JP2012049853A - 携帯端末、テレビジョン放送自動選局方法およびテレビジョン放送自動選局プログラム - Google Patents

携帯端末、テレビジョン放送自動選局方法およびテレビジョン放送自動選局プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】移動中であっても視聴中のテレビジョン放送を最適のチャンネルに自動的に切り替え可能な携帯端末を提供する。
【解決手段】移動しながらテレビジョン放送を視聴している際に、あらかじめ定めた一定時間経過する都度、GPS機能による測位を繰り返し、直前の測位結果の例えば第1回目のGPS測位点p1と今回の測位結果の例えば第2回目のGPS測位点p2とを直線で結ぶ延長線の直線経路l上にあって、今回の測位結果の位置からあらかじめ定めた距離Dだけ移動した位置を今後通過する予想通過点p3として予測し、予測した該予想通過点p3に向かう携帯端末1の移動方向において受信電界強度が最も強い(例えば直線経路lに最も近い放送局bが存在する)放送エリアBのチャンネルCH2を、次に切り替えるべき放送エリアのチャンネルとして、現在視聴中のテレビジョン放送と同系列の番組を放送している隣接の放送エリアのチャンネルの中から抽出する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、携帯端末、テレビジョン放送自動選局方法およびテレビジョン放送自動選局プログラムに関し、特に、移動中の携帯端末に搭載のワンセグ放送用のデジタルテレビジョン放送受信装置において地上デジタルテレビジョン放送の自動選局を可能とする仕組みに関する。
一般に、移動端末例えば携帯端末に搭載されているテレビジョン放送受信装置においては、特許文献1の特開2008−278058号公報「移動端末および受信方法」にも記載されているように、移動中の位置情報を取得するために、移動端末例えば携帯端末にGPS(Global Positioning System)機能を搭載し、該GPS機能を用いて、現在地情報を取得している。
そして、移動中の移動端末例えば携帯端末に搭載されているテレビジョン放送受信装置は、GPS機能により取得した現在値情報に基づいて、現在視聴しているテレビジョン放送について、現在視聴している放送エリアと同系列の番組を放送する隣接する放送エリアとが重複する放送エリアに現在地が移動したか否かを検出する。
移動端末例えば携帯端末に搭載のテレビジョン放送受信装置が、重複エリアに移動したことを検出すると、現在地が含まれる現在視聴している放送エリアおよび該放送エリアと同系列の番組を放送する隣接する放送エリアの双方の電界強度を比較し、隣接する放送エリアの電界強度が、現在視聴している放送エリアのチャンネルの電界強度を上回った時点で、隣接する放送エリアのチャンネルに切り替えを行い、たとえ、移動していても、視聴中のテレビジョン放送を継続して視聴することを可能としている。
特開2008−278058号公報(第9−11頁)
しかしながら、前述の特許文献1のように、切り替えるべきチャンネルの選択に、現在位置の情報のみを用いて判断した場合、次のような問題がある。
例えば、図1に示すように、同系列の番組を放送する放送エリアとして、3つ以上の放送エリアが隣接して存在しているエリアを通過する場合、つまり、隣接する3つ以上のチャンネルが重複するような重複エリアを通過する場合、重複する3つ以上の放送エリアの中から、現在存在する位置において電界強度が最も強い放送エリアを選択したとしても、選択した放送エリアのチャンネルが現在の移動方向に対して最適であるとは限らない。
図1は、テレビジョン放送受信機能を備えた携帯端末が3つ以上の放送エリアが重複するエリアを通過する場合の様子を示す模式図であり、テレビジョン放送受信装置を備えた携帯端末1が、矢印に示すように、放送局a,b,cそれぞれの放送エリアA、B,Cが重複しているエリアを通って、放送エリアA内の地点p1から放送エリアB内の地点p3に向かって直線経路l上を直線的に移動している様子を示している。ここで、放送局a,b,cは、例えば、ワンセグデジタル放送を放送しているワンセグ放送局であり、地点p1が、GPS機能による測位を開始したGPS測位開始点であり、地点p2が、直線経路l上を移動中の携帯端末1が第2回目に測位したGPS測位点であり、地点p3が、地点p1と地点p2とを結ぶ直線の延長上にある直線経路l上の予想通過点を示している。
例えば、図1に示すように、携帯端末1が、放送エリアA内の地点p1から放送エリアB内の地点p3に向かって直線経路l上を移動した場合、放送エリアA,B,Cが重複する重複エリアR1に差し掛かった以降において、放送エリアCの電界強度が最も強いと判断して、放送エリアCの放送局cのチャンネルに切り替えたとする。しかし、直線経路l上を少し移動した時点では、放送エリアB,Cが重複する重複エリアR2に移動することになり、切り替えた直後の放送エリアCよりも放送エリアBの電界強度が最も強くなり、再度、放送エリアBの放送局bのチャンネルに切り替えることになってしまう。
つまり、現在位置の情報のみを用いて、チャンネルの選択を行っても、選択されたチャンネルが現在の移動方向に対して最適であるとは限らないため、移動方向によっては、再度、チャンネルのサーチが必要となる可能性が生じる。すなわち、このようなチャンネル選択方法では、例えば、図1の放送エリアAにおいてチャンネルCH1のワンセグ放送を視聴している携帯端末1が、直線経路l上を、予想通過点p3の方向に移動中であるにも関わらず、3つ以上の放送エリアが重複する重複エリアR1を経由すると、進路上にはない隣接の放送エリアCの電界強度が強くなっている場合が存在するため、放送エリアCの放送局cのチャンネルCH3に切り替えてしまう。しかる後、直線経路l上を少し移動すると、今度は、放送エリアBの放送局bのチャンネルCH2に再度切り替えなければならないという事態が発生し、視聴している番組をスムーズに連続して視聴することができないという問題が発生する。
