JP2012068134A - コンタクトプローブ及びこれを用いた電子回路試験装置 - Google Patents

コンタクトプローブ及びこれを用いた電子回路試験装置 Download PDF

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Abstract

【課題】安定した組立を行うことができ、メンテナンスを簡単且つ安価に行うことが可能で、電気的測定の際に安定した接触抵抗を有し常に正常な測定を行うことができる長寿命のコンタクトブローブを提供する。
【解決手段】導電性のプランジャーと、プランジャーを軸方向に付勢する導電性のスプリングとを備え、プランジャーは嵌合部とボス部とを有しスプリングの一端または両端に配置されておりプランジャーの少なくとも1つがスプリング内に挿通される摺動部を有し、スプリングは粗巻き部と密着巻き部とボス部に係止する大ピッチ部分とを有し、スプリングの密着巻き部はプランジャーの摺動部が接触するように配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンタクトプローブ及びこれを用いた電子回路試験装置に関し、特に半導体デバイスやウェハー等の電気的特性を検査する際に用いられるコンタクトプローブ及びこれを用いた電子回路試験装置に関する。
電子部品や回路基板の電極端子に接触させ、電極端子を外部装置と一時的に導通させるためのコンタクトプローブを用いた電子回路試験装置が開示されている。このコンタクトプローブは、例えば、回路基板の検査を行う際、回路基板の電極端子に針状のプランジャーを弾性的に当接させて電気的測定を行うものである。
図16は従来のコンタクトプローブ及びこれを用いた電子回路試験装置の一例を示す断面図である。図16に示すようにコンタクトプローブを用いた電子回路試験装置50は、プローブホルダ2と、プローブホルダ2の上に積層された中継基板6とを備えており、このプローブホルダ2内にコンタクトプローブ1が収容されている。コンタクトプローブ1は、被検査体7のパッド7aに接触させるプランジャー3と、プランジャー3を突出方向に付勢するスプリング5とを備えており、スプリング5には粗巻き部5bと、その両側に位置する密着巻き部5a、5cとが設けられている。スプリング5の一方の密着巻き部5aはプランジャー3の軸部3aに接触する部分から中継基板6に至る部分に設けられており、スプリング5の他方の密着巻き部5cがプランジャー3の嵌合部3cに嵌合されている。測定時おいては、一方の密着巻き部5aの端部を中継基板6に当接し、プランジャー3の突出部3bを被検査体7のパッド7aに接触させて電気的接続を得る。(例えば、特許文献1参照。)。
図17は従来のコンタクトプローブ及びこれを用いた電子回路試験装置の他の例を示す断面図である。図17に示すようにコンタクトプローブを用いた電子回路試験装置60は、下側プローブホルダ2a及びこの下側プローブホルダ2aの上に積層された上側プローブホルダ2bからなるプローブホルダ2と、上側プローブホルダ2bの上に積層された中継基板6とを備えており、このプローブホルダ2内にコンタクトプローブ10が収容されている。また、コンタクトプローブ10は、一対のプランジャー3、4と、一対のプランジャー3、4を互いに逆の方向に付勢するスプリング5とを備えており、スプリング5には粗巻き部5bと、その両側に位置する密着巻き部5a、5cとが設けられている。スプリング5の一方の密着巻き部5aには一方のプランジャー4の軸部4aが嵌合されており、スプリング5の他方の密着巻き部5cには他方のプランジャー3の嵌合部3cが嵌合され、スプリング5の一方の密着巻き部5aと他方のプランジャー3の軸部3aを摺動可能に接触させるように構成されている。測定時においては、一方のプランジャー4の先端部4bを中継基板6に当接し、他方のプランジャー3の突出部3bを被検査体7のパッド7aに接触させて電気的接続を得る。(例えば、特許文献2参照。)。
特許第3326095号公報(第2−3頁、図1参照) 特表2004−503783号公報(第5−6頁、図2参照)
しかしながら、従来技術におけるコンタクトプローブ及びこれを用いた電子回路試験装置においては、プランジャーとスプリングとの保持方法として、スプリングの密着巻き部にプランジャーを圧入接続する構造となっているが、密着巻き部は略筒状のためプランジャーの保持力が弱く抜け易く組立性が悪いという問題があった。また、プランジャーの先端部が磨耗した際に、プランジャーのみ交換しようとしてもブランジャーとスプリングの保持力が弱いため常に安定した交換ができず、コンタクトプローブ自体を交換しなければならなくなるという問題があった。
