JP2012070243A - 多層アンテナの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れたアンテナ特性が得られるとともに、デラミネーションの発生が抑制される多層アンテナ、を提供する。
【解決手段】多層アンテナの製造方法は、表面31aと、その裏側に配置される裏面31bとを有し、熱可塑性樹脂から形成された樹脂シート31pおよび樹脂シート31qに、表面31a上で線状に延びるコイル電極21pおよびコイル電極21qをそれぞれ形成する工程と、熱可塑性樹脂から形成された緩衝シート41に、コイル電極21qに対応する位置で延びるスリット46を形成する工程と、表面31aと裏面31bとが対向するように樹脂シート31pおよび樹脂シート31qを積層するとともに、その積層方向においてコイル電極21qとスリット46とが重なるように樹脂シート31pおよび樹脂シート31q間に緩衝シート41を介挿する工程と、樹脂シート31pおよび樹脂シート31qを加熱しつつ、その積層方向に加圧する工程とを備える。
【選択図】図5

Description

この発明は、一般的には、多層アンテナの製造方法に関し、より特定的には、コイル電極が絶縁層を介して複数層に積み重ねられてなる多層アンテナの製造方法に関する。
たとえば、特開2001−196228号公報には、内部電極積層数を増加させた場合であっても、デラミネーションの発生が抑制される積層セラミック電子部品の製造方法が開示されている(特許文献1)。特許文献1に開示された積層セラミック電子部品の製造方法は、内部電極ペースト層と、内部電極ペースト層と隙間を設けて形成されたセラミックペースト層とを有するグリーンシートをキャリアフィルム上に形成する工程と、グリーンシートとキャリアフィルムとの積層体を圧着し、キャリアフィルムを剥離する工程を繰り返すことによりセラミック積層体を得る工程とを備える。
また、特開2008−166385号公報には、内部導体の厚みを大きくした場合に、素子に生じるクラックを低減することを目的とした積層インダクタの製造方法が開示されている(特許文献2)。特許文献2に開示された積層インダクタの製造方法は、磁性体からなる主グリーンシート上にU字状の内部導体パターンを形成する工程と、磁性体からなる補助グリーンシートに、内部導体パターンを貫通させるためのU字状の孔部を形成する工程と、主グリーンシートと補助グリーンシートとを交互に重ねることによりグリーン積層体を作製する工程とを備える。
また、WO2008/007606号公報には、電磁波を効率的に送受信することにより大きな利得を得ることを目的としたアンテナおよび無線ICデバイスが開示されている(特許文献3)。特許文献3に記載された給電回路基板においては、PETフィルムなどのフレキシブルな誘電体基板上に、インダクタンス素子を構成する螺旋形状の導体パターンと、キャパシタンス素子を構成するキャパシタ電極とが形成されている。
特開2001−196228号公報 特開2008−166385号公報 WO2008/007606号公報
携帯電話機などに内蔵されるチップ状のアンテナとして、コイル電極が絶縁層を介して複数層に積み重ねられた多層アンテナが利用されている。多層アンテナの製造方法としては、たとえば、表面上にコイル電極が形成された熱可塑性の樹脂シートを複数層に積層し、積層された樹脂シートを熱圧着することによってこれらを一体化する方法が考えられる。
しかしながら、このような方法では、樹脂シート間のコイル電極が存在する位置と存在しない位置との間に段差が生じるため、熱圧着時に軟化した樹脂がコイル電極が存在する位置から存在しない位置に向けて大きく流動することになる。その結果、積層方向に対向するコイル電極間で位置ずれが起こり、期待するアンテナ特性が得られないという懸念が生じる。また、樹脂シートの厚みが十分でない場合、積層方向に隣り合う樹脂シート同士が局所的に密着せず、熱圧着された樹脂シートが剥がれる現象(デラミネーション)が生じるおそれがある。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、優れたアンテナ特性が得られるとともに、デラミネーションの発生が抑制される多層アンテナを提供することである。
この発明に従った多層アンテナは、表面と、その裏側に配置される裏面とを有し、熱可塑性樹脂から形成された第1樹脂シートおよび第2樹脂シートに、表面上で線状に延びる導体パターンを形成する工程と、熱可塑性樹脂から形成された緩衝シートに、導体パターンに対応する位置で延びるスリットを形成する工程と、表面と裏面とが対向するように第1樹脂シートおよび第2樹脂シートを積層するとともに、その積層方向において導体パターンとスリットとが重なるように第1樹脂シートおよび第2樹脂シート間に緩衝シートを介挿する工程と、第1樹脂シートおよび第2樹脂シートを加熱しつつ、その積層方向に加圧する工程とを備える。
このように構成された多層アンテナの製造方法によれば、第1樹脂シートおよび第2樹脂シートを加熱しつつ加圧する工程時、第1樹脂シートと第2樹脂シートとの間の導体パターンが存在しない位置に緩衝シートが配置されるため、導体パターンが存在する位置と存在しない位置との間の段差が緩衝シートによって吸収される。これにより、第1樹脂シートおよび第2樹脂シート間における導体パターンの位置ずれを防ぎ、優れたアンテナ特性を実現することができる。また、第1樹脂シートと第2樹脂シートとが緩衝シートを介して一体化されるため、デラミネーションの発生を防ぐことができる。
また好ましくは、スリットの開口面積は、第1樹脂シートおよび第2樹脂シートの積層方向に直交する平面により切断された場合の導体パターンの断面積よりも小さい。
このように構成された多層アンテナの製造方法によれば、第1樹脂シートおよび第2樹脂シートを加熱しつつ加圧する工程時、導体パターンとスリット内壁との間に隙間が生じることを抑制する。これにより、第1樹脂シートおよび第2樹脂シート間における導体パターンの位置ずれや、デラミネーションの発生をより確実に防ぐことができる。
また好ましくは、スリットの幅は、導体パターンの幅よりも小さい。このように構成された多層アンテナの製造方法によれば、第1樹脂シートおよび第2樹脂シートを加熱しつつ加圧する工程時、導体パターンとスリット内壁との間に隙間が生じることを抑制する。これにより、第1樹脂シートおよび第2樹脂シート間における導体パターンの位置ずれや、デラミネーションの発生をより確実に防ぐことができる。
また好ましくは、緩衝シートには、スリットを横切るように延びる桟部が設けられる。このように構成された多層アンテナの製造方法によれば、緩衝シートの剛性を高めることにより、多層アンテナの製造工程時に緩衝シートの扱いを容易にできる。
また好ましくは、緩衝シートの厚みは、表面を基準とした導体パターンの厚み以上である。このように構成された多層アンテナの製造方法によれば、第1樹脂シートおよび第2樹脂シートを加熱しつつ加圧する工程時、緩衝シートと、樹脂シートとの間に隙間が生じることを抑制する。これにより、第1樹脂シートおよび第2樹脂シート間における導体パターンの位置ずれや、デラミネーションの発生をより確実に防ぐことができる。
また好ましくは、緩衝シートの表面には、スリットが形成された領域の外周上で延びる金属製パターンが形成される。このように構成された多層アンテナの製造方法によれば、緩衝シートの剛性を高めることにより、多層アンテナの製造工程時に緩衝シートの扱いを容易にできる。
さらに好ましくは、多層アンテナの製造方法は、第1樹脂シートおよび第2樹脂シートを加熱しつつ加圧する工程の後に、スリットが形成された領域から金属製パターンが形成された領域を取り除く工程をさらに備える。このように構成された多層アンテナの製造方法によれば、金属製パターンに起因して多層アンテナのアンテナ特性が低下することを防止できる。
また好ましくは、多層アンテナの製造方法は、裏面から導体パターンに達する孔を第1樹脂シートに形成し、孔に導電体を充填する工程をさらに備える。第1樹脂シートおよび第2樹脂シートを加熱しつつ加圧する工程は、第1樹脂シートに充填された導電体と、第2樹脂シートに形成された導体パターンとを接触させる工程を含む。
このように構成された多層アンテナの製造方法によれば、第1樹脂シートに形成された導体パターンと第2樹脂シートに形成された導体パターンとを、孔に充填された導電体を通じて電気的に接続することができる。
また好ましくは、導体パターンを形成する工程は、第1樹脂シートおよび第2樹脂シートに、表面上で螺旋状に延びる導体パターンを形成する工程を含む。このように構成された多層アンテナによれば、導体パターンの全長を十分に確保することにより、多層アンテナのアンテナ特性を向上させることができる。
以上に説明したように、この発明に従えば、優れたアンテナ特性が得られるとともに、デラミネーションの発生が抑制される多層アンテナを提供することができる。
多層アンテナの外観を示す斜視図である。 図1中の多層アンテナにおいて、コイル電極の接続構造を模式的に表わす斜視図である。 図1中の多層アンテナを製造する方法の第1の工程を示す斜視図である。 図1中の多層アンテナを製造する方法の第2の工程を示す斜視図である。 図1中の多層アンテナを製造する方法の第3の工程を示す断面図である。 図1中の多層アンテナを製造する方法の第4の工程を示す断面図である。 比較のための多層アンテナの製造方法の工程を示す断面図である。 多層アンテナの各種製造条件と、デラミネーションおよびコイル電極の層間位置ずれの発生との関係を示した表である。 図4中に示す緩衝シートの第1変形例を示す斜視図である。 図4中に示す緩衝シートの第2変形例を示す斜視図である。 図10中に示す緩衝シートを用いた場合の多層アンテナの製造方法の工程を示す断面図である。 図3中に示す樹脂シートの変形例を示す斜視図である。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(実施の形態1)
図1は、多層アンテナの外観を示す斜視図である。図1を参照して、多層アンテナ10は、その主要な構成として、複数のコイル電極21と、樹脂部12と、外部パッド部14および外部パッド部16とを有する。
多層アンテナ10は、樹脂部12が外観をなすチップ状のアンテナである。樹脂部12は、略直方体形状を有する。樹脂部12は、絶縁性の樹脂から形成されている。樹脂部12は、熱可塑性樹脂から形成されている。樹脂部12は、たとえば、ポリイミド、LCP(液晶ポリマ)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)から形成されている。
外部パッド部14および外部パッド部16は、樹脂部12の外表面に露出するように設けられている。外部パッド部14および外部パッド部16は、樹脂部12の外表面上で互いに離れて設けられている。本実施の形態では、外部パッド部14と外部パッド部16とが、樹脂部12の同一の側面に設けられている。外部パッド部14および外部パッド部16は、導電性材料から形成されている。
図2は、図1中の多層アンテナにおいて、コイル電極の接続構造を模式的に表わす斜視図である。図1および図2を参照して、複数のコイル電極21が樹脂部12に埋設されている。複数のコイル電極21は、樹脂部12の内部で互いに間隔を設けて一方向に積層されている。図2中に示す例では、コイル電極21p,21q,21r,21sの4つのコイル電極21が積層されている。互いに隣り合うコイル電極21の間には、樹脂部12からなる樹脂層が介挿されている。
各コイル電極21は、一方端22および他方端23を有する。コイル電極21は、一方端22と他方端23との間で線状に延びている。コイル電極21は、その積層方向に直交する平面内で延びている。コイル電極21は、環状に延びている。コイル電極21は、樹脂部12の側面に沿って矩形形状に延びている。
本実施の形態では、コイル電極21が、複数回に渡って旋回するように螺旋状に延びている。コイル電極21は、内周側に配置される一方端22と、外周側に配置される他方端23との間で螺旋状に延びている。互いに隣り合うコイル電極21は(たとえば、コイル電極21qとコイル電極21rとは)、その積層方向において互いに対向するように配置されている。すなわち、複数のコイル電極21は、その積層方向から見た場合に、一方端22と他方端23との間で互いに重なる部分が生じるように配置されている。
コイル電極21は、導電性材料から形成されている。コイル電極21は、銅、アルミニウム、ステンレス、ニッケルまたは金などの金属や、これらの金属を含む合金などから形成されている。
多層アンテナ10は、層間接続部26およびパッド接続部27をさらに有する。層間接続部26およびパッド接続部27は、導電性材料から形成されている。層間接続部26およびパッド接続部27は、樹脂部12に埋設されている。層間接続部26およびパッド接続部27は、樹脂部12の内部で、複数のコイル電極21の積層方向に延びている。
層間接続部26は、互いに隣り合うコイル電極21間を接続するように設けられている。図2中に示す例では、コイル電極21pの他方端23と、コイル電極21qの他方端23とが層間接続部26によって接続され、コイル電極21qの一方端22と、コイル電極21rの一方端22とが層間接続部26によって接続され、コイル電極21rの他方端23と、コイル電極21sの他方端23とが層間接続部26によって接続されている。パッド接続部27は、コイル電極21と、外部パッド部14および外部パッド部16との間を接続するように設けられている。図2中に示す例では、外部パッド部14とコイル電極21pの一方端22とがパッド接続部27によって接続され、外部パッド部16とコイル電極21sの一方端22とがパッド接続部27によって接続されている。
このような構成により、複数のコイル電極21が、各コイル電極21での電流の旋回方向が互いに同一となるように互いに接続されるとともに、その両端が外部パッド部14および外部パッド部16にそれぞれ接続されている。本実施の形態では、複数のコイル電極21が多層に積層されており、さらに各コイル電極21が螺旋状に巻き回されている。このような構成により、コイル電極21の全長を大きく設定して、多層アンテナ10のアンテナ特性を向上させることができる。
図3から図6は、図1中の多層アンテナを製造する方法の工程を示す図であり、図3および図4は斜視図であり、図5および図6は断面図である。続いて、図1中の多層アンテナの製造方法について説明する。
なお、以下においては、説明を簡単にするために2層構造のコイル電極を有する多層アンテナを製造する方法について説明する。図5および図6中には、樹脂シート31および緩衝シート41の断面が簡略的に描かれている。
図3を参照して、表面31aと、その裏側に配置される裏面31bとを有する樹脂シート31pおよび樹脂シート31qを準備する。樹脂シート31pおよび樹脂シート31qの表面31aに、それぞれ螺旋状のコイル電極21pおよびコイル電極21qを形成する。
本実施の形態では、片面に導体箔が形成された短冊状の熱可塑性樹脂フィルムを準備する。導体箔の一例としては、18μmの厚みを有する銅箔である。導体箔は、後に続く工程で回路形成が可能なように、3μm以上40μm以下の厚みを有することが好ましい。次に、フォトリソグラフィ加工などの回路形成方法を用いて、導体箔をパターニングする。以上の工程により、表面31aにコイル電極21pおよびコイル電極21qが形成された樹脂シート31pおよび樹脂シート31qを得る。
樹脂シート31pに、裏面31b側からコイル電極21pに達する孔としてのビアホール36(図5を参照のこと)を形成する。この際、炭酸ガスレーザなどを用いたレーザ加工により、図2中の層間接続部26に対応する各位置にビアホール36を形成する。樹脂シート31pに対する穿孔後、樹脂残渣であるスミアを除去する。次に、スクリーン印刷法などを用いて、ビアホール36に導電体としての導電性ペーストを充填することにより、層間接続部26(図5を参照のこと)を形成する。この際、導電性ペーストに、接着温度においてコイル電極21を形成する導体金属と合金層を形成するような金属粉を適量加えてもよい。同様の工程により、図2中のパッド接続部27を樹脂シート31の所定の位置に形成する。
図4を参照して、表面41aと、その裏側に配置される裏面41bとを有する緩衝シート41を準備する。レーザ加工により、緩衝シート41に表面41aから裏面41bにまで達するスリット46を形成する。スリット46は、一方端47および他方端48を有する。スリット46は、一方端47と他方端48との間で線状に延びている。スリット46は、緩衝シート41と樹脂シート31とを積層した場合にコイル電極21に対応する位置で延びている。すなわち、本実施の形態においては、スリット46が螺旋状に延びている。
穿孔工程および導電性ペーストの充填工程を実施することにより、図2中のパッド接続部27を樹脂シート31の所定の位置に形成する。
図5を参照して、次に、緩衝シート41を介挿した状態で樹脂シート31pおよび樹脂シート31qを積層する。この際、樹脂シート31pの裏面31bと樹脂シート31qの表面31aとが向かい合わせとなり、さらにコイル電極21pとコイル電極21qとが積層方向から見て重なるように、樹脂シート31pおよび樹脂シート31qを積層する。また、樹脂シート31pおよび樹脂シート31qの積層方向において、コイル電極21qとスリット46とが重なり合うように緩衝シート41を位置決めする。
図6を参照して、樹脂シート31pおよび樹脂シート31qを加熱しつつ、その積層方向に加圧する。より具体的には、樹脂シート31pおよび樹脂シート31qの両側に、ヒータを内蔵したプレス板を配置する。プレス板間の距離を近接させることにより、樹脂シート31p、緩衝シート41および樹脂シート31qを熱圧着によって一体化する。この際、樹脂シート31pに形成された層間接続部26と、樹脂シート31qの表面31aに形成されたコイル電極21qとが接触することによって、コイル電極21pとコイル電極21qとが層間接続部26を介して接続される。
以上の工程により、複数層のコイル電極21が樹脂部12に埋設された多層アンテナ10が完成する。
図7は、比較のための多層アンテナの製造方法の工程を示す断面図である。図7を参照して、本比較例では、図5中の緩衝シート41を用いることなく、樹脂シート31pと樹脂シート31qとを直接重ね合わせて熱圧着を実施する。
この場合、コイル電極21が存在する位置と存在しない位置との間に段差が生じるため、熱圧着時に、樹脂シート31pを形成する樹脂がコイル電極21が存在する位置から存在しない位置に向けて大きく流動する。このような樹脂流動に伴って、コイル電極21の位置が積層方向に直交する平面内で変化するため、樹脂シート31p上のコイル電極21と樹脂シート31q上のコイル電極21との間で位置ずれが生じる。また、樹脂シート31q上のコイル電極21を樹脂シート31pを形成する樹脂によって覆うため、樹脂シート31の厚みが十分でない場合には、樹脂シート31pと樹脂シート31qとが局所的に密着しないという問題も生じる。
図5および図6を参照して、これに対して、本実施の形態における多層アンテナの製造方法によれば、樹脂シート31pと樹脂シート31qとの間のコイル電極21が存在しない位置に緩衝シート41が配置されるため、緩衝シート41が段差吸収層として機能する。これにより、熱圧着時における樹脂の流動を抑制し、樹脂シート31p上のコイル電極21と樹脂シート31q上のコイル電極21とを精度よく対向配置させることができる。また、樹脂シート31pと樹脂シート31qとが緩衝シート41を介して一体化されるため、樹脂シート31p、緩衝シート41および樹脂シート31qを十分に密着させた状態で熱圧着することができる。これにより、樹脂シート31p、緩衝シート41および樹脂シート31qの境界で樹脂部12が剥がれる現象(デラミネーション)の発生を防止できる。
また、図7中に示す比較例では、樹脂シート31q上のコイル電極21を樹脂シート31pを形成する樹脂によって覆うため、樹脂シート31の厚みH4をコイル電極21の厚みH2に対して十分に大きく設定する必要がある(H4>>H2)。一方、本実施の形態では、樹脂シート31の厚みH1を小さく設定することができるため、多層アンテナ10の低背化が可能である。
多層アンテナ10のアンテナ特性を考えた場合、コイル電極21間の樹脂層の厚みは小さく、コイル電極21の厚みは大きい方が好ましい。図7中に示す比較例では、厚みが大きいコイル電極21を薄膜の樹脂シート31により覆うことはできないため、アンテナ特性向上のための上記条件の実現は不可能である。一方、本実施の形態では、緩衝シート41の配置によって比較例のような制約が生じないため、コイル電極21間の樹脂層の厚みを小さく、コイル電極21の厚みを大きくした多層アンテナ10の製造が可能となる。
また、段差吸収層として機能させる緩衝シート41は、樹脂製のシートから形成されるため、ペースト状の組成物を用いる場合と比較して、緩衝シート41の厚みがばらつくことを抑制できる。これにより、得られる多層アンテナ10のアンテナ特性を安定させることができる。
図3から図6を参照して、スリット46は、表面41aおよび裏面41bにおいて開口面積S1を有する。コイル電極21は、樹脂シート31の積層方向に直交する平面により切断された場合に、断面積S2を有する。この場合に、スリット46およびコイル電極21は、S1<S2の関係を満たすように形成されることが好ましい。スリット46は、一方端47と他方端48との間で延びる方向に直交する方向において開口幅B1を有する。コイル電極21は、一方端22と他方端23との間の延びる方向に直交する方向において線幅B2を有する。この場合に、スリット46およびコイル電極21は、B1<B2の関係を満たすように形成されることが好ましい。
このような構成によれば、熱圧着時にコイル電極21とスリット46の内壁との間に隙間が生じることを防止できる。これにより、コイル電極21の位置ずれやデラミネーションの発生をより確実に防ぐことができる。また、スリット46による緩衝シート41の開口面積を小さく抑えることにより、製造工程時における緩衝シート41の剛性を確保することができる。
また、緩衝シート41は、厚みH3を有し、コイル電極21は、表面31aを基準に厚みH2を有する。この場合に、緩衝シート41およびコイル電極21は、H3≧H2の関係を満たすように形成されることが好ましい。このような構成によれば、熱圧着時に緩衝シート41と樹脂シート31との間に隙間が生じることを防止できる。これにより、コイル電極21の位置ずれやデラミネーションの発生をより確実に防ぐことができる。
以上に説明した、この発明の実施の形態1における多層アンテナの製造方法の工程についてまとめて説明すると、本実施の形態における多層アンテナの製造方法は、表面31aと、その裏側に配置される裏面31bとを有し、熱可塑性樹脂から形成された第1樹脂シートとしての樹脂シート31pおよび第2樹脂シートとしての樹脂シート31qに、表面31a上で線状に延びる導体パターンとしてのコイル電極21pおよびコイル電極21qをそれぞれ形成する工程と、熱可塑性樹脂から形成された緩衝シート41に、コイル電極21qに対応する位置で延びるスリット46を形成する工程と、表面31aと裏面31bとが対向するように樹脂シート31pおよび樹脂シート31qを積層するとともに、その積層方向においてコイル電極21qとスリット46とが重なるように樹脂シート31pおよび樹脂シート31q間に緩衝シート41を介挿する工程と、樹脂シート31pおよび樹脂シート31qを加熱しつつ、その積層方向に加圧する工程とを備える。
このように構成された、この発明の実施の形態1における多層アンテナ10の製造方法によれば、樹脂シート31pと樹脂シート31qとの間に段差吸収層として機能する緩衝シート41を配置することによって、アンテナ特性を向上させるとともに、デラミネーションの発生を抑制することができる。
続いて、本実施の形態における多層アンテナの製造方法によって奏される作用、効果を確認するために行なった実施例について説明する。
図8は、多層アンテナの各種製造条件と、デラミネーションおよびコイル電極の層間位置ずれの発生との関係を示した表である。図8を参照して、本実施例では、絶縁シート31の厚みH1、コイル電極21の厚みH2、緩衝シート41の厚みH3、コイル電極21の断面積に対するスリット46の開口面積の比S1/S2、コイル電極21の積層数をそれぞれ変化させて、デラミネーションおよびコイル電極21の層間位置ずれの発生を確認した。コイル電極21の層間位置ずれの発生に関して、位置ずれが50μm未満であれば「○」と表示し、50μm以上100μm未満であれば「△」と表示し、100μmを超えれば「×」と表示した。
また、比較のため、緩衝シート41を用いなかった場合についても評価を実施した。図中の試料1、試料2、試料16および試料17が比較例に対応する。
図8中に示す結果から明らかなように、緩衝シート41を用いなかった試料2では、デラミネーションおよびコイル電極21の層間位置ずれの発生が確認された。一方、試料1では、緩衝シート41を用いなかったものの、絶縁シート31の厚みを十分に大きく設定したため、デラミネーションおよびコイル電極21の層間位置ずれの発生が確認されなかった。試料16および試料17においても、同様の傾向が確認された。
また、試料5は、絶縁シート31の厚み、コイル電極21の厚み、コイル電極21の積層数の条件が試料2と同一であるにもかかわらず、緩衝シート41を用いることによって、デラミネーションおよびコイル電極21の層間位置ずれが発生しなかった。試料8と試料9とを比較すると、絶縁シート31の厚み、コイル電極21の厚み、コイル電極21の断面積に対するスリット46の開口面積の比、コイル電極21の積層数の条件が同一である。コイル電極21の厚みよりも緩衝シート41の厚みが小さい試料8では、デラミネーションおよびコイル電極21の層間位置ずれの発生が確認されたが、H3≧H2の関係を満たす試料9では、デラミネーションおよびコイル電極21の層間位置ずれが発生しなかった。
(実施の形態2)
本実施の形態では、実施の形態1における多層アンテナの製造方法の各種変形例について説明する。
図9は、図4中に示す緩衝シートの第1変形例を示す斜視図である。図9を参照して、本変形例では、実施の形態1で説明した図4中に示す工程において、緩衝シート41に、スリット46を横切るように延びる桟部49を設ける。桟部49は、緩衝シート41を形成する樹脂により形成されている。桟部49は、スリット46を一方端47と他方端48との間で複数の部分に分割するように形成されている。桟部49は、一方端47と他方端48との間の複数個所に設けられている。桟部49は、矩形形状の辺に沿って延びるスリット46の角部に設けられている。桟部49は、スリット46の角部に限られず、一方端47と他方端48との間の適当な位置に設けられてもよい。
緩衝シート41としては薄膜の樹脂フィルムが用いられるため、緩衝シート41にスリット46を形成すると、多層アンテナの製造工程時に緩衝シート41の取り扱いが困難となる。本変形例では、緩衝シート41に桟部49を設けることによって、緩衝シート41の剛性を高めることができる。
図10は、図4中に示す緩衝シートの第2変形例を示す斜視図である。図10を参照して、本変形例では、実施の形態1で説明した図4中に示す工程において、緩衝シート41の表面41aに、金属製パターンとしてのダミーパターン51を形成する。ダミーパターン51は、金属から形成されている。ダミーパターン51は、導電性材料から形成されている。ダミーパターン51は、スリット46が形成された領域の外周上で延びている。ダミーパターン51は、スリット46が形成された領域の外周上で線状に延びている。ダミーパターン51は、スリット46が形成された領域を取り囲む枠形状に形成されている。
このような構成によれば、緩衝シート41の表面41aにダミーパターン51を形成することによって、多層アンテナの製造工程時の緩衝シート41の剛性を高めることができる。
図11は、図10中に示す緩衝シートを用いた場合の多層アンテナの製造方法の工程を示す断面図である。図11を参照して、ダミーパターン51を形成した緩衝シート41を用いた場合、熱圧着の工程の後に、スリット46が形成された領域52からダミーパターン51が形成された領域53を取り除く工程をさらに実施する。
このような構成によれば、ダミーパターン51を緩衝シート41の剛性を高める補強材として寄与させるとともに、金属製のダミーパターン51が多層アンテナのアンテナ特性を低下させることを回避できる。
なお、本変形例では、熱圧着後にダミーパターン51を取り除く工程を実施したが、ダミーパターン51を接地電位に接続することによって、電磁波シールドとして積極的に利用してもよい。
図12は、図3中に示す樹脂シートの変形例を示す斜視図である。図12を参照して、実施の形態1においては、複数回に渡って旋回する螺旋状のコイル電極21について説明したが、本変形例では、コイル電極21が、一周未満の長さで旋回して形成されている。このように、コイル電極21は完全な環状に形成されなくてもよい。
以上に説明した、この発明の実施の形態2における多層アンテナの製造方法によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に得ることができる。
なお、図7中に示す比較例では、樹脂シート31pのコイル電極21と、樹脂シート31qのコイル電極21とが積層方向から見て重なるように、樹脂シート31pおよび樹脂シート31qを直接、重ねて熱圧着する。この場合、コイル電極21が存在する位置と存在しない位置との間に段差が生じるため、熱圧着時に樹脂が大きく流動し、樹脂シート31pのコイル電極21と樹脂シート31qのコイル電極21との間で位置ずれが生じる。
そこで、予め、樹脂シート31pのコイル電極21に対して、樹脂シート31qのコイル電極21を積層方向に直交する平面内で位置ずれするように配置し、この状態で両者を熱圧着することにより段差を緩和する方法が知られている。たとえば、一周未満の長さで旋回するコイル電極が設けられた樹脂シートにおいて、半径r1を有するコイル電極21と、半径r1よりも小さい半径r2を有するコイル電極とを積層方向に交互に配置することによって、樹脂シート間のコイル電極が存在する位置と存在しない位置との間に生じる段差を分散する、千鳥構造のコイル電極が知られている。
しかしながら、この場合、多層アンテナの表面に位置する電極面積が大きくなり、外部の影響によりアンテナ特性が変動する問題がある。また、アンテナの外径が同じである場合、千鳥構造のコイル電極の実効的なコイルの巻き径は、実施の形態2の図12中のコイル電極の巻き径より小さくなる。このため、千鳥構造のコイル電極を用いた場合、多層アンテナの特性が劣化する。したがって、実施の形態1および2における多層アンテナの製造方法は、千鳥構造のコイル電極を用いる多層アンテナの製造方法よりも優れた効果を得ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、主に、携帯電話機などに内蔵されるチップ状のアンテナに利用される。
10 多層アンテナ、12 樹脂部、14,16 外部パッド部、21,21p,21q,21r,21s コイル電極、22,47 一方端、23,48 他方端、26 層間接続部、27 パッド接続部、31,31p,31q 樹脂シート、31a,41a 表面、31b,41b 裏面、36 ビアホール、41 緩衝シート、46 スリット、49 桟部、51 ダミーパターン、52,53 領域。

Claims (9)

  1. 表面と、その裏側に配置される裏面とを有し、熱可塑性樹脂から形成された第1樹脂シートおよび第2樹脂シートに、前記表面上で線状に延びる導体パターンを形成する工程と、
    熱可塑性樹脂から形成された緩衝シートに、前記導体パターンに対応する位置で延びるスリットを形成する工程と、
    前記表面と前記裏面とが対向するように前記第1樹脂シートおよび前記第2樹脂シートを積層するとともに、その積層方向において前記導体パターンと前記スリットとが重なるように前記第1樹脂シートおよび前記第2樹脂シート間に前記緩衝シートを介挿する工程と、
    前記第1樹脂シートおよび前記第2樹脂シートを加熱しつつ、その積層方向に加圧する工程とを備える、多層アンテナの製造方法。
  2. 前記スリットの開口面積は、前記第1樹脂シートおよび前記第2樹脂シートの積層方向に直交する平面により切断された場合の前記導体パターンの断面積よりも小さい、請求項1に記載の多層アンテナの製造方法。
  3. 前記スリットの幅は、前記導体パターンの幅よりも小さい、請求項1または2に記載の多層アンテナの製造方法。
  4. 前記緩衝シートには、前記スリットを横切るように延びる桟部が設けられる、請求項1から3のいずれか1項に記載の多層アンテナの製造方法。
  5. 前記緩衝シートの厚みは、前記表面を基準とした前記導体パターンの厚み以上である、請求項1から4のいずれか1項に記載の多層アンテナの製造方法。
  6. 前記緩衝シートの表面には、前記スリットが形成された領域の外周上で延びる金属製パターンが形成される、請求項1から5のいずれか1項に記載の多層アンテナの製造方法。
  7. 前記第1樹脂シートおよび第2樹脂シートを加熱しつつ加圧する工程の後に、前記スリットが形成された領域から前記金属製パターンが形成された領域を取り除く工程をさらに備える、請求項6に記載の多層アンテナの製造方法。
  8. 前記裏面から前記導体パターンに達する孔を前記第1樹脂シートに形成し、前記孔に導電体を充填する工程をさらに備え、
    前記第1樹脂シートおよび第2樹脂シートを加熱しつつ加圧する工程は、前記第1樹脂シートに充填された前記導電体と、前記第2樹脂シートに形成された前記導体パターンとを接触させる工程を含む、請求項1から7のいずれか1項に記載の多層アンテナの製造方法。
  9. 前記導体パターンを形成する工程は、前記第1樹脂シートおよび前記第2樹脂シートに、前記表面上で螺旋状に延びる導体パターンを形成する工程を含む、請求項1から8のいずれか1項に記載の多層アンテナの製造方法。
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