JP5262847B2 - シート積載装置、画像形成システム、シート積載装置の積載駆動制御方法、及び積載駆動制御プログラム - Google Patents

シート積載装置、画像形成システム、シート積載装置の積載駆動制御方法、及び積載駆動制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5262847B2
JP5262847B2 JP2009052231A JP2009052231A JP5262847B2 JP 5262847 B2 JP5262847 B2 JP 5262847B2 JP 2009052231 A JP2009052231 A JP 2009052231A JP 2009052231 A JP2009052231 A JP 2009052231A JP 5262847 B2 JP5262847 B2 JP 5262847B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
sub
alignment
aligning
sheet stacking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009052231A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010202389A (ja
Inventor
博士 平子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2009052231A priority Critical patent/JP5262847B2/ja
Publication of JP2010202389A publication Critical patent/JP2010202389A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5262847B2 publication Critical patent/JP5262847B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、搬入されてくる用紙、記録紙、シート状記録媒体などのシート部材(本明細書では、単に「シート」と称す。)を仕分けして集積する大容量のシート積載装置、このシート積載装置と画像形成装置をシステムに含む画像形成システム、大容量のシート積載装置で実行される積載駆動制御方法、及びこの積載駆動制御方法をコンピュータで実行するための積載駆動制御プログラムに関する。
画像形成装置から排紙された用紙を積載するシート積載装置は種々知られている。このようなシート積載装置では、大量にシートを受け入れて積載することから、画像形成装置の画像形成動作をできるだけ阻害しないで、積載されたシートを取り出す必要がある。このような装置として例えば特許文献1(特開2001−187665号公報)記載の発明が公知である。この発明は、トレイに積載されるシート状媒体を揃える揃え手段として、排出手段から排出されたシート状媒体がトレイ上に完全に積載される前に、当該シート状媒体の排出方向と平行な当該シート状媒体の端面に揃え部を接離させて前記端面の位置を揃える揃え動作を行なう揃え部材を設け、排出手段により排出されるシート状媒体を、前記排出の方向と直交するシフト方向に移動するトレイ上に、簡単な構成できれいに揃えられた状態で仕分けることができるようにしたものである。
前記特許文献1記載の発明では、排出手段から排出されたシート状媒体がトレイ上に完全に積載される前に、当該シート状媒体の排出方向と平行な当該シート状媒体の端面に揃え部を接離させて前記端面の位置を揃えるようにしている。その際、主走査方向の揃えに関しては用紙に加わる重力に頼っており、重力を利用することから水平揃えには向いていない。また、積極的にシート媒体を移動させてシート状態媒体を揃えるわけではないので、作業能率も高くなかった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、水平搬送方式における揃え精度の向上と、生産性の向上を図ることにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、シートを搬送するシート搬送手段と、前記シート搬送手段によって搬送されるシートを積載するシート積載手段と、前記シート積載手段上で前記シートの主走査方向の整合を行う主走査整合手段と、前記シート積載手段上で前記シートの副走査方向の整合を行う副走査整合手段と、前記副走査整合手段によって行われる副走査方向の整合を補助する副走査整合補助手段と、前記各手段の動作を制御する制御手段と、を備えたシート積載装置であって、前記副走査整合手段は、前記シートの両側に位置する第1及び第2の一対の揃え部、及びこの揃え部をシート端部に対して近接離間動作させる駆動部を有し、前記制御手段は、前記シートの副走査方向の整合を行う場合には、シート幅まで前記第1及び第2の揃え部を移動させ、その後、前記シートから一定距離離れた位置まで前記第1及び第2の揃え部の一方を先に移動させることを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記シートを一定の枚数毎に仕分けする仕分け手段をさらに備え、前記制御手段は、前記仕分け手段によって仕分けされた側にある前記揃え部の方を、反対側にある揃え部より遅いタイミングで前記シート幅から一定距離離れた位置まで移動することを特徴とする。
第3の手段は、第2の手段において、仕分けされた側にある前記揃え部の方が反対側にある前記揃え部より一定距離離れた位置までの移動量が大きいことを特徴とする。
第4の手段は、第1ないし第3のいずれかの手段において、一定距離離れた位置から再び用紙幅に移動する際に、1段階目の動作では、前記揃え部は用紙幅近くまで前記シート幅に対して対象の位置にあることを特徴とする。
第5の手段は、第1ないし第4のいずれかの手段において、前記揃え部は、1段階目の動作で前記シート幅に対して対称の位置に移動した後、2段階目の動作で用紙幅の位置に移動する際、2つの揃え部の動作開始タイミング、移動量が同じであることを特徴とする。
第6の手段は、第1ないし第5のいずれかの手段において、前記副走査整合手段の1段階目の動作完了のタイミングと前記主走査整合手段の1段階目の動作完了のタイミングが略同じであることを特徴とする。
第7の手段は、第1ないし第6のいずれかの手段において、前記主走査整合手段が2段階目の動作によりシート幅に移動するタイミングが前記副走査整合手段よりも遅いタイミングに設定されていることを特徴とする。
第8の手段は、第2の手段において、前記シートが前記副走査整合補助手段近辺を通過する際には、当該副走査整合補助手段をシート幅よりも離れた位置に移動させる退避手段を有することを特徴とする。
