JP2012046101A - ベルト式自動変速機の冷却構造 - Google Patents
ベルト式自動変速機の冷却構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012046101A JP2012046101A JP2010190855A JP2010190855A JP2012046101A JP 2012046101 A JP2012046101 A JP 2012046101A JP 2010190855 A JP2010190855 A JP 2010190855A JP 2010190855 A JP2010190855 A JP 2010190855A JP 2012046101 A JP2012046101 A JP 2012046101A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- automatic transmission
- type automatic
- introduction
- fender
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
【解決手段】エンジン116の左右方向における一方側から後側に延びて後輪118に動力を伝達するベルト式自動変速機117を備える自動二輪車において、前記ベルト式自動変速機117のベルトケース143内に外気を導入するための導入ダクト150を備え、前記導入ダクト150は、前記ベルトケース143から前記エンジン116の上側で車体の左右方向に沿って配設され、前記導入ダクト150の一部は、後輪118側に露出させた状態で、後輪118の前側を覆うリヤフェンダー180の下側で前記リヤフェンダー180と接続されている。
【選択図】図13
Description
また、前記導入ダクトの一部は、スタータモータの後側に配設されている。
また、前記導入ダクトの一部と前記リヤフェンダーとは、それぞれ異なる材質で形成されている。
また、前記リヤフェンダーの材質は、前記導入ダクトの一部の材質よりも硬度が低い。
まず、スクータ型自動二輪車100の全体構成について図1、図2Aおよび図2Bを参照して説明する。図1は本実施形態に係るスクータ型自動二輪車の右側面図である。図2Aおよび図2Bは車体カバー等を取り外した状態の左側面図および右側面図である。なお、各図では、必要に応じて車体の前側を矢印Frにより、車体の後側を矢印Rrによりそれぞれ示し、車体の右側を矢印Rにより、車体の左側を矢印Lにより示す。
ベルト式自動変速機117の後部には、後輪118が回動可能に支持されている。図1に示すように、後輪118は、リヤフェンダー128によって覆われている。ベルト式自動変速機117とリアフレーム105との間には、ショックアブソーバ119によって連結されている。ショックアブソーバ119は、後輪118およびパワーユニット113の上下の揺動を吸収する。
パワーユニット113の上側には、ライダーが着座するためのシート121が設置されている。また、アンダーフレーム103の上側には、シート121に着座したライダーの足を載せるステップボード122がステップフレーム123(図2Aおよび図2Bを参照)に支持されている。パワーユニット113とシート121との間にはヘルメット等を収容できる収容スペースとしてのラゲッジボックス124が配置されている。
上述したように、パワーユニット113は、シリンダアセンブリ114およびクランクケース115からなるエンジン116とベルト式自動変速機117とを有している。シリンダアセンブリ114は、図示しないピストンの軸線pがクランクケース115から水平状態に近くまで前傾するように延設されている。シリンダアセンブリ114内のピストンが往復運動することによって、クランクケース115内のクランクシャフトを一方方向に回動させる。クランクシャフトの回動軸cは、図5に示すように、車体の幅方向(左右方向)に指向している。
クランクケース115の上側には、エンジン116を始動するときにクランクシャフトを図示しない複数のギアを介して回転させるスタータモータ131が配設されている。
さらに、図5に示すように、駆動プーリ140の左端には外部からベルトケース143内に強制的に外気を導入させるためのファン134が一体的に設けられている。また、ベルトケース143の左側面には、図3に示すようにベルトケース143内に導入された外気を外部に排出するための排出孔149が開口している。
本実施形態ではベルト式自動変速機117のベルトケース143内に外気を導入することで発熱したVベルト142を冷却する。ベルトケース143内に外気を導入するとき、外気を外部から取り入れるための導入口を配置する必要がある。
このとき、導入口をベルト式自動変速機117の前側に配置することが考えられるが、ベルト式自動変速機117は車高の低い位置にあるために、導入口から前輪108や後輪118が巻き上げた塵や水がベルトケース143内に入り込み易い。
また、導入口をベルト式自動変速機117の前側かつ上側に配置することが考えられる。しかしながら、本実施形態では、図6のパワーユニット周辺の構成を示す斜視図で示すように、ベルト式自動変速機117の上側にはエアークリーナボックス120が配置され、エアークリーナボックス120から前側に向かってエアダクト132が配置されている。したがって、ベルト式自動変速機117の前側かつ上側には部品が多く配置されていて、導入口を大きく取ることができない。
横断ダクト部151は、クランクケース115の後部かつ上側で車体を横断するように配置されている。図5に示すように、横断ダクト部151の後縁は、クランクケース115の後縁115aよりも後側になるように配置されている。また、横断ダクト部151の周辺は、前側にスタータモータ131、上側にラゲッジボックス124(図6を参照)、後側に後輪118が密集して配置されている。したがって、横断ダクト部151が配置される空間は、例えばエアークリーナボックス120からシリンダアセンブリ114までの通路用としては狭すぎるが、Vベルト142を冷却させるための通路用としては好適な大きさである。
また、第1の横断ダクト部材152および第2の横断ダクト部材154は、上述したようにクランクケース115、すなわちパワーユニット113と一体的に結合されるため、パワーユニット113と共に第1のピボット軸110および第2のピボット軸112を中心にして上下に揺動する。
また、第2の横断ダクト部材154の右端は、前側に向かって直交するように屈曲していて、その屈曲した部位の下面には導入部165から浸入した水を外部に排水するための水抜き孔157が形成されている(図6を参照)。
図9に示すように、フレームカバー126の内周面には、導入ボックス166の取付孔169に対応する位置に複数の取付軸175が突設されている。取付軸175をそれぞれ導入ボックス166の各取付孔169に挿入することで、導入ボックス166がフレームカバー126に固定される。なお、フレームカバー126は、図示しない固定ボルトを用いてリアフレーム105に結合される。このように、導入ボックス166はリアフレーム105に結合されたフレームカバー126に取り付けられることから、パワーユニット113と共に揺動する横断ダクト部151との間で相対変位が生じる。
図11は、リヤフェンダーを取り付けたパワーユニットの右側面図である。図12は、リヤフェンダーを取り付けたパワーユニットの平面図である。図13は、リヤフェンダーを取り付けたパワーユニットの斜視図である。図14は、後輪を取り付けた状態のパワーユニットの斜視図である。
Claims (4)
- エンジンの左右方向における一方側から後側に延びて後輪に動力を伝達するベルト式自動変速機を備える自動二輪車において、
前記ベルト式自動変速機のベルトケース内に外気を導入するための導入ダクトを備え、
前記導入ダクトは、前記ベルトケースから前記エンジンの上側で車体の左右方向に沿って配設され、
前記導入ダクトの一部は、後輪側に露出させた状態で、後輪の前側を覆うリヤフェンダーの下側で前記リヤフェンダーと接続されていることを特徴とするベルト式自動変速機の冷却構造。 - 前記導入ダクトの一部は、スタータモータの後側に配設されていることを特徴とする請求項1に記載のベルト式自動変速機の冷却構造。
- 前記導入ダクトの一部と前記リヤフェンダーとは、それぞれ異なる材質で形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のベルト式自動変速機の冷却構造。
- 前記リヤフェンダーの材質は、前記導入ダクトの一部の材質よりも硬度が低いことを特徴とする請求項3に記載のベルト式自動変速機の冷却構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010190855A JP5640564B2 (ja) | 2010-08-27 | 2010-08-27 | ベルト式自動変速機の冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010190855A JP5640564B2 (ja) | 2010-08-27 | 2010-08-27 | ベルト式自動変速機の冷却構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012046101A true JP2012046101A (ja) | 2012-03-08 |
JP5640564B2 JP5640564B2 (ja) | 2014-12-17 |
Family
ID=45901485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010190855A Active JP5640564B2 (ja) | 2010-08-27 | 2010-08-27 | ベルト式自動変速機の冷却構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5640564B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001146185A (ja) * | 1999-11-19 | 2001-05-29 | Suzuki Motor Corp | 自動二輪車の後輪泥除け装置 |
JP2003042270A (ja) * | 2001-07-25 | 2003-02-13 | Yamaha Motor Co Ltd | ベルト変速機の冷却構造 |
JP2004034778A (ja) * | 2002-07-01 | 2004-02-05 | Suzuki Motor Corp | 鞍乗型不整地走行用車両の泥除け取付構造 |
JP2008101600A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-05-01 | Honda Motor Co Ltd | 排風ダクトを備える内燃機関および該内燃機関が搭載された車両 |
JP2010126057A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Honda Motor Co Ltd | 鞍乗り型車両 |
-
2010
- 2010-08-27 JP JP2010190855A patent/JP5640564B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001146185A (ja) * | 1999-11-19 | 2001-05-29 | Suzuki Motor Corp | 自動二輪車の後輪泥除け装置 |
JP2003042270A (ja) * | 2001-07-25 | 2003-02-13 | Yamaha Motor Co Ltd | ベルト変速機の冷却構造 |
JP2004034778A (ja) * | 2002-07-01 | 2004-02-05 | Suzuki Motor Corp | 鞍乗型不整地走行用車両の泥除け取付構造 |
JP2008101600A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-05-01 | Honda Motor Co Ltd | 排風ダクトを備える内燃機関および該内燃機関が搭載された車両 |
JP2010126057A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Honda Motor Co Ltd | 鞍乗り型車両 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5640564B2 (ja) | 2014-12-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7975792B2 (en) | Straddle type vehicle | |
JP5924769B2 (ja) | 強制空冷式エンジンにおける冷却構造 | |
JP6476301B2 (ja) | 鞍乗型車両のパワーユニット | |
EP2610155B1 (en) | Straddle-type vehicle | |
JP2009228708A (ja) | 変速装置の冷却構造 | |
JP5486872B2 (ja) | パワーユニットの冷却装置 | |
JP4529642B2 (ja) | スクーター型自動二輪車 | |
JP5640564B2 (ja) | ベルト式自動変速機の冷却構造 | |
EP2287459A1 (en) | Motorcycle | |
EP2610476B1 (en) | Air cleaner apparatus and straddle-type vehicle equipped with the apparatus | |
JP4530928B2 (ja) | 小型車両のラジエータ装置 | |
JP3580375B2 (ja) | スイングパワーユニット式小型車両 | |
JP5521903B2 (ja) | ベルト式自動変速機の冷却構造 | |
JP6256017B2 (ja) | ベルト変速装置の冷却構造 | |
JP2007106382A (ja) | 自動二輪車 | |
JP5640566B2 (ja) | ベルト式自動変速機の冷却構造 | |
JP3168137U (ja) | 変速装置の冷却構造 | |
JP2582275Y2 (ja) | 自動二輪車用エンジンのスタータ支持装置 | |
JP6485087B2 (ja) | 無段変速機の冷却構造 | |
EP2610156A1 (en) | Straddle-type vehicle | |
JP2015161324A (ja) | ベルト変速装置の冷却構造 | |
JP4682579B2 (ja) | 自動二輪車のパワーユニット | |
JP2009103233A (ja) | 動力伝達装置の冷却構造 | |
JP6951390B2 (ja) | 変速機構 | |
JP3150483U (ja) | 自動二輪車 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130321 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140304 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140421 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140930 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141013 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5640564 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |