、D(2))からの重み付け補間処理より注目画素(Dc)を以下の式に従って推定する。
Dc=Km2xD(−2)+Km1xD(−1)+Kp1xD(1)+Kp2xD(2)
Km2、 Km1、 Kp1、 Kp2は重み付け係数で、たとえばスプライン補間を実施する場合は以下のような係数になる。
Km2=−3/16、Km1=11/16、Kp1=11/16、Kp2=−3/16
周辺画素の画素値がD(−2)=45、D(−1)=180、D(1)=200、D(2)=2、である場合、上記式によって演算すると、Dc=252、となる。
一方,最近傍法による画素推定では、最近傍画素がD(−1)またはD(1)となり、推定値はDc=180または200となる。
従って、最近傍法とスプライン補間法とから求めた推定値は、180、200、252であり、これらの中の最小値と最大値を許容範囲とすれば、許容範囲は180〜252となる。
なお、補間法による推定値から求めた許容範囲に対してさらにある程度の余裕を持たせた範囲を最終的な許容範囲としてもよい。たとえば、複数の補間法の推定値から定めた許容範囲が180〜210の場合に、これに対して、当該許容範囲の幅(レンジ)の10%の余裕を見て、最終的な許容範囲を177〜213などとしてもよい。該余裕は、単独の補間法から求めた許容範囲(たとえば、最近傍法から求めたDmax、Dmin)に適用してもよい。また余裕は10%に限定されず適宜の値に設定すればよい。
次に、周辺画素平均値を求める場合の周辺領域や誤差値を配分する誤差配分範囲を2次元の領域にする場合の変形例について説明する。
図3のステップS121や図10のステップS222において挿入画素位置や削除画素位置の周辺画素平均値を算出する場合の参照範囲は2次元方向に展開してもよい。たとえば、図16(a)(b)に示すように、挿入画素位置P6(D22)を中心とした5画素×5画素を参照範囲40として周辺画素平均値を算出するようにしてもよい。図16(b)の画像の場合、(周辺画素平均値)=(D00+D01+...+D44)/25=153、となる。
また、図17(a)に示すように誤差配分範囲42を2次元領域としてもよい。分配の順位は、スキャン方向(着目画素を移動させる順序)を考慮して、たとえば、図17(a)に示すように(各画素の数字は分配の順位を示している)設定するとよい。
たとえば、図17(b)の画素P6を挿入画素、その周辺画素平均値は153とし、また副走査方向の上下の隣接画素から最近傍法によって許容範囲(Dmax、Dmin)を決定するものとする。この場合、分配順位1の画素は、Dmax=Dmin=0となり、周辺画素平均値は153なので分配できない。次の分配順位2の画素では、Dmax=255、Dmin=0となるので、周辺画素平均値(=誤差値)が分配可能となり、全誤差値が分配順位2の画素に分配される。
なお、図2、図9に示す処理のように誤差配分範囲外にて誤差値を0にする(ステップS106、S206)際に、誤差配分範囲および分配順位が図17(a)に示すものの場合には、分配順位が9番目の画素まで誤差値分配処理を行っても誤差値が残存するとき、その残存する誤差値を0クリアするようにすればよい。
このように、周辺画素平均値を算出する際の参照範囲40および誤差配分範囲42を二次元に展開することで、挿入画素(あるいは削除画素)からより近傍の画素にて誤差を分配することが可能となり、濃度誤差の低減効果が上昇する。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では、画像の上から下へストリーミングすることを前提として、挿入または削除画素位置から下方(副走査方向下方)へ誤差値を探索・分配する処理例を説明したが、下から上へストリーミングされる場合には、画像の上方へ誤差値を探索・分配するようにしてもよい。
また、実施の形態では、副走査方向に拡大縮小(変倍)する場合を例に説明したが、主走査方向に変倍する場合にも本発明は適用することができる。この場合、周辺画素平均値算出の参照範囲や誤差配分範囲を一次元とするならば、その一次元の方向は、変倍方向と同じ方向、すなわち、主走査方向にすればよい。なお、これらの範囲は変形例で示したように2次元としてもよい。さらに、主走査方向と副走査方向の2次元に画像を拡大縮小する場合にも本発明を適用することができる。
また、実施の形態では、拡大と縮小の双方を処理可能な画像処理装置、画像処理方法について説明したが、拡大のみあるいは縮小のみに対応する装置、方法であってもかまわない。
10…画像処理装置
11…画像入力部
12…変倍率設定部
13…操作位置決定部
14…挿入削除部
15…誤差算出部
16…誤差配分部
17…画像出力部
31…挿入画素位置
32…誤差配分範囲
40…周辺画素平均値算出の参照範囲
42…2次元の誤差配分範囲
P3、P6…挿入画素(挿入画素位置)
U1…挿入・削除画素位置の1画素下方の着目画素
U2…挿入・削除画素位置の2画素下方の着目画素
P5…削除画素

Claims (7)

  1. 画像を変倍する画像処理装置であって、
    変倍率に応じて、画素の挿入位置または削除位置である画素操作位置を決定する操作位置決定部と、
    前記操作位置決定部が決定した画素操作位置に画素を挿入、もしくは画素操作位置の画素を削除する挿入削除部と、
    前記挿入削除部によって挿入または削除された画素の周辺領域における前記挿入または削除を行う前後の濃度差を誤差として算出する誤差算出部と、
    前記誤差算出部が算出した前記誤差を、前記挿入した画素、および前記挿入または削除した画素の周辺の画素、に配分することを、配分先の画素の配分後の画素値が、その画素の近傍画素の画素値から推定される許容範囲内に収まるように行う誤差配分部と、
    を有する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記誤差算出部は、前記周辺領域を、前記挿入削除部によって挿入または削除した画素に対して該挿入または削除によって生じる変倍方向の領域に限定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記誤差配分部は、前記挿入または削除した画素から所定範囲内の画素に対してのみ前記配分を行う
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記誤差配分部は、配分先が遠くの画素になるほど、残存する誤差を減じて分配する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  5. 前記許容範囲は、所定の複数の補間アルゴリズムで推定される画素値の範囲である
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  6. 配分先または挿入する画素に隣接する画素の画素値を、前記許容範囲の最大値と最小値とする
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  7. 画像を変倍する画像処理方法であって、
    画像処理部が、
    変倍率に応じて、画素の挿入位置または削除位置である画素操作位置を決定する操作位置決定工程と、
    前記操作位置決定工程で決定した画素操作位置に画素を挿入、もしくは画素操作位置の画素を削除する挿入削除工程と、
    前記挿入削除工程で挿入または削除した画素の周辺領域における前記挿入または削除を行う前後の濃度差を誤差として算出する誤差算出工程と、
    前記誤差算出工程で算出した前記誤差を、前記挿入した画素および前記挿入または削除した画素の周辺の画素に配分することを、配分先の画素の配分後の画素値が、その画素の近傍画素の画素値から推定される許容範囲内に収まるように行う誤差配分工程と、
    を行う
    ことを特徴とする画像処理方法。
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