JP2024076245A - 画像形成装置及び清掃具付き装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置の他の構成部品の邪魔にならずに、清掃具の良好な脱着操作性を確保するということが可能である画像形成装置を提供する。【解決手段】清掃対象部と、長尺の清掃具80とを備えた画像形成装置において、収納のため清掃具80を挿入する壁部501に形成した収納用挿入孔505と、清掃具の一端が収納用挿入孔から突出するように収納用挿入孔から挿入された清掃具を保持する保持部505、506と、前記一端を押し込んだ後に押し込み力を解除したとき、収納用挿入孔からの突出量T1がますように清掃具を押し戻す押し戻し手段502、80とを設けた。【選択図】図6
Description
本発明は、画像形成装置及び清掃具付き装置に関するものである。
従来、清掃対象部と、長尺の清掃具とを備えた画像形成装置が知られている。
例えば、特許文献には、像担持体に潜像を形成する光走査装置の走査光が射出される射出口を覆う光透過性の防塵カバーの清掃部材を、画像形成装置本体に脱着可能に設けることの記載がある。
例えば、特許文献には、像担持体に潜像を形成する光走査装置の走査光が射出される射出口を覆う光透過性の防塵カバーの清掃部材を、画像形成装置本体に脱着可能に設けることの記載がある。
清掃部材を脱着可能に設ける具体的な設置の仕方についての記載はないが、清掃部材の設置の仕方によっては、装置の他の構成部品の邪魔にならずに、清掃具の良好な脱着操作性を確保するということが困難になる。
上述した課題を解決するために、本発明は、清掃対象部と、長尺の清掃具とを備えた画像形成装置において、収納のため前記清掃具を挿入する壁部に形成した収納用挿入孔と、前記清掃具の一端が前記収納用挿入孔から突出するように前記収納用挿入孔から挿入された前記清掃具を保持する保持部と、前記一端を押し込んだ後に押し込み力を解除したとき、前記収納用挿入孔からの突出量がますように前記清掃具を押し戻す押し戻し手段とを設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、装置の他の構成部品の邪魔にならずに、清掃具の良好な脱着操作性を確保するということが可能である。
以下、本発明の筐体構造を備えた画像形成装置としての複写機(以下、複写機500という)の一実施形態について説明する。図1は、複写機500の概略構成図である。複写機500は、複写装置本体(以下、プリンタ部100という)、給紙テーブル(以下、給紙部200という)及びプリンタ部100上に取り付けるスキャナ(以下、スキャナ部300という)から構成される。
プリンタ部100は、四つのプロセスユニットとしてのプロセスカートリッジ1(Y,M,C,K)、中間転写ベルト7、露光手段としての光書込ユニット6、定着手段としての定着装置12等を備えている。中間転写ベルト7は、複数の張架ローラに張架されて図1中の矢印A方向に移動する中間転写体である。
四つのプロセスカートリッジ1の、符号の後に付されたY,M,C,Kという添字は、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラック用の仕様であることを示している。四つのプロセスカートリッジ1(Y,M,C,K)は、それぞれ使用するトナーの色が異なる他は、ほぼ同様の構成になっているので、以下、Y,M,C,Kという添字を省略して説明する。
四つのプロセスカートリッジ1の、符号の後に付されたY,M,C,Kという添字は、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラック用の仕様であることを示している。四つのプロセスカートリッジ1(Y,M,C,K)は、それぞれ使用するトナーの色が異なる他は、ほぼ同様の構成になっているので、以下、Y,M,C,Kという添字を省略して説明する。
プロセスカートリッジ1は、潜像担持体である感光体2、帯電手段である帯電部材3、現像手段である現像装置4、及び、クリーニング手段である感光体クリーニング装置5を一体的に支持してユニット状とした構成となっている。
感光体2は、図中の矢印で示すように、図中の時計周り方向に回転する。帯電部材3は、感光体2の表面に圧接されており、感光体2の回転により従動回転する。帯電部材3は、作像時に、感光体2の表面を帯電する。
光書込ユニット6は、スキャナ部300で読み込んだ原稿画像の画像情報またはパーソナルコンピュータ等の外部装置から入力される画像情報に基づいて、感光体2の表面に対して露光し、感光体2の表面に静電潜像を形成する。光書込ユニット6は後に詳述する。感光体クリーニング装置5は、中間転写ベルト7と対向する位置を通過した感光体2の表面上に残留する転写残トナーのクリーニングを行う。
