JP6170867B2 - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザー光の出射口を覆うカバーガラスを自動的に清掃する清掃機構を有する光走査装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置には、帯電した感光体ドラムにレーザー光を照射して静電潜像を形成する光走査装置が備えられている。レーザー光は、光走査装置の光学箱に形成された出射口から感光体ドラムに向けて出射される。この出射口は、光学箱の内部への異物の侵入を防止するために、カバーガラスで覆われている。
このようなカバーガラスに異物が付着すると、カバーガラスの光学特性が変化して画像品質が低下するので、光走査装置には、カバーガラスを自動的に清掃する清掃機構が備えられている場合が多い。
図5を参照して、カバーガラスの自動清掃機構を備えた光走査装置の従来例を説明する。この自動清掃機構100においては、カバーガラス101の長手方向に沿ってスクリュー軸103が配置されており、スクリュー軸103にはホルダ104が螺合している。ホルダ104には、スクリュー軸103と直交する方向に延びるアーム部105が形成されている。アーム部105には清掃部材106が保持されていると共にスクリュー軸103と平行に配置された一対のレール部107a、107bに係合する凹状の係合溝105a、105bが形成されている。
スクリュー軸103を回転させるとホルダ104と共にアーム部105がレール部107に案内されてカバーガラス101の長手方向に移動し、カバーガラス101の表面が清掃部材106で摺擦されて、カバーガラス101の表面に付着した異物が除去されるようになっている。
この自動清掃機構100と同様の自動清掃機構を備えた画像形成装置は、例えば特許文献1や特許文献2に開示されている。特許文献1に開示されている画像形成装置では、スクリュー軸を回転させるモーターを光走査装置に設けることで光走査装置に外力が加わることを防止し、光走査装置の光学箱の変形等の不具合を防止している。特許文献2に開示されている光走査装置では、カバーガラスに長手方向に延長した延長部を設け、清掃部材を延長部まで移動させることで、カバーガラスの長手方向の端部に除去された異物が残留することを防いでいる。
一方、特許文献3に記載されている画像形成装置の清掃機構においては、一対のアーム部をホルダから反対方向に延びるように形成し、各アーム部をスクリュー軸の両側に設けたレール部に係合させている。この特許文献3に開示されている画像形成装置では、スクリュー軸に形成されたスパイラル溝の山部の長さを谷部の長さよりも長く形成している。これにより、スパイラル溝に螺合するネジ部を小さく形成することができ、ホルダの寸法精度を向上させてホルダの移動時の騒音を低減させている。
特開2009−143108号公報 特開2009−169133号公報 特開2011−158566号公報
上記特許文献1及び特許文献2に記載されている構成を有する自動清掃機構100においては、アーム部105をホルダ104に片持ち式に形成しているので、スクリュー軸103から遠い側のアーム部105の先端部が振れて、アーム部105の動きが安定化しない虞がある。そのため、アーム部105の先端側において、アーム部105とレール部107bとが接触してホルダ104の負荷が変動し、清掃部材106がカバーガラス101を圧接する力が均一でなくなって異物を完全に除去できなくなる場合がある。
一方、特許文献3に記載されている自動清掃機構においては、一対のアーム部をスクリュー軸から反対方向に延びるように形成しているので、アーム部を片持ち式に支持させる場合に比べてホルダを安定に移動させることができる。
ただし、特許文献1〜特許文献3に記載の自動清掃機構においては、アーム部105に、レール部107a、107bと係合する凹状の係合溝105a、105bが形成されている。このような凹状の係合溝105a、105bにレール部107a、107が係合した状態では、レール部107a、107bの上下の面や側面と、それぞれ対応する係合溝105a、105bの上下の面や側面との間に隙間が開いているので、アーム部105ががたつきやすいという問題がある。したがって、特許文献3のように一対のアーム部をスクリュー軸から反対方向に延在するように設けたとしても、アーム部の動きが不安定になりやすく、カバーガラスに清掃部材を均一な力で圧接させることができずに、カバーガラスからの異物の除去が不完全になる虞がある。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、スクリュー軸に沿ってホルダを安定に移動させてカバーガラスに清掃部材を均一な力で摺擦させることによって、カバーガラスに付着した異物を確実に除去することができる清掃機構を備えた光走査装置、及び該光走査装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の光走査装置は、レーザー光の出射口が形成される光学箱と、前記出射口を覆うカバーガラスと、該カバーガラスを清掃する清掃機構と、を備えた光走査装置であって、前記清掃機構は、前記カバーガラスの長手方向に配置されたスクリュー軸と、前記カバーガラスを挟んで前記スクリュー軸と平行に配置された一対のレール部と、前記スクリュー軸に螺合して該スクリュー軸の回転によって前記カバーガラスの長手方向に沿って案内されるホルダと、該ホルダに保持された清掃部材と、を有し、前記一対のレール部の少なくとも一方のレール部には、前記カバーガラスの側に庇状に張り出す係合片が前記カバーガラスの長手方向に沿って形成されており、前記ホルダは、前記スクリュー軸の軸方向と交差する方向において互いに反対方向に延びる一対のアーム部を有し、該一対のアーム部の一方のアーム部には、前記清掃部材が保持される保持部と、前記係合片に当接する凸部と、が形成されており、前記カバーガラスの長手方向に沿って案内される際に、前記凸部は前記係合片に当接した状態で移動して、前記保持部に保持された前記清掃部材が前記カバーガラスの表面を摺擦するように構成されていることを特徴とする。
このような構成を採用することにより、ホルダの移動時にアーム部ががたつくことがなく、アーム部の動きが安定化し、カバーガラスの長手方向において清掃部材が均一な力でカバーガラスを摺擦することができるので、カバーガラスに付着した異物を確実に除去することができる。
本発明の光走査装置において、前記出射口は、前記光学箱に形成された凹部に形成されており、前記カバーガラスは、該カバーガラスの長手方向と直交する幅方向に傾斜した姿勢で前記出射口に配置されており、前記清掃機構において、前記一方のアーム部は、前記カバーガラスの傾斜に応じた角度で前記ホルダに設けられていることを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、光走査装置を低背化しつつカバーガラスを確実に清掃することができる。
本発明の画像形成装置は、上記に記載の光走査装置を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、スクリュー軸に沿ったホルダの移動が安定化して、カバーガラスの長手方向において清掃部材が均一な力でカバーガラスを摺擦することができるので、カバーガラスに付着した異物を確実に除去することができる清掃機構を備えた光走査装置及びこの光走査装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るカラープリンターの全体の構成を模式的に示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターの光走査装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターの光走査装置において、清掃機構を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターの光走査装置において、清掃機構を示す正面断面図である。 光走査装置の清掃機構の従来例を示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について説明する。
まず、図1を用いてカラープリンター1(画像形成装置)の全体の構成について説明する。図1は、カラープリンターの全体の構成を模式的に示す正面図である。なお、以下の説明では、図1における手前側をカラープリンターの正面側(前側)とし、左右の向きは、カラープリンターを正面から見た方向を基準として説明する。
カラープリンター1は、箱型形状のプリンター本体2を備えており、プリンター本体2の下部には用紙(記録媒体)を収納した給紙カセット3が設けられ、プリンター本体2の上部には排紙トレイ4が設けられている。
プリンター本体2の内部の中央部には、中間転写ベルト5が複数のローラー間に架設され、中間転写ベルト5の下方には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される光走査装置7が配置されている。中間転写ベルト5の下側には、4個の画像形成部8がトナーの色(例えば、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色)ごとに設けられている。各画像形成部8には、感光体ドラム9が回転軸9aを中心に回転可能(図1の実線矢印参照)に設けられており、感光体ドラム9の周囲には、帯電器10と、現像器11と、一次転写部12と、クリーニング装置13と、除電器14とが、一次転写のプロセス順に配置されている。現像器11の上方には、各画像形成部8と対応するトナーコンテナ15が、トナーの色ごとに左右方向に並んで収容されている。
プリンター本体2の内部の右側には、給紙カセット3から排紙トレイ4に向かって縦方向に延びる用紙の搬送経路17が設けられている。搬送経路17の上流端には給紙部18が設けられ、搬送経路17の中流部には中間転写ベルト5の一端(図1の右端)に二次転写部19が設けられ、搬送経路17の下流部には定着装置20が設けられ、搬送経路17の下流端には排紙口21が設けられている。
次に、このような構成を備えたカラープリンター1の画像形成動作について説明する。カラープリンター1に電源が投入されると、各種パラメーターが初期化され、定着装置20の温度設定等の初期設定が実行される。そして、カラープリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電器10によって感光体ドラム9の表面が帯電された後、光走査装置7から出射されるレーザー光(図1の破線矢印P参照)により感光体ドラム9の表面に静電潜像が形成される。この静電潜像は、トナーコンテナ15から供給されるトナーによって現像器11で対応する色のトナー像に現像される。このトナー像は、一次転写部12において中間転写ベルト5の表面に一次転写される。以上の動作を各画像形成部8が順次繰り返すことによって、中間転写ベルト5上にフルカラーのトナー像が形成される。なお、感光体ドラム9上に残留したトナー及び電荷は、クリーニング装置13及び除電器14によって除去される。
一方、給紙部18によって給紙カセット3から取り出された用紙は、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて二次転写部19へ搬送され、二次転写部19において、中間転写ベルト5上のフルカラーのトナー像が用紙に二次転写される。トナー像を二次転写された用紙は、搬送経路17の下流側へ搬送されて定着装置20に進入し、この定着装置20において用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、排紙口21から排紙トレイ4上に排出される。
次に、図2〜図4を参照して、光走査装置7について説明する。図2は光走査装置の全体を示す斜視図、図3は光走査装置の清掃機構を示す斜視図、図4は光走査装置の清掃機構を示す正面断面図である。
図2に示されるように、光走査装置7は、左右方向に並んだ2台の走査光学装置30によって構成されている。各走査光学装置30は、扁平な矩形箱状の光学箱31を有する。光学箱31は、上蓋32と、下蓋33と、平面視にて方形の扁平な枠状の本体部36と、から構成されている。光学箱31は、熱変形を抑えるために線膨張係数の低い樹脂で形成されている。
光学箱31の上蓋32には、前後方向に延びる2つの凹部32aが形成されている。各凹部32aの底面は、前後方向に長く、左右方向に短い矩形状の平面形状を有し、右端が左端よりも低くなるように所定の角度で傾斜するように形成されている。なお、傾斜角度は、レーザー光の光軸と直交しない角度である。各凹部32aの底面には、レーザー光が通過する出射口39が形成されている。出射口39は、カバーガラス40で覆われている。なお、カバーガラス40も、出射口39と同じ傾斜角度で配置されている。カバーガラス40をレーザー光の光軸と直交しない角度で配置することにより、レーザー光の反射を抑制している。
図4に示されるように、上蓋32において、各凹部32aの左側には、前後方向に延びる溝42が凹部32aと平行に形成されている。さらに、溝42の左側と凹部32aの右側とには、凹部32aと平行に延びる左右のレール部43、44がそれぞれ形成されている。
左レール部43は、上下逆のL字状の形状であり、上蓋32から略垂直に立設された基部43aと、基部43aの上端から左側に屈曲した先部43bとを有する。右レール部44は、上下逆のL字状の形状であり、上蓋32から略垂直に立設された基部44aと、基部44aの上端から左側(カバーガラス40の側)に屈曲した先部(係合片)44bとを有する。すなわち、左レール部43の先部43bが基部43aから屈曲する方向と、右レール部44の先部44bが基部44aから屈曲する方向とは、同一方向に設定されている。
図3に示されるように、上蓋32には、凹部32aの前後部分に、上方に延びる横長の矩形状の延長部32b、32cが形成されている。前後の延長部32b、32cの左寄りの位置には、軸受部46が同軸上に形成されている。
さらに、上蓋32の前側面には、前延長部32bの下方位置において、第1のギア48と第2のギア49と、が支持されている。第1のギア48は軸受部46に近い側に配置されて、第2のギア49は第1のギア48の右側において、第1のギア48と噛み合うように配置されている。第1のギア48の回転軸48aは、上蓋32の前側面に回転可能に支持されており、第2のギア49の回転軸49aは、上蓋32の前側面を貫通して光学箱31の内部に達しており、先端にギア(図示されず)が固定されている。
光学箱31の内部には、レーザー光を発生する光源と、レーザー光を偏向する偏向器と、偏向されたレーザー光を感光体ドラム9上に結像する光学部品群(いずれも図示されず)と、が収容されている。光源から発せられたレーザー光は、偏向器で主走査方向(前後方向)に走査され、光学部品群によって結像されて、上蓋32に形成された各出射口39を通って対応する感光体ドラム9に向けて出射される。
さらに、光学箱31の内部において、左右方向の中央付近の内側には、正逆回転可能の駆動モーター(図示されず)が収容されている。駆動モーターの回転軸は、ギア列を介して第2のギア49の回転軸49aの先端に固定されたギアと噛み合っている。これにより、駆動モーターが回転すると、第2のギア49を介して第1のギア48が回転するようになっている。
走査光学装置30には、各カバーガラス40の表面を自動的に清掃する自動清掃機構60が備えられている。この自動清掃機構60について、図3及び図4を参照して説明する。
自動清掃機構60は、カバーガラス40の長手方向に配置されたスクリュー軸61と、スクリュー軸61に螺合するホルダ62と、ホルダ62に保持された清掃部材63と、を備える。
スクリュー軸61は、カバーガラス40の長手方向の長さよりも長い長さを有し、両端は光学箱31の前後の延長部32b、32cの軸受部46に軸支されている。スクリュー軸61の前端は軸受部46から突き出ており、小径のギア65が固定されている。ギア65は、第1のギア48と噛み合っている。したがって、駆動モーターが回転すると、ギア列と、第2のギア49、第1のギア48を介してスクリュー軸61が回転するようになっている。
ホルダ62は、スクリュー軸61に螺合するボス部67と、ボス部67の左側面から左方向へ延びる左アーム部68と、ボス部67の右側面から右方向へ延びる右アーム部69と、を有する。
ボス部67は、所定の長さの円筒状の形状であり、内面にはスクリュー軸61の螺旋溝に噛み合うネジ山67aが形成されている。ボス部67の下面には、2個の円筒状の突起71が、スクリュー軸61の軸方向に所定の間隔を開けて形成されている。
左アーム部68は、ボス部67の左側面から左方向にほぼ水平に延在する上水平部68aと、上水平部68aの先端からほぼ直角に下方に屈曲した垂直部68bと、垂直部68bの先端から右方向に屈曲した下水平部68cと、を有する。下水平部68cの上面には、半球状の凸部68dが形成されている。上水平部68aと垂直部68bと下水平部68cとで形成される右側が開口した横向きの凹状の溝73に、左レール部43の先部43bが係合している。左アーム部68の溝73に左レール部43の先部43bが溝に係合した状態において、下水平部68cに形成された凸部68dは、先部43bの下面に当接しており、溝73の側面と先部43bの先端との間には所定のクリアランスL1が開けられている。
右アーム部69は、左アーム部68よりも長さが長い扁平な直方体状の形状であり、ボス部67の右側面からやや下方に傾斜するように延びている。右アーム部69の水平面に対する傾斜角度は、カバーガラス40の傾斜角度に対応している。右アーム部69の上面の先端部には、半球状の凸部69aが形成されている。右アーム部69が右レール部44に係合した状態において、凸部69aは、先部44bの下面に当接し、右アーム部69の先端と右レール部44の基部44aとの間には所定のクリアランスL2が開けられている。また、右アーム部69の中央部には、上下方向に貫通する開口部75が形成されている。
さらに、右アーム部69には、上面の基端側の部分に、コイルばね77が支持されている。コイルばね77は、スクリュー軸61と平行であって、光学箱31の前後の延長部32b、32cの間に配置されている。コイルばね77の前端及び後端は、それぞれボス部67よりも前方及び後方に突き出ている。
清掃部材63は、カバーガラス40の幅とほぼ同じ長さの幅と、所定の厚さを有する横長の直方体状の弾性ブレードである。清掃部材63は、ほぼ上半分が右アーム部69の開口部75に保持されて、下半分が右アーム部69から垂下している。
上記構成を有する自動清掃機構60においては、ホルダ62のボス部67の内面に形成されたネジ山67aが、光学箱31の上蓋32に支持されたスクリュー軸61の螺旋溝に螺合し、ボス部67の下面に形成された突起71が、光学箱31の上蓋32に形成された溝42に係合している。そして、ホルダ62の左アーム部68においては、先端に形成された凹状の溝73が、左レール部43の先部43bに係合して凸部68dが先部43bの下面に当接している。また、右アーム部69においては、凸部69aが、右レール部44の先部44bの下面に当接している。これにより、左右アーム部68、69の上方向への動きが規制されて、清掃部材63が所定の力でカバーガラス40に圧接されている。
ホルダ62は、スクリュー軸61の回転によって後待機位置(図3参照)と前待機位置との間を往復移動する。後待機状態においては、ホルダ62は、ボス部67がスクリュー軸61の後端に位置し、右アーム部69に保持された清掃部材63は、カバーガラス40の後縁よりも後方に待機している。前待機位置においては、ホルダ62は、ボス部67がスクリュー軸61の前端に位置し、右アーム部69に保持された清掃部材63は、カバーガラス40の前縁よりも前方に待機している。
図3に示されている後待機位置において、駆動モーターを駆動すると、ギア列及び第2のギア49、第1のギア48を介してスクリュー軸61が回転し、スクリュー軸61に螺合しているホルダ62は、突起71が係合する溝42に案内されてスクリュー軸61の前端側へ移動する。
ホルダ62と共に左右のアーム部68、69は、それぞれ左右のレール部43、44に案内されて前方へ移動する。この際、右アーム部69に保持された清掃部材63は、カバーガラス40の表面を摺擦する。右アーム部69は凸部69aが右レール部44の先部44bによって下方に押圧されているので、清掃部材63は所定の圧力を保った状態でカバーガラス40の表面を摺擦する。
ホルダ62がスクリュー軸61の前端付近まで移動すると、右アーム部69に支持されているコイルばね77の前端が、光学箱31の前延長部32bに当接し、ホルダ62の移動が緩衝される。駆動モーターは、ホルダ62が前待機位置まで移動するまでの所定の時間だけ回転するように制御されており、所定の時間が経過すると駆動モーターは停止し、スクリュー軸61の回転が停止する。ホルダ62が前待機位置に達した後、駆動モーターを逆方向に回転させてスクリュー軸61を逆方向に回転させ、ホルダ62を後方に移動させる。なお、ホルダ62の移動回数は、カバーガラス40の汚染状況に応じて適宜設定することができる。
上記したように本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の光走査装置7においては、カバーガラス40の自動清掃機構60において、スクリュー軸61に螺合するボス部67から左右のアーム部68、69を反対方向に延在させるように形成したので、左右のアーム部68、69の振れが生じにくく、ホルダ62を安定に移動させることができる。なお、左アーム部68には、左レール部43に係合する凹状の係合溝73を形成したが、左アーム部68は比較的短いので振れにくく、左レール部43と左アーム部68との接触は生じにくい。一方、右アーム部69においては、右レール部44の先部44bによって先端の凸部69aが常に下方に押圧されているのでがたつきにくく、カバーガラス40の長手方向において清掃部材63をカバーガラス40に均一な力で圧接した状態で摺擦させることができる。また、左右のアーム部68、69と左右のレール部43、44との間には所定のクリアランスが開けられているので、左右のアーム部68、69が多少振れるようなことがあっても、左右のアーム部68、69と左右のレール部43、44との接触は起こり難い。
また、左右アーム部68、69においては、左右アーム部68、69の先端に形成された凸部68d、69dが、左右レール部43、44の先部43b、44bと当接しながら移動する。凸部68d、69aは半球状の形状であり、先部43b、44bとの接触面積が狭く摺動抵抗が生じにくいので、ホルダ62を安定に移動させることができる。
このように、ホルダ62の移動が安定化するので、カバーガラス40に清掃部材63を均一な圧力で圧接しながら摺擦することができ、カバーガラス40へ付着した異物を確実に除去することができる。
さらに、右アーム部69を右レール部44に係合させる際には、右アーム部69の先端を右レール部44の先部44bの下方に差し込むようにすればよいので、簡易な構造で右アーム部63を右レール部44に案内させることができ、組み立ても容易となる。
また、カバーガラス40は、光学箱31の上蓋32に形成された凹部32a内に傾斜した姿勢で配置されている。このようにカバーガラス40を凹部32aに配置することにより、光学箱31の高さを低くでき、光走査装置7の全体の低背化が可能となる。さらに、右アーム部69は扁平な直方体状の形状であるので、傾斜した姿勢のカバーガラス40の表面に、清掃部材63を沿わせやすくなる。
なお、カバーガラス40を傾斜した姿勢で光学箱31に配置することにより、傾斜した高さの分だけ光学箱31の上蓋32の厚さが増えるので、上蓋32の剛性が上がり、光学箱31が変形しにくくなる。このため、カバーガラス40の平面度が維持され、湾曲等の光学特性の不具合が起こり難くなる。
さらに、光学箱31を低背化することによって、光走査装置7の上方に配置された画像形成部8のスペースを広くすることができるので、現像器11の現像剤容量を増加させることができたり、冷却用の風路を確保することができたりする等の利点もある。
さらに、本発明の実施形態では、カラープリンター1に本発明の構成を適用した場合について説明したが、他の異なる実施形態では、複写機、ファクシミリ、複合機等のカラープリンター1以外の画像形成装置に本発明の構成を適用しても良い。
さらに、上記した本発明の実施形態の説明は、本発明に係る光走査装置及び画像形成装置における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 カラープリンター(画像形成装置)
7 光走査装置
31 光学箱
32 上蓋
32a 凹部
39 出射口
40 カバーガラス
43、44 レール部
44b 先部(係合片)
60 清掃機構
61 スクリュー軸
62 ホルダ
63 清掃部材
68、69 アーム部
69a 凸部
75 開口部(保持部)

Claims (3)

  1. レーザー光の出射口が形成される光学箱と、前記出射口を覆うカバーガラスと、該カバーガラスを清掃する清掃機構と、を備えた光走査装置であって、
    前記清掃機構は、前記カバーガラスの長手方向に配置されたスクリュー軸と、前記カバーガラスを挟んで前記スクリュー軸と平行に配置された一対のレール部と、前記スクリュー軸に螺合して該スクリュー軸の回転によって前記カバーガラスの長手方向に沿って案内されるホルダと、該ホルダに保持された清掃部材と、を有し、
    前記一対のレール部の少なくとも一方のレール部には、前記カバーガラスの側に庇状に張り出す係合片が前記カバーガラスの長手方向に沿って形成されており、
    前記ホルダは、前記スクリュー軸の軸方向と交差する方向において互いに反対方向に延びる一対のアーム部を有し、該一対のアーム部の一方のアーム部には、前記清掃部材が保持される保持部と、前記係合片に当接する凸部と、が形成されており、前記カバーガラスの長手方向に沿って案内される際に、前記凸部は前記係合片に当接した状態で移動して、前記保持部に保持された前記清掃部材が前記カバーガラスの表面を摺擦するように構成されていることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記出射口は、前記光学箱に形成された凹部に形成されており、
    前記カバーガラスは、該カバーガラスの長手方向と直交する幅方向に傾斜した姿勢で前記出射口に配置されており、
    前記清掃機構において、前記一方のアーム部は、前記カバーガラスの傾斜に応じた角度で前記ホルダに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 請求項1又は2に記載の光走査装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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