さらに、測定時においてはスプリングがプローブホルダ内にて湾曲することにより、プランジャーの軸部をスプリングの密着巻き部の内周部に接触させて電気的接続を行う構造であるためスプリングの粗巻き部が摺動した際に湾曲することによりプローブホルダの内面にスプリングの粗巻き部の側面が擦れ磨耗損傷を引き起し、ばね特性が低下し、耐久性が低くなるという問題があった。また、プランジャーの軸部とスプリングの密着巻き部の内面との電気的な接触状態は、スプリングの湾曲状態によってばらつきが生じ接触抵抗値が不安定になるおそれがあった。
(発明の目的)
本発明は上記問題を解決して、常に安定した組立を行うことができると共に、コンタクトブローブのメンテナンスを簡単且つ安価に行うことが可能であり、また電気的測定の際に安定した接触抵抗を有し、常に正常な測定を行うことができる長寿命なコンタクトプローブ及びこれを用いた電子回路試験装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明におけるコンタクトプローブは、導電性のプランジャーと、該プランジャーを軸方向に付勢する導電性のスプリングとを備え、前記プランジャーは嵌合部とボス部とを有し前記スプリングの一端または両端に配置されており前記プランジャーの少なくとも1つが前記スプリング内に挿通される摺動部を有し、前記スプリングは粗巻き部と密着巻き部と前記ボス部に係止する大ピッチ部分とを有し、前記スプリングの密着巻き部は前記プランジャーの摺動部が接触するように配置されていることを特徴とする。
また、前記プランジャーは、前記嵌合部と、前記スプリングから突出する突出部と、該突出部と前記嵌合部との境界部に設ける径大部とを有することを特徴とする。
また、前記摺動部は前記プランジャーの嵌合部の端部に設けられており、その先端部が前記スプリングと接触するように屈曲されていることを特徴とする。
また、前記プランジャーは、交換回数に応じて前記ボス部の外径が段階的に大きい値に設定されており、前記ボス部の外径の大きさを識別するための識別手段を有することを特徴とする。
前記スプリングが粗巻き部は前記密着巻き部の外径に比較して小さい値に設定されていることを特徴とする。
本発明における電子回路試験装置は、上記のコンタクトプローブと、前記プランジャーの突出部が露出するように前記コンタクトプローブを収容するプローブホルダと、前記プランジャーの突出部を貫通させる貫通孔を有するプランジャーストッパーとを備えることを特徴とする。
また、前記プランジャーストッパーに設けられた前記貫通孔の内径は、前記プランジャーの径大部の外径と比較して小さい値に設定されていることを特徴とする。
また、本発明における電子回路試験装置は、上記のコンタクトプローブを複数個備え、前記プローブホルダは前記スプリングが露出するように前記コンタクトプローブを収容することを特徴とする。
以上のように、本発明のコンタクトプローブ及びこれを用いた電子回路試験装置は、スプリングとプランジャーとの保持力が強く、プランジャーのスプリングからの抜け落ちを防止することができる。これにより、組立作業性が向上し、コンタクトプローブの取扱いが容易になる。また、プランジャーの先端部が摩耗した場合にプランジャーのみを交換することが可能であり、コンタクトプローブのメンテナンスをする際プランジャーのみの交換を簡単且つ安定して行うことができコストダウンが可能となる。
また、プランジャーの摺動部をスプリングの密着巻き部に摺動可能に接触させることにより、常に安定した接触抵抗を確保することが可能となり正常な電気的測定を行うことができる。さらに、スプリングの粗巻き部の径を密着巻き部の径より小さくし、且つスプリング内にプランジャーの摺勣部を長<通すことによって摺動時のスブリングの湾曲や座屈を抑えたことができる。これによって、プローブホルダ内面とスプリングの粗巻き部との摩擦を低減することが可能になり、スプリングの摺動性が向上すると共にスプリングの磨耗による損傷を低減し耐久性が向上する。よって、コンタクトプローブの長寿命化を図ることができる。
本発明の第1の実施形態におけるコンタクトプローブを示し、図1(a)は概略断面図、図1(b)は、図1(a)における大ピッチ部分を示す部分拡大断面図である。 本発明の第1の実施形態におけるスプリングを示す概略断面図である。 本発明の第1の実施形態における第1のプランジャーを示す概略側面図である。 本発明の第1の実施形態における交換用の第1のプランジャーを示す概略側面図である。 本発明の第1の実施形態における第2のプランジャーを示す概略側面図である。 本発明の第1の実施形態における第2のプランジャーの他の例を示す概略側面図である。 図1におけるコンタクトプローブを用いた電子回路試験装置の主要部を示す概略断面図である。 図1におけるコンタクトプローブを複数用いた電子回路試験装置の主要部を示す概略断面図である。 本発明の第2の実施形態におけるコンタクトプローブを示す概略断面図である。 本発明の第2の実施形態におけるスプリングを示す概略断面図である。 本発明の第2の実施形態におけるプランジャーを示す概略側面図である。 図9におけるコンタクトプローブを用いた電子回路試験装置の主要部を示す概略断面図である。 本発明の第3の実施形態におけるコンタクトプローブを示す概略断面図である。 本発明の第3の実施形態におけるプランジャーを示す概略側面図である。 図13におけるコンタクトプローブを複数用いた電子回路試験装置の主要部を示す概略断面図である。 従来技術におけるコンタクトプローブ及びこれを用いた電子回路試験装置の主要部を示す概略断面図である。 従来技術におけるコンタクトプローブを用いた電子回路試験装置の主要部を示す概略断面図である。
