JP2012062005A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】シートバックフレームの下部領域で衝撃荷重を効率良く車幅方向内側に伝達することのできる車両用シートを提供する。
【解決手段】一対の側部フレーム部13c,13dと下部フレーム部13bを有するシートバックフレーム13を受ける。シートバックフレーム13をクッションフレーム7の後端部に傾動軸15を介して支持させる。車幅方向外側の側部フレーム部13cの傾動軸15よりも上方側から車幅幅方向外側に突出する荷重伝達ブロック18を設ける。上端が下部フレーム部13bに接続され幅方向内側の端部が車幅方向内側の側部フレーム部13dに接続されるリヤアンダープレート24を設ける。リヤアンダープレート24の下縁を少なくとも傾動軸15の高さ位置まで延出させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両側方から入力される衝撃荷重を車体の幅方向内側領域に伝達する機能を備えた車両用シートに関するものである。
衝突時等に車両側方から入力される衝撃荷重を、シートを介して車体の幅方向内側に伝達するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この車両用シートは、シートバックフレームが矩形枠状に形成され、車幅方向外側の側部フレーム部に、シート幅方向の外側に突出して、車体側部のセンターピラー等から入力された衝撃荷重をシートバックフレームに伝達する荷重伝達ブロックが取り付けられている。また、シートバックフレームの左右の側部フレーム部の下部側は、車幅方向に延出する下部フレーム部によって相互に連結され、側部フレーム部の下部フレーム部よりも下方に延出する延出端が、クッションフレームの後端部に傾動軸を介して傾斜調整可能に連結されている。
したがって、この車両用シートにおいては、衝撃荷重の入力によって車体側部が変形すると、その車体側部が荷重伝達ブロックに当接し、衝撃荷重が車幅方向外側の側部フレーム部と下部フレーム部を介して車体の幅方向内側に効率良く伝達されるようになる。
特開2000−103275号公報
しかし、この従来の車両用シートにおいては、シートバックフレームの側部フレーム部の下方の延出端がクッションフレームの後端部に傾動軸を介して連結されているため、衝撃荷重の入力時にシートバックフレームの下部側の主な荷重伝達経路となる下部フレーム部を、傾動軸との干渉を避けるためにシートバックフレームの下端位置から上方に離間して配置せざるを得ない。このため、従来の車両用シートの場合、車幅方向外側の側部フレーム部に入力された衝撃荷重を、傾動軸と同高さのシートバックフレームの下部領域で効率良く車幅方向内側に伝達することができない。
そこでこの発明は、シートバックフレームの下部領域で衝撃荷重を効率良く車幅方向内側に伝達することのできる車両用シートを提供しようとするものである。
この発明に係る車両用シートでは、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
請求項1に係る発明は、シート幅方向に離間して配置される車幅方向外側と内側の一対の側部フレーム部(例えば、実施形態の側部フレーム部13c,13d)と、当該両側部フレーム部の下部領域間にてシート幅方向に延出する下部フレーム部(例えば、実施形態の下部フレーム部13b)とを有するシートバックフレーム(例えば、実施形態のシートバックフレーム13)と、前記下部フレーム部よりも下側位置にて、前記シートバックフレームをクッションフレーム(例えば、実施形態のクッションフレーム7)または車体に傾動可能に支持させる傾動軸(例えば、実施形態の傾動軸15)と、前記車幅方向外側の側部フレーム部の前記傾動軸よりも上方側から車幅方向外側に突出して、車体側部から入力された衝撃荷重を前記シートバックフレームに伝達する荷重伝達ブロック(例えば、実施形態の荷重伝達ブロック18)と、を備えた車両用シートにおいて、上端が前記下部フレーム部に接続され車幅方向内側の端部が前記車幅方向内側の側部フレーム部に接続される板状強度部材(例えば、実施形態のリヤアンダープレート24)が設けられ、当該板状強度部材の下縁が少なくとも前記傾動軸の高さ位置まで延出していることを特徴とするものである。
