JP2012056715A - シート積載装置、画像形成装置、及び画像形成システム - Google Patents

シート積載装置、画像形成装置、及び画像形成システム Download PDF

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Abstract

【課題】スタックされる用紙を揃える用紙揃え構造を有し、用紙の貼り付き、丸まり、ジャム、用紙束の揃え不良を低減させ得るシート積載装置を提供する。
【解決手段】それぞれ一対のジョガー210、310を有するメインジョガー機構部200とサブジョガー機構部300を備え、排出される用紙Pを受け入れることができる所定の対向間隔をあけた受け入れ位置(用紙幅より間隔は大きい)で待機し、用紙の先端検知をトリガーに一定パルス以上用紙を搬送したら、ジョガー210、310をそれぞれガイド位置(用紙幅より狭い)に移動させて用紙の両縁を挟んでガイドする。用紙の後端を検知したら、ジョガー210、310は受けいれ位置に戻る。この一連の揃え動作を行うことにより用紙の束の端面を揃える。
【選択図】図1

Description

本発明は、シート材など(以下、用紙という)をスタックトレイ上にスタックするスタッカー、すなわちシート積載装置において、スタックされる用紙を揃えるための用紙揃え構造を有するシート積載装置と、これを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の画像形成装置、及び画像形成システムに関する。
この種のシート積載装置で用いるトレイに関しては、表面にUVコーティングを施すものが知られている。
この種のシート積載装置は、例えば特許文献1に開示されている装置は、用紙状媒体に後処理を行う後処理手段と、用紙状媒体を排出する排出手段と、この排出手段により排出される用紙状媒体を積載するための昇降可能な排紙トレイを有する用紙状媒体後処理装置である。排紙トレイ上に積載された用紙状媒体の排出方向と直交する方向の揃えを行う揃え手段と、この揃え手段にて揃えた用紙状媒体をステイプルする後処理手段としてのステイプル手段と、排紙トレイに排出される用紙状媒体の排出方向後端部を排紙トレイの積載面とは隔離した状態で積載するための補助トレイと、排紙トレイと補助トレイとにまたがって排出された用紙状媒体を排出方向とは逆方向に戻して排出方向の揃えを行う戻し手段を有している。そして、排紙トレイ及び補助トレイ上のみで揃え手段による揃え、ステイプル手段によるステイプルを行う装置である。ステイプル手段によるステイプル終了後、補助トレイを収納すると共に戻し手段を待機位置から戻し位置に移動させ、かつ、戻し手段を戻し、動作時とは逆方向に回転させる。戻し手段の逆回転による搬送力が用紙状媒体に作用する時間を用紙状媒体の種類又は枚数に応じて変化させる。
一方、例えば特許文献2には、上位装置から送りこまれてくる用紙を次段に送り出す用紙搬送手段と、昇降可能に支持され該用紙搬送手段から送り出される用紙を積み重ね収容する用紙積載トレイを備えた電子写真装置の後処理装置が開示されている。この装置では、用紙積載トレイの表面にUVコーティングを行っている。上位装置から送りこまれてくる用紙を次段に送り出す用紙搬送手段と、昇降可能に支持され該用紙搬送手段から送り出される用紙を積み重ね収容する用紙積載トレイを備えた電子写真装置の後処理装置では、用紙積載トレイの表面にテフロン(登録商標)コーティングを施したものが開示されている。
ところで、上述のような処理を施しても、スタックトレイに用紙が排出される時に、スタックトレイと用紙がこすれ、用紙の種類によっては用紙の帯電量が大きくなり、用紙がスタックトレイに貼り付き、用紙の丸まり、揃え不良、ジャムなどの原因となっていた。
本発明は、上記した問題点にかんがみてなしたものであり、用紙が帯電してスタックトレイへの貼り付きを防止し、用紙の丸まり、揃え不良、ジャムを低減させ高品質なスタッカーを提供することを目的とする。
本発明のシート積載装置のうち請求項1に係るものは、スタックトレイ上にスタックされる用紙を揃えるための用紙揃えの構造を有するシート積載装置において、第1揃え手段機構が、排紙される用紙を受け入れることができるように所定の対向間隔をあけた受け入れ位置で待機する一対のジョガーを可動に有し、排紙センサーによる排紙される用紙の先端検知から排紙コロを駆動するモータ用の駆動パルス数のカウントを開始し、一定パルス数以上をカウントしたならば、搬送する用紙の幅より狭いガイド位置に前記ジョガーを移動させて用紙の両縁をガイドし、前記排紙センサーによる前記排紙される用紙の後端検知に応じて前記ジョガーを前記受け入れ位置に戻し、排紙される用紙が前記排紙コロで排紙されるごとに前記一連の動作を行って排紙される用紙の束の端縁を揃える
ことを特徴とする。
同請求項2に係るものは、請求項1のシート積載装置において、第2揃え手段機構が、排紙される用紙の排出先側に位置し、用紙を受け入れることができるように所定の対向間隔をあけた受け入れ位置で待機する一対のジョガーを可動に有し、排紙センサーによる排紙される用紙の先端検知から排紙コロを駆動するモータ用の駆動パルス数のカウントを開始し、一定パルス数以上をカウントしたならば、搬送する用紙の幅より狭いガイド位置に前記ジョガーを移動させて用紙の両縁をガイドし、前記排紙センサーによる前記排紙される用紙の後端検知に応じて前記ジョガーを前記受け入れ位置に戻し、排紙される用紙が前記排紙コロで排紙されるごとに前記一連の動作を行って排紙される用紙の束の端縁を揃えることを特徴とする。
同請求項3に係るものは、請求項1または2のシート積載装置において、前記ジョガーが、排紙される前記用紙の両縁を保持して該用紙にコシをつけるための突起を有することを特徴とする。
同請求項4に係るものは、請求項1から3のいずれかのシート積載装置において、画像形成装置側から用紙の種類が通知され、その通知された用紙の種類をもとに前記第1、第2揃え手段機構のジョガーによるガイドを行うか否かを判断することを特徴とする。
同請求項5に係るものは、請求項1から3のいずれかのシート積載装置において、画像形成装置側から用紙の種類が通知され、その通知された用紙の種類に応じて前記ジョガーによる用紙のガイド量を変えて最適なガイドを可能としたことを特徴とする。
同請求項6に係るものは、請求項1から3のいずれかのシート積載装置において、ユーザーが設定したガイドの有無、ガイド量が通知され、その通知された情報をもとに前記ジョガーの制御を行うことを特徴とする。
同請求項7に係る画像形成装置は、請求項1から6のいずれかのシート積載装置を備えたことを特徴とする。
同請求項8に係る画像形成システムは、請求項1から6のいずれかのシート積載装置を画像形成装置の後処理装置として備えたことを特徴とする。
本発明によれば、スタックトレイと用紙を接触させずに排出させることで用紙の帯電を減らしジャム、用紙の丸まりなどを低減させる。
本発明の実施例1に係るスタッカーの全体構成を説明するための概念図 シフト搬送機構部を示す斜視図 先端揃え機構を示す斜視図 メインジョガー機構部を示す正面図 メインジョガー機構部を示す斜視図 メインジョガー機構部のジョガーを示す拡大斜視図 サブジョガー機構部を示す斜視図 用紙がメインジョガーに到達する前の状態を示す図(A)と、用紙がメインジョガーに到達した状態を示す図(B) 図8(A)を横から見て示す図(A)、図8(B)を横から見て示す図(B) 実施例1の動作のフロー図である。 本発明の実施例2に係るスタッカーのメインジョガーの突起を示す図 実施例2で突起により用紙を保持している状態を示す図 サブジョガー機構部のサブジョガーの突起を示す図(A)、その突起により用紙を保持している状態を示す図(B) 図13(A)を横から見た図(A)、図13(B)を横から見た図(B) 実施例2の動作のフロー図 本発明の実施例3の動作のフロー図 本発明の実施例4の動作のフロー図 本発明の実施例5の動作のフロー図
本発明は、第1幅方向揃え手段によりスタックトレイへ排出する用紙をガイドし、スタックトレイと用紙を接触させずに排出させることで用紙の帯電を減らしジャム、用紙の丸まりなどを低減させる。
<実施例1>
まず、本発明の実施例であるスタッカーの全体構成を説明する。
図1において、100はスタッカー本体であり、画像形成装置X等の装置から排出された用紙を矢印A方向から導入する。本実施例のスタッカーは、プルーフ排紙モード、ストレート排紙モード、およびシフト排紙モードの動作モードを選択することができる。
プルーフ排紙モードは、用紙搬送路L1を通して、プルーフトレイ101上に用紙を導いてスタックする動作モードである。またストレート排紙モードは、用紙搬送路L2を通して、本スタッカーの後段に備えられた別のスタッカー等の装置に導く動作モードである。さらにシフト排紙モードは、用紙搬送路L3を通して、スタックトレイ102上に用紙を排出してスタックする動作モードである。シフト排紙モードにおいては、シフトトレイ102上の異なるシフト位置に用紙をスタックする。
スタックトレイ102は、昇降可能なエレベーター103上に載置されている。エレベーター103の四隅は、計4本のタイミングベルト104(図1では図の正面側に位置する2本のみ示す))によって吊られており、それぞれのタイミングベルト104は対応する計4つのタイミングプーリ105に巻き付けられている。それらのタイミングプーリ105はウォームギア106や複数のギアから構成されるギア列106aによって連係されており、トレイ昇降モータ107の駆動力によって同期的に回転されることによって、スタックトレイ102と共にエレベーター103を昇降させる。動力伝達系統がウォームギアを介して連係しているため、スタックトレイ102を一定位置に保つことができる。エレベーター103が最下位置まで下降したときに、スタックトレイ102を台車108上に載せることにより、そのスタックトレイ102と共に、その上に積載された用紙を台車108によって搬出することができる。
図中110はパドルであり、用紙搬送路L3中の排紙コロ111に連動して矢印E方向に回転する。スタックトレイ102上に排出される用紙の後端部をたたいて下方に押し付ける。また、スタックトレイ102上に積載された用紙はフィラー112を押し上げる。光学式の紙面センサーS3は、フィラー112の動きに基づいて、スタックトレイ102上における用紙のスタック高さを検出する。
そして紙面センサーS3がONとなっているときは、トレイ昇降モータ107によってスタックトレイ102を下降させ、紙面センサーS3がOFFとなってから、そのトレイ昇降モータ107を停止させる。したがって、スタックトレイ102上にスタックされた用紙Pによって、紙面センサーS3がONとなる毎に、スタックトレイ102が所定距離ずつ下降することになる。
次にシフト機構の構成を説明する。
図2に示すシフト搬送機構部50は、排紙コロ111と従動ローラ113を図2の矢印方向(矢印G1は図1に示すスタッカー100の紙面手前側、矢印G2は同奥側)に所定量移動させることによって、スタックトレイ102上における用紙の排出位置を手前側または奥側にシフトする構成となっている。
すなわち、排紙コロ111と、従動ローラ113は、矢印方向に移動するホルダ51、52およびそれらを連結する軸53、54に連結されている。排紙コロ111は、矢印G1、G2方向の移動位置のいかんにかかわらずステッピングモータ55によって回転駆動される。すなわち、排紙コロ111に取り付けられた従動ギア56は、ギア57、58、ベルト59を介してステッピングモータ55により回転される駆動ギア60に対して、排紙コロ111の矢印方向の移動位置にかかわらず噛合する。
ホルダ51にはラックギア61が設けられており、ラックギア61は、ピニオン62を介してシフトモータ63に連結されている。排紙コロ111と従動ローラ113は、図2の位置を中心位置として、矢印G1、G2方向に所定量(例えば10mm:これに限定されない)ずつスライドされる。また、排紙コロ111と従動ローラ113のホームポジションは、軸53、54の軸線方向での中心位置に設定されており、光学式のホームポジションセンサーS4により検知される。そのホームポジションを基準としてパルスモータ63を所定量回転させることによって、排紙コロ111と従動ローラ113がシフト位置に移動される。
次に先端揃え機構の構成について説明する。
図3に示す先端揃え機構70は、スタックトレイ102上に排出される用紙の先端部を揃えるための機構であり、矢印H方向に位置調整可能なストッパ71を備えている。ストッパ71はスライダー72に取り付けられており、スライダー72は、図3に示すように延びるシャフト73にスライド可能にガイドされている。スライダー72は、プーリ74、75の間に掛け渡されたベルト76に連結されている。そして、モータ77によってベルト76が移動されることにより、スライダー72がストッパ71と共に矢印F方向に移動して、その位置が調整される。
スライダー72には遮蔽板78が備えられており、ストッパ71がホームポジションに移動したときに、その遮蔽板78が光学式のホームポジションセンサーS5によって検出される。
次に第1揃え手段機構の構成を説明する。
図4〜図6に示すメインジョガー機構部200は、幅方向(用紙排出方向と垂直で水平な方向)の移動を制御するステッピングモータ201、202と、上下方向移動を制御するステッピングモータ203と、ステッピングモータ203のギアに噛合するギア204と、ギア204が取り付けられる回転軸205と、回転軸に平行な駆動軸206と、駆動軸206に連結されたスライダー207F、207Rと、スライダー207F、207Rを検出するセンサーS6F、S6Rと、回転軸205の回転状態を示すギア204に備えられたフィラー208と、そのフィラー208を検出するセンサーS7とから構成されており、メインジョガー210F、210Rを両者間が広がり、あるいは狭まるように、またこれらが上下するように動かす。センサーS7にてフィラー208を検出する状態がホームポジションであり、メインジョガー210F、210Rは垂れ下がったような形態の位置をとる。
メインジョガー210F、210Rは板状体からなり、揃え部211F、211Rはこれらメインジョガー210F、210Rの最下部に位置し、互いの対向面は前記シフト方向G(図2参照)と直交する平坦面からなる。このように揃え部211F、211Rを、互いの対向面がシフト方向Gと直交する平坦面で構成したことにより、メインジョガー210F、210Rをシフト方向Gに移動することによって、スタックトレイ102上に積載された用紙Pの端縁に揃え部211F、211Rを確実に接離させて用紙束を揃えることができる。
図4に即して後述するように、メインジョガー210F、210Rは、図1に示した排紙コロ111から排出された用紙Pをこれらメインジョガー210F、210Rの対向間隔内に導く際に該排出される用紙との干渉を避けるために、各揃え部211F、211Rの上方部分がこれら揃え部211F、211Rの対向間隔よりも広い間隔で形成された段状の逃げ部212F、212Rを構成している。またメインジョガー210F、210Rは、スライダー207F、207Rにより根元を挟み込み押さえ付けるように構成されており、スライダー207F、207Rの位置によってメインジョガー210F、210Rが所定状態以上には下に垂れ下がらないようになっているが、上方向には可動がフリーな構成である。なおメインジョガー210F、210Rは、排紙コロ111から排出される用紙Pを受け入れることができる所定の対向間隔をあけた受け入れ位置で待機している。
そして用紙Pが排紙コロ111により排出され、スタックトレイ102上に積載される毎に、受け入れ位置から対向間隔をせばめる動作をして用紙Pの端縁位置まで移動した後、対向間隔を広げる動作をして前記受け入れ位置に復帰する。この一連の揃え動作を行うことにより用紙Pの束の端縁を揃える。
排紙コロ111は用紙ごとに矢印G1方向に、例えば上述のように10mmシフト動作を繰り返しながら第一の用紙束を構成する所定枚数の用紙排出を終了した後、矢印G2方向に10mmシフト動作を繰り返し、次の用紙束を積載していく。シフト方向切り換えの際、メインジョガー210F、210Rが退避回転位置に移動することにより揃え部211F、211Rは退避状態となり、この退避状態のもとでメインジョガー210F、210Rはシフト動作を行う。
例えば、排紙コロ111がメインジョガー210F側にシフトする場合、メインジョガー210Rはスタックトレイ102上に積載された排出用紙の図1の紙面で奥側の面かつ前の作業で処理された用紙束(存在すれば)上に当接する位置に配置される。他方のメインジョガー210Fはスタックトレイ102上に積載されている用紙束の図1の紙面で手前側面に位置し、上下位置としてはホームポジションをとっている。排紙コロ111のシフト動作が逆方向になる毎に回転軸205を、回転軸205に取り付けられたアーム209F、209Rがメインジョガー210F、210Rの根元を下に押し付ける方向に回転させることにより退避位置へ移動させる。そして、シフト動作が発生する毎に反対側の揃え部211F、211Rを前の作業で処理された用紙束(存在すれば)上に当接させる(乗せる)ようにし、排出された用紙束を揃えていく。このとき、メインジョガー210F、210Rによって用紙Pがずれない摩擦係数にメインジョガー210F、210Rの材質、特に揃え部211F、211Rの材質を選定することで、用紙Pの束を安定して揃えることが可能となる。
ここで、メインジョガー210F、210Rの退避量については、センサーS6にてフィラー208を検出するホームポジションからの退避量となるため、上昇量としては常に一定の量となる。上述したホームポジションから排出束最上位面+αの移動(上昇)をさせないと、シフト動作してくる積載された用紙束と干渉(接触)して、揃えた用紙束が崩れてしまう。本実施例では+αは、メインジョガー210F、210Rの最上位の位置までの間のある地点となるが、α値が大きければ排出用紙のカール、折りによる膨らみには対応余裕度が増えるが、紙間が詰まった場合の次の用紙の受け入れに際しては復帰時間が掛かってしまうことになる。
さらに第2揃え手段機構の構成について説明する。
図7に示すサブジョガー機構部300は、排紙される用紙の排出先側に位置し、スタックトレイ102上に排出される長手の用紙の先端側の用紙幅方向を揃えるための機構であり、ステッピングモータ301によって幅方向に位置調整可能なサブジョガー310F、310Rを備えている。サブジョガー310F、310Rはそれぞれスライダー311F、311Rに取り付けられており、スライダー311F、311Rは、幅方向に延びるシャフト302、303にスライド可能にガイドされている。スライダー311F、311Rは、プーリ304、305の間に掛け渡されたベルト306に連結されている。そして、ステッピングモータ301によってベルト306が移動されることにより、スライダー311F、311Rがサブジョガー310F、310Rと共に幅方向に移動する。そしてスライダー311Rがホームポジションに移動したときに、光学式のホームポジションセンサーS8によって検出される。
搬送方向の寸法が比較的長い用紙がスタックトレイ102に排出される場合、サブジョガー310F、310Rは、排紙コロ111から排出される用紙Pを受け入れることができる所定の対向間隔をあけた受け入れ位置で待機している。用紙Pが排紙コロ111より排出されスタックトレイ102上に積載される毎に受け入れ位置から対向間隔をせばめる動作をして用紙Pの端縁位置まで移動したのち、対向間隔を広げる動作をして前記受け入れ位置に復帰する。この一連の揃え動作を行うことにより用紙の先端側の幅方向端縁を揃える。搬送方向の寸法が比較的短い用紙がスタックトレイ102に排出される場合は、サブジョガー310F、310Rはホーム位置から動かず、揃え動作も行わない。
次に本実施例の動作を説明する。図8(A)は用紙がメインジョガー210F、210Rに到達する前(メインジョガー210F、210Rの間隔は用紙幅より大)の状態図、図8(B)は用紙がメインジョガー210F、210Rに到達(メインジョガー210F、210Rの間隔は用紙幅より小)した状態図、図9(A)は図8(A)を横から見て示す図、図9(B)は図8(B)を横から見て示す図、そして図14は動作のフロー図である。
既述のように、メインジョガー210F、210Rは、排紙コロ111から排出される用紙Pを受け入れることができる所定の対向間隔をあけた受け入れ位置(用紙幅より間隔は大きい)で待機し、排紙センサーS2がONとなることで用紙Pの先端検知(ON)をトリガーに排紙コロ111を駆動するステッピングモータ55のパルス数をカウントを開始する(ステップ1、2)。一定パルス以上にわたり用紙を搬送(用紙先端がメインジョガー210に到達)したら(ステップ3:パルスカウント>一定パルス数)、用紙Pの先端がメインジョガー210F、210Rに到達したものとしてメインジョガー210F、210Rをガイド位置(用紙幅より狭い)に移動させ(ステップ4)、用紙Pの両縁をガイドする。排紙センサーS2で用紙Pの後端検知を行ったら(ステップ5:排紙センサーS2OFF)、メインジョガー210F、210Rを受け入れ位置に戻し(ステップ6)、用紙Pが排紙コロ111より排出されスタックトレイ102上に積載される毎に受け入れ位置から対向間隔をせばめる動作をして用紙Pの端縁位置まで移動した後、メインジョガー210F、210Rの対向間隔を広げる動作をして前記受け入れ位置に復帰する。この一連の揃え動作を行うことにより用紙Pの束の端縁を揃える。これにより、スタックトレイ102へ排出する用紙Pをガイドし、スタックトレイ102と用紙を接触させずに排出させることで用紙の帯電を減らし得る。
<実施例2>
図11はメインジョガー210F、210Rの突起(部位212、213:以下では突起212、213)を示す図、図12は突起212、213により用紙Pを保持している状態の図、図13(A)はサブジョガー310の突起312、313を示す図、図13(B)は突起312、313により用紙を保持している状態を示す図である。また図14(A)は図13(A)を横から見た図、図14(B)は図13(B)を横から見た図、図15は本実施例の動作のフロー図である。
サブジョガー310F、310Rは、排紙コロ111から排出される用紙Pを受け入れることができる所定の対向間隔をあけた受け入れ位置(用紙幅より間隔は大きい)で待機し、排紙センサーS2で用紙Pの先端検知(ON)をトリガーに排紙コロ111を駆動するステッピングモータ55のパルス数をカウントを開始する。一定パルス以上用紙を搬送(用紙先端がサブジョガー310F、310Rに到達)したら、サブジョガー310F、310Rをガイド位置(用紙幅より狭い)に移動させて突起312,313で用紙Pの両縁をガイドする。排紙センサーS2で用紙Pの後端検知(OFF)をおこなったら、サブジョガー310F、310Rを受け入れ位置にもどし、用紙Pが排紙コロ111より排出されスタックトレイ102上に積載される毎に受け入れ位置から対向間隔をせばめる動作をして用紙Pの端縁位置まで移動したのち、対向間隔を広げる動作をして前記受け入れ位置に復帰する。この一連の揃え動作を行うことにより用紙の端縁を揃える。
すなわち、ステップ1からステップ4までは図10のフローと同じであるので説明を省略するが、ステップ4でメインジョガー210F、210R間の幅を狭めたら、用紙Pの長さが一定サイズより長いかどうかを判断し、短ければ排紙センサーS2をOFFとし(ステップ4c)、メインジョガー210F、210Rを受け入れ位置に戻す(ステップ6)。一方、用紙Pの長さが一定サイズより長ければ、排紙コロ111を駆動するステッピングモータ55のパルス数を、用紙先端がメインジョガー210に到達するまで、すなわちパルスカウント>一定パルス数となるまでカウントする(ステップ4b)。パルスカウントが一定パルス数を超えたら、サブジョガー310F、310Rを移動させて対向間隔を用紙幅よりもせばめる動作を行う。排紙センサーS2で用紙Pの後端検知を行ったら(ステップ5:排紙センサーS2OFF)、サブジョガー310F、310Rを受け入れ位置に戻し(ステップ5a)、ついでメインジョガー210F、210Rを受け入れ位置に復帰させる。
この実施例では、メインジョガー210F、210Rに突起212、213、サブジョガー310F、310Rに突起312、313を追設し、用紙Pの両縁を保持し、用紙Pにコシをつけるようにしている。すなわち、幅方向揃え手段の形状を利用して用紙のコシを付けることでよりコシの弱い用紙でもガイドしやすくし、スタックトレイ102と用紙を接触させずに排出させることで摺接などによる用紙の帯電量を減らすようにしている。
<実施例3>
図16は本発明の実施例3の動作のフロー図であり、画像形成装置X側から用紙Pの種類が通知され、その種類をもとにメインジョガー210F、210R、サブジョガー310F、310Rによるガイドを行うか判断する。動作のフローは図15の例とほぼ同一であるが、用紙種類は画像形成装置X側から事前に通知され、シート積載装置側では用紙種類ごとにガイドを行うかの情報を持っている(ステップ1x)。そのため、用紙の種類に応じて用紙のガイドの有無を判断することで最適なガイドを行い得る。
<実施例4>
図17は本発明の実施例4の動作のフロー図であり、図15のフローと同一であるが、本実施例の場合は、画像形成装置X側から用紙Pの種類が通知され、その種類をもとにメインジョガー210F、210R、サブジョガー310F、310Rによるガイド量(ジョガーを狭める幅)を可変とする。すなわち用紙種類は画像形成装置X側から事前に通知され、シート積載装置は用紙種類ごとに
ガイド量( 狭める量)の情報を持っている。この実施例でも、用紙の種類に応じて用紙のガイド量を変えることで最適なガイドを行い得る。そのため、ジャム、用紙の丸まりなどを低減させ得る。
<実施例5>
図18は本発明の実施例5の動作のフロー図であり、図15のフローと同一であるが、本実施例の場合は、ガイドを行うかどうかの情報は画像形成装置X側から事前に通知され、メインジョガー210F、210R、サブジョガー310F、310Rによるガイド量の情報も画像形成装置X側から事前に通知される(ステップ1x)。すなわち、画像形成装置X側からユーザーがガイドの有無、ガイド量を設定し、通知され、その情報を元にメインジョガー、サブジョガーによりジョガーの制御を行うので、ユーザーが用紙のガイド有無、ガイド量を設定することで最適なガイドを行い得る。
<実施例6>
なお本発明は、図1に示すように画像形成装置Xの後処理装置としてシート積載装置100を配置して画像形成システムを構成することも可能であるが、シート積載装置100を画像形成後の後処理部として内蔵した画像形成装置を構成することももちろん可能であり、図示の例には限定されない。
50:シフト搬送機構部
51、52:ホルダ
53、54:軸
55:ステッピングモータ
56:従動ギア
57、58:ギア
59:ベルト
60:駆動ギア
61:ラックギア
62:ピニオン
63:シフトモータ
70:先端揃え機構
71:ストッパ
72:スライダー
73:シャフト
74、75:プーリ
76:ベルト
77:モータ
78:遮蔽板
100:スタッカー本体
101:プルーフトレイ
102:スタックトレイ
103:エレベーター
104:タイミングベルト
105:タイミングプーリ
106:ウォームギア
106a:ギア列
107:トレイ昇降モータ
108:台車
110:パドル
111:排紙コロ
112:フィラー
113:従動ローラ
200:メインジョガー機構部
201、202、203:ステッピングモータ
204:ギア
205:回転軸
206:駆動軸
207F、207R:スライダー
208:フィラー
209F、209R:アーム
210F、210R:メインジョガー
211F、211R:揃え部
212、213:突起
300:サブジョガー機構部
301:ステッピングモータ
302、303:シャフト
304、305:プーリ
306:ベルト
310F、310R:サブジョガー
311F、311R:スライダー
312、313:突起
G:シフト方向
S2:排紙センサー
S3:紙面センサー
S4、S5:ホームポジションセンサー
S6:センサー
S6F、S6R:センサー
S7:センサー
S8:ホームポジションセンサー
L1、L2、L3:用紙搬送路
P:用紙
X:画像形成装置
特許3844203号公報 特開2003−054815号公報

Claims (8)

  1. スタックトレイ上にスタックされる用紙を揃えるための用紙揃えの構造を有するシート積載装置において、
    第1揃え手段機構が、排紙される用紙を受け入れることができるように所定の対向間隔をあけた受け入れ位置で待機する一対のジョガーを可動に有し、
    排紙センサーによる排紙される用紙の先端検知から排紙コロを駆動するモータ用の駆動パルス数のカウントを開始し、一定パルス数以上をカウントしたならば、搬送する用紙の幅より狭いガイド位置に前記ジョガーを移動させて用紙の両縁をガイドし、
    前記排紙センサーによる前記排紙される用紙の後端検知に応じて前記ジョガーを前記受け入れ位置に戻し、
    排紙される用紙が前記排紙コロで排紙されるごとに前記一連の動作を行って排紙される用紙の束の端縁を揃える
    ことを特徴とするシート積載装置。
  2. 請求項1のシート積載装置において、
    第2揃え手段機構が、排紙される用紙の排出先側に位置し、用紙を受け入れることができるように所定の対向間隔をあけた受け入れ位置で待機する一対のジョガーを可動に有し、
    排紙センサーによる排紙される用紙の先端検知から排紙コロを駆動するモータ用の駆動パルス数のカウントを開始し、一定パルス数以上をカウントしたならば、搬送する用紙の幅より狭いガイド位置に前記ジョガーを移動させて用紙の両縁をガイドし、
    前記排紙センサーによる前記排紙される用紙の後端検知に応じて前記ジョガーを前記受け入れ位置に戻し、
    排紙される用紙が前記排紙コロで排紙されるごとに前記一連の動作を行って排紙される用紙の束の端縁を揃える
    ことを特徴とするシート積載装置。
  3. 請求項1または2のシート積載装置において、
    前記ジョガーが、排紙される前記用紙の両縁を保持して該用紙にコシをつけるための突起を有する
    ことを特徴とするシート積載装置。
  4. 請求項1から3のいずれかのシート積載装置において、
    画像形成装置側から用紙の種類が通知され、その通知された用紙の種類をもとに前記第1、第2揃え手段機構のジョガーによるガイドを行うか否かを判断する
    ことを特徴とするシート積載装置。
  5. 請求項1から3のいずれかのシート積載装置において、
    画像形成装置側から用紙の種類が通知され、その通知された用紙の種類に応じて前記ジョガーによる用紙のガイド量を変えて最適なガイドを可能とした
    ことを特徴とするシート積載装置。
  6. 請求項1から3のいずれかのシート積載装置において、
    ユーザーが設定したガイドの有無、ガイド量が通知され、その通知された情報をもとに前記ジョガーの制御を行う
    ことを特徴とするシート積載装置。
  7. 請求項1から6のいずれかのシート積載装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から6のいずれかのシート積載装置を画像形成装置の後処理装置として備えたことを特徴とする画像形成システム。
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