図1から図8は本発明の第1の実施形態を示す図、図9から図11は第2の実施形態を示す図、図12から図14は第3の実施形態を示す図である。以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態におけるコンタクトプローブを示す概略断面図である。図1に示すように、本実施形態によるコンタクトプローブ20は、導電性を有する第1のプランジャー12と、第2のプランジャー13と、第1、第2のプランジャー12、13を互いに逆の方向で、且つ軸方向に付勢する導電性のスプリング11とを備えている。また、スプリング11には、粗巻き部11aと、その両側に位置する密着巻き部11b、11cとが設けられており、一方の密着巻き部11bの端部には第1のプランジャー12の嵌合部12aが嵌合されており、スプリング11の他方の密着巻き部11cの端部には第2のプランジャー13の嵌合部13cが嵌合されている。さらに、第2のプランジャー13にはスプリング11の粗巻き部11a内に挿通される摺動部13aが設けられていて、摺動部13aが摺動自在に接触するように密着巻き部11bが配置されている。さらに、摺動部13aは密着巻き部11bに常に接触させるように屈曲されている。
また、一方の密着巻き部11bには他の部分と比較してピッチが大きい大ピッチ部分18aが設けられており、この大ピッチ部分18aに第1のプランジャー12の嵌合部12aに設けるボス部12bが係止してスプリングの一方の密着巻き部11bに第1のプランジャー12の嵌合部12aが保持されている。同様にスプリングの他方の密着巻き部11cには他の部分と比較してピッチが大きい大ピッチ部分18bが設けられており、この大ピッチ部分18bに第2のプランジャー13の嵌合部13cに設けるボス部13bが係止してスプリングの他方の密着巻き部11cに第2のプランジャー13の嵌合部13cが保持されている。
図2は本実施形態におけるスプリング11示す概略断面図である。図2に示すようにスプリング11はコイルスプリングで、粗巻き部11aと、密着巻き部11b、11cとを有し、粗巻き部11aの両側に密着巻き部11b、11cがそれぞれ設けられている。密着巻き部11b、11cの外径bは同じ値に設定されており、粗巻き部11aの外径aは密着巻き部11b、11cの外径bに比較して小さい値に設定されている。
また、密着巻き部11b、11cには、第1、第2のプランジャーの嵌合部に設けられているボス部12b、13bを係止して保持するための大ピッチ部部分18a、18bがそれぞれ設けられている。大ピッチ部18a、18bのピッチsは、他の密着部のピッチtと比較して大きい値に設定されている。なおスプリング11の材料は、金属などの導電材料が用いられる。
図3は本実施形態における第1のプランジャー12を示す概略側面図である第1のプランジャー12は、スプリング11の密着巻き部11bに嵌合する嵌合部12aと、スプリング11から突出する突出部12dと、突出部12dと嵌合部12aとの境界部に設ける径大部12cと、嵌合部12aに設けるボス部12bと、突出部12dの先端部12eとを備えている。ボス部12bは、嵌合部12aがスプリング11の一方の密着巻き部11bに嵌合され、一方の密着巻き部11bの端部が第1のプランジャー12の径大部12cに当接された状態において、スプリング11の密着巻き部11bに設ける大ピッチ部分18aに対応する位置に設けられており、スプリング11の密着巻き部11bに設ける大ピッチ部分18aに係止される部位である。また、突出部12dの先端部12eは図示しない被測定物の電極と接触する部分である。
嵌合部12aの外径はスプリング11の密着巻き部11bの内径より小さく、径大部12cの外径はスプリング11の密着巻き部11bの内径より大きい値に設定されている。また、ボス部12bの外径はスプリング11の密着巻き部11bに設ける大ピッチ部分18aの内径より大きく、径大部12cの外径より小さい値に設定されている。このボス部12bは、嵌合部12aがスプリング11の一方の密着巻き部11bに嵌合された状態において大ピッチ部分18aに嵌り込み、スプリング11の密着巻き部11bと嵌合部12aとの保持力が強くなり簡単に抜け落ちることはない。一方、大ピッチ部分18aは、ばね性を有するため、スプリング11に嵌合されている第1のプランジャー12を簡単に引き出すことができる。これにより、第1のプランジャー12の被検査体と接触する先端部12eが磨耗した際はプランジャー12のみを簡単に交換することが出来る。なお、第1のプランジャー12の材質は銅合金に導電性メッキを施したものや、貴金属材料が用いられる。
