JP2012063617A - 走査線調整機構、光走査装置および画像形成装置 - Google Patents

走査線調整機構、光走査装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】精度高い走査線の調整を行うことができることができる走査線調整機構、光走査装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】走査線調整機構たる長尺レンズユニット20は、調整ネジ205の頭部205bに係合し、調整ネジ205と一体的に回転するハスバギヤ202と、ハスバギヤ202と噛み合うウォームギヤ203と、作業者の操作による回転力をウォームギヤ203に伝達する回転力伝達部材たるハンドル部材204とを備える傾き調整機構200を有している。
【選択図】図25

Description

本発明は、走査線調整機構、光走査装置および画像形成装置に関するものである。
従来、レーザービームプリンタ、デジタル複写機、レーザーファクシミリ等の画像形成装置において、画像情報に基づいて生成した光ビームによって感光体等の潜像担持体を光走査することで、潜像担持体上に潜像を形成するものが知られている。かかる画像形成装置における光走査装置は、一般に、レーザーダイオード等の光源、ポリゴンミラー等からなる偏向手段、走査レンズ(fθレンズ)、長尺レンズ、反射鏡などを有している。
かかる構成の光走査装置においては、それを構成する光学系部品や支持体などに、製造時の加工誤差などによる微妙な歪みがどうしても発生する。また、光学系部品や支持体には組付誤差が少なからず発生する。そして、これら歪み、組付誤差などにより、潜像担持体の表面上を走査する走査線が感光体の表面移動方向に対して傾斜した線となったり、湾曲した線となったりする。
走査線の湾曲は、反射鏡や長尺レンズなどの光学系部品の主走査方向中央部を調整ネジにより押し込んで、光学系部品を強制湾曲させることで走査線の湾曲を補正している(例えば、特許文献1、2)。また、走査線の傾きは、反射鏡や長尺レンズなどの光学系部品の端部を調整ネジにより押し込んで、光学系部品の姿勢を調節することで走査線の傾きを補正している。
上記のような走査線の湾曲や傾きの補正は、次のようにして行われている。まず、走査線の湾曲や傾きを検知するための検知パターンを像担持体に形成し、像担持体上の検知パターンを光学センサで検知して、走査線の湾曲量や、傾き量を計算し、画像形成装置の操作表示部などに表示する。次に、作業者は、操作表示部に表示された湾曲量や傾き量と、マニュアルに記載された内容(例えば、湾曲量Xのときは、調整ネジをY°回転させることを指示した内容)とに基づいて、調整ネジの頭部にドライバーなどの治具を差し込み、マニュアルで指示された回転角度、調整ネジを回転させて傾き量や湾曲量を調整している。
しかしながら、上記のように調整ネジを直接回転させて調整する構成においては、調整ネジの回転角度を1°単位で調整することは困難であり、精度の高い走査線の調整を行うことができなかった。
本発明は以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的は、精度高い走査線の調整を行うことができることができる走査線調整機構、光走査装置および画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、光源と、上記光源から発射された光を主走査方向に偏向せしめる偏向手段と、上記偏向手段から走査対象物までの光路上に配置された光学系部品とを有し、上記光によって走査対象物を光走査する光走査装置に用いられ、調整ネジを備え、該調整ネジにより上記光学系部品の姿勢または湾曲を調整することで、上記光走査線を調整する走査線調整機構において、上記調整ネジの頭部に係合し、該調整ネジと一体的に回転するハスバギヤと、該ハスバギヤと噛み合うウォームギヤと、作業者の操作による回転力を上記ウォームギヤに伝達する回転力伝達部材とを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の走査線調整機構において、上記ハスバギヤを、ハスバギヤの回転軸方向に移動可能に構成したことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の走査線調整機構において、上記調整ネジが上記ハスバギヤに対してハスバギヤの回転軸方向に所定範囲移動可能に構成し、かつ、上記調整ネジの頭部に係合するハスバギヤの係合部のハスバギヤ回転軸方向長さを、上記調整ネジの調整量以上にしたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれかの走査線調整機構において、上記調整ネジ、上記回転力伝達部材、上記ハスバギヤ、上記ウォームギヤを保持する保持機構を備え、上記回転力伝達部材は、弾性部を有し、上記保持機構は、上記弾性部を変形させて、上記ハンドル部材に回転負荷を付与する回転負荷付与部と、上記弾性部の弾性変形を無くして、一時的に回転負荷を無くす回転負荷解除部とを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の走査線調整機構において、上記保持機構は、上記調整ネジが螺子合するネジ穴を有し、上記ウォームギヤを、上記ウォームギヤの回転軸方向に移動不能に保持する保持部材と、上記ウォームギヤと上記ハスバギヤとを覆うカバー部材とを備え、上記カバー部材を上記光走査装置に固定したことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5いずれかの走査線調整機構において、上記回転力伝達部材を、上記光走査装置から露出させたことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6の走査線調整機構において、上記回転力伝達部材を、上記光走査装置に対して、着脱自在に構成したことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1乃至7いずれかの走査線調整機構において、上記調整ネジの頭部は、多角形状であり、上記調整ネジの頭部に係合するハスバギヤの係合部は、円周方向等間隔で複数箇所設けられ、上記調整ネジの頭部の側面と当接する当接面であることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