第9の手段は、第8の手段において、前記退避手段は、前記副走査整合補助手段を用紙から離れた位置に移動させた後、前記用紙仕分け手段が動作していないときに前記副走査整合補助手段を用紙幅まで復帰させることを特徴とする。
第10の手段は、第5の手段において、前記制御手段は、前記副走査整合補助手段により用紙整合補助を行った後、前記用紙副走査整合手段の2段階目の動作を行うことを特徴とする。
第11の手段は、シート上に可視画像を形成する画像形成装置と、第1ないし第10のいずれかの手段に係るシート積載装置と、を備えた画像形成システムを特徴とする。
第12の手段は、シートを搬送するシート搬送手段と、前記シート搬送手段によって搬送されるシートを積載するシート積載手段と、前記シート積載手段上で前記シートの主走査方向の整合を行う主走査整合手段と、前記シート積載手段上で前記シートの副走査方向の整合を行う副走査整合手段と、前記副走査整合手段による整合を補助する副走査整合補助手段と、を備えたシート積載装置の駆動制御方法であって、前記シートの両側に位置する第1及び第2の一対の揃え部、及びこの揃え部をシート端部に対して近接離間動作させる駆動部を有する前記副走査整合手段によって前記シートの副走査方向の整合を行う場合、シート幅まで前記第1及び第2の揃え部を移動させ、その後、前記シートから一定距離離れた位置まで前記第1及び第2の揃え部の一方を先に移動させることを特徴とする。
第13の手段は、シートを搬送するシート搬送手段と、前記シート搬送手段によって搬送されるシートを積載するシート積載手段と、前記シート積載手段上で前記シートの主走査方向の整合を行う主走査整合手段と、前記シート積載手段上で前記シートの副走査方向の整合を行う副走査整合手段と、前記副走査整合手段による整合を補助する副走査整合補助手段と、を備えたシート積載装置の駆動制御をコンピュータによって実行するための駆動制御プログラムであって、前記シートの両側に位置する第1及び第2の一対の揃え部、及びこの揃え部をシート端部に対して近接離間動作させる駆動部を有する前記副走査整合手段を駆動する制御手順として、前記シートの副走査方向の整合を行う場合には、シート幅まで前記第1及び第2の揃え部を移動させる手順と、その後、前記シートから一定距離離れた位置まで前記第1及び第2の揃え部の一方を先に移動させる手順と、を備えていることを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、シート搬送手段は搬送ローラ111及び従動ローラ113に、シート積載手段はシフトトレイ102に、主走査整合手段は先端ストッパ71に、副走査整合手段はメインジョガー機構部200に、副走査整合補助手段はサブジョガー310,310F,310Rを含むサブジョガー機構部300に、制御手段は画像形成装置PRのCPU及びスタッカ100のCPU100−1U,2Uに、揃え部はメインジョガー210,210F,210Rに、駆動部はステッピングモータ201、202、203及びこの付属機構に、仕分け手段はシフト機構部50に、シート積載装置はスタッカに、画像形成装置は符号PRに、それぞれ対応する。
本発明によれば、シートの副走査方向の整合を行う場合には、シート幅まで第1及び第2の揃え部を移動させ、その後、シートから一定距離離れた位置まで第1及び第2の揃え部の一方を先に移動させるので、シート整合時にシートのずれが生じにくくなり、水平搬送方式における揃え精度の向上を図ることができる。また、副走査方向及び主走査方向についてそれぞれ2段階の動作でシート揃えが可能となるので、生産性の向上を図ることができる。
本発明の実施形態に係る大容量シート積載装置の概略構成を示す図である。 図1のシート積載装置におけるシフト搬送機後部を示す斜視図である。 図1のシート積載装置における先端揃え機構を示す斜視図である。 図1のシート積載装置におけるメインジョガー機構を示す図で、シート排紙方向下流側から見た正面図である。 図1のシート積載装置におけるメインジョガー機構を示す図で、シート排紙方向上流側から見た斜視図である。 図1のシート積載装置におけるメインジョガー機構を示す図で、メインジョガーの斜視図である。 図1のシート積載装置におけるサブジョガー機構を示す図で、シート排紙方向上流側から見た斜視図である。 図1に示したシート積載装置を画像形成装置の後段に2段連結した画像形成システムのシステム構成を示す図である。 図8のスタッカの連結状態におけるシート搬送路の連結状態を示す図である。 図8及び図9に示した画像形成システムのオンラインの制御構成の概略を示すブロック図である。 1部が4枚のジョブを複数部処理するときのシート積載装置の各部の動作タイミングを示すタイミングチャートで、2部1枚目までの動作タイミングを示す。 1部が4枚のジョブを複数部処理するときのシート積載装置の各部の動作タイミングを示すタイミングチャートで、2部1枚目以降の動作タイミングを示す。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
1.全体構成
図1は、本発明の実施形態に係る大容量シート積載装置(以下、「スタッカ」と称す)の概略構成を示す図である。同図において、スタッカ100はスタッカ本体100A、昇降機構100B、昇降駆動機構100C、搬送機構100D、シフトトレイ102、及び台車109から基本的に構成され、例えば画像形成装置PRの後段に連結され、シート後処理装置の1つとして使用される。
昇降機構100Bは図1に示すようにスタッカ本体100Aの平面視4隅に垂直に設けられ、上下のタイミングプーリ105対と、このタイミングプーリ105対間に張設されたタイミングベルト104と、エレベータ(支持部材)103と、を備え、エレベータ103によってシフトトレイ102は支持されている。すなわち、エレベータ103の四隅は、計4本のタイミングベルト104によって吊られており、それぞれのタイミングベルト104は対応する計4つのタイミングプーリ105に巻き付けられている。エレベータ103の中央部は切り欠き部103aになっており、台車109は後述するが、シフトトレイ102を載置した状態で切り欠き部103aの前面の開放部からスタッカ本体100Aから引き出せるようになっている。
昇降駆動機構100Cは、エレベータ103を昇降させる機構であり、タイミングプーリ105と、テンションプーリ116,117と、これらのプーリ間に掛け渡されたタイミングベルト115と、このタイミングベルト115を回転駆動するトレイ昇降モータ108と、トレイ昇降モータ108の駆動力を、ウォームギヤ106を介して駆動側のタイミングプーリ105に伝達するギヤ列107とを備えている。
