JP2012046101A - ベルト式自動変速機の冷却構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラゲッジボックスの容積を減少させたり、外気を導入する導入ダクトの通路断面積を減少させたりすることなく、導入ダクトを所望する位置に配置することができるベルト式自動変速機の冷却構造を提供する。
【解決手段】エンジン116の左右方向における一方側から後側に延びて後輪118に動力を伝達するベルト式自動変速機117を備える自動二輪車において、前記ベルト式自動変速機117のベルトケース143内に外気を導入するための導入ダクト150を備え、前記導入ダクト150は、前記ベルトケース143から前記エンジン116の上側で車体の左右方向に沿って配設され、前記導入ダクト150の一部は、後輪118側に露出させた状態で、後輪118の前側を覆うリヤフェンダー180の下側で前記リヤフェンダー180と接続されている。
【選択図】図13

Description

本発明は、スクータ型自動二輪車におけるベルト式自動変速機の冷却構造に関するものである。特に、ベルト式自動変速機のベルトケース内に外気を導入することでベルト式自動変速機のVベルトを冷却させる冷却構造に関するものである。
スクータ型自動二輪車において、Vベルトを用いたベルト式自動変速機を備えたものが知られている。ベルト式自動変速機では、プーリとVベルトとの間の摩擦によりVベルトが発熱するため、Vベルトを冷却するための冷却構造が必要になる。従来からVベルトを冷却するために、冷却ダクトを介してベルト式自動変速機のケース内に外気を導入させる冷却構造が採用されている(例えば、特許文献1を参照)。
特許第4134596号公報
このような冷却構造では、より冷たい外気を取り込んで冷却効率が向上させたり、前輪や後輪により巻き上げられた塵や水を取り込まないようにするために、冷却ダクトを用いて最適な位置に吸入口が配置される。しかしながら、このとき、冷却ダクトの周辺には、ヘルメットを収容するラゲッジボックスを始めとして、様々な部品が配設されている。したがって、冷却ダクトの配置によっては冷却ダクトの通路断面積を確保するために、冷却ダクトの周辺の部品のサイズを変更したり、車体全体が大型化してしまうという問題があった。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、ラゲッジボックスの容積を減少させたり、外気を導入する導入ダクトの通路断面積を減少させたりすることなく、導入ダクトを所望する位置に配置することができるベルト式自動変速機の冷却構造を提供することを目的とする。
本発明は、エンジンの左右方向における一方側から後側に延びて後輪に動力を伝達するベルト式自動変速機を備える自動二輪車において、前記ベルト式自動変速機のベルトケース内に外気を導入するための導入ダクトを備え、前記導入ダクトは、前記ベルトケースから前記エンジンの上側で車体の左右方向に沿って配設され、前記導入ダクトの一部は、後輪側に露出させた状態で、後輪の前側を覆うリヤフェンダーの下側で前記リヤフェンダーと接続されている。
また、前記導入ダクトの一部は、スタータモータの後側に配設されている。
また、前記導入ダクトの一部と前記リヤフェンダーとは、それぞれ異なる材質で形成されている。
また、前記リヤフェンダーの材質は、前記導入ダクトの一部の材質よりも硬度が低い。
本発明によれば、外気を導入する導入ダクトを周辺に配置された他の部品に影響を与えることなく、導入ダクトを所望する位置に配置することができる。
本実施形態に係るスクータ型自動二輪車の右側面図である。 スクータ型自動二輪車の車体カバーを取り外した左側面図である。 スクータ型自動二輪車の車体カバーを取り外した右側面図である。 本実施形態に係るパワーユニットの左側面図である。 本実施形態に係るパワーユニットの右側面図である。 本実施形態に係るパワーユニットの平面図である。 本実施形態に係るパワーユニットを後側から見た斜視図である。 本実施形態に係るパワーユニットを前側から見た斜視図である。 本実施形態に係るパワーユニットを後側かつ上側から見た斜視図である。 本実施形態に係る車体カバーに導入ダクトを取り付けた状態を示す斜視図である。 本実施形態に係る導入ダクトの導入口を側方から見た斜視図である。 本実施形態に係るリヤフェンダーが取り付けられたパワーユニットの右側面図である。 本実施形態に係るリヤフェンダーが取り付けられたパワーユニットの平面図である。 本実施形態に係るリヤフェンダーが取り付けられたパワーユニットを後側から見た斜視図である。 本実施形態に係るリヤフェンダーが取り付けられたパワーユニットを前側から見た斜視図である。