四つのプロセスカートリッジ1は、それぞれイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色毎のトナー像を感光体2上に形成する。四つのプロセスカートリッジ1は、中間転写ベルト7の表面移動方向に並列に配設され、それぞれの感光体2上に形成されたトナー像を中間転写ベルト7に順に重ね合わせるように転写し、中間転写ベルト7上に可視像を形成する。
各感光体2に対して中間転写ベルト7を挟んで対向する位置には一次転写手段としての一次転写ローラ8が配置されている。一次転写ローラ8には一次転写バイアスが印加され、感光体2との間で一次転写電界を形成する。この一次転写電界が、感光体2の表面上に形成されたトナー像を中間転写ベルト7の表面に転写する。複写機500は、表面移動する中間転写ベルト7の表面上に各色のトナー像を順次重ねて転写することによって、中間転写ベルト7の表面上にフルカラー画像を形成する。
四つのプロセスカートリッジ1が中間転写ベルト7と対向する位置に対して、中間転写ベルト7の表面移動方向下流側には、二次転写ローラ9が配置されている。二次転写ローラ9は、張架ローラの一つである二次転写対向ローラ9aに対して中間転写ベルト7を挟んで対向する位置に配置され、中間転写ベルト7との間で二次転写ニップを形成する。複写機500は、二次転写ローラ9と二次転写対向ローラ9aとの間に所定の電圧を印加して二次転写電界を形成する。
給紙部200の給紙トレイ201から給紙され、図1中の矢印S方向に搬送される転写材である転写紙Pは、二次転写ニップを通過する。この転写紙Pが二次転写ニップを通過する際に、中間転写ベルト7の表面上に形成されたフルカラー画像が、二次転写ローラ9と二次転写対向ローラ9aとの間に形成された二次転写電界によって転写紙Pに転写される。
二次転写ニップに対して転写紙Pの搬送方向下流側に、定着装置12が配置されている。二次転写ニップを通過した転写紙Pは定着装置12に到達する。そして、定着装置12における加熱及び加圧によって転写紙P上に転写されたフルカラー画像が定着され、画像が定着された転写紙Pは複写機500の装置外に出力される。
一方、二次転写ニップで転写紙Pに転写されず中間転写ベルト7の表面上に残留したトナーは、転写ベルトクリーニング装置11によって回収される。
一方、二次転写ニップで転写紙Pに転写されず中間転写ベルト7の表面上に残留したトナーは、転写ベルトクリーニング装置11によって回収される。
図1に示すように、中間転写ベルト7の上方には、各色トナーを収容するトナーボトル400(Y,M,C,K)が複写機500本体に対して着脱可能に配置されている。各色のトナーボトル400に収容されたトナーは、各色の現像装置4に供給される。
図2は光走査装置である光書込ユニット6の概略構成を示す断面と、各感光体2(Y,M,C,K)に向けて照射されるレーザ光の経路とを示す説明図である。光書込ユニット6は、光源と、光源からの光を所定の位置に導く第一の光学部品群と、第一の光学部品群に導かれた光を回転するミラーに反射させて走査する偏向手段であるポリゴンミラーとを備える。また、光書込ユニット6は、ポリゴンミラーによって走査された光を被走査面である感光体の表面に導く第二の光学部品群と、光源、第一光学部品群、ポリゴンミラー、第二光学部品群らを保持するハウジングとを備えている。
具体的には、光書込ユニット6は、正多角形の側面に反射ミラーであるポリゴンミラー61(a、b)を有し、高速回転によりレーザ光を主走査方向に偏向走査させる回転偏向器であるポリゴンスキャナ60を備える。また、ポリゴンスキャナ60が反射した走査ビームの等角度運動を等速直線運動へと変えるfθ補正機能と面倒れ補正機能とを併せ持つ走査レンズ17(a、b、c、d)を備える。
また、光書込ユニット6は、走査レンズ17を通過したレーザ光をそれぞれの感光体2(Y,M,C,K)に導く第一反射ミラー18(Y,M,C,K)と第二反射ミラー19(Y,M,C,K)とを備える。さらに、第二反射ミラー19(Y,M,C,K)で反射され、光書込ユニット6の外に向かって照射されるレーザ光が通過する光路上に配置され、塵や埃などのゴミが光書込ユニット6の筐体内に落下することを防止する防塵ガラス20(Y,M,C,K)を備える。
光書込ユニット6の筐体構造は、開口部を有する筐体であり、ベース部材であるハウジング10(オプティカルハウジング)と、開口部を覆うカバー部材であるカバー22とからなる。ハウジング10は、ポリゴンスキャナ60や走査レンズ17及び反射ミラー(18、19)等の光学素子が配置される例えば樹脂製の光学箱であり、カバー22も例えば樹脂製であり、光学素子が配置されたハウジング10の内部と外部とを遮蔽する。図示の例では一つのカバー22で開口部の全部を覆っているが、一部を覆う複数のカバーにより開口部全部を覆うようにしてもよい。また、図2では、各感光体2(Y,M,C,K)に向けて照射されるレーザ光の経路を、光路13(Y,M,C,K)として示している。
図3は、カバー22を取りはずした状態を示す平面図である。ハウジング10は上方に開口部10aを有し、周壁であるリブ10bの上端面部である開口端面部10cが開口周縁端面部に相当する。図3には、光源部71から照射された光線がポリゴンスキャナ60のポリゴンミラー61に入射するまでに通過する偏向前光学系であるポリゴン前光学系の構成例を示す。
ポリゴンスキャナ60への光線は、光源部71から出射し、カップリングレンズ(コリメートレンズ)72にて発散光束から並行光束に変換された後アパーチャにより整形される。整形された光線は、シリンドリカルレンズ74にて副走査方向に集光されてポリゴンスキャナ60のポリゴンミラー61a、61bへ入射する。カップリングレンズ72、シリンドリカルレンズ74は設置位置を調整後、接着剤にてハウジング10に固定される。カップリングレンズ72及びシリンドリカルレンズ74は、光源である光源部71から回転偏向器であるポリゴンスキャナ60までの光線の経路を形成する偏向前の光学部品群(第一の光学部品群)を構成する。
ポリゴンスキャナ60のポリゴンミラー61へ入射した光線は偏向されて走査レンズ17に向かい、走査レンズ17を透過した後は図2に示すように感光体2に入射して、感光体2の表面を露光する。走査レンズ17、第一反射ミラー18及び第二反射ミラー19は、回転偏向器であるポリゴンスキャナ60で反射した後の光線の経路を形成する偏向後の光学部品群(第二の光学部品群)を構成する。
図2,図3に一般的な光書込ユニット6の概略図を示す。LDから出た光が所定のレンズ群を通りポリゴンスキャナにより走査される。走査された光はレンズ、ミラーを介して、防塵ガラス20を通過し、感光体に所定の光学性能を有した形で照射される。光書込ユニット6外に接する防塵ガラス20が飛散するトナーや塵埃などにより汚れることで、光を蹴ってしまったり光量が減ってしまったりして、画像スジや帯などの異常画像となってしまう。トナー飛散や塵埃は、コピー機の使用条件や使用環境に寄ってくるが、絶対に汚れないという構成とすることは難しいため、清掃具である清掃棒などで適宜清掃することが必要となる。
防塵ガラス20という限定はなく、レンズを防塵ガラス20として代用することもあり、この場合はレンズを清掃棒で清掃する。光書込ユニット6内の光学部品を清掃する場合にも、本案は適用できる。ポリゴンを用いる光書込ではなく、LEDレンズアレイを用いた光書込を行う装置のLEDレンズアレイを清掃するのにも適用できる。長尺形状である感光体の表面を清掃するのにも適用できる。光書込ユニット6内の光学部品は、ミラーや防塵ガラス20などは走査された光を反射・透過させるために長手方向に長くなっていて、光書込ユニット6自体は本体内に収納されていることから、それらを清掃するための棒も長く細い形状となっている。つまり長尺形状になっている。
この清掃棒は光書込ユニット6が本体に収納されたままの状態で本体構造体を構成する前側板501に、4つの防塵ガラス20(Y、M、C、K)に対応させて形成した清掃用挿入孔510(Y、M、C、K)に挿入して清掃に使用する。前側板501における清掃用挿入孔510(Y、M、C、K)の近傍に、設置用挿入孔505が形成されている。清掃棒80は、清掃用挿入孔510などにより防塵ガラス20などの光学部品がある位置へガイドされて清掃棒80先端のフェルトやスポンジなどからなる清掃部81により、ガラスなどに付着したトナーや塵埃を除去する構成となっている。
図4(a)、(b)は清掃棒80の構成例を示すものである。清掃棒80は、防塵ガラス20と接触する先端部に清掃部81を備えている。この例は、不織布などのフェルトを巻き付けて清掃部81を構成している。フェルトが塵埃に接触して絡め捕る方法である。フェルトを巻き付け以外にも、ゴムブレード、スポンジなどにより塵埃をガラス上から押し出す方式もある。これらは何を中心に清掃するのか、清掃する頻度がどの程度か、コストをどの程度かけるのかに応じて適切な方式を選択するのが良い。
本体の前側板や前側板の開口を覆うように取り付けられた樹脂製のインナーカバーに形成された清掃用挿入孔に清掃棒80を挿入する関係上、画像形成装置に脱着可能に清掃棒を設置する場合には、清掃用挿入孔の近くに清掃棒80が設置されていることが好ましい。本体構造体を覆う開閉可能な外装カバー503の内側に固定される場合があるが、図5に示すように、本体外装カバーの内側には廃トナーボトル504が近接していることが多い。このため、この箇所に清掃棒80を配置するためには廃トナーボトル504の容量を削ることになってしまう。
そこで、本実施形態では、本体構造体内の隙間に挿し込んでおいて、そこから棒を取り出して使用するやり方を採用する。この方法だと、構造体内に清掃棒80全て挿し込んでしまうと取り出すのが困難になってしまうため、取っ手部82を飛び出させておくことが必要となる。しかし、前述したように飛び出させてしまうと、廃トナーボトル容量に影響してしまう。取っ手部82を飛び出させる長さT1を極力短くすると、指が引っ掛かりにくく取り出しにくいといった欠点もある。また、取っ手部82に丸めたマイラーなどの薄いテープ状のもの一端を取付る手もあるが、コストがかかってしまう。
図5は本体構造体内に防塵ガラス20などの光学部品を清掃する清掃棒80を収納しているところを示した図となる。本実施形態では、矢印Bで示すように取っ手部82をプッシュすることで飛び出させて、掴みやすくする。図5に示すように、清掃棒80を本体構造体内に挿し込んで配置できるようにしておく。
具体的には、本体側板などの本体構造体を構成する前側板501には清掃棒80が挿し込めるだけの設置用挿入孔505が開いている。清掃棒80の清掃部81のある奥側は後側板502と近接しており、後側板502に固定された保持用板部506に載置されている。この設置状態で、取っ手部82側の飛び出し量T1は掴むには難しいほど小さくしておく。図示の例では、清掃棒80の長さLと、前後側板501、502の間隔とを、好ましい飛び出し量T1になるように設定する。清掃棒80の取っ手部82形状にも寄るが飛び出し量T1が0~5mm程度だと取り出すのには難しくなるので、その程度の量が目安となる。
その少しだけ飛び出た取っ手部82を押すと、後側板502と清掃棒80が接触する、または接触している位置関係とする。清掃棒80の長さを長くすると部品費も高くなることから、ガラスなどを清掃するのに必要な長さで決定することが好ましく、本例では清掃棒80奥側と接触するのは本体構造体を構成する後側板502としたが、これは本体側板でなくても別機能の部品でも良い。
清掃棒80の取っ手部82を押した状態を示したのが図6で、押すことで清掃棒80は矢印Cで示すように撓み、押している手を離すと図7に示すようにその反動で図中右側へ移動することとなる。飛び出し量もT1からT2と増大し、取っ手部82を掴むことが容易になる長さ(例として5mm以上)を確保できる。
清掃棒80の弾性を利用した反発となるため、押し込んだ際の撓みやその反動による移動量は清掃棒80の長さ、材質、剛性が影響してくる。そのため材質としては樹脂が好ましく、清掃棒80の断面積に対して長手方向長さをある程度長くすると良い。選択する材質により剛性が変わるが、断面積Smm2、長手方向長さをLとすると、L≧2Sにすることで適度な撓みと反動による移動量が得られる。この断面Sは、図4(a)に示す幅Dと図4(b)に示す高さHの積(D*H)である。
図8(a)に清掃棒80の取っ手部82に凹形状82aをつけた図を示した。凹形状82aがあることでここに指が引っ掛かりやすくなり取り出しやすくなる。ここでは凹形状82aで示したが、凸形状の引っ掛け形状でも良い。
図8(b)に清掃棒80を本体壁内に収納する際のガイドやガタ規制の役割となる収納部507を示す。本体の前側板501など設置用挿入孔505が形成される壁部が板金である場合、そこに孔を開けて清掃棒80を挿し込むことになると、板金のエッジで手をケガするリスクがある。また、清掃棒80を入れても、ガイドするものや位置規制するものがないと、輸送時などに揺れてしまい、棒がおかしな位置へ移動したり、孔から外れるなどのことも考えられる。そのため、入り口部にガイド兼位置規制となる収納部507を設けることが好ましい。
図8(b)の収納部の中に清掃棒80を挿し込むことで、長手方方向及び長手方向に直行する2方向に対して、位置規制をかけられる。長手方向の規制は主に摩擦によるものであるが、挿入時には抵抗なるので、位置規制と挿入操作性との兼ね合いで摩擦の程度を定める。また図8(b)に示した収納部507は、本体壁に装着される部品を想定しているが、インナーカバーにこの収納部の機能を持たせることでも良い。
図9は、清掃棒80の奥側に弾性部材であるばね部材90を設置した例の説明図である。この例では清掃棒80を押し込んだ際に清掃棒80が反発して戻る力を強めることができ、結果として飛び出し量が増えるため掴みやすくなる。ばね部材90は、板バネなどの薄板板金の曲げ形状や、コイルスプリングなどとすることで、清掃棒80を反発することができる。
以上、本実施形態においては、画像形成装置内の感光体に露光する光書込ユニット6において、光書込ユニット6にあるレンズ、ガラスなどの光学部品を清掃する長尺の清掃具としての清掃棒と、感光体、光書込ユニット6などを保持する本体構造体と、本体構造体の一部である複数の側壁と、本体構造体をカバーする外装カバーとがあり、清掃棒は外装カバーより内側の側壁内部に収納されるが、一部は側壁部から突出しており、その突出している部分を押して離すことで、清掃棒が弾性変形して移動し側壁部から突出している長さが増す。
これによれば、書込防塵ガラスの清掃棒を本体内に差し込んで収納することを考えた場合、取っ手を伸ばしてしまうと廃トナーボトル容量などへ影響してしまい、短くしてしまうと取り出し性が困難になるといった課題が解決できる。プッシュ式で突出量を増せるので、取っ手を極力短くしつつ取り出し性を改善できる。この結果、ユーザビリティ性と廃トナーボトル容量などの本体スペース確保に貢献することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、
また、本発明の清掃具の設置の仕方は画像形成装置以外の清掃具付き装置に適用できる。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
例えば、
また、本発明の清掃具の設置の仕方は画像形成装置以外の清掃具付き装置に適用できる。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。態様の記載において構成名の後の括弧書きの符号は対応する部材の一例のものでありこの部材例に限られるものではない。
(態様1)
清掃対象部(20)と、長尺の清掃具(80)とを備えた画像形成装置(500)において、収納のため清掃具を挿入する壁部に形成した収納用挿入孔(505)と、清掃具の一端が収納用挿入孔から突出するように収納用挿入孔から挿入された清掃具を保持する保持部(501、506)と、一端を押し込んだ後に押し込み力を解除したとき、収納用挿入孔からの突出量(T1、T2)がますように清掃具を押し戻す押し戻し手段(80、502)とを設けた。これによれば、押し戻し手段で突出量をまして操作性をよくするとともに、常時は少ない突出量で収納できるので、装置の他の構成部品の邪魔にならずに、清掃具の良好な脱着操作性を確保するということが可能である。
(態様1)
清掃対象部(20)と、長尺の清掃具(80)とを備えた画像形成装置(500)において、収納のため清掃具を挿入する壁部に形成した収納用挿入孔(505)と、清掃具の一端が収納用挿入孔から突出するように収納用挿入孔から挿入された清掃具を保持する保持部(501、506)と、一端を押し込んだ後に押し込み力を解除したとき、収納用挿入孔からの突出量(T1、T2)がますように清掃具を押し戻す押し戻し手段(80、502)とを設けた。これによれば、押し戻し手段で突出量をまして操作性をよくするとともに、常時は少ない突出量で収納できるので、装置の他の構成部品の邪魔にならずに、清掃具の良好な脱着操作性を確保するということが可能である。
(態様2)
態様1に記載の画像形成装置において、収納用孔を形成する壁部は、開閉可能な外装カバーを開いた状態で露出する装置の側板部である。これによれば、外装カバーで清掃具を隠すことができる。清掃具突出部分に対向する外装カバーの内面部分に例えば廃トナーボトルなどの他部品を設置する場合に、設置状態での清掃具の突出量を小さくできるので、他部品の挿入方向の寸法の確保が容易である。
態様1に記載の画像形成装置において、収納用孔を形成する壁部は、開閉可能な外装カバーを開いた状態で露出する装置の側板部である。これによれば、外装カバーで清掃具を隠すことができる。清掃具突出部分に対向する外装カバーの内面部分に例えば廃トナーボトルなどの他部品を設置する場合に、設置状態での清掃具の突出量を小さくできるので、他部品の挿入方向の寸法の確保が容易である。
上記実施形態では、開閉可能な外装カバー(503)を開いたときに露出する本体構造体の前側板部から一端が突出するように清掃具を保持したが、外側カバーを閉じた状態で外装カバーから一端が突出するように清掃具を保持してもよい。この場合、外装カバーを閉じた状態で、外部に突出している一端を奥側に押し込んだ後に押し込みを解除して一端部の突出量を大きくしてから清掃具を引き抜く。そのあと、外装カバーを開いて内部の清掃用挿入孔に清掃棒を挿入して清掃対象部を清掃する。開閉不能な外装カバーに収納用孔を形成してもよい。
(態様3)
態様1又は2に記載の画像形成装置において、押し戻し手段を、押し込み力に抗して位置規制する押し込み規制部(502)と、弾性変形可能な清掃具とで構成した。これによれば、押し込み規制部を設けるとともに清掃具を弾性変形可能な材質で形成するという簡易な構成にできる。たとえば、清掃棒の側壁部から突出している側と長手方向反対側の端部を、清掃棒とは別部品と接触させ、突出部を押すことで別部品に接触して弾性変形するようにする。清掃棒の突出部と反対側が別部品と接触した状態で押しこむことで清掃棒が撓み、そのエネルギーにより移動して突出量を増すことができる。
態様1又は2に記載の画像形成装置において、押し戻し手段を、押し込み力に抗して位置規制する押し込み規制部(502)と、弾性変形可能な清掃具とで構成した。これによれば、押し込み規制部を設けるとともに清掃具を弾性変形可能な材質で形成するという簡易な構成にできる。たとえば、清掃棒の側壁部から突出している側と長手方向反対側の端部を、清掃棒とは別部品と接触させ、突出部を押すことで別部品に接触して弾性変形するようにする。清掃棒の突出部と反対側が別部品と接触した状態で押しこむことで清掃棒が撓み、そのエネルギーにより移動して突出量を増すことができる。
上記実施形態では、先端を後側板部に突き当てて後側板部を押し込み規制部として機能させているが、先端に当接する押し込み規制部としては他の部材を用いてもよい。また、先端に係合して押し込み規制を行っているが、先端と後端の間の箇所に押し込み規制部との係合部(例えば突起部)を設け、この係合部に係合する押し込み規制部を装置本体に設けてもよい。さらに、一端の清掃部とは他端側を装置前側板から突出させて保持させているが、一端の清掃部側を装置前側板から突出させて保持するようにしてもよい。清掃部を清掃具の一端に設けているが一端と他端の中間に設けてもよい。
(態様4)
態様1乃至3の何れか一に記載の画像形成装置において、清掃具は、少なくとも長尺の本体部分が樹脂製である。これによれば、清掃棒の材質を樹脂製とすることで、押し込んだ際に適度に撓み、その反発力で突出量が増す構成にできる。
態様1乃至3の何れか一に記載の画像形成装置において、清掃具は、少なくとも長尺の本体部分が樹脂製である。これによれば、清掃棒の材質を樹脂製とすることで、押し込んだ際に適度に撓み、その反発力で突出量が増す構成にできる。
(態様5)
態様4に記載の画像形成装置において、清掃具は、本体部分は長手方向断面積最大をS(mm2)、樹脂製の部分の長手方向長さをLとすると、L≧2Sである。これによれば、このLとSの関係性であれば、適当な撓み量と移動量を確保することができる目安となる。
態様4に記載の画像形成装置において、清掃具は、本体部分は長手方向断面積最大をS(mm2)、樹脂製の部分の長手方向長さをLとすると、L≧2Sである。これによれば、このLとSの関係性であれば、適当な撓み量と移動量を確保することができる目安となる。
(態様6)
態様5に記載の画像形成装置において、
押し込み規制部は、樹脂製の部分の長手方向の他端側に当接して押し込み規制する。
態様5に記載の画像形成装置において、
押し込み規制部は、樹脂製の部分の長手方向の他端側に当接して押し込み規制する。
(態様7)
態様1乃至6の何れか一に記載の画像形成装置において、
押し戻し手段を、清掃具に係合し押し込み力で変形する弾性部材(90)で構成した。これによれば、清掃具の側壁部から突出している側と反対側近傍に弾性部材である例えばばね部材があり、清掃具の突出部を押すと清掃具がばね部材に接触することで側壁部から突出している長さが増す。清掃具の突出部を押した際の反発力を強めるためにばね部材を使うことで、より簡単に楽な力で突出量を確保することも可能になる。
態様1乃至6の何れか一に記載の画像形成装置において、
押し戻し手段を、清掃具に係合し押し込み力で変形する弾性部材(90)で構成した。これによれば、清掃具の側壁部から突出している側と反対側近傍に弾性部材である例えばばね部材があり、清掃具の突出部を押すと清掃具がばね部材に接触することで側壁部から突出している長さが増す。清掃具の突出部を押した際の反発力を強めるためにばね部材を使うことで、より簡単に楽な力で突出量を確保することも可能になる。
(態様8)
態様1乃至7の何れか一に記載の画像形成装置において、一端の突出した部分には、凹形状(82a)または凸形状が存在する。これによれば、突出部に凹形状、または凸形状があることで、押す際に押しやすくなり、また取り出す際に指がかかりやすくなる。
態様1乃至7の何れか一に記載の画像形成装置において、一端の突出した部分には、凹形状(82a)または凸形状が存在する。これによれば、突出部に凹形状、または凸形状があることで、押す際に押しやすくなり、また取り出す際に指がかかりやすくなる。
(態様9)
態様1乃至8の何れか一に記載の画像形成装置において、
収納用挿入孔は、本体構造体の側板開口部に取り付けられ一端側の保持部材(501)に形成した貫通孔である。これによれば、清掃具のガタを規制するための収納部を側壁に付けておき、そこに収納したり取り出したりすることで、清掃具としての収納場所を確保できる。
態様1乃至8の何れか一に記載の画像形成装置において、
収納用挿入孔は、本体構造体の側板開口部に取り付けられ一端側の保持部材(501)に形成した貫通孔である。これによれば、清掃具のガタを規制するための収納部を側壁に付けておき、そこに収納したり取り出したりすることで、清掃具としての収納場所を確保できる。
(態様10)
清掃対象部と、長尺の清掃具(80)とを備えた清掃具付き装置において、収納のため清掃具を挿入する壁部に形成した収納用挿入孔(505)と、清掃具の一端が収納用挿入孔から突出するように収納用挿入孔から挿入された清掃具を保持する保持部(505、506)と、一端を押し込んだ後に押し込み力を解除したとき、収納用挿入孔からの突出量(T1、T2)がますように清掃具を押し戻す押し戻し手段(80、502)とを設けた。これによれば、押し戻し手段で突出量をまして操作性をよくするとともに、常時は少ない突出量で収納できるので、装置の他の構成部品の邪魔にならずに、清掃具の良好な脱着操作性を確保するということが可能である。
清掃対象部と、長尺の清掃具(80)とを備えた清掃具付き装置において、収納のため清掃具を挿入する壁部に形成した収納用挿入孔(505)と、清掃具の一端が収納用挿入孔から突出するように収納用挿入孔から挿入された清掃具を保持する保持部(505、506)と、一端を押し込んだ後に押し込み力を解除したとき、収納用挿入孔からの突出量(T1、T2)がますように清掃具を押し戻す押し戻し手段(80、502)とを設けた。これによれば、押し戻し手段で突出量をまして操作性をよくするとともに、常時は少ない突出量で収納できるので、装置の他の構成部品の邪魔にならずに、清掃具の良好な脱着操作性を確保するということが可能である。
1 :プロセスカートリッジ
2 :感光体
3 :帯電部材
4 :現像装置
5 :感光体クリーニング装置
6 :光書込ユニット
7 :中間転写ベルト
8 :一次転写ローラ
9 :二次転写ローラ
9a :二次転写対向ローラ
10 :ハウジング
10a :開口部
10b :リブ
10c :開口端面部
11 :転写ベルトクリーニング装置
12 :定着装置
13 :光路
17 :走査レンズ
18 :第一反射ミラー
19 :第二反射ミラー
20 :防塵ガラス
22 :カバー
60 :ポリゴンスキャナ
61 :ポリゴンミラー
61a :ポリゴンミラー
61b :ポリゴンミラー
71 :光源部
72 :カップリングレンズ
74 :シリンドリカルレンズ
80 :清掃棒
81 :清掃部
82 :取っ手部
82a :凹形状
90 :ばね部材
100 :プリンタ部
200 :給紙部
201 :給紙トレイ
300 :スキャナ部
400 :トナーボトル
500 :複写機
501 :前側板
502 :後側板
503 :外装カバー
504 :廃トナーボトル
505 :設置用挿入孔
507 :収納部
510 :清掃用挿入孔
P :転写紙
T1 :飛び出し量
T2 :飛び出し量
2 :感光体
3 :帯電部材
4 :現像装置
5 :感光体クリーニング装置
6 :光書込ユニット
7 :中間転写ベルト
8 :一次転写ローラ
9 :二次転写ローラ
9a :二次転写対向ローラ
10 :ハウジング
10a :開口部
10b :リブ
10c :開口端面部
11 :転写ベルトクリーニング装置
12 :定着装置
13 :光路
17 :走査レンズ
18 :第一反射ミラー
19 :第二反射ミラー
20 :防塵ガラス
22 :カバー
60 :ポリゴンスキャナ
61 :ポリゴンミラー
61a :ポリゴンミラー
61b :ポリゴンミラー
71 :光源部
72 :カップリングレンズ
74 :シリンドリカルレンズ
80 :清掃棒
81 :清掃部
82 :取っ手部
82a :凹形状
90 :ばね部材
100 :プリンタ部
200 :給紙部
201 :給紙トレイ
300 :スキャナ部
400 :トナーボトル
500 :複写機
501 :前側板
502 :後側板
503 :外装カバー
504 :廃トナーボトル
505 :設置用挿入孔
507 :収納部
510 :清掃用挿入孔
P :転写紙
T1 :飛び出し量
T2 :飛び出し量
Claims (10)
- 清掃対象部と、長尺の清掃具とを備えた画像形成装置において、
収納のため前記清掃具を挿入する壁部に形成した収納用挿入孔と、
前記清掃具の一端が前記収納用挿入孔から突出するように前記収納用挿入孔から挿入された前記清掃具を保持する保持部と、
前記一端を押し込んだ後に押し込み力を解除したとき、前記収納用挿入孔からの突出量がますように前記清掃具を押し戻す押し戻し手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、
前記収納用挿入孔を形成する壁部は、開閉可能な外装カバーを開いた状態で露出する装置の側板部であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、
前記押し戻し手段を、前記押し込み力に抗して位置規制する押し込み規制部と、弾性変形可能な前記清掃具とで構成したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3に記載の画像形成装置において、
前記清掃具は、少なくとも長尺の本体部分が樹脂製であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4に記載の画像形成装置において、
前記清掃具は、前記本体部分は長手方向断面積最大をS(mm2)、樹脂製の部分の長手方向長さをLとすると、L≧2S であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項5に記載の画像形成装置において、
前記押し込み規制部は、前記樹脂製の部分の長手方向の他端側に当接して押し込み規制することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、
前記押し戻し手段を、前記清掃具に係合し前記押し込み力で変形する弾性部材で構成したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、
前記一端の突出した部分には、凹形状または凸形状が存在することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至8の何れか一に記載の画像形成装置において、
前記収納用挿入孔は、本体構造体の側板開口部に取り付けられ一端側の保持部材に形成した貫通孔であることを特徴とする画像形成装置。 - 清掃対象部と、長尺の清掃具とを備えた清掃具付き装置において、
収納のため前記清掃具を挿入する壁部に形成した収納用挿入孔と、
前記清掃具の一端が前記収納用挿入孔から突出するように前記収納用挿入孔から挿入された前記清掃具を保持する保持部と、
前記一端を押し込んだ後に押し込み力を解除したとき、前記収納用挿入孔からの突出量がますように前記清掃具を押し戻す押し戻し手段とを設けたことを特徴とする清掃具付き装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022187724A JP2024076245A (ja) | 2022-11-24 | 2022-11-24 | 画像形成装置及び清掃具付き装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022187724A JP2024076245A (ja) | 2022-11-24 | 2022-11-24 | 画像形成装置及び清掃具付き装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024076245A true JP2024076245A (ja) | 2024-06-05 |
Family
ID=91330782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022187724A Pending JP2024076245A (ja) | 2022-11-24 | 2022-11-24 | 画像形成装置及び清掃具付き装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2024076245A (ja) |
-
2022
- 2022-11-24 JP JP2022187724A patent/JP2024076245A/ja active Pending
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