JP2012059243A - 触感呈示装置および触感呈示装置の制御方法 - Google Patents

触感呈示装置および触感呈示装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】消費電力を低減でき、別の動作と並行して入力動作を確実に行うことを可能にする触感呈示装置及び触感呈示装置の制御方法を提供する。
【解決手段】
タッチセンサと、表示部17と、タッチセンサのタッチ面に対する押圧荷重を検出する荷重検出部13と、タッチ面を振動させる触感呈示部14と、荷重検出部13により検出される押圧荷重が所定の荷重基準を満たした際に、表示部17における表示を変化させるように表示部17を制御すると共にタッチ面に対する押圧入力を受け付ける制御部11と、を備え、制御部11は、荷重検出部13により検出される押圧荷重が前記所定の荷重基準を満たした状態で、所定時間経過するとタッチ面を押圧している押圧対象に対して触感を呈示するように触感呈示部14を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、タッチセンサを備える触感呈示装置および触感呈示装置の制御方法に関するものである。
近年、携帯電話やスマートフォン等の携帯端末、電卓、券売機等の情報機器、産業用機器(FA機器)等には、操作者による入力操作を受け付ける操作部やスイッチ等の入力装置として、表示部上にタッチセンサを配置してなるタッチパネルを備える入力装置が広く使用されている。
このような入力装置においては、タッチパネルに表示された操作画面のレイアウトを自由に設定できる。よって、操作者による入力操作に対応して、入力装置は、その時に必要なキーのみ表示するなどして、操作者の利便性を向上することが可能である。また、表示を変更することによって、入力受け付けの有無についても、認識の機会を操作者に提供することができる。
一方、タッチセンサには、抵抗膜方式、静電容量方式、光学式等の種々の方式が知られている。しかしながら、いずれの方式のタッチセンサにおいても、指やスタイラスペンによるタッチによる入力を受け付けるものであって、タッチセンサ自体は、タッチされても、押しボタンスイッチのようには物理的に変位しない。そこで、例えば、タッチセンサが入力を受け付けると、タッチセンサを振動させて、操作者の指先に触感を呈示するようにしたフィードバック方法も提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2003−288158号公報 特開2008−130055号公報
しかしながら、特許文献1、2に開示されているように、操作者による入力を受け付ける度に触感を呈示すると、入力装置の消費電力が増えることが懸念される。
また、操作者の多くは、入力操作時に、入力装置の操作画面を注視しながら文字入力操作をするのではなく、別の動作と並行して文字入力操作を行うことがある。例えば、操作者は、入力装置の操作画面を見ずに、テレビを見ながら入力装置を操作することがある。このような場合、触感を通じて入力受け付け確認ができることは、操作者にとって非常に有益である。逆に、入力装置が触感呈示しない場合には、操作者が操作画面を目視せずに意図したとおりの入力操作を行うことは入力受け付け確認ができないため非常に困難であり、別の動作と並行して文字入力操作を行うことが難しくなる。
よって、仮に、入力装置の消費電力を低減するために、入力装置が入力を受け付けても触感呈示を一切行わないようにすれば、操作者が操作画面を目視せずに文字入力操作を行うことが非常に困難となり利便性に欠くことが懸念される。
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、消費電力を低減でき、操作者が別の動作と並行した入力動作を確実に行うことを可能にする触感呈示装置及び触感呈示装置の制御方法を提供することである。
上記目的を達成する第1の観点に係る触感呈示装置の発明は、
押圧対象による接触を検出するタッチセンサと、
表示部と、
前記タッチセンサのタッチ面に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
前記タッチセンサの前記タッチ面を振動させる触感呈示部と、
前記荷重検出部により検出される押圧荷重が所定の荷重基準を満たした際に、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する押圧入力を受け付ける制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記荷重検出部により検出される押圧荷重が前記所定の荷重基準を満たした状態で、所定時間経過すると前記タッチ面を押圧している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する
ことを特徴とするものでる。
上記目的を達成する第2の観点に係る触感呈示装置の発明は、
押圧対象による接触を検出するタッチセンサと、
表示部と、
前記タッチセンサのタッチ面に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
前記タッチセンサの前記タッチ面を振動させる触感呈示部と、
前記荷重検出部により検出される押圧荷重が所定の荷重基準を満たした際に、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する押圧入力を受け付ける制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記荷重検出部により検出される押圧荷重が前記所定の荷重基準と異なる荷重基準を満たした状態で、所定時間経過すると前記タッチ面を押圧している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する
ことを特徴とするものである。
上記目的を達成する第3の観点に係る触感呈示装置の発明は、第1の観点に係る触感呈示装置であって、
電池を含む電源部をさらに備え、
前記制御部は、
前記電源部の電圧が所定の閾値未満の場合、
前記荷重検出部により検出される押圧荷重が所定の荷重基準を満たした際に、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する押圧入力を受け付け、
前記荷重検出部により検出される押圧荷重が前記所定の荷重基準を満たした状態で、所定時間経過すると前記タッチ面を押圧している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する
ことを特徴とするものである。
上記目的を達成する第4の観点に係る触感呈示装置の発明は、第1の観点に係る触感呈示装置であって、
前記制御部は、
押圧入力を受け付けた後、前記タッチセンサが次の接触を検出するまでの時間を計測し、
前記計測した時間が、所定の閾値未満の場合、
前記荷重検出部により検出される押圧荷重が前記所定の荷重基準を満たした際に、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する押圧入力を受け付け、
前記荷重検出部により検出される押圧荷重が前記所定の荷重基準を満たした状態で、所定時間経過すると前記タッチ面を押圧している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する
ことを特徴とするものである。
上記目的を達成する第5の観点に係る触感呈示装置の発明は、第2の観点に係る触感呈示装置であって、
電池を含む電源部をさらに備え、
前記制御部は、
前記電源部の電圧が所定の閾値未満の場合、
前記荷重検出部により検出される押圧荷重が所定の荷重基準を満たした際に、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する押圧入力を受け付け、
前記荷重検出部により検出される押圧荷重が前記所定の荷重基準と異なる荷重基準を満たした状態で、所定時間経過すると前記タッチ面を押圧している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する
ことを特徴とするものである。
上記目的を達成する第6の観点に係る触感呈示装置の発明は、第2の観点に係る触感呈示装置であって、
前記制御部は、
押圧入力を受け付けた後、前記タッチセンサが次の接触を検出するまでの時間を計測し、
