JP2012058583A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回収容器の収容効率を向上させ、回収容器の内部スペースを有効活用することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】廃トナーボトル20の長手方向の略全域に亘って延在し廃トナーボトル20内で回転可能に軸支され、所定方向に回転することにより廃トナーボトル20内の廃トナーを軸方向に搬送する回転部材201を備える。回転部材201は、廃トナーボトル20内の複数の流入口19それぞれに対応する流入口近傍領域201dにおける廃トナーを搬送する搬送力が、その流入口近傍領域201d以外の領域における該搬送力よりも大きくなるように構成し、かつ、該流入領域以外の流入口間領域201eにおいて上記軸方向と直交又は略直交する方向に廃トナーを拡散させる拡散面部201cを有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、像担持体の表面から除去した除去物を収容する回収容器を備えたプリンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置に関するものである。
従来、この種の画像形成装置として、転写材へトナー像が転写された後の像担持体の表面に残留している転写残留トナーをクリーニング装置により廃トナーとして回収し、回収した廃トナーを回収容器に蓄えるものが知られている。この回収容器は、廃トナーが満杯になった時点で空の回収容器に交換される。回収容器の交換頻度を低くすることにより、資源の有効活用を図ることができる。このためには、回収容器の容量を大きくすることが考えられるが、近年の画像形成装置の小型化の要求もあり、大きな回収容器を設置する空間を装置本体内に確保することは難しくなってきている。画像形成装置の小型化が進むと、装置本体内の空間が狭くなるので、回収容器の容量を小さくしなければならず、かえって交換頻度が高まってしまう。これは、世の中の要求である長寿化、省資源化に逆行する結果となる。そこで、小型の回収容器となっても、少しでも長寿化、省資源化を実現するために、回収容器内のスペースの有効利用が検討されている。
特許文献1には、細長い形状を有する廃トナーの回収容器の上部に、回収容器の長手方向に沿って、回転駆動された螺旋状廃トナー搬送部材により廃トナーが長手方向に搬送される廃トナー搬送通路を設け、その廃トナー搬送通路に、廃トナーを回収容器に落下させる廃トナー流入口を複数設けた画像形成装置が開示されている。
また、特許文献2には、廃トナー収容部の長手方向の一端部側の一箇所に設けられた回収口から廃トナーが供給され、上記廃トナー収容部の長手方向の略全域にわたって延在して回転自在に軸支された回転部材を所定方向に回転させることにより廃トナーを上記回収口から離間する方向に搬送する画像形成装置が開示されている。この画像形成装置では、廃トナー収容部内に廃トナーを満遍なく収容するために、上記回転部材による、上記回収口が形成された一方の端部側の領域のトナー搬送力を、他方の端部側の領域のトナー搬送力よりも大きく設定している。
また、特許文献3には、長手方向に複数の回収口を有する回収容器と、回収容器の互いに隣り合う回収口間に設けられた満杯検知部と、回収された廃トナーを満杯検知部に向けて搬送する搬送手段とを備え、回収された廃トナーが回収口間で山なりに堆積されるようにした画像形成装置が開示されている。
また、特許文献4には、回収容器内で廃トナーを搬送する搬送手段を、廃トナーの回収のための回収口から回収容器内に送り込まれる廃トナーを回収口に対応する箇所から相互に逆向きの2方向に同時に搬送できるように構成した画像形成装置が開示されている。
上記特許文献1の画像形成装置では、回収容器への廃トナーの流入量が、廃トナー搬送方向上流側の廃トナー流入口からの流入量が多く、下流側に向かって徐々に減る傾向がある。このため、各廃トナー流入口からの廃トナー流入量が正確に分配されないので、流入状態によっては回収容器のスペースを有効に活用できないおそれがある。
上記特許文献2の画像形成装置では、廃トナー収容部の長手方向の一端部側の一箇所に回収口が設けられ、その一端部側の領域における回転部材によるトナー搬送力を他方の端部側の領域におけるトナー搬送力よりも大きくし、回収口から離れるほどトナー搬送力を低下させるようにした構成であるため、上記両端部の領域それぞれにおけるトナー搬送力の設定によっては廃トナー収容部の長手方向に廃トナーの偏りが発生し回収容器の内部スペースを有効に活用できないおそれがあり、また、複数の回収口を有する回収容器に対応することが難しい。
また、上記特許文献3の画像形成装置では、回収された廃トナーが回収口間で山なりに堆積される構成であるため、複数の回収口それぞれから流入するトナー量に差が生じた場合、上記回収口間で山なりに堆積されるトナー量に偏りが生じ、回収容器の内部スペースを有効に活用できないおそれがある。
また、上記特許文献4の画像形成装置では、上記回収容器における相互に逆向きの2方向それぞれに同時に廃トナーを搬送するものであるが、その2方向それぞれに対する搬送力に差を持たせて回収容器内のスペースを有効利用するような構成になっていない。
