JP2001353407A - 原油増産用添加剤または高分子凝集剤 - Google Patents
原油増産用添加剤または高分子凝集剤Info
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Abstract
能が良好な、一定の温度、pHまたは無機塩濃度で会合
するポリマーを提供する。 【解決手段】 700万〜5,000万の重量平均分子
量を有する水溶性重合体(A0)からなり、(A0)の
0.1重量%水溶液中のポリマーが一定の温度(転移温
度)、pH(転移pH)または無機塩濃度(転移無機塩
濃度)以上で会合を起こす特性を有することを特徴とす
る原油増産用添加剤または高分子凝集剤。
Description
用いる新規な原油増産用添加剤、または下水、し尿、工
場廃水などの有機性もしくは無機性の汚泥または廃水の
処理に用いる新規な高分子凝集剤(以下ポリマーと記載
する)に関するものである。
取れなくなった油層では、二、三次回収法がとられる。
二、三次回収法としてはポリマー攻法、マイセラーポリ
マー攻法などが挙げられる。これらの攻法は特殊なポリ
マー水溶液を油層に圧入して残油を押し出す原理による
もので今後の発展が原油増産のため強く望まれている。
これらの攻法に用いられるポリマーとしてはアクリルア
ミドの高重合体が知られている。また、廃水処理におい
て、下水、し尿または工場廃水などの有機性汚泥の脱水
に対しては、ポリメタアクリロイルオキシエチルトリメ
チルアンモニウムクロライド、アクリルアミド−アクリ
ロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド
コポリマー、ポリビニルアミジン等のカチオン性高分子
凝集剤が広く使用されてきた。また、最近ではアクリル
アミド−アクリル酸−アクリロイルオキシエチルトリメ
チルアンモニウムクロライドコポリマー等の両性高分子
凝集剤が提案されている(特開昭63−260928号
公報など)。無機性汚泥の脱水に対しては、無機系凝集
剤(ポリ塩化鉄、硫酸バンド、ポリ塩化アルミニウムな
ど)で一次凝集させた後、ポリアクリルアミド、アクリ
ル酸ナトリウム−アクリルアミドコポリマー等のノニオ
ン性またはアニオン性高分子凝集剤を用いて二次凝集さ
せる処理方法が広く使用されている。
いては、アクリルアミドの高重合体水溶液を用いる従来
の方法では、十分な原油回収効果を発揮するためにはポ
リマー添加量を増加させなければならないといった問題
点があった。また、廃水処理においても、従来技術では
遠心脱水、ベルトプレス脱水等において充分な脱水率が
得られず、とくに最近は、汚泥中の有機物含量の増加、
腐敗の進行が顕著で、これとともに脱水率は悪化傾向に
あるという問題点があり、脱水率の低下は得られるケー
キの含水率を上げ、したがってケーキ焼却時の燃料費を
増加させるという問題があった。さらに上述の廃水処理
の後の処理水中には高濃度にCOD成分を含む場合が多
く、COD成分を除去するために活性汚泥処理法などの
微生物処理法、または無機凝集剤と高分子凝集剤を併用
することによる凝集沈殿処理法などの高度処理が必要と
なり処理能力が逼迫するといった問題があった。
課題を解決すべく鋭意検討した結果本発明に至った。す
なわち本発明は、700万〜5,000万の重量平均分
子量を有する水溶性重合体(A0)からなり、(A0)
の0.1重量%水溶液中のポリマーが一定の温度(転移
温度)、pH(転移pH)または無機塩濃度(転移無機
塩濃度)以上で会合を起こす特性を有することを特徴と
する原油増産用添加剤または高分子凝集剤;一定の温度
(転移温度)、pH(転移pH)または無機塩濃度(転
移無機塩濃度)以上で、0.1重量%水溶液中のポリマ
ーが会合を起こす特性を有することを特徴とする水溶性
重合体(A)とアクリルアミドを主要構成単位とする水
溶性(共)重合体(B)を併用してなることを特徴とす
る原油増産用添加剤または高分子凝集剤;転移温度以上
で会合を起こす特性を有する(A0)または(A)から
なる該原油増産用添加剤の水溶液を該重合体(A0)ま
たは(A)の転移温度より低い温度で地盤に圧入し、地
盤中で増粘された重合体水溶液により原油を回収する方
法;転移pH以上で会合を起こす特性を有する(A0)
または(A)からなる該高分子凝集剤の水溶液を該重合
体(A0)または(A)の転移pHより低いpHで廃水
に添加した後、廃水のpHを転移pH以上に上げる廃水
の処理方法;並びに、転移無機塩濃度以上で会合を起こ
す特性を有する(A0)または(A)からなる該高分子
凝集剤の水溶液を該重合体(A0)または(A)の転移
無機塩濃度より低い無機塩濃度で廃水に添加した後、廃
水の無機塩濃度を転移無機塩濃度以上に上げる廃水の処
理方法である。
0)および(A)には、その水溶液が一定の温度(転移
温度)、pH(転移pH)または無機塩濃度(転移無機
塩濃度)を境界にして会合する性質を有するものであっ
て、それぞれ熱可逆会合性、pH可逆会合性および無機
塩濃度会合性と称し、該性質を有するポリマーを与える
モノマー(以下、熱可逆会合性付与モノマー、pH可逆
会合性モノマーおよび無機塩濃度会合性付与モノマー;
総称して会合性付与モノマー)の少なくとも1種の
(共)重合体および会合性付与モノマーの少なくとも1
種と他のモノマー(そのホモポリマーが該会合性を有し
ない)の少なくとも1種との共重合体が含まれる。
および無機塩濃度会合性付与モノマーとしては、例えば
(a)環状アミンもしくは炭素数5以上の非環状アミン
のアルキレンオキシド付加物の不飽和カルボン酸エステ
ル、(b)ポリイミノエチレン基を有するビニルモノマ
ー、(c)環状アミノ基もしくはアルキル基の炭素数5
以上のアルキルアミノ基を有する(メタ)アクリルアミ
ド、(d)N−アルキル、N−シクロアルキル、N−ア
ルケニルもしくはN−アルコキシアルキル(メタ)アク
リルアミドまたはN−(メタ)アクリロイルヘテロサイ
クリックアミン、(e)ポリアルキレングリコール〔モ
ノアルキル、モノシクロアルキル、モノ(アルキル)フ
ェニルもしくはモノアラルキルエーテル〕不飽和カルボ
ン酸モノエステル、(f)ポリアルキレングリコールモ
ノアルキルモノビニルエーテル、(g)ポリアルキレン
グリコールモノフェニルモノビニルエーテル、(h)ビ
ニルアルキルエーテルおよび(i)オキシアルキレン変
性ポリオルガノシロキサン基を有するビニルモノマーか
らなる群から選ばれる単量体の1種または2種以上の混
合物が挙げられる。これらのうち、熱可逆会合性モノマ
ーとしては、工業的に安価に合成でき、得られたポリマ
ーの加熱下(約40〜100℃)における水溶液粘度が
高いことなどの観点から、好ましいのは(a)および/
または(d)であり、無機塩濃度会合性付与モノマーと
しては、工業的に安価に合成でき、得られたポリマーの
会合速度が速いことなどの観点から、好ましいのは
(a)および/または(c)である。
記モノマーのうち(a)、(b)および(c)からなる
群から選ばれる単量体の1種または2種以上の混合物が
挙げられる。これらのうち、工業的に安価に合成でき、
得られたポリマーの会合速度が速いことなどの観点か
ら、好ましいのは(a)および/または(c)である。
環状アミンとしては、アルキレンオキシドが付加される
ための活性水素を有する環状アミンであれば特に制限は
なく、従って、環の内および/または外にアミン性窒素
を有していればよい。活性水素(通常1〜10個)は、
アミノ基から由来してもよいし、また水酸基、カルボキ
シル基など、アルキレンオキシドが付加し得る基であれ
ばいずれから由来していてもよい。活性水素の数は1個
または2個が好ましい。
〜50の非芳香族ヘテロサイクリックアミン[炭素数2
〜50のアジリジン環を有するもの(アジリジン、2−
メチルアジリジン、2−エチルアジリジンなど)、炭素
数4〜50のピロリジン環を有するもの(ピロリジン、
2−メチルピロリジン、2−エチルピロリジン、2−ピ
ロリドン、スクシンイミド、1,2−シクロヘキサンジ
カルボキシイミドなど)、炭素数5〜50のピペリジン
環を有するもの(ピペリジン、2−メチルピペリジン、
3,5−ジメチルピペリジン、2−エチルピペリジン、
4−ピペリジノピペリジン、2−メチル−4−ピロリジ
ノピペリジン、エチルピコリコネートなど)、炭素数4
〜50のピペラジン環を有するもの(1−メチルピペラ
ジン、1−メチル−3−エチルピペラジンなど)、炭素
数4〜50のモルホリン環を有するもの(モルホリン、
2−メチルモルホリン、3,5−ジメチルモルホリン、
チオモルホリンなど)、炭素数4〜50のピロリン化合
物(3−ピロリン、2,5−ジメチル−3−ピロリン、
2−フェニル−2−ピロリンなど)、炭素数3〜50の
ピラゾリン化合物(ピラゾリンなど)、炭素数3〜50
のイミダゾール化合物(2−メチルイミダゾール、2−
エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダ
ゾールなど)、炭素数3〜50のピラゾール化合物(ピ
ラゾール、ピラゾールカルボン酸など)、炭素数6〜5
0のカプロラクタム化合物(ε−カプロラクタムな
ど)、炭素数4〜50のピリダジノン化合物(4−ピリ
ダジノンなど)および炭素数12〜50のピリドイン化
合物(α−ピリドインなど)など];炭素数4〜50の
芳香族ヘテロサイクリックアミン[炭素数5〜50のピ
リジン化合物(2−ヒドロキシピリジン、2−ヒドロキ
シ−3,5−ジ−ターシャリブチルピリジン、2−カル
ボキシルピリジン、4−ピリジルカルビノールなど)、
炭素数4〜50のピリミジン化合物(2−ヒドロキシピ
リミジンなど)、炭素数4〜50のピラジン化合物(2
−ヒドロキシピラジンなど)、炭素数4〜50のピリダ
ジン化合物(4−ヒドロキシピリダジンなど)および炭
素数4〜50のピロール化合物(ピロール、2−フェニ
ルピロールなど)など];炭素数6〜50の芳香族アミ
ン[炭素数6〜50のアニリン化合物(アニリン、3−
メチルアニリン、N−メチルアニリン、N−イソプロピ
ルアニリンなど)など];炭素数3〜24の脂環式アミ
ン[1級アミン(シクロヘキシルアミンなど)、2級ア
ミン(ジシクロヘキシルアミンなど)および3級アミノ
基含有1級アミン(N,N−ジメチル−1,4−ジアミ
ノシクロヘキサンなど)]などが挙げられる。
は、炭素数2〜50の非芳香族ヘテロサイクリックアミ
ンであり、さらに好ましいのは、炭素数4〜50のピペ
リジン環またはモルホリン環を有するもの、特に炭素数
4〜50のモルホリン環を有するものである。
ンは、アルキレンオキシドが付加されるための活性水素
を有する炭素数5〜24またはそれ以上の非環状アミン
であれば特に制限はないが、好ましくは炭素数5〜8で
ある。活性水素はアミノ基から由来してもよいし、また
カルボキシル基などアルキレンオキシドが付加し得る基
であればいずれから由来してもよい。例えば、脂肪族1
級アミン(ペンチルアミン、2,2−ジメチルプロピル
アミン、2−エチルブチルアミン、2,2−ジメチルブ
チルアミン、ヘキシルアミン、オクチルアミン、2−エ
チルヘキシルアミン、イソデシルアミン、ラウリルアミ
ンなど)、脂肪族2級アミン[メチルブチルアミン、メ
チルイソブチルアミン、メチルターシャリブチルアミ
ン、メチルペンチルアミン、メチルヘキシルアミン、メ
チル(2−エチルヘキシル)アミン、メチルオクチルア
ミン、メチルノニルアミン、メチルイソデシルアミン、
エチルプロピルアミン、エチルイソプロピルアミン、エ
チルブチルアミン、エチルイソブチルアミン、エチルタ
ーシャリブチルアミン、エチルペンチルアミン、エチル
ヘキシルアミン、エチル(2−エチルヘキシル)アミ
ン、エチルオクチルアミン、ジプロピルアミン、ジイソ
プロピルアミン、プロピルブチルアミン、プロピルイソ
ブチルアミン、プロピルターシャリブチルアミン、プロ
ピルペンチルアミン、プロピルヘキシルアミン、プロピ
ル(2−エチルヘキシル)アミン、プロピルオクチルア
ミン、イソプロピルブチルアミン、イソプロピルイソブ
チルアミン、イソプロピルターシャリブチルアミン、イ
ソプロピルペンチルアミン、イソプロピルヘキシルアミ
ン、イソプロピル(2−エチルヘキシル)アミン、イソ
プロピルオクチルアミン、ジブチルアミン、ジイソブチ
ルアミン、ジターシャリブチルアミン、ブチルペンチル
アミン、ジペンチルアミンなど]、3級アミノ基(個数
1〜10)を有する脂肪族1級アミン[N,N−ジエチ
ルエチレンジアミン、N,N−ジエチルプロピレンジア
ミン、N,N−ジメチルヘキサメチレンジアミン、1,
1,4−トリメチルジエチレントリアミン、1,1,
4,7−テトラメチル−トリエチレンテトラミンな
ど]、3級アミノ基(個数1〜10)を有する脂肪族2
級アミン[N,N,N’−トリエチルエチレンジアミ
ン、N,N,N’,N’−テトラメチルジエチレントリ
アミンなど]、3級アミノ基(個数1〜10)を有する