(本発明の目的)
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、移動中の携帯端末に対して最適のチャンネルに自動的に切り替えることを可能とする携帯端末、テレビジョン放送自動選局方法およびテレビジョン放送自動選局プログラムを提供することをその目的としている。
前述の課題を解決するため、本発明による携帯端末、テレビジョン放送自動選局方法およびテレビジョン放送自動選局プログラムは、主に、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)本発明による携帯端末は、テレビジョン放送受信機能と現在位置を取得するGPS(Global Positioning System)機能とを少なくとも備えた携帯端末において、移動しながら前記テレビジョン放送受信機能によりテレビジョン放送を視聴している際に、あらかじめ定めた一定時間経過する都度前記GPS機能による測位を繰り返し、直前の測位結果の位置と今回の測位結果の位置とを直線で結ぶ延長線上にあって、今回の測位結果の位置からあらかじめ定めた距離だけ移動した位置を今後通過する予想通過点として予測し、予測した該予想通過点に向かう移動方向において受信電界強度が最も強い放送エリアのチャンネルを、次に切り替えるべき放送エリアのチャンネルとして、現在視聴中のテレビジョン放送と同系列の番組を放送している隣接の放送エリアのチャンネルの中から抽出することを特徴とする。
(2)本発明によるテレビジョン放送自動選局方法は、テレビジョン放送受信機能と現在位置を取得するGPS(Global Positioning System)機能とを少なくとも備えた携帯端末におけるテレビジョン放送自動選局方法であって、移動しながら前記テレビジョン放送受信機能によりテレビジョン放送を視聴している際に、あらかじめ定めた一定時間経過する都度前記GPS機能による測位を繰り返し、直前の測位結果の位置と今回の測位結果の位置とを直線で結ぶ延長線上にあって、今回の測位結果の位置からあらかじめ定めた距離だけ移動した位置を今後通過する予想通過点として予測し、予測した該予想通過点に向かう移動方向において受信電界強度が最も強い放送エリアのチャンネルを、次に切り替えるべき放送エリアのチャンネルとして、現在視聴中のテレビジョン放送と同系列の番組を放送している隣接の放送エリアのチャンネルの中から抽出することを特徴とする。
(3)本発明によるテレビジョン放送自動選局プログラムは、少なくとも前記(2)に記載のテレビジョン放送自動選局方法を、コンピュータにより実行可能なプログラムとして実施することを特徴とする。
本発明の携帯端末、テレビジョン放送自動選局方法およびテレビジョン放送自動選局プログラムによれば、以下のような効果を奏することができる。
すなわち、本発明においては、GPS機能によって取得された位置情報に基づいて、テレビジョン放送例えば地上デジタル放送を視聴中の携帯端末の今後の移動先とされる予想通過点を予測し、その予想通過点の予測結果を用いて、該予想通過点における放送エリアについて次のチャンネルサーチを実行することによって、隣接する3つ以上のチャンネルが重複する放送エリアを通過する場合であっても、当該携帯端末の移動方向に適したチャンネル選択を確実に行うことが可能であり、移動中において途切れることなくテレビジョン放送例えば地上デジタル放送を視聴することができる。
テレビジョン放送受信機能を備えた携帯端末が3つ以上の放送エリアが重複するエリアを通過する場合の様子を示す模式図である。 本発明に係る携帯端末のブロック構成の一例を示すブロック構成図である。 図2に示す携帯端末の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 図1の携帯端末におけるチャンネル選局動作の詳細を説明するための動作説明図である。 テレビジョン放送受信機能を備えた携帯端末が3つ以上の放送エリアが重複するエリアを通過する場合の予想通過点の決定および次に切り替えるチャンネルの候補の選択を行う具体的な方法を説明するための模式図である。
以下、本発明による携帯端末、テレビジョン放送自動選局方法およびテレビジョン放送自動選局プログラムの好適な実施形態について添付図を参照して説明する。なお、以下の説明においては、本発明による携帯端末およびテレビジョン放送自動選局方法について説明するが、かかるテレビジョン放送自動選局方法をコンピュータにより実行可能なテレビジョン放送自動選局プログラムとして実施するようにしても良いし、あるいは、テレビジョン放送自動選局プログラムをコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録するようにしても良いことは言うまでもない。
(本発明の特徴)
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。本発明は、テレビジョン放送受信機能を搭載の携帯端末においてテレビジョン放送例えば地上デジタル放送を視聴しながら、長距離移動中であっても、視聴中のテレビジョン放送例えば地上デジタル放送を、途切れることなく、視聴することができる仕組みを実現している。