搬送機構100Dは、画像形成装置PR側から搬送されてきたシートをシフトトレイ102に排紙し、あるいは後段のシート処理装置に搬送するもので、第1ないし第3搬送路L1,L2,L3と、入口ローラ114と、第2搬送路L2あるいは第3搬送路L3のいずれかに切り換える第1の分岐爪120と、第1搬送路L1あるいは第2搬送路L2のいずれかに切り換える第2の分岐爪121と、を備えている。第1の搬送路L1はプルーフトレイ101にシートを排紙するための搬送路であり、第2の分岐爪121からプルーフトレイ101に排紙するまでの搬送路を指し、第2の搬送路L2は後段のシート処理装置にシートを搬送するための搬送路であり、入口部から排紙部までの搬送路を指し、第3の搬送路L3はシフトトレイ102にシートを排紙するための搬送路であり、第1の分岐爪からシフトトレイ102に排紙するまでの搬送路を指している。
なお、第3の搬送路L3のシート搬送方向の最下流部にはシフトトレイ102にシートを排紙するための搬送ローラ(排紙)111と、この搬送ローラ111にバネによって付勢され、圧接して従動する従動ローラ113が設けられ、これらのローラ111,113の間にシートがニップされる。また、シート搬送路に沿って第1及び第2のシート搬送パスセンサS1,S2が設けられ、搬送ローラ111の排紙部近傍には紙面センサS3が配置されている。なお、各シート搬送路L1,L2,L3には、複数の搬送ローラ122が配置され図示しない駆動機構によって駆動され、シートを所定の位置に搬送する。
また、図1において、昇降駆動機構100Cの上部には、シフトトレイ102に排紙され、集積されるシートを整合するためのジョガー210及びサブジョガー310が設けられている。
大略上記のように構成されたスタッカ100のスタッカ本体100Aには、隣接して設置された複写機等の画像形成装置PRから排出されたシートが矢印A方向から導入される。本実施例におけるスタッカ100は、プルーフ排紙モード、ストレート排紙モード、及びシフト排紙モードの動作モードを選択することができる。
プルーフ排紙モードは、シート搬送路L1を通して、プルーフトレイ101上にシートを導いてスタックする動作モードである。ストレート排紙モードは、シート搬送路L2を通して、本スタッカ100の後段に備えられた第2のスタッカ、後処理装置、製本装置、フィニッシャなどの他の装置にシートを導く動作モードである。シフト排紙モードは、シート搬送路L3を通して、シフトトレイ102上にシートを排出してスタックする動作モードである。シフト排紙モードにおいては、シフトトレイ102上の異なるシフト位置にシートをスタックする。
シフトトレイ102は、昇降可能なエレベータ103上に載置されている。前述のようにエレベータ103の四隅は、計4本のタイミングベルト104によって吊られており、それぞれのタイミングベルト104は対応する計4つのタイミングプーリ105に巻き付けられている。それらのタイミングプーリ105はウォームギヤ106と複数のギヤから構成される歯車列107によって連結されており、トレイ昇降モータ108の駆動力によって同期的に回転駆動されることによって、シフトトレイ102を保持した状態でエレベータ103を昇降させる。本実施例における昇降駆動機構100cでは、動力伝達系統がウォームギヤ106を介しているため、トレイ昇降モータ108が停止した位置でシフトトレイ102を一定位置に保つことができる。
昇降駆動機構100Cの駆動により、昇降機構100Bのエレベータ103が最下位置近傍まで下降したときに、シフトトレイ102が台車109上に載置され、エレベータ103がさらに降下することにより、エレベータ103による拘束が解除され、そのシフトトレイ102と共に、その上に積載されたシートを台車109によって搬出することができる。
110は、シート搬送路L3中の搬送ローラ111に連動して回転するパドルであり、シフトトレイ102上もしくはシフトトレイ102上に積載されたシート束上に排出されるシートの後端部を叩いて下方に押し付ける。また、シフトトレイ102上に積載されたシートの上面と先端部が当接するようにフィラーが設けられており、シートの積載面が高くなるとフィラー112を押し上げる。光学式の紙面センサS3は、フィラー112の動きに基づいて、シフトトレイ102上におけるシートのスタック高さを検出する。このような検知機構と昇降機構を備えているので、本実施例に係るスタッカ100では、紙面センサS3がONとなっているときは、トレイ昇降モータ108によってシフトトレイ102を下降させ、紙面センサS3がOFFとなってから、そのトレイ昇降モータ108を停止させる。したがって、シフトトレイ102上にスタックされたシートによって、紙面センサS3がONとなる毎に、シフトトレイ102が所定距離ずつ下降することになる。これにより、シフトトレイ102の最上位のシートの上面と搬送ローラ111と従動ローラ113のニップとの距離は、常に一定の範囲内に収まるようになっている。また、エレベータ103の下降方向最下部近傍に満杯センサS4が設けられ、シートの積載によりシフトトレイ102が順次下降し、満杯センサS4がエレベータ103の最下降位置を検知した時点でシフト排紙の満杯となる。なお、符号S5はプルーフトレイ101への排紙状態を検知する排紙センサである。
前記第1のシート搬送パスセンサS1は、シートの搬入口に設けられ、入口部のシートの通過を検出するためのセンサ(以下、「入口センサ」と称する)であり、第2のシート搬送パスセンサS2は第3搬送路L3中におけるシートの通過を検出するためのセンサ(以下、「排紙センサ」と称する)である。入口ローラ114は、画像形成装置PRから搬送されるシートをスタッカ本体100A内に搬入する機能を有する。
シフトトレイ102上に排紙されたシートは、ジョガー210及びサブジョガー310によりシート幅方向が整合され、先端ストッパ71によりシート搬送方向が整合される。
なお、図1では、スタッカ100は画像形成装置PRの後段に直接連結されているが、他のスタッカの後段、他のシート処理装置の後段に配置されても良く、また、このスタッカ100の後段に他のスタッカやフィニッシャなどが連結される場合もある。
2.シフト機構
図2はシフト搬送機後部を示す斜視図である。同図において、シフト搬送機構部50は、搬送ローラ111と従動ローラ113を図2の矢印G1,G2方向(矢印G1はスタッカ100の手前側、矢印G2はスタッカ100の奥側)に所定量移動させることによって、シフトトレイ102上におけるシートの排出位置を手前側または奥側にシフトする構成となっている。すなわち、搬送ローラ111と、従動ローラ113は、矢印方向に移動するホルダ51,52及びそれらを連結する軸53,54に連結されている。搬送ローラ111は、矢印G1,G2方向の移動位置の如何に拘わらずモータ55によって駆動され、回転する。すなわち、搬送ローラ111に取り付けられた従動ギヤ56は、ギヤ57,58、ベルト59を介してステッピングモータ55により駆動される駆動ギヤ60に対して、搬送ローラ111の矢印方向の移動位置に拘わらず噛合する。
