JP7208589B2 - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置及び画像形成装置に関する。
複写機やプリンタなどの画像形成装置に搭載される画像読取装置として、イメージセンサなどの画像読取手段を備えるユニットを、原稿読取台の上に載置された原稿に沿って移動させることで、その原稿の画像を読み取るように構成されたものが知られている。
この種の画像読取装置においては、輸送時に生じる振動などによって装置を構成するユニットや部材が移動したり変位したりすると、装置の損傷やその他の不具合の原因になるため、ユニットや部材の移動及び変位を規制する手段を備えたものが提案されている。
例えば、下記特許文献1には、読取ヘッドの移動を機械的に制止するロック機構を備える画像読取装置が提案されている。この画像読取装置には、ロック機構を外部から操作するためのロックレバーが設けられており、画像読取装置の電源が投入される前に使用者やオペレータなどがロックレバーを手動操作することによって読取ヘッドの移動制止状態を解除できるようにしている。
しかしながら、上記のような画像読取装置の電源投入前に手動で解除操作を必要とする構成は、操作が煩雑になり、操作負担が増加するという課題がある。
上記課題を解決するため、本発明は、移動することにより画像を読み取る画像読取部と、前記画像読取部の移動経路に進入した第1の位置と、前記画像読取部の移動経路から退避した第2の位置とに、切り換えられる切換部材と、前記画像読取部の移動時に前記画像読取部が摺動する摺動部と、前記画像読取部に接続されたケーブルと、を備え、前記切換部材は、前記第1の位置で、前記摺動部側への前記ケーブルの移動を規制する位置に配置され、前記切換部材は、前記画像読取部の移動時に前記画像読取部と接触することにより前記第1の位置から前記第2の位置に切り換えられることを特徴とする。
本発明によれば、操作が簡便になり、操作負担を軽減できるようになる。
画像読取装置を備える画像形成装置の実施の一形態を示す図である。 画像読取装置が備える光学走査ユニットの断面図である。 画像読取装置の斜視図である。 カバー部を取り外した状態の画像読取装置の斜視図である。 カバー部を取り外した状態の画像読取装置の平面図である。 図5におけるA-A線断面図である。 図5におけるB-B線断面図である。 切換部材及びその周辺構造を示す斜視図である。 切換部材の先端側をケーブルの幅方向全体に渡って配置した例を示す平面図である。 切換部材の配置を説明するための断面図である。 光学走査ユニットが切換部材に接触した状態を示す平面図である。 ケーブル保持部に弾性部材を設けた例を示す平面図である。 画像読取動作が行われる際の切換部材の動きを説明するためのフローチャートである。
以下、添付の図面に基づき、本発明について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
図1は、画像読取装置を備える画像形成装置の実施の一形態を示す図である。
図1に示すように、画像形成装置100は、原稿搬送装置1と、画像読取装置2と、画像形成部3と、給紙部4とを備えている。本実施形態では、電子写真方式のカラーレーザプリンタを例に説明するが、作像方式は、インクジェット方式などの他の方式でもよい。また、本発明に係る画像形成装置は、モノクロ画像形成装置であってもよいし、プリンタのほか、複写機、ファクシミリ、あるいは、これらのいずれか2つ又は3つの機能を備える複合機であってもよい。
原稿搬送装置1は、原稿を載置する原稿トレイ25と、原稿トレイ25から原稿を1枚ずつ分離して画像読取装置2のコンタクトガラス32に向けて搬送する原稿搬送部26と、画像読取装置2によって画像が読み取られた原稿が排出される排出トレイ27とを備えている。
画像読取装置2は、原稿の画像を読み取る画像読取部としての光学走査ユニット31を備えている。図2に示すように、光学走査ユニット31は、コンタクトガラス32上の原稿Dに光を照射する光源33と、原稿Dの反射光から画像を読み取る画像読取手段としてのCCD(電荷結合素子)34と、CCD34が設けられた基板35と、原稿Dからの反射光を順次反射させてCCD34に導く複数のミラー36A~36Eと、反射光を結像させる結像レンズ37と、光源33、CCD34、基板35、複数のミラー36A~36E及び結像レンズ37を一体的に保持する移動可能な筐体としてのキャリッジケース38とを備えている。なお、画像読取手段として、CCD34に代えて密着型イメージセンサ(CIS)などの他のイメージセンサを用いてもよい。