1乃至8の走査線調整機構において、上記ハスバギヤは、上記調整ネジの脱落を防止する調整ネジ脱落防止機構を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1乃至9の走査線調整機構において、上記調整ネジ脱落防止機構は、円周方向3箇所に設けられたスナップフィット部であることを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、光源と、上記光源から発射された光ビームを主走査方向に偏向せしめる偏向手段と、上記偏向手段から走査対象物までの光路上に配置された光学系部品の姿勢または湾曲を調整して走査線を調整する走査線調整手段とを備え、上記光によって上記走査対象物を光走査する光走査装置において、上記走査線調整手段として、請求項1ないし10いずれかの走査線調整機構を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、潜像を担持する潜像担持体と、光走査によって該潜像担持体の表面に潜像を形成する光走査手段と、該潜像担持体に担持された潜像を現像する現像手段とを備える画像形成装置において、上記光走査手段として、請求項11の光走査装置を用いたことを特徴とするものである。
本発明によれば、作業者の操作による回転力を、ウォームギヤを介して調整ネジに伝達し、調整ネジを回転させるので、作業者の操作における1回転あたりの調整ネジの回転量を少なくすることができる。その結果、走査線調整機構の調整分解能を高めることができ、精度の高い走査線の調整を行うことができる。
本発明に係る画像形成装置の概略断面図。 本発明に係る光走査装置の構成を示す概略断面図。 長尺レンズユニットの概略構成図。 走査線の傾き調整を示す模式図。 傾き調整機構の斜視図。 図5の奥側斜め下から見た傾き調整機構の斜視図。 傾き調整機構の正面図。 傾き調整機構の一部を分解した分解斜視図。 ウォームギヤと保持部材とを示す斜視図。 ウォームギヤと保持部材の分解図。 ハスバギヤとハンドル部材とを分解した斜視図。 ハスバギヤと調整ネジとを示す斜視図。 図12を逆方向から見た斜視図。 ハスバギヤの正面図。 調整ネジをハスバギヤに取り付けた斜視図。 ウォームギヤとハンドル部材とを示す斜視図。 ウォームギヤとハンドル部材とが係合した状態を示す拡大斜視図。 ハンドル部材の下面図。 カバー部材の挿入部周辺を示す平面図。 カバー部材の挿入部にハンドル部材を取り付けたときのカバー部材の挿入部周辺を示す平面図。 カバー部材以外の傾き調整機構の構成を示す正面図。 傾き調整機構を第1光走査装置に取り付ける様子を示す図。 ハウジングに蓋部材を取り付ける様子を示す図。 蓋部材の穴部の周辺の拡大斜視図。 長尺レンズユニット20の一部を示す概略斜視図。 図25のA方向から見た斜視図。 傾き調整機構の変形例を示す図。
本発明が適用されるカラー画像形成装置の一例を図1に基づき説明する。
図1は、潜像担持体としての複数、4つのドラム状をした感光体10Y、10C、10M、10Kをタンデム配列したフルカラー画像形成装置の例であり、これら感光体は画像形成手段たる各作像装置7Y、7C、7M、7Kの一部として構成されている。これら作像装置7Y、7C、7M、7Kは順に、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色に対応し、これらの色の画像をつくる。
図1の画像形成装置のタイプでは、2つの支持ローラ15a、15bなどに支持されて回転する表面移動部材としての中間転写ベルト14があり、この中間転写ベルト14の下側の張設ラインに沿って、矢印で示す該中間転写ベルト14の移動方向順に、上流側から、上記作像装置7Y、7C、7M、7Kが間隔をおいて配置されている。
フルカラー画像の形成に際しては、これら作像装置7Y、7C、7M、7Kに設けられた感光体10Y、10C、10M、10Kに後述するように、各色のトナー画像が形成される。次に、これら異なる色のトナー画像は、中間転写ベルト14を間にして各感光体に対向して配置されている転写手段としての一次転写ローラ16の機能により中間転写ベルト14の移動とともに、中間転写ベルト14上に順次重ね転写される。詳しくは、中間転写ベルト14上の一次転写ローラ16が接している箇所は転写位置といい、この転写位置で転写が行なわれる。
4つの重ね転写トナー像は最終記録媒体である記録材に、支持ローラ15aと二次転写ローラ9とのニップ部で一括転写され、定着装置6の定着対ローラ間を通紙したのち、搬送ローラを経て、排紙ローラ対より排紙トレイ19上に排紙される。こうして、記録材上にフルカラー画像を得る。
尚、中間転写ベルト14は、第1画像形成モードたるモノクロ形成モードに適合させるために、感光体10Kについては一次転写ローラ16により常時接触させる構成であり、他の感光体については、可動のテンションローラの機能により中間転写ベルト14が接離する構成としている。中間転写ベルト14上の残トナーを除去するためのクリーニング装置17がローラ15a部に設けられている。
図1において、各作像装置7Y、7C、7M、7Kは扱うトナーの色が異なるだけであり、機械的な構成及び作像プロセスは共通であるので、感光体以外の各構成部材は同一の符号を付し、任意の一つの作像装置、例えば作像装置7Yについて構成及び作像のプロセスを説明する。
作像装置7Yの感光体10Yの周囲には、図中、時計回りの回転方向順に、感光体10Yを帯電する帯電手段としての帯電ローラ11、書込光Lの照射位置、現像手段としての現像装置12、一次転写ローラ16、クリーニング装置13などが配置されている。
各作像装置7Y、7C、7M、7Kの上方には、2つの光走査装置4a,4bが配設されている。感光体10Y、10Cへの書込光Lは、第2光走査装置4bから出射され、感光体10M、10Kへの書込光Lは、第1光走査装置4aから出射される。各光走査装置4a,4bは、感光体に向けて各色用の書込光Lを出射して静電潜像を形成する。なお、詳細については、後述する。
作像装置7Yの現像装置12については、イエローの現像剤が収納されていて、潜像をイエロー画像で可視像化する。他の作像装置についても、それぞれの色の現像剤が収納されていて、その収納されている現像剤の色で潜像を可視像化する。