ホルダ51にはラックギヤ61が設けられており、そのラック61は、ピニオン62を介してシフトモータ63に連結されている。搬送ローラ111と従動ローラ114は、図2の位置を中心位置として、矢印G1,G2方向に所定量(10mm)ずつスライドされる。また、搬送ローラ111と従動ローラ113のホームポジションは、中心位置に設定されており、光学式のホームポジションセンサS4により検知される。そのホームポジションを基準としてパルスモータ63を所定量回転させることによって、搬送ローラ111と従動ローラ113はシフト位置に移動する。
3.先端揃え機構
図3は先端揃え機構を示す斜視図である。同図において、先端揃え機構70は、シフトトレイ102上に排出されるシートの先端部を揃えるための機構であり、シート搬送方向と平行な方向である矢印H方向に位置調整可能な先端ストッパ71を備えている。先端ストッパ71はスライダ72に取り付けられており、スライダ72は、図3のように、軸心が矢印H方向に延びて配置された一対のシャフト73にスライド可能にガイドされている。スライダ72は、プーリ74,75の間に掛け渡されたベルト76に連結されている。そして、モータ77によってベルト76を駆動することにより、スライダ72は先端ストッパ71と共に矢印F方向に移動し、先端ストッパ71の位置が調整される。
スライダ72には遮蔽板78が備えられており、先端ストッパ71がホームポジションに移動したときに、遮蔽板78が光学式のホームポジションセンサS5によって検出される。
4.メインジョガー機構
図4ないし図6はメインジョガー機構を示す図で、図4はシート排紙方向から見た正面図、図5は斜視図、図6はメインジョガーの斜視図である。これらの図において、メインジョガー機構部200は、幅方向(用紙排出方向と垂直で水平な方向)の移動を制御するステッピングモータ201、202と、上下方向移動を制御するステッピングモータ203と、ステッピングモータ203のギヤに噛合するギヤ204と、ギヤ204が取り付けられる回転軸205と、回転軸に平行な駆動軸206と、駆動軸206に連結された第1及び第2のスライダ207F,207Rと、これら第1及び第2のスライダ207F,207Rを検出するセンサS6F,S6Rと、回転軸205の回転状態を示すギヤ204に備えられたフィラー208と、そのフィラー208を検出するセンサS7とから構成されており、第1及び第2のメインジョガー210F,210Rを両者間が広狭になるように、またこれらを上下するように動かす。センサS7にてフィラー208を検知した位置がホームポジションであり、第1及び第2のメインジョガー210F,210Rは下がった状態である。なお、本実施形態では、装置の手前側に位置する各部にはFの添え字を、奥側に位置する各部にはRの添え字を付し、区別している。
第1及び第2のメインジョガー210F,210Rは板状体からなり、それぞれに設けられた第1及び第2の揃え部211F,211Rはこれらメインジョガー210F,210Rの最下部に位置し、互いの対向面は前記シフト方向G1,G2と直交する平坦面からなる。
このように第1及び第2の揃え部211F,211Rを、互いの対向面がシフト方向G1,G2と直交する平坦面で構成したことにより、第1及び第2のメインジョガー210F,210Rをシフト方向G1,G2に移動することによって、トレイ102上に積載されたシートの端面に第1及び第2の揃え部211F,211Rを確実に接離させ、シート束を揃えることができる。
図6に示すように、第1及び第2のメインジョガー210F,210Rは、図1に示した搬送ローラ111から排出されたシートをこれら第1及び第2のメインジョガー210F,210Rの対向間隔内に導く際に該排出される用紙との干渉を避けるために、第1及び第2の揃え部211F,211Rの上方部分が、これら揃え部211F,211Rの対向間隔よりも広い間隔で形成された段状の第1及び第2の逃げ部212F,212Rを備えている。第1及び第2のメインジョガー210F,210Rは、それぞれ第1及び第2のスライダ207F,207Rにより根元を挟み込み押さえ付けるように構成されており、第1及び第2のスライダ207F,207Rの位置によって第1及び第2のメインジョガー210F,210Rが所定状態以上には下に垂れ下がらないようになっているが、上方向には自在に動くことができる。
第1及び第2のメインジョガー210F,210Rは、搬送ローラ111から排出されるシートを受け入れるときには、受け入れ可能な所定の間隔をあけた受け入れ位置で対向した状態で待機している。この状態で、シートが搬送ローラ111から排出されトレイ102上に積載される毎に受け入れ位置から対向間隔をせばめ、シート端面に当接する位置まで移動したのち、対向間隔を広げるように移動し、前記受け入れ位置に復帰する。この一連の揃え動作をシート排紙1枚毎に繰り返すことにより用紙の端面を揃える。
搬送ローラ111は用紙毎に矢印G1方向に10mmシフト動作を繰り返しながら第1の用紙束を構成する所定枚数の排出を終了した後、矢印G2方向に10mmシフト動作を繰り返し、次用紙束を積載していく。シフト方向切り換えの際、第1及び第2のメインジョガー210F,210Rが退避回転位置に移動することにより揃え部材退避状態となり、この退避状態のもとで搬送ローラ111はシフト動作を行う。
例えば、搬送ローラ111が第1のメインジョガー210F側にシフトする場合、第2のメインジョガー210Rはシフトトレイ102上に積載された排出用紙奥側面かつ前の「部」の用紙束上に当接する位置に配置されることとなる。前記第1のメインジョガー210Fはシフトトレイ102上に積載されている用紙手前側面に位置し、上下位置としてはホームポジションをとっている。搬送ローラ111のシフト動作が逆方向になる毎に回転軸205を、回転軸205に取り付けられた第1及び第2のアーム209F,209R(図5)が第1及び第2のメインジョガー210F,210Rの根元を下に押し付ける方向に回転させることにより退避位置へ移動させる。シフト動作が発生する毎に反対側の揃え部材を前の「部」の用紙束上に当接させる(乗せる)ようにし、排出された用紙束を揃えていく。このとき、第1及び第2のメインジョガー210F,210Rによって用紙がずれない摩擦係数に設定することによって用紙を安定して揃えることができるようにしている。
第1及び第2のメインジョガー210F,210Rの退避量については、センサS6F,S6Rによってフィラー208を検出するホームポジションからの退避量となるため、上昇量としては常に一定の量となる。ホームポジションから排出束最上位面+αの移動(上昇)をさせないと、シフト動作してくる積載された用紙束と干渉(接触)して、揃え束が崩れてしまうこととなる。 +αは最上位位置までの間のある位置となるが、α値が大きければ排出用紙のカール及び折りによる膨らみに対応する余裕度が増えるが、紙間が詰まった場合の次用紙受け入れに際しての復帰時間もかかってしまうことになる。