また、先端部12eが磨耗した第1のプランジャー12を交換する場合、スプリング11の一方の密着巻き部11bの内径も摩耗により少し大きくなっているため、交換用のプランジャーのボス部の外径が、第1のプランジャー12のボス部12bの外径fと同じ大きさであると、スプリング11に対する交換用のプランジャーの保持力が不足することになる。そこで、交換用のプランジャーについてはボス部の外径を交換回数に応じて段階的に大きい値に設定しておく必要がある。
図4は、交換用の第1のプランジャーを示す側面図である。図4(a)は、第1回目の交換用の第1のプランジャー71を示す。図4(a)に示すように、第1回目の交換用の第1のプランジャー71は、ボス部12bの外径f1の大きさを第1のプランジャー12のボス部12bの外径fの大きさに比較して大きい値に設定する(f1>f)。さらに、第1回目の交換用のプランジャー71であることを識別する(ボス部の外径の大きさを識別する)ための識別手段として、突出部12dの外周部に溝81を1本形成する。
図4(b)は、第2回目の交換用の第1のプランジャー72を示す。図4(b)に示すように、第2回目の交換用の第1のプランジャー72は、ボス部12bの外径f2を第1回目の交換用の第1のプランジャー71のボス部12bの外径f1より大きい値に設定する(f2>f1)。また、識別手段として突出部12dの外周部に溝81を2本形成する。
図4(c)は、第3回目の交換用の第1のプランジャー73を示す。図4(c)に示すように、第3回目の交換用の第1のプランジャー73についても、前述と同様に、ボス部12bの外径f3を第2回目の交換用の第1のプランジャー72のボス部12bの外径f2より大きい値に設定する(f3>f2)。また、識別手段として突出部12dの外周部に溝81を3本形成する。
なお、識別手段としては、溝に限定されるものではなく、例えば符号を刻印しても良い。また、プランジャー12の材質が貴金属合金の場合は、1回目の交換用のプランジャーには金メッキ処理を施し、2回目の交換用のプランジャーにはピンクゴールドメッキ処理を施す等、メッキ色によって識別することもできる。
このように、交換用のプランジャー71、72、73のボス部12bの外径の値を、f<f1<f2<f3となるように交換回数に応じて段階的に大きい値に設定しておくことによりスプリング11と交換用のプランジャー71、72、73の保持力を確実なものとすることができる。さらに交換用のプランジャー71、72、73を識別し、ボス部12bの外径の大きさを識別するための識別手段を設けておくことにより、必要とする交換用のプランジャーを簡単に識別することができる。
図5は本実施形態における第2のプランジャー13を示す概略断面図である。図5に示すように、ブランジャー13はスプリング11の密着巻き部11bに嵌合する嵌合部13cと、スプリング11から突出する突出部13eと、突出部13eと嵌合部13cとの境界部に設ける径大部13dと、嵌合部13cに設けるボス部13bと、嵌合部13cの端部(径大部13dと反対側)に設ける摺動部13aとを備えている。この摺動部13aはスプリング11内に挿通され、密着巻き部11bと摺動可能に配置される。また、ボス部13bはスプリング11の密着巻き部11cに設ける大ピッチ部分18bに係止される部位である。なお、ボス部13bと大ピッチ部分18bとの関係は、前述のボス部12bと大ピッチ部分18aとの関係と同様であり説明は省略する。
摺動部13aの外径はスプリング11の粗巻き部11aの内径より小さく、嵌合部13cの外径は粗巻き部11aの内径より大きく、スプリング11の密着巻き部11cの内径より小さい値に設定されている。また、ボス部13bの外径はスプリング11の密着巻き部11cの大ピッチ部分18bの内径より大きく、径大部13dの外径より小さい値に設定されている。さらに、摺動部13aは、嵌合部13cとの境界部にて、嵌合部13cの中心軸mに対して摺動部13aの中心軸nが所定の角度で傾くように曲げられ、スプリング11の密着巻き部11bと摺動可能に接触するように配置されている。なお、プランジャー13の材質はプランジャー12と同様に銅合金に導電性メッキを施したものや、貴金属材料が用いられる。
図6は、第2のプランジャーの他の例を示す。図6に示すように、第2のブランジャー23の摺動部23aは、その中心軸jが長さ方向の所定の位置で、中心軸kとなるよう曲げられ、スプリング11の密着巻き部11bと摺動可能に接触するように配置されている。その他は第2のプランジャー13と同様であるため説明は省略する。なお、摺動部の曲げ方については、摺動部の中心軸を傾ける例で説明したが、スプリング11の密着巻き部11bと摺動可能に接触するように屈曲されていれば良い。