脂肪族カルボン酸[エチレンジアミン四酢酸など]が挙
げられる。
ち好ましいのは、炭素数5〜8の脂肪族2級アミン、特
に好ましいものはジイソプロピルアミンである。
は、炭素数2〜4の、例えばエチレンオキシド(EOと
略記)、プロピレンオキシド(POと略記)、ブチレン
オキシドなどが挙げられる。これらのうち好ましいもの
は、EOおよび/またはPOである。
好ましくは1〜5モルであり、付加形式に限定はなく、
ブロック付加、ランダム付加のいずれでもよい。
は、炭素数3〜10のラジカル重合性不飽和脂肪族カル
ボン酸、例えば(メタ)アクリル酸(アクリル酸および
メタアクリル酸を表す。以下同様の表現を用いる)、
(イソ)クロトン酸、マレイン酸、フマル酸およびイタ
コン酸;炭素数9〜20のラジカル重合性芳香族カルボ
ン酸、例えばビニル安息香酸、ケイ皮酸および2−カル
ボキシ−4−イソプロペニル−3−ピロリジン酢酸が挙
げられる。これらのうち、(メタ)アクリル酸、マレイ
ン酸およびビニル安息香酸が好ましく、(メタ)アクリ
ル酸が特に好ましい。(a)は、前記環状アミンもしく
は炭素数5以上の非環状アミンのAO付加物と不飽和カ
ルボン酸またはそのエステル形成性誘導体[酸無水物、
低級アルキル(炭素数1〜4)エステルもしくは酸ハロ
ゲン化物(酸クロライドなど)]とを反応させることに
より製造することができる。
加モル数2〜50)を有するビニルモノマー(b)とし
ては、ポリエチレンイミンの不飽和カルボン酸アミド、
例えば、テトラエチレンイミンモノ(メタ)アクリルア
ミドなど特開平9−12781号公報に記載のものが挙
げられる。これらのうち、好ましくはポリエチレンイミ
ンモノ(メタ)アクリルアミド(エチレンイミン付加モ
ル数2〜30)であり、テトラエチレンイミンモノ(メ
タ)アクリルアミドが特に好ましい。
5以上のアルキルアミノ基を有する(メタ)アクリルア
ミド(c)としては、(c−1)炭素数2〜12の環状
アミノ基を有する(メタ)アクリルアミド[アルキル基
の炭素数が2〜20のモルホリノアルキル−、ピペリジ
ノアルキル−またはピロリジノアルキル−(メタ)アク
リルアミドなど][モルホリノアルキル(メタ)アクリ
ルアミドとしては、N−モルホリノエチル(メタ)アク
リルアミドなど;ピペリジノアルキル(メタ)アクリル
アミドとしては、ピペリジノエチル(メタ)アクリルア
ミドなど;ピロリジノアルキル(メタ)アクリルアミド
としては、ピロリジノエチル(メタ)アクリルアミドな
ど]、(c−2)アルキル基の合計炭素数5以上の
(ジ)アルキルアミノ基を有する(メタ)アクリルアミ
ド[アルキル基の合計炭素数5〜20、例えばN−
(N’,N’−ジイソプロピルアミノエチル)(メタ)
アクリルアミド;アルキル基の合計炭素数21〜40、
例えばN−[N’,N’−ジラウリルアミノポリオキシ
エチル(EO付加モル数2〜50)](メタ)アクリル
アミド]などが挙げられる。これらのうち、炭素数2〜
12の環状アミノ基を有する(メタ)アクリルアミド
(c−1)が好ましく、N−モルホリノエチル(メタ)
アクリルアミドが特に好ましい。
アルケニルもしくはN−アルコキシアルキル(メタ)ア
クリルアミドまたはN−(メタ)アクリロイルヘテロサ
イクリックアミン(d)としては、例えば(d−1)N
(,N)−(ジ)アルキル[炭数1〜20](メタ)ア
クリルアミド[N(N,)−(ジ)メチル(メタ)アク
リルアミド、N(,N)−(ジ)エチル(メタ)アクリ
ルアミド、N(,N)−(ジ)n−プロピル(メタ)ア
クリルアミド、N(,N)−(ジ)イソプロピル(メ
タ)アクリルアミド、N(,N)−(ジ)オクチル(メ
タ)アクリルアミドなど]、(d−2)N(,N)−
(ジ)シクロアルキル[炭素数3〜24](メタ)アク
リルアミド[N−シクロプロピル(メタ)アクリルアミ
ドなど]、(d−3)N(,N)−(ジ)アルケニル
[炭素数2〜20](メタ)アクリルアミド[N,N−
ジ(2−プロペニル)(メタ)アクリルアミドなど]、
(d−4)N−アルコキシ[炭素数1〜20]アルキル
[炭素数1〜20](メタ)アクリルアミド[N−メト
キシプロピル(メタ)アクリルアミド、N−エトキシプ
ロピル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロポキシプ
ロピル(メタ)アクリルアミド、N−エトキシエチル
(メタ)アクリルアミド、N−(2,2−ジメトキシエ
チル)−N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−1−
メチル−2−メトキシエチル(メタ)アクリルアミド、
N−1−メトキシメチルプロピル(メタ)アクリルアミ
ド、N−メトキシエチル−N−n−プロピル(メタ)ア
クリルアミド、N−(エトキシメチル)(メタ)アクリ
ルアミド、N−(プロポキシメチル)(メタ)アクリル
アミド、N−(ブトキシメチル)(メタ)アクリルアミ
ドあるいはN−(ペンチルオキシメチル)(メタ)アク
リルアミドなど]、(d−5)N−(メタ)アクリロイ
ルヘテロサイクリック[炭素数2〜12]アミン[N−
(メタ)アクリロイルピペリジン、N−(メタ)アクリ
ロイルピロリジン、N−(メタ)アクリロイルヘキサヒ
ドロアゼン、N−(メタ)アクリロイルモルホリン、N
−テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリルアミド、N
−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−N−メチル
(メタ)アクリルアミド、N−8−アクリロイル−1,
4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4,5]デカンな
ど]が挙げられる。これらのうち、(d−1)N(,
N)−(ジ)アルキル[炭素数1〜20](メタ)アク
リルアミドが好ましく、N(,N)−(ジ)イソプロピ
ル(メタ)アクリルアミドが特に好ましい。
レン(炭素数2〜4)グリコール〔モノアルキル(炭素
数1〜20)、モノシクロアルキル(炭素数3〜1
2)、モノ[アルキル(炭素数1〜20)]フェニルも
しくはモノアラルキル(ベンジルなど)エーテル〕不飽
和カルボン酸モノエステル(e)における不飽和カルボ
ン酸としては(a)で述べたものが挙げられる。(e)
としては、1価または2価アルコールのAO付加物、例
えば、(e−1)1価アルコール(炭素数1〜20)の
EO付加物の不飽和カルボン酸エステル[ω−メトキシ
ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ω
−エトキシポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート、ω−プロポキシポリエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、ω−ブトキシポリエチレングリ
コールモノ(メタ)アクリレート、ω−シクロヘキシル
ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ω
−フェノキシポリエチレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、ω−ノニルフェノキシポリエチレングリコー
ルモノ(メタ)アクリレート、ω−ベンジルオキシポリ
エチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ω−エ
トキシポリエチレングリコールモノビニル安息香酸エス
テル、ω−メトキシポリエチレングリコールモノフマル
酸エステルなど]、(e−2)1価アルコール(炭素数
1〜20)のEOおよびPOブロック付加物の不飽和カ
ルボン酸エステル[ω−メトキシ(ポリ)オキシプロピ
レン(ポリ)オキシエチレンモノ(メタ)アクリレー
ト、ω−メトキシ(ポリ)オキシエチレン(ポリ)オキ
シプロピレンモノ(メタ)アクリレート、ω−メトキシ
(ポリ)オキシプロピレン(ポリ)オキシエチレン(ポ
リ)オキシプロピレンモノ(メタ)アクリレート、ω−
メトキシ(ポリ)オキシエチレン(ポリ)オキシプロピ
レン(ポリ)オキシエチレンモノ(メタ)アクリレー
ト、ω−メトキシ(ポリ)オキシプロピレン(ポリ)オ
キシエチレンモノマレイン酸エステルなど]、(e−
3)2価アルコール(炭素数1〜20)のEOおよびP
Oブロック付加物の不飽和カルボン酸エステル[ω−ヒ
ドロキシエチル(ポリ)オキシエチレン(ポリ)オキシ
プロピレンモノ(メタ)アクリレートなど]が挙げられ
る。前記(e)中のAOの付加モル数は通常2〜50、
好ましくは2〜30である。EO/POのモル比は通常
0.1〜20、好ましくは0.5〜10である。これら
のうち、(e−2)1価アルコール(炭素数1〜20)
のEOおよびPOブロック付加物(EO/PO=1〜3
0モル/1〜30モル)不飽和カルボン酸エステルが好
ましく、1価アルコール(炭素数1〜20)のEOおよ
びPOブロック付加物(EO/PO=1〜30モル/1
〜30モル)(メタ)アクリル酸エステルがさらに好ま
しく、ω−メトキシ(ポリ)オキシプロピレン(ポリ)
オキシエチレンモノ(メタ)アクリレート(EOおよび
POの付加モル数の合計2〜50モル、EO/POモル
比0.5〜10)が特に好ましい。
ノビニルエーテル(f)としては、(f−1)1価アル
コール(炭素数1〜20)のEO付加物と塩化ビニルと
から得られるビニルエーテル[ポリエチレングリコール
モノエチルモノビニルエーテル、ポリエチレングリコー
ルモノプロピルモノビニルエーテル、ポリエチレングリ
コールモノブチルモノビニルエーテルなど]、(f−
2)1価アルコール(炭素数1〜20)のPOおよびE
Oブロック付加物と塩化ビニルとから得られるビニルエ
ーテル[(ポリ)オキシプロピレン(ポリ)オキシエチ
レングリコールモノメチルモノビニルエーテル、(ポ
リ)オキシエチレン(ポリ)オキシプロピレン(ポリ)
オキシエチレングリコールモノメチルモノビニルエーテ
ルなど]が挙げられる。前記(f)中のAOの付加モル
数は通常2〜50、好ましくは2〜30である。(f−
2)におけるAOは通常EOおよびPOであり、EO/
POのモル比は通常0.1〜20、好ましくは0.5〜
10である。これらのうち、(f−1)1価アルコール
(炭素数1〜20)のEO付加物(EO付加モル数2〜
30)と塩化ビニルとから得られるビニルエーテルが好
ましく、ポリエチレングリコール(EOの付加モル数2
〜30)モノブチルモノビニルエーテルが特に好まし
い。
ノビニルエーテル(g)としては、(g−1)1価フェ
ノール化合物(炭素数6〜50)のEO付加物と塩化ビ
ニルとから得られるビニルエーテル[ポリエチレングリ
コールモノフェニルモノビニルエーテル、ポリエチレン
グリコールモノ−3,5−キシレニルモノビニルエーテ
ル、ポリエチレングリコールモノ−α−ナフチルモノビ
ニルエーテルなど]、(g−2)1価フェノール化合物
(炭素数6〜50)のPOおよびEOブロック付加物と
塩化ビニルとから得られるビニルエーテル[(ポリ)オ
キシプロピレン(ポリ)オキシエチレングリコールモノ
フェニルモノビニルエーテル、(ポリ)オキシエチレン
(ポリ)オキシプロピレン(ポリ)オキシエチレングリ
コールモノフェニルモノビニルエーテルなど]が挙げら
れる。前記(g)中のAOの付加モル数は通常2〜5
0、好ましくは2〜30である。(g−2)におけるA
Oは通常EOおよびPOであり、EO/POのモル比は
通常0.1〜20、好ましくは0.5〜10である。こ
れらのうち、(g−1)1価フェノール化合物(炭素数
6〜50)のEO付加物(EO付加モル数2〜30)と
塩化ビニルとから得られるビニルエーテルが好ましく、
ポリエチレングリコール(EOの付加モル数2〜30)
モノフェニルモノビニルエーテルが特に好ましい。
アルキル基の炭素数が1〜6のもの、例えば、ビニルメ
チルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソプロ
ピルエーテルおよびビニル−n−ブチルエーテルが挙げ
られる。これらのうち、ビニルメチルエーテルが好まし
い。
るビニルモノマー(i)としては、アルキレン(炭素数
2〜6)オキシド変性ポリオルガノシロキサン(重量平
均分子量100〜3,000)(特開平6−25661
7号公報に記載のものなど)と(メタ)アクリル酸との
エステル化反応物などが挙げられる。これらのうち、ポ
リエチレンオキシド(EO付加モル数2〜50)変性ポ
リオルガノシロキサン(重量平均分子量100〜3,0
00)と(メタ)アクリル酸とのエステル化反応物が好
ましい。
集剤に用いる水溶性重合体のうち、アクリルアミドを主
要構成単位とする水溶性(共)重合体(B)と併用する
場合の、一定の温度(転移温度)、pH(転移pH)ま
たは無機塩濃度(転移無機塩濃度)を境界にして、0.
1重量%水溶液中のポリマーが会合することを特徴とす
る水溶性重合体(A)としては、前記モノマー(a)〜
(i)からなる群から選ばれる少なくとも1種からなる
単量体を構成単位とする水溶性(共)重合体(A1)お
よび/または水溶性セルロースエーテル(A2)が挙げ
られる。(A0)または(A1)は、モノマー(a)〜
(i)の各単独重合体でも、これら2種以上の併用重合
体でも、(a)〜(i)と他のビニルモノマーとの共重
合体でもよい。会合性付与モノマーと共重合される他の
モノマーとしては他の親水性ビニルモノマー(j)
[(a)〜(i)を除く]および/または疎水性モノマ
ー(k)が使用できる。
る。 (j1)ノニオン性のモノマー〔(j1−1)(メタ)
アクリレート誘導体[ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート、ジエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、ポリエチレングリコール(重合度51〜100)モ
ノ(メタ)アクリレート、ポリグリセロール(重合度1
〜10)モノ(メタ)アクリレートなど]、(j1−
2)不飽和アルコール[ビニルアルコール、(メタ)ア
リルアルコールなど]、(j1−3)(メタ)アクリル
アミド誘導体(但し、前記(b)を除く)[(メタ)ア
クリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N
−メチロール(メタ)アクリルアミドなど]、(j1−
4)窒素原子含有ビニルモノマー(但し、前記(j1−
3)を除く)[N−ビニル−2−ピロリドン、ビニルイ
ミダゾール、N−ビニルスクシンイミド、p−アミノス
チレン、N−ビニルカルバゾール、2−ビニルピリジ
ン、ビニルモルホリン、2−シアノエチル(メタ)アク
リレートなど]〕; (j2)アニオン性のモノマー〔(j2−1)不飽和カ
ルボン酸[(メタ)アクリル酸、(無水)マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸、ビニル安息香酸など]、(j2
−2)不飽和スルホン酸[炭素数2〜20の脂肪族不飽
和スルホン酸例えばビニルスルホン酸、炭素数6〜20
の芳香族不飽和スルホン酸例えばスチレンスルホン
酸]、スルホン基含有(メタ)アクリレート[スルホア
ルキル(炭素数4〜23)(メタ)アクリレート例えば
スルホプロピル(メタ)アクリレート、スルホエチル
(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイルオキ
シ−2,2−ジメチルエタンスルホン酸、p−(メタ)
アクリロイルオキシメチルベンゼンスルホン酸]、スル
ホン基含有(メタ)アクリルアミド[N−スルホプロピ
ル(メタ)アクリルアミド、N−スルホエチル(メタ)
アクリルアミド、2−(メタ)アクリロイルアミノ−
2,2−ジメチルエタンスルホン酸、p−(メタ)アク
リロイルアミノメチルベンゼンスルホン酸など]、アル
キル(炭素数1〜20)(メタ)アリルスルホコハク酸
エステル[メチル(メタ)アリルスルホコハク酸エステ
ルなど]、(j2−3)(メタ)アクリロイルポリオキ
シアルキレン(炭素数1〜6)硫酸エステル[(メタ)
アクリロイルポリオキシエチレン(EO付加モル数2〜
50)硫酸エステルなど]などの酸;並びにこれらの塩
(例えば、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アン
モニウム塩およびアミン(炭素数1〜20)塩〕; (j3)カチオン性のモノマー{(j3−1)窒素原子
含有(メタ)アクリレート誘導体(但し、前記(a)を
含まない)[N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)ア
クリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)
アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、N,N−ジエチルアミノプロピル(メ
タ)アクリレートなど]、(j3−2)窒素原子含有
(メタ)アクリルアミド(但し、前記(c)を含まな
い)[N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリル
アミドなど]、(j3−3)アミノ基を有するビニル化
合物[ビニルアニリン、(メタ)アリルアミンなど]}
およびこれらの塩(例えば塩酸塩、硫酸塩、メチルクロ
ライド塩、ジメチル硫酸塩およびベンジルクロライド
塩)]; (j4)アミンイミド基を有する化合物[1,1,1−
トリメチルアミン(メタ)アクリルイミド、1,1−ジ
メチル−1−エチルアミン(メタ)アクリルイミド、
1,1−ジメチル−1−(2’−フェニル−2’−ヒド
ロキシエチル)アミン(メタ)アクリルイミド、1,
1,1−トリメチルアミン(メタ)アクリルイミドな
ど];および(j1)〜(j4)の混合物などが挙げら
れる。これらのうち、ノニオン性のモノマーおよび/ま
たはカチオン性のモノマーが好ましく、(メタ)アクリ
ルアミドおよび/またはN,N−ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレートおよびその塩が特に好ましい。
タ)アクリレート[炭素数1〜20の脂肪族および脂環
式アルコールの(メタ)アクリレート、例えば、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
ブチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリ
レート、オクタデシル(メタ)アクリレート、シクロヘ
キシル(メタ)アクリレート、炭素数4〜20のエポキ
シ基含有(メタ)アクリレート、例えば、グリシジル
(メタ)アクリレートなど]、 ポリ(POの付加モル
数2〜50)プロピレングリコール[モノアルキル(炭
素数1〜20)、モノシクロアルキル(炭素数3〜1
2)もしくはモノフェニルエーテル]不飽和カルボン酸
モノエステル〔1価または2価アルコールのPO付加
物、例えば、1価アルコール(炭素数1〜20)のPO
付加物の(メタ)アクリル酸エステル[ω−メトキシポ
リプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ω
−エトキシポリプロピレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、ω−プロポキシポリプロピレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレート、ω−ブトキシポリプロピレン
グリコールモノ(メタ)アクリレート、ω−シクロヘキ
シルポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、ω−フェノキシポリプロピレングリコールモノ(メ
タ)アクリレートなど]、2価アルコール(炭素数1〜
20)のPO付加物の(メタ)アクリル酸エステル[ω
−ヒドロキシエチル(ポリ)オキシプロピレンモノ(メ
タ)アクリレートなど]〕、炭素数3〜20の不飽和ニ
トリル[(メタ)アクリロニトリルなど]、炭素数8〜
30の芳香族炭化水素モノマー[スチレン、1−メチル
スチレンなど]、不飽和アルコール[ビニルアルコー
ル、(メタ)アリルアルコール]の炭素数2〜20のカ
ルボン酸エステル(例えば酢酸ビニル)、ハロゲン含有
モノマー(例えば塩化ビニル)などが挙げられる。
会合性付与モノマー単位の含有量は、会合性ポリマーを
与える範囲で広範囲に変えることができるが、通常少な
くとも1モル%、好ましくは少なくとも5モル%、特に
好ましくは少なくとも10モル%である。他のモノマー
のうち、疎水性モノマー(k)は水溶性を阻害しない範
囲で用いられ、通常30モル%以下、好ましくは20モ
ル%以下、特に好ましくは10モル%以下である。
ちで高分子量化が容易である点から好ましいのはアクリ
ルアミドを主要構成単位とする共重合体である。上記共
重合体中のアクリルアミド単位の含量は、好ましくは2
0〜99モル%、さらに好ましくは30〜95モル%、
特に好ましくは40〜90モル%である。会合性付与モ
ノマーの含量は好ましくは1〜80モル%、さらに好ま
しくは5〜70モル%、特に好ましくは10〜60モル
%である。他の(会合性付与モノマーおよびアクリルア
ミド以外の)親水性モノマーの含量は好ましくは0〜6
0モル%、さらに好ましくは0〜40モル%、特に好ま
しくは0〜25モル%である。疎水性モノマーの含量は
好ましくは0〜30モル%、さらに好ましくは0〜20
モル%、特に好ましくは0〜10モル%である。
(A2)としてはアルキル(炭素数1〜20)セルロー
ス[グルコース環単位当たりのアルコキシル基の数(置
換度)0.5〜3(メチルセルロース、エチルセルロー
スなど)]、ヒドロキシアルキル(炭素数1〜6)セル
ロース[グルコース環単位当たりのAO付加モル数0.
01〜5(ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロースなど)、ヒドロキシアルキル(炭素数
1〜6)アルキル(炭素数1〜20)セルロース[グル
コース環単位当たりのAO付加モル数0.01〜5およ
びアルコキシル基の数0.5〜3(ヒドロキシエチルメ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース
など)]およびカルボキシメチルセルロースなどがあ
る。これらのうち、水溶液の粘度の観点から好ましいも
のはヒドロキシアルキル(炭素数1〜6)アルキル(炭
素数1〜20)セルロースであり、より好ましいものは
ヒドロキシエチルメチルセルロース、およびさらにヒド
ロキシプロピルメチルセルロースであり、特にヒドロキ
シプロピルメチルセルロース(グルコース環当たりのメ
トキシル基の数1〜3およびPO付加モル数0.1〜
0.5)である。
は、該ポリマー水溶液の会合効果(増粘効果)が著しく
大きくなることから、通常700万〜5,000万、好
ましくは、900万〜3,000万、特に好ましくは、
1,000万〜2,500万である。後述する(B)と
併用する場合の水溶性重合体(A1)の重量平均分子量
は広範囲にわたり(例えば1万〜5,000万)変える
ことができるが、好ましいのは10万〜2,000万で
ある。 (A0)または(A1)の重量平均分子量は、アニオン
系ポリマー(本発明の原油増産用添加剤など)の場合
は、マクロモレキュールズ、第13巻871頁(198
0年)記載の計算式([η]=3.73×10−4Mw
0.66)によって固有粘度(単位dl/g)から算出
することができる。ここで固有粘度[(A0)は通常1
2.3〜45.0、(A1)は通常3.4〜45.0]
は1N−NaNO3中、30℃で測定した値であり、M
wは重量平均分子量を表す。また、カチオン系および両
性系ポリマー(本発明の高分子凝集剤など)の場合は、
同じく固有粘度(単位dl/g)から、三重大学工学
部、高分子凝集剤懇話会委託試験報告書(1988.
3.23)記載の計算式([η]=4.09×10−5
Mw0.73)によって算出することができる。 上記
および以下において固有粘度[(A0)は通常4〜1
7、(A1)は通常0.03〜17]は1N−NaCl
中、25℃で測定した値である。
平均分子量は広範囲にわたり(例えば1万〜500万)
変えることができるが、好ましいのは10万〜300
万、さらに好ましいのは30万〜200万である。水溶
性セルロースエーテルの重量平均分子量はGPCを用い
て高分子論文集、Vol.39、No.4,293頁
(1982)の方法から求めることができる。
1)の製法は特に限定なく、公知の水溶液重合、沈澱重
合、乳化重合などの方法が採用できる。これらのうち工
業的観点から水溶液重合がより好ましい。水溶液重合の
場合は、モノマー濃度が通常10〜80重量%となるよ
うにモノマー水溶液として系内を不活性ガスで置換した
後、公知の重合開始剤[アゾビスアミジノプロパン酸、
アゾビスシアノバレリックアシッドおよびこの塩(ナト
リウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩など)などの水
溶性アゾ開始剤;アゾビスイソバレロニトリル、アゾビ
スイソブチロニトリルなどの油溶性アゾ開始剤;過酸化
水素、過酢酸などの水溶性有機過酸化物;ベンゾイルパ
ーオキシド、クメンハイドロパーオキシドなどの油溶性
有機過酸化物;過硫酸カリ、過硫酸アンモンなどの無機
過酸化物;および上記過酸化物と還元剤(硫酸水素ナト
リウム、硫酸第一鉄などの無機還元剤;ジメチルアニリ
ン、アスコルビン酸などの有機還元剤;1,8−ジメル
カプト−3,6−ジオキサオクタンなどのチオール化合
物など)との組み合わせのレドックス開始剤など]を加
えて20〜100℃程度で1〜24時間重合を行う。重
合の終点は重合による発熱がなくなった点で確認でき
る。開始剤はアゾ開始剤、過酸化物開始剤ないしレドッ
クス開始剤を適宜併用してもよい。これらの中でアゾ開
始剤の単独使用またはこれとレドックス開始剤の併用
が、目的のポリマーを得やすく好ましい。また、光増感
剤[過酸化ベンゾイルなどの過酸化物;アゾビスイソブ
チロニトリルなどのアゾ化合物;ジアセチル、ジベンジ
ルなどのカルボニル化合物;ジフェニルモノおよびジス
ルフィド、ジベンゾイルモノおよびジスルフィドなどの
硫黄化合物;四塩化炭素などのハロゲン化合物;および
三塩化鉄などの金属塩など]を加えた後、紫外線などを
照射してもよい。上記開始剤の使用量は特に限定ないが
開始剤量を調整(少なく)することでより高分子量体を
得ることができる。また重合時のpHは特に限定しない
が、通常3〜7に調整して重合を行うことにより特に性
能の優れたポリマーが得られるため、重合pHをこの範
囲に調整して行うことが好ましい。pH調整に用いるp
H調整剤としては特に限定なく使用でき、モノマー水溶
液がアルカリ性の場合には硫酸、塩酸、リン酸などの鉱
酸;酸性リン酸ソーダ、酸性ぼう硝、塩化アンモン、硫
安、重硫安、スルファミン酸などの無機固体酸性物質;
シュウ酸、こはく酸などの有機酸が挙げられ、モノマー
水溶液が酸性の場合には水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムなどの無機アルカリ性物質;アンモニア、グアニジ
ンなどの有機アルカリ性物質などが挙げられる。
(後述する加水分解法、マンニッヒ変性法など)するこ
とによって製造する方法が挙げられる。また、不飽和カ
ルボン酸またはそのエステル形成性誘導体〔例えば(メ
タ)アクリル酸(メチル)、(メタ)アクリル酸(エチ
ル)など〕を(共)重合させ、アミンのアルキレンオキ
シド付加物、ポリアルキレングリコール(モノエーテ
ル)、ポリエチレンイミン、(環状)アミノアルキルア
ミン、アルキレンオキシド変性シリコンなどと反応(エ
ステル化、アミド化など)させて(a)〜(j)単位を
構成する方法、さらに、上記例示したモノマー(j)〜
(k)を上記の水溶液重合によって重合した後、生成し
たゲルに過酸化物などの重合開始剤とモノマー(a)〜
(i)を肉挽き機によって均一に練り込み40〜100
℃に加温、熟成(1〜24時間)する方法などにより得
られる。
(k)の1種または2種以上の混合物を予め上記記載の
方法により単独重合または共重合した後、グラフト的に
他のモノマーを重合した場合の共重合ポリマーでもよ
い。
は本発明における水溶性重合体(A0)または(A)の
0.1重量%塩水溶液(NaCl 0.5重量%、Ca
Cl2 0.1重量%含有)を低温(例えば20℃)か
ら1分間に1℃ずつ上昇させた際、初期の水溶液粘度は
温度の上昇に伴い減少していくが、ある一定の温度(転
移温度)を超えると水溶液の粘度が会合により増大し始
める、また、逆に、水溶液の粘度が増大した温度から下
降していくに伴い水溶液粘度が減少していき、ある一定
の温度(転移温度)からさらに下降していくと水溶液の
粘度が増大し始め元の状態に戻る性質をいう。(A0)
または(A)の転移温度は通常5〜100℃、好ましく
は40〜100℃である。転移温度の調整手段として
は、疎水性、親水性モノマーの割合が挙げられ、例えば
疎水性モノマーの比率を増すことにより転移温度を下げ
ることができ、親水性モノマーの比率を増すことにより
転移温度を上げることができる。
0)または(A)の0.1重量%水溶液(イオン交換水
使用)を低pH(例えば2)から徐々に水酸化ナトリウ
ム10%水溶液を添加しpHを上げていく際、ある一定
のpH(転移pH)を超えるとポリマーが会合し、析出
し始める、また逆に、ポリマーが析出した状態から徐々
に塩酸10%水溶液を添加しpHを下げていく際、ある
一定のpH(転移pH)からさらに低下すると、ポリマ
ー析出がなくなり元の状態に戻る性質をいう。(A0)
または(A)の転移pHは通常1〜14、好ましくは3
〜13である。転移pHの調整手段としては、モノマー
のpKaが挙げられ、例えばpKaの高いモノマーを用
いれば転移pHを上げることができ、pKaの低いいモ
ノマーを用いれば転移pHを下げることができる。本発
明における会合性ポリマーの実使用に当たっては、pH
の調整に用いるアルカリまたは酸は上記の水酸化ナトリ
ウム水溶液または塩酸には限定されず、他のアルカリ
(水酸化カリウムなど)または酸〔無機酸(硫酸、硝
酸、リン酸など)、有機酸(カルボン酸、スルホン酸、
フェノールなど)〕も用いることができる。
1重量%水溶液(イオン交換水使用)に無機塩(塩化ナ
トリウム)を添加していく際、ある一定の無機塩濃度
(転移無機塩濃度)を超えるとポリマーが会合し、析出
し始める性質をいう。(A0)または(A)の転移無機
塩濃度は通常0.0001〜70重量%、好ましくは
0.01〜50重量%である。転移pHの調整手段とし
ては、疎水性、親水性モノマーの割合が挙げられ、例え
ば疎水性モノマーの比率を増すことにより転移無機塩濃
度を下げることができ、親水性モノマーの比率を増すこ
とにより転移無機塩濃度を上げることができる。本発明
における会合性ポリマーの実使用に当たっては、無機塩
濃度の調整に用いる無機塩は上記の塩化ナトリウムに限
定されず、他の無機塩〔塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、炭
酸などの無機酸の金属[アルカリ金属(Na、Kな
ど)、アルカリ土類金属(Ca、Mgなど)など]塩ま
たはアンモニウム塩、例えば炭酸ソーダ、炭酸カリウ
ム、炭酸アンモン、硫酸ソーダ、硫酸アンモン、硫酸水
素ナトリウムなど〕も用いることができる。
性(共)重合体(B)としては上記例示した他の親水性
モノマー(j)(アクリルアミドは除く)および/また
は疎水性モノマー(k)との共重合体でもよい。(B)
のうちで水溶液粘度、および汚泥に対する脱水性能の観
点から好ましいのは(j)(アクリルアミドは除く)お
よび/または(k)との共重合体であり、さらに好まし
いのは(j)(アクリルアミドは除く)との共重合体、
特に好ましいのはN,N−ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレートおよびその塩(例えば塩酸塩、硫酸
塩、メチルクロライド塩、ジメチル硫酸塩およびベンジ
ルクロライド塩)との共重合体である。上記共重合体中
のアクリルアミド単位の含量は、好ましくは5〜95モ
ル%、さらに好ましくは10〜80モル%、特に好まし
くは20〜70モル%である。他の(アクリルアミド以
外の)親水性モノマーの含量は、好ましくは5〜95モ
ル%、さらに好ましくは20〜90モル%、特に好まし
くはN,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレー
トおよびその塩が30〜80モル%である。疎水性モノ
マーの含量は、好ましくは0〜10モル%、さらに好ま
しくは0〜5モル%、特に好ましくは0〜3モル%であ
る。(B)の製法は特に限定なく、上記(A0)または
(A1)と同様の製法を用いることができる。
クリルアミドを単独重合または共重合した後、苛性アル
カリ(水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど)または
炭酸アルカリ(炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなど)で
部分的に加水分解してカルボキシル基を導入する方法
(特開昭56−16505)、ホルムアルデヒド、ジア
ルキル(炭素数1〜12)アミンおよびハロゲン化(塩
化、臭化、ヨウ化など)アルキル(炭素数1〜12)
(例えばメチルクロライド、エチルクロライドなど)を
加え、マンニッヒ反応によって部分的にカチオン性基を
導入する方法(特開昭47−21385)などによって
得られたポリマー変性物でもよい。
(例えば100万〜5,000万またはそれ以上)変え
ることができるが、(A)[(A1)および/または
(A2)]と併用した際に、廃水・汚泥処理における汚
泥ケーキの含水率が著しく小さくなることから、好まし
くは500万〜5,000万、さらに好ましくは、70
0万〜3,000万、特に好ましくは、900万〜2,
000万である。(B)の重量平均分子量は前記の固有
粘度から算出する方法で求めることができる。
(B)の混合割合は特に限定はないが廃水・汚泥処理に
おける汚泥ケーキの含水率の観点から好ましくは、(A
0)または(A)の含有量が(A0)または(A)と
(B)の合計重量に基づいて0.1〜90重量%、さら
に好ましくは0.5〜50重量%、特に好ましくは1〜
20重量%である。
は(A)/(B)混合物は通常水溶液として使用され
る。該ポリマー水溶液の濃度は用途によって異なるが通
常0.001〜3重量%、効率的な会合効果の観点から
好ましくは0.005〜1重量%、より好ましくは0.