これにより、下部フレーム部から少なくとも傾動軸の高さ位置までの範囲に跨る板状強度部材が下部フレーム部に沿って車幅方向に延出し、両側の側部フレーム部間の下部側の強度が板状強度部材によって補強されるようになる。このため、車両の衝突時等に衝撃荷重が荷重伝達ブロックを介して車幅方向外側の側部フレーム部に入力されると、その荷重は、車幅方向外側の側部フレーム部の下部側において、下部フレーム部と板状強度部材を介して車幅方向内側の側部フレーム部に伝達されるようになる。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る車両用シートにおいて、前記車幅方向外側の側部フレーム部の前記傾動軸の延長上位置からシート幅方向の外側に突出して、車体側部から入力された衝撃荷重を前記シートバックフレームに伝達する第2の荷重伝達ブロック(例えば、実施形態の第2の荷重伝達ブロック23)を備えていることを特徴とするものである。
これにより、車両の衝突時等に車体側部が内側に変形すると、その車体側部が荷重伝達ブロックと第2の荷重伝達ブロックを介して車幅方向外側の側部フレーム部に入力され、下部フレーム部と板状強度部材を介して車幅方向内側の側部フレーム部に伝達されるようになる。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る車両用シートにおいて、前記板状強度部材が前記傾動軸よりも低い高さで前記車幅方向内側の側部フレーム部に接続されていることを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1項に係る車両用シートにおいて、上端が前記下部フレーム部または前記板状強度部材の上端に接続され、下端が前記板状強度部材の下端に接続される板状補強部材(例えば、実施形態のフロントアンダープレート25)を備え、前記板状強度部材と前記板状補強部材とで車幅方向に延出する閉断面が形成されていることを特徴とするものである。
これにより、車両の衝突時等に衝撃荷重が荷重伝達ブロックを介して車幅方向外側の側部フレーム部に入力されると、その荷重は、下部フレーム部とともに、板状強度部材と板状補強部材とによる閉断面を介して車幅方向内側の側部フレーム部に伝達されるようになる。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る車両用シートにおいて、前記傾動軸は、前記板状強度部材と前記板状補強部材によって形成される閉断面内に配置されていることを特徴とするものである。
請求項1に係る発明によれば、下部フレーム部から少なくとも傾動軸の高さ位置までの範囲に跨る板状強度部材が下部フレーム部に沿って車幅方向に延出し、その板状強度部材が下部フレーム部と車幅方向内側の側部フレーム部とに接続されて両側の側部フレーム部間の下部側の強度が補強されるため、傾動軸と下部フレーム部との離間幅を充分に確保しつつも、シートバックフレームの下部領域で衝撃荷重を効率良く車幅方向内側に伝達することができる。
請求項2に係る発明によれば、車体側部から入力される衝撃荷重を荷重伝達ブロックと、それよりも下方の傾動軸の延長上の第2の荷重伝達ブロックで受け止め、これらのブロックに入力された荷重を、車幅方向外側の側部フレーム部から下部フレーム部と板状強度部材を通して効率良く車幅方向内側に伝達することができる。
請求項3に係る発明によれば、板状強度部材が傾動軸よりも低い高さで車幅方向内側の側部フレーム部に接続されているため、車幅方向内側の側部フレーム部の充分に低い位置に衝撃荷重を効率良く伝達することができる。
請求項4に係る発明によれば、車幅方向外側の側部フレーム部に入力された衝撃荷重を、下部フレーム部とともに、板状強度部材と板状補強部材とによる閉断面を介して車幅方向内側の側部フレーム部に伝達することができるため、荷重の伝達効率を一層高めることができる。
請求項5に係る発明によれば、傾動軸が、板状強度部材と板状補強部材とによる閉断面内に配置されることから、傾動軸との干渉を招くことなく、板状強度部材と板状補強部材とによる閉断面の面積を充分に大きく確保することができる。
この発明の一実施形態の車両用シートの骨格部を前方側から見た斜視図である。 この発明の一実施形態の車両用シートの骨格部を後方側から見た斜視図である。 この発明の一実施形態の車両用シートの図1のA部をE方向から見た斜視図である。 この発明の一実施形態の車両用シートの図1のA部の分解斜視図である。 この発明の一実施形態の車両用シートの図3のC−C断面に対応する断面図である。 この発明の一実施形態の車両用シートの図1のB部に対応する部位の拡大斜視図である。 この発明の一実施形態の車両用シートの図6のD―D断面に対応する断面図である。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、図面において、矢印Fは車両前方を指すものとする。
図1は、車両の前席左側に配置された車両用シート1の骨格部を前部側斜め上方から見た斜視図であり、図2は、同車両用シート1の骨格部を後部側斜め上方から見た斜視図である。
車両用シート1は、乗員の臀部を支持するシートクッション2と、このシートクッション2の後端部に連結されて、乗員の腰部及び背部を支持するシートバック3と、そのシートバック3の上部に支持されて、乗員の頭部及び首部を支持する図示しないヘッドレストとを備えている。
シートクッション2は、前後のパイプ材5A,5Bと側部のプレート材6A,6Bによって矩形枠状に形成されたクッションフレーム7を備え、そのクッションフレーム7がシートレール8,8を介して車体フロア9に前後スライド可能に取り付けられている。
シートバック3は、上部フレーム部13aと左右の側部フレーム部13c,13dと下部フレーム部13bとからなる略矩形枠形状のシートバックフレーム13を備えている。上部フレーム部13aと下部フレーム部13bは車幅方向に延出するパイプ材によって形成され、左右の側部フレーム部13c,13dはパイプ材の外側に断面略コ字状のプレート材である側部プレート14a,14bが接合された構造とされている。各フレーム部13c,13a,13d,13bのパイプ材は一体の骨格パイプ12が略矩形状に曲げられて形成されている。
ただし、骨格パイプ12は、図1に示すように、一端12Aが車幅方向内側の側部フレーム部13d(以下、「内側側部フレーム部13d」と呼ぶ。)に位置され、他端12Bが下部フレーム部13bに位置され、その中間部が上部フレーム部13aと車幅方向外側の側部フレーム部13c(以下、「外側側部フレーム部13c」と呼ぶ。)に亙って延在しているが、骨格パイプ12の一端12Aは内側側部フレーム部13dの下端から所定距離上方に離間した位置から始まり、他端12Bは内側側部フレーム13dの手前で終わっている。つまり、骨格パイプ12の下部フレーム部13bを構成する部分は、内側側部フレーム部13dとの間に離間スペースSを形成している。
また、この実施形態の場合、外側側部フレーム部13cと内側側部フレーム部13dを構成する各側部プレート14a,14bは、それぞれ複数枚のプレート材が接合されて構成されている。
ところで、車幅方向外側と内側の各側部プレート14a,14bの下端は、下部フレーム部13bよりも下方まで延出しており、この各側部プレート14a,14bの下端の近傍が、クッションフレーム7の両側のプレート材6A,6Bの後端領域の内側に配置され、傾動軸15を介してクッションフレーム7の後端部に傾動可能に連結されている。この傾動軸15はリクライニング機構の軸を構成し、クッションフレーム7の両側のプレート材6A,6Bに跨るように車幅方向に沿って延出している。
なお、図中16,17は、シートバック3の図示しないパッド材を支持するために、外側側部フレーム部13cと内側側部フレーム部13dに取り付けられた支持マットと支持ワイヤである。
図3,図4は、外側側部フレーム部13cの下半領域と下部フレーム部13bの連設部の近傍を示す図であり、図5は、図3のC−C断面に対応する断面図である。また、図6は、内側側部フレーム部13dの下半領域と下部フレーム部13bの連設部の近傍を示す図であり、図7は、図6のD―D断面に対応する断面図である。
外側側部フレーム部13cを成す側部プレート14aの車幅方向外側の面には、車幅方向外側に突出して、側面衝突時等に車体側部(例えば、センターピラー)から入力された衝撃荷重をシートバックフレーム13に伝達する第1の荷重伝達ブロック18(荷重伝達ブロック)が取り付けられている。
第1の荷重伝達ブロック18は、金属製の略矩形状の半割り容器状の前部ブロック18Aと後部ブロック18Bの周縁部が相互に接合されて成り、上下方向に長い略長方形状の断面が車幅方向外側に向かって延出している。前部ブロック18Aの前面は、図示しないエアバッグユニットが取り付けられる座面とされ、また、前部ブロック18Aの車幅方向内側の縁部には上下に離間して一対の窪み部19,19が形成されている。前部ブロック18Aの内側の縁部はこの窪み部19,19によって上下方向に亙って波打ち、それによって車幅方向の剛性の向上が図られている。また、各窪み部19の底壁の車幅方向内側領域には、車幅方向内側に向かって突出する舌片部20が設けられている。
第1の荷重伝達ブロック18は、側部プレート14aの車幅方向外側の面に重ねられ、側部プレート14aとの当接部の周域が側部プレート14aに対して溶接によって固定されている。ただし、図4に示すように、側部プレート14a上の第1の荷重伝達ブロック18の舌片部20に対応する位置には、長孔状の貫通孔21,21が形成され、この貫通孔21,21を通して各舌片部20が骨格パイプ12に対して直接溶接固定されている。
また、図4に示すように、クッションフレーム7の車幅方向外側のプレート材6Aの後端部には、傾動軸15の外周域を囲む円筒状のボス部22が突設され、このボス部22に第2の荷重伝達ブロック23が取り付けられている。この第2の荷重伝達ブロック23は、車両の側面衝突時等に車体側部の下部領域から入力された衝撃荷重をシートバックフレーム13の下端領域(傾動軸15の存在する領域)に直接伝達する部材であり、車幅方向に延出する複数の筒状断面が並列に配置されたハニカム構造とされ、全体が樹脂によって短軸円柱状に形成されている。
ところで、傾動軸15よりも上方に配置されている下部フレーム部13bには、シート幅方向の両縁部が外側側部フレーム部13cと内側側部フレーム部13dに結合された金属製のリヤアンダープレート24(板状強度部材)が結合されている。このリヤアンダープレート24は、上縁部が下部フレーム部13bの後部側上面に溶接固定され、図5に示すように、その溶接固定部から下方に延出する領域が傾動軸15の後方側を覆い、さらに下縁部が前方側に屈曲して傾動軸15の下方を覆うようになっている。この実施形態の場合、リヤアンダープレート24は傾動軸15よりも低い位置まで下端全域が延出している。また、リヤアンダープレート24の両側の下縁部は傾動軸15よりも低い位置で外側側部フレーム部13cと内側側部フレーム部13dの各側部プレート14a,14bに溶接固定されている。
また、この実施形態の場合、下部フレーム部13bを構成する骨格パイプ12には、図3に示すように、外側側部フレーム部13c(側部プレート14a)に向かって斜め上方に屈曲する傾斜部12aが設けられている。リヤアンダープレート24の車幅方向外側の縁部は、この傾斜部12aに沿うようにその上端部の高さが側端部に向かって次第に高くなっている。なお、下部フレーム部13bを構成する骨格パイプ12の他端12Bは、図6に示すように、内側側部フレーム部13dまで延出していないが、リヤアンダープレート24の車幅方向内側の縁部は、車幅方向外側の縁部と同様に、その上端部の高さが側端部に向かって次第に高くなっている。
また、下部フレーム部13bと傾動軸15の前方側には、金属製のフロントアンダープレート25(板状補強部材)が配置されている。このフロントアンダープレート25は、図5に示すように、上端部が下部フレーム部13bの前部側上面に溶接固定されるとともに、シート幅方向の両縁部が外側側部フレーム部13cと内側側部フレーム部13dの各側部プレート14a,14bに溶接固定されている。なお、フロントアンダープレート25の上端部はリヤアンダープレート24の上端部に溶接固定するようにしても良い。そして、フロントアンダープレート25の下部フレーム部13bから下方に延出する領域は傾動軸15の前方側を覆い、さらに下縁部が傾動軸15よりも低い位置で後方側に屈曲して、傾動軸15の下方を覆う位置でリヤアンダープレート24の下端に溶接固定されている。なお、フロントアンダープレート25の車幅方向外側の縁部は、リヤアンダープレート24と同様に、その上端部の高さが側端部に向かって次第に高くなっているが、フロントアンダープレート25の車幅方向内側の縁部は、傾動軸15の前面から上面に亙る領域が切り欠かれている。
フロントアンダープレート25は、図5に示すように、リヤアンダープレート24とともに車幅方向に延出する閉断面を構成している。このフロントアンダープレート25とリヤアンダープレート24とによる閉断面は、傾動軸15の周囲を覆い、かつ外側側部フレーム部13cと内側側部フレーム部13dの下端部同士を連結している。
以上の構成において、車両の側面衝突時に衝撃荷重が車体側部に入力され、車体側部が車幅方向内側に変形すると、その変形した車体側部が第1の荷重伝達ブロック18と第2の荷重伝達ブロック23のうちの少なくとも一方に当接し、衝撃荷重がシートバックフレーム13の外側側部フレーム部13cに伝達される。
こうして、外側側部フレーム部13cに衝撃荷重が入力されると、車幅方向に延出するリヤアンダープレート24とフロントアンダープレート25が、その衝撃荷重を下部フレーム部13bとともに内側側部フレーム部13dの下端に伝達する。内側側部フレーム部13dに伝達された荷重は、シートバックフレーム13全体の車幅方向内側への移動とともに車幅方向中央のコンソールボックス(図示せず)を介してフロアトンネル(図示せず)に速やかに伝達される。
以上のように、この車両用シート1は、下部フレーム部13bから傾動軸15の高さ位置よりも下方の範囲に跨るリヤアンダープレート24が、傾動軸15に対してオフセットした位置で車幅方向に延出し、そのリヤアンダープレート24の上縁部が傾動軸15に固定されるとともに、車幅方向の両縁部が外側側部フレーム部13cと内側側部フレーム部13dの各側部プレート14a,14bに固定されているため、傾動軸15と下部フレーム部13bとの上下の離間幅を充分に確保して両者の干渉を回避しつつも、両側部フレーム部14a,14bの下端部間の強度を確実に高めることができる。したがって、シートバックフレーム13の下部領域で衝撃荷重を効率良く車幅方向内側に伝達することができる。
また、この車両用シート1は、外側側部フレーム部13cの傾動軸15よりも上方側位置に第1の荷重伝達ブロック18が取り付けられるとともに、外側側部フレーム部13cの外側に位置されるクッションフレーム7のプレート材6Aに、傾動軸15の延長線上となるように第2の荷重伝達ブロック23が取り付けられているため、側面衝突時等に車体側部の変形を第1の荷重伝達ブロック18と第2の荷重伝達ブロック23によって確実に受け止め、下部フレーム部13bとリヤアンダープレート24を通して衝撃荷重を車幅方向内側に伝達することができる。
さらに、この車両用シート1においては、リヤアンダープレート24が傾動軸15よりも低い高さで内側側部フレーム部13dに接合され、特に、図6に示すように、リヤアンダープレート24の端縁が内側側部フレーム部13dの側部プレート14bの下端の円弧面を包み込むようにして接合されているため、内側側部フレーム部13dの充分に低い位置に衝撃荷重を効率良く伝達することができる。
また、この車両用シート1の場合、上端が下部フレーム部13bに結合され下端がリヤアンダープレート24の下端に接続されて、リヤアンダープレート24とともに車幅方向に延出する閉断面を形成するフロントアンダープレート25が設けられ、フロントアンダープレート25の車幅方向の両端が外側側部フレーム部13cと内側側部フレーム部13dに結合されているため、リヤアンダープレート24とフロントアンダープレート25とによる閉断面を介して衝撃荷重を内側側部フレーム部13dの下端により効率良く伝達することができる。
さらに、この車両用シート1においては、傾動軸15がリヤアンダープレート24とフロントアンダープレート25とによる閉断面の内側に配置されていることから、傾動軸15との干渉を招くことなく、リヤアンダープレート24とフロントアンダープレート25とによる閉断面の面積を充分に大きく確保して、衝撃荷重の伝達効率を高めることができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、板状強度部材であるリヤアンダープレート24とは別に、板状補強部材であるフロントアンダープレート25を設けたが、板状補強部材は必ずしも設けなくても良い。
また、上記の実施形態においては、下部フレーム部13bと傾動軸15の後方側に配置されるリヤアンダープレート24を板状強度部材としたが、下部フレーム部13bと傾動軸15の前方側に配置されるフロントアンダープレート25のみを設け、そのフロントアンダープレート25を板状強度部材としても良い。さらに、以上の実施形態は、シートバックフレーム13がクッションフレーム7の後端部に傾動軸15を介して支持されるものであるが、シートバックフレーム13は車体に傾動軸15を介して支持されるものであっても良い。
また、上記の実施形態の場合、メインパイプ12は端部同士が離間した非環状の構造となっているが、メインパイプ12は環状構造であっても良い。
1…車両用シート
7…クッションフレーム
13…シートバックフレーム
13b…下部フレーム部
13c,13d…側部フレーム部
15…傾動軸
18…第1の荷重伝達ブロック(荷重伝達ブロック)
23…第2の荷重伝達ブロック
24…リヤアンダープレート(板状強度部材)
25…フロントアンダープレート(板状補強部材)

Claims (5)

  1. シート幅方向に離間して配置される車幅方向外側と内側の一対の側部フレーム部と、当該両側部フレーム部の下部領域間にてシート幅方向に延出する下部フレーム部とを有するシートバックフレームと、
    前記下部フレーム部よりも下側位置にて、前記シートバックフレームをクッションフレームまたは車体に傾動可能に支持させる傾動軸と、
    前記車幅方向外側の側部フレーム部の前記傾動軸よりも上方側から車幅方向外側に突出して、車体側部から入力された衝撃荷重を前記シートバックフレームに伝達する荷重伝達ブロックと、を備えた車両用シートにおいて、
    上端が前記下部フレーム部に接続され車幅方向内側の端部が前記車幅方向内側の側部フレーム部に接続される板状強度部材が設けられ、
    当該板状強度部材の下縁が少なくとも前記傾動軸の高さ位置まで延出していることを特徴とする車両用シート。
  2. 前記車幅方向外側の側部フレーム部の前記傾動軸の延長上位置からシート幅方向の外側に突出して、車体側部から入力された衝撃荷重を前記シートバックフレームに伝達する第2の荷重伝達ブロックを備えていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記板状強度部材が前記傾動軸よりも低い高さで前記車幅方向内側の側部フレーム部に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用シート。
  4. 上端が前記下部フレーム部または前記板状強度部材の上端に接続され、下端が前記板状強度部材の下端に接続される板状補強部材を備え、前記板状強度部材と前記板状補強部材とで車幅方向に延出する閉断面が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用シート。
  5. 前記傾動軸は、前記板状強度部材と前記板状補強部材によって形成される閉断面内に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の車両用シート。
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