JP5123901B2 - 車両用シートのシートバックフレーム - Google Patents

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この発明は、車両側部から入力される衝撃荷重を車体中央側に伝達する機能を備えた車両用シートのシートバックフレームに関するものである。
車両用シートのシートバックフレームとして、左右の側部フレーム部の背部に、板状の補強部材である背部プレートを結合し、車両側部から衝撃荷重が入力されたときに、車幅方向外側の側部フレーム部から内側の側部フレーム部に背部プレートを介して荷重を伝達するものが案出されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−46112号公報
しかし、この従来のシートバックフレームにおいては、左右の側部フレーム部が後方側に偏った位置で背部プレートによって連結されているため、背部プレートを荷重伝達のために有効に機能させるためには、複雑で大掛かりな補強構造を追加しなければならい。
そこでこの発明は、構造の複雑化を招くことなく、車両側部から一方の側部フレーム部に入力された衝撃荷重を他方の側部フレーム部に確実に伝達することのできる車両用シートのシートバックフレームを提供しようとするものである。
上記の課題を解決する請求項1に記載の発明は、シート幅方向の左右両側に配置される一対の側部フレーム部(例えば、後述の実施形態における側部フレーム部13c,13d)と、前記一対の側部フレーム部の背部同士を接続する背部プレート(例えば、後述の実施形態におけるバックプレート46)と、を備えた車両用シートのシートバックフレームであって、前記側部フレーム部の前部同士を接続する前部プレート(例えば、後述の実施形態におけるバックパン47)を備え、かつ、前記前部プレートの上部と前記背部プレートの上部を接合する上部接合部(例えば、後述の実施形態における上部接合片47c)と、前記前部プレートの下部と前記背部プレートの下部を接合する下部接合部(例えば、後述の実施形態における下部接合片47d、下部フレーム部13b、下部接合片46a)と、を備えたことを特徴とする。
これにより、車両側部から衝撃荷重が一方の側部フレーム部に伝達されると、その荷重は前部プレートと背部プレートを介して他方の側部フレーム部に伝達される。このとき、左右の側部フレーム部の前後幅の全域が前部プレート及び背部プレートとともに荷重の伝達ブロックとして機能する。
また、前部プレートと後部プレートが上部同士と下部同士でそれぞれ接合され、シート幅方向に延出する閉断面が形成されることになる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の車両用シートのシートバックフレームにおいて、前記前部プレートは、幅方向の両端から中央に向けて後方に凹状に窪む湾曲形状とされていることを特徴とする。
これにより、前部プレートの前面が乗員の腰部から臀部にかけてを滑らかに包み込むように支持するようになる。
請求項1に記載の発明によれば、左右の側部フレーム部の前部同士と背部同士がそれぞれ前部プレートと背部プレートによって接続されるため、簡単な構造でありながら、両側の側部フレーム部の前後幅の全域と前部プレート及び背部プレートを利用した構造体によって一方の側部フレーム部に入力された衝撃荷重を他方の側部フレーム部に確実に伝達することができる。
また、この発明においては、背部プレートを左右の側部フレーム部の背部側から取り付け、前部プレートを左右の側部フレーム部の前部側から取り付けることができるため、溶接等による構成部材の接合作業が容易であり、生産性が良いという利点がある。
さらに、請求項に記載の発明によれば、前部プレートと背部プレートが上部接合部と下部接合部で接合され、左右の側部フレーム部が前部プレートと背部プレートによるシート幅方向に延出する閉断面の構造体によって連結されるため、車両側部から一方の側部フレーム部に入力される衝撃荷重を高い強度をもって他方の側部フレーム部に伝達することができる。
請求項に記載の発明によれば、前部プレートの前面が乗員の腰部から臀部にかけてを滑らかに包み込むように支持するようになるため、乗員の着座フィーリングを良好に保つことができる。
この発明の一実施形態の車両用シートを前部側斜め上方から見た斜視図である。 この発明の一実施形態の車両用シートの骨格部を前部側斜め上方から見た斜視図である。 この発明の一実施形態のシートバックフレームを後部側斜め上方から見た斜視図である。 この発明の一実施形態のシートバックフレームを前部側斜め上方から見た分解斜視図である。 この発明の一実施形態の車両用シートの図2のA−A断面に対応する断面図である。 この発明の一実施形態の車両用シートの図2のB−B断面に対応する断面図である。 この発明の一実施形態のシートバックフレームの一部を後部斜め上方から見た分解斜視図である。
以下、この発明の一実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。なお、図面において、矢印Fは車両の前方を指すものとする。
図1は、車両の前席側に設置された車両用シート1を前部側斜め上方から見た斜視図であり、図2は、その車両用シート1の骨格部を同様に前部側斜め上方から見た斜視図である。
車両用シート1は、乗員の臀部を支持するシートクッション2と、このシートクッション2の後端部に連結されて、主に乗員の腰部及び胸部(背部)を支持するシートバック3と、このシートバック3の上部に支持されて、乗員の頭部及び頸部を支持する図示しないヘッドレストとを備えている。
シートクッション2は、図2に示すように、後端部に車幅方向に沿って延出する後部クロスメンバ6が取り付けられたクッションフレーム7を備え、そのクッションフレーム7がシートレール8,8を介して車体フロア9に前後スライド可能に取り付けられている。
図3,図4は、シートバック3の骨格部を後部側斜め上方から見た斜視図と前部側斜め上方から見た分解斜視図であり、図5,図6はシートバック3の骨格部の断面図である。
これらの図と図2に示すように、シートバック3は、上部フレーム部13aと左右の側部フレーム部13c,13dと下部フレーム部13bとを有する略矩形枠形状のシートバックフレーム13を備え、そのシートバックフレーム13の下端がクッションフレーム7の後端部に傾動可能に結合されている。
上部フレーム部13aは、略コ字状のパイプ材から成り、シート幅方向に延出する上辺部の中央にヘッドレストを昇降可能に支持する一対の支持パイプ44が取り付けられている。
左右の側部フレーム部13c,13dは、水平方向の断面が略コ字状のパネル材から成り、上下方向の略中央部よりも上方側の領域は前後幅が狭く、略中央部よりも下方側の領域は相対的に前後幅が広く形成されている。側部フレーム部13c,13dの前後幅の狭い上方側の領域は、コ字状断面部分でシート幅方向の外側から包み込むようにして上部フレーム部13aの対応する側辺部に溶接固定されている。また、側部フレーム部13c,13dの下端側には、クッションフレーム7の後端部と連結される図示しないヒンジ部と、シートバックフレーム13の傾動角度を調整するための図示しないリクライニング機構が取り付けられている。なお、左右のリクライニング機構は、図5に示すようにシート幅方向に延出する作動ロッド45によって相互に連動可能に連結されている。
下部フレーム部13bは、湾曲した2枚のプレート材が相互に接合されて全体が略筒状に形成され、作動ロッド45の周囲を囲繞するようにしてシート幅方向に延出し、両端部が左右の側部フレーム部13c,13dの下端に連結されている。
左右の側部フレーム部13c,13dは、シート幅方向の外側に臨む側壁30の前後に、シート幅方向内側に屈曲する前壁31aと後壁31bとがそれぞれ連設されて成り、側壁30部分が、前述のように略中央部よりも上方側の幅が狭く、下方側の幅が広くなるように形成されている。具体的には、側壁30は、後端側が上下全域でほぼストレートに形成されているが、前端側は上部から上下方向の中央領域までがほぼストレートに形成され、その中央領域から下方に向かって緩やかに前方に膨出するように湾曲している。したがって、側部フレーム部13a,13dの前壁31aの下縁領域には、側壁30の前端側の湾曲形状に沿って前方に膨出する湾曲面が設けられている。
側部フレーム部13c,13d間の後方には、複数の稜線部aがシート幅方向に走る波板状のバックプレート46(背部プレート)が配置され、そのバックプレート46の両側の側縁部が側部フレーム部13c,13dの後壁31bの後面に溶接固定されている。バックプレート46は、側部フレーム部13c,13dの下端から上下方向のほぼ中間高さまでの範囲を覆うように配置され、バックプレート46の下端には、下部フレーム部13bの後部面に溶接固定される下部接合片46aが設けられている。
また、側部フレーム部13c,13d間の前部には三次元的に湾曲したプレート材から成るバックパン47(前部プレート)が配置され、そのバックパン47の両側の側縁部が側部フレーム部13c,13dの前壁31aの前面に溶接固定されている。バックパン47の上下方向の略中央領域は、図5に示すように、左右の側部フレーム部13c,13dの間を跨ぐように後方側に向かって湾曲し、上縁部47a側がバックパン47と略平行に所定長さ上方に延出した後に、上端の上部接合片47cによってバックパン47の上部前面に溶接固定されている。また、バックパン47の下端には下部フレーム部13の前部面に溶接固定される下部接合片47dが設けられている。
なお、この実施形態において、バックパン47の上部接合片47cとバックプレート46の上部前面とがバックパン47とバックプレート46の上部接合部を構成し、バックパン47の下部接合片47dと下部フレーム部13bの前面、バックプレート46の下部接合片46aと下部フレーム部13bの後面がバックパン47とバックプレート46の下部接合部を構成している。
バックパン47とバックプレート46は、両側の側縁部が上述のように両側の側部フレーム部13c,13dの前壁31aと後壁31bにそれぞれ重合状態で溶接固定され、上縁部が直接相互に溶接固定されるとともに、下縁部が下部フレーム部13bを介して溶接固定されている。したがって、バックパン47とバックプレート46は、下部フレーム部13bとともに閉断面を構成し、その閉断面が側部フレーム部13c,13d間を連結するようにシート幅方向に延出している。
ところで、バックパン47の上下方向の略中央から下方領域にかけて(以下、「略下半部47b」と呼ぶ。)は、図5に示すように、略鉛直方向の断面形状が下方に向かって前方に膨出する湾曲断面形状に形成されている。バックパン47の略下半部47bの湾曲形状は、乗員の腰椎の上端から下端に向かって緩やかに前方に膨出し、その膨出高さがほぼ下端まで連続している。
また、バックパン47は、図6に示すように、シート幅方向の中央が車体後方側に窪むように略水平方向の断面が凹状に湾曲して形成されている。この凹状の湾曲断面形状はバックパン47の上下方向のほぼ全域に亙って設けられているが、特に、下半部47bの上部領域において湾曲断面の窪み深さが最も深くなっている。これにより、シートに着座した乗員の腰部と臀部は、バックパン47の水平方向の湾曲形状によって側部から背部にかけてが包み込むように支持される。
図7は、車幅方向外側の側部フレーム部13cに対する部品の組み付け状態を示す分解斜視図である。
側部フレーム部13cの側壁30には、略方形状の三つの貫通孔32が上下方向に並んで設けられ、これらの貫通孔32に角筒状のガイドパイプ33の基部が嵌入されている。3つの貫通孔32は、側壁30の上下方向の略中央の車体後方側に偏倚した領域に設けられており、貫通孔32に嵌入された各ガイドパイプ33の基部は、側部フレーム部13の側壁30の後端から車幅方向内側に延出する後壁31bに溶接固定されている。具体的には、ガイドパイプ33の基部は偏平な後部壁が側部フレーム部13cの後壁31bの前面に重合され、その状態で両者が溶接固定されている。そして、側壁30から車幅方向外側に突出した3つのガイドパイプ33には荷重伝達ブロック21が嵌合状態で固定されている。
荷重伝達ブロック21は、車両側部から衝撃荷重が入力されたときに、その衝撃荷重を車体側壁から側部フレーム部13cに伝達する部材であり、車幅方向に延出する複数の筒状断面が並列に配置されたハニカム構造とされ、全体が樹脂によって上下方向に長い立方体状に形成されている。また、荷重伝達ブロック21は、側部フレーム部13cに突設されたガイドパイプ33が嵌入される複数の嵌合孔34を備え、これらの嵌合孔34をガイドパイプ33に嵌合した状態において、付根部側の上下の端部が側部フレーム部13cにボルトによって締結固定されている。
また、側部フレーム部13cの側壁30には、乗員保護用のサイドエアバッグ装置51が取り付けられている。
サイドエアバッグ装置51は、衝撃を感知してガスを発生するインフレータ(図示せず)と、インフレータのガス圧を受けて展開する袋体(図示せず)がモジュール化されてなり、側部フレーム部13c上の荷重伝達ブロック21の前方側に隣接して取り付けられている。
また、図2に示すように、左右両側の側部フレーム部13c,13dの下端の図示しないリクライニング機構の外側(シート幅方向の外側)には荷重伝達ブロック38,39がそれぞれ取り付けられている。この各荷重伝達ブロック38,39は、上部側の荷重伝達ブロック21と同様に、車幅方向に延出する複数の筒状断面が並列に配列されたハニカム構造とされている。また、車幅方向内側の側部フレーム部13dに取り付けられる荷重伝達ブロック39は、車幅方向中央の図示しないコンソールボックスの側面に対向している。
以上の構成において、車両側部から衝撃荷重が入力されてセンターピラー等の車体側壁がシートバック3方向に変形すると、側壁が車両用シート1の側部の荷重伝達ブロック21や38に当接し、これらに荷重が入力されることになる。下方側の荷重伝達ブロック38に荷重が入力されると、シート全体が車幅方向内側方向への移動とともに、車幅方向内側下方の荷重伝達ブロック39がコンソールボックスに当接し、このとき、シートバックフレーム13の下部フレーム部13bから荷重伝達ブロック39とコンソールボックスを介してフロアトンネルに荷重が伝達される。
また、上方の荷重伝達ブロック21に衝撃荷重が入力されると、その荷重は荷重伝達ブロック21からシートバックフレーム13の幅方向外側の側部フレーム部13cに真横から伝達され、側部フレーム部13cからバックパン47とバックプレート46による筒状構造体と、上部フレーム部13a及び下部フレーム部13bを介して幅方向内側の側部フレーム部13dに伝達される。側部フレーム部13dに伝達された荷重はさらに荷重伝達ブロック39とコンソールボックスを介してフロアトンネルに伝達される。
なお、側部フレーム部13c,13d間でバックパン47とともに筒状構造体を構成するバックプレート46は、シート幅方向に延出する稜線部aによって面が複数領域に区画されているため、バックプレート46のシート幅方向の一端側に荷重が入力されると、区画された複数の領域にせん断方向の応力を生じさせる。これにより、入力された衝撃荷重はバックプレート46のほぼ全域において受け止められ、バックプレート46の全域に分散するかたちで内側の側部フレーム部13dに伝達されるようになる。
また、車両後部から衝撃荷重が入力されると、最初に、バックパン47の略下半部47bの前方膨出部分(略鉛直方向の断面の前方膨出部分)が、シートに着座した乗員の腰部から臀部にかけて(腰椎の下端よりも下方部分)を背面側から前方に押圧するようになる。これにより、乗員は、腰部の下方を前方に押し出され、それによって乗員の胸部と頭部及び頸部がシートバック3とヘッドレストに押し付けられる。この結果、乗員の頭部及び頸部が初期段階で早期にヘッドレストに近接し、乗員の頸部が保護される。
以上のように、この車両用シート1のシートバックフレーム13においては、左右の側部フレーム部13c,13dの前部同士と背部同士がそれぞれバックパン47とバックプレート46によって結合されているため、バックパン47及びバックプレート46と両側の側部フレーム部13c,13dの幅方向の全域を利用した強固な構造体によって、車幅方向外側の側部フレーム部13cに入力された衝撃荷重を内側の側部フレーム部13dに確実に伝達することができる。
特に、この実施形態のシートバックフレーム13においては、両縁部が側部フレーム部13c,13dの前壁31aと後壁31bに結合されるバックパン47とバックプレート46の上端部と下端部が相互に結合されているため、バックパン47とバックプレート46が下部フレーム部13bとともにシート幅方向に延出する筒状構造体をなし、衝撃荷重を高い強度をもって側部フレーム部13c,13d間で伝達することができる。
また、このシートバックフレーム13では、バックパン47の両縁部が側部フレーム部13c,13dの前壁31aに重ねられて前方側から溶接固定され、同様にパックプレート46の両縁部が側部フレーム部13c,13dの後壁31bに重ねられて後方側から溶接固定されるため、バックパン47とバックプレート46の溶接作業が容易であるという利点がある。このシートバックフレーム13の場合、バックパン47とバックプレート46の上下の溶接作業も前後方向から行うことができ、各部の溶接作業を効率良く進めることができる。
さらに、このシートバックフレーム13においては、バックパン47がシート幅方向の両端から中央に向けて後方に湾曲するように形成されているため、通常使用時における乗員の着座フィーリングを良好に保つことができるとともに、車両後部からの衝撃入力時に荷重をシート幅方向に広く分散させて乗員に作用する衝撃を緩和することができる。
また、このシートバックフレーム13の場合、バックプレート46とともに筒状構造体を構成するバックパン47が、略鉛直方向の断面が前方に膨出し、かつ略水平方向の断面が中央側に向かって凹状に窪む三次元的な湾曲形状とされているため、車両側部から入力される衝撃荷重に対して高い耐荷重性能を得ることができ、側部フレーム部13cに多少オフセットした方向から荷重が入力された場合にも、バックパン47を通して速やかに他方の側部フレーム部13dに荷重を伝達することができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
1…車両用シート
13…シートバックフレーム
13b…下部フレーム部(下部接合部)
13c,13d…側部フレーム部
46…バックプレート(背部プレート)
46a…下部接合片(下部接合部)
47…バックパン(前部プレート)
47c…上部接合片(上部接合部)
47d…下部接合片(下部接合部)

Claims (2)

  1. シート幅方向の左右両側に配置される一対の側部フレーム部と、
    前記一対の側部フレーム部の背部同士を接続する背部プレートと、を備えた車両用シートのシートバックフレームにおいて、
    前記側部フレーム部の前部同士を接続する前部プレートを備え、かつ、前記前部プレートの上部と前記背部プレートの上部を接合する上部接合部と、前記前部プレートの下部と前記背部プレートの下部を接合する下部接合部と、を備えたことを特徴とする車両用シートのシートバックフレーム。
  2. 前記前部プレートは、幅方向の両端から中央に向けて後方に凹状に窪む湾曲形状とされていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シートのシートバックフレーム。
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