JP2012051121A - 多機能装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体内において、機能部品の動作位置からメンテナンス位置への移動のために必要な空間領域の増加を抑制することによって大型化が抑制された多機能装置を提供することにある。
【解決手段】第1機能部品51は、多機能装置11の動作時において多機能装置の筐体13内の定められた動作位置に位置するとともに、第1機能部品のメンテナンス時において筐体外の定められたメンテナンス位置に位置するように移動手段によって移動可能に構成され、第2機能部品15は、多機能装置の動作時において多機能装置の筐体13内に位置するとともに、多機能装置の筐体に対して、着脱可能に構成され、第2機能部品が多機能装置に装着された際に筐体内において占有する占有空間領域15Sの少なくとも一部に、第1機能部品が移動手段によって動作位置からメンテナンス位置に移動する移動経路が存在する。
【選択図】図2

Description

本発明は、異なる機能を受け持つ複数の機能部品を備えた多機能装置に関する。
搬送される記録媒体(例えば用紙)に対して、記録液としての液体(例えばインク)を噴射して付着させることによって記録媒体に所定の画像(文字や図形などを含む)を形成して記録する記録部を有する記録装置が知られている。このような記録装置において、例えばロール状に巻かれた長尺の記録媒体が記録部に対して給送されることによって、記録部において連続して搬送される記録媒体に、複数の画像を連続して記録する場合がある。このような場合、記録装置は、例えば、複数の画像が記録された記録媒体を、各画像の記録領域に応じた長さで切断する機能や、切断された記録媒体における記録面と反対側の裏面に例えば整理番号などの識別文字を印字する機能など、多くの機能を備えた多機能装置の一種となる。
このような多機能装置の一種である記録装置の一例として、特許文献1にカッターユニットと裏面印字ユニットという機能部品を備えたプリンターが記載されている。また、この種のプリンターにおいては、カッターユニットによって切断された記録媒体(ペーパー)の切り屑を受けて溜める切屑容器が他の機能部品として設けられている。
特開2009−179415号公報
特許文献1に記載された種類のプリンターにおいて用いられる裏面印字ユニットのような機能部品は、所定の文字数を印字した場合、例えばリボンなどの消耗品を交換したり、裏面印字ユニットの清掃を行ったりするなどのメンテナンスを通常行う必要がある。
しかしながら、裏面印字ユニットはプリンターの筐体内において、その上側には記録媒体が近傍に存在すると共に、その下側には切屑容器が配設される。このため、裏面印字ユニットをプリンターの筐体内に位置させたままでは、メンテナンスを行うことは困難であるため、裏面印字ユニットを筐体外に取り出す必要がある。このためには、裏面印字ユニットをメンテナンスすることが可能な筐体外の位置へ取り出すための移動経路となる空間領域を、筐体内に設ければよいのであるが、このようにするとプリンターが大型化してしまうという課題がある。
本発明は、上記課題を解決するためなされたものである。その主な目的は、筐体内において、機能部品の動作位置からメンテナンス位置への移動のために必要な空間領域の増加を抑制することによって大型化が抑制された多機能装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の多機能装置は、異なる機能を受け持つ第1機能部品と第2機能部品とを備えた多機能装置であって、前記第1機能部品は、前記多機能装置の動作時において前記多機能装置の筐体内の定められた動作位置に位置するとともに、前記第1機能部品のメンテナンス時において前記筐体外の定められたメンテナンス位置に位置するように移動手段によって移動可能に構成され、前記第2機能部品は、前記多機能装置の動作時において前記多機能装置の筐体内に位置するとともに、前記多機能装置の筐体に対して、着脱可能に構成され、前記第2機能部品が前記多機能装置に装着された際に前記筐体内において占有する占有空間領域の少なくとも一部に、前記第1機能部品が前記移動手段によって前記動作位置から前記メンテナンス位置に移動する移動経路が存在する。
この構成によれば、第1機能部品の移動を第2機能部品の占有空間領域を利用して行う。従って、装着された第2機能部品が抜取られることによって、第1機能部品を動作位置からメンテナンス位置に移動させることが可能となる。この結果、筐体内において、第1機能部品の動作位置からメンテナンス位置への移動のために必要な空間領域の増加を抑制することができるので、多機能装置の大型化を抑制することができる。
本発明の多機能装置において、前記第1機能部品は、前記移動手段によって、前記動作位置から鉛直方向における重力方向側へ移動するとともに、水平方向に移動して前記メンテナンス位置に位置する。
この構成によれば、移動手段は、第1機能部品を動作位置から移動させる場合、重力方向側に移動させる。従って、例えば第1機能部品の自由落下を用いることによって第1機能部品を容易に移動させることができる。また、第1機能部品をメンテナンス位置に位置させる場合、水平方向に移動させる。従って、例えば水平方向への引き出しによって容易にメンテナンス位置へ第1機能部品を移動させることができる。
本発明の多機能装置において、前記移動手段によって前記メンテナンス位置に移動するときの前記第1機能部品の移動方向は、装着された前記第2機能部品が前記筐体から抜取られる方向と同じ方向である。
この構成によれば、例えば多機能装置のメンテナンス作業者が、第1機能部品をメンテナンスするために、第2機能部品を抜取って、第1機能部品を動作位置からメンテナンス位置に移動させる場合、第2機能部品の抜取方向と、第1機能部品の移動方向とが、同じ方向となる。この結果、作業者は第1機能部品の移動に際して、方向を間違えることなく第1機能部品を移動させることができる確率が高くなる。
本発明の多機能装置において、前記移動手段は、移動台が設けられた1つの基台を4つのリンク部材によって平行に移動させるリンク機構と、前記基台に設けられた移動台を、前記第2機能部品が前記筐体から抜取られる方向と同じ方向にスライドさせるスライド機構と、を含んで構成され、前記第1機能部品は、前記移動台に載置されている。
この構成によれば、第1機能部品を動作位置からメンテナンス位置に移動させる場合、移動手段は、例えば、リンク機構によって重力方向に第1機能部品を移動させるとともに水平方向に同時に移動させる。その後さらにスライド機構によって第1機能部品を筐体外へ移動させる。従って、スライド量を必要とする場合は、このようにリンク機構とスライド機構とを備えることによって、第1機能部品を筐体外へ移動させることができる。
本発明の多機能装置において、前記第1機能部品は、前記メンテナンス位置から前記動作位置に移動する場合、前記動作位置に位置する前の状態では、鉛直方向および水平方向における位置が固定されない浮動状態で前記移動手段によって移動され、前記動作位置に位置する際、鉛直方向および水平方向における前記位置が位置決め部材によって位置決めされることによって、前記動作位置に位置決めされる。
この構成によれば、例えば、第1機能部品を反重力方向に移動して動作位置に位置させる場合、反重力方向側から重力方向側に突出した位置決め部材によって第1機能部品を動作位置に位置決めすることができる。このとき、位置決め前の状態を浮動状態とすることによって、位置決め前の状態において生ずる第1機能部品の鉛直方向および水平方向の位置誤差を吸収して動作位置に正しく位置決めすることができる。
本発明の多機能装置において、前記多機能装置は、一面に複数の記録領域を有する記録媒体を前記記録領域毎に切断する機能と、前記切断された記録媒体に対して前記一面と反対側の面に印字を施す機能と、を有し、前記第1機能部品は、前記一面と反対側の面に印字を施す印字ユニットであり、前記第2機能部品は、前記切断によって前記記録領域間に発生する前記記録媒体の切断片を溜める容器である。
この構成によれば、第2機能部品は記録媒体の切断片を溜める容器であるので、筐体において切断片を確実に取り込んで溜めるために相当の空間領域を占有する必要がある。また、印字ユニットは、切断後の記録媒体に印字することから切断片を溜める容器の近傍に配設される。従って、この切断片を溜める容器が占有する占有空間領域を、印字ユニットのメンテナンスに際して移動させる移動経路に用いることが可能である。
本発明の多機能装置において、前記記録媒体を搬送する搬送手段と、搬送される前記記録媒体の前記記録領域に対して、重力方向に記録液を噴射して前記記録領域に記録を施す液体噴射ヘッドと、を備え、前記記録媒体への記録装置として機能する。
この構成によれば、記録装置において、上記多機能装置と同様の効果を奏する。
実施形態のプリンターの概略構成を示す機能ブロック図。 実施形態のプリンターにおける印字ユニットの引き出し状態を示す斜視図。 印字ユニットが動作位置に位置する場合において、印字ユニットを移動させるリンク機構の状態図を含むプリンターの構成説明図。 印字ユニットがメンテナンス位置に位置する場合において、印字ユニットを移動させるリンク機構の状態図を含むプリンターの構成説明図。 変形例で、印字ユニットを動作位置からメンテナンス位置に移動する場合において、リンク機構を用いないで印字ユニットを移動させる移動方法の構成説明図。 変形例で、切屑容器以外の機能部の占有空間を利用する構成説明図。
以下、本発明を、ロール状に巻かれたロール紙RPから給送される長尺の記録媒体としての用紙Pに対して、記録液としてのインクを液体噴射ヘッドから噴射して画像を記録する多機能装置の一種である記録装置において具体化した実施形態を用いて説明する。
図1は、本実施形態の記録装置の一例としてのプリンター11のブロック構成図である。なお、以降の説明を容易にするため、図1に示したように、重力方向を下方向、反重力方向を上方向とする。また、これと交差する方向であって、給送された用紙Pが画像の記録時において搬送される搬送方向を前方向、搬送方向と反対方向を後方向とし、さらに重力方向および搬送方向の双方と交差する方向を、前方向から見て、それぞれ右方向(紙面手前方向)、左方向(紙面奥方向)と呼ぶことにする。