前記計測した時間が、所定の閾値未満の場合、
前記荷重検出部により検出される押圧荷重が所定の荷重基準を満たした際に、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する押圧入力を受け付け、
前記荷重検出部により検出される押圧荷重が前記所定の荷重基準と異なる荷重基準を満たした状態で、所定時間経過すると前記タッチ面を押圧している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する
ことを特徴とするものである。
上記目的を達成する第7の観点に係る触感呈示装置の発明は、
押圧対象による接触を検出するタッチセンサと、
表示部と、
前記タッチセンサのタッチ面を振動させる触感呈示部と、
前記タッチセンサにより押圧対象の接触が検出されると、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する接触による入力を受け付ける制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記タッチセンサにより押圧対象の接触が検出されている状態で、所定時間経過すると前記タッチ面に接触している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御することを特徴とするものである。
上記目的を達成する第8の観点に係る触感呈示装置の発明は、第7の観点に係る触感呈示装置であって、
電池を含む電源部をさらに備え、
前記制御部は、
前記電源部の電圧が所定の閾値未満の場合、
前記タッチセンサにより押圧対象の接触が検出されると、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する接触による入力を受け付け、
前記タッチセンサにより押圧対象の接触が検出されている状態で、所定時間経過すると前記タッチ面に接触している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する
ことを特徴とするものである。
上記目的を達成する第9の観点に係る触感呈示装置の発明は、第7の観点に係る触感呈示装置であって、
前記制御部は、
接触による入力を受け付けた後、前記タッチセンサが次の接触を検出するまでの時間を計測し、
前記計測した時間が、所定の閾値未満の場合、
前記次の接触の検出により、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する接触による入力を受け付け、
前記タッチセンサにより押圧対象の接触が検出されている状態で、所定時間経過すると前記タッチ面に接触している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する
ことを特徴とするものである。
上記目的を達成する第10の観点に係る触感呈示装置の発明は、
押圧対象による接触を検出するタッチセンサと、
表示部と、
前記タッチセンサのタッチ面に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
前記タッチセンサの前記タッチ面を振動させる触感呈示部と、
前記荷重検出部により検出される押圧荷重が所定の荷重基準を満たした際に、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する押圧入力を受け付ける制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記押圧入力を受け付けた後、所定時間経過した時点で、前記荷重検出部により検出される押圧荷重が、前記所定の荷重基準と異なる荷重基準を満たすと、前記タッチ面を押圧している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する
ことを特徴とするものである。
上記目的を達成する第11の観点に係る触感呈示装置の制御方法の発明は、
押圧対象による接触を検出するタッチセンサと、
表示部と、
前記タッチセンサのタッチ面に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
前記タッチセンサの前記タッチ面を振動させる触感呈示部と、を備える触感呈示装置の制御方法であって、
前記荷重検出部により検出される押圧荷重が所定の荷重基準を満たした際に、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する押圧入力を受け付けた後、
前記荷重検出部により検出される押圧荷重が前記所定の荷重基準を満たした状態で、所定時間経過すると前記タッチ面を押圧している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する
ことを特徴とするものである。
上記目的を達成する第12の観点に係る触感呈示装置の制御方法の発明は、
押圧対象による接触を検出するタッチセンサと、
表示部と、
前記タッチセンサのタッチ面に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
前記タッチセンサの前記タッチ面を振動させる触感呈示部と、を備える触感呈示装置の制御方法であって、
前記荷重検出部により検出される押圧荷重が所定の荷重基準を満たした際に、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する押圧入力を受け付けた後、
前記荷重検出部により検出される押圧荷重が前記所定の荷重基準と異なる荷重基準を満たした状態で、所定時間経過すると前記タッチ面を押圧している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する
ことを特徴とするものである。
上記目的を達成する第13の観点に係る触感呈示装置の制御方法の発明は、
押圧対象による接触を検出するタッチセンサと、
表示部と、
前記タッチセンサのタッチ面を振動させる触感呈示部と、を備える触感呈示装置の制御方法であって、
前記タッチセンサにより押圧対象の接触が検出されると、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する接触による入力を受け付けた後、
前記タッチセンサにより押圧対象の接触が検出されている状態で、所定時間経過すると前記タッチ面に接触している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御することを特徴とするものである。
上記目的を達成する第14の観点に係る触感呈示装置の制御方法の発明は、
押圧対象による接触を検出するタッチセンサと、
表示部と、
前記タッチセンサのタッチ面に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
前記タッチセンサの前記タッチ面を振動させる触感呈示部と、を備える触感呈示装置の制御方法であって、
前記荷重検出部により検出される押圧荷重が所定の荷重基準を満たした際に、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する押圧入力を受け付け、
前記押圧入力を受け付けた後、所定時間経過した時点で、前記荷重検出部により検出される押圧荷重が、前記所定の荷重基準と異なる荷重基準を満たすと、前記タッチ面を押圧している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する
ことを特徴とするものである。
本発明によれば、消費電力を低減でき、操作者が別の動作と並行した入力動作を確実に行うことを可能にする触感呈示装置及び触感呈示装置の制御方法を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る触感呈示装置の概略構成を示すブロック図である。 図1に示した触感呈示装置を構成する各機能部の実装構造の一例を示す図である。 第1実施の形態に係る触感呈示装置の第1動作例を示すフローチャートである。 図1に示した触感呈示装置の荷重検出部によって検出される押圧荷重の変化及び触感呈示との関係を表した図である。 第2動作例における押圧荷重の変化及び触感呈示との関係を表した図である。 第3動作例における押圧荷重の変化及び触感呈示との関係を表した図である。 第1実施の形態に係る触感呈示装置の第4動作例を示すフローチャートである。 第4動作例における押圧荷重の変化及び触感呈示との関係を表した図である。 第5動作例に従う触感呈示装置10が触感呈示を行う場合における押圧荷重の変化及び触感呈示との関係を表した図である。 第2実施の形態に係る触感呈示装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第3実施の形態に係る触感呈示装置の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施の形態]
図1は、本発明の第1実施の形態に係る触感呈示装置の要部構成を概略的に示す機能ブロック図である。図1に示すように、触感呈示装置10は、制御部11と、タッチパネル12と、荷重検出部13と、触感呈示部14と、記憶部15と、電源部19と、を備えている。
制御部11は、触感呈示装置10の各機能ブロックをはじめとして触感呈示装置10の全体を制御および管理する。制御部11は、計時部18を含んでいる。この計時部18は、例えば制御部11のタイマ機能によって構成し、各種入力を受け付けたことをきっかけとして、時間計測を開始する。例えば、計時部18は、荷重検出部13が所定の荷重基準(入力検出閾値)を満たす押圧荷重を検出した場合、当該検出が開始された時点からの時間を計測する。
タッチパネル12は、入力部16、表示部17と、とを備えている。このタッチパネル12は、操作者の入力を受け付けるための入力部16を、表示部17の前面に重畳させて配設することにより構成する。タッチパネル12の表示部17は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)または有機ELディスプレイなどで構成する。この表示部17は、各アプリケーションに対応する表示を行う他、入力部16への操作者の操作入力を受け付けるための各種キーやボタンなどで構成するユーザインタフェースを所定の表示領域に描画して表示する。以下、このように、タッチパネル12の入力部16に対する操作者の操作入力を受け付けるために、操作者が目視により認識できるように表示部17に表示する各種キーやボタンなどの画像を、「入力用オブジェクト」と記す。この表示部17は、例えば、液晶表示パネルや有機EL表示パネル等を用いて構成する。
タッチパネル12の入力部16は、タッチセンサを構成し、タッチセンサは、操作者の指などがタッチセンサのタッチ面に触れたこと(タッチ入力)を検出するセンサである。このタッチセンサは、例えば抵抗膜方式、静電容量方式、光学式等の公知の方式のもので構成する。なお、入力部16がタッチ入力を検出する上で、操作者の指などが入力部16に物理的に触れることは必須ではない。例えば、入力部16が光学式である場合は、入力部16は入力部16条の赤外線が指などで遮られた位置を検出するため、指などが入力部16に触れることは不要である。
荷重検出部13は、タッチセンサのタッチ面に対する押圧荷重を検出するもので、例えば、歪みゲージセンサや圧電素子等の、荷重に対してリニアに反応する素子を用いて構成する。触感呈示部14は、タッチセンサのタッチ面を振動させるもので、例えば圧電素子等を用いて構成する。これにより、タッチパネル12を押圧している操作者の指などに対して振動を伝えることができる。また、触感提示部14は、振動モータ(偏心モータ)に基づいて触感呈示装置を振動させることにより、タッチセンサのタッチ面を間接的に振動させるように構成することもできる。尚、荷重検出部13は本実施の形態では必須の構成要素ではない。荷重検出部13が無い場合には、計時部18は、タッチパネル12がタッチ入力を検出したことにより、入力検出後の経過時間の計測を開始する。
記憶部15は、各種アプリケーションおよび入力された各種情報などを記憶するとともに、ワークメモリなどとしても機能する。特に、本実施の形態では、記憶部15は、荷重検出部13が検出する操作者による押圧入力の押圧荷重などを、制御部11が処理するために一時的に保持する。
制御部11は、荷重検出部13が検出する押圧荷重に基づいて、タッチセンサのタッチ面に対する操作者の指やスタイラスペン等(押圧対象)の押圧による入力(押圧入力)を受け付ける。また、制御部11は、荷重検出部13が検出する押圧荷重と、計時部18の計測した時間とに基づいて、表示部17による入力用オブジェクトの表示の変化及び触感呈示部14によるタッチセンサのタッチ面の振動を制御する。これにより、触感呈示装置10は、操作者に対して視覚又は触覚を通じて入力が受け付けられたか否か等を通知することができる。尚、電源部19は、電池を含み、触感呈示装置10全体に所定の電流を供給する。
図2は、図1に示した触感呈示装置10のタッチパネル12、荷重検出部13、および触感呈示部14の実装構造の一例を示す図である。なお、図2は、触感呈示装置10の要部断面図を示す。ここでは、操作者が、表示部17に表示された入力用オブジェクトを押圧する際に、表示部17における当該オブジェクトの表示位置に対応する位置の入力部16を、指で押圧している様子を表している。ここで、入力部16(タッチセンサ)において、指が入力部16に触れている面がタッチ面である。制御部11は、操作者の指による入力の押圧を検出することにより、当該入力の押圧位置を検出する。
また、荷重検出部13は、操作者が入力部16を押圧している力を検出する。このため、荷重検出部13は、入力部16にかかる押圧荷重が伝達するように、入力部16を支持するように配置される。触感呈示部14は、所定のパターンで入力部16を振動させて、操作者の指に触感を与える。このため、触感呈示部14は、入力部16に振動を伝達できるように、例えば入力部16に接触させて配置される。
[第1動作例]
図3は、本実施の形態に係る触感呈示装置の第1動作例を示すフローチャートである。本実施の形態に係る触感呈示装置10は、所定の荷重基準以上の押圧荷重を検出したときに(所定の荷重基準を満たした際に)入力を受け付ける。図3のフローチャートに示す動作を開始するにあたり、入力部16に対するタッチ入力を検出する前に、触感呈示装置10の表示部17にキー等の入力用オブジェクトを表示しておく。本実施の形態における入力用オブジェクトは、入力を検出する位置(領域)を操作者に示唆する画像とすることができる。例えば、入力用オブジェクトの画像として、数字や文字が付されたキーの画像を表示部14に表示する。
本実施の形態に係る触感呈示装置10の動作が開始すると、制御部11は、入力部16への入力を監視するとともに、荷重検出部13で検出される荷重を監視する。ステップS11において、荷重検出部13が、操作者の指やスタイラスペン等の押圧対象(押圧物)からの所定の荷重基準以上の押圧荷重を検出すると、制御部11は、ステップS12に移行する。
ステップS12において、制御部11は、入力を受け付けて、表示部17の表示を変化させる。入力の受け付けにあたって、制御部11は押圧荷重を検出した位置の座標情報を取得し、対応する位置の入力用オブジェクトに示された文字(記号)等の入力を受け付ける。また、制御部11はステップS13において、所定の荷重基準以上の押圧荷重を検出すると計時部18をリセットして、時間の計測を開始するように制御する。
ステップS13で計時部18が時間の計測を開始したら、制御部11は、計時部18が計測する時間が所定時間に達したか否かを判定する(ステップS14)。ここで、「所定時間」とは、荷重検出部13が入力受け付け後に所定の荷重基準以上の押圧荷重を検出し続けても、制御部11が触感呈示を行わない時間として、予め設定される適当な期間である。
ステップS14において、所定の荷重基準以上の押圧荷重を検出した時間が所定時間に達したことを判定すると、制御部11は、触感呈示部14を駆動するように制御する(ステップS14のYes、ステップS15)。これにより、制御部11は操作者に対して触感を呈示して入力が受け付けられたことを通知する。そして、制御部11は計時部18における時間計測を停止して、動作を終了する(ステップS16)。一方、ステップS14において、所定時間の経過前に所定の荷重基準を下回ったことを検出すると、制御部11は、計時部18における時間計測を停止し、動作を終了する(ステップS14のNo、ステップS16)。
図4は、第1動作例における押圧荷重の変化及び触感呈示との関係を表した図である。図4(a)は、触感呈示装置10が触感呈示を行う場合における押圧荷重の変化及び触感呈示との関係を表した図である。まず、時刻T1において、荷重検出部13が所定の荷重基準(入力検出閾値)以上の押圧荷重を検出することにより、制御部11は入力を受け付ける(図3のステップS11及びS12に対応)。このとき、触感呈示部14は触感呈示を行わない。そして、制御部11は、計時部18をリセットし、荷重検出部13が所定の荷重基準以上の押圧荷重を検出している時間を計測するように計時部18を制御する(図3のステップS13に対応)。
そして、時刻T1から所定時間経過後の時刻T2において、制御部11が、荷重検出部13の検出結果及び計時部18の計測結果に基づいて、所定の荷重基準以上の押圧荷重を検出する時間が所定時間に達したことを判定すると、制御部11は触感呈示部14を駆動して、触感呈示させる(図3のステップS14のYes、ステップS15に対応)。このようにして、触感呈示装置10は、入力受け付け後に所定時間の間、所定以上の押圧荷重を加え続けた操作者に対して、触感呈示する。
図4(b)は、触感呈示装置10が触感呈示を行わない場合における押圧荷重の変化及び触感呈示との関係を表した図である。図4(a)の場合と同様に、時刻T1において、制御部11は、触感呈示することなく入力を受け付け(図3のステップS11及びS12に対応)、計時部18をリセットし、所定の荷重基準以上の押圧荷重を検出している時間を計測させる(図3のステップS13に対応)。そして、時刻T1から所定時間(一定時間)経過後の時刻T2に達する前に、荷重検出部13が所定の荷重基準を下回る押圧荷重を検出すると、制御部11は、計時部18を停止する(ステップS14のNo、ステップS16)。このように、触感呈示装置10は、入力受け付け後に、所定時間が経過する前に押圧荷重を所定の荷重基準を下回るまで弱めた操作者に対しては触感呈示を行わずに、次の入力に備える。
このように、本実施の形態に係る触感呈示装置10は、入力を受け付けた段階で即座に触感呈示せず、入力受け付け後、画面表示を変化させ、所定の荷重基準以上の押圧荷重を所定時間にわたって検出した場合に初めて触感呈示を行う。これにより、操作者がタッチパネル12を目視している場合には、表示の変化により入力を受け付けた旨を即座に確認できるようになり、所定以上の押圧荷重を所定時間以上継続して加えることなく、入力操作を行うことができる。つまり、触感呈示装置10は、触感を呈示することなく入力のための動作を行うことができる。これにより、触感呈示装置10は消費電力を低減することができる。
一方、操作者がタッチパネル12を目視していない場合には、触感呈示装置10は、所定の荷重基準以上の押圧荷重を所定時間以上検出した場合に触感呈示を行って、入力を受け付けた旨を操作者に対して通知することができる。このように、触感を通じて操作者に対して入力受け付けを確認する機会を提供することができるため、操作者が何か別の動作をしながら入力操作を行うことを可能にする。
また、本実施の形態に係る触感呈示装置10の制御部11は、以下に、第2動作例として説明する動作をするように構成することもできる。第2動作例では、制御部11は、タッチセンサにより操作者の指やスタイラスペン等がタッチセンサのタッチ面に接触(触れたこと)を検出した際に、表示部17における表示を変化させるように表示部17を制御すると共に、タッチセンサのタッチ面に対する入力(タッチによる入力)を受け付ける。そして、制御部11は、タッチセンサにより前記接触を検出した状態で、所定時間経過すると、触感呈示部14を制御して、タッチ面に接触している操作者の指やスタイラスペン等に対して触感を呈示させる。
[第2動作例]
第2動作例に従って動作する制御部11は、図3のステップS11にて、荷重検出部13が所定の閾値以上の押圧荷重を検出したことによってステップS12に移行するのではなく、タッチセンサがタッチ入力を検出したことによってステップS12に移行するように制御する。このとき、ステップS13,14では、計時部18は、タッチセンサが押圧対象によるタッチ入力状態を検出している時間を計測し、その計測時間が所定時間に達したかを判定する。以下、このような動作に対応する、タッチ入力状態を押圧荷重の変化として、図5を参照して詳述する。
図5は、第2動作例における押圧荷重の変化及び触感呈示との関係を表した図である。ここでは、制御部11は、図3のステップS11において、タッチセンサによるタッチ入力の検出(タッチセンサによる押圧対象の接触が検出)に応じて、入力を受け付けるものとする。まず、図5(a)は、触感呈示装置10が触感呈示を行う場合における押圧荷重の変化及び触感呈示との関係を表した図である。時刻T1において、タッチセンサは押圧対象(押圧物)がタッチパネル12に接触したことを検出すると、制御部11は、入力を受け付ける(図3のステップS11及びS12に対応)。このとき、入力を受け付けたことに対応して、制御部11は表示部17における表示を変化させるが、触感呈示部14に触感呈示させるように制御することはない。
そして、制御部11は、計時部18をリセットし、時間の計測を開始させるように制御する(図3のステップS13に対応)。そして、時刻T1から一定時間経過後の時刻T2において、制御部11が、押圧対象による接触を検出する時間が所定時間に達したことを判定すると、制御部11は触感呈示部14を駆動して、触感呈示させる(図3のステップS14のYes、ステップS15に対応)。このとき、制御部11は、新たに押圧入力を受け付けず、また、表示部17の表示を変化させるように制御することも無い。すなわち、この時点での触感呈示は、ステップS11の時点での押圧入力の受付を操作者に通知するためのものである。
図5(b)は、触感呈示装置10が触感呈示を行わない場合における押圧荷重の変化及び触感呈示との関係を表した図である。時刻T1において、タッチセンサは押圧対象(押圧物)がタッチパネル12に接触したことを検出すると、制御部11は、入力を受け付ける(図5のステップS11及びS12に対応)。このとき、入力を受け付けたことに対応して、制御部11は表示部17における表示を変化させるが、触感呈示部14に触感呈示させるように制御することはない。そして、制御部11は、計時部18をリセットし、時間の計測を開始させるように制御する(図3のステップS13に対応)。そして、時刻T1から所定時間(一定時間)経過後の時刻T2に達する前に、押圧対象による接触がなくなったことを検出すると、制御部11は、計時部18を停止する(ステップS14のNo、ステップS16に対応)。
本動作例によれば、第1動作例と同様に、触覚を通じて操作者に対して入力受け付けを確認する機会を提供することができるため、操作者が何か別の動作をしながら入力操作を行うことが可能となる。さらに、制御部11は、押圧対象がタッチパネル12に接触したことにより、入力を受け付けて、押圧対象の接触が検出されている状態で一定時間経過後に、触感呈示する。よって、制御部11は、押圧荷重を検出し、所定の閾値との大小関係を判定することなく、迅速な入力受け付けが可能となる。したがって、荷重検出部13を省略することができ、構成の簡略化が図れる。
また、第1動作例においては、制御部11は、荷重検出部13により検出される押圧荷重が所定の荷重基準を満たした際に、表示部17における表示を変化させるように表示部17を制御すると共にタッチセンサ(入力部16)のタッチ面に対する押圧入力を受け付ける。そして、制御部11は、荷重検出部13により検出される押圧荷重が前記所定の荷重基準を満たした状態で、所定時間経過すると、触感呈示部14を制御して、タッチ面を押圧している押圧対象に対して触感を呈示させる。ここで、押圧入力を受け付けるための上記所定の荷重基準と、触感を呈示するための上記所定の荷重基準は、同じ荷重基準であってもよいし、異なる荷重基準であってもよい。したがって、以下、触感を呈示するための荷重基準を、押圧入力を受け付けるための所定の荷重基準とは異なる荷重基準とした場合における動作例について説明する。
[第3動作例]
図6は、第3動作例における押圧荷重の変化及び触感呈示との関係を表した図である。本動作例に係る制御部11は、押圧入力を受け付けるための荷重基準としては入力検出閾値を、触感を呈示するための荷重基準としては、触感呈示判定閾値を設定する。ここでは、入力検出閾値>触感呈示判定閾値であるものとする。第3動作例の流れは、図3に示すフローチャートと同様である。
図6(a)は、触感呈示装置10が触感呈示を行う場合における押圧荷重の変化及び触感呈示との関係を表した図である。まず、制御部11は、時刻T1において、制御部11は、所定の荷重基準である入力検出閾値を満たす(入力検出閾値以上の)押圧荷重を検出したことに基づいて、入力を受け付ける(図3のステップS11及び12に対応)。ここで、入力を受け付けたことに対応して、制御部11は、表示部17における表示を変化させるが、触感呈示部14に触感呈示させるように制御することはない。そして、制御部11は、計時部をリセットして、入力検出閾値とは異なる荷重基準である、触感呈示判定閾値以上の押圧荷重を検出する時間の計測を開始する(ステップS13に対応)。ここで、触感呈示判定閾値とは、制御部11が触感呈示部14を制御して、押圧対象に対して触感を呈示するか否かを判定するための所定の閾値である。
その後、制御部11は、触感呈示判定閾値以上の押圧荷重を検出する時間が所定時間に達したか否かを判定する(ステップS14に対応)。そして、制御部11は、ステップS14において、触感呈示判定閾値以上の押圧荷重を検出する時間が所定時間に達したことを判定すると、触感呈示部14を制御して押圧対象に対して触感を呈示させる(ステップS14のYes及びS15に対応)。このとき、制御部11は、新たに押圧入力を受け付けず、また、表示部17の表示を変化させるように制御することも無い。すなわち、この時点での触感呈示は、ステップS11の時点での押圧入力の受付を操作者に通知するためのものである。そして、制御部11は計時部18における時間計測を停止して、動作を終了する(ステップS16に対応)。
一方、ステップS16にて、制御部11は、計時部18における計測時間が所定時間に達する前に触感呈示判定閾値を満たさなくなった(下回った)ことを検出すると、計時部18における時間計測を停止し、動作を終了する(ステップS14のNo、ステップS16に対応)。
図6(b)は、触感呈示装置10が触感呈示を行わない場合における押圧荷重の変化及び触感呈示との関係を表した図である。時刻T1において、荷重検出部13が所定の荷重基準である入力検出閾値以上の押圧荷重を検出することにより、制御部11は入力を受け付ける(図3のステップS11及びS12に対応)。このとき、入力を受け付けたことに対応して、制御部11は表示部17における表示を変化させるが、触感呈示部14に触感呈示させるように制御することはない。そして、制御部11は、計時部18をリセットし、時間の計測を開始させるように制御する(S13に対応)。そして、時刻T1から、一定時間経過後する前に、荷重検出部13が検出する押圧荷重が触感呈示判定閾値未満となったことを検出した場合には、制御部11は、触感呈示部14を制御して触感を呈示しない(ステップS14のNo,S16に対応)。
本動作例によれば、第1動作例と同様に、触覚を通じて操作者に対して入力受け付けを確認する機会を提供することができるため、操作者が何か別の動作をしながら入力操作を行うことが可能となる。さらに、制御部11は、入力検出閾値よりも値の小さい触感呈示判定閾値を満たした状態で所定時間経過すると、触感呈示部14を制御して触感を呈示させる。したがって、操作者が入力後押圧力を弱めた場合であっても、触感を提示することが可能となり、操作者に対して確実に入力を受けうけた旨を通知することができる。
[第4動作例]
図7は、本実施の形態に係る触感呈示装置の第4動作例を示すフローチャートである。ステップS21及びS22における処理は、図3に示すステップS11及びS12における処理と同様であるので説明を省略する。本動作例に係る制御部11は、押圧入力を受け付けるための荷重基準としては入力検出閾値を、触感を呈示するための荷重基準としては、触感呈示判定閾値を設定する。ここでは、入力検出閾値<触感呈示判定閾値であるものとする。
ステップS23において、制御部11は、荷重検出部13により検出される押圧荷重が、入力検出閾値とは異なる荷重基準である、触感呈示判定閾値を満足するか判定する。満足する場合、ステップS24において、所定の荷重基準以上の押圧荷重を検出すると計時部18をリセットして、時間の計測を開始するように制御する。
ステップS24で計時部18が時間の計測を開始したら、制御部11は、ステップS25において、触感呈示判定閾値以上の押圧荷重を検出する時間が所定時間に達したか否かを判定する。そして、制御部11は、所定の荷重基準以上の押圧荷重を検出した時間が所定時間に達したことを判定すると、ステップS26に移行し、触感呈示部14を制御して押圧対象に対して触感を呈示させる。このとき、制御部11は、新たに押圧入力を受け付けず、また、表示部17の表示を変化させるように制御することも無い。すなわち、この時点での触感呈示は、ステップS11の時点での押圧入力の受付を操作者に通知するためのものである。そして、制御部11は計時部18における時間計測を停止して、動作を終了する(ステップS27)。
一方、ステップS25にて、制御部11は、計時部18における計測時間が所定時間に達する前に触感呈示判定閾値を下回ったことを検出すると、計時部18における時間計測を停止し、動作を終了する(ステップS25のNo、ステップS27)。このとき、制御部11は、触感を呈示しない。また、制御部11は、ステップS23において、荷重検出部13により検出される押圧荷重が触感出力判定閾値を満足しないと判定した場合にも、計時部18における時間計測を停止し、動作を終了する(ステップS23のNo)。
本動作例によれば、第1動作例と同様に、触覚を通じて操作者に対して入力受け付けを確認する機会を提供することができるため、操作者が何か別の動作をしながら入力操作を行うことが可能となる。さらに、制御部11は、入力検出閾値よりも値の大きい触感呈示判定閾値を満たした状態で所定時間経過すると、触感呈示部14を制御して触感を呈示させる。したがって、操作者が入力後にもタッチパネル12を押圧している場合であっても、押圧力を弱めた場合には、触感を提示しないことが可能となる。
図8(a)は、触感呈示装置10が触感呈示を行う場合における押圧荷重の変化及び触感呈示との関係を表した図である。まず、制御部11は、時刻T1において、制御部11は、所定の荷重基準である入力検出閾値を満たす(入力検出閾値以上の)押圧荷重を検出したことに基づいて、入力を受け付ける(図7のステップS21及び22に対応)。ここで、入力を受け付けたことに対応して、制御部11は、表示部17における表示を変化させるが、触感呈示部14に触感呈示させるように制御することはない。そして、制御部11は、時刻T1’において、入力検出閾値とは異なる荷重基準である触感呈示判定閾値を満たす(触感呈示判定閾値以上の)押圧荷重を検出したことに基づいて、計時部をリセットして、制御部11は、触感呈示判定閾値以上の押圧荷重を検出する時間の計測を開始する(ステップS24に対応)。ここで、触感出力判定閾値とは、制御部11が触感呈示部14を制御して、押圧対象に対して触感を呈示するか否かを判定するための所定の閾値である。
その後、制御部11は、触感呈示判定閾値以上の押圧荷重を検出する時間が所定時間に達したか否かを判定する(ステップS25に対応)。そして、制御部11は、触感呈示判定閾値以上の押圧荷重を検出する時間が所定時間に達したことを判定すると、触感呈示部14を制御して押圧対象に対して触感を呈示させる(ステップS25のYes及びS26に対応)。このとき、制御部11は、新たに押圧入力を受け付けず、また、表示部17の表示を変化させるように制御することも無い。すなわち、この時点での触感呈示は、ステップS22の時点での押圧入力の受付を操作者に通知するためのものである。これにより、制御部11は操作者に対して触感を呈示して入力が受け付けられたことを通知する。そして、制御部11は計時部18における時間計測を停止して、動作を終了する(ステップS27に対応)。
一方、ステップS25にて、制御部11は、計時部18における計測時間が所定時間に達する前に触感呈示判定閾値を満たさなくなった(下回った)ことを検出すると、計時部18における時間計測を停止し、動作を終了する(ステップS25のNo、ステップS27に対応)。
図8(b)は、触感呈示装置10が触感呈示を行わない場合における押圧荷重の変化及び触感呈示との関係を表した図である。時刻T1において、荷重検出部13が所定の荷重基準である入力検出閾値以上の押圧荷重を検出することにより、制御部11は入力を受け付ける(図3のステップS21及びS22に対応)。このとき、入力を受け付けたことに対応して、制御部11は表示部17における表示を変化させるが、触感呈示部14に触感呈示させるように制御することはない。そして、制御部11は、時刻T1’において、入力検出閾値とは異なる荷重基準である触感呈示判定閾値を満たす(触感呈示判定閾値以上の)押圧荷重を検出したことに基づいて、計時部をリセットして、制御部11は、触感呈示判定閾値以上の押圧荷重を検出する時間の計測を開始する(ステップS24に対応)。
そして、時刻T1’から、一定時間経過後する前に、荷重検出部13が検出する押圧荷重が触感呈示判定閾値未満となったことを検出した場合には、制御部11は、触感呈示部14を制御して触感を呈示しない(ステップS25のNo,S27に対応)。
本動作例によれば、第1動作例と同様に、触覚を通じて操作者に対して入力受け付けを確認する機会を提供することができるため、操作者が何か別の動作をしながら入力操作を行うことが可能となる。さらに、制御部11は、入力検出閾値よりも値の大きい触感呈示判定閾値を満たした状態で所定時間経過すると、触感呈示部14を制御して触感を呈示させる。したがって、操作者が入力後押圧力を弱めた場合には、触感を提示しないことが可能となり、不必要な触感呈示を抑制し、消費電力を低減することが可能となる。さらに、操作者が別の動作をしながら入力操作を行っている場合などでは、操作者が押圧力を強めることにより、制御部11は、入力を受け付けた旨を操作者に対して確実に通知することができる。
また、第3動作例及び第4動作例において、制御部11は、ステップS11又はS21では、所定の閾値以上の押圧荷重を検出したことに基づいて入力を受け付け、ステップS14又はS24では、タッチセンサが押圧対象による接触(接触押圧)を検出している時間を計測し、その計測時間が所定時間に達したかを判定するように制御することもできる。
上述のように、本動作例に従う制御部11は、入力検出閾値<触感呈示判定閾値とし、ステップS22において入力を受け付けた後、押圧荷重が触感呈示判定閾値を満足すると、計時部18による時間計測が開始する。以上、第1〜第4動作例に挙げた動作例の他に、本実施の形態に係る触感呈示装置10は、以下に第5動作例として示す動作に従うことも可能である。
[第5動作例]
図9は、第5動作例に従う触感呈示装置10が触感呈示を行う場合における押圧荷重の変化及び触感呈示との関係を表した図である。本動作例では、触感呈示判定閾値<入力検出閾値である。制御部11は、押圧荷重が所定の荷重基準である入力検出閾値を超えた時刻T1にて、計時部18による時間計測を開始させるように制御する。そして、制御部11は、一定時間(所定時間)後の時刻T2の時点で、押圧荷重が入力検出閾値とは異なる荷重基準である触感呈示判定閾値を満たすと判定すると、触感呈示するように触感呈示部14を制御する。すなわち、制御部11は、一定時間内に検出される押圧荷重の値が触感呈示判定閾値を満たすか否かに関わらず、一定時間後の時刻T2の時点での押圧荷重が触感呈示判定閾値以上である場合に、触感呈示するように触感呈示部14を制御する。
このように、本動作例によれば、触覚を通じて操作者に対して入力受け付けを確認する機会を提供することができるため、操作者が何か別の動作をしながら入力操作を行うことが可能となる。さらに、制御部11は、一旦、入力を受け付けると、その後、操作者が押圧力を触感呈示判定閾値未満に弱めた場合であっても、一定時間後に検出する押圧荷重が触感呈示判定閾値を満たしていれば、触感呈示部14を制御して触感を呈示させるため、時刻T1から一定時間の間の操作者によって加えられる押圧荷重が、一時的に触感呈示判定閾値以下になっても、確入力を受け付けた旨を操作者に確実に通知することができる。
[第2実施の形態]
本発明の第2実施の形態に係る触感呈示装置は、図1に示した触感呈示装置10と同様の構成を有し、制御部の機能の点で異なる。すなわち、本実施の形態に係る制御部11は、荷重検出部13により検出される押圧荷重及び電源部19の電圧に基づいて、表示部17及び触感呈示部14を制御すると共に、タッチ面に対する押圧入力の受け付けを制御する。その他の機能ブロックについては、図1と同様であるので、同一の参照符号を付して説明を省略する。
図10は、本実施の形態に係る触感呈示装置の動作の一例を示すフローチャートである。ステップS31において、入力部16が、操作者の指やスタイラスペン等の押圧対象(押圧物)による入力(タッチ入力)を検出した場合、制御部11は触感呈示装置10を入力モードとし、ステップS32に移行する。入力の検出にあたって、制御部11は入力を検出した位置の座標情報を取得する。
ステップS32において、制御部11は、電源部19からの電源電圧値を測定することにより、電池残量を検出する。そして、制御部11は、ステップS33において、電池残量が所定の閾値未満であるかを判定し、電池残量が所定の閾値未満であった場合には、ステップS34に移行し、省電力モードでの処理を行う。ここで、省電力モードの動作は、例えば、第1動作例として説明した動作である。すなわち、制御部11は、押圧荷重が所定の荷重基準である入力検出閾値を満たした際に、表示部17における表示を変化させると共に、押圧入力を受け付ける。そして、制御部11は、荷重検出部13により検出される押圧荷重が入力検出閾値を満たした状態で、所定時間経過すると押圧対象に対して触感を呈示するように触感呈示部14を制御する。
一方、制御部11は、ステップS33において、電池残量が所定の閾値以上であると判定した場合には、ステップS35に移行し、通常モードでの処理を行う。ここで、通常モードでの処理とは、荷重検出部13により検出される押圧荷重が所定の荷重基準である入力検出閾値を満たした際に、タッチ面に対する押圧入力の受け付け、表示部17における表示を変化させ、タッチ面を押圧している押圧対象に対して触感を呈示するように触感呈示部14を制御するという動作を行うモードである。このモードでは、制御部11は、入力を受け付けた際に表示変化及び触感呈示を行うため、操作者は視覚及び触覚を通じて入力確認を行うことができる。
このように、制御部11は、電源部19の電圧が所定の閾値未満の場合、省電力モードで動作し、電源部19の電圧が所定の閾値以上の場合、通常モードで動作する。したがって、触感呈示装置が消費電力を低減する必要性が高い状態になった場合に、省電力モードで動作するため、効率的な電力の利用が可能になる。
さらに、本実施の形態における省電力モードは、第1動作例に従う動作には限られず、第2〜5動作例として説明した動作であっても良い。また、本実施の形態における通常モードでの処理は、上述したものに限られず、以下のような処理を行うモードであっても良い。すなわち、制御部11は、通常モードにおいて、タッチセンサにより押圧対象の接触が検出されると、表示部17における表示を変化させ、タッチ面を押圧している押圧対象に対して触感を呈示するように触感呈示部14を制御すると共に、タッチ面に対する接触による入力を受け付けることもできる。
[第3実施の形態]
本発明の第3実施の形態に係る触感呈示装置は、図1に示した触感呈示装置10と同様の構成を有し、制御部の機能の点で異なる。すなわち、本実施の形態に係る制御部11は荷重検出部13により検出される押圧荷重に基づいて、表示部17及び触感呈示部14を制御すると共に、タッチ面に対する押圧入力の受け付けを制御する。その他の機能ブロックについては、図1と同様であるので、同一の参照符号を付して説明を省略する。
図10は、本実施の形態に係る触感呈示装置の動作の一例を示すフローチャートである。テップS41において、入力部16が、操作者の指やスタイラスペン等の押圧対象(押圧物)による入力(タッチ入力)を検出した場合、制御部11は触感呈示装置10を入力モードとし、ステップS42に移行する。入力の検出にあたって、制御部11は入力を検出した位置の座標情報を取得する。
ステップS42において、制御部11は、押圧入力を受け付けた後、前記タッチセンサが次の接触を検出するまでの時間(タッチセンサ(入力部16)に触れていた押圧対象が、タッチセンサから離れたのち再びタッチセンサに触れるまでの時間)を計測し、入力時間を検出する。なお、タッチセンサが次の接触を検出するまでの時間とは、例えば、荷重検出部13によって検出される所定の荷重基準を満たしていた押圧荷重が、所定の荷重基準を満たさなくなってから、再度所定の荷重基準を満たしたときまでの時間も含まれる。そして、制御部11は、ステップS43において、入力時間が所定の閾値未満であるかを判定し、入力時間が所定の閾値未満であった場合には、ステップS44に移行し、省電力モードでの処理を行う。ここで、省電力モードは、例えば、第1動作例として説明した動作である。すなわち、制御部11は、押圧荷重が所定の荷重基準である入力検出閾値を満たした際に、表示部17における表示を変化させると共に、押圧入力を受け付ける。そして、制御部11は、荷重検出部13により検出される押圧荷重が入力検出閾値を満たした状態で、所定時間経過すると押圧対象に対して触感を呈示するように触感呈示部14を制御する。一方、制御部11は、ステップS43において、入力時間が所定の閾値以上であると判定した場合には、ステップS45に移行し、通常モードでの処理を行う。ここで、通常モードでの処理とは、第2実施の形態における通常モードと同様の処理を行うモードである。
このように、制御部11は、入力時間が所定の閾値未満の場合、省電力モードで動作し、入力時間が所定の閾値以上の場合、通常モードで動作する。したがって、例えば、ユーザが画面を目視しながら入力している場合など、一つの文字を入力してから次の文字の入力を開始するまでの時間が短い場合には、省電力モードで動作するため、効率的な電力の利用が可能になる。
本実施の形態における省電力モードは、第1動作例に従う動作には限られず、第2〜5動作例として説明した動作であっても良い。また、本実施の形態における通常モードでの処理は、上述したものに限られず、以下のような処理を行うモードであっても良い。すなわち、制御部11は、通常モードにおいて、タッチセンサにより押圧対象の接触が検出されると、表示部17における表示を変化させ、タッチ面を押圧している押圧対象に対して触感を呈示するように触感呈示部14を制御すると共に、タッチ面に対する接触による入力を受け付けることもできる。
なお、本発明は、上述した実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変更または変形が可能である。例えば、荷重検出部13および触感呈示部14は、圧電素子を用いて構成する場合は、圧電素子を共用して荷重検出部13および触感呈示部14を構成することもできる。
また、上述した実施の形態においては、触感呈示部は、所定のパターンでタッチセンサのタッチ面を振動させるものとしたが、例えば、押圧された入力用オブジェクトごとに、異なる振動パターンによりタッチセンサのタッチ面を振動させることもできる。これにより、触感呈示装置10は、操作者が画面を確認することなく、入力が受け付けられた文字(記号)を認識する機会を提供することができる。また、例えば、荷重検出部が所定の荷重基準以上の押圧荷重を検出し続けても、制御部が触感呈示を行わない所定時間は、予め定められた一定時間あっても良いし、操作者が任意に設定することも可能である。
また、上述の本発明の実施形態の説明において、例えば、荷重基準を満たす、閾値以上または閾値未満のような表現の技術的思想が意味する内容は必ずしも厳密な意味ではなく、触感呈示装置の仕様に応じて、基準となる値を含む場合又は含まない場合の意味を包含するものとする。例えば、荷重基準を満たす(荷重基準以上、閾値以上)とは、押圧荷重が基準となる値(閾値)に達した場合のみならず、基準となる値を超えた場合も含意し得るものとする。また、例えば閾値未満とは、押圧荷重が基準となる値を下回った場合のみならず、閾値に達した場合、つまり基準となる値以下になった場合も含意し得るものとする。
また、上述の本発明の実施形態の説明における「表示部」及び「タッチセンサ(入力部)」(タッチパネル)は、表示部とタッチセンサとの両機能を共通の基板に持たせる等により、一体化した装置によって構成されてもよい。このような表示部とタッチセンサとの両機能を一体化した装置の構成の一例としては、液晶パネルが有するマトリクス状配列の画素電極群に、フォトダイオード等の複数の光電変換素子を規則的に混在させたものがある。この装置は、液晶パネル構造によって画像を表示する一方で、パネル表面の所望位置をタッチ入力するペンの先端で液晶表示用のバックライトの光を反射し、この反射光を周辺の光電変換素子が受光することにより、タッチ位置を検出することができる。
また、上述の本発明の実施形態の説明における「入力検出閾値(所定の荷重閾値)」と「触感呈示判定閾値(所定の荷重基準と異なる荷重基準)」は、ある1つの入力を受け付けるために用いられる閾値(荷重基準)として、対を成すように関連付けられていてもよい。
また、上述の本発明の実施形態の説明の第2動作例では、押圧対象がタッチパネルに接触したことにより、入力を受け付けて、押圧対象の接触が検出されている状態で一定時間経過後に、触感呈示する態様について説明したが、本発明はこれに限定されず、押圧対象がタッチパネルに接触したことにより、入力を受け付けたのち、荷重検出部13が所定の荷重基準(触感呈示判定閾値)を満たす押圧荷重を一定時間継続して検出した後に触感を呈示してもよい。
10 触感呈示装置
11 制御部
12 タッチパネル
13 荷重検出部
14 触感呈示部
15 記憶部
16 入力部
17 表示部
18 計時部
19 電源部


Claims (14)

  1. 押圧対象による接触を検出するタッチセンサと、
    表示部と、
    前記タッチセンサのタッチ面に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
    前記タッチセンサの前記タッチ面を振動させる触感呈示部と、
    前記荷重検出部により検出される押圧荷重が所定の荷重基準を満たした際に、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する押圧入力を受け付ける制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記荷重検出部により検出される押圧荷重が前記所定の荷重基準を満たした状態で、所定時間経過すると前記タッチ面を押圧している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御することを特徴とする、触感呈示装置。
  2. 押圧対象による接触を検出するタッチセンサと、
    表示部と、
    前記タッチセンサのタッチ面に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
    前記タッチセンサの前記タッチ面を振動させる触感呈示部と、
    前記荷重検出部により検出される押圧荷重が所定の荷重基準を満たした際に、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する押圧入力を受け付ける制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記荷重検出部により検出される押圧荷重が前記所定の荷重基準と異なる荷重基準を満たした状態で、所定時間経過すると前記タッチ面を押圧している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御することを特徴とする、触感呈示装置。
  3. 電池を含む電源部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記電源部の電圧が所定の閾値未満の場合、
    前記荷重検出部により検出される押圧荷重が所定の荷重基準を満たした際に、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する押圧入力を受け付け、
    前記荷重検出部により検出される押圧荷重が前記所定の荷重基準を満たした状態で、所定時間経過すると前記タッチ面を押圧している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の触感呈示装置。
  4. 前記制御部は、
    押圧入力を受け付けた後、前記タッチセンサが次の接触を検出するまでの時間を計測し、
    前記計測した時間が、所定の閾値未満の場合、
    前記荷重検出部により検出される押圧荷重が前記所定の荷重基準を満たした際に、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する押圧入力を受け付け、
    前記荷重検出部により検出される押圧荷重が前記所定の荷重基準を満たした状態で、所定時間経過すると前記タッチ面を押圧している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の触感呈示装置。
  5. 電池を含む電源部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記電源部の電圧が所定の閾値未満の場合、