つまり、本発明は、移動中の携帯端末において、当該携帯端末に搭載のGPS(Global Positioning System)機能によって取得した現在位置情報に基づいて、当該携帯端末が今後通過すると予想される予想通過点を予測し、予測した予想通過点の位置において電界強度が最も強い放送エリアのチャンネルを自動的に選択するチャンネルサーチを実行することによって、当該携帯端末の移動方向に適したチャンネル選択を可能とすることを特徴としている。
図1に示した模式図を用いて、本発明の特徴についてさらに説明する。図1は、前述したように、テレビジョン放送受信機能を備えた携帯端末が3つ以上の放送エリアが重複するエリアを通過する場合の様子を示す模式図であり、テレビジョン放送受信機能を備えた携帯端末1が、矢印に示すように、放送局a,b,cそれぞれの放送エリアA、B,Cが重複しているエリアを通って、放送エリアA内の地点p1から放送エリアB内の地点p3に向かって直線経路l上を直線的に移動している様子を示している。
移動を開始した携帯端末1は、放送エリアAに属するGPS測位開始点である地点p1にて、GPS機能による測位を開始した後、あらかじめ定めた一定時間経過する都度、GPS機能による測位を繰り返し、直前の測位結果と今回の測位結果とを直線で結ぶ延長線上を今後の移動方向として予測する動作を繰り返す。例えば、最初のGPS測位開始点の地点p1の次に、直線経路l上を移動中の次のGPS測位点の地点p2において第2回目の測位を行った際に、地点p1における第1回目の測位結果を用いて、地点p1と地点p2とを結ぶ直線の延長上にある直線経路l上の予想通過点p3を予測する。ここで、直線経路l上の予想通過点p3の位置は、今後のチャンネル切り替え候補とすべき放送エリアを選択可能とする距離としてあらかじめ定めた距離Dだけ、今回のGPS測位点である地点p2から移動した直線経路l上の位置としている。
しかる後、今後の移動先として予測される該予想通過点p3に向かう移動方向において受信電界強度が最も強い放送エリアのチャンネルを、今後のチャンネル切り替え候補と決定して、現在位置している放送エリアAの電界強度との比較対象とする放送エリアとして隣接の放送エリアの中から選択することによって、最適なチャンネルサーチを実行する。なお、今後のチャンネル切り替え候補を選択する際に、今後の移動先として予測される予想通過点p3と直近の測位結果である第2回目の測位点の地点p2とを直線で結ぶ直線経路lに最も近い(直線距離が最も短い)放送局または中継局が存在する放送エリアB(チャンネルCH2)を、あるいは、今後の移動先として予測される予想通過点p3において電界強度が最も強い放送エリアB(チャンネルCH2)を、現在位置している放送エリアAの電界強度との比較対象とする放送エリアとして選択することによって、最適なチャンネルサーチを実行するようにしても良い。
しかる後、携帯端末1の現在位置において、現在視聴している放送エリアAのチャンネルCH1の電界強度(受信品質)を、選択した放送エリアBのチャンネルCH2の電界強度(受信品質)と比較する。放送エリアAにおけるチャンネルCH1の電界強度(受信品質)が放送エリアBのチャンネルCH2の電界強度(受信品質)以上である限り、現在視聴している放送エリアAのチャンネルCH1の選択状態をそのまま継続するが、放送エリアBのチャンネルCH2の電界強度(受信品質)が放送エリアAのチャンネルCH1の電界強度(受信品質)よりも上回った場合には、放送エリアAにおいて視聴中のチャンネルCH1を放送エリアBにおけるチャンネルCH2へとチャンネル切り替えを自動的に行う。
以降、あらかじめ定めた一定時間経過する都度、GPS機能による測位を繰り返すことにより、現在位置における今後の予想通過点を予測し、該予想通過点における放送エリアを選択して、現在視聴中の放送エリアの電界強度との比較結果に基づく最適のチャンネルサーチを行う動作を繰り返す。
而して、テレビジョン放送例えば地上デジタル放送を視聴しながら移動中であっても、携帯端末1において視聴中のテレビジョン放送例えば地上デジタル放送を連続的に視聴することを可能としている。
(実施形態の構成例)
次に、本発明に係る携帯端末の構成について、その一例を図2を用いて説明する。図2は、本発明に係る携帯端末のブロック構成の一例を示すブロック構成図であり、テレビジョン放送受信機能として、地上デジタル放送のデジタルテレビジョン放送(DTV:Digital Television)を選局・復調するチューナを2個備えるとともに、現在位置を取得するGPS機能をも備えている場合を示している。
すなわち、図2に示す携帯端末1は、第1DTVチューナ11、第2DTVチューナ12、GPS13、制御部14、映像音声出力部15、メモリ16、DTVアンテナ17、GPSアンテナ18を少なくとも備えて構成されている。
第1DTVチューナ11、第2DTVチューナ12は、DTVアンテナ17にて受信したテレビジョン放送信号の中から、制御部14にて選局されたチャンネルのテレビジョン放送信号を抽出して、当該チャンネルの復調した映像音声情報を、制御部14を介して映像音声出力部15に出力し、映像音声出力部15によりモニタに画面表示する。
なお、制御部14は、第1DTVチューナ11、第2DTVチューナ12のチャンネル選局指示のみならず、第1DTVチューナ11、第2DTVチューナ12の電源をON/OFFする指示をも行っている。また、制御部14は、GPS13の電源をON/OFFして、GPSアンテナ18を介してGPS衛星から受信されるGPS情報に基づいて現在位置を取得する動作に関する指示を行っている。
また、メモリ16には、携帯端末1が存在する各所在位置における地上デジタル放送の最適のチャンネルおよび地上デジタル放送を現在視聴中のチャンネルに関する情報を登録しているDTVチャンネルリスト16aが記憶されており、制御部14は、GPS13によって得られる現在位置情報や予測される予想通過点の位置情報に基づいて、メモリ16に記憶されているDTVチャンネルリスト16aを参照することによって、現在位置情報や予想通過点において最適のチャンネルを選局することができる。
(実施形態の動作の説明)
次に、図2に示す携帯端末1の動作の一例を、図3のフローチャートを参照しながら説明する。図3は、図2に示す携帯端末1の動作の一例を説明するためのフローチャートであり、地上デジタル放送を視聴しながら移動中の携帯端末1において、視聴中の地上デジタル放送のチャンネルを最適なチャンネルに自動的に切り替える動作の一例を示している。なお、図3のフローチャートに示す動作は、制御部14により実行される。
図3のフローチャートにおいて、携帯端末1を携行するユーザが地上デジタル放送の視聴を指示すると、まず、制御部14は、第1DTVチューナ11、第2DTVチューナ12のうち、第1DTVチューナ11を選択して、電源をONさせて立ち上げる(ステップS1)。次に、制御部14は、GPS13から得られる現在位置情報に基づいて、メモリ16に記憶されているDTVチャンネルリスト16aを参照して、現在所在している放送エリア(つまり、これから視聴を開始する地上デジタル放送の放送エリア)と隣接する放送エリアをリストアップする(ステップS2)。
しかる後、DTVアンテナ17にて受信される地上デジタル放送のうち第1DTVチューナ11にて選局されたチャンネル例えば図1に示す放送エリアAのチャンネルCH1の放送信号が映像音声情報に復調されて、制御部14を介して映像音声出力部15から出力され、モニタに画面表示されることによって、ユーザは、地上デジタル放送の視聴を開始する(ステップS3)。ここで、制御部14は、視聴中のチャンネルCH1の電界強度を把握するための手段として、当該チャンネルCH1の映像音声情報の受信品質を監視しており、視聴中のチャンネルCH1の映像音声情報の受信品質が、次のチャンネルの選局動作を起動するための受信品質としてあらかじめ定めた第1の受信品質閾値を下回ったか否かをチェックしている(ステップS4)。
視聴中のチャンネルCH1の映像音声情報の受信品質が該第1の受信品質閾値を下回っていない限り(ステップS4のNO)、ステップS3に戻って、放送エリアAのチャンネルCH1の放送信号の選局をそのまま維持した視聴動作を継続する。一方、視聴中のチャンネルCH1の映像音声情報の受信品質が該第1の受信品質閾値を下回った場合(ステップS4のYES)、ステップS5に移行する。
ステップS5に移行すると、制御部14は、GPS13を駆動して、第1回目の現在位置の測位を実行する(ステップS5)。さらに、第1回目の測位から一定時間経過した時点つまりあらかじめ定めた時間閾値が経過した時点で、GPS13を駆動して、第2回目の現在位置の測位を実行する(ステップS6)。次いで、ステップS5にて測位した第1回目の位置とステップS6にて測位した第2回目の位置との間の直線距離を算出し、算出した直線距離が、一定の距離以上、すなわち、今後の移動先となる予想通過点を予測するために充分な距離としてあらかじめ定めた予測可能距離閾値以上に達しているか否かをチェックする(ステップS7)。
算出した直線距離が該予測可能距離閾値に達していない場合は(ステップS7のNO)、第2回目の測位結果を削除して、ステップS6に復帰し、さらに、次の一定時間が経過した時点つまりあらかじめ定めた時間閾値が経過した時点で、GPS13を駆動して、改めて、第2回目の現在位置の測位を実行する(ステップS6)。一方、算出した直線距離が該予測可能距離閾値に達していた場合は(ステップS7のYES)、ステップS8に移行する。
ステップS8に移行すると、制御部14は、ステップS7において算出した直線距離が示す直線のベクトル方向から携帯端末1の移動方向を求めて、求めた当該携帯端末1の移動方向において現在位置からあらかじめ定めた距離Dだけ離れた位置にある地点を今度移動する移動先の予想通過点として予測する。しかる後、予測した該予想通過点に向かう移動方向において受信電界強度が最も強い放送エリアのチャンネル例えば図1における放送エリアBのチャンネルCH2を、最も良好に受信することができる放送エリアのチャンネルとして、ステップS2において現在視聴中の地上デジタル放送の放送エリアと隣接する放送エリアとしてリストアップしておいた放送エリアの中から抽出する(ステップS8)。
なお、最良の受信品質が得られる放送エリアを選択する選択方法として、例えば、予測した予想通過点と直近の測位結果である第2回目の現在の測位点とを直線で結ぶ直線経路に最も近い(直線距離が最も短い)放送局が存在する放送エリアのチャンネル例えば図1における放送エリアBのチャンネルCH2を、ステップS2において現在視聴中の地上デジタル放送の放送エリアと隣接する放送エリアとしてリストアップしておいた放送エリアの中から抽出するようにしても良いし、あるいは、予測した予想通過点において現在視聴中の地上デジタル放送のチャンネルCH1と同系列のチャンネルとして最も良好に受信することができるチャンネル例えば図1における放送エリアBのチャンネルCH2を、ステップS2において現在視聴中の地上デジタル放送の放送エリアと隣接する放送エリアとしてリストアップしておいた放送エリアの中から抽出するようにしても良い。
しかる後、制御部14は、抽出したチャンネル例えば放送エリアBのチャンネルCH2の現在位置における受信品質を調べるために、現在視聴中の第1DTVチューナ11とは別の第2DTVチューナ12の電源をONして立ち上げ、抽出したチャンネル例えば放送エリアBのチャンネルCH2を選局する(ステップS9)。さらに、制御部14は、抽出したチャンネル例えば放送エリアBのチャンネルCH2に選局して設定されている第2DTVチューナ12にて復調された映像音声情報の受信品質を測定する。
次いで、第2DTVチューナ12で受信したチャンネルCH2の映像音声情報の受信品質が、現在視聴中の放送エリアAのチャンネルCH1の映像音声情報の受信品質との比較が可能な受信品質としてあらかじめ定めた第2の受信品質閾値以上になっているか否かをチェックする(ステップS10)。
第2DTVチューナ12で受信したチャンネルCH2の映像音声情報の受信品質が、該第2の受信品質閾値を下回っている場合は(ステップS10のNO)、現在視聴中のチャンネルCH1をチャンネルCH2の映像音声情報に切り替えるか否かを判定するまでの受信品質には達していないので、ステップS11に移行して、第2DTVチューナ12の電源を一旦OFF状態に設定して(ステップS11)、現在視聴中の放送エリアAのチャンネルCH1の映像音声情報をそのまま視聴用のチャンネルとして受信する状態を継続する。さらに、その時点からの経過時間があらかじめ定めた一定時間すなわちあらかじめ定めた時間閾値を経過した後、ステップS4に復帰し、現在視聴中のチャンネルCH1の映像音声情報の受信品質が前記第1の受信品質閾値を下回っているか否かを確認する動作を繰り返す。
一方、第2DTVチューナ12で受信したチャンネルCH2の映像音声情報の受信品質が、前記第2の受信品質閾値以上に達した場合は(ステップS10のYES)、現在視聴中のチャンネルCH1をチャンネルCH2の映像音声情報に切り替えるか否かを判定するために、ステップS12に移行する。
ステップS12においては、現在視聴中のチャンネルCH1の映像音声情報の受信品質と、第2DTVチューナ12にて受信している切り替え候補のチャンネルCH2の映像音声情報の受信品質とを比較する動作を開始する(ステップS12)。第2DTVチューナ12にて受信している切り替え候補のチャンネルCH2の映像音声情報の受信品質が、現在視聴中のチャンネルCH1の映像音声情報の受信品質よりも良好ではなかった場合には(ステップS13のNO)、現在視聴中の放送エリアAのチャンネルCH1の映像音声情報をそのまま視聴用のチャンネルとして受信する状態を継続しつつ、その時点からの経過時間があらかじめ定めた一定時間すなわちあらかじめ定めた時間閾値を経過した後、ステップS10に復帰して、第2DTVチューナ12で受信したチャンネルCH2の映像音声情報の受信品質が、前記第2の受信品質閾値以上になっているか否かを再度チェックする動作を繰り返す。
一方、第2DTVチューナ12にて受信している切り替え候補のチャンネルCH2の映像音声情報の受信品質が、現在視聴中のチャンネルCH1の映像音声情報の受信品質を上回った場合には(ステップS13のYES)、現在視聴中のチャンネルCH1を、第2DTVチューナ12にて受信している切り替え候補のチャンネルCH2に切り替えるとともに、現在まで視聴用として使用していた第1DTVチューナ11の電源をOFFする(ステップS14)。さらに、現在視聴中のチャンネルを示す情報としてメモリ16に記憶されているDTVチャンネルリスト16aの登録内容も更新する。
以上のようなチャンネルの自動切り替え動作によって、携帯端末1を携行したユーザが移動中であっても、当該ユーザは現在視聴中の地上デジタル放送を途切れることなく連続して視聴することができる。
次に、図4の動作説明図を用いて、図3のフローチャートにて示した図1の携帯端末におけるチャンネル選局動作についてさらに説明する。図4は、図1の携帯端末1におけるチャンネル選局動作の詳細を説明するための動作説明図であり、現在視聴している放送エリアAのチャンネルCH1から、予測された今後の移動先の放送エリアB内の予想通過点においてチャンネルCH1と同系列の番組を放送しているチャンネルCH2へのチャンネル切り替えを行う動作の一例を示している。なお、図4においては、チャンネルCH1,CH2それぞれの電界強度の強さを制御部14が判定する際に、前述のようなチャンネルCH1,CH2それぞれの映像音声情報の受信品質を用いて判定する代わりに、DTVチューナ(第1DTVチューナ11、第2DTVチューナ12)が受信するチャンネルCH1,CH2の放送信号のキャリアノイズ比(C/N:CN比)を用いて判定する場合を示している。
図4において、図4(A)は、地上デジタル放送を視聴中の携帯端末1が図1に示す放送エリアA内の地点p1から放送エリアB内の地点p3に移動していった場合の、第1DTVチューナ11にて受信するチャンネルCH1のキャリアノイズ比(CN比)の変化の様子と第2DTVチューナ12にて受信するチャンネルCH2のキャリアノイズ比(CN比)の変化の様子とを、それぞれ、実線と一点鎖線とで示している。図4(A)に示すように、放送エリアAの放送局aが放送しているチャンネルCH1のキャリアノイズ比(CN比)は、携帯端末1が放送エリアAから放送エリアBの方向へ移動するにつれて徐々に低下していき、一方、放送エリアBの放送局bが放送しているチャンネルCH2のキャリアノイズ比(CN比)は、携帯端末1が放送エリアAから放送エリアBの方向へ移動するにつれて徐々に高くなっていく。
また、図4において、図4(B)は、地上デジタル放送を視聴中の携帯端末1が図1に示す放送エリアA内の地点p1から放送エリアB内の地点p3に移動していった場合の、図2のメモリ16内に現在視聴中のチャンネルとして記憶されているDTVチャンネルリストの登録内容を制御部14によって更新する様子を示しており、図4(C)は、地上デジタル放送を視聴中の携帯端末1が図1に示す放送エリアA内の地点p1から放送エリアB内の地点p3に移動していった場合の、制御部14の動作シーケンスの一例を示している。ここで、図4(B)のDTVチャンネルリストに示すように、最初は、携帯端末1は放送エリアA内に存在しているので、現在視聴中の地上デジタル放送のチャンネルについて、放送エリアAの放送局aのチャンネルCH1が登録されている。
一般に、テレビジョン放送の映像音声情報の受信品質は、DTVチューナ(第1DTVチューナ11、第2DTVチューナ12)において受信される放送信号(キャリア)とノイズとの比で決定され、このキヤリアノイズ比(CN比)が高いほど、受信チャンネルの電界強度は強く、当該受信チャンネルにおけるテレビジョン放送の映像音声情報の受信品質は良好である。図4の説明に当たっては、前述したように、テレビジョン放送の映像音声情報の受信品質を、キャリアノイズ比(CN比)に置き換えて説明している。
制御部14は、現在視聴中のチャンネルCH1の電界強度を把握するための手段として、第1DTVチューナ11により受信される現在視聴中のチャンネル(以下チャンネルCH1とする)のキャリアノイズ比(CN比)を常時監視しており、図4(A)に示すように、携帯端末1が地点paに達した際に、現在視聴中のチャンネルCH1のキャリアノイズがあらかじめ定めた第1のキャリアノイズ閾値CNAを下回ったことを検出すると、図4(C)に示すように、受信中のチャンネルCH1と同系列の番組の放送をしている他のチャンネルが割り当てられている次の放送エリアの予測処理を実行する(シーケンスSeq1)。
制御部14は、次の放送エリアの予測結果に基づいて、今後の移動先となる地点p3が存在する放送エリアBにおいて同系列の番組の放送をしているチャンネルCH2を抽出した後、第2DTVチューナ12をONして、チャンネルCH2を選局した状態で立ち上げる(シーケンスSeq2)。
次いで、制御部14は、図4(A)に示すように、携帯端末1が地点pbに達した地点で、第2DTVチューナ12にて受信されるチャンネルCH2のキャリアノイズ比(CN比)が、現在視聴中のチャンネルCH1のキャリアノイズ比との比較が可能なレベルとしてあらかじめ定めた第2のキャリアノイズ閾値CNBを上回っていることを確認すると、図4(C)に示すように、第1DTVチューナ11にて受信される現在視聴中のチャンネルCH1のキャリアノイズ比(CN比)と第2DTVチューナ12にて受信されるチャンネルCH2のキャリアノイズ比(CN比)との比較を開始する(シーケンスSeq3)。
比較動作を開始した制御部14は、図4(A)に示すように、携帯端末1が地点pcに達した地点で、第2DTVチューナ12にて受信されるチャンネルCH2のキャリアノイズ比(CN比)が、第1DTVチューナ11にて受信される現在視聴中のチャンネルCH1のキャリアノイズ比(CN比)を上回り、例えばチャンネルCH1のキャリアノイズ比(CN比)よりも+2dB上回った値まで達したときに、図4(C)に示すように、モニタに表示する地上デジタル放送の映像音声情報を放送エリアBの放送局bからの放送信号を用いるように、図2の映像音声出力部15へ出力する映像音声信号をチャンネルCH1からチャンネルCH2へと切り替える動作を開始する(シーケンスSeq4)。
制御部14は、図4(C)に示すように、チャンネルCH1のキャリアノイズ比(CN比)とチャンネルCH2のキャリアノイズ比(CN比)との比較処理を継続しながら、図4(A)に示すように、携帯端末1が地点pdに達した地点で、視聴中のチャンネルに関してチャンネルCH1からチャンネルCH2への切り替え動作が完了すると、図4(B)のメモリ16のDTVチャンネルリストに示すように、現在視聴中の地上デジタル放送のチャンネルを、放送エリアAの放送局aのチャンネルCH1から放送エリアBの放送局bのチャンネルCH2が登録されている状態に切り替える(シーケンスSeq5)。
チャンネルCH2への切り替え動作が完了した後において、制御部14は、過去に視聴中の状態にあったチャンネルCH1のキャリアノイズ比(CN比)が第2のキャリアノイズ閾値CNBを下回ったことを検出すると、第1DTVチューナ11の電源をOFFして、使用中の状態から開放状態に移行させ、しかる後においても、新たに視聴中の状態に切り替えたチャンネルCH2のキャリアノイズ比(CN比)が、第1のキャリアノイズ閾値CNAをまだ下回った状態にあった場合には、シーケンスSeq1の動作に復帰して、次の放送エリアの予測処理をさらに実行する(シーケンスSeq6)。
次いで、制御部14は、シーケンスSeq2の場合と同様に、次の放送エリアの予測結果に基づいて、今後の移動先となる例えば放送エリアCにおいて同系列の番組の放送をしているチャンネルCH3を抽出した後、開放した第1DTVチューナ11の電源を再度ONして、チャンネルCH3を選局する状態で立ち上げる。しかる後、制御部14は、シーケンスSeq3の場合と同様に、図4(A)に示すように、第1DTVチューナ11にて受信されるチャンネルCH3のキャリアノイズ比(CN比)が第2のキャリアノイズ閾値CNBを上回っていることを確認すると、第2DTVチューナ12にて受信される現在視聴中のチャンネルCH2のキャリアノイズ比(CN比)と第1DTVチューナ11にて受信されるチャンネルCH3のキャリアノイズ比(CN比)との比較を開始する。
一方、携帯端末1が、図4(A)に示すように、放送エリアBの放送局bにより近い位置の地点p3まで移動して、視聴中の状態に切り替えたチャンネルCH2のキャリアノイズ比(CN比)が、第1のキャリアノイズ閾値CNA以上に上回った状態に達した場合には、図4(C)に示すように、現在視聴中のチャンネルCH2にて最良の受信品質で視聴することが可能な状態にあるものと判定して、さらなるチャンネル切り替え動作を終了する。つまり、チャンネルCH2のキャリアノイズ比(CN比)とチャンネルCH3のキャリアノイズ比(CN比)との比較動作を中止するとともに、チャンネルCH3を選局して受信状態にあった第1DTVチューナ11の電源をOFFして、開放状態に移行させる(シーケンスSeq7)。
この結果、チャンネルCH2のキャリアノイズ比(CN比)が第1のキャリアノイズ閾値CNAを下回らない限り、放送エリアBの放送局bが放送するチャンネルCH2による地上デジタル放送を視聴する状態を継続することになる。
次に、図1の模式図に類似する図5の模式図を用いて、予想通過点p3の具体的な算出方法と携帯端末1が今後移動する中で切り替えるべきチャンネルの具体的なサーチ方法についてさらに説明する。
図5は、テレビジョン放送受信機能を備えた携帯端末が3つ以上の放送エリアが重複するエリアを通過する場合の予想通過点p3の決定および次に切り替えるチャンネルの候補の選択を行う具体的な方法を説明するための模式図である。ここで、図5は、図1の場合と同様、テレビジョン放送受信機能を備えた携帯端末1が、矢印に示すように、放送局a,b,cそれぞれの放送エリアA、B,Cが重複しているエリアを通って、放送エリアA内の地点p1から放送エリアB内の地点p3に向かって直線経路l上を直線的に移動している様子を示している。
また、放送局a,b,cは、例えば、ワンセグデジタル放送を放送しているワンセグ放送局であり、地点p1が、GPS機能による測位を開始した第1回目のGPS測位点であり、地点p2が、直線経路l上を移動中の携帯端末1が第2回目に測位したGPS測位点であり、地点p3が、地点p1と地点p2とを結ぶ直線の延長上にある直線経路l上の予想通過点を示している。
移動を開始して受信品質の低下を感知した携帯端末1の制御部14は、前述したように、GPS13を起動して、放送エリアAに属するGPS測位開始点である地点p1にて、GPS機能による第1回目の測位を開始した後、あらかじめ定めた一定時間経過する都度、GPS機能による測位を繰り返し、直前の測位結果と今回の測位結果とを直線で結ぶ延長線上を今後の移動方向として予測する動作を繰り返す。例えば、第1回目のGPS測位開始点の地点p1の次に、直線経路l上を移動中の次のGPS測位点の地点p2において第2回目の測位を行った際に、地点p1における第1回目の測位結果を用いて、地点p1と地点p2とを結ぶ直線の延長上にある直線経路l上の予想通過点p3を予測する。ここで、直線経路l上の予想通過点p3の位置は、今後のチャンネル切り替え候補とすべき放送エリアを選択可能とする距離としてあらかじめ定めた距離Dだけ、今回のGPS測位点である地点p2から移動した直線経路l上の位置とする。
さらに、制御部14は、現在視聴中のチャンネルCH1を放送している放送局aに隣接する2つの放送エリアB,Cの放送局b,cのうち、移動先の通過点となる予想通過点p3と現在位置の地点p2とを結ぶ直線経路lまでの距離が最も短い放送局が放送しているチャンネルを、携帯端末1が今後移動する中で切り替えるべき次のチャンネルの候補として選択する。例えば、図5において、隣接する放送局bから直線経路lまでの距離d1が、放送局cから直線経路lまでの距離d2よりも短い場合には、直線経路lまでの距離d1が最短の放送局bが放送するチャンネルCH2を、次に切り替えるべき候補のチャンネルとして選択して、現在視聴中のチャンネルCH1の受信品質との比較動作を開始する。
なお、前述の図1や図5の説明においては、放送エリアA,B,Cが放送局a,b,cによって形成される場合を説明しているが、放送局a,b,cの代わりに、放送信号を中継する中継局a,b,cによって形成される場合であっても、もちろん構わない。
(実施形態の効果の説明)
以上に詳細に説明したように、本実施形態においては、次のような効果が得られる。つまり、本実施形態においては、GPS機能によって取得された位置情報に基づいて、テレビジョン放送例えば地上デジタル放送を視聴中の携帯端末1の今後の移動先とされる予想通過点を予測し、その予想通過点の予測結果を用いて、該予想通過点における放送エリアについて次のチャンネルサーチを実行することによって、図1に示すような隣接する3つ以上のチャンネルが重複する放送エリアを通過する場合であっても、当該携帯端末1の移動方向に適したチャンネル選択を確実に行うことが可能であり、移動中において途切れることなくテレビジョン放送例えば地上デジタル放送を視聴することができる。
以上、本発明の好適実施例の構成を説明した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。
1 携帯端末
11 第1DTVチューナ
12 第2DTVチューナ
13 GPS
14 制御部
15 映像音声出力部
16 メモリ
16a DTVチャンネルリスト
17 DTVアンテナ
18 GPSアンテナ
A 放送エリア
B 放送エリア
C 放送エリア
CNA 第1のキャリアノイズ閾値
CNB 第2のキャリアノイズ閾値
D 距離
a 放送局
b 放送局
c 放送局
l 直線経路
p1 地点(GPS測位開始点、第1回目GPS測位点)
p2 地点(第2回目GPS測位点)
p3 地点(予想通過点)
R1 重複エリア
R2 重複エリア

Claims (10)

  1. テレビジョン放送受信機能と現在位置を取得するGPS(Global Positioning System)機能とを少なくとも備えた携帯端末において、移動しながら前記テレビジョン放送受信機能によりテレビジョン放送を視聴している際に、あらかじめ定めた一定時間経過する都度前記GPS機能による測位を繰り返し、直前の測位結果の位置と今回の測位結果の位置とを直線で結ぶ延長線上にあって、今回の測位結果の位置からあらかじめ定めた距離だけ移動した位置を今後通過する予想通過点として予測し、予測した該予想通過点に向かう移動方向において受信電界強度が最も強い放送エリアのチャンネルを、次に切り替えるべき放送エリアのチャンネルとして、現在視聴中のテレビジョン放送と同系列の番組を放送している隣接の放送エリアのチャンネルの中から抽出することを特徴とする携帯端末。
  2. 予測した前記予想通過点に向かう移動方向において受信電界強度が最も強い放送エリアのチャンネルを抽出する手段の一つとして、前記予想通過点と今回の測位結果の位置とを直線で結ぶ直線経路に対して直線距離が最も短い放送局または中継局が存在する放送エリアのチャンネルを前記隣接の放送エリアのチャンネルの中から抽出することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 予測した前記予想通過点に向かう移動方向において受信電界強度が最も強い放送エリアのチャンネルを抽出する手段の一つとして、前記予想通過点において受信電界強度が最も強い放送エリアのチャンネルを前記隣接の放送エリアのチャンネルの中から抽出することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  4. 次に切り替えるべき放送エリアのチャンネルとして抽出した放送エリアのチャンネルのテレビジョン放送信号のキャリアノイズ比を、現在視聴中の放送エリアのチャンネルのテレビジョン放送信号のキャリアノイズ比と比較し、次に切り替えるべき放送エリアのチャンネルとして抽出した放送エリアのチャンネルのテレビジョン放送信号のキャリアノイズ比が、現在視聴中の放送エリアのチャンネルのテレビジョン放送信号のキャリアノイズ比よりも上回った際に、次に切り替えるべき放送エリアのチャンネルを今後の視聴用の放送エリアのチャンネルとして選局し、現在視聴中の放送エリアのチャンネルを、次に切り替えるべき放送エリアのチャンネルに切り替えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の携帯端末。
  5. 次に切り替えるべき放送エリアのチャンネルとして抽出した放送エリアのチャンネルのテレビジョン放送の映像音声情報の受信品質を、現在視聴中の放送エリアのチャンネルのテレビジョン放送の映像音声情報の受信品質と比較し、次に切り替えるべき放送エリアのチャンネルとして抽出した放送エリアのチャンネルのテレビジョン放送の映像音声情報の受信品質が、現在視聴中の放送エリアのチャンネルのテレビジョン放送の映像音声情報の受信品質よりも上回った際に、次に切り替えるべき放送エリアのチャンネルを今後の視聴用の放送エリアのチャンネルとして選局し、現在視聴中の放送エリアのチャンネルを、次に切り替えるべき放送エリアのチャンネルに切り替えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の携帯端末。
  6. テレビジョン放送受信機能と現在位置を取得するGPS(Global Positioning System)機能とを少なくとも備えた携帯端末におけるテレビジョン放送自動選局方法であって、移動しながら前記テレビジョン放送受信機能によりテレビジョン放送を視聴している際に、あらかじめ定めた一定時間経過する都度前記GPS機能による測位を繰り返し、直前の測位結果の位置と今回の測位結果の位置とを直線で結ぶ延長線上にあって、今回の測位結果の位置からあらかじめ定めた距離だけ移動した位置を今後通過する予想通過点として予測し、予測した該予想通過点に向かう移動方向において受信電界強度が最も強い放送エリアのチャンネルを、次に切り替えるべき放送エリアのチャンネルとして、現在視聴中のテレビジョン放送と同系列の番組を放送している隣接の放送エリアのチャンネルの中から抽出することを特徴とするテレビジョン放送自動選局方法。
  7. 予測した前記予想通過点に向かう移動方向において受信電界強度が最も強い放送エリアのチャンネルを抽出する手段の一つとして、前記予想通過点と今回の測位結果の位置とを直線で結ぶ直線経路に対して直線距離が最も短い放送局または中継局が存在する放送エリアのチャンネルを前記隣接の放送エリアのチャンネルの中から抽出することを特徴とする請求項6に記載のテレビジョン放送自動選局方法。
  8. 予測した前記予想通過点に向かう移動方向において受信電界強度が最も強い放送エリアのチャンネルを抽出する手段の一つとして、前記予想通過点において受信電界強度が最も強い放送エリアのチャンネルを前記隣接の放送エリアのチャンネルの中から抽出することを特徴とする請求項6に記載のテレビジョン放送自動選局方法。
  9. 次に切り替えるべき放送エリアのチャンネルとして抽出した放送エリアのチャンネルのテレビジョン放送信号のキャリアノイズ比を、現在視聴中の放送エリアのチャンネルのテレビジョン放送信号のキャリアノイズ比と比較し、次に切り替えるべき放送エリアのチャンネルとして抽出した放送エリアのチャンネルのテレビジョン放送信号のキャリアノイズ比が、現在視聴中の放送エリアのチャンネルのテレビジョン放送信号のキャリアノイズ比よりも上回った際に、次に切り替えるべき放送エリアのチャンネルを今後の視聴用の放送エリアのチャンネルとして選局し、現在視聴中の放送エリアのチャンネルを、次に切り替えるべき放送エリアのチャンネルに切り替えることを特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載のテレビジョン放送自動選局方法。
  10. 請求項6ないし9のいずれかに記載のテレビジョン放送自動選局方法を、コンピュータにより実行可能なプログラムとして実施することを特徴とするテレビジョン放送自動選局プログラム。
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