画像形成に際しては、感光体10Yが回転して帯電ローラ11により一様に帯電され、書込位置でイエロー画像の情報を含む書込光Lの照射を受けて静電潜像が形成され、この潜像が現像装置を通過する間にイエロートナーにより顕像化される。
感光体10Y上のイエロートナー像は、一次転写ローラ16により中間転写ベルト14に転写される。中間転写ベルト14上の、このイエロートナー画像は、作像装置7Cでシアントナー画像、作像装置7Mでマゼンタトナー画像、作像装置7Kでブラックトナー画像と順次重ね転写される。これにより、フルカラートナー画像が形成される。
この重ねトナー像が二次転写ローラ9に達するのと同じタイミングで二次転写ローラ9に至るように、記録材が給紙部5、レジストローラからタイミングを取って送り出され、前記したように、支持ローラ15aと二次転写ローラ9とのニップ部で一括転写される。
一方、転写後の感光体はクリーニング装置13により残留トナーが除去された後、除電ランプにより除電されて次の画像形成に備えられる。同様に、中間転写ベルト14についても、残留トナーなどがクリーニング装置17により除去される。
本例の画像形成装置では、各感光体上のトナー画像を一旦中間転写ベルト14上に重ね転写して、この重ねトナー画像をシート状媒体に一括転写する方式であるが、かかる中間転写ベルトに代えて表面移動部材たる記録紙搬送ベルトを設け、この記録紙搬送ベルトにより記録材を載せて搬送し、この搬送の過程で、各感光体から順次カラートナー像を記録材上に重ね転写することにより、フルカラー画像を合成する方式のカラー画像形成装置も知られている。本発明は、これら何れの方式の画像形成装置に対しても、適用可能である。
次に、光走査装置4a,4bについて説明する。各光走査装置の構造は同一であるので、第1光走査装置4aについて説明する。
図2は、第1光走査装置4aの構成を示す概略断面図である。
第1光走査装置4aは、ポリゴンスキャナ50、各種の反射ミラー、各種のレンズ等の光学素子を備えている。
ポリゴンスキャナ50は、正多角柱形状からなる2つのポリゴンミラー49K,49Mを備えている。このポリゴンミラー49K,49Mは、その側面に反射ミラーを有し、図示しないポリゴンモータによって正多角柱の中心軸を回転中心として高速回転する。これにより、その側面に図示しないレーザダイオード(光源)からの光ビームが入射すると、このレーザ光が偏向・走査される。
光学素子たる、走査レンズ(fθレンズ)25K,25M、第1折り返しミラー45aK,45aM、第2折り返しミラー45bK,45bM、長尺レンズ46K,46Mは、ポリゴンスキャナ50から走査対象物である感光体10までの光路上に配置されている。また、本実施形態においては、走査レンズ(fθレンズ)25から感光体まで2枚の折り返しミラー45を配置しているが、折り返しミラー45の枚数は、光路長を調整するために使われ、枚数は適宜選択される。
図示しないレーザダイオード(光源)からの光ビームが回転多面鏡49の側面に入射すると、この光ビームが主走査線方向に偏向走査される。回転多面鏡49で偏向走査された光ビームは、走査レンズ25によって一定の角速度で主走査方向に偏向せしめられる光の偏向方向の移動速度を等速に変換する。走査レンズ25を透過した光ビームLは、第1、第2折り返しミラー45a、45b、長尺レンズ46、防塵ガラス55を介して感光体10に照射される。
次に、上記第1光走査装置4aによる走査線の傾きを調整する走査線調整装置の構成について説明する。
本実施形態における走査線調整装置は、走査線の傾きを調整する。走査線の傾きは、長尺レンズの姿勢を変化させることで調整する。走査線の傾き調整を行う機構は、各色の長尺レンズ46に備わっている。以下、長尺レンズ46Kを例に挙げて説明する。ただし、以下の説明では、色分け符号を省略する。
図3は、走査線調整装置たる長尺レンズユニット20の概略構成図である。
面倒れ補正を行うための長尺レンズ46は、板バネ22、23を介してブラケット21に取り付けられている。図3に示すように、光学ハウジング100には、長尺レンズ46の長手方向と直交する方向に延設された突出部100aが設けられている。その突出部100aの曲線状上面に長尺レンズ46が載置されてレンズの高さ方向(副走査方向)への位置決めが行われるとともに、長尺レンズ46をシーソーの支点のように支持している。ブラケット21の両端部は、板バネ31,32によってハウジング100側へ押圧され、ブラケット21が長尺レンズ46をハウジング100に押し付けるようにして、長尺レンズ46をハウジング100に保持させる。板バネ31,32と長尺レンズ46の間には、潤滑部材33,34を介在させている。
走査線傾き調整は、後述する傾き調整機構200により調整し、これによって図4に示すように、長尺レンズ46の取付け姿勢が傾き、調整することができる。傾き調整機構により長尺レンズ46をα傾けることにより、図4の一点鎖線で示すように、傾いていた走査線を、実線に示すように、調整することができる。
次に、本実施形態の特徴点である傾き調整機構200について説明する。
図5は、傾き調整機構200の斜視図であり、図6は、図5の奥側斜め下から見た斜視図である。また、図7は、傾き調整機構200の正面図であり、図8は、傾き調整機構の一部を分解した分解斜視図である。
図に示すように、傾き調整機構200は、ウォームギヤ203、ハスバギヤ202、調整ネジ205、保持部材201とカバー部材206とからなる保持機構、回転力伝達部材としてのハンドル部材204を備えている。
ウォームギヤ203は、図9に示すように、保持部材201に回転自在に保持されている。具体的には、図10に示すように、保持部材201は、板金などで構成され、上面201aと下面201bと側面201eとを有している。下面201bには、図10に示すように、半球形状の突起部201dが形成され、上面201aには、図9に示すように、切欠き部201fが形成されている。ウォームギヤ203の下面には、上記突起部201dと係合する半球形状に窪んだ不図示の窪み部を有しており、上部には、筒状の回転軸部203bを有している。回転軸部203bの先端は、ウォームギヤ203の回転方向に4箇所等間隔で切り欠き203cが形成されている。
ウォームギヤ203は、下面に設けられた不図示の窪み部を保持部材201の突起部201dに係合させ、上記回転軸部203bを保持部材201の切欠き部201fに係合させることで、保持部材201に回転自在に保持される。
また、保持部材201の側面201eには、調整用ネジ穴201cが形成されており、図11に示すように、この調整用ネジ穴201cに調整ネジ205が螺子合している。調整ネジ205としては、汎用のものを用いることができる。また、調整ネジ205の先端が、一定距離、保持部材から突出するよう螺子合されている。これは、調整の際、押し込み方向にも引き込み方向にも対応するためである。この調整ネジ205の頭部には、ウォームギヤ203と噛み合うハスバギヤ202が取り付けられる。
図12は、ハスバギヤ202と調整ネジ205との斜視図であり、図13は、図12を逆方向から見た斜視図であり、図14は、ハスバギヤ202の正面図である。図15は、調整ネジ205をハスバギヤ202に取り付けた斜視図である。
図12に示すように、調整ネジ205は、ネジ部205aと、6角形状の頭部205bと、座部205cとを有している。調整ネジ205の先端は、先丸形状が好ましい。先丸形状にすることで、図25に示すように、長尺レンズユニット20のブラケット21の突き当て面21aに調整ネジ205のほぼ回転中心を当接させることができ、突き当て面21aとの摺擦を抑えることができる。
図13、図14に示すように、ハスバギヤ202の保持部材201の側面201eと対向する面には、円周方向等間隔で3箇所、調整ネジ205の頭部205bの側面と当接する当接面202cを有している。また、この当接面202cの間に設けられ、円周方向方向等間隔に3箇所、スナップフィット部202bが設けられている。スナップフィット部202bは、ハスバギヤ202の保持部材201の側面と対向する面から垂直に延びており、その先端が、ハスバギヤ202の回転中心側に向かって折れ曲がった爪部を有している。
調整ネジ205が、ハスバギヤ202に取り付けられると、図14の点線で示すように、6角形状の調整ネジの頭部205bの側面の3箇所が、当接面202cと当接する。これにより、ハスバギヤ202の当接面202cが、調整ネジ205の回り止めとなり、調整ネジ205とハスバギヤ202とが一体で回転する。
調整ネジ205は、頭部205bをハスバギヤ202の当接面202cに囲われた空間に挿入することによって、ハスバギヤ202に取り付けられるが、このとき、調整ネジの座部205cが、ハスバギヤ202のスナップフィット部202bの爪部に当たる。このような状態からさらに調整ネジ205をハスバギヤ202側へ押し込んでいくと、スナップフィット部202bが弾性変形して、調整ネジ205の座部205cが、スナップフィット部202bの爪部を乗り越える。そして、調整ネジ205の座部205cが、スナップフィット部202bの爪部と、当接面202cを形成するために設けられた座面202dとに挟持固定される。これにより、調整ネジ205がハスバギヤ202に取り付けられる。
なお、本実施形態においては、当接面202cを円周方向等間隔で3箇所設けたが、当接面202cは、3箇所以上設けてもよい。また、当接面202cは、調整ネジの頭部の形状に合わせて、設ければよい。例えば、調整ネジ205の頭部が四角形状の場合、当接面202cは、2箇所以上設ければよい。
ハスバギヤ202の歯の先端は、直線形状をしており、一般的なウォームギヤと噛み合うハスバギヤの歯の先端のように、中央部が窪んだ形状としていない。これにより、ハスバギヤ202をウォームギヤ203に対してハスバギヤ202の回転軸方向に相対的移動できる範囲を広げることができる。また、樹脂による射出成形でハスバギヤ202を製造する場合、上述の中央部が窪んだ形状に比べて、容易に製造することができる。また、ハスバギヤ202の歯の回転軸方向の長さは、少なくと調整ネジ205の調整範囲以上となっており、傾き調整によってハスバギヤ202とウォームギヤ203との噛み合いが外れないようになっている。
また、先の図12に示すように、ハスバギヤ202の保持部材201の側面201eと対向する面と反対側の面には、支持軸202aが形成されている。この支持軸202aは、先の図5、図8に示すようにカバー部材206に設けられた貫通孔206aに回転自在、かつ、ハスバギヤ202の回転軸方向に移動可能に支持される。
図16は、ウォームギヤ203とハンドル部材204とを示す斜視図であり、図17は、ウォームギヤ203とハンドル部材204とが係合した状態を示す拡大斜視図である。また、図18は、ハンドル部材204の下面図である。
図16、図17に示すように、ウォームギヤ203の回転軸部203bには、回転力伝達部材としてのハンドル部材204が係合する。
ハンドル部材204は、樹脂で形成されており、円盤部204fを有している。円盤部204fの上面には、円盤部204fから突出し、円盤部204fの中心を通り円盤部204fの一端から他端までの延びる操作部204aを有している。円盤部204fの下面(ウォームギヤ203と対向する面)の中心には、円盤部204fから垂直に伸びる挿入ピン204bが設けられている。また、図18に示すように、円盤部204fの下面には、ウォームギヤ203の回転軸部203bに設けられた切欠き部203cと係合する係合突起204dが、円周方向4箇所に等間隔で形成されている。円盤部204fの操作部204aによって仕切られた一方側と他方側には、穴部204eが設けられており、円盤部204fの図中点線で示す領域が、中心に向かって弾性変形可能な弾性部となっている。また、操作部204aの面に対して直交する方向の円盤部204fの側面には、突起部204hが形成されている。また、突起部204hから90°位相がずれた位置には、ウォームギヤ側に延びたスナップフィット部204cが形成されている。スナップフィット部204cの先端の爪部は、外向きに形成されている。
図16、図17に示すように、挿入ピン204bがウォームギヤ203の筒状の回転軸部203bに挿入されて挿入ピン204bで案内しながら、係合突起204dを回転軸部203bの切り欠き203cに係合させる。上述したように、ウォームギヤ203の回転軸部203bは、保持部材201の上面201aに設けられた切り欠き部201fに係合する構成のため、回転軸部203bが、ハスバギヤ202の回転軸方向にガタツキがある。そのため、挿入ピン204bで案内しながら、係合突起204dを回転軸部203bの切欠き203cに係合させることで、簡単に係合突起204dを切り欠き203cに係合させることができる。
ハンドル部材204は、先の図8に示すように、カバー部材206の穴形状の挿入部206bに挿入することで、ウォームギヤ203と係合して、組み付けられる。ハンドル部材204が、組み付けられると、円盤部204fの側面が、挿入部206bの内周面と対向する。
図19は、カバー部材206の挿入部206b周辺を示す平面図である。
図に示すように、挿入部206bには、円周方向4箇所に切り欠き206cが設けられている。挿入部206bの内径は、円盤部204fの外径よりも僅かに大きな径となっている。その結果、図20に示すように、ハンドル部材204の円盤部204fの側面に設けられた突起部204hが挿入部206bの切り欠き206cに対向した状態から、ハンドル部材204を回転させると、突起部204hが、挿入部206bの内周面により内側へ潰され、円盤部204fの弾性部204gを弾性変形する。これにより、ハンドル部材204の回転に負荷が加わる。そして、ハンドル部材204を90°回転させると、突起部204hが挿入部206bの切り欠き206cと対向し、弾性部204gの弾性変形が解除される。その結果、一時的にハンドル部材204の回転負荷が無くなり、作業者に対して、クリック感を与えることができる。すなわち、本実施形態においては、カバー部材206の挿入部206bの内周面が、回転負荷付与部として機能し、カバー部材206の挿入部206bの切り欠き206cが回転負荷解除部として機能する。作業者に対して、クリック感を与えることで、作業者にハンドル部材204を90°回転させたことを、触覚により伝えることができる。また、本実施形態においては、ハンドル部材204に突起部204hを設け、挿入部206bに切り欠き206cを設けているが、この構成は、逆でもよい。
また、ハンドル部材204を回転させるときに、上述したように回転負荷が加わるので、ある程度の力でないと、ウォームギヤ203を回転させることができない。これにより、振動などによって、ウォームギヤ203が回転してしまうことがないので、調整がずれてしまうのを抑制することができる。
また、ハンドル部材204をカバー部材206の挿入部206bに挿入して取り付けると、スナップフィット部204cの爪部が、カバー部材206の保持部材201の上面201aと対向する面と対向するようになっている。また、図20に示すように、ハンドル部材204の突起部204hが挿入部206bの切欠き206cと対向しているとき、スナップフィット部204cも切り欠き206cと対向する。このときは、スナップフィット部204cの爪部は、カバー部材206の保持部材201の上面201aと対向する面と対向していない。よって、この状態のときは、ハンドル部材204を抜き出すことで、容易に傾き調整機構200から取り外すことができる。このように、本実施形態においては、ハンドル部材204が、傾き調整機構200に対して、着脱可能な構成であるため、次のような利点を得ることができる。すなわち、出荷時の調整のときなど、走査線が大きく傾いているときは、傾きの調整量が多くなる。ハンドル部材204には、上述したように、回転させたとき、負荷がかかるので、大幅な調整には時間がかかってしまう。よって、傾き調整量が多い場合は、ハンドル部材204を、傾き調整機構200から取り外しして、マイナスやプラスのドライバーを、直接ウォームギヤ203の回転軸部203bの切り欠き203cに係合させて、ウォームギヤ203に直接回転力を付与する。このときは、調整のときに回転の負荷が生じないので、スムーズにウォームギヤ203を回転させることができ、すばやく目標の調整量付近に調整できる。このように、大まかに調整した後、再度、走査線の傾き量を検知し、ハンドル部材204を傾き調整機構200に組み付けて、微調性を行う。このように、ハンドル部材204を着脱できるようにすることにより、傾き調整量が多い場合にすばやく調整することができる。
一方、ハンドル部材204を回転させて、傾き調整を行っているときは、スナップフィット部204cの爪部が、カバー部材206の保持部材201の上面201aと対向する面と対向する。よって、このとき、ハンドル部材204に引き抜くような力が働いても、スナップフィット部204cの爪部が、カバー部材206の保持部材201の上面201aと対向する面に引っ掛かるので、ハンドル部材204が傾き調整機構200から外れることはない。
また、保持部材201の側面201eには、図21に示すように、カバー部材206に取り付けられるための取り付け用ネジ穴201fが形成されており、図7に示すように、カバー部材206の不図示の貫通孔にネジ207を挿入して、この取り付け用ネジ穴201fにネジ207を螺子合することにより、保持部材201が、カバー部材206に取り付けられる。
保持部材201は、金属で形成されており、カバー部材206は、ハウジング100と同じく、ガラス繊維を含有した樹脂で形成されており、熱膨張係数が異なる。熱膨張係数が異なるので、複数箇所で保持部材201をカバー部材206にネジ止めすると、熱膨張したときに、保持部材201が歪み変形するおそれがある。保持部材201が歪み変形すると、保持部材201の側面201eに螺子合している調整ネジ205が変位してしまい、長尺レンズ46が傾き、走査線が傾くおそれがある。よって、本実施形態においては、カバー部材206と保持部材201とは、一箇所ネジ止めした構成としている。
また、本実施形態においては、図5、図7に示すように、ウォームギヤ203やハスバギヤ202をカバー部材206で覆って、ポリゴンスキャナ50からの熱風が、直接ウォームギヤ203やハスバギヤ202に当たらないようにしている。ウォームギヤ203やハスバギヤ202は、樹脂で形成しているが、ハウジング100のようにガラス繊維を含有させていないため、ハウジング100に比べて、線膨張係数がおおよそ5倍程度大きくなっている。ウォームギヤ203やハスバギヤ202が膨張すると、ハスバギヤ202が回転してしまい、調整ネジ205を変位させてしまう。その結果、長尺レンズ46の傾きが変わり、走査線が傾いてしまう。よって、カバー部材206で覆い、ハスバギヤ202やウォームギヤ203の温度上昇を抑えることにより、ハスバギヤ202をウォームギヤ203の熱膨張による走査線の傾きを抑制することができる。
また、本実施形態においては、図9に示すように、ウォームギヤ203は、保持部材201の上面201aと下面201bにより、ウォームギヤ203の回転軸方向には移動不能に保持される。これにより、振動などによってウォームギヤ203が上下に移動するのを抑制することができ、ウォームギヤ203と噛み合うハスバギヤ202が回転して、調整ネジ205を変位してしまうのを抑制することができる。その結果、輸送時の振動などにより、長尺レンズ46が調整された姿勢に対して変位し、走査線が傾いてしまうのを抑制することができる。
図22は、傾き調整機構200M,200Kを第1光走査装置4aに取り付ける様子を示す図である。
図22に示すように、各色に対応する傾き調整機構200M、200Kは、ハウジング100に対して2箇所でネジ止めされることで取り付けられる。カバー部材206は、ハウジング100と同じ材質の樹脂で形成されているため、ハウジング100の熱膨張とカバー部材206の熱膨張は、ほぼ同じである。よって、複数の箇所ネジ208で固定してもハウジング100とカバー部材206との熱膨張の差によって、カバー部材206が歪み変形してしまうことがない。よって、複数箇所でハウジング100に対してネジ止めしても問題が生じることはない。
図23は、ハウジング100に蓋部材101を取り付ける様子を示す図である。
図に示すように、蓋部材101には、穴部101aK,101aMが形成されており、ハウジング100に蓋部材101を取り付けたとき、図24に示すように、ハンドル部材204が、第1光走査装置4aから露出する。これにより、蓋部材101を開けなくても、走査線の傾き調整が可能となり、光走査装置内に塵やホコリが侵入するのを抑制することができる。
図25は、長尺レンズユニット20の一部を示す概略斜視図であり、図26は、図25のA方向から見た斜視図である。なお、図25、図26は、カバー部材206は、図示を省略している。
長尺レンズ46を保持するブラケット21の端部には、調整ネジ205の先端が突き当るための突き当て面21aを有しており、この突き当て面21aに調整ネジ205の先端が当接している。ハンドル部材204を回転させると、ウォームギヤ203が回転し、ウォームギヤ203と噛み合うハスバギヤ202が回転する。ハスバギヤ202が回転すると、ハスバギヤ202に取り付けられた調整ネジ205が回転する。すると、調整ネジ205とハスバギヤ202は、保持部材201に対して相対的にハスバギヤ202の回転軸方向に移動する。ハスバギヤ202と調整ネジ205が、突き当て面21a側へ移動すると、バネ31(図3参照)の付勢力を抗して、突き当て面21aを押し込んで、長尺レンズ46を傾ける。一方、ハスバギヤ202と調整ネジ205が、突き当て面21aから離間する方向へ移動すると、バネ31の付勢力により突き当て面21aが、調整ネジ205とともに移動し、長尺レンズ46が、上記とは逆方向に傾く。これにより、走査線の傾きを調整することができる。
走査線の傾き調整は、次のようにして行われる。
傾きの調整は、工場出荷時や、サービスマンによるメンテナンス時などに行われる。まず、画像形成装置に対して所定の操作を行って、傾き補正モードに設定する。傾き補正モードに設定された画像形成装置は、各感光体10Y,10C,10M,10K上に通常の画像形成動作時と同じ動作で、予め決められた傾き調整用パターンの潜像を形成する。そして、通常の画像形成動作時と同じ動作で、各色の傾き調整用パターン潜像を現像して傾き調整用パターン(トナー像)とし、これらを中間転写ベルト14に転写する。その後、中間転写ベルト14に転写した各色の傾き調整用パターンを、図示しないパターンセンサ(光学センサ)で検知する。この検知結果に基づき、各色の走査線の傾き量を把握し、画像形成装置の操作表示部に表示する。画像形成装置の上部の排紙トレイ19は、開閉自在に設けられており、操作表示部に各色の傾き量が表示されたら、排紙トレイ19を開けて、光走査装置4a、4bを露出させる。そして、光走査装置4a、4bから露出したハンドル部材204の操作部204aを掴んで、その表示内容に基づいて、ハンドル部材204を回転させる。本実施形態においては、ハンドル部材204を90°回転させる毎にクリック感を発生させるよう構成しているので、作業者がハンドル部材204をどのくらい回転させた容易に把握することができる。また、操作表示部の表示内容をクリック感が得られる回数にすることにより、作業者は、クリック感が得られた回数を数えるだけで、傾きの調整を行うことができ、容易に精度の高い傾き調整を行うことができる。
なお、上記では、各色の走査線の傾きを調整しているが、例えば、K色の走査線の傾きを基準にし、Y、M,Cの走査線の傾きをK色の走査線の傾きに合わせるように、傾き調整を行ってもよい。この場合は、Y,M、C色のみ、走査線調整機構としての長尺レンズユニット20を設ければよい。
また、本実施形態においては、ハンドル部材204を有することにより、作業者は、ハンドル部材204の操作部204aを手で掴んで走査線の調整を行うことができ、治具などを用いることなく、走査線の調整を行うことができる。さらに、ハンドル部材204を着脱自在に構成したので、工場集荷時など、大きな調整が必要な場合は、ハンドル部材204を取り外して、直接ウォームギヤ203にドライバーを差し込んで、調整することも可能である。これにより、大まかな調整をスムーズに行うことができる。
また、本実施形態においては、大きな減速比を有するウォームギヤ203を介して、回転力を調整ネジ205に伝達するようにしたので、ハンドル部材204の1回転あたりの調整ネジ205の回転量を少なくすることができる。その結果、傾き調整の分解能を高めることができ、精度の高い走査線の調整を行うことができる。一段で大きな減速比を得ることができ、さらに、平歯車のように、ギヤを大径化しなくても、大きな減速比を得ることができるので、装置の大型化を抑制することができる。
また、上述においては、ハスバギヤ202の回転軸に対して、ウォームギヤ203の回転軸が直交する例について説明したが、ハスバギヤ202の歯の傾斜を変えることにより、ハスバギヤ202の回転軸と、ウォームギヤ203の回転軸との角度は、ある程度、調整可能である。その結果、図2に示すように、長尺レンズ46が、蓋部材101の面に対して傾斜してハウジング100に取り付けられた場合でも、ウォームギヤ203の回転軸方向を蓋部材101の面に対して直交する方向にすることができ、先の図24に示すように、蓋部材101の面に対して、直交する方向からハンドル部材204にアクセスすることができる。また、長尺レンズ46の傾きなどが各色異なった場合でも、各色の傾き調整機構のアクセスする方向を同一にすることができる。
また、本実施形態においては、ハスバギヤ202が回転すると、ハスバギヤ202が調整ネジ205と一体でハスバギヤ202の回転方向に移動するよう構成されているが、調整ネジ205のみをハスバギヤ202の回転軸方向へ移動させるよう構成してもよい。
この場合は、図27(a)に示すように、調整ネジ205がハスバギヤ202に取り付けられたとき、スナップフィット部202bの爪部と、調整ネジ205の座部205cとの間、および、調整ネジ205の頭部205bとハスバギヤ202の保持部材対向面との間に隙間が形成されるようにする。ハスバギヤ202が回転すると、調整ネジ205の頭部205bの側面は、当接面202cと当接しているので、ハスバギヤ202と一体で回転する。調整ネジ205が回転すると、保持部材201の調整用ネジ穴201cによって、調整ネジ205が、図27(b)に示すように、図中矢印方向へハスバギヤ202に対して相対的に移動する。これにより、調整ネジ205のみをハスバギヤ202の回転軸方向へ移動させ、走査線の傾きを調整することができる。この場合は、調整ネジの頭部205bが当接面202cに囲われた空間から脱落しないように、当接面202cの高さや、頭部205bの長さを設定する必要がある。
また、上述では、走査線の傾き調整機構に本発明を適用したが、走査線の曲がりを調整する走査線曲がり調整機構にも、本発明を適用することができる。走査線曲がりの調整は、長尺レンズ46の主走査線中央部をバネなどにより押圧して強制湾曲させる。そして、曲がり調整機構により長尺レンズ46の中央部を強制湾曲方向(バネの押圧方向)と反対方向に押し込んでいくことにより、走査線の曲がりが調整される。この曲がり調整機構に本発明を適用することにより、精度の高い曲がり調整を実現することができる。
また、上述では光学系部品として、長尺レンズ46を用いて傾きを調整する実施形態について説明したが、光学系部品として、反射ミラー45の姿勢を調整することで、走査線の傾きを調整することもできる。また、反射ミラー45の湾曲量を調整することで、走査線の曲がりを調整することもできる。そして、反射ミラー45の姿勢を調整する機構や反射ミラー45の湾曲量を調整する機構に本発明を適用することで、精度の高い調整を行うことができる。
以上、本実施形態の走査線調整機構たる長尺レンズユニット20は、調整ネジ205の頭部205bに係合し、調整ネジ205と一体的に回転するハスバギヤ202と、ハスバギヤ202と噛み合うウォームギヤ203と、作業者の操作による回転力をウォームギヤ203に伝達する回転力伝達部材たるハンドル部材204とを備える傾き調整機構200を有している。これにより、上述したように、ハンドル部材2041回転あたりの調整ネジ205の回転量を少なくすることができる。その結果、傾き調整の分解能を高めることができ、精度の高い走査線の調整を行うことができる。また、ハスバギヤ202の歯の傾斜を変えることにより、ハスバギヤ202の回転軸と、ウォームギヤ203の回転軸との角度を、調整することができるので、長尺レンズ46の傾きなどが各色異なった場合でも、各色の傾き調整機構のアクセスする方向を同一にすることができる。また、一段で大きな減速比を得ることができ、さらに、平歯車のように、ギヤを大径化しなくても、大きな減速比を得ることができるので、装置の大型化を抑制することができる。
また、本実施形態においては、ハスバギヤ202を、ハスバギヤ202の回転軸方向に移動可能に構成することで、調整ネジ205の回転によって、調整ネジ205がハスバギヤ202の回転方向へ移動したとき、ハスバギヤ202を調整ネジ205の移動に追随して移動させることができ、調整ネジ205がハスバギヤ202から脱落するのを抑制することができる。
また、先の図27に示すように、調整ネジ205がハスバギヤ202に対してハスバギヤ202の回転軸方向に所定範囲移動可能に構成し、かつ、調整ネジ205の頭部205bに係合するハスバギヤの係合部としての当接面202cのハスバギヤ回転軸方向長さを、調整ネジ205の調整量以上にすることによって、ハスバギヤ202を回転軸方向に移動できないよう構成しても、調整ネジ205がハスバギヤ202から脱落するのを抑制することができる。
また、調整ネジ205、ハンドル部材204、ハスバギヤ202、ウォームギヤ203を保持する保持機構(保持部材201とカバー部材206とで構成)を備え、上記ハンドル部材204は、弾性部204gを有し、
上記保持機構を構成するカバー部材206には、上記弾性部204gを変形させて、上記ハンドル部材204に回転負荷を付与する回転負荷付与部としての挿入部206bの内周面と、上記弾性部204gの弾性変形を無くして、一時的に回転負荷を無くす回転負荷解除部としての挿入部206bの切り欠き206cを備えている。これにより、ハンドル部材204を所定角度回転させたとき、作業者はクリック感を得ることができる。これにより、作業者は、ハンドル部材をどのくらい回転させたのかを触覚によって認識することができ、調整ミスを抑制することができる。
また、保持機構は、調整ネジ205が螺子合する調整用ネジ穴201cを有し、上記ウォームギヤ203を、上記ウォームギヤの回転軸方向に移動不能に保持する保持部材201を有している。保持部材201によって、ウォームギヤ203をウォームギヤ203の回転軸方向に移動不能に保持することによって、振動などによって、ウォームギヤ203が、調整ネジ205と一体のハスバギヤ202に対して相対的にウォームギヤ203の回転軸方向に移動することがない。これにより、振動によるウォームギヤ203の移動により、ハスバギヤ202が回転してしまうのを抑制することができ、傾きの調整がずれてしまうのを抑制することができる。また、調整ネジ205が、ハスバギヤ202の回転軸方向に移動しても、ウォームギヤ203は、光走査装置に対して一定の位置に固定されるので、調整入力の場所を一定の場所に維持することができる。
さらに、カバー部材206が、ウォームギヤ203とハスバギヤ202とを覆うことで、ハスバギヤ202やウォームギヤ203にポリゴンスキャナ50からの熱風が直接当たるのを抑制することができ、ハスバギヤ202やウォームギヤ203の熱膨張を抑制することができる。その結果、ハスバギヤ202やウォームギヤ203の熱膨張により、ハスバギヤ202が回転して、傾きの調整がずれてしまうのを抑制することができる。
また、ハンドル部材204を、光走査装置から露出させることにより、蓋部材101を開けずに、走査線の調整を行うことができ、光学系部品にチリやホコリなどが付着するのを抑制することができる。
また、ハンドル部材204を光走査装置に対して、着脱自在に構成することによって、直接ウォームギヤ203に回転力を入力することも可能となる。
また、調整ネジ205の頭部205bに係合するハスバギヤ202の係合部を、円周方向等間隔で3箇所設けられ、調整ネジ205の頭部205bの側面と当接する当接面202cとした。これにより、ハスバギヤ202と調整ネジとを一体的に回転させることができる。また、調整ネジ205の頭部205bを当接面202cによって囲われた空間に挿入するだけで、調整ネジ205とハスバギヤ202との回転方向の係合を行うことができ、容易に調整ネジ205とハスバギヤ202との回転方向の係合を行うことができる。
また、ハスバギヤ202は、調整ネジ205の脱落を防止する調整ネジ脱落機構として、円周方向3箇所にスナップフィット部202bを設けた。これにより、調整ネジ205が、ハスバギヤ202から脱落しようとすると、スナップフィット部202bの爪部が引っ掛かって、調整ネジ205が、ハスバギヤ202から脱落するのを防止することができる。また、スナップフィット部202bにすることによって、簡単な構成で、調整ネジ205をハスバギヤ202に係合させることができる。
また、本実施形態の光走査装置によれば、上述した走査線調整機構を備えるので、曲がり、傾きが抑制された走査線を、走査対象物たる感光体10に照射することができる。
また、本実施形態の画像形成装置によれば、上述した走査線調整機構を備えた光走査装置を用いることで、良好な画像を得ることができる。
4:光走査装置
10:感光体
20:長尺レンズユニット
21:ブラケット
21a:突き当て面
46:長尺レンズ
50:ポリゴンスキャナ
100:ハウジング
101:蓋部材
200:傾き調整機構
201:保持部材
201c:調整用ネジ穴
202:ハスバギヤ
202b:スナップフィット部
202c:当接面
203:ウォームギヤ
203b:回転軸部
204:ハンドル部材
204g:弾性部
205:調整ネジ
205b:頭部
206:カバー部材
206b:挿入部
切り欠き:206c
特開2006−17881号公報 特開2007−25014号公報

Claims (12)

  1. 光源と、上記光源から発射された光を主走査方向に偏向せしめる偏向手段と、上記偏向手段から走査対象物までの光路上に配置された光学系部品とを有し、上記光によって走査対象物を光走査する光走査装置に用いられ、
    調整ネジを備え、該調整ネジにより上記光学系部品の姿勢または湾曲を調整することで、上記光走査線を調整する走査線調整機構において、
    上記調整ネジの頭部に係合し、該調整ネジと一体的に回転するハスバギヤと、
    該ハスバギヤと噛み合うウォームギヤと、
    作業者の操作による回転力を上記ウォームギヤに伝達する回転力伝達部材とを備えたことを特徴とする走査線調整機構。
  2. 請求項1の走査線調整機構において、
    上記ハスバギヤを、ハスバギヤの回転軸方向に移動可能に構成したことを特徴とする走査線調整機構。
  3. 請求項1の走査線調整機構において、
    上記調整ネジが上記ハスバギヤに対してハスバギヤの回転軸方向に所定範囲移動可能に構成し、かつ、上記調整ネジの頭部に係合するハスバギヤの係合部のハスバギヤ回転軸方向長さを、上記調整ネジの調整量以上にしたことを特徴とする走査線調整機構。
  4. 請求項1乃至3いずれかの走査線調整機構において、
    上記調整ネジ、上記回転力伝達部材、上記ハスバギヤ、上記ウォームギヤを保持する保持機構を備え、
    上記回転力伝達部材は、弾性部を有し、
    上記保持機構は、上記弾性部を変形させて、上記ハンドル部材に回転負荷を付与する回転負荷付与部と、上記弾性部の弾性変形を無くして、一時的に回転負荷を無くす回転負荷解除部とを備えたことを特徴とする走査線調整機構。
  5. 請求項4の走査線調整機構において、
    上記保持機構は、上記調整ネジが螺子合するネジ穴を有し、上記ウォームギヤを、上記ウォームギヤの回転軸方向に移動不能に保持する保持部材と、
    上記ウォームギヤと上記ハスバギヤとを覆うカバー部材とを備え、
    上記カバー部材を上記光走査装置に固定したことを特徴とする走査線調整機構。
  6. 請求項1乃至5いずれかの走査線調整機構において、
    上記回転力伝達部材を、上記光走査装置から露出させたことを特徴とする走査線調整機構。
  7. 請求項1乃至6の走査線調整機構において、
    上記回転力伝達部材を、上記光走査装置に対して、着脱自在に構成したことを特徴とする走査線調整機構。
  8. 請求項1乃至7いずれかの走査線調整機構において、
    上記調整ネジの頭部は、多角形状であり、
    上記調整ネジの頭部に係合するハスバギヤの係合部は、円周方向等間隔で複数箇所設けられ、上記調整ネジの頭部の側面と当接する当接面であることを特徴とする走査線調整機構。
  9. 請求項1乃至8の走査線調整機構において、
    上記ハスバギヤは、上記調整ネジの脱落を防止する調整ネジ脱落防止機構を備えたことを特徴とする走査線調整機構。
  10. 請求項1乃至9の走査線調整機構において、
    上記調整ネジ脱落防止機構は、円周方向3箇所に設けられたスナップフィット部であることを特徴とする走査線調整機構。
  11. 光源と、
    上記光源から発射された光ビームを主走査方向に偏向せしめる偏向手段と、
    上記偏向手段から走査対象物までの光路上に配置された光学系部品の姿勢または湾曲を調整して走査線を調整する走査線調整手段とを備え、上記光によって上記走査対象物を光走査する光走査装置において、
    上記走査線調整手段として、請求項1ないし10いずれかの走査線調整機構を用いたことを特徴とする光走査装置。
  12. 潜像を担持する潜像担持体と、光走査によって該潜像担持体の表面に潜像を形成する光走査手段と、該潜像担持体に担持された潜像を現像する現像手段とを備える画像形成装置において、
    上記光走査手段として、請求項11の光走査装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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