JP2012045522A - 汚水浄化方法、凝集剤、並びに汚水浄化装置及びそれを用いた油分抽出システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】汚水に含まれる有機酸を除去する汚水浄化方法であって、汚水に対して、酸性基を有する水溶性高分子化合物6と、三価の金属塩7と、を別々に混合して有機酸5を含む凝集物を生成させ、凝集物5を除去することにより汚水に含まれる有機酸5を除去することにより、高速に、且つ大量の汚水から有機酸5を除去可能な汚水浄化方法、凝集剤、並びに汚水浄化装置及びそれを用いた油分抽出システムを提供することができる。
【選択図】図1
Description
例えば、活性炭やイオン交換樹脂等に有機酸を吸着させる場合、その吸着量は活性炭やイオン交換樹脂等の表面積が大きいほど多くなる。従って、それらの大きさ(粒子サイズ)を小さなものとすることにより、単位体積あたりに大きな表面積を確保することができる。しかしながら、粒子サイズを小さくすればするほど活性炭やイオン交換樹脂を担持し難くなるため、取扱いが困難になるという課題がある。また、活性炭は有機酸以外の有機物も吸着するため、有機酸よりも先に油分が吸着すると有機酸の吸着量が低下するという課題がある。
本実施形態に係る汚水浄化方法は、汚水に含まれる有機酸を除去する汚水浄化方法であって、汚水に対して、酸性基を有する水溶性高分子化合物と、三価の金属塩と、を別々に混合して有機酸を含む凝集物を生成させ、凝集物を除去することにより汚水に含まれる有機酸を除去するものである。
なお、説明の便宜上、図1に示す機構においては、有機酸5が有する酸性基としてカルボキシル基を例示し、酸性基を有する水溶性高分子化合物6が有する酸性基としてもカルボキシル基を例示し、三価の金属塩7として汚水中で電離して鉄(III)イオン(Fe3+)を生じる塩化鉄(III)を例示している。
以上の機構により、本実施形態に係る汚水浄化方法によって、汚水中の有機酸を除去することができる。
本実施形態に係る汚水浄化方法において除去される有機酸は、炭素原子を1以上含み、酸性基を有する化合物である限り、その他の構造は任意である。有機酸が有する炭素数としては、本発明の効果を著しく損なわない限り任意であるが、1以上であり、通常は12以下、好ましくは10以下、より好ましくは8以下、特に好ましくは6以下である。なお、含まれる炭素数が多い有機酸は、水に溶解しにくいため汚水には含まれにくくなる。
なお、汚水に含まれる有機酸は1種が単独であってもよく、2種以上が任意の比率及び組み合わせで含まれていてもよい。
本実施形態に係る汚水浄化方法に用いられる酸性高分子化合物としては、本発明の効果を著しく損なわない限り任意である。酸性高分子化合物は、酸性基を有し、水に溶解し、さらには高分子量を有するものである。
分子量が小さすぎる場合、凝集物の架橋部位の数が少なくなりすぎて汚水中での凝集物の安定性が悪くなったり、粘度が過度に大きなものになったりする可能性がある。即ち、凝集物がこのような形態を有することにより、汚水中からの凝集物の除去が困難になる可能性がある。また、分子量が大きすぎる場合、汚水に含まれる大部分の有機酸を酸性高分子化合物が捕捉する前に凝集物が生じ、本来除去されるべき汚水中の有機酸が残存してしまう可能性がある。
なお、酸性高分子化合物の数平均分子量は、GPC(Gel permeation Chromatography;ゲルパーメーションクロマトグラフィ)を用いて測定することができる。
一方で、例えばスルホン酸基を有する酸性高分子化合物は、スルホン酸基がカルボキシル基よりも酸性度が大きく、三価の金属イオンとイオン結合し易いため、特に安定な凝集物を得ることができる。
本実施形態に係る汚水浄化方法において用いられる三価の金属塩は、本発明の効果を著しく損なわない限り任意である。ただし、三価の金属塩は、通常は、当該金属のイオンの価数が三価の金属と陰イオンとを含むものである。
上記三価の金属としては、本発明の効果を著しく損なわない限り任意である。また、イオンになった場合に複数の価数となるものであっても、価数が三価となりうるものであれば、三価の金属として扱うものとする。このような三価の金属の具体例としては、鉄、アルミニウム、ネオジム、ディスプロシウム等の金属が挙げられる。これらの中でも、地球上に豊富に存在し、安価かつ容易に入手可能であるという観点から、鉄及びアルミニウムが好ましく、より安価であるという観点からは鉄がより好ましい。なお、例えば鉄の場合、鉄イオンは二価及び三価の2種類の価数となる。従って、三価の鉄イオンは、例えば二価及び三価の鉄イオンが共存する溶液に酸化剤を混合し、含まれる二価の鉄イオンを三価の鉄イオンに酸化することにより得ることもできる。
三価の金属塩は、通常は上記の三価の金属を、塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸、若しくは、酢酸、プロピオン酸等の有機酸に溶解させることにより生じさせることができる。即ち、上記の三価の金属と上記酸とが反応することにより、三価の金属塩が生成する。このような酸としては、本発明の効果を著しく損なわない限り任意であるが、汚水のCOD(化学的酸素要求量)が過度に高くなることを防止する観点から、無機酸を用いることが好ましい。従って、本実施形態に係る汚水浄化方法において用いられる三価の金属塩を構成する陰イオンとしては、無機酸から生じる陰イオンであることが好ましい。
上記のように、「三価の金属塩」に含まれる三価の金属としては鉄(III)が、また、陰イオンとしては無機酸から生じる陰イオンであることが好ましい。即ち、本実施形態に係る汚水浄化方法に用いられる三価の金属塩としては、鉄(III)と無機酸との塩であることが好ましい。
上記のように、本実施形態に係る汚水浄化方法においては、汚水に対して酸性高分子化合物及び三価の金属塩を別々に混合する。酸性高分子化合物及び三価の金属塩を別々に混合する限り、混合順序、方法等は特に制限されない。ただし、先に酸性高分子化合物を汚水に混合し、次に三価の金属塩を混合することが好ましい。このような混合順序にすることで、汚水中の有機酸をより高い効率で除去することができる。その理由は、もし先に三価の金属塩を汚水に混合し、次に酸性高分子化合物を混合した場合、三価の金属イオンと結合しない酸性高分子化合物が汚水中に発生する可能性があり、このような三価の金属イオンと結合しない酸性高分子化合物が汚水中に存在することにより、汚水中のTOC(total organic carbon)濃度が過度に上昇する可能性がある。ただし、汚水中のTOC濃度が過度に上昇しないように濃度が調整された量の酸性高分子化合物を混合することにより、先に三価の金属塩を混合し、次に酸性高分子化合物を混合するようにすることもできる。さらに、酸性高分子化合物及び三価の金属塩を汚水に対して別々に混合し、かつ、有機酸とイオン結合する前にこれらがイオン結合をしないようにする(即ち、有機酸を含まない凝集物が生成しないようにする)限り、同時に混合を行ってもよい。即ち、例えば循環式混合槽を用いて、上流にて酸性高分子化合物を添加すると同時に、当該酸性高分子化合物を添加した場所から十分に離れた下流にて三価の金属塩を添加するようにしてもよい。この場合、有機酸を含まない凝集物が生成することを防止するために、混合槽内を十分に攪拌することが好ましい。
本実施形態に係る汚水浄化方法における、酸性高分子化合物及び三価の金属塩の混合量は、本発明の効果を著しく損なわない限り任意であり、汚水に含まれる有機酸の量に応じて適宜設定すればよい。即ち、三価の金属イオンが、有機酸に含まれる酸性基、及び、酸性高分子化合物に含まれる酸性基とイオン結合するため、これらの物質量の関係を満たすようにそれぞれ混合することが好ましい。
3×M≧MA+PA ・・・式(1)
上記のように、本実施形態に係る汚水浄化方法においては、酸性高分子化合物及び三価の金属塩を汚水に混合しているが、それ以外にも、本発明の効果を著しく損なわない範囲で任意の添加剤を汚水に混合することができる。
本実施形態に係る汚水浄化方法が適用される汚水は有機酸が含まれるため、通常は酸性(即ちpHが7以下)である。中でも、本実施形態に係る汚水浄化方法が適用される汚水のpHが5以上7以下である場合に、有機酸の除去率が特に高いものとなるため好ましい。
本実施形態に係る汚水浄化方法における「混合」とは、例えば攪拌手段等による「混合」の意味を含むだけではなく、本発明の効果を著しく損なわない限り、単なる「添加」の意味も含むものとし、「混合」との意味は、最も広義に解釈されるものとする。即ち、汚水と、少なくとも酸性高分子化合物及び三価の金属塩とが同一の系に存在すれば、本実施形態に係る汚水浄化方法の技術的範囲に含まれるものとする。
本実施形態に係る凝集剤は、有機酸を含む汚水に混合することにより前記有機酸を除去可能な凝集剤であって、前記汚水に対して混合される、酸性基を有する水溶性高分子化合物(酸性高分子化合物)と、前記汚水に対して、前記酸性基を有する水溶性高分子化合物とは別々に混合される、三価の金属塩と、を備えるものである。
次に、本実施形態に係る汚水浄化装置を、具体的に7つの実施形態を挙げて説明する。ただし、本実施形態に係る汚水浄化装置は以下の記載の内容に限定されるものではなく、本発明の要旨を損なわない範囲で任意に変更して実施できる。
図2は、第一実施形態に係る汚水浄化装置を模式的に表す図である。第一実施形態に係る汚水浄化装置100は、汚水に含まれる有機酸を除去する汚水浄化装置であって、汚水に酸性基を有する水溶性高分子化合物(酸性高分子化合物)を添加する酸性高分子化合物添加手段と、汚水に三価の金属塩を添加する金属塩添加手段と、汚水から、生成した凝集物を除去する凝集物除去手段と、を備えているものである。
図3は、第二実施形態に係る汚水浄化装置200を模式的に表すものである。図2に示す汚水浄化装置100と同様のものは同様の符号にて表しているため、その説明を省略する。
図4は、第三実施形態に係る汚水浄化装置300を模式的に表すものである。図2に示す汚水浄化装置100と同様のものは同様の符号にて表しているため、その説明を省略する。
図5は、第四実施形態に係る汚水浄化装置400を模式的に表すものである。図2に示す汚水浄化装置100と同様のものは同様の符号にて表しているため、その説明を省略する。
図6は、第五実施形態に係る汚水浄化装置500を模式的に表すものである。図2に示す汚水浄化装置100、並びに、図5に示す第四実施形態に示す汚水浄化装置400と同様のものは同様の符号にて表しているため、その説明を省略する。
図7は、第六実施形態に係る汚水浄化装置600を模式的に表すものである。図2に示す汚水浄化装置100、並びに、図6に示す第四実施形態に示す汚水浄化装置500と同様のものは同様の符号にて表しているため、その説明を省略する。
図8は、第七実施形態に係る汚水浄化装置700を模式的に表すものである。図2に示す汚水浄化装置100、並びに、図6に示す第五実施形態に示す汚水浄化装置500と同様のものは同様の符号にて表しているため、その説明を省略する。ただし、第七実施形態に係る汚水浄化装置700におけるドラム74は、反時計回りに回転するようになっている。
次に、上記の汚水浄化装置を用いた、油分抽出システムの一例を具体例を挙げて説明する。図9は、本実施形態に係る油分抽出システムの全体を模式的に表す図である。図9に示すように、本実施形態に係る油分抽出システムは、上記の汚水浄化装置83と、オイルサンドに水蒸気を吹き込むことによりオイルサンドから油分を抽出する油分抽出手段81と、水蒸気を発生させる水蒸気発生手段85と、を備え、凝集物を燃焼させることにより発生する熱を用いて、凝集物を除去した後の清浄水を水蒸気に変換するものである。
なお、図9において、黒矢印は汚水を、白矢印は清浄水若しくは清浄水蒸気を、斜線矢印は凝集物のフローを表している。また、抽出した油分のフローは図示していないが、通常は後述する精油工程に供される。
ナフテン酸は環状炭化水素にカルボキシル基が結合した化合物の総称であり、環のサイズ、分岐のアルキル鎖の有無などにより分子量は異なる。なお、本実施例において使用したナフテン酸としては東京化成工業社製の市販品を用い、その平均分子量は220であった。このナフテン酸に含まれるカルボキシル基(酸性基)をアンモニウム塩の構造にし、ナフテン酸が220ppmの濃度で溶解している模擬汚水1L(含まれるナフテン酸の物質量は1mmol)を調製した。この模擬汚水のpHは6.9であった。
上記模擬汚水を攪拌中、酸性高分子化合物としてカルボキシル基を有するポリアクリル酸(数平均分子量は250000)の5重量%水溶液1.44g(この水溶液に含まれるカルボキシル基の物質量としては1mmol)を加えてよく攪拌した。その後、三価の金属塩として塩化鉄(III)の10重量%水溶液1.62g(この水溶液に含まれる鉄(III)イオンの物質量としては1mmol)を加えたところ凝集物が生成した。この凝集物を濾取し、濾過液についてのTOC(Total Organic Carbon)濃度を測定することにより、濾過液に含まれるナフテン酸の量を定量した。具体的には、JIS K0102 「燃焼酸化−赤外線分析法」に従ってTOC濃度を測定した。なお、TOC濃度の測定装置としては、全有機体炭素計 TOC−5000(島津製作所社製)を用いた。
得られたTOC濃度は、模擬汚水に含まれる炭素量を表していることから、模擬汚水にはナフテン酸由来の炭素以外は含まれていないものと仮定して、模擬汚水に含まれるナフテン酸を定量した。その結果、濾過液に含まれるナフテン酸濃度は10ppm(模擬汚水1L中の量としては45μmol)であった。
また、同じ濾過液について、高速液体クロマトグラフィで定量したところ、ナフテン酸濃度は10ppmであった。従って、以下のナフテン酸濃度測定においては、より簡便なTOC濃度を測定することにより濾過液中のナフテン酸を定量した。
そして、除去効率を以下の式(2)に従って算出した。
除去効率(%)=100−{(濾過後の水溶液に含まれるナフテン酸量)/(模擬汚水に含まれるナフテン酸量)}×100 ・・・(2)
その結果、除去効率は95%であった。この結果を表1にまとめた。
塩化鉄(III)の10重量%水溶液の代わりに10重量%硫酸鉄水溶液2g(鉄(III)イオンの物質量としては1mmol)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、凝集物濾過後の水溶液中のナフテン酸濃度及び除去効率を求めた。その結果、ナフテン酸濃度は10ppm、除去効率は95%であった。
塩化鉄(III)の10重量%水溶液の代わりに10重量%ポリ塩化アルミニウム水溶液1.06g(アルミニウムイオンの物質量としては1mmol)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、凝集物濾過後の水溶液中のナフテン酸濃度及び除去効率を求めた。その結果、ナフテン酸濃度は10ppm、除去効率は95%であった。
塩化鉄(III)の10重量%水溶液の代わりに10重量%硫酸アルミニウム水溶液1.71g(アルミニウムイオンの物質量としては1mmol)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、凝集物濾過後の水溶液中のナフテン酸濃度及び除去効率を求めた。その結果、ナフテン酸濃度は10ppm、除去効率は95%であった。
塩化鉄(III)の10重量%水溶液の混合量を、1.08g、1g、0.9gと変えたこと以外は実施例1と同様にして凝集物濾過後の水溶液中のナフテン酸濃度及び除去効率を求めた(それぞれ実施例5〜7)。その結果を表2に示す。
模擬汚水調製の際、ナフテン酸をアンモニウム塩構造ではなくナトリウム塩構造として用いたこと以外は実施例1と同様にして、凝集物濾過後の水溶液中のナフテン酸濃度及び除去効率を求めた。この際、模擬汚水のpHは7.7であった。その結果、ナフテン酸濃度は30ppm、除去効率は86%であった。
模擬汚水に10重量%塩酸を加えて、pHを7.1、6.9、6.2、5.1、4.9、4.5に調整した模擬汚水を用いたこと以外は実施例8と同様にして、凝集物濾過後の水溶液中のナフテン酸濃度及び除去効率を求めた。また、凝集物除去後の汚水(清浄水)のpHも求めた。その結果を表3に示す。
以上の結果より、清浄水のpHを5〜7に調整することにより、清浄水の急性毒性を低減したり、清浄水による配管の腐食を防止したりすることができることが明らかになった。
ポリアクリル酸の5重量%水溶液1.44gの代わりにポリメタクリル酸の5重量%水溶液1.72g(カルボキシル基の物質量としては1mmol)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、凝集物濾過後の水溶液中のナフテン酸濃度及び除去効率を求めた。その結果、ナフテン酸濃度は10ppm、除去効率は95%であった。従って、酸性高分子化合物としてポリアクリル酸の代わりにポリメタクリル酸を用いても、汚水に溶解している有機酸を除去できることが明らかとなった。
ポリアクリル酸の5重量%水溶液1.44gの代わりにポリスチレンスルホン酸の10重量%水溶液1.84g(スルホン酸基の物質量としては1mmol)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、凝集物濾過後の水溶液中のナフテン酸濃度及び除去効率を求めた。その結果、ナフテン酸濃度は10ppm、除去効率は95%であった。従って、酸性高分子化合物としてスルホン酸基を有する水溶性高分子を用いても、水に溶解している有機酸を除去できることが明らかとなった。
塩化鉄(III)水溶液を加える前に5.85重量%の塩化ナトリウム水溶液を10g加えたこと以外は実施例1と同様にして、凝集物濾過後の水溶液中のナフテン酸濃度及び除去効率を求めた。その結果、ナフテン酸濃度は6ppm、除去効率は97%であった。従って、塩化ナトリウムを混合することにより、有機酸の除去効率をより向上させることができることが明らかとなった。
5.85重量%の塩化ナトリウム水溶液の添加量を30gにしたこと以外は実施例17と同様にして、凝集物濾過後の水溶液中のナフテン酸濃度及び除去効率を求めた。その結果、ナフテン酸濃度は5ppm、除去効率は98%であった。従って、混合する塩化ナトリウム量を増加させることにより、有機酸の除去効率をよりさらに向上させることができることが明らかとなった。
5.85重量%の塩化ナトリウム水溶液10gの代わりに7.45重量%の塩化カリウム水溶液10gを用いたこと以外は実施例17と同様にして、凝集物濾過後の水溶液中のナフテン酸濃度及び除去効率を求めた。その結果、ナフテン酸濃度は6ppm、除去効率は97%であった。
5.85重量%の塩化ナトリウム水溶液10gの代わりに6重量%の硫酸マグネシウム水溶液20gを用いたこと以外は実施例17と同様にして、凝集物濾過後の水溶液中のナフテン酸濃度及び除去効率を求めた。その結果、ナフテン酸濃度は6ppm、除去効率は97%であった。
実施例1において、塩化鉄(III)水溶液とフェライト系の磁性粉100mgとを混合した後、当該混合物を模擬汚水に添加した。凝集物が生成後、模擬汚水内に永久磁石を入れて30秒後に引き上げると、凝集物の約90%が磁石表面に付着した。残りの凝集物は混合槽の内壁にこびり付いていた。凝集物を除去した後の模擬汚水(清浄水)中のナフテン酸の濃度は10ppm、除去効率は95%であった。
なお塩化鉄(III)水溶液の代わりに酸性高分子化合物と磁性粉とを混合し、当該混合物を模擬汚水に混合した場合であっても、同様の結果が得られた。
比較例として、図10に示す従来用いられている技術を行った。
上記模擬汚水1Lを攪拌中、10重量%ポリ塩化アルミニウム水溶液1.71g(アルミニウムイオンの物質量としては1mmol)を加えた。その結果、模擬汚水は若干濁ったものの、沈殿は発生しなかった。
2 汚濁微粒子
3 フロック
4 磁性粉
5 有機酸
6 酸性基を有する水溶性高分子化合物(酸性高分子化合物)
7 三価の金属塩
8 凝集物
21,26a,26b,29,31,36,66 ポンプ
22,26,27,30,32,37,67,72,82,84,86 配管
23 第一の混合槽
24,34,64,68 オーバーヘッドスターラ
25a 塩酸タンク(酸塩基添加手段)
25b 水酸化ナトリウム水溶液タンク(酸塩基添加手段)
28 酸性高分子水溶液タンク(酸性高分子化合物添加手段)
33 第二の混合槽
35 三価の金属塩水溶液タンク(金属塩添加手段)
38 バルブ
39 濾過部(凝集物除去手段)
40 濾過層
41 多孔質層
42 先端部
43 沈降槽
44 ディスク
45 濾過層攪拌手段
65 三価の金属塩水溶液タンク(金属塩添加手段)
68 磁性粉タンク(磁性粉添加手段)
69,74 ドラム(分離手段)
70 スクレイパ
71 凝集物集積容器
73 先端部
75 凝集物除去槽
76 バルブ
77 凝集物除去槽
81 油分抽出プラント
83 汚水浄化装置
85 水蒸気発生手段
87 ベルトコンベア
100,200,300,400,500,600,700 汚水浄化装置
Claims (24)
- 汚水に含まれる有機酸を除去する汚水浄化方法であって、
前記汚水に対して、酸性基を有する水溶性高分子化合物と、三価の金属塩と、を別々に混合して前記有機酸を含む凝集物を生成させ、
該凝集物を除去することにより前記汚水に含まれる前記有機酸を除去する
ことを特徴とする、汚水浄化方法。 - 前記三価の金属塩が鉄(III)と無機酸との塩である
ことを特徴とする、請求項1に記載の汚水浄化方法。 - 前記酸性基がカルボキシル基である
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の汚水浄化方法。 - 前記酸性基を有する水溶性高分子化合物がポリアクリル酸である
ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の汚水浄化方法。 - 前記酸性基を有する水溶性高分子化合物の数平均分子量が2000以上1000000以下である
ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の汚水浄化方法。 - 前記汚水に対して、磁性粉を混合する
ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載の汚水浄化方法。 - 前記酸性基が、アンモニア若しくはアルカリ金属と塩を形成している
ことを特徴とする、請求項1〜6の何れか1項に記載の汚水浄化方法。 - 前記汚水中における前記三価の金属塩に含まれる金属イオンのモル数をM、前記酸性基を有する水溶性高分子化合物に含まれる酸性基のモル数をPA、並びに前記有機酸のモル数をMAとした場合に、前記三価の金属塩及び前記酸性基を有する水溶性高分子化合物が下記式(1)を満たすように前記汚水に混合される
ことを特徴とする、請求項1〜7の何れか1項に記載の汚水浄化方法。
3×M≧MA+PA ・・・式(1) - 前記酸性基を有する水溶性高分子化合物又は前記三価の金属塩と、前記磁性粉と、を混合して磁性体混合物を得、該磁性体混合物を前記汚水に混合する
ことを特徴とする、請求項6に記載の汚水浄化方法。 - 前記酸性基を有する水溶性高分子化合物又は前記三価の金属塩を予め水に溶解して水溶液を得、該水溶液を前記汚水に混合する
ことを特徴とする、請求項1〜9の何れか1項に記載の汚水浄化方法。 - 前記汚水のpHを5以上7以下に調整した後、前記酸性基を有する水溶性高分子化合物、及び、三価の金属塩を前記汚水に混合する
ことを特徴とする、請求項1〜10の何れか1項に記載の汚水浄化方法。 - 前記凝集物を除去した後の清浄水のpHを5以上7以下に調整する
ことを特徴とする、請求項1〜11の何れか1項に記載の汚水浄化方法。 - 前記pHの調整が、無機酸若しくは無機塩基を用いて行われる
ことを特徴とする、請求項11又は12に記載の汚水浄化方法。 - 有機酸を含む汚水に混合することにより前記有機酸を除去可能な凝集剤であって、
前記汚水に対して混合される、酸性基を有する水溶性高分子化合物と、
前記汚水に対して、前記酸性基を有する水溶性高分子化合物とは別々に混合される、三価の金属塩と、
を備える
ことを特徴とする、凝集剤。 - 前記三価の金属塩が鉄(III)と無機酸との塩である
ことを特徴とする、請求項14に記載の凝集剤。 - 前記酸性基がカルボキシル基である
ことを特徴とする、請求項14又は15に記載の凝集剤。 - 前記酸性基を有する水溶性高分子化合物がポリアクリル酸である
ことを特徴とする、請求項14〜16の何れか1項に記載の凝集剤。 - 前記酸性基を有する水溶性高分子化合物の数平均分子量が2000以上1000000以下である
ことを特徴とする、請求項14〜17の何れか1項に記載の凝集剤。 - さらに、前記汚水に対して混合される磁性粉を備える
ことを特徴とする、請求項14〜18の何れか1項に記載の凝集剤。 - 前記酸性基が、アンモニア若しくはアルカリ金属と塩を形成している
ことを特徴とする、請求項14〜19の何れか1項に記載の凝集剤。 - 汚水に含まれる有機酸を除去する汚水浄化装置であって、
前記汚水に酸性基を有する水溶性高分子化合物を添加する酸性高分子化合物添加手段と、
前記汚水に三価の金属塩を添加する金属塩添加手段と、
前記汚水から、生成した凝集物を除去する凝集物除去手段と、
を備えている
ことを特徴とする、汚水浄化装置。 - 前記汚水のpHを計測するpH計測手段と、
前記汚水に酸若しくは塩基を添加する酸塩基添加手段と、
を備えている
ことを特徴とする、請求項21に記載の汚水浄化装置。 - 前記汚水に磁性粉を添加する磁性粉添加手段と、
前記凝集物を前記汚水から磁気分離法により分離する分離手段と、
を備えている
ことを特徴とする、請求項21又は22に記載の汚水浄化装置。 - 請求項21〜23の何れか1項に記載の汚水浄化装置と、
オイルサンドに水蒸気を吹き込むことにより前記オイルサンドから油分を抽出する油分抽出手段と、
前記水蒸気を発生させる水蒸気発生手段と、
を備え、
前記凝集物を燃焼させることにより発生する熱を用いて、前記凝集物を除去した後の清浄水を前記水蒸気に変換する
ことを特徴とする、油分抽出システム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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