更に、上記特許文献1〜4のいずれの画像形成装置においても、回収容器内の廃トナー搬送方向と直交する方向におけるデッドスペースに対応できていないため、回収容器の内部スペースを有効活用する上で不十分である。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、回収容器の収容効率を向上させ、回収容器の内部スペースを有効活用することができる画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、像担持体と、該像担持体の表面をクリーニングするクリーニング手段と、該クリーニング手段で除去された除去物を搬送する搬送手段と、該搬送手段で搬送されている該除去物を、その除去物の搬送方向における複数箇所それぞれに設けられた複数の流入口から流入させて回収する回収容器と、該回収容器の長手方向の略全域に亘って延在し該回収容器内で回転可能に軸支され、所定方向に回転することにより該回収容器内の該除去物を軸方向に搬送する回転部材と、該回転部材を回転させるための駆動手段と、を備えた画像形成装置であって、上記回転部材は、上記回収容器内の上記複数の流入口それぞれに対応する流入領域における上記除去物を搬送する搬送力が、該流入領域以外の領域における該搬送力よりも大きくなるように構成し、かつ、該流入領域以外の領域において上記軸方向と直交又は略直交する方向に該除去物を拡散させる拡散面部を有することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記回収容器内に収容された上記除去物の量を検知するための検知手段を備え、該回収容器内に収容された該除去物が上記回転部材により該検知手段へ向けて搬送されることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の画像形成装置において、上記回転部材は、上記搬送力が、上記流入領域から該流入領域以外の領域にかけて徐々に小さくなるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2又は3の画像形成装置において、上記回転部材は、螺旋形状の部材を用いて構成したことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の画像形成装置において、上記回転部材は、上記流入領域に対応する螺旋形状のピッチ幅が、該流入領域以外の領域に対応する該螺旋形状の該ピッチ幅よりも大きく設定したことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項4の画像形成装置において、上記回転部材は、上記流入領域に対応する螺旋形状の径が、該流入領域以外の領域に対応する該螺旋形状の該径よりも大きく設定したことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれかの画像形成装置において、上記回転部材を上記流入口の重力方向下方に配設したことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項2乃至7のいずれかの画像形成装置において、上記検知手段を、上記回転部材による搬送方向の最下流側の位置に配設したことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項2乃至8のいずれかの画像形成装置において、上記回転部材は、上記除去物を上記検知手段に近接する領域に押し込むような形状を有することを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1乃至9のいずれかの画像形成装置において、上記複数の流入口のうち上記回収容器への流入量が他の流入口に比べて最も多くなる流入口を、上記回転部材による搬送方向最上流側に配設したことを特徴とするものである。
本発明においては、複数の流入口それぞれに対応する流入領域における回転部材の搬送力が、流入領域以外の領域における搬送力よりも大きいので、複数の流入口から回収容器内に収容された除去物は、複数の流入領域から搬送され、流入領域以外の領域で堆積する。流入領域以外の領域では、回転部材に設けられた拡散面部により、除去物を回転部材の軸方向と直交又は略直交する方向に拡散させることができる。これにより、回転部材の軸方向のデッドスペースを減らすだでなく、回転部材の軸方向と直交又は略直交する方向のデッドスペースを減らすことができるので、回収容器の収容効率を向上させることができる。
本発明によれば、回転部材の軸方向のデッドスペースだけでなく回転部材の軸方向と直交又は略直交する方向のデッドスペースを減らすことができるので、回収容器の収容効率を向上させ、回収容器の内部スペースを有効活用することができるという優れた効果がある。
本実施形態に係るカラー画像形成装置の全体構成を示す概略構成図。 カラー画像形成装置の部分拡大図。 カラー画像形成装置に装着されるプロセスカートリッジ単体の斜視図。 カラー画像形成装置にセットされたプロセスカートリッジと廃トナーボトルとを示す概略構成図。 回転部材の一例を示す概略構成図。 回転部材を備えた廃トナーボトルの概略構成図。(a)は正面図、(b)は矢視F−F’断面図。 回転部材に押し込み形状を設けた廃トナーボトルの一例を示す概略構成図。 廃トナーの流入口を複数設けた比較例に係る廃トナーの回収容器の一例を示す概略構成図。 複数の廃トナー流入口を備えた回収容器の内部に廃トナー搬送手段を設けた他の比較例に係る回収容器の概略構成図。(a)は正面図、(b)は矢視B−B’断面図。 廃トナー流入口を長手方向の両端部側に設けたさらに他の比較例に係る回収容器の概略構成図。(a)は正面図、(b)は矢視C−C’断面図、(c)は矢視E−E’断面図。
以下、図面を参照にして本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態のカラー画像形成装置の一例を示す全体構成図であり、図2は、プロセスカートリッジが装着されたカラー画像形成装置の部分拡大図であり、図3は、プロセスカートリッジ単体の全体構成を示す斜視図である。
図1および図2に示すように、カラー画像形成装置Aは、カラー画像用の複数色からなるカラートナー像が形成される像担持体である中間転写体としての中間転写ベルト1と、カラートナー像用の各色トナーを補給するトナーボトル2とを、画像形成装置本体3内に収納するように構成されている。また、カラー画像形成装置Aは、画像形成装置本体3の下部に積載されて収納された転写紙Sを、中間転写ベルト1に対向する二次転写位置に所定のタイミングで搬送し、中間転写ベルト1上のカラートナー像を転写紙Sに転写しさらに転写紙S上のカラートナー像を定着させて、定着後の転写紙Sを上部から排出するように構成されている。すなわち、カラー画像形成装置Aの概略下部から上部に掛けて、1枚の転写紙Sをフィードする給紙コロ4と、トナー像転写用の搬送タイミングを確保するレジストローラ5と、中間転写ベルト1に接するように対抗配置され中間転写ベルト1との間に所定圧を確保したニップを形成した2次転写ローラ6と、所定に加熱および加圧する定着ユニット7と、転写紙Sを装置外部に排出する排紙ローラ8とが配置されており、転写紙Sに対して、これらのコロやローラによって形成した搬送経路を搬送する過程で、順次、前記ニップにより中間転写ベルト1からトナー像を転写し、定着ユニット7により転写紙S上に転写したトナー像を定着している。
カラー画像を形成するための各色を担当してその色のトナー像を形成する4つのカラー画像形成部である画像ステーションとしてプロセスカートリッジ11a〜11dは、図中の斜め左上がりに傾斜して配設された中間転写ベルト1の長手方向に沿って配置されている。これらのプロセスカートリッジ11a〜11dからなる各画像ステーションには、像担持体として感光体ドラム10a,10b,10c,10dをそれぞれ有している。また、各感光体ドラム10a〜10dは、中間転写ベルト1を介して転写ローラ13に所定圧を確保して接しており、またその回りにはそれぞれ専用の帯電手段15a,15b,15c,15dと、現像手段としての現像装置16a,16b,16c,16dと、感光体をクリーニングするクリーニング手段としての感光体クリーニングユニット14a,14b,14c,14dとを有している。また、これらのプロセスカートリッジ11a〜11dの下方には、各感光体ドラム10a〜10dの表面をレーザー光によって所定に露光させて静電潜像を書き込む書き込みユニット9が配置されている。また、中間転写ベルト1の長手方向の一方の端部側(図示の例では、2次転写ローラ6が対向している二次転写位置とは反対の左端部側)には、中間転写ベルト1上の残留トナーを収集してクリーニングするクリーニング手段であるベルトクリーニングユニット12が設けられている。
なお、本実施形態のプロセスカートリッジとしては、前記構成に限ることなく、帯電手段、現像手段、クリーニング手段のうち、少なくとも1つの手段と、像担持体である電子写真感光体(感光体ドラム)とを有して一体に構成され、この構成を装置本体に対して着脱可能としたものであればよい。
カラー画像形成装置Aにトナーを供給するトナーボトル2は、装置内の上部で図中の左側から右側に順次、複数個、配置され、カラー画像形成装置Aに着脱して交換可能に設けられている。これら複数のトナーボトル2それぞれには、それぞれイエロー、シアン、マゼンタ、黒のトナーが充填されている。各トナーボトル2から図示しない搬送経路を介して、各トナーボトル2に対応した各色の現像装置16a〜16dにトナー供給可能に接続され、所定の補給量だけ各色のトナーが補給される。
このように構成されたカラー画像形成装置Aでは、転写紙Sが給紙コロ4でフィードされ、その先端がレジストローラ5まで到達すると、転写紙Sの先端が図示しないセンサによって検知される。そして、この検出信号に基づき同期のタイミングを取りながら、レジストローラ5によって転写紙Sを2次転写ローラ6と中間転写ベルト1とにより形成したニップに搬送し、中間転写ベルト1から転写紙Sに中間転写ベルト1上に形成した画像を2次転写する。
感光体ドラム10a〜10dは、あらかじめ帯電ローラ15a〜15dによって一様に帯電され、次に書き込みユニット9によって画像データに基づいてレーザー光が露光走査され、感光体ドラム10a〜10d上に静電潜像が作られる。各静電潜像は、それぞれ各色の現像装置16a〜16dにより現像され、これにより感光体ドラム10a〜10dの表面にイエロー、シアン、マゼンタ、黒のトナー像が形成される。次に、転写ローラ13に電圧が印加され各感光体ドラム10上のトナーが、中間転写ベルト1上に順次転写されていく。このとき、各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト1の同じ位置に重ねて転写されるように、中間転写ベルト1の送り方向における上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。中間転写ベルト1上に形成されたトナー画像は、2次転写ローラ6が対向する二次転写位置まで搬送され、転写紙Sに2次転写される。各色からなるカラートナー像が転写された転写紙Sは定着ユニット7に搬送されてそのトナー像が熱定着され、排紙ローラ8で排紙される。
このような画像形成動作に伴って生じた感光体10や中間転写ベルト1の表面の残留トナーは、クリーニングユニット14,12でクリーニングされて収集され、除去物である廃トナーとして回収される。すなわち、各感光体ドラム10a〜10d上の残留トナーは、それぞれのクリーニング手段である感光体クリーニングユニット14a〜14dによって除去され収集され、プロセスカートリッジ11から排出されて廃トナーとなる。このように各感光体ドラム10a〜10dをクリーニングしている。また、転写紙Sに転写されずに、中間転写ベルト1上に残された残留トナーは、ベルトクリーニングユニット12によって除去され、収集された廃トナーとなる。このように中間転写ベルト1の表面がクリーニングされる。なお、これらのクリーニングによって感光体10や中間転写ベルト1の表面から除去される除去物としては、上記残留トナーのほか紙粉などの異物もあり、この異物も各クリーニングユニット14,12によって収集されて回収される。以下、感光体10や中間転写ベルト1の表面から除去されて収集された除去物は、各クリーニングユニット14,12で除去された残留トナーのみを含む場合のほか、残留トナーと紙粉などの異物とを含む場合についても、総称して「廃トナー」という。
図4は、カラー画像形成装置Aにセットされたプロセスカートリッジ11と廃トナーボトル20とを示す概略構成図である。図2,図3および図4に示すように、上記収集した廃トナーは、プロセスカートリッジ11から廃トナー排出パイプ18を介して、カラー画像形成装置Aに設けられた回収容器としての廃トナーボトル20に排出される。すなわち、プロセスカートリッジ11には、プロセスカートリッジ11から側方に突出された中空状の廃トナー排出パイプ18が設けられ、この廃トナー排出パイプ18に対応した位置、つまりプロセスカートリッジ11のセット位置に応じたカラー画像形成装置A側の位置には、予め所定の内部容量を確保した回収容器として廃トナーボトル20が設けられ、プロセスカートリッジ11がカラー画像形成装置Aにセットされると、廃トナーボトル20内に、廃トナー排出パイプ18の先端が差し込まれるようにしている。
また、各感光体クリーニングユニット14は、その内部に搬送部材としての廃トナー搬送スクリュ17を有しており、この廃トナー搬送スクリュ17によって、廃トナーが廃トナー排出パイプ18の先端側に向けて搬送され、この廃トナー排出パイプ18の先端側に開口された流入口としての廃トナー流入口19から廃トナーボトル20内に排出される。すなわち、この廃トナー搬送スクリュ17は、コイルバネなどの螺旋形状の部材とされ、廃トナー排出パイプ18内部に同軸上にその長手方向に渡って配設されている。また、廃トナー搬送スクリュ17は、その一端が感光体クリーニングユニット14内に収集された廃トナーに接するように配置され、その他端が廃トナー流入口19に対面して配置され、図示しない駆動機構によって螺旋が廃トナー流入口19側に進む方向に回転駆動されている。したがって、このように回転駆動される廃トナー搬送スクリュ17によって、感光体クリーニングユニット14から廃トナー排出パイプ18の先端側にまで、廃トナーを運ぶ搬送経路が形成されている。
なお、プロセスカートリッジ11から廃トナーボトル20に直接廃トナーを排出せずに、一旦、画像形成装置本体3内に設けられた廃トナー搬送経路に排出し、この廃トナー搬送経路から廃トナーボトル20に廃トナーを搬送する構成にした画像形成装置もある。この構成の場合は、プロセスカートリッジ11と廃トナーボトル20との間に、廃トナー搬送経路を設けているので、プロセスカートリッジ11の近傍に廃トナーボトル20を設置しなくてもよくなり、装置内における部材配置の自由度を向上できる。他方、各色ごとのプロセスカートリッジ11用に廃トナーボトル20を設けることなく、1つの廃トナーボトル20で兼用した構成とできる。
本実施形態に係るカラー画像形成装置Aでは、プロセスカートリッジ11内のクリーニング装置14により回収された廃トナーを、一旦、図示しない廃トナー搬送経路に排出し、この廃トナー搬送経路で廃トナー排出パイプ18に搬送し、廃トナー排出パイプ18の先端側に開口された廃トナー流入口19から廃トナーボトル20内に自由落下させて蓄えられる構成となっている。
図5は、廃トナーボトル20内に設けた回転部材201の一例を示す概略構成図であり、図6は、この回転部材201を備えた廃トナーボトル20の概略構成図である。
図6に示すように、廃トナーボトル20内には、検知手段としてのトナー量検知手段202と、収容された廃トナーの拡散、搬送を行える回転部材201とを配置している。廃トナーボトル20内でトナー量検知手段202を配置した方向へ回転部材201により廃トナーを拡散しながら搬送することで、廃トナーボトル20内に廃トナーを効率よく収容できる構成となっている。
ここで、図8〜図10に示す比較例を参照して、複数のトナー流入口を有する廃トナーボトルの廃トナーの収容状態について説明する。図8は、複数の廃トナー流入口から自然落下により廃トナーが堆積する比較例に係る廃トナーボトルの概略構成図である。また、図9は、他の比較例としての、内部に廃トナーの搬送手段を備えた他の比較例に係る廃トナーボトルの概略構成図であり、(a)は正面図、(b)はB−B’断面図である。また、図10は、廃トナー流入口を廃トナーボトルの長手方向両端部側の2箇所に設け、搬送方向を異ならせて廃トナーをトナー量検知部のある中央部に向けて搬送する回転部材を備えたさらに他の比較例としての廃トナーボトルの概略構成図であり、(a)は正面図、(b)は矢視C−C’断面図、(c)は矢視E−E’断面図である。
図8に示すように、複数の廃トナー流入口19から廃トナーボトル20内へ自由落下により流入した廃トナーは、廃トナー流入口19の真下を頂点として廃トナー流入口19の近傍に集中して山なりに堆積し、隣り合う廃トナー流入口19の間(以下、「流入口間」という。)では谷状のデッドスペースD1が生じてしまう。これに対して、図9(a)の比較例では、廃トナーボトル20内の廃トナーが搬送手段としてのスクリュ状の回転部材211による搬送により均され、搬送方向の最下流部(図中左側)で積もった状態となり、図8に示した流入口間で形成される谷状のデッドスペースD1は解消される。しかしながら、内部に回転部材211を有する廃トナーボトルであっても、回転部材211の軸方向(廃トナーの搬送方向)と直交する方向では、図9(b)に示すように、回転部材211を頂点とした山なりの堆積状態となり、堆積した裾の部分では収容容積は十分あるにもかかわらず有効に活用できない部分(デッドスペースD2)が多くなってしまう。
また、図10(a)に示す廃トナーボトル20では、回転部材221に形成されたスクリュの向きと回転方向とにより搬送方向を互いに異ならせて廃トナーを中央部へ向けて搬送させることにより、図10(b)に示すように、中央部でぶつかり合った廃トナーが搬送方向と略交差する方向に移動する。これにより、搬送方向と直交する方向が幅広になっている回収容器(廃トナーボトル)20においても、より効率よく廃トナーを収容させることができる。しかしながら、回転部材221の長手方向両端部側では、中央部に比べて、搬送方向と直交する方向へ廃トナーを移動させる力が小さいので、図10(c)に示すように、山なりに堆積した廃トナーの裾の部分では、デッドスペースD2が生じてしまう。廃トナーボトル20内の回転部材の本数を増やして、回転部材211と交差する方向にも搬送する構成とすれば収容効率を上げることはできるが、部品点数が増加し複雑な構成となってしまう。
本実施形態のカラー画像形成装置は、上記図8〜図10に示した比較例とは異なり、幅が広い廃トナーボトル20においても、デッドスペースD2をできるかぎり少なくしてスペースを有効に活用できる構成となっている。
図5に示すように、廃トナーボトル20内に設けられた回転部材201は、廃トナーボトル20の長手方向の略全域に亘って延在し、廃トナーボトル20内で回転可能に軸支され、所定方向に回転することにより廃トナーボトル20内の廃トナーを軸方向に搬送する。また、回転部材201は、回転軸201aと、螺旋形状部材201bと、螺旋形状部材201bの間に軸方向と略平行にリブのように設けられた面形状の拡散面部201cと、を備えている。螺旋形状部材201bの螺旋ピッチは、廃トナー流入口19の重力方向下方の流入領域(以下、廃トナー流入口19の近傍に位置する領域であるため「流入口近傍領域」という。)201dと、それ以外の流入口間領域201eとで異ならせている。流入口近傍領域201dの螺旋ピッチが流入口間領域201eの螺旋ピッチに比べて大きい。このため、流入口近傍領域201dの軸方向の搬送力が、流入口間領域201eの搬送力に比べて大きくなる。拡散面部201cは、螺旋形状部材201bのうち流入口間領域201eの部分、すなわち、軸方向の搬送力が流入口近傍領域201dに比べて小さい領域に設けられており、回転部材201の軸方向と直交又は略直交する方向に廃トナーを拡散させることができる。
図6(a)に示すように、廃トナーボトル20には5本の廃トナー排出パイプ18が設けられていて、これらの廃トナー排出パイプ18の各廃トナー流入口19から、廃トナーが回転部材201の真上に落下して、廃トナーボトル20に収容される。上記構成の回転部材201を廃トナーボトル20に備え、例えば、カラー画像形成装置Aの本体に設置された駆動モータ30で所定方向に回転させることで、回転部材201の搬送力を軸方向で異ならせることができる。具体的には、廃トナーボトル20内の複数の廃トナー流入口19それぞれに対応する流入口近傍領域201dにおける廃トナーを搬送する搬送力が、その流入口近傍領域201d以外の流入口間領域201eにおける搬送力よりも大きくなるように構成する。流入口近傍領域201dの搬送能力が大きい部分で搬送された廃トナーは、流入口間領域201eの搬送力が小さい部分に徐々に集められることとなる。そのため、図6(b)に示すように、流入口間領域201eでは、回転部材201より上方まで廃トナーが堆積した状態をつくることができる。回転部材201の上方に堆積した廃トナーは、その下での回転部材201の動作により崩れ落ち、軸方向の搬送方向のみならず、軸方向と直交する廃トナーボトル20の幅方向に広がって落ちるようになる。この動作が繰り返し行われることで、廃トナーボトル20の幅方向の全体にわたって徐々に廃トナーを収容することができる。この際、搬送方向に崩れ落ちた廃トナーは、回転部材201によりさらに搬送方向下流側へ搬送されることとなり、搬送力の異なる部分で繰り返し同じ効果が働く。
回転部材201の搬送力が大きい位置を廃トナー流入口19付近とすることで、上記のような搬送力が小さい位置で廃トナーの山が形成される。すなわち、流入口間領域201eで廃トナーの山が形成される構成としている。仮に、廃トナー流入口19付近で廃トナーの山が形成される構成とした場合、流入される廃トナーが多い場合、形成された廃トナーの山のその上にさらに廃トナーが堆積することとなり、廃トナー排出パイプ18の廃トナー流入口19付近までいたると、廃トナーつまり等の不具合が発生するおそれがある。そのため、廃トナー流入口19付近では廃トナーの搬送力を十分に確保して山が形成できない構成としている。
なお、上記回転部材201では、廃トナーの搬送力を軸方向で変化させるために、螺旋形状のピッチを変更した例を示しているが、螺旋形状の径を変更するなど、搬送力を変更できるものであれば、その形状は問わない。
次に、回転部材201の搬送方向(軸方向)に平行な面を有する面形状の拡散面部201cを設けることによる効果について説明する。回転部材201の搬送方向に略平行な拡散面部201cを設けることにより、回転部材201の回転時、収容された廃トナーを廃トナーボトル20の幅方向、すなわち回転部材201の軸方向と直交又は略直交する方向に押し込む方向の力が強まり、廃トナーボトル20の幅方向に拡散することができ、廃トナーを広く収容させる効果が得られる。なお、拡散面部201cの面積が大きければ押し込む力も強くなるが、回転部材201を駆動させるためのトルクが大きくなるといったマイナス面もあるため、本構成における駆動トルクとあわせた接触面積に設定するのが好ましい。
また、拡散面部201cの取り付け位置に関して、回転部材201による軸方向の搬送力が小さい流入口間領域201eに拡散面部201cを取り付けるようにしている。搬送力が大きい流入口近傍領域201dに拡散面部201cを設けることでも、廃トナーボトル20の幅方向への拡散能力はある程度得られるが、廃トナー流入口19から降り注いだ廃トナーが拡散面部201cに引っかかり、回転部材201に付着することで本来の目的である搬送力が低下するおそれがある。このため、廃トナーの山を形成し拡散をより効果的に行えるように、搬送力が小さい流入口間領域201eにのみ拡散面部201cを設けている。
なお、図5に示す構成では、螺旋ピッチを結ぶリブ状の拡散面部201cを設けているが、搬送方向に略平行な面を持つ構成であれば、同様の効果が得られるため、その形状は問わない。
また、回転部材201の回転の駆動に関して、廃トナーが流入される通紙時や調整時等で常時駆動させることが望ましい。しかし、本体に設置している駆動部材30の付加を低減するために、回転部材201を間欠動作として駆動させることがある。この場合でも、回転部材201と廃トナー流入口19との高さがある程度確保されておれば、回転部材201の停止時に廃トナー流入口19付近に廃トナーの山が形成され、回転部材201の動作時に、流入口間領域201eに廃トナーの山が移動する構成とすることができるため、同様の効果が得られる。
本実施形態の廃トナーボトル20では、廃トナー流入口19の下側に対応して廃トナーが落下する流入口近傍領域201dでは回転部材201による軸方向の搬送力を大きく、流入口間領域201eでは上記搬送力を小さくして、流入口間領域201eで廃トナーの山を形成し、幅方向に広く拡散させる構成としている。しかし、回転部材201の搬送力を急に変更する箇所があると、廃トナー流入口19からの廃トナー量が非常に多い場合、その切り替わり位置で廃トナーの山が大きくなり、搬送方向逆側に崩れ落ちるなど、廃トナー流入口19付近の廃トナーを極力ためたくない位置で廃トナーの量が多くなる可能性がある。そのため、廃トナー流入口19から流入口間領域201eにかけて搬送力を徐々に小さくした構成とすることで、確実に流入口間領域201eの狙いの位置で廃トナーの山を形成することができる。
回転部材201が回転動作して軸方向への搬送力を確保するためには、スクリュやコイル等の螺旋形状の羽を有する構成が望ましい。螺旋形状の羽に傾斜を持たせることで、軸方向の搬送のみならず、軸から離れる方向への搬送力も作用させることができる。回転部材201の搬送力に関しては、回転部材201の螺旋形状のピッチを広くすることで軸方向の搬送力を大きくし、狭くすることで搬送力を小さくすることができる。廃トナー流入口19との位置関係、廃トナーボトル壁面との位置関係等、廃トナーボトル20内での回転部材201の回転スペースが確保できない場合には、螺旋形状のピッチを変更することで搬送力の大小を設けることができる。また、回転部材201のスペースを確保することができる場合には、螺旋形状の径を変更することで搬送力の大小を設けることができる。すなわち、螺旋形状の径の大きいところは搬送力が大きく、径の小さいところは搬送力を小さくすることができる。しかし、廃トナー流入口19付近の回転部材201の径が大きくなるため、廃トナー流入口19付近での廃トナーの堆積量に余裕がなくなるおそれがある。
また、廃トナーは廃トナーボトル20の上部から自由落下して収容されるため、廃トナー流入口19を頂点とした堆積状態となる。その収容された廃トナーを回転部材201により拡散を行い、トナー量検知部202へ搬送するため、廃トナーの堆積状態の頂点となる廃トナー流入口19の重力方向下方に回転部材201を配置して、頂点部分を崩すことができることが望ましい。また、廃トナーの頂点部を崩すことができれば、より廃トナーつまり等の不具合の発生を防止することができる。
また、上記廃トナーボトル20は回転部材201により廃トナーを拡散しながら搬送して、ボトル内に廃トナーを充填させる構成であるため、回転部材201の搬送方向最下流部にトナー量検知部202を設けた構成としている。廃トナーボトル20内には、回転部材201の搬送方向上流側から廃トナーが貯まっていくので、搬送方向最下流側の廃トナー量を検知することにより、廃トナーボトル20の満杯を検知することができる。よって、トナー量検知部202が回転部材201の搬送方向最下流側の廃トナー量を検知することにより、廃トナーボトル20が満杯になったことを正確に検知することができ、廃トナーボトル20の容積を有効に活用することができる。
なお、トナー量検知部202で廃トナー量を正常に検知できなかった場合、廃トナーボトル20からの廃トナーあふれや、搬送経路のつまり等の不具合を発生させてしまう。そのため、回転部材201により搬送された廃トナーがトナー量検知部202まで達した際は、より精度よくトナー量を検知できる構成とすることが望ましい。このため、回転部材201のトナー量検知部202の近接領域に、収容された廃トナーをトナー量検知部202方向に押し込むような押し込み形状を設けて、検知精度の向上を図ることができる。また、収容された廃トナーを拡散させる効果もある。
図7は、回転部材201に押し込み形状を設けた廃トナーボトル20の一例を示す概略構成図である。図7に示すように、廃トナーボトル20の長手方向両端部側に廃トナー流入口19が設けられている。また、回転部材201には長手方向の中央部に長方形の平板からなる押し込み形状部201fが形成され、押し込み形状部201fの両側に互いに螺旋の向きが異なる螺旋形状部材201bが形成されている。回転部材201を回転させて、両側の廃トナー流入口19から流入した廃トナーを中央部に向けて搬送させると、押し込み形状部201fにより、中央部で廃トナーが盛り上がってトナー量検知部202に近接するため、トナー量検知部202は、より確実に廃トナーを検知することができる。また、中央部付近の廃トナーを搬送方向と直交又は略直交する方向に拡散させる効果もある。
なお、回転部材201の押し込み部の形状に関しては、回転動作により廃トナーをトナー量検知部202方向に押し込む力が働く形状であれば、その形や面積などを問わない。
また、廃トナーボトル20では、複数の廃トナー流入口19のうち廃トナーの量が多い廃トナー流入口19を回転部材201の搬送方向最上流側に設けることが望ましい。回転部材201によりトナー量検知部202方向に廃トナーを搬送する構成としているため、廃トナー流入量が多い廃トナー流入口19を最上流側にすることで、上流側の廃トナーボトル20のスペースをより効率よく使えるようになる。例えば、図6(a)において、図中最も右側の廃トナー流入口19を、各色のうち廃トナー量が最も多いブラックのプロセスカートリッジのクリーニングユニット14に接続する。
また、回転部材201で2方向から中心に向けて搬送する構成の廃トナーボトルの場合、図7に示すように、両端側に廃トナー流入口19を設けて、廃トナー流入口19が回転部材の搬送方向上流側となるようにする。
以上、本実施形態によれば、カラー画像形成装置Aは、像担持体としての感光体ドラム10や中間転写ベルト1と、感光体ドラム10や中間転写ベルト1の表面をクリーニングするクリーニング手段としてのクリーニングユニット12,14と、クリーニングユニット12,14で除去された除去物としての残留トナーや紙粉等の異物である廃トナーを搬送する搬送手段としての廃トナー搬送経路及び廃トナー排出パイプ18と、廃トナー搬送経路及び廃トナー排出パイプ18で搬送されている廃トナーを、その廃トナーの搬送方向における複数箇所それぞれに設けられた複数の流入口としての廃トナー流入口19から流入させて回収する回収容器としての廃トナーボトル20と、廃トナーボトル20の長手方向の略全域に亘って延在し廃トナーボトル20内で回転可能に軸支され、所定方向に回転することにより廃トナーボトル20内の廃トナーを軸方向に搬送する回転部材201と、回転部材201を回転させるための駆動手段としての装置本体設置の駆動部材30と、を備えている。そして、上記回転部材201は、上記廃トナーボトル20内の上記複数の廃トナー流入口19それぞれに対応する流入口近傍領域201dにおける上記廃トナーを搬送する搬送力が、流入口近傍領域201d以外の流入口間領域201eにおける搬送力よりも大きくなるように構成し、かつ、流入口間領域201eにおいて上記軸方向と直交又は略直交する方向に廃トナーを拡散させる面形状の拡散面部201cを有している。
また、本実施形態によれば、上記廃トナーボトル20内に収容された廃トナーの量を検知するための検知手段としてのトナー量検知部202を備え、廃トナーボトル20内に収容された廃トナーが上記回転部材201によりトナー量検知部202へ向けて搬送される。これにより、トナー量検知部202は廃トナーボトル20内の廃トナーを正確に検知することができる。
また、本実施形態によれば、上記回転部材201は、上記搬送力が、上記流入口近傍領域201dから流入口間領域201eにかけて徐々に小さくなるように構成した。廃トナー、廃トナー流入口19を頂点として山なりに堆積するため、徐々に搬送力を小さくすることで、山なり部を廃トナー流入口19から流入口間領域201eへ効率よく移行させることができる。
また、本実施形態によれば、上記回転部材201は、螺旋形状の部材を用いて構成した。回転部材201は、簡易な構成で軸方向の搬送力を得ることができる。
また、本実施形態によれば、上記回転部材201は、上記流入口近傍領域201dに対応する螺旋形状201bのピッチ幅が、流入口間領域201eに対応する螺旋形状のピッチ幅よりも大きい。よって、螺旋形状201bのピッチ幅が広いところは搬送力が大きく、ピッチ幅が狭いところは搬送力を小さくすることができる。
また、本実施形態によれば、上記回転部材201は、上記流入口近傍領域201dに対応する螺旋形状201bの径が、流入口間領域201eに対応する螺旋形状201bの径よりも大きく設定した。よって、螺旋形状201bの径の大きいところは搬送力が大きく、径の小さいところは搬送力を小さくすることができる。
また、本実施形態によれば、上記回転部材201を上記廃トナー流入口19の重力方向下方に配設した。廃トナーボトル20内では、廃トナーが、廃トナー流入口19の重力方向下方を頂点とした山なりの堆積状態となるので、回転部材201を廃トナー流入口19の重力方向下方に配置することで、山なりの頂点部を崩すことができ、より効率よい収容状態とすることができる。
また、本実施形態によれば、上記トナー量検知部202を、回転部材201による搬送方向の最下流側の位置に配設した。廃トナーボトル20内には、回転部材201の搬送方向上流側から廃トナーが貯まっていくので、搬送方向最下流側の廃トナー量を検知することにより、廃トナーボトル20の満杯を検知することができ、廃トナーボトル20の容量を最大限に活用できる。
また、本実施形態によれば、上記回転部材201は、上記廃トナーをトナー量検知部202に近接する領域に押し込むような形状を有する。トナー量検知部202による廃トナーの検知を向上させるとともに、搬送方向下流側での廃トナーの充填作用が働くことで、より廃トナーボトル20の容量を活用することができる。
また、本実施形態によれば、上記複数の廃トナー流入口19のうち廃トナーボトル20への流入量が他の廃トナー流入口19に比べて最も多くなる廃トナー流入口19を、回転部材201による搬送方向最上流側に配設した。ブラック等の使用頻度が高く、廃トナー量が多いと予測される廃トナー流入口19を上流側に配設することで、上流側からの収容効率をよくし、廃トナーボトル20の容量を最大限に活用することができる。
1 中間転写ベルト
3 画像形成装置本体
8 感光体
9 帯電ローラ
10 感光体ドラム
11 プロセスカートリッジ
12 中間転写ベルトのクリーニング装置
14 感光体ドラムのクリーニング装置
17 廃トナー搬送スクリュ
18 廃トナー排出パイプ
19 廃トナー流入口
20 廃トナーボトル
30 本体設置の駆動部材
201 回転部材
201b 螺旋形状部材
201c 拡散面部
201d 流入口近傍領域
201e 流入口間領域
202 トナー量検知部
特開平5−165381号公報 特開2009−128754号公報 特開2008−309987号公報 特開2010−79186号公報

Claims (10)

  1. 像担持体と、
    該像担持体の表面をクリーニングするクリーニング手段と、
    該クリーニング手段で除去された除去物を搬送する搬送手段と、
    該搬送手段で搬送されている該除去物を、その除去物の搬送方向における複数箇所それぞれに設けられた複数の流入口から流入させて回収する回収容器と、
    該回収容器の長手方向の略全域に亘って延在し該回収容器内で回転可能に軸支され、所定方向に回転することにより該回収容器内の該除去物を軸方向に搬送する回転部材と、
    該回転部材を回転させるための駆動手段と、を備えた画像形成装置であって、
    上記回転部材は、上記回収容器内の上記複数の流入口それぞれに対応する流入領域における上記除去物を搬送する搬送力が、該流入領域以外の領域における該搬送力よりも大きくなるように構成し、かつ、該流入領域以外の領域において上記軸方向と直交又は略直交する方向に該除去物を拡散させる拡散面部を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記回収容器内に収容された上記除去物の量を検知するための検知手段を備え、
    該回収容器内に収容された該除去物が上記回転部材により該検知手段へ向けて搬送されることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2の画像形成装置において、
    上記回転部材は、上記搬送力が、上記流入領域から該流入領域以外の領域にかけて徐々に小さくなるように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1、2又は3の画像形成装置において、
    上記回転部材は、螺旋形状の部材を用いて構成したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4の画像形成装置において、
    上記回転部材は、上記流入領域に対応する螺旋形状のピッチ幅が、該流入領域以外の領域に対応する該螺旋形状の該ピッチ幅よりも大きく設定したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4の画像形成装置において、
    上記回転部材は、上記流入領域に対応する螺旋形状の径が、該流入領域以外の領域に対応する該螺旋形状の該径よりも大きく設定したことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかの画像形成装置において、
    上記回転部材を上記流入口の重力方向下方に配設したことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項2乃至7のいずれかの画像形成装置において、
    上記検知手段を、上記回転部材による搬送方向の最下流側の位置に配設したことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項2乃至8のいずれかの画像形成装置において、
    上記回転部材は、上記除去物を上記検知手段に近接する領域に押し込むような形状を有することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかの画像形成装置において、
    上記複数の流入口のうち上記回収容器への流入量が他の流入口に比べて最も多くなる流入口を、上記回転部材による搬送方向最上流側に配設したことを特徴とする画像形成装置。
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