以下、図面に基づき、本発明に係るベルト式自動変速機の冷却構造を備えたスクータ型自動二輪車の好適な実施形態について説明する。
まず、スクータ型自動二輪車100の全体構成について図1、図2Aおよび図2Bを参照して説明する。図1は本実施形態に係るスクータ型自動二輪車の右側面図である。図2Aおよび図2Bは車体カバー等を取り外した状態の左側面図および右側面図である。なお、各図では、必要に応じて車体の前側を矢印Frにより、車体の後側を矢印Rrによりそれぞれ示し、車体の右側を矢印Rにより、車体の左側を矢印Lにより示す。
スクータ型自動二輪車100(以下、自動二輪車という)は、鋼製あるいはアルミニウム合金材からなる複数の車体フレームにより車体骨格が形成されている。具体的には、車体前部には、ステアリングヘッドパイプ101が配設されている。ステアリングヘッドパイプ101の略中央部には、ダウンチューブ102が略後斜め下側に向かって延設されている。ダウンチューブ102の下端付近には、一対のアンダーフレーム103が略後側に向かって延設されている。一対のアンダーフレーム103の略後端のそれぞれには、メインフレーム104が略上側に向かって延設されている。一対のメインフレーム104の上端のそれぞれには、リアフレーム105が結合されている。一対のリアフレーム105は車体後側に亘って、後斜め上側に向かって延設されている。
図1に示すように、ステアリングヘッドパイプ101は、フロントフォーク106を回動可能に支持している。フロントフォーク106の上端には操舵のためのハンドルバー107が左右方向に沿って配設され、下端には前輪108が回動可能に支持されている。前輪108はフロントフェンダー127によって覆われている。
また、アンダーフレーム103の後端には、エンジンを含むパワーユニットを支持するためのブラケット109が付設形成されている。ブラケット109には、第1のピボット軸110を介してステー111が略後側に向かって配設されている。また、ステー111には、第2のピボット軸112を介して、スイング式のパワーユニット113が支持されている。パワーユニット113は第1のピボット軸110および第2のピボット軸112(主に第2のピボット軸112)を中心にして上下に揺動可能である。
図2Aおよび図2Bに示すように、パワーユニット113は、シリンダアセンブリ114およびクランクケース115からなるエンジン116とベルト式自動変速機117とをユニット化したものである。パワーユニット113の詳細は後述する。
ベルト式自動変速機117の後部には、後輪118が回動可能に支持されている。図1に示すように、後輪118は、リヤフェンダー128によって覆われている。ベルト式自動変速機117とリアフレーム105との間には、ショックアブソーバ119によって連結されている。ショックアブソーバ119は、後輪118およびパワーユニット113の上下の揺動を吸収する。
後述する図6に示すように、ベルト式自動変速機117の上側にはエアークリーナボックス120が搭載されている。エアークリーナボックス120からの吸気は、燃料と共にシリンダアセンブリ114内に吸入され、燃焼された後、排気ガスとしてマフラー135から排気される。
パワーユニット113の上側には、ライダーが着座するためのシート121が設置されている。また、アンダーフレーム103の上側には、シート121に着座したライダーの足を載せるステップボード122がステップフレーム123(図2Aおよび図2Bを参照)に支持されている。パワーユニット113とシート121との間にはヘルメット等を収容できる収容スペースとしてのラゲッジボックス124が配置されている。
