JP2006191487A - 閾値マトリクス生成方法、閾値マトリクス生成装置および記録媒体 - Google Patents

閾値マトリクス生成方法、閾値マトリクス生成装置および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】閾値マトリクスを用いて生成される網点画像においてざらつき感を抑制する。
【解決手段】コンピュータが実現する閾値マトリクス生成部3では、マトリクス領域中に設定された仮の点灯順番から特定の階調レベルにおける平網画像が生成され、平網画像に平滑化処理が施されることにより多階調の評価画像が生成される。平網画像内の網点領域の境界近傍の領域を注目領域として、マトリクス領域中の注目領域に含まれる各位置における点灯順番は評価画像の対応する画素の値を用いて修正され、これにより、修正後の点灯順番に従って生成される特定の階調レベルの平網画像に平滑化処理を施すと、注目領域に含まれる画素の値のばらつきが修正前に比べて小さくされる。そして、修正後の点灯順番を反映してマトリクス領域に閾値が決定されことにより、生成される網点画像においてざらつき感を抑制することが可能な閾値マトリクスが生成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、多階調の元画像を表現する網点画像を生成する際に元画像と比較される閾値マトリクスに関する。
多階調の画像から印刷用または印刷版用のデータを作成する多くの場合において、ハーフトーン化の一手法である網点化が利用される。網点におけるドット形状としては、スクエア、チェーン、エリプチカル、ラウンド等が知られている。一般的に用いられるAM(Amplitude Modulated)網点では、網点画像を構成するドットの個数を変えずにドットの大きさを変えることにより階調表現が行われるが、ドットが規則的に配列されるため、特定の階調レベル(特定の網点面積率となる階調レベル)において各ドットがほぼ同時に隣接するドットと接合し、意図している階調レベルの変化が連続的であっても不連続なように階調レベルの変化が感じ取られるいわゆるトーンジャンプが発生する。また、周期画像を網点化すると、作成後の網点画像にモアレが発生してしまうという問題もある。
そこで、特許文献1では網点セルの中心を不規則に配置した上で、ドット同士の接合をランダムに行う手法が開示されており、特許文献2では複数のハイライト側網点セルの中心および複数のシャドウ側網点セルの中心を確率的に分散して配置する手法が開示されている。これらの手法を用いた場合にはモアレの発生が抑制され、また、網点の成長方法にもよるが、ドット同士の接合が階調レベルの広い範囲(例えば、中央の階調レベルを中心として全階調レベルの約20〜30%の幅を占める範囲)にて発生するため、トーンジャンプも軽減される。
なお、特許文献3では、行方向および列方向のそれぞれについて、網点領域のドットの中心間の平均距離の4.25倍のサイズのフィルタを用いて平網画像の平滑化を行う技術が開示されている。
特許第3427026号公報 米国特許第5,859,955号明細書 特許第3481423号公報(段落0021参照)
ところが、特許文献1および2の手法を利用した場合、ドット同士の接合が発生する階調レベルの範囲においては、隣接するドット同士が接合して形成される大きなクラスタと、孤立したドットである小さなクラスタとが不規則に混在し、生成される網点画像においてざらつき感が生じてしまう。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、生成される網点画像においてざらつき感を抑制することが可能な閾値マトリクスを生成することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、多階調の元画像を表現する網点画像を生成する際に前記元画像と比較される閾値マトリクスを生成する閾値マトリクス生成方法であって、網点領域のドットの接合が所定の階調レベルの範囲内でランダムに生じるように、閾値マトリクスが生成されるマトリクス領域内の各位置に、階調レベルの増加に従って前記各位置に対応する画素を網点領域に含める点灯順番を設定する点灯順番設定工程と、前記所定の階調レベルの範囲内の特定の階調レベルにおいて前記マトリクス領域に対応する平網画像を生成する平網画像生成工程と、前記平網画像に対して平滑化処理を施すことにより、多階調の評価画像を生成する評価画像生成工程と、前記平網画像内の網点領域の境界近傍の領域を注目領域として、前記マトリクス領域において少なくとも前記注目領域に含まれる各位置の点灯順番を前記評価画像の対応する画素の値に基づいて修正する点灯順番修正工程と、修正後の点灯順番を反映して前記マトリクス領域に閾値を決定する閾値決定工程とを備え、前記点灯順番修正工程による修正後の点灯順番に従って生成される前記特定の階調レベルの平網画像に前記平滑化処理を施した場合の前記注目領域に含まれる画素の値のばらつきが、修正前の点灯順番に従って生成される前記特定の階調レベルの平網画像に前記平滑化処理を施した場合の前記注目領域に含まれる画素の値のばらつきよりも小さい。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の閾値マトリクス生成方法であって、前記点灯順番設定工程において、前記マトリクス領域に複数の網点セルを設定し、階調レベルの変化に伴って前記複数の網点セルの形状に従いつつ網点領域が変化するように前記マトリクス領域内の各位置に点灯順番が設定される。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の閾値マトリクス生成方法であって、前記点灯順番設定工程において、前記マトリクス領域に前記複数の網点セルが不規則な形状にてランダムに設定される。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の閾値マトリクス生成方法であって、前記複数の網点セルに、ハイライト側における階調レベルの増加に伴って中央から周縁部に向かって網点領域が成長する複数のハイライト側網点セルと、シャドウ側における階調レベルの増加に伴って周縁部から中央に向かって網点領域が成長する複数のシャドウ側網点セルとが含まれる。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法であって、前記評価画像生成工程における前記平滑化処理により、前記平網画像から網点構造が除去され、前記点灯順番修正工程が、前記マトリクス領域の少なくとも前記注目領域に含まれる各位置の点灯順番から前記評価画像の対応する画素の値を減算または除算する演算を含む。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法であって、前記点灯順番修正工程において、点灯順番が中央に近いほど値が大きくなる関数を用いることにより、前記注目領域に含まれる各位置の点灯順番の修正の程度が強められる。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法であって、前記平滑化処理にて利用されるフィルタのサイズが、前記マトリクス領域の行方向および列方向のそれぞれについて、ハイライト側の階調レベルに対して生成される網点領域のドットの中心間の平均距離の1倍以上4.25倍以下とされる。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法であって、前記平滑化処理にて利用されるフィルタが、移動平均フィルタである。
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法であって、前記平滑化処理にて利用されるフィルタが、ガウシアンフィルタである。
請求項10に記載の発明は、多階調の元画像を表現する網点画像を生成する際に前記元画像と比較される閾値マトリクスを生成する閾値マトリクス生成装置であって、網点領域のドットの接合が所定の階調レベルの範囲内でランダムに生じるように、閾値マトリクスが生成されるマトリクス領域内の各位置に、階調レベルの増加に従って前記各位置に対応する画素を網点領域に含める点灯順番を設定する点灯順番設定部と、前記所定の階調レベルの範囲内の特定の階調レベルにおいて前記マトリクス領域に対応する平網画像を生成する平網画像生成部と、前記平網画像に対して平滑化処理を施すことにより、多階調の評価画像を生成する評価画像生成部と、前記平網画像内の網点領域の境界近傍の領域を注目領域として、前記マトリクス領域において少なくとも前記注目領域に含まれる各位置の点灯順番を前記評価画像の対応する画素の値に基づいて修正する点灯順番修正部と、修正後の点灯順番を反映して前記マトリクス領域に閾値を決定する閾値決定部とを備え、前記点灯順番修正部による修正後の点灯順番に従って生成される前記特定の階調レベルの平網画像に前記平滑化処理を施した場合の前記注目領域に含まれる画素の値のばらつきが、修正前の点灯順番に従って生成される前記特定の階調レベルの平網画像に前記平滑化処理を施した場合の前記注目領域に含まれる画素の値のばらつきよりも小さい。
請求項11に記載の発明は、記録媒体であって、請求項1ないし9のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法にて生成された閾値マトリクスのデータを記録したものである。
本発明によれば、閾値マトリクスを用いて生成される網点画像においてざらつき感を抑制することができる。
また、請求項4の発明では、好ましい網点が生成可能な閾値マトリクスを生成することができる。
また、請求項5および6の発明では、注目領域に含まれる各位置の点灯順番を適切に修正することができ、請求項7の発明では、平網画像に対して平滑化処理を適切に施すことができる。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る画像記録システム1の構成を示す図である。画像記録システム1はコンピュータ11および画像記録装置12を備え、画像記録装置12はコンピュータ11からの信号を受けて網点記録媒体である刷版に複数チャンネルのレーザ等からの光ビームを用いて網点を記録する。なお、画像記録装置12は感光性ドラムや印刷用紙を網点記録媒体とする電子写真式あるいはインクジェット式等、他の記録方式を用いた印刷装置であってもよい。
コンピュータ11は、各種演算処理を行うCPU101、基本プログラムを記憶するROM102および各種情報を記憶するRAM103をバスラインに接続した一般的なコンピュータシステムの構成となっている。バスラインにはさらに、網点化(スクリーニング)される多階調の画像(以下、「元画像」という。)のデータを記憶する画像メモリ104、情報記憶を行う固定ディスク105、各種情報の表示を行うディスプレイ106、操作者からの入力を受け付けるキーボード107aおよびマウス107b、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体91aから情報の読み取りを行うとともに書き込み可能な記録媒体91bに情報の書き込みを行う読取/書込装置108、並びに、画像記録装置12と通信を行う通信部109が、適宜、インターフェイス(I/F)を介する等して接続される。
画像記録装置12は、刷版8をその側面に保持するドラム121、刷版8に向けて複数チャンネルの変調された光ビームを出射する描画ヘッド122、描画ヘッド122に送られる網点画像の信号を生成する信号生成回路123、その他、ドラム121を回転して描画ヘッド122を刷版8に対して走査したり、描画ヘッド122をドラム121の回転軸に沿って移動する駆動機構等を備える。以下の説明における「画素」とは、画像記録装置12の記録(描画ともいう。)の1単位をいい、1つの光ビームによる1スポットに相当する。
コンピュータ11には、事前に読取/書込装置108を介して記録媒体91aからプログラム92が読み出され、固定ディスク105に記憶される。そして、プログラム92がRAM103にコピーされるとともにCPU101がRAM103内のプログラムに従って演算処理を実行することにより(すなわち、コンピュータがプログラムを実行することにより)、コンピュータ11が網点形成用の後述の閾値マトリクス(SPM(Screen Pattern Memory)データとも呼ばれる。)710を生成する閾値マトリクス生成部としての動作を行う。なお、閾値マトリクス生成部については後述する。
閾値マトリクス710および画像メモリ104に記憶されている多階調の元画像のデータは通信部109を介して画像記録装置12に転送され、画像記録装置12の信号生成回路123が元画像を表現する網点の信号を生成し、描画ヘッド122を刷版8に対して走査しつつ網点信号に基づいて刷版8に網点が記録される。
なお、網点画像を生成する装置である画像記録システム1において、刷版8への網点の記録が(物理的な)網点画像の生成と捉えられてもよく、網点の信号の生成が(非物理的な)網点画像の生成と捉えられてもよい。網点の信号の生成はコンピュータ11によりソフトウェア的に行われてもよく、この場合、コンピュータ11が単独で元画像に基づいて網点画像を生成する装置となる。
図2は、画像記録装置12の信号生成回路123の構成要素および記録機構120を示すブロック図である。記録機構120は図1中のドラム121、描画ヘッド122、これらを駆動する機構や制御する回路等に対応する。
信号生成回路123は、多階調の元画像のデータを記憶する画像メモリ21、元画像の副走査アドレス(Xアドレス)および主走査アドレス(Yアドレス)をそれぞれ発生するXアドレス発生器22aおよびYアドレス発生器22b、コンピュータ11にて生成された閾値マトリクス710を記憶するSPM(Screen Pattern Memory)23、閾値マトリクス710の副走査アドレス(xアドレス)および主走査アドレス(yアドレス)をそれぞれ発生するxアドレス発生器24aおよびyアドレス発生器24b、並びに、比較器(コンパレータ)25を備える。
元画像の網点化に際して、図3に示すように元画像70を同一の大きさの多数の領域に分割して網点化の単位となる繰り返し領域71が設定される。SPM23は1つの繰り返し領域71に相当する記憶領域を有し、この記憶領域の各アドレス(座標)に閾値が設定されることにより閾値マトリクス710を記憶する。そして、概念的には元画像70の各繰り返し領域71と閾値マトリクス710とを重ね合わせ、繰り返し領域71の各画素の値と閾値マトリクス710の対応する閾値とが比較されることにより、網点記録媒体上のその画素の位置に描画を行うか否かが決定される。したがって、仮に元画像70の画素の値が一様である場合は、閾値マトリクス710においてその値よりも小さな閾値が設定されているアドレスの画素に描画が行われ、巨視的には一様な網点が生成されることとなる。実際には元画像70は濃淡(すなわち、様々な値の部位)を有するため、繰り返し領域71内において元画像70の濃淡に応じて網点の状態が変化することとなる。
網点化の処理を図2を参照してさらに具体的に説明すると、Xアドレス発生器22aおよびYアドレス発生器22bからのXアドレスおよびYアドレスに基づいて画像メモリ21から元画像の1つの画素の値が読み出される。一方、元画像中のXアドレスおよびYアドレスに相当する繰り返し領域中のxアドレスおよびyアドレスがxアドレス発生器24aおよびyアドレス発生器24bによりそれぞれ求められ、閾値マトリクス710における1つの閾値が特定されてSPM23から読み出される。そして、画像メモリ21からの画素の値とSPM23からの閾値とが比較器25により比較され、画素の値が閾値よりも大きい場合にはその画素の位置に描画を行う信号が生成される。
なお、元画像がカラー画像の場合には、画像メモリ21、SPM23および記録機構120のチャンネル切替部120aに色成分指定信号81が入力されるが、この場合の画像記録装置12の動作については後述する。
次に、画像記録システム1が多階調の元画像を表現する網点画像を生成する動作について説明する。画像記録システム1が網点画像を生成する際には、まず、コンピュータ11において網点画像の生成に利用される閾値マトリクス710が生成される。
図4は、CPU101がプログラム92に従って動作することにより、CPU101、ROM102、RAM103、固定ディスク105等が実現する機能構成を示すブロック図であり、図5はコンピュータ11が閾値マトリクス710を生成する処理の流れを示す図である。図4において、閾値マトリクス生成部3(点灯順番設定部31、平網画像生成部32、評価画像生成部33、点灯順番修正部34および閾値決定部35)がCPU101等により実現される機能を示す。なお、閾値マトリクス生成部3の機能は専用の電気的回路により実現されてもよく、部分的に専用の電気的回路が用いられてもよい。
閾値マトリクス710を生成する際には、まず、閾値マトリクス生成部3の点灯順番設定部31において、閾値マトリクス710を記憶するマトリクス領域が設定され、マトリクス領域に網点が形成される領域の単位となる網点セルの中心(網点画像を表現する網点領域のおよそ中心位置に対応し、以下、単に「セル中心」という。)が規則的に配列される。本実施の形態の場合、元画像におけるハイライト側の階調レベル(ここで、階調レベルは、画素の値が一様な元画像を網点化する場合における当該値の大きさに相当する。)の変化に対してドット状の網点領域が変化するハイライト側網点セルと、シャドウ側の階調レベルの変化に対して網目状の網点領域が変化するシャドウ側網点セルとが設けられる予定となっており、図6に示すようにマトリクス領域720には複数のハイライト側セル中心731および複数のシャドウ側セル中心741が行方向および列方向に同じピッチにて規則的に配列される。
続いて、セル中心731,741よりも十分に少ない数の制御点751が所定の手法によりマトリクス領域720にランダムかつおよそ均一に分布して設定される。このとき、マトリクス領域720が図3に示す繰り返し領域71に対応することから、各制御点751も上下左右に繰り返し存在するものとして扱われる。そして、複数のハイライト側セル中心731および複数のシャドウ側セル中心741に含まれる各セル中心に対してマトリクス領域720の繰り返しを考慮して最寄りの制御点751が特定される。図6では、破線にて仕切られた各領域に含まれる各セル中心731,741に対して、同じ領域に含まれる制御点751が最寄りのものとして特定されたことを示しており、各領域はこの領域に含まれる制御点751の縄張りと捉えることもできる。
コンピュータ11では、各セル中心731,741と(マトリクス領域720の繰り返しを考慮した)最寄りの制御点751との間の距離が求められる。そして、所定の演算により、各セル中心731,741に対する回転角度が求められ、各セル中心731,741が最寄りの制御点751を中心に同じ回転方向に回転される。このとき、各セル中心731,741に対する回転角度は、各セル中心731,741と最寄りの制御点751との間の距離が長くなるほど小さくなる。図6中の左上および左下の領域では、制御点751から離れるほど矢印62の長さを短くすることにより、各セル中心731,741に対する回転角度が最寄りの制御点751との間の距離が長いほど小さいことを表現している。また、右上の領域では制御点751から離れるほど回転角度が小さくされることを矢印63により概念的に示している。
続いて、マトリクス領域720において複数のハイライト側セル中心731および複数のシャドウ側セル中心741の分布の均一性が、必要に応じてボロノイ領域分割を利用して高められる。以上の処理により、マトリクス領域720にほぼランダムかつおよそ均一なセル中心731,741の設定が完了する(ステップS11)。およそ均一に分布したセル中心731,741が設定されると、マトリクス領域720に閾値が決定される。閾値の決定の際には、まず、各セル中心731,741を中心として、マトリクス領域720に網点生成の単位となる網点セルの設定が行われる(ステップS12)。図7は各セル中心731,741を中心に多角形の網点セル73,74が設定された様子を例示する図であり、ハイライト側網点セル73はハイライト側セル中心731に対応し、シャドウ側網点セル74はシャドウ側セル中心741に対応する。網点セル73,74はマトリクス領域720内において上下左右のマトリクス領域720の繰り返しを考慮して設定される。
このような網点セルの設定は、例えば、次のようにして行われる。まず、マトリクス領域720内のある位置がいずれのセル中心731,741に属するかを決定するために、各セル中心731,741との間の距離の2乗が評価値として求められる。ただし、一のセル中心731,741(以下、「注目セル中心」という。)に関する評価値の算出に際して、マトリクス領域720の上下左右への繰り返しを考慮した複数の注目セル中心のうち、注目している位置に最も近いものが評価値算出の対象として選択される。そして、評価値が最小となるセル中心731,741にこの位置が属すると決定される。上記演算を全ての位置について行うことにより、マトリクス領域720が各セル中心731,741を中心とする網点セル73,74に分割され、図7に示すようにマトリクス領域720に複数の網点セル73,74が不規則な形状にてランダムに設定される。
網点セル73,74の設定が終了すると、続いて、各網点セル73,74の全ての位置に対して第1段階の評価値が求められる。第1段階の評価値としては、その位置が含まれる網点セル73,74のセル中心731,741からの距離が利用される。そして、網点セル73,74内の全ての位置に第1段階の評価値の小さいものから順に1ずつ増加する整数の番号が割り当てられ、網点セル73,74を構成する位置の総数で番号を除算することにより網点セルの大きさで正規化された第2段階の評価値(0.0〜1.0の値となる。)が改めて割り当てられる。これにより、セル中心731,741に近い位置ほど小さい評価値が割り当てられることとなる。
次に、シャドウ側網点セル74に対して、第2段階の評価値が2から減算した値へと変更される。これにより、シャドウ側網点セル74の位置には2.0〜1.0の値をとる評価値が与えられ、シャドウ側セル中心741に近い位置ほど第2段階の評価値が大きくなる。そして、マトリクス領域720内の全ての位置に対して第2段階の評価値の小さいものから順に1ずつ増加する整数の番号が割り当てられ、これにより、マトリクス領域720の各位置に、元画像の階調レベルの増加に従ってこの位置に対応する網点画像中の画素を網点領域に含める点灯順番が設定される(ステップS13)。点灯順番が設定されたマトリクス領域720において、位置の総数がN個である場合には、0〜(N−1)の範囲の点灯順番が各位置に割り当てられ、マトリクス領域720中においてある方向に一列に並ぶ各位置の点灯順番を例示すると図8中の線61にて示すようになる。
マトリクス領域720中の網点セル73,74を示す図7では元画像の階調レベルの変化に伴って網点セル73,74に形成される網点領域の大きさの変化も例示しており、ハイライト側網点セル73では線73a〜73cにて示すように元画像のハイライト側の階調レベルの増加に伴って中央から周縁部に向かって網点領域(ドット)が成長し、シャドウ側網点セル74では線74a〜74cにて示すようにシャドウ側の階調レベルの増加に伴って周縁部から中央に向かって網点領域が成長する(白いドットが縮退する。)。図7では各位置の第1段階の評価値がセル中心731,741からの距離として求められるため、線73a〜73c,74a〜74cに示す網点領域の境界は円(真円)形となっている。ただし、各網点セル73,74に関していえば、網点領域は対応する網点セル73,74の外側には広がらないため、マトリクス領域720では階調レベルの変化に伴って網点セル73,74の形状に従いつつ網点領域が変化することとなる。
ここで、仮に(閾値マトリクス710の生成途上の)マトリクス領域720に設定された点灯順番を、スクリーニングの階調数(本実施の形態では元画像の階調数に等しい。)に合わせて後述の手法と同様に階調圧縮することにより各位置に閾値を割り当ててマトリクス領域720に対応する閾値マトリクスを生成し、この閾値マトリクスの各位置を画素とし、この位置に割り当てられた閾値をこの画素の値として捉えると、この段階における閾値マトリクスは図9に示す多階調の画像のように表される。この閾値マトリクスを用いて、階調レベル(画素の値)が列方向に一定であり、行方向に例えば0から255まで線形に変化する画像(いわゆる、グラデーション画像)を網点化すると、図10に示す網点画像が取得される。図10の網点画像を階調レベルに従って部分的に参照すると、ハイライト側網点セルにて発生した網点領域のドット(図10において階調レベルが低い範囲における1つの黒い領域)同士の接合がある階調レベルにて局所的に始まり、次第に全体的に広がり、さらにはシャドウ側網点セルに含まれる網点領域を介してドット同士の接合が継続し、別の階調レベルにて完了する(すなわち、全ての白いドットが完全に孤立する)ことが判る。
このように、ステップS13では網点領域のドットの接合が、一の階調レベルから他の階調レベルまでの所定の階調レベルの範囲内(網点面積率が50%となる中央の階調レベルをおよそ中心とする範囲であり、この範囲を、以下、「接合発生範囲」という。)でランダムに生じるようにマトリクス領域720の各位置に点灯順番が設定される。
平網画像生成部32では、マトリクス領域720において点灯順番が(N/2)未満(すなわち、点灯順番全体の中央値未満)の位置を値が「0」の画素とし、(N/2)以上の位置を値が「255」の画素とすることにより、図11に示すように2値の平網画像が生成される(ステップS14)。この処理は、例えば、(if (点灯順番<(N/2)) then 画素の値=0 ;else 画素の値=255)と記述されたプログラムの実行に相当する。なお、図11において黒い領域が値が0の画素に対応し、白い領域が値が255の画素に対応し、ステップS14での平網画像の生成は閾値マトリクスを使用する通常の平網画像の生成とは若干異なる。ここで、中央の点灯順番(N/2)は階調圧縮した場合における中央の階調レベルに相当し、図11の平網画像の網点面積率は50%となるが、平網画像が生成される階調レベルは、接合発生範囲に含まれるのであれば中央の階調レベル以外であってもよい。すなわち、平網画像生成部32では接合発生範囲内の特定の階調レベルにおいてマトリクス領域720に対応する平網画像が生成される。なお、平網画像の各画素の値は、0または255以外に、0または63、あるいは、0または4095等とされてもよい。
平網画像が生成されると、評価画像生成部33では、マトリクス領域720の行方向および列方向のそれぞれの大きさが、ハイライト側の階調レベルに対して生成される網点領域のドットの中心間の平均距離(すなわち、点灯順番設定部31による処理後におけるハイライト側セル中心731間の平均距離)と同じになる移動平均フィルタが準備される。そして、この移動平均フィルタを用いて平網画像に対して平滑化処理が施され、図12に示すように多階調の画像(以下、「評価画像」という。)が生成される(ステップS15)。図12に示す評価画像では、図11の平網画像における網点領域(図11中の黒い領域)の分布と同様の特徴の分布が残存しており、平網画像の網点構造がおよそ維持されつつ、網点領域の分布のムラを示す成分も顕在化されている。
評価画像が生成されると、点灯順番修正部34ではマトリクス領域720の各位置の点灯順番が評価画像の対応する画素の値に基づいて修正される(ステップS16)。具体的には、まず、評価画像の各画素の値(ここでは、0〜255のいずれかの値)が画素数に合わせて0〜(N−1)のいずれかの値に離散的にスケーリングされて伸張され、スケーリング後の値が濃淡評価値とされる。このとき、評価画像における濃淡評価値の平均値は(N/2)となり、図12に示す評価画像中の比較的淡い(マクロ的に見て白い)領域では濃淡評価値が平均値(N/2)より高い画素を多く含み、比較的濃い(マクロ的に見て黒い)領域では濃淡評価値が平均値(N/2)より低い画素を多く含む。続いて、マトリクス領域720中の各位置iにおける点灯順番をAiとし、評価画像の対応する画素の濃淡評価値をBiとし、中央の点灯順番を(N/2)として、数1に示す演算により修正評価値Ciが求められる。なお、数1において(abs(α))はαの絶対値を示し、Diは階調依存係数を示す。
Figure 2006191487
そして、マトリクス領域720の各位置に対して修正評価値の小さいものから順に1ずつ増加する整数の番号である修正後の点灯順番が割り当てられる。このように、点灯順番修正部34では、図12に示す評価画像中の淡い領域に対応するマトリクス領域720の領域では、この領域に含まれるほとんどの位置に対して元の点灯順番よりも小さい修正評価値が取得されて点灯順番が低くなる修正が施され、評価画像中の濃い領域に対応するマトリクス領域720の領域では、この領域に含まれるほとんどの位置に対して元の点灯順番よりも大きい修正評価値が取得されて点灯順番が高くなる修正が施される。
ここで、平網画像内の網点領域の境界近傍の領域(例えば、接合発生範囲内で階調レベルを増加させた際に網点領域に新規に含められる画素の集合であり、以下、「注目領域」という。)に対応するマトリクス領域720中の領域(以下、同様に「注目領域」と呼ぶ。)に注目すると、数1中の階調依存係数Diは点灯順番Aiが点灯順番の中央値(N/2)に近いほど値が大きくなる関数であるため、マトリクス領域720の注目領域に含まれる各位置の点灯順番の修正の程度は強められることとなる。これに対して、マトリクス領域720中の注目領域から離れた位置では階調依存係数Diは小さくなるため、点灯順番の修正の程度は僅かとなる。なお、数1における階調依存係数は点灯順番が中央値に近いほど値が大きくなるのであれば、他の関数とされてもよい(以下同様。)。また、階調依存係数に代えて、例えば網点面積率が30%〜70%となる範囲に相当する点灯順番の範囲にて値が「1」となり、その他の範囲にて値が「0」となる関数が利用されてもよい。
また、ステップS14における処理と同様に、マトリクス領域720において点灯順番が中央値(N/2)未満の位置を値が「0」の画素とし、(N/2)以上の位置を値が「255」の画素とすることにより、仮に点灯順番の修正後のマトリクス領域720に対応する2値の平網画像を生成すると、この平網画像は図13に示すようになる。ただし、図13においても黒い領域の画素の値が0である。さらに、図13の平網画像に対して、ステップS15における処理と同様の平滑化処理を施すと図14に示す多階調の画像が取得される。図12の評価画像(すなわち、修正前の点灯順番に従って生成される特定の階調レベルの平網画像に平滑化処理を施したもの)と図14の多階調の画像とを比較すると、図14の画像では少なくとも注目領域に含まれる画素の値のばらつきが、図12の評価画像よりも小さくなっている。なお、点灯順番が修正された後のマトリクス領域720に対して、平滑化処理の際に利用するフィルタの種類やサイズを必要に応じて変更しつつステップS14〜S16が繰り返され、マトリクス領域720の各位置における点灯順番がより好ましいものに修正されてもよい。
修正後の点灯順番が取得されると、閾値決定部35では、スクリーニングの階調数(本実施の形態では元画像の階調数に等しい。)に合わせて修正後の点灯順番の階調圧縮が行われる。階調圧縮の手法としては、例えばマトリクス領域720の位置の総数がN個であり、元画像の階調数がM(ここでは、256(=8bit))である場合には、各位置に割り当てられた修正後の点灯順番(0〜(N−1))が((M−1)/(N−1))倍されることにより、0〜(M−1)の範囲の閾値が各位置に割り当てられる。このようにして、修正後の点灯順番を反映してマトリクス領域720に最終的な閾値が決定され、マトリクス領域720に対応する閾値マトリクス710(図1参照)が生成される(ステップS17)。
コンピュータ11において閾値マトリクス710が生成されると、既述のように閾値マトリクス710および画像メモリ104に記憶されている元画像のデータが通信部109を介して画像記録装置12に転送され、図2に示すSPM23および画像メモリ21にそれぞれ記憶される。これにより、SPM23内のマトリクス領域720と同じ大きさの記憶領域に、各網点セル73における網点の成長に対応する閾値群が設定されることとなる。そして、画像メモリ21内の元画像の各画素の値とSPM23内の閾値マトリクス710の対応する閾値とが比較器25に入力され、画像記録装置12の信号生成回路123が網点画像の信号を生成し、描画ヘッド122により網点画像が記録される。具体的には、元画像の画素の値が閾値よりも大きい場合に記録機構120により刷版8上のその画素の位置に光が照射され、描画が行われる。
以上、網点画像を生成する動作について説明を行ったが、閾値マトリクス710を生成する際の点灯順番修正部34において、マトリクス領域720中の各位置iにおける点灯順番をAiとし、評価画像の対応する濃淡評価値をBiとし、点灯順番の中央値を(N/2)として、数1に代えて数2または数3に示す演算により修正評価値Ciが求められて、修正後の点灯順番が取得されてもよい。なお、数2および数3において(abs(α))はαの絶対値を示し、Diは階調依存係数であり、Eiは濃淡補正係数である。濃淡補正係数の平均値は1となり、評価画像中の比較的淡い領域(すなわち、値が(N/2)より大きい領域)では対応する濃淡補正係数が1より大きい値となる画素を多く含み、比較的濃い領域では対応する濃淡補正係数が1より小さい値となる画素を多く含むこととなる。これにより、数1の場合と同様に、平滑化された平網画像において、注目領域の濃淡ムラを緩和するように点灯順番が修正されることとなる。
Figure 2006191487
Figure 2006191487
なお、数2および数3における階調依存係数に代えて、例えば網点面積率が40%〜60%となる範囲に相当する点灯順番の範囲にて値が「1」となり、他の範囲にて値が「0」となる関数が利用されてもよい。
以上のように、コンピュータ11ではマトリクス領域720中に設定された仮の点灯順番から特定の階調レベルにおける平網画像が生成され、所定のフィルタを用いて平網画像に平滑化処理が施されることにより多階調の評価画像が生成される。そして、マトリクス領域720の各位置における点灯順番が評価画像の対応する画素の値を用いて所定の演算により修正され、修正後の点灯順番に従って生成される特定の階調レベルの平網画像に平滑化処理を施した場合の画像の注目領域に含まれる画素の値のばらつきが、修正前の点灯順番に従って生成される同じ階調レベルの平網画像に同じ平滑化処理を施した場合の画像の注目領域に含まれる画素の値のばらつきよりも小さくなる。上記平網画像のおけるムラの低減は、閾値マトリクス710を使用して生成される実際の網点画像におけるムラの低減と等価であることから、上記処理により、生成される網点画像においてモアレやトーンジャンプの発生を抑えつつ、中央値近傍の階調レベルにてムラを低減してざらつき感を抑制することが可能な閾値マトリクス710の生成が実現される。
ここで、評価画像において平網画像の網点構造が維持されている場合には、マトリクス領域720中の注目領域から離れた位置に対応する評価画像中の画素の値は、極端に高いまたは低いことも考えられ、このような値に基づいて点灯順番が過度に修正されることは好ましくなく、また、網点画像のざらつき感を抑制するという観点では、マトリクス領域720において少なくとも注目領域に含まれる位置の点灯順番が評価画像の対応する画素の値に基づいて修正されるのみで十分である。これに対し、点灯順番修正部34では階調依存係数Diを用いて注目領域から離れた位置の点灯順番の修正の程度は弱められ、注目領域に含まれる各位置の点灯順番が効率よく修正されるため、マトリクス領域720の各位置の点灯順番を適切に修正することができる。
図5の処理において得られる閾値マトリクス710においても、ハイライト側網点セル73内のほとんどの位置に最大階調レベルの半分以下の値の閾値が与えられ、シャドウ側網点セル74内のほとんどの位置には最大階調レベルの半分以上の値の閾値が与えられるため、元画像の階調レベルが50%を境に、階調レベルの変化に対するハイライト側網点セルの網点領域の変化とシャドウ側網点セルの網点領域の変化とが切り替えられる。これにより、元画像の階調レベルの変化に対する網点の変化特性をハイライト側およびシャドウ側において互いにほぼ対称とすることができ、好ましい網点が形成される。
また、生成された閾値マトリクス710のデータがコンピュータ11の読取/書込装置108により記録媒体91bに書き込まれ、記録媒体91bが他の場所に持ち運ばれて、他の画像記録システムのコンピュータにて読み込まれることにより網点画像が生成されてもよい。さらに、閾値マトリクス710のデータが記録された記録媒体91bが頒布されてもよく、これにより、様々な場所において汎用コンピュータを用いてざらつき感を抑制した網点画像の生成が可能となる。もちろん、閾値マトリクス710のデータはインターネット上の他の記録媒体を介して頒布されてもよい。
ところで、元画像が多階調のカラー画像の場合には、画像メモリ21には元画像が色成分毎に記憶され、SPM23にも閾値マトリクスが色成分毎に記憶される。そして、図2に示すように色成分指定信号81が画像メモリ21、SPM23および記録機構120のチャンネル切替部120aに入力され、色成分指定信号81の切替に応じて各色成分(いわゆる色版)の網点画像が網点記録媒体に記録される。
ここで、閾値マトリクスは色成分毎に異なるものが準備される。例えば、点灯順番設定部31にて最初に規則的に配列されるセル中心731,741の位置をずらしたり、最初に設定される制御点の位置を変更することにより、マトリクス領域720に設定される網点セルの形状が色成分毎に異なったものとされた上で、点灯順番が修正される。閾値マトリクスを色成分毎にランダムに変えることにより、重ねモアレの発生を抑制することができる。
次に、第2の実施の形態として閾値マトリクス生成部3における他の処理例について説明する。本処理例では、図5のステップS15,S16における処理のみが第1の実施の形態と相違する。平網画像生成部32にて、特定の階調レベルにおける平網画像が生成されると(図5:ステップS14)、評価画像生成部33では、平網画像に対して網点構造が除去されるまで平滑化処理が施され、多階調の評価画像が生成される(ステップS15)。
ここでの平滑化処理としては、上述の特許文献3に記載の手法を利用することができる。具体的には、マトリクス領域の行方向および列方向のそれぞれについて、ハイライト側の階調レベルにおいて生成される網点領域のドットの中心間の平均距離の4.25倍のサイズのガウシアンフィルタを用いて平網画像の平滑化処理が行われる。これにより、平網画像から網点構造を除去してドットの分布のムラを示す微小な濃淡差を抽出することができる。
そして、画素数(マトリクス領域の位置の総数)に合わせて0〜255の各値が0〜(N−1)のいずれかの値に離散的にスケーリングされて、スケーリングにより変換された後の評価画像の各画素の値が濃淡評価値とされる。このとき、評価画像において濃淡評価値の平均値は(N/2)となり、評価画像中の比較的淡い領域に含まれる大部分の画素は濃淡評価値が平均値(N/2)より僅かに高く、比較的濃い領域に含まれる大部分の画素は濃淡評価値が平均値(N/2)より僅かに低く、濃淡評価値の最大値と最小値との差は、上述の網点構造がおよそ維持された評価画像における場合よりも小さい。
続いて、点灯順番修正部34では、マトリクス領域中の各位置iにおける点灯順番をAiとし、評価画像の対応する濃淡評価値をBiとして、数4に示す演算により修正評価値Ciが求められ、修正後の点灯順番が取得される(ステップS16)。
Figure 2006191487
数4では、マトリクス領域の各位置iの点灯順番Aiから評価画像中の対応する画素の濃淡評価値Biを減算して修正評価値Ciが求められることにより、点灯順番が容易に修正される。これにより、修正後の点灯順番に従って生成される特定の階調レベルの平網画像に平滑化処理を施した場合の画像に含まれる画素の値のばらつきが、修正前の点灯順番に従って生成される同じ階調レベルの平網画像に同じ平滑化処理を施した場合の画像に含まれる画素の値のばらつきよりも小さくなる。なお、本処理例では、評価画像において平網画像の網点構造が除去されており、マトリクス領域中の注目領域から離れた位置に対応する画素の値が極端に高いまたは低いことがないため、数4では階調依存係数が省略されている。そして、修正後の点灯順番を反映してマトリクス領域に閾値が決定されて閾値マトリクス710が生成される(ステップS17)。
以上のように、第2の実施の形態に係る処理では、平網画像生成部32における平滑化処理により平網画像から網点構造が除去されて、多階調の評価画像が生成される。そして、評価画像において比較的淡い領域に対応するマトリクス領域中の領域では、この領域に含まれる各位置の点灯順番が低くなり、評価画像において比較的濃い領域に対応するマトリクス領域中の領域では、この領域に含まれる各位置の点灯順番が高くなるように、マトリクス領域の各位置における点灯順番が評価画像の対応する画素の値を用いて所定の演算により修正され、閾値マトリクス710が生成される。これにより、生成される網点画像において、(特に中間調における)ざらつき感を抑制することが可能な閾値マトリクス710を生成することができる。なお、本処理例により生成される閾値マトリクスについても、書き込み可能な他の記録媒体91bに記録され、他の画像記録システム等にて網点画像が生成されてもよい。
また、本処理例に係る点灯順番修正部34において、マトリクス領域中の各位置iにおける点灯順番をAiとし、評価画像の対応する濃淡評価値をBiとし、点灯順番の中央値を(N/2)として、数5または数6に示す演算により修正評価値Ciが求められてもよい。なお、数6において、Eiは濃淡補正係数であり、点灯順番Aiを濃淡評価値Biで除算する演算が利用される。
Figure 2006191487
Figure 2006191487
マトリクス領域の各位置の点灯順番を修正する際に、数4ないし数6のいずれかを採用する場合、評価画像の対応する画素の値をスケーリングした後に、点灯順番から濃淡評価値を減算または濃淡評価値で除算する演算が少なくとも行われることにより、修正後の点灯順番に従って生成される特定の階調レベルの平網画像に平滑化処理を施した場合の画像に含まれる画素の値のばらつきが修正前に比べて小さくなるような点灯順番の適切な修正が実現される。ここで、平網画像から網点構造が除去されて評価画像が生成される場合において、マトリクス領域の各位置の点灯順番を適切に修正するという観点では、点灯順番修正部34における処理では、評価画像の画素の値をスケーリングして濃淡評価値を求めることは必ずしも必要ではなく、マトリクス領域の各位置の点灯順番から評価画像の対応する画素の値を減算または除算する演算を実質的に含んでいるのみでよい。数4ないし数6による演算についても、実質的にはマトリクス領域の各位置の点灯順番から評価画像の対応する画素の値を減算または除算する演算を含むものといえる。
また、マトリクス領域中の各位置iにおける点灯順番をAiとし、評価画像の対応する濃淡評価値をBiとし、点灯順番の中央値を(N/2)として、数7に示す乗算を含む演算により修正評価値Ciが求められてもよい。ただし、数7において、Eiは濃淡補正係数である。
Figure 2006191487
平網画像から網点構造が除去される本処理例においても、例えば、上述の数1ないし数3のように階調依存係数を用いた演算により修正評価値が求められてもよく、さらに、上述の場合と同様に、階調依存係数に代えて網点面積率の所定の範囲に相当する点灯順番の範囲にて値が「1」となり、他の範囲にて値が「0」となる関数が利用されてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
上記実施の形態では、点灯順番設定部31において、ハイライト側における階調レベルの増加に伴って網点領域が成長する複数のハイライト側網点セルとシャドウ側における階調レベルの増加に伴って網点領域が成長する複数のシャドウ側網点セルとがマトリクス領域に設定されて各位置の点灯順番が設定されるが、全範囲における階調レベルの増加に伴って網点領域が成長する1種類の複数の網点セルがマトリクス領域に設定され、階調レベルの変化に伴って各網点セルの形状に従いつつ網点領域が変化し、かつ、網点領域のドットの接合が接合発生範囲内でランダムに生じるように各位置の点灯順番が設定されてもよい。なお、閾値マトリクス生成途上において網点セルは明瞭に存在する必要はなく、網点セルを利用しない閾値の設定の結果、網点セルに相当する領域が現れてもよい。また、網点領域のドットの接合が所定の階調レベルの範囲内でランダムに生じるように点灯順番が設定されるのであれば網点セルの設定はなくてもよい。
点灯順番設定部31では上記のものとは異なる他の手法によりマトリクス領域に修正前の点灯順番が設定されてもよい。例えば、マトリクス領域に複数のハイライト側セル中心および複数のシャドウ側セル中心のそれぞれが、列方向のピッチが行方向のピッチより長くなるように規則的に配列され、制御点が設定された後、最寄りの制御点を中心として各セル中心が回転する。そして、網点領域の境界が行方向よりも列方向に長い形状となるようにマトリクス領域の各位置に点灯順番が設定され、さらに、各網点セルにおける点灯順番は網点領域の境界が列方向に長い楕円を維持するように決定される。
また、点灯順番設定部31におけるさらに他の手法としては、まず、マトリクス領域に複数のハイライト側セル中心がランダムに配置され、ボロノイ領域分割を利用してハイライト側セル中心の分布の均一性が高められた後、各ハイライト側セル中心から一定の方向に一定距離だけ離れた位置にシャドウ側セル中心が配置される。その後、図7の場合と同様に網点セルの設定および点灯順番の設定が行われる。
上記第1の実施の形態では、移動平均フィルタを用いて平網画像の平滑化処理が行われ、上記第2の実施の形態では、ガウシアンフィルタを用いて平網画像の平滑化処理が行われるが、もちろん、大きなサイズの移動平均フィルタを用いて平網画像から網点構造が除去されてもよく、小さなガウシアンフィルタを用いて平滑化処理後の画像において網点構造が維持されていてもよい。また、上記実施の形態において平滑化処理にて利用されるフィルタのサイズは、フィルタの種類に関わらず様々なものを利用することができるが、コンピュータ11における演算量を考慮すれば、マトリクス領域の行方向および列方向のそれぞれについてハイライト側の階調レベルに対して生成される網点領域のドットの中心間の平均距離の4.25倍以下が好ましく、演算量を低減する場合でもある程度の好ましい平滑化を実現するという観点からは網点領域のドットの中心間の平均距離の1倍以上が好ましい。
さらに、評価画像生成部33において平滑化処理を施す前に、製版時における描画ヘッド122からの複数の光ビームの強度分布を示すフィルタや、画像記録装置12がインクジェット式の印刷装置である場合における網点記録媒体上でのインクの広がりを示すフィルタ等を平網画像に作用させることにより、これらの影響を考慮した閾値マトリクスが生成されてもよい。
なお、画像記録装置12において1つの画素が描画され、この画素の周囲の画素には描画が行われない場合の記録安定性が低い場合は、最小のドットサイズ(いわゆる最小クラスタサイズ)が、2×2画素(1×2画素であってもよい。)となるように閾値マトリクス710においてハイライト側セル中心731近傍の複数の閾値が等しい値へと修正されることが好ましい。
画像記録システムの構成を示す図である。 信号生成回路および記録機構を示すブロック図である。 繰り返し領域および閾値マトリクスを示す図である。 コンピュータが実現する機能構成を示すブロック図である。 閾値マトリクスを生成する処理の流れを示す図である。 マトリクス領域に配列されたセル中心に制御点を重ねて示す図である。 網点セルが設定された様子を示す図である。 マトリクス領域中に並ぶ各位置の点灯順番を示す図である。 多階調の画像を示す図である。 グラデーション画像を網点化した網点画像を示す図である。 平網画像を示す図である。 評価画像を示す図である。 平網画像を示す図である。 多階調の画像を示す図である。
符号の説明
11 コンピュータ
31 点灯順番設定部
32 平網画像生成部
33 評価画像生成部
34 点灯順番修正部
35 閾値決定部
70 元画像
73 ハイライト側網点セル
74 シャドウ側網点セル
91b 記録媒体
710 閾値マトリクス
720 マトリクス領域
S11〜S17 ステップ

Claims (11)

  1. 多階調の元画像を表現する網点画像を生成する際に前記元画像と比較される閾値マトリクスを生成する閾値マトリクス生成方法であって、
    網点領域のドットの接合が所定の階調レベルの範囲内でランダムに生じるように、閾値マトリクスが生成されるマトリクス領域内の各位置に、階調レベルの増加に従って前記各位置に対応する画素を網点領域に含める点灯順番を設定する点灯順番設定工程と、
    前記所定の階調レベルの範囲内の特定の階調レベルにおいて前記マトリクス領域に対応する平網画像を生成する平網画像生成工程と、
    前記平網画像に対して平滑化処理を施すことにより、多階調の評価画像を生成する評価画像生成工程と、
    前記平網画像内の網点領域の境界近傍の領域を注目領域として、前記マトリクス領域において少なくとも前記注目領域に含まれる各位置の点灯順番を前記評価画像の対応する画素の値に基づいて修正する点灯順番修正工程と、
    修正後の点灯順番を反映して前記マトリクス領域に閾値を決定する閾値決定工程と、
    を備え、
    前記点灯順番修正工程による修正後の点灯順番に従って生成される前記特定の階調レベルの平網画像に前記平滑化処理を施した場合の前記注目領域に含まれる画素の値のばらつきが、修正前の点灯順番に従って生成される前記特定の階調レベルの平網画像に前記平滑化処理を施した場合の前記注目領域に含まれる画素の値のばらつきよりも小さいことを特徴とする閾値マトリクス生成方法。
  2. 請求項1に記載の閾値マトリクス生成方法であって、
    前記点灯順番設定工程において、前記マトリクス領域に複数の網点セルを設定し、階調レベルの変化に伴って前記複数の網点セルの形状に従いつつ網点領域が変化するように前記マトリクス領域内の各位置に点灯順番が設定されることを特徴とする閾値マトリクス生成方法。
  3. 請求項2に記載の閾値マトリクス生成方法であって、
    前記点灯順番設定工程において、前記マトリクス領域に前記複数の網点セルが不規則な形状にてランダムに設定されることを特徴とする閾値マトリクス生成方法。
  4. 請求項2または3に記載の閾値マトリクス生成方法であって、
    前記複数の網点セルに、ハイライト側における階調レベルの増加に伴って中央から周縁部に向かって網点領域が成長する複数のハイライト側網点セルと、シャドウ側における階調レベルの増加に伴って周縁部から中央に向かって網点領域が成長する複数のシャドウ側網点セルとが含まれることを特徴とする閾値マトリクス生成方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法であって、
    前記評価画像生成工程における前記平滑化処理により、前記平網画像から網点構造が除去され、
    前記点灯順番修正工程が、前記マトリクス領域の少なくとも前記注目領域に含まれる各位置の点灯順番から前記評価画像の対応する画素の値を減算または除算する演算を含むことを特徴とする閾値マトリクス生成方法。
  6. 請求項1ないし4のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法であって、
    前記点灯順番修正工程において、点灯順番が中央に近いほど値が大きくなる関数を用いることにより、前記注目領域に含まれる各位置の点灯順番の修正の程度が強められることを特徴とする閾値マトリクス生成方法。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法であって、
    前記平滑化処理にて利用されるフィルタのサイズが、前記マトリクス領域の行方向および列方向のそれぞれについて、ハイライト側の階調レベルに対して生成される網点領域のドットの中心間の平均距離の1倍以上4.25倍以下とされることを特徴とする閾値マトリクス生成方法。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法であって、
    前記平滑化処理にて利用されるフィルタが、移動平均フィルタであることを特徴とする閾値マトリクス生成方法。
  9. 請求項1ないし7のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法であって、
    前記平滑化処理にて利用されるフィルタが、ガウシアンフィルタであることを特徴とする閾値マトリクス生成方法。
  10. 多階調の元画像を表現する網点画像を生成する際に前記元画像と比較される閾値マトリクスを生成する閾値マトリクス生成装置であって、
    網点領域のドットの接合が所定の階調レベルの範囲内でランダムに生じるように、閾値マトリクスが生成されるマトリクス領域内の各位置に、階調レベルの増加に従って前記各位置に対応する画素を網点領域に含める点灯順番を設定する点灯順番設定部と、
    前記所定の階調レベルの範囲内の特定の階調レベルにおいて前記マトリクス領域に対応する平網画像を生成する平網画像生成部と、
    前記平網画像に対して平滑化処理を施すことにより、多階調の評価画像を生成する評価画像生成部と、
    前記平網画像内の網点領域の境界近傍の領域を注目領域として、前記マトリクス領域において少なくとも前記注目領域に含まれる各位置の点灯順番を前記評価画像の対応する画素の値に基づいて修正する点灯順番修正部と、
    修正後の点灯順番を反映して前記マトリクス領域に閾値を決定する閾値決定部と、
    を備え、
    前記点灯順番修正部による修正後の点灯順番に従って生成される前記特定の階調レベルの平網画像に前記平滑化処理を施した場合の前記注目領域に含まれる画素の値のばらつきが、修正前の点灯順番に従って生成される前記特定の階調レベルの平網画像に前記平滑化処理を施した場合の前記注目領域に含まれる画素の値のばらつきよりも小さいことを特徴とする閾値マトリクス生成装置。
  11. 請求項1ないし9のいずれかに記載の閾値マトリクス生成方法にて生成された閾値マトリクスのデータを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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