JP5410859B2 - 車両用シートのシートバックフレーム - Google Patents
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Description
このシートバックフレームの場合、支持プレートは前面側が平坦に形成され、左右の端部がフレーム本体の側部フレーム部に結合されている。このため、車両後部から衝撃が入力されると、乗員の腰部が最初に支持プレートで支持され、その結果、乗員の胸部と頭部が腰部(骨盤上部)を支点として後方に傾動し、頭部が早期にヘッドレストに近接するようになる。
これにより、車両後部から衝撃荷重が入力されると、シートに着座した乗員の腰部から臀部にかけての特定部位が最初に支持プレートの膨出部分によって前方に押圧されるようになる。したがって、支持プレートの上縁部が乗員を前方に押圧することがなく、乗員の腰部から臀部にかけての特定部位が常に最初に押圧され、乗員の胸部と頭部が一定姿勢(同位相)で後方に移動するようになる。また、車両後部からの衝撃入力時には、最初に腰部から臀部にかけの特定部位が前方に押圧されて乗員の頭部高さが低くなり、乗員の頭部がヘッドレストに接近し易くなる。
また、車両側部からの衝撃荷重の入力時に車幅方向外側の側部フレーム部に荷重が入力された場合には、その荷重は略鉛直方向の断面が湾曲した支持プレートを介して車幅方向内側の側部フレーム部に伝達されるようになる。
これにより、車両後部からの衝撃入力時には、乗員の腰椎の下端部分が支持プレートによって最初に前方に押圧されるようになる。
また、この発明によれば、左右の側部フレーム部の下縁を連結する支持プレートの略鉛直方向の断面形状が前方に膨出する湾曲形状であることから、車両側部からの衝撃入力の際にシート幅方向の耐荷重性能を高めることができる。
図1は、車両の前席側に設置された車両用シート1を前部側斜め上方から見た斜視図であり、図2は、その車両用シート1の骨格部を同様に前部側斜め上方から見た斜視図である。
車両用シート1は、乗員の臀部を支持するシートクッション2と、このシートクッション2の後端部に連結されて、主に乗員の腰部や胸部(背部)を支持するシートバック3と、このシートバック3の上部に支持されて、乗員の頭部及び頸部を支持するヘッドレスト4とを備えている。
これらの図と図2に示すように、シートバック3は、上部フレーム部13aと左右の側部フレーム部13c,13dと下部フレーム部13bとを備えた略矩形枠形状のシートバックフレーム13を備え、そのシートバックフレーム13の下端がクッションフレーム7の後端部に傾動可能に結合されている。
これにより、車両後部から衝撃荷重が入力されたときには、バックパン47の略下半部47bの膨出部分が乗員mの腰椎Lとその下側部分を最初に前方側に押圧することになる。
荷重伝達ブロック21は、車両の側面衝突時等に衝撃荷重を車体側壁から側部フレーム部13cに伝達する部材であり、車幅方向に延出する複数の筒状断面が並列に配置されたハニカム構造とされ、全体が樹脂によって上下方向に長い直方体状に形成されている。図6に示すように、側部フレーム部13cの側壁30には貫通孔32が形成されており、この貫通孔32に角筒状のガイドパイプ33の基部が嵌合されている。そして、ガイドパイプ33の基部の後壁は側部フレーム部13cの後壁31bの前面に溶接固定されている。荷重伝達ブロック21は、こうして側部フレーム部13cに取り付けられたガイドパイプ33に側壁30の外側から嵌合されている。
サイドエアバッグ装置51は、衝撃を感知してガスを発生するインフレータ(図示せず)と、インフレータのガス圧を受けて展開する袋体(図示せず)がモジュール化されてなり、側部フレーム部13c上の荷重伝達ブロック21の前方側に隣接して取り付けられている。
これにより、乗員mは、腰椎Lとそれよりも下側部分を前方に押し出され、それによって胸椎Lよりも上側部分がシートバック3に押し付けられるとともに、頭部位置を低くするようにして頭部と頸部がヘッドレスト4に押し付けられる。
したがって、乗員の頭部と頸部を初期段階で早期にヘッドレスト4に近接させて乗員の頸部を保護することができるとともに、頭部や頸部がヘッドレスト4に押し付けられるときに、乗員mの胸部(背部)がほぼ同じタイミングでシートバック3に押し付けられることから、乗員mの頭部や頸部に作用する衝撃を緩和することができる。
4…ヘッドレスト
13…シートバックフレーム
13b…下部フレーム部
13c,13d…側部フレーム部
44…支持パイプ(ヘッドレスト支持部)
46…バックプレート
47…バックパン(支持プレート)
L…腰椎
Claims (2)
- シート幅方向の左右両側に配置される一対の側部フレーム部と、
ヘッドレストを支持するヘッドレスト支持部と、
両端部が前記各側部フレーム部の下縁に結合される支持プレートと、を備えた車両用シートのシートバックフレームであって、
前記支持プレートは、略鉛直方向の断面形状が前方に膨出し、かつ略水平方向の断面形状が中央側が後方に凹状に窪む湾曲形状に形成され、当該支持プレートの後方側で両端部が前記各側部フレーム部の下縁に結合されるバックプレートとともにシート幅方向に延出する閉断面を形成し、前記閉断面の一部は、シート幅方向に延出し両端部が前記各側部フレーム部の下端に連結される下部フレーム部によって構成され、当該下部フレーム部は、シート幅方向の両端部で、前記側部フレーム部のうちの前記リクライニング機構の取り付け部の近傍に連結されていることを特徴とする車両用シートのシートバックフレーム。 - 前記支持プレートは、前記略鉛直方向の断面のうちの、シートに着座した乗員の腰椎の下端に対応する部位が最も前方に膨出するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シートのシートバックフレーム。
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