画像読取装置2は、搬送原稿読取モードと載置原稿読取モードとを切り換えて実行可能に構成されている。搬送原稿読取モードは、原稿搬送装置1によって画像読取装置2のコンタクトガラス32上に搬送される搬送原稿の画像の読み取るモードである。これに対して、載置原稿読取モードは、コンタクトガラス32上に載置された静止原稿の画像を読み取るモードである。
搬送原稿読取モードで画像を読み取る場合は、光学走査ユニット31が図1に示す所定の読取位置に配置され、原稿搬送装置1によって搬送された原稿が当該読取位置を通過する際に光学走査ユニット31によって原稿の画像が読み取られる。一方、載置原稿読取モードで画像を読み取る場合は、原稿をコンタクトガラス32上に載置し、光学走査ユニット31が図1に示す副走査方向Xに往復移動することで、光学走査ユニット31によってコンタクトガラス32上の原稿の画像が読み取られる。なお、「副走査方向」とは、コンタクトガラス32と平行な原稿読取面において、原稿搬送装置1によって原稿が搬送される方向のことである。また、原稿読取面において、副走査方向とは直交する方向(図1に示すY方向)を、「主走査方向」という。
図1に示すように、給紙部4には、複数の給紙カセット5が設けられている。各給紙カセット5には、記録媒体としての用紙が収容されている。また、給紙部4には、各給紙カセット5から用紙を送り出す送出ローラ6と、送り出された用紙を分離して給紙路7に供給する分離ローラ8と、給紙路7で用紙を搬送する搬送ローラ9とが設けられている。
図1に示すように、画像形成部3には、4つの作像ユニット10K,10Y,10M,10Cと、光書込装置11と、転写装置12と、タイミングローラ対13と、定着装置14と、排紙ローラ対15とが設けられている。
4つの作像ユニット10K,10Y,10M,10Cは、カラー画像の色分解成分に対応するブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの異なる色の現像剤を収容している以外は同様の構成となっている。具体的には、各作像ユニット10K,10Y,10M,10Cは、像担持体としてのドラム状の感光体16と、感光体16の表面を帯電する帯電装置17と、感光体16の表面に現像剤としてのトナーを供給してトナー画像を形成する現像装置18と、感光体16の表面をクリーニングするクリーニング装置19等で構成されている。なお、図1では、ブラックの画像を形成する作像ユニット10Kについてのみ、感光体16、帯電装置17、現像装置18、クリーニング装置19の符号を付しており、その他の作像ユニット10Y,10M,10Cについては符号を省略している。
転写装置12は、複数のローラによって張架された無端状の中間転写ベルト20と、各感光体16上のトナー画像を中間転写ベルト20へ転写する4つの一次転写ローラ21と、中間転写ベルト20上に転写されたトナー画像を用紙へ転写する二次転写ローラ22等で構成されている。
図1を参照しつつ、本実施形態に係る画像形成装置の印刷動作について説明する。
印刷動作開始の指示があると、各作像ユニット10K,10Y,10M,10Cにおいて、感光体16が回転駆動され、帯電装置17によって感光体16の表面が均一な高電位に帯電される。次いで、画像読取装置2によって読み取られた原稿の画像情報、あるいは端末からプリント指示されたプリント情報に基づいて、光書込装置11が各感光体16の表面を露光することで、露光された部分の電位が低下して静電潜像が形成される。そして、この静電潜像に対して現像装置18からトナーが供給され、各感光体16上にトナー画像が形成される。
各感光体16上に形成されたトナー画像は、各感光体16の回転に伴って一次転写ローラ21の位置(一次転写ニップ)に達すると、回転駆動する中間転写ベルト20に順次重なり合うように転写される。そして、中間転写ベルト20上に転写されたトナー画像は、中間転写ベルト20の回転に伴って二次転写ローラ22の位置(二次転写ニップ)へ搬送され、用紙に転写される。この用紙は、給紙部4から供給されたものである。給紙部4から供給された用紙は、タイミングローラ対13によって一旦停止された後、中間転写ベルト20上のトナー画像が二次転写ニップに至るタイミングに合わせて搬送される。かくして、用紙上にフルカラーのトナー画像が担持される。また、トナー画像が転写された後、各感光体16上に残留するトナーは各クリーニング装置19によって除去される。
トナー画像が転写された用紙は、定着装置14へと搬送され、定着装置14によって用紙にトナー画像が定着される。その後、用紙は排紙ローラ対15によって装置外に排出されて、一連の印刷動作が完了する。
次に、図3~図7に基づき、画像読取装置2の全体構成について詳しく説明する。