以上のように、本実施形態におけるコンタクトプローブ20は、スプリング11の密着巻き部11b、11cに設ける大ピッチ部分18a、18bにプランジャー12、13のボス部12b、13bをそれぞれ係止させることにより、スプリング11の密着巻き部11b、11cとプランジャー12、13の嵌合部12a、13cとの保持力が強化され、プランジャー12、13のスプリング11からの抜け落ちを防止することができる。
また、被検査体と接触するプランジャー12の先端部12eが磨耗した際のメンテナンス時に、プランジャー12のみの交換を簡単且つ安定して行うことができる。特に、プランジャー12が貴金属材で構成されている場合、使用済みプランジャーはリサイクル精製することによって再利用されることができ、コンタクトプローブ20のコスト低減が可能となる。
また、ブランジャー13の摺動部13aを屈曲させてスプリング11の密着巻き部11bに常に接触させるとともに密着巻き部11bに摺動可能に接触させることにより電気的接続を確実なものとし、安定した接触抵抗を確保することができる。
図7は本実施形態におけるコンタクトプローブ20を用いた電子回路試験装置の主要部を示す概略断面図である。図7に示す電子回路試験装置100は、コンタクトプローブ20を保持するプローブホルダ15と、プランジャーストッパー14、プリント配線基板16とを備えている。
プローブホルダ15は、第1のプランジャー12の突出部12dが露出するようにコンタクトプローブ20を収容することにより支持する部材であり、一方の面にプランジャーストッパー14が固定され、他方の面にプリント配線基板16が固定される。プランジャーストッパー14には貫通孔14aが設けられており、この貫通孔14aには第1のプランジャー12の突出部12dが貫通している。貫通孔14aの内径dは第1のプランジャー12の径大部12cの外径よりも小さい値に設定されている。このため、第1のプランジャー12の径大部12cがプランジャーストッパー14と干渉することにより、第1のプランジャー12の脱落が防止される。なお、プリント配線基板16には第2のプランジャー13の突出部13eが当接されコンタクトプローブ20がプローブホルダ15に保持される。
また、摩耗した第1のプランジャー12を交換する際には、プランジャーストッパー14をプローブホルダ15から取り外すことにより、コンタクトプローブ20を抜き取ることができ、コンタクトプローブ20から第1のプランジャー12を簡単に抜き取ることができる。
以上のように本実施形態の電子回路装着100はプランジャーのみの交換が可能となり、コストダウンが可能となる。また、コンタクトプローブ20はスプリング11の粗巻き部11aの外径が一方の密着巻き部11bの外径より小さい値に設定され、且つ第2のプランジャー13の摺動部13aがスプリング11の粗巻き部11aを貫通しているため、このコンタクトプローブ20を用いる電子回路装着100は動作時にコンタクトプローブ20の粗巻き部11aの湾曲や座屈を抑え、ブローブホルダー15との摩擦によるスプリング11の磨耗損傷を低減することができる。これによって、耐久性が向上しコンタクトプローブ20の長寿命化を図ることができる。また、測定時においては、着脱自在な第1のプランジャー12の脱落を防止して正常な測定を行うことができる。
図8は本実施形態における電子回路測定装置の他の例を示す概略断面図である。図8に示すように、電子回路測定装置200は複数個のコンタクトプローブ20が所定の間隔pで配置されプローブホルダ17に収容されている。また、プローブホルダ17はスプリング11を露出するようにコンタクトプローブ20を収容しており、スプリング11を保持しない構造になっている。その他の点は電子回路測定装置100と同様である。
電子回路測定装置200においては、コンタクトプローブ20のスプリング11の粗巻き部11aの外径が密着巻き部11b、11cの外径より小さい値に設定されており、且つ第2のプランジャー13の摺動部13aがスプリング11の粗巻き部11aを挿通しているため、測定時に粗巻き部11aの湾曲や座屈を抑えることができる。これにより、プローブホルダ17がスプリング11を保持しなくても、隣りあったコンタクトプローブ20同士が接触することによって生ずるショートの発生を防止することができる。また、プローブホルダ17の厚さcの値も小さくすることができることから、電子回路測定装置200の部材コスト削減も可能である。なお、電子回路測定装置200においても電子回路測定装置100と同様に安定した接触抵抗を確保することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態におけるコンタクトプローブ及び電子回路試験装置は、プランジャーが1個である点が第1の実施形態と異なり、その他は第1の実施形態とほぼ同様である。そこで同じ構成要素については同一番号を付与し詳細な説明を省略する。
図9は第2の実施形態におけるコンタクトプローブを示す概略断面図である。図9に示すように、本実施形態によるコンタクトプローブ30は、導電性を有するプランジャー22と、プランジャー22を軸方向に付勢する導電性のスプリング21とを備えている。また、スプリング21には、粗巻き部21aと、その両側に位置する密着巻き部21b、21cとが設けられており、一方の密着巻き部21bの端部にはプランジャー22の嵌合部22cが嵌合されている。また、一方の密着巻き部21bには他の部分と比較してピッチが大きい大ピッチ部分18aが設けられており、この大ピッチ部分18aにプランジャー22の嵌合部22cに設けるボス部22bが係止してスプリング21の一方の密着巻き部21bにプランジャー22の嵌合部22cが保持されている。また、プランジャー22にはスプリング21の粗巻き部21a内に挿通される摺動部22aが設けられていて、摺動部22aが摺動自在に接触するように他方の密着巻き部21cが配置されている。さらに、摺動部22aは他方の密着巻き部21cに常に接触させるように屈曲されている。
図10は本実施形態におけるスプリング21を示す概略断面図である。図10に示すようにスプリング21はコイルスプリングで、密着巻き部21b、21cの外径bは同じ値に設定されており、粗巻き部21aの外径aは密着巻き部21b、21cの外径bに比較して小さい値に設定されている。また、一方の密着巻き部21bには、プランジャー22の嵌合部22cに設けられているボス部22bを係止して保持するための大ピッチ部部分18aが設けられている。大ピッチ部18aのピッチsは、他の密着部のピッチtと比較して大きい値に設定されている。なおスプリング21の材料は、金属などの導電材料が用いられる。
図11は本実施形態におけるプランジャー22を示す概略側面図である。図11に示すように、プランジャー22は、スプリング21の一方の密着巻き部21bに嵌合する嵌合部22cと、スプリング21から突出する突出部22eと、突出部22eと嵌合部22cとの境界部に設ける径大部22dと、嵌合部22cの一方の端部(径大部22dと接する端部の反対側)から突出しスプリング21の他方の密着巻き部21cと摺動可能に配置される摺動部22aとを備えている。さらに嵌合部22cにはボス部22bが設けられ、突出部22eには先端部22fが設けられている。ボス部22bはスプリング21の一方の密着巻き部21bに設ける大ピッチ部分18aに係止される部位である。なお、ボス部22bと大ピッチ部分18aとの関係は、第1の実施形態におけるボス部12bと大ピッチ部分18aとの関係と同様であり説明は省略する。また、突出部22eの先端部22fは図示しない被測定物の電極と接触する部分である。
摺動部22aの外径はスプリング21の粗巻き部21aの内径より小さく、嵌合部22cの外径はスプリング21の一方の密着巻き部21bの内径より小さく、径大部22dの外径はスプリング21の一方の密着巻き部21bの内径より大きい値に設定されている。また、ボス部22bの外径はスプリング21の一方の密着巻き部21bに設ける大ピッチ部分18aの内径より大きく、径大部22dより小さい値に設定されている。
さらに、摺動部22aは、嵌合部22cとの境界部にて、嵌合部22cの中心軸mに対して摺動部22aの中心軸nが所定の角度で傾くように曲げられ、スプリング21の他方の密着巻き部21cと摺動可能に接触するように配置されている。なお、プランジャー22の材質は銅合金に導電性メッキを施したものや、貴金属材料が用いられる。
なお、プランジャー22の被検査体と接触する先端部22fが磨耗した際は、第1の実施形態と同様に簡単にプランジャー22のみを交換することができる。この場合の交換用のプランジャーは第1の実施形態における交換用の第1のプランジャー71、72、73と同様に交換回数に応じてボス部22bの外径を段階的に大きい値に設定し、識別手段を設けたものとする。
以上のように、本実施形態におけるコンタクトプローブ30は、スプリング21の一方の密着巻き部21bに設ける大ピッチ部分18aにプランジャー22のボス部22bを係止させることにより、スプリング21の一方の密着巻き部21bとプランジャー22の嵌合部22cとの保持力が強化され、プランジャー22のスプリング21からの抜け落ちを防止することができる。
また、被検査体と接触するプランジャー22の突出部22eの先端部22fが磨耗した際のメンテナンス時に、プランジャー22のみの交換を簡単且つ安定して行うことができる。特に、プランジャー22が貴金属材で構成されている場合、使用済みプランジャーはリサイクル精製することによって再利用されることができ、コンタクトプローブ20のコスト低減が可能となる。
また、本実施形態のコンタクトプローブ30はブランジャー22の摺動部22aを屈曲させてスプリング21の他方の密着巻き部21cに常に接触させることにより電気的接続を確実なものとし、安定した接触抵抗を確保することができる。
図12は本実施形態におけるコンタクトプローブ30を用いた電子回路試験装置の主要部を示す概略断面図である。図12に示す電子回路試験装置300は、コンタクトプローブ30を保持するプローブホルダ15と、プランジャーストッパー14、プリント配線基板16とを備えている。
プローブホルダ15は、プランジャー22の突出部22eが露出するようにコンタクトプローブ30を収容することにより支持する部材であり、一方の面にプランジャーストッパー14が固定され、他方の面にプリント配線基板16が固定される。プランジャーストッパー14には貫通孔14aが設けられており、この貫通孔14aにはプランジャー22の突出部22eが貫通している。貫通孔14aの内径dはプランジャー22の径大部22dの外径よりも小さい値に設定されている。このため、プランジャー22の径大部22dがプランジャーストッパー14と干渉することにより、プランジャー22の脱落が防止される。なお、プリント配線基板16にはスプリング21の他方の密着巻き部21cの端部21dが当接されコンタクトプローブ30がプローブホルダ15に保持される。
以上のように本実施形態の電子回路装着300はコンタクトプローブ30のプランジャーのみの交換が可能となり、コストダウンが可能となる。また、コンタクトプローブ30はスプリング21の粗巻き部21aの外径が一方の密着巻き部21bの外径より小さい値に設定され、且つプランジャー22の摺動部22aがスプリング21の粗巻き部21aを貫通しているため、このコンタクトプローブ30を用いる電子回路装着300は測定時に粗巻き部21aの湾曲や座屈を抑え、ブローブホルダー15との摩擦によるスプリング21の磨耗損傷を低減することができる。これによって、耐久性が向上しコンタクトプローブ30の長寿命化を図ることができる。
また、測定時においては、着脱自在なプランジャー22の脱落を防止して正常な測定を行うことができるとともに、摩耗したプランジャー22を交換する際には、プランジャーストッパー14をプローブホルダ15から取り外すことにより、コンタクトプローブ30を抜き取ることができ、コンタクトプローブ30からプランジャー22を簡単に抜き取ることができる。
なお、複数個のコンタクトプローブ30を用いた電子回路測定装置については、用いるコンタクトプローブが第1の実施形態における電子回路測定装置200と異なっており、その他は、ほぼ同様であるため説明を省略する。
(第3の実施形態)
第3の実施形態におけるコンタクトプローブ及び電子回路試験装置は、プランジャーの摺動部の形状と、スプリングの密着巻き部の先端の形状が第2の実施形態と異なり、その他は第2の実施形態とほぼ同様である。そこで同じ構成要素については同一番号を付与し詳細な説明を省略する。
図13は第3の実施形態におけるコンタクトプローブを示す概略断面図である。図13に示すように、本実施形態によるコンタクトプローブ40は、導電性を有するプランジャー32と、プランジャー32を軸方向に付勢する導電性のスプリング31とを備えている。スプリング31は、粗巻き部21aとその両側に密着巻き部21b、31cを備えており、スプリング31の一方の密着巻き部21bにはプランジャー32が保持され、プランジャー32に設ける摺動部32aが他方の密着巻き部31cに摺動自在に接触するように配置されている。また、他方の密着巻き部31cは先端部31dに向かって外径が小さくなるように形成されている。その他は、第2の実施形態と同様であるため説明は省略する。
図14は本実施形態におけるプランジャー32を示す概略側面図である。図14に示すように、プランジャー32の摺動部32aは、その中心軸jが長さ方向の所定の位置で、中心軸kとなるよう曲げられ、スプリング31の他方の密着巻き部31cと摺動可能に接触するように配置されている。その他は第2の実施形態のプランジャー22と同様であるため説明は省略する。なお、摺動部の曲げ方については、摺動部の中心軸を傾ける例で説明したが、スプリング31の他方の密着巻き部31cと摺動可能に接触するように屈曲されていれば良い。なお、プランジャー32が摩耗した場合のプランジャー交換については第2実施形態と同様であるため説明は省略する。
図15は本実施形態におけるコンタクトプローブ40を用いた電子回路試験装置の主要部を示す概略断面図である。図15に示すように、電子回路測定装置400は複数個のコンタクトプローブ40が所定の間隔pで配置されプローブホルダ17に収容されている。また、プローブホルダ17はスプリング31の他方の密着巻き部31cを保持し、粗巻き部21a、一方の密着巻き部21bを露出するようにコンタクトプローブ40を収容しており、その他の点は、第1の実施形態における電子回路測定装置200とほぼ同様であるため説明を省略する。
電子回路測定装置400においては、コンタクトプローブ40のスプリング31の粗巻き部21aの外径が密着巻き部21b、31cの外径より小さい値に設定されており、且つプランジャー32の摺動部32aがスプリング31の粗巻き部21aを挿通しているため、測定時に粗巻き部21aの湾曲や座屈を抑えることができる。これにより、プローブホルダ17がスプリング31の粗巻き部21a、一方の密着巻き部21bを保持しなくても、隣りあったコンタクトプローブ40同士が接触することによって生ずるショートの発生を防止することができる。また、プローブホルダ17の厚さcの値も小さくすることができることから、電子回路測定装置400の部材コスト削減も可能である。なお、電子回路測定装置400においても第2の実施形態における電子回路測定装置300と同様に安定した接触抵抗を確保することができる。また、スプリング31の他方の密着巻き部31cの先端部31dの外径が他方の密着巻き部31cの外径に比較して小さく形成されているため配線基板16との電気的接続を確実にすることができる。
なお、1個のコンタクトプローブ40を用いた電子回路測定装置については、用いるコンタクトプローブが第2の実施形態における電子回路測定装置300と異なっており、その他は、ほぼ同様であるため説明を省略する。
また、各実施形態においては、スプリングの粗巻き部の両側に密着巻き部を設けた例で説明したが、これに限定されるものではなく、粗巻き部の一方の側にプランジャーの摺動部と接触する密着巻き部を設け、他方の側は粗巻き部としても良い。
11、21、31 スプリング
11a、21a 粗巻き部
11b、11c、21b、21c、31c 密着巻き部
12 第1のプランジャー
12a 嵌合部
12b ボス部
12c 径大部
12d 突出部
12e 先端部
13、23 第2のプランジャー
13a、23a 摺動部
13b ボス部
13c 嵌合部
13d 径大部
13e 突出部
14 プランジャーストッパー
14a 貫通孔
15、17 プローブホルダ
16 プリント配線基板
17 プローブホルダ
18a、18b 大ピッチ部分
20、30、40 コンタクトプローブ
22、32 プランジャー
22a、32a 摺動部
22b ボス部
22c 嵌合部
22d 径大部
22e 突出部
22f 先端部
71、72、73 交換用の第1のプランジャー
81 溝
100、200、300、400 電子回路試験装置

Claims (8)

  1. 導電性のプランジャーと、該プランジャーを軸方向に付勢する導電性のスプリングとを備え、前記プランジャーは嵌合部とボス部とを有し前記スプリングの一端または両端に配置されており前記プランジャーの少なくとも1つが前記スプリング内に挿通される摺動部を有し、前記スプリングは粗巻き部と密着巻き部と前記ボス部に係止する大ピッチ部分とを有し、前記スプリングの密着巻き部は前記プランジャーの摺動部が接触するように配置されていることを特徴とするコンタクトプローブ。
  2. 前記プランジャーは、前記嵌合部と、前記スプリングから突出する突出部と、該突出部と前記嵌合部との境界部に設ける径大部とを有することを特徴とする請求項1に記載のコンタクトプローブ。
  3. 前記摺動部は前記プランジャーの嵌合部の端部に設けられており、その先端部が前記スプリングと接触するように屈曲されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンタクトプローブ。
  4. 前記プランジャーは、交換回数に応じて前記ボス部の外径が段階的に大きい値に設定されており、前記ボス部の外径の大きさを識別するための識別手段を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコンタクトプローブ。
  5. 前記スプリングが粗巻き部は前記密着巻き部の外径に比較して小さい値に設定されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコンタクトプローブ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のコンタクトプローブと、前記プランジャーの突出部が露出するように前記コンタクトプローブを収容するプローブホルダと、前記プランジャーの突出部を貫通させる貫通孔を有するプランジャーストッパーとを備えることを特徴とする電子回路試験装置。
  7. 前記プランジャーストッパーに設けられた前記貫通孔の内径は、前記プランジャーの径大部の外径と比較して小さい値に設定されていることを特徴とする請求項6に記載の電子回路試験装置。
  8. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のコンタクトプローブを複数個備え、前記プローブホルダは前記スプリングが露出するように前記コンタクトプローブを収容することを特徴とする請求項6に記載の電子回路試験装置。
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