    前記荷重検出部により検出される押圧荷重が所定の荷重基準を満たした際に、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する押圧入力を受け付け、
    前記荷重検出部により検出される押圧荷重が前記所定の荷重基準と異なる荷重基準を満たした状態で、所定時間経過すると前記タッチ面を押圧している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する
    ことを特徴とする、請求項2に記載の触感呈示装置。
  6. 前記制御部は、
    押圧入力を受け付けた後、前記タッチセンサが次の接触を検出するまでの時間を計測し、
    前記計測した時間が、所定の閾値未満の場合、
    前記荷重検出部により検出される押圧荷重が所定の荷重基準を満たした際に、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する押圧入力を受け付け、
    前記荷重検出部により検出される押圧荷重が前記所定の荷重基準と異なる荷重基準を満たした状態で、所定時間経過すると前記タッチ面を押圧している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する
    ことを特徴とする、請求項2に記載の触感呈示装置。
  7. 押圧対象による接触を検出するタッチセンサと、
    表示部と、
    前記タッチセンサのタッチ面を振動させる触感呈示部と、
    前記タッチセンサにより押圧対象の接触が検出されると、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する接触による入力を受け付ける制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記タッチセンサにより押圧対象の接触が検出されている状態で、所定時間経過すると前記タッチ面に接触している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御することを特徴とする、触感呈示装置。
  8. 電池を含む電源部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記電源部の電圧が所定の閾値未満の場合、
    前記タッチセンサにより押圧対象の接触が検出されると、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する接触による入力を受け付け、
    前記タッチセンサにより押圧対象の接触が検出されている状態で、所定時間経過すると前記タッチ面に接触している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する
    ことを特徴とする、請求項7に記載の触感呈示装置。
  9. 前記制御部は、
    接触による入力を受け付けた後、前記タッチセンサが次の接触を検出するまでの時間を計測し、
    前記計測した時間が、所定の閾値未満の場合、
    前記次の接触の検出により、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する接触による入力を受け付け、
    前記タッチセンサにより押圧対象の接触が検出されている状態で、所定時間経過すると前記タッチ面に接触している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する
    ことを特徴とする、請求項7に記載の触感呈示装置。
  10. 押圧対象による接触を検出するタッチセンサと、
    表示部と、
    前記タッチセンサのタッチ面に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
    前記タッチセンサの前記タッチ面を振動させる触感呈示部と、
    前記荷重検出部により検出される押圧荷重が所定の荷重基準を満たした際に、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する押圧入力を受け付ける制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記押圧入力を受け付けた後、所定時間経過した時点で、前記荷重検出部により検出される押圧荷重が、前記所定の荷重基準と異なる荷重基準を満たすと、前記タッチ面を押圧している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する
    ことを特徴とする、触感呈示装置。
  11. 押圧対象による接触を検出するタッチセンサと、
    表示部と、
    前記タッチセンサのタッチ面に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
    前記タッチセンサの前記タッチ面を振動させる触感呈示部と、を備える触感呈示装置の制御方法であって、
    前記荷重検出部により検出される押圧荷重が所定の荷重基準を満たした際に、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する押圧入力を受け付けた後、
    前記荷重検出部により検出される押圧荷重が前記所定の荷重基準を満たした状態で、所定時間経過すると前記タッチ面を押圧している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する
    ことを特徴とする、触感呈示装置の制御方法。
  12. 押圧対象による接触を検出するタッチセンサと、
    表示部と、
    前記タッチセンサのタッチ面に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
    前記タッチセンサの前記タッチ面を振動させる触感呈示部と、を備える触感呈示装置の制御方法であって、
    前記荷重検出部により検出される押圧荷重が所定の荷重基準を満たした際に、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する押圧入力を受け付けた後、
    前記荷重検出部により検出される押圧荷重が前記所定の荷重基準と異なる荷重基準を満たした状態で、所定時間経過すると前記タッチ面を押圧している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する
    ことを特徴とする、触感呈示装置の制御方法。
  13. 押圧対象による接触を検出するタッチセンサと、
    表示部と、
    前記タッチセンサのタッチ面を振動させる触感呈示部と、を備える触感呈示装置の制御方法であって、
    前記タッチセンサにより押圧対象の接触が検出されると、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する接触による入力を受け付けた後、
    前記タッチセンサにより押圧対象の接触が検出されている状態で、所定時間経過すると前記タッチ面に接触している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御することを特徴とする、触感呈示装置の制御方法。
  14. 押圧対象による接触を検出するタッチセンサと、
    表示部と、
    前記タッチセンサのタッチ面に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
    前記タッチセンサの前記タッチ面を振動させる触感呈示部と、を備える触感呈示装置の制御方法であって、
    前記荷重検出部により検出される押圧荷重が所定の荷重基準を満たした際に、前記表示部における表示を変化させるように前記表示部を制御すると共に前記タッチ面に対する押圧入力を受け付け、
    前記押圧入力を受け付けた後、所定時間経過した時点で、前記荷重検出部により検出される押圧荷重が、前記所定の荷重基準と異なる荷重基準を満たすと、前記タッチ面を押圧している押圧対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する
    ことを特徴とする、触感呈示装置の制御方法。
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