JP2012066803A - ラック軸支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤから衝撃がラック軸に逆入力してサポートヨーク10が傾いても、サポートヨーク10が保持孔8内に当接しないラック軸支持装置を提供する。
【解決手段】ハウジング9に形成された保持孔8内に保持孔8の深さ方向に進退可能に保持され、ピニオン3と噛合するラック軸7を軸方向に摺動可能に支持するサポートヨーク10と、サポートヨーク10をラック軸7側へ付勢する付勢部材12と、保持孔8の入口30の内周に形成されたねじに螺合するヨークプラグ20と、サポートヨーク10とヨークプラグ20の対向面10b,11aのうち少なくともサポートヨーク10側の対向面10bを球面にした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ラックアンドピニオン式舵取り装置において、ラック軸を支持するラック軸支持装置に関する。
ラックアンドピニオン式のステアリング装置には、通常、ラック軸のラックとピニオン軸のピニオンとの間のバックラッシを除去するためのラック軸支持装置が設けられている。そのラック軸指示装置では、ハウジングに形成された保持孔に、保持孔の深さ方向に進退自在なサポートヨークを収容し、このサポートヨークによって、ラック軸を軸方向に摺動自在に支持するとともにラック軸をピニオン軸側へ押圧している。
このラック軸支持装置では、保持孔の入口の内周に形成されたねじにヨークプラグがねじ込まれ、このヨークプラグとサポートヨークとの間に付勢部材を介在させ、サポートヨークをラック軸側に付勢している。ヨークプラグは、保持孔内でのサポートヨークの後退位置を位置決めする機能を果たすものであり、サポートヨークとヨークプラグとの間のクリアランスは厳密に調整される。この種のラック支持装置として、例えば、特許文献1に示されるものがある。
特開2008−18828号公報
このラック支持装置において、図5に示すように、ラック支持装置100は、付勢部材101によりサポートヨーク102をラック軸103側に付勢する構造になっている。この構造において、車両が不整路等を走行した際の衝撃がタイヤから逆入力した場合、ラック軸103が軸周りに回転し、サポートヨーク102が傾く。
このようにサポートヨーク102が傾くと、図6に示すように、サポートヨーク10の角部P1がヨークプラグ20と当接し、サポートヨーク10の角部P2が保持孔200と当接する。この時、この角部P2が保持孔200内に引っ掛かると、タイヤからの逆入力がなくなると、サポートヨーク10が付勢部材101によりラック軸103方向に付勢され移動しようとする。この際、角部P2が保持孔200の内周面を摺れて移動するため、異音が発生するという問題がある。
本発明は、タイヤから衝撃がラック軸に逆入力してサポートヨーク102が傾いても、サポートヨーク102が保持孔200内に当接しないラック軸支持装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ハウジングに形成された保持孔内に保持孔の深さ方向に進退可能に保持され、ピニオンと噛合するラック軸を軸方向に摺動可能に支持するラック軸支持部材と、前記ラック軸支持部材をラック軸側へ付勢する付勢部材と、前記保持孔の入口の内周面に形成されたねじに螺合するプラグと、前記ラック軸支持部材と前記プラグの対向面のうち少なくとも前記ラック軸支持部材側の対向面を球面にしたこと、を要旨とする。
上記構成によれば、前記ラック軸支持部材と前記プラグの対向面のうち少なくとも前記ラック軸支持部材側の対向面を球面にしたので、ラック軸にタイヤからの衝撃が逆入力し、ラック軸支持部材が傾いても、ラック軸支持部材の角部が保持孔内に当接するのを防止できる。
請求項2に記載の発明は、前記保持孔の前記ラック軸支持部材と前記プラグが対向する内周の位置に環状凹部を設けたこと、を要旨とする。
即ち、ラック軸にタイヤからの衝撃が逆入力し、ラック軸支持部材が傾いても、ラック軸支持部材と保持孔内との当接を確実に防止できる。
本発明によれば、タイヤからの衝撃がラック軸に逆入力し、ラック軸支持部材が傾いてもラック支持部材が保持孔内に当接しないので、ラック支持部材が保持孔を進退する際に引っ掛かることもなく、異音も発生しない。
図1は本発明の実施形態のラック支持装置が適用されたラックアンドピニオン式のステアリング装置の断面図である。 図2はサポートヨークとプラグとの対向面を球面にしたラック軸支持装置の図である。 他の実施形態のラック軸支持装置の図である。 別の実施形態のラック支持装置の図である。 図5は従来のラック支持装置の図である。 図6は図5におけるサポートヨークが傾いた状態を説明する図である。
本発明の実施形態について図面を参照し説明する。
図1は、本発明の一実施形態のラック軸支持装置が適用されたラックアンドピニオン式のステアリング装置の断面図である。
本ステアリング装置1にはラック軸支持装置2が装備されている。ピニオン軸3は玉軸受からなる第1の軸受4と円筒ころ軸受からなる第2の軸受5によって、ピニオンハウジング6内に回転可能に支持されている。また、ラック軸7は、ピニオンハウジング6内に設けられたラック軸支持装置2と、ピニオンハウジング6に連結される図示しないラックハウジング内に設けられた軸受部材とによって、その軸長方向(紙面に直交する方向)に沿って摺動自在に支持されている。
ピニオン軸3のピニオン3aとラック軸7のラック7aとはピニオンハウジング6内で相互に噛合わされている。図示していないが、ラック軸7の両端部はタイロッドを介して操向車輪に連結されており、図示しないステアリングホイール等の操舵部材の回転に伴ってラック軸7が軸長方向に移動し操向が行なわれる。
ラック軸支持装置2は、円孔からなる保持孔8を有するハウジング9と、保持孔8に保持孔8の深さ方向X1に進退可能に収容され、かつ、ラック軸7の周面7bを摺動可能に支持するラック軸支持部材としてのサポートヨーク10と、保持孔8の入口30にねじ込まれて固定された円筒状のヨークプラグ20との間に介在し、かつサポートヨーク10をラック軸7側へ付勢する付勢部材12を備える。
ハウジング9は、ピニオンハウジング6と単一の材料で一体に形成され、ラック軸7を隔ててピニオン軸3との反対側に配置されている。ピニオンハウジング6およびハウジング9は例えばアルミニウム製である。
保持孔8の入口30における内周面には図示しない雄ねじ部が形成され、この雄ねじ部にヨークプラグ20がねじ込まれ固定されている。ヨークプラグ20は例えば鋼鉄製のものである。
サポートヨーク10は、その前面10aにラック軸7の周面7bに沿う円弧面からなる凹面13を有している。凹面13には、ラック軸7に摺接する摺接板14が取り付けられている。サポートヨーク10の外周面10dには、周方向に延びて環状をなす一対の収容溝が形成され、各収容溝には例えばOリングからなる環状の弾性部材17が収容されている。
ヨークプラグ20の外周面11dには、周方向に延びて環状をなす収容溝が形成され、この収容溝に例えばOリングからなる環状のシール部材22が収容されている。
サポートヨーク10の後面10bは球面に形成され、この後面10bと対向するヨークプラグ20の前面11aも同様に球面に形成されている。
以上、構成における動作について図1、2を参照して説明する。
図1に示す通常状態では、タイヤからの振動がラック軸7に加わり、ラック軸7がサポートヨーク10の方向に進退するが、この進退による変位はサポートヨーク10を付勢部材12によりラック軸7側へ付勢することで吸収される。
更に、図1に示す通常状態から、車両が不整路等を走行した等により強い力(衝撃)がステアリング装置1に作用すると、この衝撃がタイヤから逆入力してラック軸7に加わる。すると、ラック軸7がその軸回りに回転し、サポートヨーク10が傾くと共に、サポートヨーク10とヨークプラグ20が当接する。
詳しくは、図2に示すように、サポートヨーク10が傾くため、サポートヨーク10の球面に形成された後面10bとヨークプラグ20の球面に形成された前面11aが当接すると共に、サポートヨーク10の角部P10も保持孔8内に当接する。
この時、サポートヨーク10の角部P10は球面に形成された後面10bの端部分のため丸みを帯びた形状になっており、サポートヨーク10が保持孔8内とは球面で当接する。この状態で、タイヤからの逆入力がなくなると、サポートヨーク10は付勢部材12によりラック軸7側に付勢されるが、サポートヨーク10の角部P10が保持孔8内と球面で当接しているので、サポートヨーク10は保持孔8内に引っ掛かることなく、ラック軸7側に付勢される。
このように本実施形態によれば、車両が不整路等を走行した等により強い力(衝撃)がステアリング装置1に作用し、この衝撃がタイヤから逆入力してラック軸7に加わっても、サポートヨーク10が保持孔8内に当接しないので、サポートヨーク10が保持孔8内に引っ掛かることがない。
また引っ掛かることなくサポートヨーク10が保持孔8内を進退するので、異音が発生することもない。
図3は、別の形態のラック支持装置が適用されたラックアンドピニオン式のステアリング装置の断面図である。この図3の形態は、図1の形態と比べ、保持孔8の内周面に環状凹溝50を形成した点が異なる。それ以外の点は図1と同一符号を付してその説明を省略する。
この環状凹溝50は、サポートヨーク10の球面に形成された後面10bと、ヨークプラグ20の球面に形成された前面11aが対向する保持孔8の内周面の位置に形成されている。
この別の形態では、車両が不整路等を走行した等により強い力(衝撃)がステアリング装置1に作用し、この衝撃がタイヤから逆入力してラック軸7に加わり、ラック軸7がサポートヨーク10を付勢し、サポートヨーク10が傾いても、サポートヨーク10の角部P10が環状凹部50に突出した状態となるので、サポートヨーク10の角部P10と保持孔8との当接を確実に防止でき、サポートヨーク10が保持孔8内に引っ掛かることがない。
なお、上述した形態では、サポートヨーク10の後面10bと、ヨークプラグ20の前面11aの両方に球面を形成したが、図4に示す別の形態のように、サポートヨーク10の後面10bのみに球面を形成しても良い。
1 ステアリング装置、2 ラック軸支持装置、3 ピニオン、7 ラック軸、8 保持孔、10 サポートヨーク、10b 後面、12 付勢部材、20 ヨークプラグ、P1,P2 角部

Claims (2)

  1. ハウジングに形成された保持孔内に保持孔の深さ方向に進退可能に保持され、ピニオンと噛合するラック軸を軸方向に摺動可能に支持するラック軸支持部材と、前記ラック軸支持部材をラック軸側へ付勢する付勢部材と、前記保持孔の入口の内周に形成されたねじに螺合するプラグと、前記ラック軸支持部材と前記プラグの対向面のうち少なくとも前記ラック軸支持部材側の対向面を球面にしたことを特徴とするラック軸支持装置。
  2. 請求項1において、前記保持孔の前記ラック軸支持部材と前記プラグが対向する内周の位置に環状凹部を設けたことを特徴とする記載のラック軸支持装置。
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