5.サブジョガー機構
図7に示すサブジョガー機構部300は、シフトトレイ102上に排出されるシートの先端部を揃えるための機構であり、ステッピングモータ301によって幅方向に位置調整可能な第1及び第2のサブジョガー310F,310Rを備えている。第1及び第2のサブジョガー310F,310Rはそれぞれ第1及び第2のスライダ311F,311Rに取り付けられており、第1及び第2のスライダ311F,311Rは、軸心をシートの幅方向に沿って配置した2本の平行なシャフト302,303にスライド可能にガイドされている。第1及び第2のスライダ311F,311Rは、第1及び第2のプーリ304,305の間に掛け渡されたベルト306に連結されている。
この構成で、ステッピングモータ301によってベルト306が駆動されることにより、第1及び第2のスライダ311F,311Rが第1及び第2のサブジョガー310F,310Rと共に幅方向に移動する。第2のスライダ311Rがホームポジションに移動したときに、図示しない光学式のホームポジションセンサによって検出される。
6.制御装置
図8は図1に示したスタッカ100を画像形成装置PRの後段に2段連結した画像形成システム1のシステム構成を示す図、図9は図8のスタッカの連結状態におけるシート搬送路の連結状態を示す図で、シフトトレイ102−1,2は最下位の引き出し可能位置に位置している。
図8において、画像形成装置PRの後段に第1のスタッカ100−1が連結され、第1のスタッカ100−1の後段にさらに第2のスタッカ100−2が連結されて1つの画像形成システム1を構成している。なお、第2のスタッカ100−2の後段にさらに第3のスタッカを連結し、あるいは、他の後処理装置を連結してシステムを構成することもできる。なお、第1のスタッカ100−1と第2のスタッカ100−2は同一の構成であり、以下の説明では、第1のスタッカ100−1の各部には、図1に示した各部の参照符号の後に添え字として「−1」を、第2のスタッカ100−2の各部には、添え字として「−2」を付して両者を区別する。また、画像形成装置PRには、前面側から選択操作が可能な操作表示手段として操作パネルPNLが設けられている。
図8及び図9では、画像形成装置PRの排紙口PRbに1台目の第1のスタッカ100−1の入口部L1−1aを、第1のスタッカ100−1の排紙部L2−1bに2台目の第2のスタッカ100−2の入口部L1−2aをそれぞれ接続させる。ここでは、第2のスタッカ100−2の排紙部L2−2bには、何も接続されていない。このようにスタッカ100−1,2を連結し、排紙口PRbと第1のスタッカ100−1の第1搬送路L1−1、第1のスタッカ100−1の第2搬送路L2−1と第2のスタッカ100−2の第1搬送路L1−2を接続すると、画像形成装置PRで印刷された用紙を第1及び第2のスタッカ100−1,2のそれぞれのスタック場所であるシフトトレイ102−1,2に搬送することが可能となる。
図10は図8及び図9に示した画像形成システムのオンラインの制御構成の概略を示すブロック図である。すなわち、図2及び図3に示したようなオンラインの画像形成システム1は、画像形成装置PRに対して第1及び第2のスタッカ100−1,2が接続されている。画像形成装置PR及び第1及び第2のスタッカはそれぞれCPU:U,100−1U,100−2Uと通信ポートP,100−1P1,100−1P2,100−2P1を備え、画像形成装置PRと第1のスタッカ100−1は通信ポートPと100−1P1とにより、第1及び第2のスタッカ100−1,2は通信ポート100−1P2と100−2P1とにより相互に通信可能となっている。操作パネルPNLは図示しないI/Fによって画像形成装置PRと接続され、画像形成装置PRのCPU:Uからの指示により後述の表示が実行され、操作パネルPNLからのキー入力(タッチパネルのタッチ入力)により画像形成装置PRに対してユーザから操作入力が行われる。
画像形成装置PR、第1及び第2のスタッカ100−1,2にそれぞれ搭載されているCPU100U,100−1U,100−2Uは、同じく画像形成装置PR、第1及び第2のスタッカ100−1,2にそれぞれ搭載されたROMに格納されたプログラムコードをそれぞれ読み出し、RAMに展開するとともに、RAMをワークエリア及びデータバッファとして使用して、前記プログラムコードにしたがった処理を実行する。これにより、以降に述べる各部をする動作タイミングが制御される。
これらの各装置は、前記通信ポートP,100−1P1,100−1P2,100−2P1を介して電気的に直列に、また、画像形成装置PRの排紙口PRbと搬送路L1−1、搬送路L2−1と,L1−2を介して機械的にも直列にライン状に接続されており、オンライン処理の場合には、電気的には同時に制御される。図示は省略するが、このように機械的及び電気的に連結することにより、操作パネルPNLから画像形成装置PRに対して、画像形成のモード設定、スタック先の選択、ジョブの設定などの画像形成及びシート後処理の種々の設定が可能となり、画像形成システムの全て動作及び処理の指示を行うことができる。なお、ここでは、スタッカを2段連結した例を示しているが、1段でもよいし(図1は1段の場合)、他の機能を有するシート後処理装置、フィニッシャなどを連結した場合には、他の機能にも拡張できることは言うまでもない。
第1及び第2のスタッカ100−1,2に搭載されているCPU100−1U,100−2Uが直接当該スタッカの各部を制御し、制御上に必要な情報、例えば用紙サイズ(用紙長、用紙幅サイズ)、搬送タイミング、仕分け部数、1部の枚数などは画像形成装置PRのCPU100Uから各スタッカのCPUに通知される。
7.各動作タイミング
図11A及び図11Bは各部の動作タイミングを示すタイミングチャートである。図11は1部が4枚のジョブを複数部処理するときのタイミングを示し、図11Aは2部1枚目まで、図11Bは2部1枚目以降のタイミングを示す。
図11において、動作が開始されると、第1及び第2のメインジョガー210F,210R、第1及び第2のサブジョガー310F,310R、先端ストッパ71が動作を開始する。第1及び第2のメインジョガー210F,210R、先端ストッパ71は、シートが搬送され、シフトトレイ102上でシートを積載したい位置に対して少し離れた箇所まで移動する。第1及び第2のサブジョガー310F,310Rについては、仕分けされる側の一方の端面と接する位置まで移動する。これらの位置が図8Aにおける第1及び第2のメインジョガー210F,210R、第1及び第2のサブジョガー310F,310R、並びに先端ストッパ71の初期状態である直線X1ないしX5で示されている。