車体外観としては、各種車体カバーが車体フレーム等の適所に支持されて被着されることで外観が整えられている。車体の前部には、フロントレッグシールド125がダウンチューブ102の周囲を被覆している。また、車体の中央部から後部には、フレームカバー126がメインフレーム104およびリアフレーム105の周囲を被覆している。フロントレッグシールド125とフレームカバー126とは、上述したステップボード122を介して一体的に連結されている。
次に、パワーユニット113の構成について図3〜図5を参照して説明する。図3はパワーユニットの左側面図であり、図4はパワーユニットの右側面図であり、図5はパワーユニットの平面図である。
上述したように、パワーユニット113は、シリンダアセンブリ114およびクランクケース115からなるエンジン116とベルト式自動変速機117とを有している。シリンダアセンブリ114は、図示しないピストンの軸線pがクランクケース115から水平状態に近くまで前傾するように延設されている。シリンダアセンブリ114内のピストンが往復運動することによって、クランクケース115内のクランクシャフトを一方方向に回動させる。クランクシャフトの回動軸cは、図5に示すように、車体の幅方向(左右方向)に指向している。
図4に示すように、クランクケース115の右側には、空気吸入口129に面して図示しない冷却ファンが設けられている。冷却ファンはクランクシャフトの右端に軸着され、クランクシャフトと同期して回動する。冷却ファンの外周およびシリンダアセンブリ114は、冷却風カウリング130により覆われていている。したがって、冷却ファンが回動することで、冷却風カウリング130内に外気を取り入れて、強制的にシリンダアセンブリ114を冷却している。
クランクケース115の上側には、エンジン116を始動するときにクランクシャフトを図示しない複数のギアを介して回転させるスタータモータ131が配設されている。
クランクケース115の左側には、図3および図5に示すように、ベルト式自動変速機117が後側に向かって延設されている。図5に示す破線内には、ベルト式自動変速機117の構成を抜き出して図示している。図5に示すように、ベルト式自動変速機117は駆動プーリ140、従動プーリ141およびプーリ間に巻回されたVベルト142がベルトケース143内に配置されて構成されている。
駆動プーリ140は、ベルトケース143内にまで延出されたクランクシャフト144に軸着されている。駆動プーリ140はクランクシャフト144と同期して回動し、遠心力の増加に応じ内部のウェイトローラが径方向に移動することで駆動プーリ140の有効径が拡大する。逆に、従動プーリ141の有効径が縮小するために、クランクシャフト144の回転速度に応じて無段階に変速されドリブンシャフト145に伝達される。従動プーリ141の左側には、遠心クラッチ146が設けられている。遠心クラッチ146は、クランクシャフト144の低回転域において、従動プーリ141からドリブンシャフト145への回動の伝達を遮断する。
ドリブンシャフト145の右側には、図示しない複数のギアを含むミッション機構147が設けられている。ミッション機構147は、ドリブンシャフト145の回動を減速させて後輪軸148に伝達する。このようにベルト式自動変速機117は、クランクシャフト144の回転速度に応じて無段階で自動的に変速させることができる。
さらに、図5に示すように、駆動プーリ140の左端には外部からベルトケース143内に強制的に外気を導入させるためのファン134が一体的に設けられている。また、ベルトケース143の左側面には、図3に示すようにベルトケース143内に導入された外気を外部に排出するための排出孔149が開口している。
上述したように構成されるベルト式自動変速機117において、駆動プーリ140および従動プーリ141の有効径が増減するときに、Vベルト142が駆動プーリ140および従動プーリ141を径方向に摺動する。すなわち、Vベルト142と駆動プーリ140および従動プーリ141との間で摩擦が生じ、Vベルト142が発熱する。したがって、ベルト式自動変速機117ではVベルト142を冷却するための冷却構造を必要とする。
以下、本実施形態に係るベルト式自動変速機の冷却構造について、説明する。
