JP3150483U - 自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】好適な吸気通路を有するベルト式無段変速機を搭載したオフロード車、またはオフロード車に準じた自動二輪車を提供する。【解決手段】自動二輪車1は、クランクケース20と、クランクケース20から上方に延びるシリンダ21とを有する4サイクル式のエンジン16と、クランクケース20の車幅方向の一端側に配置されたベルト式無段変速機17と、変速機ケース36とを備えている。変速機ケース36の内部には、ベルト式無段変速機17を収容するベルト室が形成されている。変速機ケース36におけるシリンダ21の後端21eよりも前側の部分には、ベルト室に空気を導く吸気通路70が接続されている。吸気通路70は、変速機ケース36から上方に向かって延びている。【選択図】図1

Description

本考案は、ベルト式無段変速機を備えた自動二輪車に関する。
従来から、ベルト式無段変速機を備えた自動二輪車が知られている(例えば、下記特許文献1および2参照)。
ベルト式無段変速機は、プライマリシーブと、セカンダリシーブと、これらプライマリシーブおよびセカンダリシーブに巻き掛けられたVベルトとを備えている。ベルト式無段変速機の動作中、Vベルトと各シーブとの間の摩擦等によってベルト式無段変速機は発熱し、温度が上昇する。そのため、吸気通路を設け、この吸気通路を通じてベルト式無段変速機に冷却用の空気を供給することが好ましい。
特許文献1には、2サイクル式のエンジンと、ベルト式無段変速機と、エンジンのクランクケースの上端よりも低い位置に配置された変速機冷却用の吸気通路とを備えたパワーユニットが開示されている。特許文献2には、2サイクル式のエンジンと、ベルト式無段変速機と、エンジンのクランクケースよりも高い位置にまで延びる変速機冷却用の吸気通路とを備えたパワーユニットが開示されている。
特公昭61−40864号公報 特公平6−57547号公報
ところで、自動二輪車の一種類として、悪路走行が可能ないわゆるオフロード車が知られている。オフロード車においても、ベルト式無段変速機を搭載することができれば、面倒なクラッチ操作が不要となるので、ライダーにとって便利である。
ところが、特許文献1および2に開示された構成をオフロード車に適用しようとすると、以下のような課題がある。そのため、冷却用の吸気通路を有するベルト式無段変速機をオフロード車に適用することは、従来行われていなかった。
すなわち、特許文献1に開示された構成のように、吸気通路をクランクケースの上端よりも低い位置に配置しようとすると、地面から巻き上げられる水や埃が吸気通路に浸入しやすくなる。そのため、未舗装の道路等を走行することの多いオフロード車においては、何らかの工夫を施さなければ、特許文献1に開示されたような構成を採用することは好ましくない。
また、オフロード車では、エンジンのシリンダが起立しており、シリンダと水平線とのなす角が大きい。また、オフロード車では、パワーユニットと地面との間の距離、すなわち最低地上高を比較的大きく確保しなければならない。そのため、エンジンのクランクケースの上方にシリンダや排気管が集中的に配置されることになる。したがって、特許文献2に開示された構成のように、吸気通路をクランクケースよりも高い位置にまで延ばそうとすると、排気管またはシリンダが邪魔になる。
このように、従来の技術を単に転用しただけでは、オフロード車またはオフロード車に準じた形式の自動二輪車に対し、好適な吸気通路を有するベルト式無段変速機を搭載することは困難であった。
本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、好適な吸気通路を有するベルト式無段変速機を搭載したオフロード車、またはオフロード車に準じた自動二輪車を提供することにある。
本考案に係る自動二輪車は、クランクケースと、クランクケースから上方または前方斜め上方に延びるシリンダとを有する4ストローク式のエンジンと、前記クランクケースの車幅方向の一端側に配置されたベルト式無段変速機と、前記ベルト式無段変速機の少なくとも一部を覆い、内部に前記ベルト式無段変速機を収容するベルト室が形成された変速機ケースと、側面視において、少なくとも一部が前記変速機ケースにおける前記シリンダの後端よりも前側の部分から上方または前方斜め上方に延び、前記ベルト室に空気を導く吸気通路と、を備えたものである。
また、本考案に係る他の自動二輪車は、クランクケースと、クランクケースから上方に延びるシリンダとを有する4サイクル式のエンジンと、前記クランクケースの車幅方向の一端側に配置されたベルト式無段変速機と、前記ベルト式無段変速機の少なくとも一部を覆い、内側に前記ベルト式無段変速機を収容するベルト室が形成された変速機ケースと、側面視において前記変速機ケースから上方に延び、前記ベルト室に空気を導く吸気通路と、前記シリンダに接続され、側面視において、前記変速機ケースの上方で前記吸気通路と交差する排気管と、を備えたものである。
本考案によれば、好適な吸気通路を有するベルト式無段変速機を搭載したオフロード車、またはオフロード車に準じた自動二輪車を実現することが可能となる。
実施形態1に係る自動二輪車の側面図である。 実施形態1に係る自動二輪車の要部の側面図である。 実施形態1に係る自動二輪車の要部の平面図である。 吸気通路の側面図である。 燃料タンクおよびカバー等の平面図である。 パワーユニットの断面図である。 第2ケースブロックおよび内側ケースの分解斜視図である。 遠心クラッチ付近を拡大して示すパワーユニットの部分断面図である。 実施形態2に係る自動二輪車の側面図である。 実施形態2に係る自動二輪車の要部の平面図である。
本願考案者は、鋭意研究の結果、2サイクル式のエンジンに代えて4サイクル式のエンジンを採用することによって排気管を細くすることができ、ベルト式無段変速機の冷却用の吸気通路を変速機ケースから上方に向かって延ばすことにより、排気管を細くすることによって生じたクランクケース上方の余裕スペースに、当該吸気通路をコンパクトに配置することが可能であることを見出し、本考案をなすに至った。以下、本考案の実施の形態について説明する。
<実施形態1>
《本実施形態の概要》
図1〜図3に示すように、本実施形態に係る自動二輪車1は、ベルト式無段変速機17の冷却用の吸気通路70が、排気管41よりも車幅方向の外側を通って上方に延びているものである。
《自動二輪車の全体構成》
本実施形態の自動二輪車1は、いわゆるオフロードタイプの自動二輪車である。自動二輪車1は、車体フレーム2と、車体フレーム2に支持された燃料タンク24と、車体フレーム2に支持され、燃料タンク24の後側に配置されたシート3とを備えている。なお、本明細書では、前後左右の方向は、シート3に着座した乗員から見た方向を言うものとする。
また、本明細書において、「上方に延びる」とは、全体として上向きに延びる場合を意味するのであって、鉛直上向きに延びる場合に限らず、斜め上向きに延びる場合も含まれる。同様に、「後方」とは、厳密に前後方向に沿った後ろ方向に限らず、前後方向から上下または左右に傾いた方向に沿った後ろ方向も含まれる。すなわち、いわゆる斜め後方も、本明細書でいう「後方」に含まれる。
図2に示すように、車体フレーム2は、ヘッドパイプ4と、ヘッドパイプ4から下方に向かって延びるダウンチューブ5と、ダウンチューブ5よりも上方においてヘッドパイプ4から後方に向かって延びるメインチューブ6とを備えている。メインチューブ6の中途部からは、左右一対のシートピラー6aが下方に向かって分岐している。シートピラー6aには、後方に延びるシートレール7が接続されている。シートレール7の中途部には、バックステー8の後端部が接続されている。バックステー8の前端部は、シートピラー6aの下端部に接続されている。
図1に示すように、ヘッドパイプ4には、フロントフォーク11が挿通されている。フロントフォーク11の下端部には前輪12が支持されている。車体フレーム2にはピボット軸10が挿通され、ピボット軸10には、リアアーム9の前端部が揺動自在に支持されている。リアアーム9の後端部には、後輪13が支持されている。
車体フレーム2には、パワーユニット15が支持されている。詳細は後述する(図6参照)が、パワーユニット15は、エンジン16およびベルト式の無段変速機(Continuously Variable Transmission;以下、CVTという)17を備えている。
エンジン16は、クランクケース20と、クランクケース20から上方(より詳しくは、前方斜め上方)に延びるシリンダ21とを備えている。図2に示すように、シリンダ21は、シリンダ本体21aと、シリンダヘッド22とを有している。このように、本明細書では、いわゆるシリンダヘッド22もシリンダ21に含まれるものとする。
本実施形態の自動二輪車1では、シリンダ21はクランクケース20から起立しており、鉛直方向から僅かに前傾している。言い換えると、シリンダ21は水平線から大きく傾斜している。また、後述するように、CVT17はプライマリシーブ軸23aとセカンダリシーブ軸53とを備えており、側面視において、プライマリシーブ軸23aの軸心23bとセカンダリシーブ軸53の軸心53bとを結ぶ線L1と、シリンダ21の中心線L2とは、実質的に直交している。なお、本実施形態では、セカンダリシーブ軸53の軸心53bはプライマリシーブ軸23aの軸心23bよりも高い位置に配置されている。
シリンダ21の後側には、吸気管40が接続されている。吸気管40には、キャブレタ40aが設けられている。吸気管40の後端には、エアチャンバ43が接続されている。なお、図1では、エアチャンバ43の図示は省略している。
シリンダ21の前側には、排気管41が接続されている。排気管41は、シリンダ21から前方に突出した後、後方に向かって湾曲または屈曲し、変速機ケース36またはクランクケース20の上方を通って後方に延びている(図3も参照)。側面視において、排気管41は、変速機ケース36の上方で、後述する吸気通路70と交差している。図1に示すように、排気管41の後端には、マフラ42が接続されている。
詳細は後述するが、変速機ケース36の内側には、CVT17を収容したベルト室38が形成されている(図6参照)。図1に示すように、変速機ケース36の前後方向中央位置よりも前側には、ベルト室38に冷却用の空気を供給する吸気通路70が接続されている。詳しくは、吸気通路70は、側面視において、変速機ケース36におけるシリンダ21の後端21eよりも前側の部分から、前方斜め上方に延びている。本実施形態では、吸気通路70は、変速機ケース36から前方斜め上方に延びる吸気ダクト71と、吸気ダクト71の上端に接続されたエアボックス96とを備えている。ただし、エアボックス96は必ずしも必要ではない。吸気通路70は吸気ダクト71のみによって形成されていてもよい。エアボックス96と吸気ダクト71とは、一体的に形成されていてもよく、別体であってもよい。
エアボックス96は、外観形状が箱状に形成された空気通路形成部材である。エンジン16の吸気管40と異なり、CVT17の冷却用の吸気通路70には、空気の脈動は実質的に生じない。そのため、エアボックス96は、空気を一時的に溜めておくいわゆるエアチャンバでなくてもよい。例えば、エアボックス96は、内部に蛇行流路が形成されたものであってもよい。もちろん、エアボックス96はエアチャンバであってもよい。
図4に示すように、エアボックス96の内部には、エアフィルタ95が設けられている。エアボックス96の上側かつ後側には、吸気管96aが接続されている。吸気管96aには、後方に向かって開口する吸気口96bが形成されている。
図5に示すように、燃料タンク24の側方には、前方に向かうについて車幅方向に広がるように形成された左右一対のカバー14が設けられている。図1に示すように、エアボックス96は、カバー14の内側に配置されている。エアボックス96の吸気管96aもカバー14の内側に配置されている。言い換えると、側面視において、エアボックス96(吸気管96aを含む)はカバー14によって覆われている。このように、吸気通路70はカバー14の内側にまで延びており、吸気通路70の一部はカバー14の内側に配置されている。
図3に示すように、本実施形態では、排気管41および吸気ダクト71は、シリンダ21の右側に配置されている。吸気ダクト71は、車幅方向においてシリンダ21と隣り合っている。言い換えると、側面視において、吸気ダクト71とシリンダ21とは重なっている(図1参照)。排気管41は、シリンダ21と吸気ダクト71との間を通って、後方に延びている。
図3に示すように、車幅方向の中央部には、リアクッションユニット30が設けられている。図2に示すように、リアクッションユニット30は、メインチューブ6とリアアーム9との間にあってメインチューブ6とリアアーム9とを連結するように設けられている。本実施形態の自動二輪車1は、リアクッションユニット30を1本だけ備えており、いわゆるモノサス構造を有している。なお、リアクッションユニット30は、リアアーム9に直接連結されるものに限られず、リンクを介してリアアーム9に連結されたものであってもよい。
図3に示すように、リアクッションユニット30の後方、かつ、エアチャンバ43の右側には、バッテリ50が設けられている。バッテリ50はシート3(図1参照)の下方に配置されている。図3に示すように、エアチャンバ43には、右側に開口する吸気管43aが接続されている。符号80は、フットステップを表している。
《パワーユニットの内部構成》
次に、図6〜8を参照しながら、パワーユニット15の内部構成について説明する。
図6は、パワーユニット15の断面を示す図である。図5に示すように、パワーユニット15は、エンジン16と、CVT17と、遠心クラッチ18と、減速機構19とを備えている。エンジン16は、吸気行程、圧縮行程、燃焼行程、および排気行程からなるサイクルを繰り返す4サイクル式のエンジンである。本実施形態では、エンジン16は4サイクル単気筒エンジンである。
エンジン16は、クランクケース20と、クランクケース20に接続されたシリンダ本体21aと、シリンダ本体21aの上側に接続されたシリンダヘッド22とを備えている。シリンダ本体21aおよびシリンダヘッド22がシリンダ21を形成していることは、前述した通りである。クランクケース20は、分割された2つのケースブロック、すなわち、左側に位置する第1ケースブロック20aと、右側に位置する第2ケースブロック20bとを有している。第1ケースブロック20aと第2ケースブロック20bとは、車幅方向に沿って互いに付き合わされている。
クランクケース20内には、クランク軸23が収容されている。クランク軸23は、車幅方向に延びており、水平に配置されている。クランク軸23は、軸受24aを介して第1ケースブロック20aに支持され、軸受24bを介して第2ケースブロック20bに支持されている。
シリンダ21内には、ピストン25が摺動可能に挿入されている。このピストン25には、コンロッド26の一端部が連結されている。クランク軸23の左側クランクアーム27aと右側クランクアーム27bとの間には、クランクピン28が設けられている。コンロッド26の他端部は、クランクピン28に連結されている。
シリンダヘッド22には、凹部22aと、凹部22aに連通する図示しない吸気ポートおよび排気ポートとが形成されている。シリンダヘッド22には、点火プラグ29が挿入されている。上記吸気ポートには前述の吸気管40(図1参照)が接続され、上記排気ポートには前述の排気管41(図1参照)が接続されている。
第1ケースブロック20aの前半部の左側には、発電機34を収容する発電機ケース35が取り付けられている。第2ケースブロック20bの右側には、CVT17を収容する変速機ケース36が取り付けられている。また、第2ケースブロック20bの後半部の右側には開口が形成され、この開口はクラッチカバー37によって塞がれている。
変速機ケース36は、クランクケース20から独立して形成されており、CVT17の車幅方向の内側(左側)を覆う内側ケース36aと、CVT17の車幅方向の外側(右側)を覆う外側ケース36bとから構成されている。内側ケース36aはクランクケース20の右側に取り付けられ、外側ケース36bは内側ケース36aの右側に取り付けられている。これら内側ケース36aと外側ケース36bとの内部には、CVT17を収容するベルト室38が形成されている。また、外側ケース36bの上面には、吸気口78が形成されている。吸気口78には前述の吸気ダクト71(図1参照)が接続されている。
クランク軸23の右側端部は、第2ケースブロック20bおよび内側ケース36aを貫通し、ベルト室38にまで延びている。このクランク軸23の右側端部には、CVT17のプライマリシーブ51が嵌め込まれている。そのため、プライマリシーブ51は、クランク軸23の回転に従って回転する。このクランク軸23の右側部分(厳密には、軸受24bよりも右側の部分)は、プライマリシーブ軸23aを形成している。
一方、クランク軸23の左側端部は、第1ケースブロック20aを貫通し、発電機ケース35内に延びている。このクランク軸23の左側端部には、発電機34が取り付けられている。
クランクケース20内の後半部には、セカンダリシーブ52が嵌め込まれたセカンダリシーブ軸53が、クランク軸23と平行に配置されている。セカンダリシーブ軸53の中央部の右側部分は、軸受54aを介してクラッチカバー37に支持されている。セカンダリシーブ軸53の左側部分は、軸受54bを介して第2ケースブロック20bの左端部に支持されている。上記セカンダリシーブ52は、セカンダリシーブ軸53の右側端部に連結されている。
CVT17は、上記プライマリシーブ51およびセカンダリシーブ52の他に、これらプライマリシーブ51とセカンダリシーブ52とに巻き掛けられたVベルト55を備えている。
プライマリシーブ51は、車幅方向の外側に位置する固定シーブ体51aと、車幅方向の内側に位置し、固定シーブ体51aに対向する可動シーブ体51bとを備えている。固定シーブ体51aは、プライマリシーブ軸23aの右側部に固定されており、プライマリシーブ軸23aと共に回転する。可動シーブ体51bは、固定シーブ体51aの左側に配置されており、プライマリシーブ軸23aにスライド自在に取り付けられている。したがって、可動シーブ体51bは、プライマリシーブ軸23aと共に回転し、かつ、プライマリシーブ軸23aの軸方向にスライド自在である。固定シーブ体51aと可動シーブ体51bとの間には、ベルト溝51cが形成されている。可動シーブ体51bの左側部分にはカム面56が形成され、カム面56の左側にはカムプレート57が配設されている。可動シーブ体51bのカム面56とカムプレート57との間には、ローラウエイト58が配設されている。
セカンダリシーブ52は、車幅方向の内側に位置する固定シーブ体52aと、車幅方向の外側に位置し、固定シーブ体52aに対向する可動シーブ体52bとを備えている。可動シーブ体52bは、セカンダリシーブ軸53の右側部に取り付けられている。可動シーブ体52bは、セカンダリシーブ軸53と共に回転し、かつ、セカンダリシーブ軸53の軸方向にスライド自在である。セカンダリシーブ52の右側には圧縮コイルスプリング59が設けられており、可動シーブ体52bは圧縮コイルスプリング59から左向きの付勢力を受けている。固定シーブ体52aの軸心部は円筒状のスライドカラーとなっており、セカンダリシーブ軸53にスプライン嵌合されている。また、固定シーブ体52aと可動シーブ体52bとの間には、V型形状のベルト溝52cが形成されている。
Vベルト55は、複数の樹脂ブロックと、これら樹脂ブロックを連結する連結体とを備えたいわゆる樹脂ブロックベルトである。
プライマリシーブ51の固定シーブ体51aの右側部分には、送風用の複数の羽根60が形成されている。また、前述したように、変速機ケース36の上面に形成された吸気口78には、吸気ダクト71(図1参照)が接続されている。なお、吸気口78は変速機ケース36の前半部(プライマリシーブ51の上方)に形成されている。そのため、吸気ダクト71はプライマリシーブ51の後端よりも前側に接続されている。
このような構成により、固定シーブ体51aがプライマリシーブ軸23aと共に回転すると、羽根60によって、吸気口78を通じてベルト室38内に空気が導かれると共に、ベルト室38内の空気が外部に排出される。本実施形態では、羽根60は、側面視において、固定シーブ体51aの中心部から径方向外側に螺旋状に延びるように形成されている。ただし、羽根60の具体的形状は何ら限定されず、その枚数も何ら限定されるものではない。また、固定シーブ体51aの外側に、固定シーブ体51aと別体の羽根車等を設けるようにしてもよい。
図7は、第2ケースブロック20bおよび内側ケース36aの斜視図である。図7に示すように、内側ケース36aの前半部66は左側に膨出する碗状に形成され、内側ケース36aの後半部67は右側に膨出する碗状に形成されている。前半部66には、CVT17のプライマリシーブ軸23a(図6参照)を挿通させる孔68が形成されている。後半部67には、CVT17のセカンダリシーブ軸53(図6参照)を挿通させる孔69が形成されている。なお、図7では、内側ケース36aと第2ケースブロック20bとの間に介在するクラッチカバー37(図6参照)の図示は省略している。
内側ケース36aには、通風孔72が設けられている。本実施形態では、通風孔72は円形状に形成され、内側ケース36aの上下方向中間位置よりも上側に3個形成されている。ただし、通風孔72の形状および個数は何ら限定されない。
第2ケースブロック20bの右側部分の下側には、複数の通風孔73が形成されている。詳しくは、第2ケースブロック20bは、右側方に向かって立設された周縁部74を備えており、この周縁部74は変速機ケース36の輪郭形状に応じた形状を有している。そして、周縁部74の下側は、その一部が切り欠かれたようなスリット状に形成され、いわゆる櫛状になっている。そのため、第2ケースブロック20bと内側ケース36aとによって区画される空間75は、通風孔73を通じてパワーユニット15(図6参照)の外部と連通している。なお、第2ケースブロック20bの後半部の右側はクラッチカバー37によって覆われているので、第2ケースブロック20bの後半部にあっては、上記空間75はクラッチカバー37と内側ケース36aとの間に形成されることになる(図6参照)。
周縁部74の櫛状部分には、補強リブ76が設けられている。通風孔73の下方には、オイルパン77が設けられている。
以上のような構成により、ベルト室38内の空気は、内側ケース36aの通風孔72を通じて空間75に導かれ、さらに第2ケースブロック20bの通風孔73を通じて、オイルパン77に向かって排出される。その結果、上記空気はパワーユニット15の外部に排出されることになる。
図8は図6の一部を拡大して示す図である。図8に示すように、遠心クラッチ18は、セカンダリシーブ軸53の左側部分に取り付けられている。遠心クラッチ18は、湿式多板式のクラッチであり、略円筒状のクラッチハウジング81と、クラッチボス82とを備えている。クラッチハウジング81はセカンダリシーブ軸53にスプライン嵌合され、セカンダリシーブ軸53と一体となって回転する。クラッチハウジング81には、リング状の複数のクラッチプレート83が取り付けられている。
セカンダリシーブ軸53の左側部分の周囲には、軸受84を介して円筒状の歯車85が回転自在に嵌め込まれている。クラッチボス82は、クラッチプレート83の径方向内側かつ歯車85の径方向外側に配置され、この歯車85と噛み合っている。そのため、歯車85はクラッチボス82と共に回転する。クラッチボス82の径方向外側には、リング状の複数のフリクションプレート86が取り付けられている。これらフリクションプレート86は、セカンダリシーブ軸53の軸方向に沿って間隔を空けて並んでおり、各フリクションプレート86は隣り合うクラッチプレート83,83の間に配置されている。
クラッチハウジング81の左側には、複数のカム面87が形成されている。カム面87と、このカム面87に対向する最も右側のクラッチプレート83との間には、ローラウエイト88が配置されている。
この遠心クラッチ18では、ローラウエイト88に作用する遠心力の大小によって、クラッチインの状態(すなわち接続状態)とクラッチオフの状態(すなわち遮断状態)とが自動的に切り替えられる。なお、図8では、セカンダリシーブ軸53を挟んで下側がクラッチイン状態、上側がクラッチアウト状態を表している。
減速機構19は、遠心クラッチ18と出力軸(図示せず)との間に介在している。減速機構19は、セカンダリシーブ軸53と平行に配置された変速軸89を有している。変速軸89は、軸受90を介して第1ケースブロック20aに回転自在に支持されている。また、変速軸89は、軸受91を介して第2ケースブロック20bに回転自在に支持されている。変速軸89の右端部には、歯車85と噛み合う第1変速歯車92が設けられている。
変速軸89の中央部には、第1変速歯車92よりも小径の第2変速歯車93が設けられている。当該第2変速歯車93は、図示しない出力軸または当該出力軸に設けられた図示しない歯車と噛み合うように配置されている。
このような構成により、クラッチボス82と出力軸とは、歯車85、第1変速歯車92、変速軸89、第2変速歯車93等を介して連結されている。そのため、出力軸は、クラッチボス82の回転に従って回転する。なお、図示していないが、出力軸には、出力軸の駆動力を後輪13(図1参照)に伝達するチェーン等の動力伝達機構が巻き掛けられている。
以上がパワーユニット15の構成である。次に、CVT17の冷却動作について説明する。
《CVTの冷却動作》
パワーユニット15が作動すると、CVT17のプライマリシーブ軸23aが回転し、それに伴ってプライマリシーブ51の固定シーブ体51aの羽根60が回転する。その結果、吸気ダクト71からベルト室38内に向かって空気を導く吸引力が発生する。
すると、吸気口96b(図4参照)を通じてエアボックス96内に空気が吸い込まれ、当該空気はフィルタ95を通過して浄化された後、吸気ダクト71を通じてベルト室38に吸い込まれる。ベルト室38に吸い込まれた空気は、プライマリシーブ51、セカンダリシーブ52およびVベルト55の周囲を流れ、これらプライマリシーブ51、セカンダリシーブ52およびVベルト55を冷却する。
プライマリシーブ51、セカンダリシーブ52およびVベルト55を冷却した空気は、内側ケース36aの通風孔72(図7参照)を通じてベルト室38から排出され、内側ケース36aと第2ケースブロック20bとの間の空間75に流れ込む。そして、当該空間75内の空気は、第2ケースブロック20bの下部に形成された通風孔73を通じて、パワーユニット15の外部に排出される。以上のような空気の流れによって、CVT17は連続的かつ定常的に冷却されることになる。
《本実施形態の効果》
以上のように、本実施形態に係る自動二輪車1によれば、4サイクル式のエンジン16を採用するとともに、CVT17に冷却用の空気を供給するために、側面視において(図1参照)、変速機ケース36におけるシリンダ21の後端21eよりも前側の部分から上方に延びる吸気通路70を設けることとした。
このように、4サイクル式のエンジン16を採用することによって排気管41を細くすることができ、クランクケース20の上方に余裕スペースを確保することができる。そして、この余裕スペースを吸気通路70の設置スペースとして有効活用することによって、シリンダ21および排気管41に邪魔されることなく、吸気通路70を上方に向かって配置することができる。そのため、吸気通路70の全体をクランクケース20の上端よりも低い位置に設ける場合と異なり、地面から巻き上げられる水や埃等の浸入を効果的に抑制することができ、吸気通路70を好適に配置することが可能となる。したがって、本実施形態の自動二輪車1によれば、オフロードタイプの車両であるにも拘わらず、好適な吸気通路70を有するCVT17を搭載することが可能となる。
また、本実施形態に係る自動二輪車1によれば、4サイクル式のエンジン16を採用するとともに、CVT17に冷却用の空気を供給するために、側面視において(図1参照)変速機ケース36から上方に延びる吸気通路70を設け、さらに、側面視において、変速機ケース36の上方で吸気通路70と交差するように排気管41を配置することとした。
このことによっても、シリンダ21および排気管41に邪魔されることなく、吸気通路70を上方に向かって配置することができ、上述の効果を得ることができる。
なお、本実施形態では、側面視において吸気通路70は、変速機ケース36におけるシリンダ21の後端21eよりも前側の部分から上方に延びている。このような形態がより好ましいが、側面視において排気管41が変速機ケース36の上方で吸気通路70と交差する限り、吸気通路70がシリンダ21の後端21eよりも後側の部分から延びていてもよい。
特に、本実施形態では、吸気通路70をシリンダ21と車幅方向に隣り合うように配置することとした。また、排気管41をシリンダ21と吸気通路70との間を通るように配置することとした。これにより、シリンダ21と排気管41と吸気通路70とを、より高密度に配置することができ、車両の小型化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、吸気通路70の吸入部、すなわち吸気管96aは、カバー14の内側に配置されている。そのため、吸気通路70に対する泥等の浸入が、カバー14によって効果的に抑制される。また、カバー14の内側にはある程度の空きスペースがあるので、当該スペースを吸気通路70の一部(本実施形態では、主としてエアボックス96)の設置スペースとして有効活用することにより、車両全体のコンパクト化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、吸気管96aの吸気口96bは、後方に向かって開口している。そのため、吸気通路70に対する泥等の浸入がさらに抑制される。また、雨天時にあっても、吸気通路70に雨水が浸入することを効果的に抑制することができる。特に、本実施形態では、吸気管96aの吸気口96bは、カバー14の内面に対峙している。したがって、吸気口96bからの泥等の浸入を、より一層抑制することができる。
前述したように、本実施形態によれば、カバー14の内側に、エアフィルタ95を内蔵したエアボックス96が配置されている。エアフィルタ95は比較的大きな部品であるが、本実施形態のように、カバー14の内側の比較的大きな空きスペースを活用することによって、エアフィルタ95が外部に出っ張ることを防止することができ、エアフィルタ95をコンパクトに配置することが可能となる。
<実施形態2>
図9および図10に示すように、実施形態2に係る自動二輪車1は、実施形態1において、排気管41の位置を変更したものである。以下の説明では、実施形態1と同様の部分には同様の符号を付し、実施形態1と異なる部分のみを説明する。
図9および図10に示すように、本実施形態では、排気管41は、シリンダ21の左側を通って後方に延びている。すなわち、排気管41は、シリンダ21の吸気通路70側と反対の側を通って後方に延びている。
図10に示すように、エアチャンバ43は、リアクッションユニット30およびバッテリ50の右側に配置されている。本実施形態では、エアチャンバ43の吸気管43aは、左側に開口している。
以上のように、本実施形態によれば、吸気通路70の吸気ダクト71はシリンダ21の右側に配置され、排気管41はシリンダ21の左側に配置され、吸気通路70と排気管41とは互いに逆側に配置されている。そのため、排気管41に邪魔されることなく、吸気通路70を変速機ケース36から上方に延ばすことができ、好適な吸気通路70を実現することができる。また、エンジン16は4サイクル式のエンジンであり、排気管41が細いため、排気管41とシリンダ21と吸気通路70とが車幅方向に並んでいるものの、排気管41が車幅方向に出っ張ることはない。そのため、車両の大型化を招くことなく、CVT17の冷却用の吸気通路70を好適に配置することが可能となる。
《その他の変形例》
本考案は、前述の実施形態に限らず、他に種々の形態で実施することが可能である。前述の実施形態では、自動二輪車1はオフロード車であったが、ここでいうオフロード車とは、悪路走行に適した自動二輪車であるが、舗装道路を走行するものであってもよいことは勿論である。また、本考案に係る自動二輪車は、オフロード車に準じたタイプの自動二輪車であってもよい。例えば、本考案に係る自動二輪車は、外観上はオフロードタイプの自動二輪車であるが、実際上は悪路走行に適していない自動二輪車であってもよい。
前記実施形態では、吸気通路70の全体が、シリンダ21の後端21eよりも前側の部分から上方に延びている。しかし、前記実施形態は一例に過ぎず、吸気通路70の一部のみがシリンダ21の後端21eよりも前側の部分から上方に延びていてもよい。また、前記実施形態では、吸入部96aを含むエアボックス96の全体がカバー14の内側に配置されていた。しかし、エアボックス96の一部または吸入部96aの一部がカバー14の外側に配置されていてもよい。
《本明細書における用語等の定義》
前述したように、本明細書において、「上方に延びる」とは、全体として上向きに延びる場合を意味するのであって、鉛直上向きに延びる場合に限らず、斜め上向きに延びる場合も含まれる。したがって、前方斜め上方に延びる態様等も、ここでいう「上方に延びる」ことに該当する。
また、「後方に向かって開口する」とは、前後方向に沿って後ろ向きに開口する場合、すなわち厳密な意味で後ろ向きに開口する場合に限られない。前後方向から上下または左右に傾いた方向に沿って後ろ向きに開口する場合、すなわち、いわゆる斜め後方に向かって開口する場合も、本明細書でいう「後方に向かって開口する」に含まれる。
前述したように、本明細書における「シリンダ」には、ピストンが挿入された筒状部材、すなわちシリンダ本体だけでなく、いわゆるシリンダヘッドも含まれる。
以上のように、本考案は、自動二輪車に有用である。
1 自動二輪車
14 カバー
16 エンジン
17 ベルト式無段変速機
20 クランクケース
21 シリンダ
21e シリンダの後端
23a プライマリシーブ軸
23b プライマリシーブ軸の軸心
24 燃料タンク
36 変速機ケース
38 ベルト室
41 排気管
51 プライマリシーブ
52 セカンダリシーブ
53 セカンダリシーブ軸
53b セカンダリシーブ軸の軸心
55 Vベルト
70 吸気通路
71 吸気ダクト
95 エアフィルタ
96 エアボックス(箱状部材)
96a 吸入部
96b 吸気口
L1 プライマリシーブ軸の軸心とセカンダリシーブ軸の軸心とを結ぶ線
L2 シリンダの中心線

Claims (16)

  1. クランクケースと、前記クランクケースから上方に延びるシリンダとを有する4サイクル式のエンジンと、
    前記クランクケースの車幅方向の一端側に配置されたベルト式無段変速機と、
    前記ベルト式無段変速機の少なくとも一部を覆い、内側に前記ベルト式無段変速機を収容するベルト室が形成された変速機ケースと、
    側面視において、少なくとも一部が前記変速機ケースにおける前記シリンダの後端よりも前側の部分から上方に延び、前記ベルト室に空気を導く吸気通路と、
    を備えた自動二輪車。
  2. 請求項1に記載の自動二輪車において、
    燃料タンクと、
    平面視において前記燃料タンクの側方に配置され、前方に向かって車幅方向に広がるように形成された左右一対のカバーと、をさらに備え、
    前記吸気通路は、少なくとも一部が前記カバーの内側に配置され、空気を吸い込む吸入部を有している自動二輪車。
  3. 請求項2に記載の自動二輪車において、
    前記吸入部には、後方に向かって開口する吸気口が形成されている自動二輪車。
  4. 請求項1に記載の自動二輪車において、
    燃料タンクと、
    平面視において前記燃料タンクの側方に配置され、前方に向かって車幅方向に広がるように形成された左右一対のカバーと、をさらに備え、
    前記吸気通路は、前記変速機ケースから上方に延びる吸気ダクトと、前記カバーの内側に配置され、前記吸気ダクトに接続されるとともに、内部にエアフィルタが収容された箱状部材とを有している自動二輪車。
  5. 請求項1に記載の自動二輪車において、
    前記吸気通路は、車幅方向において前記シリンダと隣り合う自動二輪車。
  6. 請求項5に記載の自動二輪車において、
    前記シリンダに接続され、前記シリンダと前記吸気通路との間を通って後方に延びる排気管をさらに備えた自動二輪車。
  7. 請求項5に記載の自動二輪車において、
    前記シリンダに接続され、前記シリンダの前記吸気通路側と反対の側を通って後方に延びる排気管をさらに備えた自動二輪車。
  8. 請求項1に記載の自動二輪車において、
    前記ベルト式無段変速機は、プライマリシーブと、セカンダリシーブと、前記プライマリシーブおよび前記セカンダリシーブに巻きかけられたVベルトと、前記プライマリシーブの回転中心に位置するプライマリシーブ軸と、前記セカンダリシーブの回転中心に位置するセカンダリシーブ軸と、を備え、
    側面視において、前記プライマリシーブ軸の軸心と前記セカンダリシーブ軸の軸心とを結ぶ線と、前記シリンダの中心線とが、実質的に直交している自動二輪車。
  9. クランクケースと、前記クランクケースから上方に延びるシリンダとを有する4サイクル式のエンジンと、
    前記クランクケースの車幅方向の一端側に配置されたベルト式無段変速機と、
    前記ベルト式無段変速機の少なくとも一部を覆い、内側に前記ベルト式無段変速機を収容するベルト室が形成された変速機ケースと、
    側面視において前記変速機ケースから上方に延び、前記ベルト室に空気を導く吸気通路と、
    前記シリンダに接続され、側面視において、前記変速機ケースの上方で前記吸気通路と交差する排気管と、
    を備えた自動二輪車。
  10. 請求項9に記載の自動二輪車において、
    燃料タンクと、
    平面視において前記燃料タンクの側方に配置され、前方に向かって車幅方向に広がるように形成された左右一対のカバーと、をさらに備え、
    前記吸気通路は、少なくとも一部が前記カバーの内側に配置され、空気を吸い込む吸入部を有している自動二輪車。
  11. 請求項10に記載の自動二輪車において、
    前記吸入部には、後方に向かって開口する吸気口が形成されている自動二輪車。
  12. 請求項9に記載の自動二輪車において、
    燃料タンクと、
    平面視において前記燃料タンクの側方に配置され、前方に向かって車幅方向に広がるように形成された左右一対のカバーと、をさらに備え、
    前記吸気通路は、前記変速機ケースから上方に延びる吸気ダクトと、前記カバーの内側に配置され、前記吸気ダクトに接続されるとともに、内部にエアフィルタが収容された箱状部材とを有している自動二輪車。
  13. 請求項9に記載の自動二輪車において、
    前記吸気通路は、車幅方向において前記シリンダと隣り合う自動二輪車。
  14. 請求項13に記載の自動二輪車において、
    前記排気管は、前記シリンダと前記吸気通路との間を通って後方に延びている自動二輪車。
  15. 請求項13に記載の自動二輪車において、
    前記排気管は、前記シリンダの前記吸気通路側と反対の側を通って後方に延びている自動二輪車。
  16. 請求項9に記載の自動二輪車において、
    前記ベルト式無段変速機は、プライマリシーブと、セカンダリシーブと、前記プライマリシーブおよび前記セカンダリシーブに巻きかけられたVベルトと、前記プライマリシーブの回転中心に位置するプライマリシーブ軸と、前記セカンダリシーブの回転中心に位置するセカンダリシーブ軸と、を備え、
    側面視において、前記プライマリシーブ軸の軸心と前記セカンダリシーブ軸の軸心とを結ぶ線と、前記シリンダの中心線とが、実質的に直交している自動二輪車。
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