図1に示すように、プリンター11は、ロール紙RPが収容されたケース12と、ロール紙RPから給送される用紙Pに処理を施す記録部30、切断部40、裏面印字部50などの機能ブロックが設けられた筐体としての本体ケース13とを備えている。そして、本体ケース13の前側には、記録が施されて切断された用紙Psが排出される排紙トレイ17が設けられている。また、用紙Pの切断によって生ずる切断片Pkを受けて溜める容器(以降、「切屑容器」と呼ぶ)15が、本体ケース13の右側面において、表面から少し凹むように面が形成された凹部14内に配設されている。切屑容器15は、本実施形態では本体ケース13から搬送方向と直交する右方向に引き抜くことができるようになっており、その右方向の端面が凹部14において露出するとともに、その端面において切屑容器15を引く抜くための取手16が設けられている。
プリンター11に設けられた機能ブロックについて、プリンター11に備えられた搬送手段として機能する複数のローラー対によって搬送される用紙Pの搬送順に従って説明する。まず、ロール紙RPから巻き解かれた用紙Pは、給送ローラー対21によって、記録部30に給送されるようになっている。記録部30は、インクを噴射する液体噴射ヘッド31、用紙Pを支持する支持台32、用紙Pを搬送する搬送ローラー対22,23を有している。
記録部30では、ロール紙RPから給送された用紙Pを搬送して、用紙Pの上面(表面)に画像を記録する。まず搬送ローラー対22によって液体噴射ヘッド31と支持台32との間に用紙Pを送り出す。送り出された用紙Pの上面(表面)は液体噴射ヘッド31に対して所定の距離を保って搬送され、このとき、用紙Pの上面に液体噴射ヘッド31からインクが噴射されて画像が記録される。その後、用紙Pは搬送ローラー対23によって次の機能ブロックである切断部40に搬送される。なお、液体噴射ヘッド31は、搬送される用紙Pの幅方向に移動するキャリッジに搭載される所謂シリアル型式のヘッドや、用紙Pの幅方向に沿って固定配置されたヘッド本体にノズルが略用紙幅に渡って形成された所謂ラインヘッド型式のヘッドにより構成可能である。
切断部40は、回転刃などによって構成されるカッター41を機能部品として有し、用紙Pを、記録された画像に対応する記録領域毎に切断する。このとき、切断部40では、各々の記録領域について搬送方向の端部に存在する不要な記録領域を取り除くように切断がおこなわれるようになっている。このため、図示するように、用紙Pは、切断によって切断片Pkが発生し、発生した切断片Pkは重力方向に落下するようになっている。従って、この落下する切断片Pkを受けて溜めるために、機能部品(ここでは第2機能部品)としての切屑容器15が切断部40よりも下側に配設されている。
切断後の用紙Psは、次に裏面に文字を印刷する裏面印字部50に搬送される。裏面印字部50は、機能部品(ここでは第1機能部品)としての印字ユニット51、用紙Psを印字の際に上側から支持する支持台52、用紙Psを搬送する搬送ローラー対24,25を有している。裏面印字部50では、搬送される用紙Psを、まず搬送ローラー対24によって印字ユニット51と支持台52との間に用紙Psを送り出す。そして、送り出された用紙Psは、その下面(裏面)に印字ユニット51によってドットが記録されることによって所定の文字が印字され、搬送ローラー対25によって搬送方向に送られる。
その後、用紙Psは、例えば機能ブロックとしての乾燥部(不図示)に搬送され、機能部品としてのヒーターユニット(不図示)などによって乾燥が施されるなどの処理を経て、最後に搬送ローラー対26によって排紙トレイ17に排出されるようになっている。
さて、本実施形態のプリンター11において、印字ユニット51は、インクリボンを用紙Psの下面(裏面)に押し付けてインクドットを形成する所謂インパクトドット方式のプリンターユニットが用いられる。従って周知のように、消耗品となるインクリボンの交換作業が必要である。本実施形態のプリンター11では、インクリボンの交換作業を含めて印字ユニット51のメンテナンス作業ができるように、印字ユニット51を、本体ケース13の分解作業を行うことなく本体ケース13外に取り出せるようになっている。なお、インパクトドット方式のプリンター以外に、熱転写型のプリンターを採用することもできる。
すなわち、図2に示すように、まず切屑容器15を、本体ケース13の凹部14において露出する取手16を把持して、本体ケース13から抜取る。なお、ここでは抜取方向は右方向となっている。切屑容器15の抜き取りによって、本体ケース13内には、切屑容器15が占有していた占有空間領域15Sが、部材が何も存在しない空洞の空間として生まれる。この占有空間領域15Sの少なくとも一部を移動経路として用いることによって、印字ユニット51を用紙Psに印字を行う動作位置から、図2に示したように、メンテナンス作業が行えるメンテナンス位置に移動させることができるようになっている。
本実施形態では、印字ユニット51は2つの印字ヘッド54を有しており、各々のヘッドについてインクリボンの交換がおこなわれる。また、印字ユニット51は移動台58に載置され、移動台58の抜取方向(右側)に設けられた引出用取手58aを掴んで引き出すことによって、印字ユニット51を本体ケース13外に引き出すことができるようになっている。また、本実施形態では、印字ユニット51が用紙Psに印字を行う動作位置に固定された状態を解除するための固定解除取手59が設けられている。この固定解除取手59については、後ほど補足説明する。
次に、印字ユニット51は、プリンター11に備えられた移動手段によって、動作位置からメンテナンス位置に移動するように構成されている。この移動手段による印字ユニット51の移動について、まず、プリンター11の動作状態において、印字ユニット51が動作位置DPに位置している状態を、図3を用いて説明する。その後、印字ユニット51が移動してメンテナンス位置MPに位置している状態を、図4を用いて説明する。
図3に示したように、印字ユニット51は、動作状態において印字ヘッド54が用紙Psの裏面側に近接配置され、支持台52によって支持された用紙Psに対してインクリボンのインクを転写してドットを形成できる状態になっている。印字ユニット51は、2つの印字ヘッド54を搭載したユニットベース53と、2つの印字ヘッド54間に設けられたヘッド間枠体55とを有している。このヘッド間枠体55には、前後方向において2つの案内穴55hが設けられている。ユニットベース53は1つ又は複数のコイルばね57によって、移動台58に対して上下、左右、前後のいずれの方向においても移動できる浮動状態で移動台58に載置されている。
プリンター11の本体ケース13側には、2つの印字ヘッド54間において本体ケース13に固定された固定枠56が設けられている。この固定枠56には、印字ユニット51の動作位置DPへの移動方向と反対方向となる下方向に突出した形状を有する案内ピン56pが、前後方向において2つ設けられている。
そして、印字ユニット51が下方向から上方向に移動して動作位置DPに位置する際に、案内ピン56pと、ヘッド間枠体55に形成された案内穴55hとがそれぞれ係合するようになっている。この係合によって、印字ユニット51は、上下、左右、前後の全ての方向において位置決めされるようにピン形状と穴形状とがそれぞれ設定されている。従って、案内ピン56pと案内穴55hとは位置決め部材として機能する。なお、本実施形態では、印字ユニット51は、このように位置決めされた状態、すなわち動作位置DPに位置する状態にて、図示しないロック機構(例えば基台61あるいは移動台58を少なくとも下方向に移動させないようにするロック機構など)によって固定されるようになっている。
さて、移動台58は、基台61に対して左右方向にスライド可能に設けられている。移動台58の右側端部には、引出用取手58aが設けられている。その左側には、前述するように固定解除取手59が、引出用取手58aと隙間をあけて隣接配置されている。固定解除取手59は、例えばメンテナンス作業者が下側から手(片手)で引出用取手58aを握る際に、同時に握ることができるとともに、握る際の力によって引出用取手58a側にスライドさせることができるようになっている。このスライドによって、ロック機構のロックが解除され、印字ユニット51は、動作位置DPに固定された状態が解除されるようになっている。
基台61は、略矩形形状を有し、前後方向(紙面に対して垂直方向)の両端部には、前後方向に対して直交する平坦な側面がそれぞれ形成されている。これらの側面には、それぞれ2つの板状のリンク部材62,63が設けられている。リンク部材62は、その一端が回転軸62aによって基台61に対して回動自在に軸支され、リンク部材63は、その一端が回転軸63aによって基台61に対して回動自在に軸支されている。また、リンク部材62は、その他端が回転軸62bによって、本体ケース13側に固定された固定板64に対して回動自在に軸支され、リンク部材63は、その他端が回転軸63bによって固定板64に対して回動自在に軸支されている。そして、リンク部材62,63は略平行になるように配設されている。このように基台61の前後方向の両端部に設けられた2つのリンク部材62と2つのリンク部材63との合計4つのリンク部材によってリンク機構60が構成されている。基台61は、このリンク機構60によって、傾くことなく水平状態を維持しながら移動できるように構成されている。
本実施形態では、回転軸62bにおいてリンク部材62と固定板64との間にダンパー(ロータリーダンパー)65が取り付けられている。ダンパー65は、回転軸62bを中心にして回転するリンク部材62の回転に対して緩衝力(ダンパー力ともいう)を発生させることによって、リンク部材62の回転速度を減少させる。こうすることで、印字ユニット51が、リンク機構60によって動作位置DPからメンテナンス位置MP(図4参照)へ移動する際に、ゆっくり移動するようになっている。なお、ダンパー65が設けられる回転軸は、必ずしも回転軸62bに限定されるものでなく、回転軸63bなど他の回転軸に取り付けられていてもよい。またダンパー65が複数の回転軸に取り付けられていても勿論よい。
さて、印字ユニット51を動作位置DPからメンテナンス位置MPに移動させる場合、前述するように、作業者によってまず切屑容器15の抜取り作業が行われる。本実施形態では、図3に示すように、基台61の最下面と切屑容器15の最上面15tとの間に隙間GAPを有するように切屑容器15が配設されている。従って、作業者は、取手16を掴んで切屑容器15を本体ケース13から引き出して抜取ることができるようになっている。
ところで、基台61(移動台58)は、本体ケース13において切屑容器15よりも上側に位置するため、引出用取手58aの位置を確かめるためには、本体ケース13の下側から覗く必要がある。一般的に下から覗く姿勢は、上から見下ろす姿勢に比べて作業者にとって楽な姿勢ではない。また、下から覗いた場合でも、例えば引出用取手58aの位置が本体ケース13によって隠れる位置にある場合は、引出用取手58aを視認することができないこともある。そこで、本実施形態では、切屑容器15が抜取られた状態において、引出用取手58a(固定解除取手59)が容易に視認できるように、本体ケース13に設けられた凹部14における本体ケース13の下側部分13bに、所定の反射面積を有する反射鏡MRが配設されている。すなわち、反射鏡MRによって反転させることで、図示するように上側から引出用取手58aの位置を見定めることができるようになっている。
もとより、反射鏡MRの配設位置および反射面の形状および大きさは、実際の作業性を考慮して視認し易いように設定することが好ましい。さらに、反射鏡MRは、例えば切屑容器15が抜取られたのち、左右、前後方向あるいは上下方向に移動可能としたり、水平方向に対して傾けたりすることができるようになっていてもよい。また、反射面を平坦面でなく凹面や凸面にするようにしてもよい。さらに、反射鏡の材料も、一般的に用いられるガラスなどのほか、割れ難い金属や樹脂を用いるようにすればよい。
次に、固定解除取手59がスライドしてロックが解除されると、印字ユニット51は、図4に示したように、メンテナンス位置MPに移動する。すなわち、基台61はリンク機構60によって、まず主たる移動方向を下方向として動作位置DPから移動を開始するとともに、主たる移動方向が徐々に水平方向である右方向へ変化する移動経路MLで、水平状態を保ったまま占有空間領域15S内を移動する。従って、この基台61に設けられた移動台58およびこの移動台58にコイルばね57を介して載置された印字ユニット51は、それらの移動経路が少なくとも占有空間領域15S内の一部に存在するように、基台61の移動と共に移動する。こうして、リンク機構60は、印字ユニット51の移動手段として機能する。
本実施形態では、基台61(印字ユニット51)は重力方向である下側方向への移動すなわち落下を含んで移動するようになっている。そこで、この下側方向への移動の際に、基台61(印字ユニット51)が急激に落下しないように、回転軸62bに取り付けられたダンパー(ロータリーダンパー)65のダンパー力によって、ゆっくり移動するようになっている。なお、本実施形態では、ダンパー65は、基台61の上側方向への移動、つまり印字ユニット51を動作位置に戻す場合にはトルクが発生しないように、一方向(ワンウェイ)クラッチ機構を有している。従って、作業者は、大きな力を用いることなく印字ユニット51を動作位置DPに移動させることができるようになっている。
本実施形態のプリンター11では、基台61は、リンク機構60によって、印字ユニット51が占有空間領域15S内に位置する範囲であって、できるだけ右側に移動した位置まで移動するようにリンク機構60が構成されている。すなわち、図示するように、印字ユニット51は、リンク機構60による移動の最下点を少し過ぎた位置まで移動するように構成されている。
また、印字ユニット51は、この状態において本体ケース13内に依然として位置するために、本実施形態のプリンター11では、さらに移動台58が右側に移動できるようになっている。例えば、図示しないが、基台61に設けられたレールガイドと、移動台58に設けられたスライドレールとによって、基台61と移動台58との間でスライド機構70が構成されている。従って、このようなスライド機構70によって、作業者は引出用取手58aを右方向に引くことによって、移動経路MLによる移動に引き続いて、更に印字ユニット51を水平方向の移動経路MSに沿って移動させることができるようになっている。従って、本実施形態では、リンク機構60に加えてスライド機構70が移動手段として機能する。この結果、図示するように、印字ユニット51を本体ケース13外へ引き出してメンテナンス位置MPに位置させることができるようになっている。
なお、印字ユニット51をメンテナンス位置MPから動作位置DPに戻す場合は、移動手段として機能するスライド機構70とリンク機構60とについて、上記説明と逆の動作を行えばよい。すなわち、まず引出用取手58aを左方向に押すことによって、移動台58はスライド機構70によって基台61に戻される。さらに続けて引出用取手58aを左方向に押すことによって、基台61はリンク機構60によって左方向から上方向に主たる移動方向を変えながら移動する。その後、前述するように、動作位置DPに位置決めされてロックされるようになっている。
上記説明した第1実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)印字ユニット51の移動を切屑容器15の占有空間領域15Sを用いて行うようになっている。従って、装着された切屑容器15が抜取られることによって、印字ユニット51を動作位置DPからメンテナンス位置MPに移動させることが可能となる。この結果、本体ケース13内において、印字ユニット51の動作位置DPからメンテナンス位置MPへの移動のために必要な空間領域の増加を抑制することができるので、プリンター11の大型化を抑制することができる。
(2)印字ユニット51を動作位置DPからメンテナンス位置MPに移動させる場合、リンク機構60は、動作位置DPから、まず重力方向側に印字ユニット51を移動させることになる。従って、例えば印字ユニット51の自由落下を用いることによって印字ユニット51を動作位置DPから移動させることができるので、リンク機構60の構成が容易になる。また、印字ユニット51をメンテナンス位置MPに位置させる場合、水平方向である右方向に移動させる。従って、水平方向への引き出しによって容易にメンテナンス位置MPへ印字ユニット51を移動させることができる。
(3)例えばプリンター11のメンテナンス作業者が、印字ユニット51をメンテナンスするために、切屑容器15を抜取って、印字ユニット51を動作位置DPからメンテナンス位置MPに移動させる場合、切屑容器15の抜取方向と、印字ユニット51の本体ケース13外への引き出し方向とが、同じ方向となる。この結果、作業者は印字ユニット51の移動に際して、方向を間違えることなく印字ユニット51を移動させることができる確率が高くなる。
(4)印字ユニット51を動作位置DPからメンテナンス位置MPに移動させる場合、リンク機構60によって重力方向に印字ユニット51を移動させるとともに水平方向(右方向)に同時に移動させる。その後さらにスライド機構70によって印字ユニット51を本体ケース13外へ移動させる。従って、印字ユニット51を本体ケース13外へ引き出す際に、右方向への大きなスライド量を必要とする場合は、このようにリンク機構60とスライド機構70とを備えることによって、印字ユニット51を本体ケース13外へ移動させることができる。
(5)印字ユニット51を重力方向側から反重力方向側に印字ユニット51を移動させることによって、反重力方向側から重力方向側に突出した案内ピン56pによって印字ユニット51を動作位置に位置決めすることができる。このとき、位置決め前の状態を浮動状態とすることによって、位置決め前の状態において生ずる印字ユニット51の鉛直方向および水平方向の位置誤差を吸収するので、印字ユニット51を動作位置DPに正しく位置決めすることができる。
(6)切屑容器15は用紙Pの切断片Pkを溜める容器であるので、本体ケース13において切断片Pkを確実に取り込んで溜めるために相当の空間領域を占有する必要がある。また、印字ユニット51は、切断後の用紙Psに印字することから切断片Pkを溜める切屑容器15の近傍に配設される。従って、この切屑容器15が占有する占有空間領域15Sを、印字ユニット51のメンテナンスに際して移動させる移動経路に用いることが可能である。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・上記実施形態において必ずしもリンク機構60を用いなくてもよい。例えば、印字ユニット51を全てスライド機構によるスライド移動によって動作位置DPからメンテナンス位置MPに移動させるようにしてもよい。この変形例について、図5を用いて説明する。なお、上記実施形態と同じ構成部品については同じ符号を付し説明を省略する。
図5に示すように、プリンター11は、占有空間領域15Sよりも左方向となる奥側において、上下方向に軸方向を有するガイド軸69が前後(紙面垂直方向)に2つ配設されている。これらのガイド軸69に係合して上下方向にスライド移動するように基台61hが取り付けられている。この基台61hには移動台58hが左右方向にスライド可能に設けられている。移動台58hは、例えば上記実施形態における移動台58よりも左右方向に長い形状を有することによって、大きなスライド量が得られるようになっている。
このように構成された本変形例において、切屑容器15が抜取られた後、動作位置DPに位置する印字ユニット51は、ロックが解除されると、図示するように、まず移動経路Zで下方向にスライド(降下)する。このとき、ガイド軸69に設けられた不図示のダンパー(リニアダンパー)によってダンパー力が発生するようになっている。降下の後、引出用取手58aを掴んで移動台58hを右方向に引き出すことによって、印字ユニット51を移動経路Xで右方向にスライドさせる。こうして、リンク機構を用いることなく、2つのスライド移動によって、印字ユニット51を、占有空間領域15Sを利用して動作位置DPからメンテナンス位置MPへ移動させることができる。なお、本変形例の場合は、印字ユニット51が動作位置DPに向かって鉛直方向に移動することから、案内ピン56pと案内穴55hとの係合による位置決めが、確実に行われるようになる。
・上記実施形態において、印字ユニット51を、切屑容器15以外の機能部品の占有空間領域を用いて本体ケース13外に位置させるようにしてもよい。例えば、プリンター11において使用されるインクの廃液を溜める廃インクタンク(不図示)を機能部品として備える場合、廃インクタンクは、プリンター11において本体ケース13の下側に着脱可能に配置されることが多い。そこで、例えば廃インクタンクを印字ユニット51の下側に配置させることによって、廃インクタンクを切屑容器15と同様に第2機能部品として用いることができる。すなわち、廃インクタンクの占有空間領域を用いて、印字ユニット51を動作位置DPからメンテナンス位置MPに移動させることが可能である。
・上記実施形態では、印字ユニット51を、下側つまり重力方向側に移動するようにしたが、逆に上側すなわち反重力方向側に移動させるようにしてもよい。例えば、印字ユニット51を、搬送される用紙Psの上面側に配設されるヒーターユニット80の装着時の占有空間領域を利用して、本体ケース13外に移動させるようにしてもよい。この変形例について、図6を用いて説明する。なお、上記実施形態と同じ構成部品については同じ符号を付し説明を省略する。
図6に示すように、プリンター11には、記録された用紙Psにおける記録液を乾燥させるために熱風を吹き出して用紙Psに当てる略直方体形状のヒーターユニット80が、本体ケース13に設けられた占有空間領域80Sにおいて着脱可能に設けられている。本変形例では、ヒーターユニット80は、印字ユニット51の上方に配置されているものとする。そこで、印字ユニット51をこの占有空間領域80Sを移動経路として用いることによって、印字ユニット51を本体ケース13外に位置させるようにする。
例えば、本変形例では、用紙Psが搬送されていない状態で、占有空間領域80Sよりも奥側の下方向に位置する支持台52を左方向もしくは右方向にスライド移動させることができるようになっている。そして、支持台52をスライド移動させたのちに露出する印字ユニット51を、上記実施形態と同様なリンク機構不図示、あるいはスライド機構(不図示)によって、図中破線で示したように、搬送ローラー対24,25の間を抜けて上方向に移動させることができるようになっている。このように、上方向への移動によって、印字ユニット51を動作位置DPからメンテナンス位置MPへ移動させることが可能である。
・上記実施形態において、印字ユニット51がリンク機構60によって本体ケース13外に位置する場合は、移動台58を右側にスライドさせるスライド機構70を備えなくてもよい。こうすれば、例えば基台61と移動台58とを一体化できるなど構造が簡単になる。
・上記実施形態において、リンク機構60は印字ユニット51を前後方向と直交する面に沿って移動するように構成されているが、前後方向に対して斜めの面に沿って移動するように構成されていてもよい。印字ユニット51に対して、切屑容器15が真下でなく前後方向にずれた位置に装着されている場合は、このように真下へ移動させるのではなく斜め下側へ移動させる。こうすることによって、占有空間領域15Sに印字ユニット51の移動経路を存在させることが可能となり、従って占有空間領域15Sを利用することができる。
・上記実施形態において、切屑容器15および印字ユニット51が、用紙Pの搬送方向と同じ前後方向側において引き出されるように構成された形態としてもよい。プリンター11の構造によっては、このように移動方向を設定することで、印字ユニット51を動作位置DPからメンテナンス位置MPに移動させることができる。
・上記実施形態において、切屑容器15の抜取方向と、印字ユニット51の引き出し方向が異なる方向であってもよい。プリンター11の構造によっては、このように抜取方向と引き出し方向が異なる構成も含まれる。
・上記実施形態において、第1機能部品は必ずしも印字ユニット51に限るものでないことは勿論である。メンテナンスが必要な機能部品であって、プリンター11の動作時において本体ケース13内に配設され、ケース外部から容易にメンテナンスができない部品であれば、どのような部品であってもよい。
・上記実施形態では、記録装置の一例としてインクを噴射するインクジェット式のプリンター11を採用したが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする記録装置を採用してもよい。微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の記録装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記記録装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、記録装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクが挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。また、記録装置の具体例としては、上記実施形態で説明したような用紙がロール状に巻かれたロール紙を収容体(ケース12)に備えた装置に限られない。例えば、可撓性を有する基板や金属板、あるいはプラスチックシートや布など、長尺状の記録媒体がロール状に巻かれているものを収容体に備えた装置であれば、いずれも記録装置として採用することができる。さらに、収容体に備えられた長尺状の記録媒体は、例えば葛折状になっているなどのように必ずしもロール状に巻かれていなくてもよい。
・上記実施形態において、多機能装置の一種として記録装置以外を採用してもよい。メンテナンスが必要な機能部品と本体ケースに着脱される機能部品とを備えた装置であれば、本発明を適用することができる。
11…多機能装置の一種である記録装置としてのプリンター、13…筐体としての本体ケース、15S…占有空間領域、15…第2機能部品としての切屑容器、31…液体噴射ヘッド、51…第1機能部品としての印字ユニット、56p…案内ピン、58,58h…移動台、60…リンク機構、61,61h…基台、62,63…リンク部材、70…スライド機構、80…ヒーターユニット、80S…占有空間領域、P…記録媒体としての用紙、X,Z,ML,MS…移動経路、DP…動作位置、MP…メンテナンス位置、Pk…切断片。

Claims (7)

  1. 異なる機能を受け持つ第1機能部品と第2機能部品とを備えた多機能装置であって、
    前記第1機能部品は、前記多機能装置の動作時において前記多機能装置の筐体内の定められた動作位置に位置するとともに、前記第1機能部品のメンテナンス時において前記筐体外の定められたメンテナンス位置に位置するように移動手段によって移動可能に構成され、
    前記第2機能部品は、前記多機能装置の動作時において前記多機能装置の筐体内に位置するとともに、前記多機能装置の筐体に対して、着脱可能に構成され、
    前記第2機能部品が前記多機能装置に装着された際に前記筐体内において占有する占有空間領域の少なくとも一部に、前記第1機能部品が前記移動手段によって前記動作位置から前記メンテナンス位置に移動する移動経路が存在することを特徴とする多機能装置。
  2. 請求項1に記載の多機能装置において、
    前記第1機能部品は、前記移動手段によって、前記動作位置から鉛直方向における重力方向側へ移動するとともに、水平方向に移動して前記メンテナンス位置に位置することを特徴とする多機能装置。
  3. 請求項1または2に記載の多機能装置において、
    前記移動手段によって前記メンテナンス位置に移動するときの前記第1機能部品の移動方向は、装着された前記第2機能部品が前記筐体から抜取られる方向と同じ方向であることを特徴とする多機能装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の多機能装置において、
    前記移動手段は、移動台が設けられた1つの基台を4つのリンク部材によって平行に移動させるリンク機構と、前記基台に設けられた前記移動台を、前記第2機能部品が前記筐体から抜取られる方向と同じ方向にスライドさせるスライド機構と、を含んで構成され、
    前記第1機能部品は、前記移動台に載置されていることを特徴とする多機能装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の多機能装置において、
    前記第1機能部品は、
    前記メンテナンス位置から前記動作位置に移動する場合、前記動作位置に位置する前の状態では、鉛直方向および水平方向における位置が固定されない浮動状態で前記移動手段によって移動され、
    前記動作位置に位置する際、鉛直方向および水平方向における前記位置が位置決め部材によって位置決めされることによって、前記動作位置に位置決めされることを特徴とする多機能装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の多機能装置において、
    前記多機能装置は、一面に複数の記録領域を有する記録媒体を前記記録領域毎に切断する機能と、前記切断された記録媒体に対して前記一面と反対側の面に印字を施す機能と、を有し、
    前記第1機能部品は、前記一面と反対側の面に印字を施す印字ユニットであり、
    前記第2機能部品は、前記切断によって前記記録領域間に発生する前記記録媒体の切断片を溜める容器である
    ことを特徴とする多機能装置。
  7. 請求項6に記載の多機能装置において、
    前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
    搬送される前記記録媒体の前記記録領域に対して、重力方向に記録液を噴射して前記記録領域に記録を施す液体噴射ヘッドと、を備え
    前記記録媒体への記録装置として機能することを特徴とする多機能装置。
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