本実施形態ではベルト式自動変速機117のベルトケース143内に外気を導入することで発熱したVベルト142を冷却する。ベルトケース143内に外気を導入するとき、外気を外部から取り入れるための導入口を配置する必要がある。
このとき、導入口をベルト式自動変速機117の前側に配置することが考えられるが、ベルト式自動変速機117は車高の低い位置にあるために、導入口から前輪108や後輪118が巻き上げた塵や水がベルトケース143内に入り込み易い。
また、導入口をベルト式自動変速機117の前側かつ上側に配置することが考えられる。しかしながら、本実施形態では、図6のパワーユニット周辺の構成を示す斜視図で示すように、ベルト式自動変速機117の上側にはエアークリーナボックス120が配置され、エアークリーナボックス120から前側に向かってエアダクト132が配置されている。したがって、ベルト式自動変速機117の前側かつ上側には部品が多く配置されていて、導入口を大きく取ることができない。
そこで、本実施形態では車体の幅方向における左側に配置されているベルト式自動変速機117に対して、反対側の右側に導入ダクト150の導入口167を配置する。導入口167が形成された導入部165からベルト式自動変速機117のベルトケース143までは前後ダクト部158と横断ダクト部151とを用いて外気を送る。以下、導入ダクト150の配置について図3〜図8を参照して詳細に説明する。図7は、パワーユニットを前側から見た斜視図である。図8は、パワーユニットを後側から見た斜視図である。
図5、図7および図8に示すように、導入ダクト150は、ベルトケース143の前部かつ上部から車体の幅方向に亘って水平に配設された横断ダクト部151と、横断ダクト部151の右端から直交し車体の前側に向かって略水平に配設された前後ダクト部158と、前後ダクト部158の前端に配設された導入部165を有して構成されている。
横断ダクト部151は、クランクケース115の後部かつ上側で車体を横断するように配置されている。図5に示すように、横断ダクト部151の後縁は、クランクケース115の後縁115aよりも後側になるように配置されている。また、横断ダクト部151の周辺は、前側にスタータモータ131、上側にラゲッジボックス124(図6を参照)、後側に後輪118が密集して配置されている。したがって、横断ダクト部151が配置される空間は、例えばエアークリーナボックス120からシリンダアセンブリ114までの通路用としては狭すぎるが、Vベルト142を冷却させるための通路用としては好適な大きさである。
また、横断ダクト部151は、組み立て性や要求される機能に応じた形状に形成できるように複数の部材、ここでは複数の樹脂成形品から構成されている。具体的には、横断ダクト部151は第1の横断ダクト部材152と第2の横断ダクト部材154とが結合されている。
図5、図7および図8に示すように、第1の横断ダクト部材152は、ベルトケース143の上部で右側に向かって開口する開口部133に係止部153を介して結合されている。第2の横断ダクト部材154は、第1の横断ダクト部材152の右端に係止部155を介して結合されている。第1の横断ダクト部材152および第2の横断ダクト部材154は、それぞれ下側で図示しない固定ボルトを介してクランクケース115と結合されている。このとき、第1の横断ダクト部材152の下面とクランクケース115の後部上面との間には、隙間を有した状態でクランクケース115に結合されている。したがって、第1の横断ダクト部材152の前側に配置されたスタータモータ131から放熱された周辺の空気を、この隙間を介して後側に排出することができる。
また、第1の横断ダクト部材152および第2の横断ダクト部材154は、上述したようにクランクケース115、すなわちパワーユニット113と一体的に結合されるため、パワーユニット113と共に第1のピボット軸110および第2のピボット軸112を中心にして上下に揺動する。
第1の横断ダクト部材152および第2の横断ダクト部材154の断面外形は、上下寸法が前後寸法よりも短い扁平形の略矩形状に形成されている。また、断面内形は、外形を縮小させた扁平形の略矩形状に形成されている。断面内形の内部が、Vベルト142を冷却するための外気が通る通路となる。通路は、Vベルト142を冷却するのに必要な外気の量を流動させることができる通路断面積を有している。このように、横断ダクト部151を扁平形に形成することで、横断ダクト部151がパワーユニット113と共に上下に揺動したときに、ラゲッジボックス124等と干渉することなく、Vベルト142を冷却させるために必要な通路断面積を広く確保することができる。
