JP2012063806A - 駐輪場ゲートシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】不正な共連れ入出場を防止でき、ゲートの中に閉じ込めることの無い、安全で不正行為を強固に防御する駐輪場ゲートシステムを提供する。
【解決手段】二輪車Aの車路ED又はXDに設けた第1、第2のゲート装置10,20と、これ等ゲート装置の間で二輪車の通過を管理する管理機1又は30と、二輪車の接近を検知する車輪検知手段12,13と、第1と第2のゲート装置の通過を検知する第1、第2ゲート通過検知手段10S,20Sを備え、二輪車が第1のゲート通過検知手段に検知された後に、車輪検知手段に検知され、さらに第1のゲート通過検知手段の検知が終了すると、第1のゲートを閉動作し、管理機1又は30による入場または出場の手続きが完了すると、第2のゲートを開動作し、二輪車の通過が終了した時に、第2のゲートを閉動作し、車輪検知手段が二輪車の在車を検知していない時に、前記第1のゲート装置を開動作させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自転車や自動二輪車等から成る二輪車を収容する駐輪場で使用して好適な駐輪場ゲートシステムに関するものである。
近年、鉄道駅周辺や大型ショッピングモールの周辺にはほとんど有料の駐輪場が設置されており、駐輪場に入退場する自転車や自動二輪車等の二輪車を一台づつ通過する様に規制して、通過する自転車や自動二輪車に対して入場日時を記録したカードを発行したり、駐輪料金の徴収を行ったりするシステムが増えてきているが、不正利用に対する防御も必要とされている。
そこで、例えば特許文献1に記載の駐輪場用ゲート装置では、駐輪場への違法な入庫もしくは出庫を防止できて、利用者の安全性を確保することが可能となるように、二輪車の通過を管理する駐輪場用ゲート装置において、二輪車が通過するための通路と、通路の側方に配置されて横方向に回動することで通路を閉鎖状態または開放状態とする第1のゲートと、二輪車の通過方向における第1のゲートの手前側に配設されて、第1のゲートの手前に接近した二輪車を検知する第1の検知センサと、二輪車の通過方向における第1のゲートの奥側に配設されて第1のゲートを通過した二輪車を検知する第2の検知センサ等を有し、第1の検知センサが二輪車を検知すると第1のゲートが開放状態へと移行し、第2の検知センサが二輪車を検知すると第1のゲートが閉鎖状態へと移行する技術が開示され、利用者および二輪車がゲートを通過した後で、該二輪車の後方からゲートに向かって接近してきた二輪車が、所定の手続きを行うことなしに無断でゲートを通過して駐輪場に進入もしくは退出するのを防止している。
また、例えば特許文献2に記載の駐輪場ゲートシステムでは、駐輪場の出入り口を通過しようとする二輪車の種別を正確に判別しつつ、そのスムーズな通行を可能にし、且つ、駐輪場ゲートの通行方向を出入り口どちらでも兼用することが可能な、設置スペースの縮小化を実現できる駐輪場ゲートシステムの技術が開示されている。
特開2009−215829 特開2006−307517
ところが、上記特許文献1や2に記載の駐輪場用ゲート装置や駐輪場ゲートシステムでは、先行する二輪車を後から追従して一緒にゲートを通過する不正行為である所謂「共連れ入出場」に対して、ゲートを前後に2台配置してこれを防止しようとしているが、特許文献1の駐輪場用ゲート装置では、2台のゲートは90°の角度差を有した状態で連動しながら移動するため、手前側が開状態にある時に奥側が閉状態であり、その状態で2台の二輪車がゲート通路に進入して、先行する二輪車が入出場処理を済ませて奥側のゲートが開動作を開始した際に、2台同時に奥側のゲートに進行してしまえば、二輪車の不正な共連れ入出場が比較的容易に出来てしまうという問題があった。
これを防止するためには、特許文献2の駐輪場ゲートシステムに記載されているように、一旦二輪車が車路に進入してから、2台のゲートを完全に閉めて、二輪車が入出場処理を済ませてから、奥側ゲートを開動作させる、といった規制動作が必要である。但し、その場合には、誤って車路に進入してしまった二輪車が両方のゲートの中で閉じ込められてしまい、後退する事も出来ず、係員を呼んでゲートを開放させるといった対応が必要となっていた。
従って本発明の技術的課題は、不正な共連れ入出場を防止でき、且つ、ゲートの中に閉じ込められて救済を呼ぶ様なことが無い、安全で不正行為に対して強固な防御を可能にした駐輪場ゲートシステムを実現することである。
(1)上記の技術的課題を解決するために、本発明の請求項1に係る駐輪場ゲートシステムは、二輪車が通行する車路の進行方向手前側の第1のゲートと、二輪車が通行する車路の進行方向奥側の第2のゲートと、当該第1と第2のゲートの間で二輪車の通過を管理する管理機と、当該管理機の近傍に二輪車が来たことを検知する車輪検知手段と、前記第1と第2のゲートへの接近と通過を検知する第1、第2のゲート通過検知手段とを備えていて、
初期状態において前記第1のゲートは開状態で第2のゲートは閉状態であるか、若しくは、初期状態において前記第1と第2のゲートは閉状態で、二輪車の前記第1のゲート通過検知手段への接近の検知によって第1のゲートのみ開動作するように構成され、二輪車が前記第1のゲート通過検知手段によって検知された後に、前記管理機の近傍に前記二輪車が進入したことが前記前輪検知手段によって検知され、更に、その時点で前記第1のゲート通過検知手段の検知が終了している場合に、前記第1のゲートを閉動作させて、2つのゲートの間に前記二輪車を閉じ込める両ゲート同時閉モードを有すると共に、前記管理機による入場または出場の手続き処理が完了すると、前記第2のゲートを開動作し、前記二輪車の通過によって前記第2のゲート通過検知手段による検知が終了した時に前記第2のゲートを閉動作し、前記第1と第2のゲートの間に二輪車が存在しない空車状態を認識した後に、引き続き前記第1のゲートを開動作するか、若しくは前記第1のゲートを開動作しない初期状態に復帰することを特徴としている。
(2)また、上記の技術的課題を解決するために、本発明の請求項2に係る駐輪場ゲートシステムは前記(1)に記載の駐輪場ゲートシステムにおいて、前記空車状態は、前記車輪検知手段が物体を検知していない場合で、且つ、前記第1の通過検知手段が物体を検知していない状態において認識することを特徴としている。
(3)また、上記の技術的課題を解決するために、本発明の請求項3に係る駐輪場ゲートシステムは、前記(1)または(2)に記載の駐輪場ゲートシステムにおいて、前記両ゲート同時閉モードにおいて前記管理機による入場または出場の手続き処理が、予め設定した時間を経過しても利用者の初めの入力操作処理が開始されていない場合には、当該管理機よりエラー警報を出力すると共に、前記第1のゲートを開動作して利用者の後退移動を許容し、その後に前記第1の通過検知手段が物体を検知しておらず、且つ、前記車輪検知手段が物体を検知していない状態に移行した場合に、前記初期状態に復帰することを特徴としている。
(4)また、上記の技術的課題を解決するために、本発明の請求項4に係る駐輪場ゲートシステムは、前記(1)ないし(3)に記載の駐輪場ゲートシステムにおいて、二輪車の通過を管理する前記管理機は、入場車路においては発券機および/若しくは定期券読み取り機であり、出場車路においては料金精算機および/若しくは定期読み取り機であることを特徴としている。
(5)また、上記の技術的課題を解決するために、本発明の請求項5に係る駐輪場ゲートシステムは、前記(4)に記載の駐輪場ゲートシステムにおいて、前記両ゲート同時閉モードにおいて、前記管理機である発券機による入場の手続き処理として、利用者による発券ボタンの押下によって入場券を発行し、当該入場券が予め設定した時間を経過しても利用者によって発券機から抜き取られない場合には、当該発券機よりエラー警報を出力して、且つ、前記入場券を発券機内部に回収し、前記第1のゲートを開動作して利用者の後退移動を許容すると共に、その後前記第1の通過検知手段が物体を検知しておらず、且つ、前記車輪検知手段が物体を検知していない状態に移行した場合に、前記初期状態に復帰することを特徴としている。
(6)また、上記の技術的課題を解決するために、本発明の請求項6に係る駐輪場ゲートシステムは、前記(5)に記載の駐輪場ゲートシステムにおいて、前記両ゲート同時閉モードにおいて、前記管理機である発券機による入場の手続き処理として、利用者による発券ボタンの押下によって入場券を発行し、入場の手続き処理の完了として当該入場券が発券機から抜き取られた場合に、前記第2のゲートを開動作した後、予め設定した時間を経過しても前記第2のゲート通過検知手段が通過を検知しない場合に、当該発券機はエラー警報を出力し、前記第2のゲートを閉動作し、且つ、発券機内への前記利用者が抜き取った入場券の挿入を案内し、利用者が入場券を発券機に挿入して当該入場券が直前に発行した入場券と全く同じだった場合に、当該入場券を発券機内部に回収し、前記第1のゲートを開動作して利用者の後退移動を許容すると共に、その後、前記第1の通過検知手段によって物体を検知しておらず、且つ、前記車輪検知手段が物体を検知していない状態に移行した場合に、前記初期状態に復帰することを特徴としている。
(7)更に、上記の技術的課題を解決するために、本発明の請求項7に係る駐輪場ゲートシステムは、前記(4)に記載の駐輪場ゲートシステムにおいて、前記両ゲート同時閉モードにおいて前記管理機である料金精算機による出場の手続き処理として、利用者の入場券の当該料金精算機への挿入を受付けし、出場手続き処理の完了として当該入場券に記録された入場時刻を元に駐輪利用料金の精算を完了した場合に前記第2のゲートを開動作する一方、予め設定した時間を経過しても前記料金精算機が前記入場券の受付を検知しない場合に、当該料金精算機はエラー警報を出力して、且つ、料金精算機の精算取消釦の押下を案内するか、若しくは、前記予め設定した時間の経過の有無によらずに、利用者が精算取消釦を押下した場合に、前記第1のゲートを開動作して利用者の後退移動を許容すると共に、前記第1の通過検知手段によって物体を検知しておらず、且つ、前記車輪検知手段が物体を検知していない状態に移行した場合に、前記初期状態に復帰することを特徴としている。
上記(1)、(2)で述べた請求項1、2に係る手段によれば、不正な共連れ入出場を確実に防止することが出来る。
また上記(3)、(4)で述べた請求項3、4に係る手段によれば、両ゲート同時閉モードで、第1と第2のゲート間に停車した二輪車の利用者が、入場または出場を取りやめる場合には、予め設定した時間の経過を以って自動的に利用者の後退移動を許容するため、利用者が係員を呼んで対処する様なトラブルが生じることもない。
上記(5)で述べた請求項5に係る手段によれば、入場車路の場合に発券機で発券釦を押下して発券された状態であっても、利用者がその入場券を抜き取らなければ、予め設定した時間の経過を以って自動的に利用者の後退を許容するため、何らかの理由により入場を取りやめた利用者が係員を呼んで対処する様なトラブルが生じることもない。
上記(6)で述べた請求項6に係る手段によれば、入場車路の場合に発券機で発券釦を押下して発券して、利用者がその入場券を抜き取ったあとでも、利用者がその入場券を確実に返却している場合には、利用者の後退移動を許容するため、利用者が不正に入場券を使いまわすそうとすることを確実に防止することができる。
上記(7)で述べた請求項7に係る手段によれば、出場車路の場合には利用者が精算取消釦を押下すれば、いつでも利用者の後退移動を許容するため、何らかの理由により出場を取りやめた利用者が係員を呼んで対処する様なトラブルが生じることもない。
以上述べた次第で、本発明に係る駐輪場ゲートシステムによれば、不正な共連れ入出場を防止でき、且つ、ゲートの中に閉じ込められて救済を呼ぶ様なことが無く、安全で不正行為に対して強固に防御可能な駐輪場ゲートシステムが実現できるものであって、有料の自転車/自動二輪車併用駐車場の入場口や出場口に設置して、頗る好適なものである。
本発明の実施例に係る駐輪場ゲートシステムが搭載された駐輪場の入場車路の概観図。 本発明の実施例に係る駐輪場ゲートシステム入場車路の平面図。 本発明の実施例に係る駐輪場ゲートシステム入場車路の平面図。 本発明の実施例に係る駐輪場ゲートシステムの入場車路の動作フロー。 本発明の実施例に係る駐輪場ゲートシステムの出場車路の動作フロー。 本発明の第2の実施例に係る駐輪場ゲートシステムの入場車路の動作フロー。
以下に、本発明に係る駐輪場ゲートシステムの実施の形態を図面と共に説明すると、図1は本発明の一実施例に係る駐輪場ゲートシステムが搭載された駐輪場の入場車路ED部分の概観図である。図1において、入場車路EDには両脇に路肩ES,ETが形成され、その片側の路肩ESに発券機1が設置されている。また、入場車路EDの車路幅は自転車や自動二輪車(以下二輪車Aと云う)が二台は同時に進行することが出来ない程度の幅に抑えられており、更に、路肩ES,ETには図示しないが規制バリヤーが設置され、利用者Hが入場車路EDの途中から路肩ES,ETにはみ出したり抜け出して行ったりする様な事は出来ない仕組みに成っている。
前記発券機1よりも進行方向奥側には、左右一対の車輪センサ12,13が両路肩ES,ETに夫々一側と他側に分離されて設置されている。利用者Hは入場車路EDに進入するにあたり、二輪車Aに乗車したままでも良いが、図の様に一旦降車してハンドルを押しながら歩いて進入することが多い。もちろん、駐輪場管理者側が運用上危険回避のために降車して進入することを義務付けている場合もある。
入場車路EDの前後には、当該入場車路EDに進入する手前側の符号10で全体的に示した第1のゲート装置と、入場車路EDから退出する奥側の符号20で全体的に示した第2のゲート装置が、夫々左右一対10R,10L並びに20R,20Lの構成で設置され、入場車路EDの中央右側には発券機1が設置され、入場車路ED上でこの発券機1と第2のゲート装置20の間の位置には、左右一対の車輪センサ12,13が設置されている。さらに手前側と奥側の第1、第2のゲート装置10,20の夫々一方の筐体10R,20Rには、二輪車Aや利用者Hを検知する通過センサ10S,20Sが設置されている。(図1〜図3参照)
前記の車輪センサ12,13は、入場車路EDにあっては発券機1の近傍に設置されて、二輪車Aが自転車か自動二輪車(図示省略)かを正確に識別するために用いられるものである。また、本発明の駐輪場ゲートシステムを出場車路(図示省略)に設置する場合には、前記発券機1に変えて料金精算機(便宜的に符号30で示す)が使用されるが、その料金精算機30の近傍に設置されて同様の車輪センサ12,13が使用される。
図1に図示したように二輪車A(自転車)が入場車路EDに進入して来た場合、自転車の前輪ASが一対の車輪センサ12,13に対して所定の位置に達すると、前輪ASの大きさやタイヤ部分の厚み等から、二輪車Aが自転車か自動二輪車かの判別信号が出力され、その信号を発券機1が受信し、図1の場合は進入したのが自転車であることが発券機1に認識される。発券機1は自動的に自転車用の入場券を発行するか、若しくは「発券ボタンを押して入場券をおとり下さい」の様なメッセージを適宜出力し、利用者が発券ボタン1Tを押下した際に、自転車用の入場券を発行しても良い。
なお、自転車用の入場券とは、入場券に自転車を示すフラグが記録されているが、それ以外は入場日付と時刻と入場券番号と発券機1の機械番号などが図示しない磁気ストライプに記録され、表面に視認可能にこれらの情報を印字された入場券である。反対に自動二輪車と判別した場合には、自動二輪車を示すフラグが記録される。
符号10で全体的に示した第1のゲート装置は、入場車路EDの進行方向手前側で、入場車路EDの左右両側の路肩ET,ESに左右のゲート機10L,10Rを対向して設置することによって構成され、各ゲート機10L,10Rの夫々には、平面視矩形の筐体の内側の手前側に鉛直な回転軸を有して約90度開閉する一対のゲートバー10X,10Y(ゲートフラップとも言う)を有しており、図1の状態は第1のゲート装置10が開状態にあることを示している。一方、符号20で全体的に示した第2のゲート装置は、左右のゲート機20L,20Rを、入場車路EDの進行方向奥側で、入場車路EDの左右両側の路肩ET,ESに対向して設置され、平面視矩形の筐体の内側の手前側に鉛直な回転軸を有して、約90度開閉する一対のゲートバー20X,20Yを有しており、図1の状態は第2のゲート装置20が閉状態にあることを示している。
車輪センサ12,13は左右一対のセンサであり、一側の車輪センサ12にはケース内部に4箇所の受光部(赤外線受光素子)が所定の位置に配置されている。他側の車輪センサ13にはケース内部に4箇所の発光部(赤外線発光素子)が所定の位置に配置されている。もちろん各々の位置関係は同じであり、即ち車路中央ラインに対して対称の関係にある。
他側の車両センサ13のケース内には発光部(図示省略)の取付機構部が設けられ、各発光素子から配線(いずれも図示省略)を介して一側の車輪センサ12に接続され、一側の車輪センサ12のケース内部には受光部の取付機構部や各受光素子からの配線(いずれも図示省略)と、前記の各発光素子からの配線は内部の図示しない制御部に接続され、その他適宜電源部や設定操作部などが設けられている。
更に、一側の車輪センサ12は図示しない配線を介して発券機1に接続され、後述する車種判別信号やリセット信号の入出力や電力供給線が入場車路EDや路肩ESに埋設されて配線されている。なお、本実施例では、車輪センサ12,13の発光受光素子には赤外線ビームを用いたセンサーを使用しているが、赤外線に限らずに赤色可視光線方式のセンサーでも良いし、超音波やマイクロ波やレーザー光線を用いる方式でも実現可能であり、センサーの指向性やスポット径やセンサー素子の価格を考慮して適宜決定すれば良い。
図2および図3は、本発明の実施例に係る駐輪場ゲートシステムの入場車路EDの部分の平面図を示している。図において、入場車路EDの進行方向右側の第1、第2のゲート機10R,20Rの夫々の筐体の入場車路ED側の面には、第1、第2の通過検知手段としての通過センサ10S,20S(図1参照)が設置されている。具体的には、超音波式の通過センサ10S,20Sが、右側の第1、第2のゲート機10R,20Rの夫々の筐体の入場車路EDを向いた面の上部に設置され、図の二点鎖線で示したようなエリア10W,20Wに物体が存在しているかどうかを検知することが出来る。なお、通過センサ10S,20Sとしては超音波以外でも、赤外線やレーザービームを用いたものでもよく、対向する夫々の筐体間で発光受光素子を設けた透過型の検出手法であってもよい。

また、図4は、本発明の実施例に係る駐輪場ゲートシステムの入場車路EDにおけるの動作フローを示している。よって、図2(1)から図3の(6)までを順を追って、図4のフローと対比させながら、その動作を説明することにする。
<入場車路動作説明>

図2(1)は本発明の実施例に係る駐輪ゲートシステムの入場車路EDで、車路内には二輪車Aがおらず、これから自転車が進行方向に沿って第1のゲート装置10に進入する前の状態を示している。この場合、第1のゲート装置10は開状態であり、第2のゲート装置20は閉状態である。また、第1、第2の通過センサ10S,20S、車輪センサ12,13とも物体を検知していない状態である。この状態において図4のステップS1では第1の通過センサ10Sが物体を検知してONとなるかどうかを繰り返し監視している。
図2(2)は(1)から自転車としての二輪車Aが入場車路EDに進入した状態を示している。ここまでで上記ステップS1で第1通過センサ10Sを監視していて、二輪車A(自転車)の前輪ASやフレームAFや利用者H自身が第1の通過センサ10Sの監視エリア10W内に位置した場合に、ステップS1で第1の通過センサ10SのON?がYESとなり、次のステップS2に移行する。ステップS2では、車輪センサ12,13が車輪ASを検知するか否かを繰り返し監視し、予め設定したタイムアウト時間(例えば20秒)以内に車輪センサ12,13が車輪ASを検知すれば、ステップS2が車輪センサ12,13のON?がYESとなり、次のステップS3に移行する。但しステップS2がYESになる前にステップS17の前記タイムアウト時間を経過すると、タイムアウト?がYESとなり、ステップS16のエラー出力に移行する。
ステップS3では、この時点ですでに通過した第1の通過センサ10SがOFFとなっているかどうかをチェックし、なんら物体を検知しておらずOFFであればYESとなり、ステップS4に移行するが、この時点で仮に第1の通過センサ10SがONであれば、ステップS16に移行してエラー出力に移行する。これは、車輪センサ12,13と第1の通過センサ10Sが両方ともONであった場合には、先行して入場車路EDに進入した二輪車Aの後ろに、共連れ入場を図る後続の二輪車(図示省略)が来ている可能性が高いからである。
次に図2の(3)状態に移行し、これはステップS4で第1のゲート10X,10Yを閉動作した状態を示しているが、すぐにステップS5に移行して、発券案内出力が成されるが、これが具体的には「発券釦を押して入場券をお取りください」といったアナウンスが出力されたり、発券機1の表示画面1Dに同様の文言が表示されるなどによって成される。
次いで、ステップS6で発券釦1Tの押下がされたかどうかを監視するが、同時にステップS18で発券機1に定期券が挿入されるか、若しくはどちらも成されずに予め設定した時間が経過して、ステップS19でタイムアウトとなるかを繰り返し監視する。ステップS6で発券釦1Tが押下されればYESとなり、ステップS7に移行して入場券が発行され、次いでステップS8に移行してこの券の抜き取りを監視する。また入場券の抜き取りが予め設定した時間経過していなければ、ステップS20でタイムアウトがNOとなり、ステップS8の券抜き取りが繰り返し監視される。なお、ステップS18で定期券が発券機1に挿入されていた場合は、同様にステップS8で券抜き取りが監視される。
ステップS8で利用者が発券機1から入場券を引き抜くとYESとなり、次のステップS9に移行して第2のゲート20X,20Yを開動作する。これが図3(4)に示した状態である。この状態で二輪車Aが進行方向に沿って入場車路EDを進行すると、まずステップS10で示した第2の通過センサ20Sの監視エリア20Wを通過することになり、第2の通過センサ20Sが一旦ONするか否かが監視され、第2の通過センサ20Sの監視エリア20Wに差し掛かると、ステップS10でYESとなり、ステップS11に移行して今度は第2の通過センサ20Sが完全にOFFとなるかが監視される。完全にOFFとなればステップS11はYESとなって次のステップS12に移行する。なお、完全にOFFになったかどうかは、一定時間以上OFFが継続して出力された場合に完全にOFFと判定すればよい。図3(5)はこの完全にOFFとなった状態を示している。また、予め設定した時間経過しても完全にOFFとならない場合にはステップS25でタイムアウトがYESとなって、ステップS24の警報出力に移行する。
ステップS12ではさらに第1の通過センサ10Sと車輪センサ12,13の両方ともがOFFかどうかを判定し、両方ともOFFでなんら物体を検知していない状態であれば、YESとなってステップS13に移行するが、どちらかでもONであればNOとなってステップS26の警報出力に移行する。これは、第1の通過センサ10Sと車輪センサ12,13がなんらかの物体を検知している状態であれば、二輪車Aが第2の通過センサ20Sの検知範囲に一旦進行したものの、完全に通過しきる前に戻ってきた可能性があるからで、この様に第1の通過センサ10Sと車輪センサ12,13の両方がOFFであることを確認することによって、あえて場内に進行しないで、抜き取った入場券を使用して他の駐輪中の入場券と交換するといった不正を防止することが可能と成る。
ステップS12でYESとなれば、ステップS13に移行して第2のゲート20X,20Yを閉動作し、次いでステップS14に移行して第1のゲート10X,10Yを開動作して処理を終了するが、この状態が図3(6)に示されており、結果として図2(1)と同じ状態に戻ることになる。
一方、ステップS8で発券機1から入場券を抜き取りせず、予め設定した時間が経過してステップS20でタイムアウト?がYESとなった場合には、ステップS21に移行して一旦発行した入場券を発券機1の内部に回収し、次いでステップS22に移行して第1のゲート10X,10Yを開動作し、ステップS16でエラー出力をした後に元に戻る。ここでエラー出力とは、音声によってエラーを示すブザー音を発するか、画面状にエラー表示を行うなどで実現されるが、図示しないがこれらは数秒間出力した後に終了すればよい。これにより、一旦は入場車路EDに進入してきた利用者Hでも後退する手段を有しているので、係員がゲートを開放するような対応は必要ない。また、この様に発券機1から入場券を抜き取らない限りは、利用者Hに後退を許容しても、なんら不正な行為に至ることがない。
<出場車路動作説明>
図5は本発明の実施例に係る駐輪場ゲートシステムの出口車路での動作フローである。また、出口車路(便宜的に符号XDで示す)を示した図は図1、2、3と同じであり、唯一発券機1が料金精算機(便宜的に符号30で示す)に変わるだけである。以下、出口車路XDでの動作フローをこれ等の図面を利用して説明すると、図5において出場車路XDで、車路XD内には二輪車がおらず、これから二輪車Aが進行方向に沿って第1のゲート装置10に進入する前の状態の場合、前述の図2(1)と同様に第1のゲート装置10は開状態であり、第2のゲート装置20は閉状態である。また、第1、第2の通過センサ10S,20S、車輪センサ12,13とも物体を検知していない状態である。この状態において図5の始めのステップS31では第1の通過センサ10Sが物体を検知してONとなるかどうかを繰り返し監視している。
上記のステップS31で第1の通過センサ10Sを監視していて二輪車Aとしての自転車の前輪ASやフレームAF、或いは、利用者H自身が第1の通過センサ10Sの検知範囲(監視エリア10W)に位置した場合に、ステップS31で第1の通過センサ10SのON?がYESとなり、次のステップS32に移行する。ステップS32では、車輪センサ12,13が車輪ASを検知するかどうかを繰り返し監視し、予め設定したタイムアウト時間(例えば20秒)以内に車輪センサ12,13が車輪ASを検知すれば、ステップS32で車輪センサ12,13ON?がYESとなり、次のステップS33に移行する。但しステップS32がYESになる前にステップS45の前記タイムアウト時間を経過すると、タイムアウト?がYESとなり、ステップS44のエラー出力に移行する。
ステップS33では、この時点ですでに通過した第1の通過センサ10SがOFFとなっているかどうかをチェックし、なんら物体を検知しておらずOFFであればYESとなり、ステップS34に移行するが、この時点で仮に第1の通過センサ10SがONであれば、ステップS44に移行してエラー出力に移行する。これは、車輪センサ12,13と第1の通過センサ10Sが両方ともONであった場合には、先行して出場車路XDに進入した二輪車Aの後ろに、共連れ出場を図る後続の二輪車Aが来ている可能性が高いからである。
ステップS34で第1のゲート10を閉動作した場合には、すぐにステップS35に移行して、料金精算機30から精算案内出力が成されるが、これが具体的には「入場券を挿入して精算を開始してください」といったアナウンスが出力されたり、料金精算機30の表示画面(図示省略)に同様の文言が表示されるなどによって成される。
次いで、ステップS36で料金精算機30に対して料金支払い処理が開始されたかどうかを監視するが、同時にステップS46で料金精算機30に定期券が挿入されるか、ステップS47で後述する精算取消釦の押下が成されるか、若しくはいずれも成されずに予め設定した時間が経過して、ステップS48でタイムアウトとなるかを繰り返し監視する。ステップS36で入場券が挿入されればYESとなり、ステップS37に移行して精算処理が実行される。若しくはステップS46で定期券挿入がされていればステップS49に移行してこの定期券の抜き取りを監視する。また定期券の抜き取りが予め設定した時間経過していなければ、ステップS50のタイムアウトがNOとなり、ステップS49の定期券抜き取りが繰り返し監視される。
ステップS37で利用者Hが料金精算機30に対する精算処理を完了すれば、ステップS38に移行して第2のゲート20を開動作する。これが図3(4)に示したのと同じ状態である。この状態で二輪車Aが進行方向に沿って出場車路XDを進行すると、まずステップS39で示した第2の通過センサ20Sの監視状態を通過することになり、第2の通過センサ20Sが一旦ONするかどうかが監視され、第2の通過センサ20Sの監視エリア20W内に差し掛かると、ステップS39でYESとなり、ステップS40に移行して今度は第2の通過センサ20Sが完全にOFFとなるかが監視される。完全にOFFとなればステップS40はYESとなって次のステップS41に移行する。なお、完全にOFFになったかどうかは、一定時間以上OFFが継続して出力された場合に完全にOFFと判定すればよい。また、予め設定した時間経過しても完全にOFFとならない場合にはステップS54でタイムアウトがYESとなり、ステップS53の警報出力に移行する。
ステップS41ではさらに第1の通過センサ10Sと車輪センサ12,13の両方ともがOFFかどうかを判定し、両方ともOFFでなんら物体を検知していない状態であれば、YESとなってステップS42に移行するが、どちらかでもONであればNOとなってステップS55の警報出力に移行する。これは、第1の通過センサ10Sと車輪センサ12,13がなんらかの物体を検知している状態であれば、二輪車Aとしての自転車が第2の通過センサ20Sの検知範囲に一旦進行したものの、完全に通過しきる前に戻ってきた可能性があるからで、この様に第1の通過センサ10Sと車輪センサ12,13の両方がOFFであることを確認することによって、場外に退出しないで戻ってしまった利用者に対して警報で通知することにより、係員の対応を自動的に実施することが可能と成る。
ステップS41でYESとなれば、ステップS42に移行して第2のゲート20X,20Yを閉動作し、次いでステップS43に移行して第1のゲート10X,10Yを開動作して処理を終了するが、この状態は図3(6)に示された状態と同じであり、結果として図2(1)と同じ状態に戻ることになる。
一方、ステップS36で料金精算機30に入場券を挿入しないで精算処理に移行せず、予め設定した時間が経過してステップS48でタイムアウト?がYESとなった場合には、ステップS51に移行して第1のゲート10X,10Yを開動作し、ステップS44でエラー出力をした後に元に戻る。ここでエラー出力とは、音声によってエラーを示すブザー音を発するか、画面状にエラー表示を行うなどで実現されるが、図示しないがこれらは数秒間出力した後に終了すればよい。これにより、一旦は出場車路XDに進入してきた利用者Hでも後退する手段を有しているので、係員がゲートを開放するような対応は必要なくなる。また、この様に入場券を挿入しないで精算処理を開始しない限りは、利用者に後退を許容しても、なんら不正な行為に至ることがない。
さらにステップS36で料金精算機30に対して入場券を挿入せず、ステップS46で定期券を挿入しない状態で、ステップS47で精算取消釦(図示省略)が押下された場合には、すぐさまステップS51に移行して第1のゲート10X,10Yを開動させて利用者の後退を許容する。さらに図示しないが、一旦精算処理に移行しても、精算が完了する前に精算取消釦を押下した場合には、その時点までの投入金などは返却し、入場券も再度利用者に抜き取り可能に排出し、利用者がその入場券を抜き取った場合にステップS51に移行して第1のゲート10X,10Yを開動作し、利用者Hの後退を許容してもよい。
この様にすることで、一旦は出場しようとした利用者Hが、仮に小銭を持っておらず、精算処理をすることが出来ない場合に、精算取消釦(図示省略)を押下すれば後退できるため、利用者Hが再度駐輪場に二輪車Aを駐輪して、小銭の両替にいくといった行為が係員の対応を必要とせずに実現可能になる。
<第2の実施例>
図6は本発明の第2の実施例に係る駐輪場ゲートシステムの動作フローであり、入場車路EDの動作を示している。また、図6に示す各動作のステップの番号は、前述の図4と同じ動作に関しては同じ符号で示している。従って、同じ動作の説明は省略することにする。
前述の実施例においては、ステップS8で入場券を抜き取りせず、予め設定した時間が経過してステップS20でタイムアウト?がYESとなった場合には、ステップS21に移行して一旦発行した入場券を発券機1の内部に回収し、次いでステップS22に移行して第1のゲート装置10を開動作し、ステップS16でエラー出力をした後に元に戻り、一旦は入場車路EDに進入してきた利用者Hでも後退を許容しているが、第2の実施例においては、これに加えてステップS10で第2の通過センサ20SがONする以前に、ステップS27で入場券を挿入したかどうかが監視され、利用者Hが直前に抜き取った入場券を再度発券機1の券取出/挿入口ISに挿入し、それが直前に発行した入場券と同じデータ(券ID,発券時刻、機械番号等)であった場合は、ステップS27がYESとなって、丸Bで示したルートを通ってステップS28に移行して第2のゲート20X,20Yを閉動作し、ステップS21で受け入れたその入場券を回収し、丸Aで示したルートを通ってステップS16でエラー出力をしてから元に戻る。
これにより、一旦は入場車路EDに進入して入場券を抜き取った利用者Hでも、その券を再度発券機1に挿入することで後退できる手段を有しているので、係員がゲート10X,10Yを開放するような対応は必要ない。また、この様に入場券を抜き取っても、そのままその券を戻した場合には、利用者Hに後退を許容しても、なんら不正な行為に至ることがない。
また、フロー上では図示していないが、一旦抜き取った入場券を回収するに当たって、ステップS23のタイムアウトの監視段階における経過時間により、予め設定した時間、例えば20秒経過してもステップS10の第2の通過センサ20SがONに至らない場合に、「入場を取り消す場合には抜き取った入場券を券挿入口に挿入してください」といったアナウンスや表示を出力し、利用者Hに後退が可能なことを知らしめ、その後、別途予め設定した時間経過するまでは上記の通りステップS27で入場券の挿入をしたかどうかを監視するのも好適である。
なお、前述の実施例と第2の実施例とも、通過センサの検知を行わずにタイムアウトとなった場合には、図4,図6のステップS24、ステップS26、図5のステップS53、ステップS55の如く、警報出力のみとしているが、これはこの段階でのタイムアウトは利用者が不正を行っている可能性が高いため、自動的に第1、第2のゲート装置10,20等を開動作することはせず、警報出力のみで処理が停止することとしている。また、同時にインターホン等で管理事務所に連絡する旨をアナウンスや表示で出力してもよい。もちろん管理事務所側からの遠隔操作で、第1と第2のゲート装置10,20等を開動作させ、利用者Hに進入するか後退するかを指示し、その後処理をリセットするといった係員対応は当然可能となっている。
本発明の実施例で説明した駐輪ゲートシステムの構成は一例で、上記に述べた本発明の実施形態は本発明の好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限りこれらの態様に限定されるものではない。
本発明の技術は、有料の駐輪場の入場口や出場口に設置されて利用されることが見込まれるものである。
1 発券機(二輪車の通過を管理する管理機)
30 料金精算機(二輪車の通過を管理する管理機)
ED 入場車路
XD 出場車路
10,20 第1、第2のゲート装置
10X,10Y及び20X,20Y 第1、第2のゲート
10S,20S 第1、第2のゲート通過検知手段(第1、第2の通過センサ)
12,13 車輪検知手段(車輪センサ)
A 二輪車(自転車、自動二輪車)
AF 前輪
H 利用者

Claims (7)

  1. 二輪車が通行する車路の進行方向手前側の第1のゲートと、二輪車が通行する車路の進行方向奥側の第2のゲートと、当該第1と第2のゲートの間で二輪車の通過を管理する管理機と、当該管理機の近傍に二輪車が来たことを検知する車輪検知手段と、前記第1と第2のゲートへの接近と通過を検知する第1、第2のゲート通過検知手段とを備えていて、
    初期状態において前記第1のゲートは開状態で第2のゲートは閉状態であるか、若しくは、初期状態において前記第1と第2のゲートは閉状態で、二輪車の前記第1のゲート通過検知手段への接近の検知によって第1のゲートのみ開動作するように構成され、
    二輪車が前記第1のゲート通過検知手段によって検知された後に、前記管理機の近傍に前記二輪車が進入したことが前記前輪検知手段によって検知され、更に、その時点で前記第1のゲート通過検知手段の検知が終了している場合に、前記第1のゲートを閉動作させて、2つのゲートの間に前記二輪車を閉じ込める両ゲート同時閉モードを有すると共に、
    前記管理機による入場または出場の手続き処理が完了すると、前記第2のゲートを開動作し、前記二輪車の通過によって前記第2のゲート通過検知手段による検知が終了した時に前記第2のゲートを閉動作し、前記第1と第2のゲートの間に二輪車が存在しない空車状態を認識した後に、引き続き前記第1のゲートを開動作するか、若しくは前記第1のゲートを開動作しない初期状態に復帰することを特徴とする駐輪場ゲートシステム。
  2. 前記空車状態は、前記車輪検知手段が物体を検知していない場合で、且つ、前記第1の通過検知手段が物体を検知していない状態において認識することを特徴とする請求項1に記載の駐輪場ゲートシステム。
  3. 前記両ゲート同時閉モードにおいて前記管理機による入場または出場の手続き処理が、予め設定した時間を経過しても利用者の初めの入力操作が開始されていない場合には、当該管理機よりエラー警報を出力すると共に、前記第1のゲートを開動作して利用者の後退移動を許容し、その後に前記第1の通過検知手段が物体を検知しておらず、且つ、前記車輪検知手段が物体を検知していない状態に移行した場合に、前記初期状態に復帰することを特徴とする請求項1又は2に記載の駐輪場ゲートシステム。
  4. 二輪車の通過を管理する前記管理機は、入場車路においては発券機および/若しくは定期券読み取り機であり、出場車路においては料金精算機および/若しくは定期読み取り機であることを特徴とする請求項1乃至3に記載の駐輪場ゲートシステム。
  5. 前記両ゲート同時閉モードにおいて、前記車路の管理機である発券機による入場の手続き処理として、利用者による発券ボタンの押下によって入場券を発行し、当該入場券が予め設定した時間を経過しても利用者によって発券機から抜き取られない場合には、当該発券機よりエラー警報を出力して、且つ、前記入場券を発券機内部に回収し、前記第1のゲートを開動作して利用者の後退移動を許容すると共に、その後前記第1の通過検知手段が物体を検知しておらず、且つ、前記車輪検知手段が物体を検知していない状態に移行した場合に、初期状態に復帰することを特徴とする請求項4に記載の駐輪場ゲートシステム。
  6. 前記両ゲート同時閉モードにおいて、前記管理機である発券機による入場の手続き処理として、利用者による発券ボタンの押下によって入場券を発行し、入場の手続き処理の完了として当該入場券が発券機から抜き取られた場合に、前記第2のゲートを開動作した後、予め設定した時間を経過しても前記第2のゲート通過検知手段が通過を検知しない場合に、当該発券機はエラー警報を出力し、前記第2のゲートを閉動作し、且つ、発券機内への前記利用者が抜き取った入場券の挿入を案内し、利用者が入場券を発券機に挿入して当該入場券が直前に発行した入場券と全く同じだった場合に、当該入場券を発券機内部に回収し、前記第1のゲートを開動作して利用者の後退移動を許容すると共に、その後前記第1の通過検知手段によって物体を検知しておらず、且つ、前記車輪検知手段が物体を検知していない状態に移行した場合に、前記初期状態に復帰することを特徴とする請求項5に記載の駐輪場ゲートシステム。
  7. 前記両ゲート同時閉モードにおいて前記管理機である料金精算機による出場の手続き処理として、利用者の入場券の当該料金精算機への挿入を受付けし、出場手続き処理の完了として当該入場券に記録された入場時刻を元に駐輪利用料金の精算を完了した場合に前記第2のゲートを開動作する一方、予め設定した時間を経過しても前記料金精算機が前記入場券の受付を検知しない場合に、当該料金精算機はエラー警報を出力して、且つ、料金精算機の精算取消釦の押下を案内するか、若しくは、前記予め設定した時間の経過の有無によらずに、利用者が精算取消釦を押下した場合に、前記第1のゲートを開動作して利用者の後退移動を許容すると共に、前記第1の通過検知手段によって物体を検知しておらず、且つ、前記車輪検知手段が物体を検知していない状態に移行した場合に、前記初期状態に復帰することを特徴とする請求項4に記載の駐輪場ゲートシステム。
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