その後、シートがシート搬送路L3を通して、矢印D方向からシフトトレイ102上にシートが搬送されてくる(入口センサS1オン−T1、排紙センサS2オン−T2、搬送ローラ111回転開始−T3)が、シートの先端が第1及び第2のサブジョガー310F、310Rに差し掛かるあたりで第1及び第2のサブジョガー310F、310Rがシートから逃げる方向へ10mm移動する動作を開始する(T4)ことによってシートの先端と第1及び第2のサブジョガー310F、310Rが接触するのを回避する。また、シートを排出し、シートが落下した時点で、第1及び第2のメインジョガー210F、210Rは初期位置(待機位置)からシート方向に5mmの移動を開始し(T6)さらにそれぞれ2mm、計7mm移動する(T7,T8)が、その前に第1及び第2のサブジョガー310F、310Rはシートの一方の端面と接触する位置に戻る(T5)。戻り量は10mmであり、元の位置に戻ったことになる。
これにより、第1及び第2のサブジョガー310F、310Rがシートの一方の端面の整合動作を行い(T5)、その後、第1及び第2のメインジョガー210F、210Rが整合動作を行う(T6,T7,T8)ことにより、一方の整合動作によるシートの挙動が安定した後にもう一方の整合動作を行うということになる。結果として、より精度の高い整合動作が可能となる。
シートが排出され、落下した時点で、第1及び第2のメインジョガー210F,210R、先端ストッパ71はシート方向へ移動を開始し(T6,T9)、積載したい位置からわずかに離れた場所まで移動する。すなわち、第1及び第2のメインジョガー210F,210Rでは、5mmの移動で2mm手前まで、先端ストッパ71は13mmの移動でシート先端から2mm手前までである。この位置は第1及び第2のメインジョガー210F、210R、先端ストッパ71全て一番近い用紙端面に対して同じ位置である。
上記動作が完了して一定時間後、第1及び第2のメインジョガー210F、210Rは同時に動作を開始して(T7,T8)積載したい位置まで2mm移動し(T7)、第1及び第2のメインジョガー210F、210Rの間隔はシート幅と同じ間隔を取ることにより、シートの副走査方向の整合動作を行う。その後、先端ストッパ71も積載したい位置まで2mm移動し(T10)、用紙突き当て位置と先端ストッパ71の間隔がシートの長さと同じ間隔を取ることにより、シートの主走査方向の整合動作を行う。
副走査方向から先に整合動作を行うのは、整合する手段として副走査方向の整合には第1及び第2のメインジョガー210F,210Rと第1及び第2のサブジョガー310F,310Rしかなく、1枚のシートにつき1回しか整合動作を行えないのに対し、主走査方向の整合には先端ストッパ71に加え、シート後端を突き当てるエンドフェンス99部分にパドル110があり、これにより主走査方向の整合は常に行われているため、副走査方向の整合動作を先に確実に完了し、その後主走査の整合を行うことにより、より精度の高い整合動作を可能としている。
その後、次のシートを受け入れるための動作を行うが、仕分け方向が第2のメインジョガー210R側への仕分けだった場合、第1のメインジョガー210F、先端ストッパ71が先にシートから遠ざかる位置へ離れる(T11,T13)。その後、次のシートが排出される直前に第2のメインジョガー210Rがシートから遠ざかる位置へ移動する(T15)。T11では第1のメインジョガー210Fは7mm後退し、T15では第2のメインジョガー210Rは17mm後退する。なお、第2のメインジョガー210Rが後退する前に、第1及び第2のサブジョガー310F,310Rが前記T4の動作を実行し(T12)、T13で先端ストッパ71の後退動作が終了した後、T14でT5の動作を行う。前記T15の後退動作はこの後に行われ、シートが排紙された後、第2のメインジョガー210Rは15mm進出し、T6の動作と同じように揃え位置から2mm手前まで移動する。その後、前記T7からの動作を繰り返し、1部目の整合動作を継続する。
部が次の部に代わる場合には、前述のようにシフト方向が切り換わる。シフト量は10mmなので、シフト方向切り換えの際、第1及び第2のメインジョガー210F,210Rが退避回転位置(41度回転)に移動する(T22)ことにより揃え部材退避状態となり、この退避状態のもとで搬送ローラ111はシフト動作を行う(T24)。第1のメインジョガー210FはT21で退避回転位置に移動する前に5mm後退し(T21)、T20とT21間で第1及び第2のメインジョガー210F,210Rは15mmシフト側に移動する(T23)。これらの動作を1枚毎、及び1部毎に繰り返すことにより、所望の部数の仕分けを行うことができる。
なお、前記第2のメインジョガー210Rの動作を遅くすることにより、パドル110の影響を受け、シートがずれやすい仕分け側のシートの挙動が安定し、精度の高い整合動作が可能になる。
以上のように、本実施形態によれば、
1)第1及び第2のメインジョガー210F,210Rの整合動作の動作タイミングを異ならせているので(T11,T15)、一方向へのシートの暴れを防ぐことができる。
2)シフトする方向が第2のメインジョガー210R側であれば、シートがずれやすい方向のメインジョガーである第2のメインジョガー210Rを第1のメインジョガー210Fよりも遅いタイミングで駆動しているので(T11<T15)、シートがずれにくくなる。
3)シート幅の近くに移動する1段階目の整合動作が完了した時点(T7)で第1及び第2のメインジョガー210F,210Rを同じ位置で停止させるので、シート幅まで移動する2段階目の整合動作のタイミング(T8)を合わせることが可能となり、同じ速度で動作させることにより、同時にシート幅まで移動することができる。
4)T8のタイミング及び移動量が同じなので、同時にシート幅まで到達することが可能となり、整合精度を向上させることができる。
5)シート幅近くまで移動する1段階目の整合動作時(T6)に、主走査方向と副走査方向の整合手段を用紙端に対して同じ位置まで移動させる(T8−2mm)ので、シートが大きく移動してしまうことを防ぐことができる。
6)シート幅まで移動する2段階目の整合動作のときに先端ストッパ71をメインジョガー210F,210Rよりも遅く移動させる(T8<T10)ので、副走査の整合を安定させることができる。これは、主走査方向の整合については先端ストッパ71だけでなく、パドル110などシート後端で主走査方向の整合を行う機構を備えているので、副走査よりも後に整合を行ったとしても、十分に整合することができる。
7)シートが副走査方向へずれたり、スキューしたときにシート先端とサブジョガー310F,310Rが接触しないように、サブジョガー310F,310Rがシート幅よりも離れた位置に移動する(T4,T12)ので、前記接触を回避することができる。
8)シフト機構部5のシフト動作が行われていないときにサブジョガー310F,310Rを動作させるので、仕分けによるシートの移動とサブジョガー310F,310Rの移動によりシートが激しく接触し、シートにダメージを与える可能性があるが、同時に動作することはないので、このようなダメージの発生を回避することができる。
9)サブジョガー310F,310Rをメインジョガー210F,210Rよりも先に動作させておくので(T5<T6)、大きなサイズの用紙先端側の挙動の安定を図ることが可能となり、メインジョガー210F,210Rによる整合の際の整合の精度を向上させることができる。
などの効果を奏する。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが対象となる。
本発明は大容量シート積載装置のみならず、シート状の部材を取り扱う生産治具、ロボット装置、玩具などのようにシート部材を搬送し、所定の処理を行う機器全般に利用することができる。
1 画像形成システム
50 シフト機構部
71 先端ストッパ
100 スタッカ
100−U 画像形成装置のCPU
100−1U、2U スタッカのCPU
102 シフトトレイ
110 パドル
111 搬送(排紙)ローラ
113 従動ローラ
200 メインジョガー機構部
201、202、203 ステッピングモータ
300 サブジョガー機構部300
310,310F,310R サブジョガー
210,210F,210R メインジョガー
PR 画像形成装置
特開2001−187665号公報

Claims (13)

  1. シートを搬送するシート搬送手段と、
    前記シート搬送手段によって搬送されるシートを積載するシート積載手段と、
    前記シート積載手段上で前記シートの主走査方向の整合を行う主走査整合手段と、
    前記シート積載手段上で前記シートの副走査方向の整合を行う副走査整合手段と、
    前記副走査整合手段によって行われる副走査方向の整合を補助する副走査整合補助手段と、
    前記各手段の動作を制御する制御手段と、
    を備えたシート積載装置であって、
    前記副走査整合手段は、前記シートの両側に位置する第1及び第2の一対の揃え部、及びこの揃え部をシート端部に対して近接離間動作させる駆動部を有し、
    前記制御手段は、前記シートの副走査方向の整合を行う場合には、シート幅まで前記第1及び第2の揃え部を移動させ、その後、前記シートから一定距離離れた位置まで前記第1及び第2の揃え部の一方を先に移動させることを特徴とするシート積載装置。
  2. 請求項1記載のシート積載装置であって、
    前記シートを一定の枚数毎に仕分けする仕分け手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記仕分け手段によって仕分けされた側にある前記揃え部の方を、反対側にある揃え部より遅いタイミングで前記シート幅から一定距離離れた位置まで移動することを特徴とするシート積載装置。
  3. 請求項2のシート積載装置であって、
    仕分けされた側にある前記揃え部の方が反対側にある前記揃え部より一定距離離れた位置までの移動量が大きいことを特徴とするシート積載装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のシート積載装置であって、
    一定距離離れた位置から再び用紙幅に移動する際に、1段階目の動作では、前記揃え部は用紙幅近くまで前記シート幅に対して対象の位置にあることを特徴とするシート積載装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のシート積載装置であって、
    前記揃え部は、1段階目の動作で前記シート幅に対して対称の位置に移動した後、2段階目の動作で用紙幅の位置に移動する際、2つの揃え部の動作開始タイミング、移動量が同じであることを特徴とするシート積載装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のシート積載装置であって、
    前記副走査整合手段の1段階目の動作完了のタイミングと前記主走査整合手段の1段階目の動作完了のタイミングが略同じであることを特徴とするシート積載装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載のシート積載装置であって、
    前記主走査整合手段が2段階目の動作によりシート幅に移動するタイミングが前記副走査整合手段よりも遅いタイミングに設定されていることを特徴とするシート積載装置。
  8. 請求項2記載のシート積載装置であって、
    前記シートが前記副走査整合補助手段近辺を通過する際には、当該副走査整合補助手段をシート幅よりも離れた位置に移動させる退避手段を有することを特徴とするシート積載装置。
  9. 請求項8記載のシート積載装置であって、
    前記退避手段は、前記副走査整合補助手段を用紙から離れた位置に移動させた後、前記用紙仕分け手段が動作していないときに前記副走査整合補助手段を用紙幅まで復帰させることを特徴とするシート積載装置。
  10. 請求項5記載のシート積載装置であって、
    前記制御手段は、前記副走査整合補助手段により用紙整合補助を行った後、前記用紙副走査整合手段の2段階目の動作を行うことを特徴とするシート積載装置。
  11. シート上に可視画像を形成する画像形成装置と、
    請求項1ないし10のいずれか1項に記載のシート積載装置と、
    を備えていることを特徴とする画像形成システム。
  12. シートを搬送するシート搬送手段と、
    前記シート搬送手段によって搬送されるシートを積載するシート積載手段と、
    前記シート積載手段上で前記シートの主走査方向の整合を行う主走査整合手段と、
    前記シート積載手段上で前記シートの副走査方向の整合を行う副走査整合手段と、
    前記副走査整合手段による整合を補助する副走査整合補助手段と、
    を備えたシート積載装置の積載駆動制御方法であって、
    前記シートの両側に位置する第1及び第2の一対の揃え部、及びこの揃え部をシート端部に対して近接離間動作させる駆動部を有する前記副走査整合手段によって前記シートの副走査方向の整合を行う場合、シート幅まで前記第1及び第2の揃え部を移動させ、その後、前記シートから一定距離離れた位置まで前記第1及び第2の揃え部の一方を先に移動させることを特徴とするシート積載装置の積載駆動制御方法。
  13. シートを搬送するシート搬送手段と、
    前記シート搬送手段によって搬送されるシートを積載するシート積載手段と、
    前記シート積載手段上で前記シートの主走査方向の整合を行う主走査整合手段と、
    前記シート積載手段上で前記シートの副走査方向の整合を行う副走査整合手段と、
    前記副走査整合手段による整合を補助する副走査整合補助手段と、
    を備えたシート積載装置の積載制御をコンピュータによって実行するための積載駆動制御プログラムであって、
    前記シートの両側に位置する第1及び第2の一対の揃え部、及びこの揃え部をシート端部に対して近接離間動作させる駆動部を有する前記副走査整合手段を駆動する制御手順として、
    前記シートの副走査方向の整合を行う場合には、シート幅まで前記第1及び第2の揃え部を移動させる手順と、
    その後、前記シートから一定距離離れた位置まで前記第1及び第2の揃え部の一方を先に移動させる手順と、
    を備えていることを特徴とするシート積載装置の積載駆動制御プログラム。
JP2009052231A 2009-03-05 2009-03-05 シート積載装置、画像形成システム、シート積載装置の積載駆動制御方法、及び積載駆動制御プログラム Expired - Fee Related JP5262847B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009052231A JP5262847B2 (ja) 2009-03-05 2009-03-05 シート積載装置、画像形成システム、シート積載装置の積載駆動制御方法、及び積載駆動制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009052231A JP5262847B2 (ja) 2009-03-05 2009-03-05 シート積載装置、画像形成システム、シート積載装置の積載駆動制御方法、及び積載駆動制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010202389A JP2010202389A (ja) 2010-09-16
JP5262847B2 true JP5262847B2 (ja) 2013-08-14

Family

ID=42964275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009052231A Expired - Fee Related JP5262847B2 (ja) 2009-03-05 2009-03-05 シート積載装置、画像形成システム、シート積載装置の積載駆動制御方法、及び積載駆動制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5262847B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5659763B2 (ja) * 2010-12-14 2015-01-28 株式会社リコー 用紙積載装置、及びこれを備えた画像形成装置
JP2012158444A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Ricoh Elemex Corp シート積載装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004026335A (ja) * 2002-06-21 2004-01-29 Hitachi Printing Solutions Ltd シート束整合装置
JP4267045B2 (ja) * 2006-09-06 2009-05-27 キヤノン株式会社 シート積載装置と画像形成装置
JP2008120509A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Ricoh Printing Systems Ltd 用紙取扱い装置及びそれを有する画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010202389A (ja) 2010-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007197198A (ja) シート媒体整合装置と画像形成システム
JP5376225B2 (ja) シート処理装置および画像形成装置ならびに画像形成システム
JP5310110B2 (ja) シート処理システム、画像形成システム、及びシート取扱方法
EP1898270B1 (en) Sheet stacking apparatus and image forming apparatus
JP2008308243A (ja) シート処理装置及びこれを備えたスタッカー
JP5273601B2 (ja) 用紙後処理装置
JP5262847B2 (ja) シート積載装置、画像形成システム、シート積載装置の積載駆動制御方法、及び積載駆動制御プログラム
JP5659763B2 (ja) 用紙積載装置、及びこれを備えた画像形成装置
JP5757399B2 (ja) 用紙積載装置及び画像形成装置
US20060066029A1 (en) Sheet post-process apparatus
KR20160026255A (ko) 후처리장치 및 이를 포함하는 화상형성장치
US11345560B2 (en) Sheet discharging device, processing device, and recording system
JP5375447B2 (ja) シート積載装置及び画像形成装置
JP4974400B2 (ja) シート処理装置及びスタッカー
JP2007176684A (ja) 用紙後処理装置
JP4974399B2 (ja) シート処理装置及びこれを備えたスタッカー
JP5310028B2 (ja) 用紙揃え装置、用紙揃え方法、用紙揃えプログラム及び画像形成装置
JP2010173834A (ja) 記録紙処理装置およびこれを用いた画像形成システム
JP6191946B2 (ja) シート収納装置及びこれを用いた後処理装置並びに画像形成システム
JP5644555B2 (ja) シート積載装置
JP5347852B2 (ja) シート積載装置、画像形成装置、及びシート積載方法
JP4081075B2 (ja) シート後処理装置
JP2009102130A (ja) シート部材処理装置及び画像形成システム装置
US20130028698A1 (en) Sheet processing apparatus
JP2016050091A (ja) シート集積装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120620

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130328

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130415

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5262847

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees