JP2012057741A - ワイヤハーネス用外装材へのバンドクランプ取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワイヤハーネスの外装材にバンドクランプを回転しないように取り付ける。
【解決手段】外周面が多角形に成形加工された不織布からなる不織布外装材をワイヤハーネスの外装材として用い、バンドクランプの車体係止部を突設した本体の底面を前記不織布外装材の一辺に面接触させると共に、該本体から延在させたバンドを前記不織布外装材の外周面に巻き付け、前記本体に設けたバンド貫通穴に前記バンドを通し、該バンドに設けた係止溝に前記貫通穴の内面より突出する係止片を係止して前記バンドを固定している。
【選択図】図1
【解決手段】外周面が多角形に成形加工された不織布からなる不織布外装材をワイヤハーネスの外装材として用い、バンドクランプの車体係止部を突設した本体の底面を前記不織布外装材の一辺に面接触させると共に、該本体から延在させたバンドを前記不織布外装材の外周面に巻き付け、前記本体に設けたバンド貫通穴に前記バンドを通し、該バンドに設けた係止溝に前記貫通穴の内面より突出する係止片を係止して前記バンドを固定している。
【選択図】図1
Description
本発明はワイヤハーネス用外装材へのバンドクランプ取付構造に関し、詳しくは、自動車に配索するワイヤハーネスの外装材に車体取付用のバンドクランプを容易に回転しないように取り付けるものである。
従来、自動車に配索するワイヤハーネスは、外装材としてコルゲートチューブを用い、ワイヤハーネスを車体に取り付けるために、該コルゲートチューブにバンドクランプを取り付けている場合がある。
例えば、図5(A)(B)に示すように、特開平11−255260号公報では、ワイヤハーネス1に外装するコルゲートチューブ100にバンドクランプ101を取り付けている。該バンドクランプ101のバンド102にはコルゲートチューブ100の凹部100aに食い込む角部110aを有する凸部110を設けている。
例えば、図5(A)(B)に示すように、特開平11−255260号公報では、ワイヤハーネス1に外装するコルゲートチューブ100にバンドクランプ101を取り付けている。該バンドクランプ101のバンド102にはコルゲートチューブ100の凹部100aに食い込む角部110aを有する凸部110を設けている。
コルゲートチューブ100に取り付けるバンドクランプ101に前記凸部110を設けることにより、バンドクランプ101をコルゲートチューブ100に回動させずに所定位置に確実に取り付けることができるものとしている。
特許文献1のバンドクランプ101を用いてコルゲートチューブ100に取り付ける場合、前記凸部110の角部110aがコルゲートチューブ100の凹部100aに丁度食い込むように嵌合すると、バンドクランプ101をコルゲートチューブ100に回転不可に取り付けることができる。
しかしながら、コルゲートチューブ100の凹部100aの幅が相違する場合、あるいは同一幅に成形されていてもワイヤハーネスを挿通すると共にワイヤハーネスの配索形態に応じて屈曲させて凹部100aの幅が変形する場合がある。
しかしながら、コルゲートチューブ100の凹部100aの幅が相違する場合、あるいは同一幅に成形されていてもワイヤハーネスを挿通すると共にワイヤハーネスの配索形態に応じて屈曲させて凹部100aの幅が変形する場合がある。
コルゲートチューブ100の凹部100aの幅が前記バンドクランプ101の凸部110よりも小さいと、凹部100aに凸部110を挿入できず、バンドクランプをコルゲートチューブに取り付けることができなくなる。
一方、コルゲートチューブの凹部100aの幅がバンドクランプ101の凸部110より大きくなると、凹部100a内で凸部110が回転移動し、バンドクランプ101をコルゲートチューブ100に回転不可に取り付けることができなくなる。バンドクランプ101がコルゲートチューブ100に対して回転し、バンドクランプ101のクランプ挿入方向が特定できないと、ワイヤハーネスがねじれた状態で自動車へ取り付けられる恐れがあるため、バンドクランプを介して車体に取り付けることができなくなる。
一方、コルゲートチューブの凹部100aの幅がバンドクランプ101の凸部110より大きくなると、凹部100a内で凸部110が回転移動し、バンドクランプ101をコルゲートチューブ100に回転不可に取り付けることができなくなる。バンドクランプ101がコルゲートチューブ100に対して回転し、バンドクランプ101のクランプ挿入方向が特定できないと、ワイヤハーネスがねじれた状態で自動車へ取り付けられる恐れがあるため、バンドクランプを介して車体に取り付けることができなくなる。
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、ワイヤハーネスの外装材に対してバンドクランプが容易に回転しないように取り付けることを課題としている。
前記課題を解決するため、第1の発明として、外周面が多角形に成形加工された不織布からなる不織布外装材をワイヤハーネスの外装材として用い、バンドクランプの車体係止部を突設した本体の底面を前記不織布外装材の一辺に面接触させると共に、該本体から延在させたバンドを前記不織布外装材の外周面に巻き付け、前記本体に設けたバンド貫通穴に前記バンドを通し、該バンドに設けた係止溝に前記貫通穴の内面より突出する係止片を係止して前記バンドを固定しているワイヤハーネス外装材へのバンドクランプ取付構造を提供している。
前記のように、ワイヤハーネスの外装材の外周面を多角形とすると、バンドクランプの本体の底面を外装材に面接触させてバンドを回転しにくくできる。さらに、バンドは外装材の各辺の境界の角部で回転を阻止することができる。これにより、バンドクランプをワイヤハーネスの外装材に対して回転しにくくして、バンドクランプの車体係止部の方向を特定し、位置ずれが生じないようにすることができる。
前記不織布からなるワイヤハーネスの外装材は、ワイヤハーネスの外周面に不織布を巻き付けた状態で型内に挿入しプレスして一体フォーミングで成形しており、または不織布単体をプレスしてプレフォーミングで前記外装材を成形し、成形した前記外装材でワイヤハーネスを外装している。
前記不織布はPET(ポリエチレンテレフタレート)に低融点樹脂を配合した素材からなり、ホットプレスまたはコールドプレスで所要の形状に成形することができる。
前記不織布はPET(ポリエチレンテレフタレート)に低融点樹脂を配合した素材からなり、ホットプレスまたはコールドプレスで所要の形状に成形することができる。
前記不織布からなるワイヤハーネスの外装材の外周面は正六角形または正八角形とすることが好ましい。
また、第2の発明として、不織布からなる外装材に代えて、環状の山部と谷部を軸線方向に交互に設けたコルゲートチューブをワイヤハーネス外装材として用い、前記コルゲートチューブの山部および谷部の断面形状を正六角形または正八角形とし、バンドクランプの車体係止部を突設した本体の底面を前記コルゲートチューブの山部の一辺の外面に面接触させると共に、前記本体から延在させたバンドを前記コルゲートチューブの谷部の外周面に巻き付け、前記本体に設けた貫通穴に前記バンドを通し、該バンドに設けた係止溝に前記貫通穴の内面より突出する係止片を係止して前記バンドを固定しているワイヤハーネス外装材へのバンドクランプ取付構造を提供している。
前記のように、第2の発明では、外装材として樹脂成形品のコルゲートチューブを用いるが、その断面形状を汎用されている円形から前記のように正六角形または正八角形としている。これにより、第1の発明と同様にバンドクランプのバンドをコルゲートチューブの外周面に対して回りにくくすることができ、かつ、バンドにストッパー用凸部を設けた場合は、より回転しにくくすることができる。
前記バンドクランプのバンドには、巻き付け時に内周面となる面にストッパー用凸部を長さ方向に間隔をあけて設け、該ストッパー用凸部を前記不織布外装材の外面または前記コルゲートチューブの谷部の外面の辺に押し当ててもよい。
該ストッパー用凸部を設けたバンドが、外周面を多角形とした外装材に巻き付けられた場合、多角形の各辺の境界の角部でストッパー用凸部が引っ掛かり、バンドが回りにくくなり、回ったとしても、正六角形とした外装材では±30°以内である。
該ストッパー用凸部を設けたバンドが、外周面を多角形とした外装材に巻き付けられた場合、多角形の各辺の境界の角部でストッパー用凸部が引っ掛かり、バンドが回りにくくなり、回ったとしても、正六角形とした外装材では±30°以内である。
前記のように、バンドクランプを取り付けるワイヤハーネスの外装材の外周面を正六角形、正八角形等の多角形とすることにより、バンドクランプの車体係止部を突設した本体の底面を前記外装材と面接触させて移動しにくくし、かつ、バンドクランプのバンドが多角形の各辺の境界の角部で回転しにくくできる。その結果、バンドクランプをワイヤハーネスの外装材に殆ど回転不可に取り付けることができる。よって、バンドクランプから突出する車体係止部の方向性を特定して保持でき、該車体係止部を介して車体にワイヤハーネスを取り付けると、ワイヤハーネスがねじれて取り付けられるのを防止できる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2に前記第1の発明の実施形態である第1実施形態を示す。
自動車に配索するワイヤハーネス1を、不織布をプレス加工した不織布外装材3で外装し、該不織布外装材3の所要位置の外周面にバンドクランプ5を巻き付けて締結している。該バンドクランプ5は自動車の車体パネル(図示せず)に穿設された取付穴に車体係止部を挿入係止するものである。
図1及び図2に前記第1の発明の実施形態である第1実施形態を示す。
自動車に配索するワイヤハーネス1を、不織布をプレス加工した不織布外装材3で外装し、該不織布外装材3の所要位置の外周面にバンドクランプ5を巻き付けて締結している。該バンドクランプ5は自動車の車体パネル(図示せず)に穿設された取付穴に車体係止部を挿入係止するものである。
前記不織布外装材3はワイヤハーネス挿通路3hを中央部に備え、外周面を正六角形としている。即ち、外周面に平面からなる6つの辺3aと、隣接する辺の境界に位置する6個の角部3bを設けている。
前記不織布外装材3はワイヤハーネス1を構成する集束した電線群の外周面に不織布を巻き付け、この状態でプレスし、ワイヤハーネスと一体フォーミングで成形している。不織布はPETに低融点樹脂を配合した素材からなり、所要温度でプレスすることで、プレスされる上下型で正六角形の外周面を成形している。
なお、ワイヤハーネスと一体として成形せず、不織布単体をプレスしてプレフォーミングで外装材を成形し、成形した外装材でワイヤハーネスを外装してもよい。また、不織布外装材3の外周面は正六角形としているが、正八角形としてもよい。
前記不織布外装材3はワイヤハーネス1を構成する集束した電線群の外周面に不織布を巻き付け、この状態でプレスし、ワイヤハーネスと一体フォーミングで成形している。不織布はPETに低融点樹脂を配合した素材からなり、所要温度でプレスすることで、プレスされる上下型で正六角形の外周面を成形している。
なお、ワイヤハーネスと一体として成形せず、不織布単体をプレスしてプレフォーミングで外装材を成形し、成形した外装材でワイヤハーネスを外装してもよい。また、不織布外装材3の外周面は正六角形としているが、正八角形としてもよい。
バンドクランプ5として、図2(A)に示す汎用されているバンドクランプ5を用いている。
該バンドクランプ5は樹脂成形品からなり、略ボックス状の本体(所謂アンカー)6と、該本体6の一側開口6aの下縁から延出させたバンド7と、本体6の上壁6bから突設した車体係止部8とからなる。
本体6は一側開口6aと対向する他側開口6cを連通するバンド貫通穴6dを備え、該バンド貫通穴6dを囲む上壁6bの内面から係止片6eをバンド貫通穴6dに向けて突設している。該バンド貫通穴6dを囲む底壁6fの下面(底面)は平坦面としている。
バンド7は外装材への巻き付け時に外周面となる一面7aに鋸歯状に係止溝7bを設けている。バンド7を前記ワイヤハーネス1に外装した不織布外装材3に巻き付けた後、前記他側開口6cよりバンド貫通穴6dに通し、バンド7を引張して係止溝7bに係止片6eを係止してバンド7を締結するようにしている。
車体係止部8は本体6の上壁6bの上面中央から皿部8aを突設し、該皿部8aの中央から軸部8bを立設し、軸部8bの先端から両側に折り返し状の一対の羽根部8cを設け、各羽根部8cの先端に係止段部8dを設けている。図2(B)に示すように、車体係止部8は車体パネルPの係止穴Hに挿入し、係止段部8dを係止穴Hの周縁に係止して車体パネルPに係止するものとしている。
該バンドクランプ5は樹脂成形品からなり、略ボックス状の本体(所謂アンカー)6と、該本体6の一側開口6aの下縁から延出させたバンド7と、本体6の上壁6bから突設した車体係止部8とからなる。
本体6は一側開口6aと対向する他側開口6cを連通するバンド貫通穴6dを備え、該バンド貫通穴6dを囲む上壁6bの内面から係止片6eをバンド貫通穴6dに向けて突設している。該バンド貫通穴6dを囲む底壁6fの下面(底面)は平坦面としている。
バンド7は外装材への巻き付け時に外周面となる一面7aに鋸歯状に係止溝7bを設けている。バンド7を前記ワイヤハーネス1に外装した不織布外装材3に巻き付けた後、前記他側開口6cよりバンド貫通穴6dに通し、バンド7を引張して係止溝7bに係止片6eを係止してバンド7を締結するようにしている。
車体係止部8は本体6の上壁6bの上面中央から皿部8aを突設し、該皿部8aの中央から軸部8bを立設し、軸部8bの先端から両側に折り返し状の一対の羽根部8cを設け、各羽根部8cの先端に係止段部8dを設けている。図2(B)に示すように、車体係止部8は車体パネルPの係止穴Hに挿入し、係止段部8dを係止穴Hの周縁に係止して車体パネルPに係止するものとしている。
前記図1に示すように、ワイヤハーネス1の外周に被せた不織布外装材3の外周にバンドクランプ5を巻き付けて締結している。その際、車体係止部8が所定方向を向くように本体6の底壁6fの底面を不織布外装材3の正六角形の外周面の一辺3aに面接触させる。この状態で平面状の一辺3aと平面状の本体底壁6fの下面とが広い範囲で面接触し、かつ、バンドクランプ5が不織布外装材3の外周に締結されることで、接触摩擦で本体6を位置ずれしにくくしている。
バンドクランプ5の本体6を前記のように位置決めした後、バンド7を不織布外装材3の外周面に巻き付け、該バンド7を先端から本体6のバンド貫通穴6dに通した後、引っ張って、バンド7の係止溝7bに係止片6eを係止してバンド7を締結している。この締結状態でバンド7は不織布外装材3の外周面に略密着しながら沿うこととなり、不織布外装材3の残り5つの辺3aにバンド7の内周面7cが面接触で密着し、かつ、角部3bで回り止めされる。
前記のように、外周面を正六角形とした不織布外装材3でワイヤハーネス1を外装しているため、バンドクランプ5を不織布外装材3の外周面に巻き付けて締結した状態で、該バンドクランプ5の本体6の底面を不織布外装材3の平面とした一辺に面接触させて位置ずれしにくくできる。かつ、バンド7も不織布外装材3の平面とした各辺に面接触し、かつ、各辺3aの境界の角部3bでバンド7は回転が規制される。その結果、バンドクランプ5は不織布外装材3に対して回り止めされ、車体係止部8を所定方向に向けて突設できる。よって、該車体係止部8を車体パネルPの係止穴Hに挿入係止していくと、ワイヤハーネス1のねじれの発生を防止できる。
図3(A)(B)にバンドクランプの変形例を示す。
該変形例のバンドクランプ5−2は、前記特許文献1のようにバンド7の内周側となる面7cに長さ方向に間隔をあけてストッパー用凸部7eを突設している。
バンドクランプ5−2の他の構成は図2に示すバンドクランプ5と同様であるため、同様の符号を付して説明を省略する。
該変形例のバンドクランプ5−2は、前記特許文献1のようにバンド7の内周側となる面7cに長さ方向に間隔をあけてストッパー用凸部7eを突設している。
バンドクランプ5−2の他の構成は図2に示すバンドクランプ5と同様であるため、同様の符号を付して説明を省略する。
該バンドクランプ5−2を用いると、ストッパー用凸部7eが不織布外装材3の各辺3aに押し当てられる。かつ、バンドクランプ5−2が干渉材から外力を受けて回転した場合でも、ストッパー用凸部7eが角部3bに引っ掛かって回りにくくなり、回転しても±30度未満に止めることができる。
図4(A)(B)に前記第2の発明の実施形態である第2実施形態を示す。
第2実施形態のワイヤハーネスの外装材は、断面形状を正八角形とした樹脂成形品からなるコルゲートチューブ10を用いている。
該コルゲートチューブ10は断面正八角形の環状の山部11と谷部12とを軸線方向に交互に設けた樹脂成形品からなる。かつ、軸線方向の全長に沿ってスリット13を設けている。
第2実施形態のワイヤハーネスの外装材は、断面形状を正八角形とした樹脂成形品からなるコルゲートチューブ10を用いている。
該コルゲートチューブ10は断面正八角形の環状の山部11と谷部12とを軸線方向に交互に設けた樹脂成形品からなる。かつ、軸線方向の全長に沿ってスリット13を設けている。
該コルゲートチューブ10の中空部にワイヤハーネス1を挿通し、前記図3(A)に示すストッパー用凸部7eを設けたバンドクランプ5−2をコルゲートチューブ10の外周面に巻き付けて締結している。該バンドクランプ5−2のバンド7の幅はコルゲートチューブ10の谷部12の幅の2/3程度とし、かつ、バンド7に設けたストッパー用凸部7eの幅は谷部12の幅の1/2程度としている。これにより、谷部12の幅が狭くなっていてもストッパー用凸部7eを挿入可能としている。
前記外周面を正八角形としたコルゲートチューブ10の中空部にスリット13を通してワイヤハーネス1を挿通した後、バンドクランプ5−2を巻き付けている。その際、本体6の底壁の底面を山部11の一辺に面接触させ、バンド7を谷部12に挿入して、ストッパー用凸部7eを谷部12の底面12aに周方向に間隔をあけて各辺に押し当てている。この状態でバンド7を本体6のバンド貫通穴6dに通して引っ張り、バンド7の係止溝に係止片を係止してバンド7を締結している。この締結状態でバンド7はコルゲートチューブ10の外周面に略密着しながら沿うこととなり、コルゲートチューブ10の残り辺の谷部12の底面にバンド7のストッパー用凸部7eが押し当てられる。
前記のように、外周面を正八角形としたコルゲートチューブ10でワイヤハーネス1を外装しているため、バンドクランプ5ー2をコルゲートチューブ10の外周面に巻き付けて締結した状態で、該バンドクランプ5ー2の本体6の底面をコルゲートチューブ10の山部11の平面とした一辺に面接触させて位置ずれしにくくできる。かつ、バンド7のストッパー用凸部7eもコルゲートチューブ10の谷部12の各辺に押し当てられる。かつ、各辺の境界の角部でバンド7の回転が規制される。その結果、バンドクランプ5ー2はコルゲートチューブ10に対して回り止めされ、車体係止部8を所定方向に向けて突設できる。よって、該車体係止部8を車体パネルPの係止穴Hに挿入係止していくと、ワイヤハーネス1のねじれの発生を防止できる。
第2実施形態において、コルゲートチューブ10を断面六角形としてもよい。また、バンドクランプとして図2に示すストッパー用凸部のないものを用いてもよい。
1 ワイヤハーネス
3 不織布外装材
5、5−2 バンドクランプ
6 本体
7 バンド
7e ストッパー用凸部
8 車体係止部
10 コルゲートチューブ
11 山部
12 谷部
3 不織布外装材
5、5−2 バンドクランプ
6 本体
7 バンド
7e ストッパー用凸部
8 車体係止部
10 コルゲートチューブ
11 山部
12 谷部
Claims (4)
- 外周面が多角形に成形加工された不織布からなる不織布外装材をワイヤハーネスの外装材として用い、バンドクランプの車体係止部を突設した本体の底面を前記不織布外装材の一辺に面接触させると共に、該本体から延在させたバンドを前記不織布外装材の外周面に巻き付け、前記本体に設けたバンド貫通穴に前記バンドを通し、該バンドに設けた係止溝に前記貫通穴の内面より突出する係止片を係止して前記バンドを固定しているワイヤハーネス外装材へのバンドクランプ取付構造。
- 前記不織布外装材の外周面は正六角形または正八角形としている請求項1に記載のワイヤハーネス外装材へのバンドクランプ取付構造。
- 環状の山部と谷部を軸線方向に交互に設けたコルゲートチューブをワイヤハーネス外装材として用い、前記コルゲートチューブの山部および谷部の断面形状を正六角形または正八角形とし、バンドクランプの車体係止部を突設した本体の底面を前記コルゲートチューブの山部の一辺の外面に面接触させると共に、前記本体から延在させたバンドを前記コルゲートチューブの谷部の外周面に巻き付け、前記本体に設けた貫通穴に前記バンドを通し、該バンドに設けた係止溝に前記貫通穴の内面より突出する係止片を係止して前記バンドを固定しているワイヤハーネス外装材へのバンドクランプ取付構造。
- 前記バンドクランプのバンドには、巻き付け時に内周面となる面にストッパー用凸部を長さ方向に間隔をあけて設け、該ストッパー用凸部を前記不織布外装材の外面または前記コルゲートチューブの谷部の外面の辺に押し当てている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス外装材へのバンドクランプ取付構造。
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