また、図5に示すように、第1の横断ダクト部材152の前端は、前側に配置されているスタータモータ131との干渉を避けるように、第2の横断ダクト部材154の前端よりも後側に位置している。さらに、第1の横断ダクト部材152は車体の左右方向における略中央に位置するために、第1の横断ダクト部材152の上側にはラゲッジボックス124の底部と近接する。したがって、パワーユニット113と共に上下に揺動したときにラゲッジボックス124の底部との干渉を避けるように、第1の横断ダクト部材152の上面が、第2の横断ダクト部材154の上面よりも下側に位置している。
また、第1の横断ダクト部材152と第2の横断ダクト部材154との境界には、図7に示すように、後斜め上側に延出した後、右側に向かって突出する係止突部156が形成されている。係止突部156はリヤフェンダーの1種であるリヤロアフェンダーと係止可能である。リヤロアフェンダーと係止することで第1の横断ダクト部材152はリヤロアフェンダーと共に、後輪118の跳ね上げた砂や水が前側へ飛散するのを遮断する。
また、第2の横断ダクト部材154の右端は、前側に向かって直交するように屈曲していて、その屈曲した部位の下面には導入部165から浸入した水を外部に排水するための水抜き孔157が形成されている(図6を参照)。
次に、前後ダクト部158は、クランクケース115の右部の上側、より正確には、図5に示すような平面視で見て、冷却風カウリング130とオーバラップする位置から、前側に延出するように配置されている。前後ダクト部158は、図4に示すように、ピストンの軸線pと略平行に沿うように、前側に向かうにしたがって僅かに上側に傾いて延出している。前後ダクト部158の前端には、外部から外気を導入ダクト150内に取り込むための導入口167が形成された導入部165が一体的に付設されている。なお、導入部165は外部からより多くの外気を取り込めるように、車体の外側に位置するフレームカバー126に取り付けられている。導入部165の取り付けについては、後述する。
一方、前後ダクト部158はラバー製であって、その一部に可撓部159が形成されている。本実施形態の可撓部159は蛇腹状であって、第2の横断ダクト部材154の右端にバンド160により結合されている。可撓部159は、前側に結合されている導入部165と後側に結合されている横断ダクト部151との間の相対変位を吸収する機能がある。すなわち、横断ダクト部151はパワーユニット113と共に上下に揺動するが、導入部165はフレームカバー126に取り付けられているためにパワーユニット113と共に揺動しない。したがって、走行中のパワーユニット113の上下に揺動に応じて、横断ダクト部151と導入部165との間には相対変位が発生する。このとき、横断ダクト部151と導入部165との間の相対変位に応じて可撓部159が撓むことで、横断ダクト部151と導入部165との間の相対変位が吸収される。なお、可撓部159は、蛇腹状であるために少ない外力で容易に撓み可能である上に、ラバー製であるために繰り返しの撓みに対しても耐久性を有している。
また、パワーユニット113の揺動に応じて、第2の横断ダクト部材154の右端は、図5に示す揺動面F上を揺動する。このとき、可撓部159および導入部165は揺動面F上に位置しているので、第2の横断ダクト部材154の右端の揺動に合わせて、可撓部159の上部と下部とが揺動面F上で互いに伸縮する。すなわち、可撓部159が揺動面F上を外れて捩れたり、揺動面F上を外れる方向にせん断されることがないので、可撓部159の耐久性をより向上させることができる。
また、可撓部159を含む前後ダクト部158の断面外形は、左右寸法(車体の幅方向)が上下寸法よりも短い略楕円形状に形成されている。また、断面内形は、外形を縮小させた略楕円形状に形成されている。断面内形の内部が、Vベルト142を冷却するための外気が通る通路となる。通路は、Vベルト142を冷却するのに必要な外気の量を流動させることができる通路断面積を有している。このように、前後ダクト部158の上下寸法を長くすることにより、クランクケース115およびシリンダアセンブリ114の上側に配置される部品に対して干渉することなく、Vベルト142を冷却させるために必要な通路断面積を広く確保することができる。
次に、導入部165は、シリンダアセンブリ114の右側かつ上側でフレームカバー126に取り付けられる。また、導入部165がフレームカバー126に取り付けられた状態では、図3の左側面から見るとベルトケース143の前側かつ上側、図4の右側面から見ると冷却ファンの空気吸入口129の前側かつ上側に位置する。この位置は、前輪108および後輪118間の中央であって、走行面から上側に離間した位置であることから、前輪108および後輪118が巻き上げた埃や水等が到達し難いクリーンな場所である。
導入部165は、前後ダクト部158の前端と一体的に結合され、前後ダクト部158と連通する導入ボックス166を有している。導入ボックス166は、ラバー製であって前後ダクト部158の前端から前後ダクト部158の延出方向に沿って細長形状に形成されている。導入ボックス166の右側は、図4に示すように、外部から外気を取り込むための導入口167が開口している。また、導入口167の周縁には、導入ボックス166の外側に張り出すフランジ168が形成されている。フランジ168の外周面は、図5の平面図に示すように、緩やかに湾曲している。この湾曲は、取り付けられるフレームカバー126の内周面の曲率に合わせた形状となっている。また、図4に示すように、フランジ168には、導入ボックス166をフレームカバー126に取り付けるために、それぞれ間隔を開けた複数の取付孔169が形成されている。また、導入口167には、外部から取り入れる外気の量を調整するために、開口の一部を閉塞する仕切り板172が取り付けられている。
次に、導入部165の取り付け方法について図9および図10を参照して説明する。図9および図10は、導入部を車体カバーに取り付けた状態をそれぞれ車体の内側および外側から見た斜視図である。
図9に示すように、フレームカバー126の内周面には、導入ボックス166の取付孔169に対応する位置に複数の取付軸175が突設されている。取付軸175をそれぞれ導入ボックス166の各取付孔169に挿入することで、導入ボックス166がフレームカバー126に固定される。なお、フレームカバー126は、図示しない固定ボルトを用いてリアフレーム105に結合される。このように、導入ボックス166はリアフレーム105に結合されたフレームカバー126に取り付けられることから、パワーユニット113と共に揺動する横断ダクト部151との間で相対変位が生じる。
また、フレームカバー126には、図10に示すように、導入ボックス166が取り付けられた状態で導入口167と連通する開口部176が形成されている。導入ボックス166がフレームカバー126に取り付けられた状態では、導入口167はフレームカバー126の開口部176と密着している。したがって、導入口167は、フレームカバー126の開口部176から吸入された外気を漏らさず取り込むことができる。なお、図10では、フレームカバー126の開口部176から、導入口167の後側に取り付けられた仕切り板172を視認することができる。
上述したように構成される冷却構造を用いて、Vベルトを冷却する動作について説明する。まず、ベルトケース143内に配設されたファン134が回転することで、ベルトケース143内が負圧になるために、車体の右側に配置された導入部165は、導入口167からクリーンな外気を取り込む。導入口167から取り込まれた外気は、導入ボックス166から前後ダクト部158に沿って車体の後側に送られる。その後、外気は横断ダクト部151に沿って、車体の左側に送られた後、車体の左側に配置されたベルトケース143の上側からベルトケース143内に導入される。ベルトケース143内に導入された外気はVベルト142を冷却した後、ベルトケース143内の左側面に形成された排出孔149から外部に排出される。
このように、Vベルト142を冷却するために、外気を導入する導入ダクト150の導入部165を、車体の左右方向の一方側に配設されているベルト式自動変速機117の他方側に位置するフレームカバー126に固定しているので、クリーンな場所から外気を導入することができる。したがって、ベルトケース143内に塵や水が吸い込まれることがないので、エアークリーナ等を用いなくとも常にベルト式自動変速機117を良好に作動させることができる。
さて、本実施形態では、導入ダクト150のうち横断ダクト部151が配設されている位置はクランクケース115の上側であり、車体全体の略中心であるため、周辺には様々な部品が密集して配設されている。具体的には、横断ダクト部151の前側にはスタータモータ131、上側にはラゲッジボックス124、後側には後輪118が配設されている。そのため、導入ダクト150はVベルト142を冷却するために必要な通路断面積を確保しつつも、周辺の部品をコンパクトに配置させる必要がある。そこで、本実施形態では、導入ダクト150のうち横断ダクト部151をリヤフェンダーの一部として構成している。
以下、横断ダクト部151とリヤフェンダーとの詳細な構造について、説明する。
図11は、リヤフェンダーを取り付けたパワーユニットの右側面図である。図12は、リヤフェンダーを取り付けたパワーユニットの平面図である。図13は、リヤフェンダーを取り付けたパワーユニットの斜視図である。図14は、後輪を取り付けた状態のパワーユニットの斜視図である。
各図に示すように、横断ダクト部151の上側には、リヤフェンダーの1種であり後輪118の一部を前斜め上側から覆うリヤロアフェンダー180が結合されている。リヤロアフェンダー180は、後輪118によって跳ね上げられた砂や水がエンジン116の前側に飛散しないように遮断する。図11および図13に示すように、リヤロアフェンダー180は、後輪118と略同曲率に形成されたフェンダー本体181、フェンダー本体181の左端から後側に延出する側板部182、フェンダー本体181の右端から前側に延出する側板部183を有している。側板部182を図示しない固定ボルトを介してエアークリーナボックス120の内側面に固定し、側板部183を係止突部156を介して横断ダクト部151に係止することで、リヤロアフェンダー180を横断ダクト部151に結合することができる。
リヤロアフェンダー180が横断ダクト部151に結合された状態では、横断ダクト部151の後面が後輪118側に露出する。また、図13に示すように、リヤロアフェンダー180の下端と横断ダクト部151の後縁との間には隙間がなく、フェンダー本体181のフェンダー面184と横断ダクト部151の後面とは略同一面になっている。したがって、横断ダクト部151の後面は、リヤロアフェンダー180と共に後輪118が跳ね上げた飛散物を前側に配置されているスタータモータ131等に飛散させないように作用する。すなわち、横断ダクト部151は、リヤロアフェンダー180の一部として機能する。
また、リヤロアフェンダー180は、樹脂成形品で形成され、具体的にはナイロンにより形成されている。一方、横断ダクト部151、すなわち第1の横断ダクト部材152および第2の横断ダクト部材154は、ポリプロピレンにより形成されている。このように、異なる材質で形成しているのは、それぞれ配置される位置に応じて要求される機能を確保するためである。具体的には、上側に配置されるリヤロアフェンダー180は、後輪118によって石等の比較的、重量が重い飛散物が衝突し易い。一方、リヤロアフェンダー180よりも下側に配置される横断ダクト部151は、砂や水等の比較的、重量が軽い飛散物が衝突する。したがって、リヤロアフェンダー180は重量が重い飛散物が衝突しても破損しないように、横断ダクト部151の材質よりも硬度が低い材質を用いている。また、横断ダクト部151は、クランクケース115に近接して配置されているので、リヤロアフェンダー180よりも耐熱性に優れた材質を用いている。なお、万が一、リヤロアフェンダー180が破損した場合であっても、横断ダクト部151と別体で形成されているために、新たなリヤロアフェンダー180に容易に交換可能である。
したがって、後輪118が跳ね上げられた石や砂および水は、リヤロアフェンダー180および横断ダクト部151によって、前側への飛散を遮断する。このとき、横断ダクト部151は、車体を幅方向に横断するように配設されているために、リヤロアフェンダー180よりも広い幅で飛散物を遮断することができる。また、リヤロアフェンダー180および横断ダクト部151に付着した水等の飛散物は重力にしたがって、フェンダー面184から横断ダクト部151の後面を辿って落下する。このとき、横断ダクト部151の後縁は、クランクケース115の後縁115aよりも後側に位置するので(図5を参照)、落下物をクランクケース115に落下させることなく、走行面に落下させることができる。
このように、本実施形態によれば、横断ダクト部151をリヤロアフェンダー180の一部とすることによって、横断ダクト部151を後輪118に近づけて配置することができる。したがって、横断ダクト部151の周辺に配置されたラゲッジボックス等の容量を減少させたりして、他の部品に影響を与えることなく、横断ダクト部151の通路断面積を容易に確保することができる。
また、横断ダクト部151の後面をリヤロアフェンダー180で覆う必要がないため、リヤロアフェンダー180を短縮させることができるために、部品の軽量化を図ることができる。また、スタータモータ131、ラゲッジボックス124、後輪118とで囲まれる空間に横断ダクト部151を配置することで、レイアウトを有効に利用することができる。なお、本実施形態では、横断ダクト部151とリヤロアフェンダー180とを別体で構成する場合について説明したが、この場合に限られず、一体で構成してもよい。また、本実施形態では、ベルト式自動変速機117を車体の左側に配設し、導入ダクト150の導入口167を車体の右側に配設する場合について説明したが、ベルト式自動変速機117を車体の右側に配設し、導入ダクト150の導入口167を車体の左側に配設してもよい。
100:自動二輪車 101:ステアリングヘッドパイプ 102:ダウンチューブ 103:アンダーフレーム 104:メインフレーム 105:リアフレーム 110:第1のピボット軸 112:第2のピボット軸 113:パワーユニット 114:シリンダアセンブリ 115:クランクケース 116:エンジン 117:ベルト式自動変速機 118:後輪 120:エアークリーナボックス 121:シート 124:ラゲッジボックス 125:フロントレッグシールド 126:フレームカバー 127:フロントフェンダー 128:リヤフェンダー 131:スタータモータ 140:駆動プーリ 141:従動プーリ 142:Vベルト 143:ベルトケース 144:クランクシャフト 147:ミッション機構 148:後輪軸 149:排出孔 150:冷却ダクト 151:横断ダクト部 152:第1の横断ダクト部材 154:第2の横断ダクト部材 158:前後ダクト部 159:可撓部 160:バンド 165:導入部 167:導入口 168:フランジ 172:仕切り板 180:リヤロアフェンダー

Claims (4)

  1. エンジンの左右方向における一方側から後側に延びて後輪に動力を伝達するベルト式自動変速機を備える自動二輪車において、
    前記ベルト式自動変速機のベルトケース内に外気を導入するための導入ダクトを備え、
    前記導入ダクトは、前記ベルトケースから前記エンジンの上側で車体の左右方向に沿って配設され、
    前記導入ダクトの一部は、後輪側に露出させた状態で、後輪の前側を覆うリヤフェンダーの下側で前記リヤフェンダーと接続されていることを特徴とするベルト式自動変速機の冷却構造。
  2. 前記導入ダクトの一部は、スタータモータの後側に配設されていることを特徴とする請求項1に記載のベルト式自動変速機の冷却構造。
  3. 前記導入ダクトの一部と前記リヤフェンダーとは、それぞれ異なる材質で形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のベルト式自動変速機の冷却構造。
  4. 前記リヤフェンダーの材質は、前記導入ダクトの一部の材質よりも硬度が低いことを特徴とする請求項3に記載のベルト式自動変速機の冷却構造。
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