図3及び図4に示すように、画像読取装置2は、筐体として、その下面及び側面を構成するフレーム本体部40と、上面を構成するカバー部41とを備えている。カバー部41上の、搬送原稿読取モード時に原稿が通過する部分41aと、載置原稿読取モード時に原稿が載置される部分41bとには、それぞれコンタクトガラス32が設けられている。フレーム本体部40は、矩形の底壁部40aと、底壁部40aに対してその四辺から直立するように設けられた4つの側壁部40b~40eとを有している。フレーム本体部40内には、光学走査ユニット31と、光学走査ユニット31を副走査方向Xへ案内するためのガイドロッド42と、光学走査ユニット31を副走査方向Xへ移動可能に支持するガイドレール43と、光学走査ユニット31を副走査方向Xへ移動させる駆動手段などが設けられている。光学走査ユニット31は、図5及び図6に示す所定のホームポジション(待機位置)からガイドロッド42及びガイドレール43に沿って副走査方向Xへ移動することで原稿の画像を読み取る。また、ガイドロッド42やガイドレール43などの、光学走査ユニット31が移動する際に摺動する摺動部には、摺動摩擦を小さくして光学走査ユニット31を円滑に移動させるため、グリースなどの潤滑剤が塗られている。
図5は、カバー部41を取り外した状態の画像読取装置2の平面図、図6は、図5におけるA-A線断面図、図7は、図5におけるB-B線断面図である。
図5及び図6に示すように、光学走査ユニット31には、給電用又は信号送信用の可撓性のケーブル44が接続されている。本実施形態では、ケーブル44として省スペース化に好適なフレキシブルフラットケーブル(FFC)を用いている。このケーブル44を介して、光学走査ユニット31の基板35と、フレーム本体部40に設けられた本体基板とが電気的に接続されている。図6に示すように、ケーブル44は、光学走査ユニット31が副走査方向Xへの往復移動する際に光学走査ユニット31の下側に巻き込まれないように、上側に向かって撓みが形成されるように配置されている。ケーブル44は、このような撓みが形成されるように、光学走査ユニット31のホームポジションからの移動開始方向の前側Fの面に設けられた爪状のケーブル保持部45によって保持されている。
光学走査ユニット31に設けられた基板35は、光学走査ユニット31がホームポジションに配置された状態で、外観上、使用者などから見えない位置、あるいは見えにくい位置に配置されている方が望ましい。そのため、本実施形態では、基板35を、光学走査ユニット31のホームポジションからの移動開始方向の後側Rに配置している。
このように基板35が光学走査ユニット31の移動開始方向の後側Rに配置されている場合、ケーブル44は、その接続先である基板35に近い側、すなわち光学走査ユニット31の移動開始方向の後側Rで撓むように配置されていてもよい。しかしながら、本実施形態では、光学走査ユニット31がホームポジションに配置されたときの移動開始方向の後側Rにスペースが少ないため、これとは反対の前側Fでケーブル44を撓ませて配置している。
また、上記基板35と同様に、ケーブル44も、外観上、使用者などから見えない位置、あるいは見えにくい位置に配置されている方が好ましい。また、光学走査ユニット31が副走査方向Xへの往復移動する際、万が一、ケーブル44がコンタクトガラス32に接触すると、コンタクトガラス32に異物が付着して不良画像の発生の原因になる。斯かる事情から、できればケーブル44はコンタクトガラス32の直下ではない位置に配置されていることが好ましい。そのため、本実施形態では、図5に示すように、ケーブル44を、ガイドレール43よりも主走査方向Yの外側(ガイドレール43よりも図の上側)に配置している。一方で、ケーブル44がガイドレール43から主走査方向Yへ大きく離れた位置に配置されると、画像読取装置2の主走査方向Yのサイズが大きくなることから、本実施形態では、ケーブル44をガイドレール43の近傍に配置している。
しかしながら、このように、ケーブル44がガイドレール43の近傍に配置されていると、画像形成装置の輸送時などに生じる振動や衝撃によってケーブル44の撓み部分(位置保持されておらず自由に動ける部分)が上下方向や斜め方向に振れた際に、ケーブル44がガイドレール43に接触し、ケーブル44にガイドレール43上の潤滑剤が付着する場合がある。その場合、さらに振動や衝撃によってケーブル44が振れると、ケーブル44がコンタクトガラス32に接触し、コンタクトガラス32に潤滑剤が付着する可能性がある。万が一、コンタクトガラス32に潤滑剤が付着した場合は、不良画像の発生の原因となる。
そこで、本実施形態においては、上記のようなガイドレール43に対するケーブル44の接触を防止するため、下記のような対策を講じている。
図5に示すように、本実施形態においては、画像読取装置2のフレーム本体部40内に、ガイドレール43に対するケーブル44の接触を防止する切換部材50が設けられている。切換部材50は、略長方形の板状部材であり、その長手方向の中間部あるいはその近傍に回転軸51が設けられている。切換部材50は、上下方向(主走査方向Y及び副走査方向Xに対して交差する方向)に配置された回転軸51を中心に回転することで、図5中の実線で示す第1の位置と、図5中の二点鎖線で示す第2の位置とに切換可能に構成されている。
また、切換部材50は、フレーム本体部40に設けられた仕切り壁部40fに対して回転可能に取り付けられている。仕切り壁部40fは、フレーム本体部40内のケーブル44よりも主走査方向Yの外側の空間とそれ以外の空間とを仕切るように設けられた副走査方向Xに伸びる板状の壁部である。
図8は、切換部材50及びその周辺構造を示す斜視図である。
図8に示すように、仕切り壁部40fにおける切換部材50の回転軸51が取り付けられる部分には、貫通孔40gが設けられている。切換部材50は、貫通孔40gを通過し、仕切り壁部40fを境界にして主走査方向Yの内側(図8における左側)と外側(図8における右側)とに配置されている。また、切換部材50の回転を許容するため、貫通孔40gの幅Gは切換部材の厚さtよりも大きく設定されている。
ここで、切換部材50における、仕切り壁部40fよりも主走査方向Yの内側に配置される部分を「先端側」と称し、これとは反対側の部分を「基端側」と称すると、図8に示すように、切換部材50の基端側50bには、付勢部材としてのバネ52が取り付けられている。バネ52の一端部は、切換部材50の基端側50bに取り付けられ、バネ52の他端部は、仕切り壁部40fから突出する突片部40hに取り付けられている。切換部材50は、バネ52によって上記第1の位置から上記第2の位置へ回転する方向へ(図5における反時計回りに)付勢されている。
また、図8に示すように、切換部材50の基端側50bには、弾性変形可能なストッパ部53が設けられている。ストッパ部53は、フレーム本体部40の側壁部40bから内側に突出するように設けられた係合部としての凸壁部40iと係合可能な位置に配置され
ている。ストッパ部53が凸壁部40iに係合した状態では、切換部材50がバネ52の
付勢力に抗して第1の位置で維持される。
続いて、切換部材50の作用効果について説明する。
まず、切換部材50が図5中の実線で示す第1の位置に配置された状態では、切換部材50の先端側50aがケーブル44の下方に配置される。この状態で、ケーブル44が振動や衝撃などにより下方に振れたとしても、ケーブル44はその下方に配置されている切換部材50の先端側50aに接触するため、ガイドレール43に対するケーブル44の接触が防止される。すなわち、切換部材50は、第1の位置に配置された状態で、ケーブル44のガイドレール43側への移動を規制し、ガイドレール43に対するケーブル44の接触を防止する接触防止部材として機能する。
このように、切換部材50が接触防止部材として機能することで、画像形成装置の組立の際、あるいは画像形成装置の出荷前などに切換部材50を第1の位置に配置しておけば、その後の輸送時に画像形成装置に振動や衝撃が付与され、ケーブル44が上下方向や斜め方向に振れたとしても、ガイドレール43に対するケーブル44の接触を防止できる。これにより、本実施形態においては、ケーブル44にガイドレール43上の潤滑剤が付着することがなく、コンタクトガラス32に潤滑剤が付着することもないので、不良画像の発生を防止できるようになる。
切換部材50の先端側50aは、第1の位置に配置された状態で、必ずしもケーブル44とガイドレール43との間に配置されていなくてもよい。例えば、図10に示す例のように、切換部材50が第1の位置に配置された状態で、その先端側50aがケーブル44とガイドレール43との間の領域E内(図10における一点鎖線で囲まれた領域E内)に配置されていなくても、ケーブル44の下方に切換部材50の先端側50aが配置されていれば、ケーブル44が下方に振れてガイドレール43側へ移動した際に、その移動を切換部材50によって規制することができる場合がある。このように、切換部材50は、ガイドレール43側へのケーブル44の移動を規制できる位置に配置されていれば、必ずしもケーブル44とガイドレール43との間の領域E内に配置されていなくてもよい。
一方で、ケーブル44の移動(振れ)をより確実に規制するには、切換部材50が第1の位置に配置された状態で、その先端側50aがケーブル44の下方に広い範囲に渡って配置されていることが望ましい。そのため、例えば、図9に示す例のように、切換部材50の先端側50aが、第1の位置でケーブル44の幅W全体に渡って配置されるようにしてもよい。
また、ガイドレール43に対するケーブル44の接触を効果的に防止するには、ケーブル44の下方への振れをなるべく高い位置(ガイドレール43から遠い位置)で規制することが望ましい。一方で、ケーブル44の振れを規制する切換部材50の上面50c(図6参照)の位置が高くなりすぎると、画像読取装置2の高さ方向サイズが増大する。従って、ケーブル44の振れをなるべく高い位置で規制し、しかも画像読取装置2の高さ方向のサイズ増大を回避するには、例えば、切換部材50の上面50cを、光学走査ユニット31の上面31aと同じ高さに配置するのがよい。
次に、画像読取動作が開始された場合の切換部材50の動作について説明する。
上記のように切換部材50が第1の位置に配置されている状態で、光学走査ユニット31の画像読取動作が開始されると、ホームポジションから移動する光学走査ユニット31によって、切換部材50が第1の位置から第2の位置へ切り換えられる。詳しくは、図5に示すように、切換部材50が第1の位置に配置されている状態では、その先端側50aが光学走査ユニット31の移動経路Hに進入した状態となっているので、図11に示すように、光学走査ユニット31が移動を開始すると、光学走査ユニット31が切換部材50の先端側50aに接触する。そして、さらに光学走査ユニット31が移動することで、切換部材50のストッパ部53と凸壁部40iとの係合が解除され、切換部材50がバネ52の付勢力により図11における反時計回りに回転して第2の位置に切り換えられる。
図5における二点鎖線で示すように、切換部材50が第2の位置に切り換えられた状態では、切換部材50の先端側50aは光学走査ユニット31の移動経路Hから退避した位置に配置される。また、この状態で、切換部材50の先端側50aはケーブル44の下方位置からも退避する。このように、切換部材50は、第2の位置に切り換えられた状態で、光学走査ユニット31の移動経路Hから退避した位置に配置されるので、その後、光学走査ユニット31が移動を継続して走査を行い、ホームポジション側へ後退しても、光学走査ユニット31は切換部材50に対して接触することはない。また、切換部材50が第2の位置に切り換えられた状態では、バネ52の付勢力によって切換部材50が第2の位置に維持される。従って、切換部材50が第2の位置に切り換えられた後は、光学走査ユニット31が切換部材50と接触することはなく、これらの接触による部品の破損などの不具合を防止することが可能である。
また、本実施形態では、切換部材50が第1の位置から第2の位置に切り換えられる際、切換部材50がケーブル44に接触することによるケーブル44の損傷を防止するため、図11に示すように、光学走査ユニット31の前側Fに設けられたケーブル保持部45に切換部材50を接触させている。さらに、図12に示す例のように、ケーブル保持部45の前側Fに、スポンジなどの弾性部材54を設けてもよい。この場合、弾性部材54が切換部材50に接触することで、切換部材50との接触によるケーブル保持部45への衝撃が緩和されるため、ケーブル保持部45の破損を生じにくくすることが可能である。
図13は、画像読取動作が行われる際の切換部材50の動きを説明するためのフローチャートである。
図13に示すように、画像読取動作が開始され、光学走査ユニット31の前進が開始された際、切換部材50が第1の位置に配置されている場合は(切換部材50が第2の位置に切り換えられていない場合は)、上述のように、光学走査ユニット31が切換部材50に接触し、ストッパ部53と凸壁部40iとの係合が解除されることにより、切換部材5
0が第2の位置へ切り換えられる。そして、光学走査ユニット31による走査が完了した後、光学走査ユニット31が後退して、画像読取動作が終了する。
一方、画像読取動作開始時に、切換部材50がすでに第2の位置に切り換えられている場合は、光学走査ユニット31は切換部材50に接触することはなくそのまま光学走査を完了し、その後、光学走査ユニット31は後退して画像読取動作が終了する。このように、切換部材50がすでに第2の位置に切り換えられている場合、光学走査ユニット31は副走査方向Xに往復移動しても切換部材50に接触することはないので、光学走査ユニット31が画像読取動作のたびに切換部材50に接触することによる部品の破損などの不具合を防止することが可能である。また、切換部材50が第2の位置に配置された状態では、切換部材50の先端側50aがケーブル44の下方位置から退避しているため、光学走査ユニット31の往復移動に伴ってケーブル44が上下方向に変位しても切換部材50と接触することはなく、ケーブル44が切換部材50に接触することによる不測の不具合の発生も防止できる。
以上のように、本実施形態においては、切換部材50が、画像読取動作時に移動する光学走査ユニット31との接触により自動的に第2の位置へ切り換えられることで、使用者やオペレータなどの操作者が切換部材50の切換操作を手動で行わなくても、切換部材50を第2の位置に切り換えて光学走査ユニット31やケーブル44に対して接触しない位置に配置することが可能である。このため、本実施形態では、画像形成装置の輸送後、初めて画像読取動作を行う前などに、操作者が手動で切換部材50の切換操作をする必要がなく、操作が簡便になり、操作負担も軽減できる。また、操作者が切換部材50を外部から操作するためのレバーなどの操作部を画像読取装置に設ける必要もないので、操作部を設けることに伴う画像読取装置のサイズ増大を回避できるようになる。
このように、本実施形態に係る構成によれば、操作者による手動での切換部材50の切換操作やその操作のための操作部が不要となるので、操作性を向上させることができ、装置の小型化も図れるようになる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、切換部材50を、ケーブル44とガイドロッド42との接触を防止する接触防止部材として用いてもよい。ケーブル44がガイドロッド42の近傍に配置されている場合は、ケーブル44が振動などによって振れると、摺動部であるガイドロッド42に塗布された潤滑剤がケーブル44に付着する虞がある。これを防止するため、切換部材50を主走査方向Yにおけるガイドロッド42側に配置し、切換部材50によってケーブル44のガイドロッド42側への移動(振れ)を規制してもよい。
また、上述の実施形態では、切換部材50がケーブル44の移動又は変位を規制する場合を例に説明したが、切換部材50の用途はこれに限られるものではない。例えば、切換部材50を、輸送時に光学走査ユニット31の移動を規制する部材として用いてもよい。その場合も、上述の実施形態と同様に、画像読取動作時の光学走査ユニット31との接触により、切換部材50を光学走査ユニット31とは接触しない退避位置(第2の位置)へ自動的に切り換えるようにすることで、操作者による手動での切換操作やその操作のための操作部が不要となり、操作性の向上と装置の小型化を図れるようになる。
2 画像読取装置
3 画像形成部
31 光学走査ユニット(画像読取部)
40 フレーム本体部
40i 凸壁部(係合部)
50 切換部材
50a 先端側
50b 基端側
51 回転軸
52 バネ(付勢部材)
53 ストッパ部
54 弾性部材
100 画像形成装置
特開2008-92372号公報

Claims (6)

  1. 移動することにより画像を読み取る画像読取部と、
    前記画像読取部の移動経路に進入した第1の位置と、前記画像読取部の移動経路から退避した第2の位置とに、切り換えられる切換部材と、
    前記画像読取部の移動時に前記画像読取部が摺動する摺動部と、
    前記画像読取部に接続されたケーブルと、
    を備え、
    前記切換部材は、前記第1の位置で、前記摺動部側への前記ケーブルの移動を規制する位置に配置され、
    前記切換部材は、前記画像読取部の移動時に前記画像読取部と接触することにより前記第1の位置から前記第2の位置に切り換えられることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記画像読取部との接触により前記切換部材が前記第1の位置から前記第2の位置へ切り換えられた際に、前記切換部材を前記第2の位置に維持する付勢部材を備える請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記切換部材と係合することにより前記切換部材を前記第1の位置に維持する係合部を備え、
    前記係合部と前記切換部材との係合は、前記付勢部材の付勢力によっては解除されず、
    前記画像読取部と前記切換部材との接触によって解除される請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記画像読取部は、前記ケーブルを保持するケーブル保持部を有し、
    前記画像読取部が移動した際、前記ケーブル保持部が前記第1の位置にある前記切換部材と接触する請求項1から3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記画像読取部は、前記ケーブルを保持するケーブル保持部と、前記ケーブル保持部に設けられた弾性部材と、を有し、
    前記画像読取部が移動した際、前記弾性部材が前記第1の位置にある前記切換部材と接触する請求項1から3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置によって読み取られた画像情報に基づいて、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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