01〜0.5重量%である。
は特に限定なく使用できる。特に多価金属イオン(Ca
2+、Mg2+など)を多量(例えばそれらの塩化物換
算で0.1〜3重量%)に含有する水を用いた場合も転
移温度、転移pHまたは転移無機塩濃度以上で十分な会
合効果が得られるため、純水やイオン交換水などの上質
の水を必要とせず水道水、工業用水、海水、地下水など
入手の容易な水を利用することができる。また(A0)
または(A)と(B)を併用する場合についても溶解す
る水としては特に限定なく使用できる。
は(A)および(B)の溶解方法、溶解後の希釈方法は
従来から公知(例えば特開平4−16203)の方法が
採用できる。(A0)または(A)と(B)を併用して
使用する場合は、予め(A0)または(A)と(B)を
混合した後溶解する方法、(A0)または(A)と
(B)を別々に溶解した後にポリマー水溶液どうしを混
合する方法、一方のポリマーを溶解した水溶液に他方の
ポリマーを添加し溶解する方法のいずれの方法を用いて
もよい。またポリマーの添加順序については特に限定は
ない。
集剤が対象とする用途としては、原油増産用添加剤(原
油の二、三次回収用添加剤)および高分子凝集剤[下水
・し尿処理用凝集剤、産業廃水処理用凝集剤、掘削、泥
水処理用凝集剤、製紙用薬剤(製紙工業用地合形成助
剤、歩留まり向上剤、濾水性向上剤、紙力増強剤など)
など]などが挙げられ、食品用増粘剤にも使用できる。
マー攻法を行うのに適した油層は特に限定されず浸透率
10ミリダール以上の砂岩層、石灰岩油層であり、ポリ
マー水溶液の浸透性の観点から好ましくは50ミリダー
ル以上の層である。
に高い吸着性を示して効果的な凝集性(フロック形成
性)を示すので、公知の水系懸濁液の固液分離促進にと
くに限定なく使用できるが、実用的価値の面から、下
水、し尿などの微生物処理で生じる有機性汚泥(いわゆ
る生汚泥、余剰汚泥、混合生汚泥、消化汚泥、凝沈・浮
上汚泥およびこれらの混合物)の脱水に、より有用であ
る。これらのなかでも、同じ理由で、有機分含有量(V
SS/SS)が70%以上の汚泥に、より有用である。
また、本発明の高分子凝集剤を添加され形成されたフロ
ック状の汚泥の脱水方法としては、公知の遠心脱水、ベ
ルトプレス脱水、フィルタープレス脱水、キャピラリー
脱水等が採用できるが、効果の点から好ましいのは遠心
脱水、ベルトプレス脱水である。
集剤は必要に応じ、無機塩〔塩酸、硫酸、硝酸、リン
酸、炭酸などの無機酸の金属[アルカリ金属(Na、K
など)、アルカリ土類金属(Ca、Mgなど)など]塩
またはアンモニウム塩、例えば炭酸ソーダ、炭酸カリウ
ム、炭酸アンモン、硫酸ソーダ、硫酸アンモン、硫酸水
素ナトリウムなど〕、有機酸(塩)[カルボン酸、スル
ホン酸、フェノールなどの有機酸、並びにこれらの金属
(上記のもの)塩またはアンモニウム塩、例えば、スル
ファミン酸、酢酸ソーダ、乳酸ソーダなど]、界面活性
剤[米国特許第4331447号明細書記載の界面活性
剤、例えば、ポリオキシエチレンノニルフェノールエー
テル、ジオクチルスルホコハク酸ソーダなど]、酸化防
止剤〔フェノール系化合物(ハイドロキノン、カテコー
ルなど)、ヒンダードアミン[2−(5−メチル−2−
ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、コハク酸ジ
メチル−1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキ
シ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン重縮合
物、ビス(1−オクチロキシ−2,2,6,6−テトラ
メチル−4−ピペリジル)セバケートなど]、含硫化合
物[2−メルカプトベンゾチアゾールおよびその塩(金
属塩またはアンモニウム塩など)、チオ尿素、テトラメ
チルチウラムジサルファイド、ジメチルジチオカルバミ
ン酸およびその塩(金属塩またはアンモニウム塩な
ど)、亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウムなど]、
含リン化合物(トリフェニルホスファイト、トリエチル
ホスファイト、亜リン酸ナトリウム、次亜リン酸ナトリ
ウムなど)、含窒素化合物(グアニジン硫酸塩など)〕
などの添加剤と併用して使用できる。これらの中で酸化
防止剤は本発明における(A0)または(A)、もしく
は(A0)または(A)/(B)併用の場合の水溶液の
粘度安定性の観点から(A0)または(A)、および/
または(B)中に予め含有させておくことがより好まし
い。これらの添加剤の使用量は(A0)または(A)、
および/または(B)の重量に基づいて、無機塩、有機
酸(塩)は通常10重量%以下、界面活性剤は通常5重
量%以下、酸化防止剤は通常20重量%以下であり、ポ
リマー水溶液の粘度の観点から、より好ましくは無機
塩、有機酸(塩)は0〜5重量%、界面活性剤は0〜3
重量%、酸化防止剤は0〜10重量%である。
に圧入(圧力100〜5,000psi)する方法は公
知(例えば特開昭61−102995)の方法が採用で
きるが、圧入直前の分子の切断による分子量低下の起こ
り難さの点から、該水溶液を転移温度より低い温度(と
くに5〜30℃低い温度)で圧入する方法が好ましい。
法としては、特に限定なく使用できるが、通常0.1重
量%程度の濃度の水溶液にして使用される。例えば公知
の方法(特開平4−16203など)に従って該廃水に
ポリマー水溶液(例えば0.1%水溶液)を添加、混合
した後に、アルカリ(例えば水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、水酸化カルシウムなど)または無機塩(例え
ば塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、硫酸アンモニウム
など)を廃水のpHまたは無機塩濃度がポリマーの転移
pHまたは転移無機塩濃度以上になるまで添加する方
法、ポリマー水溶液と所定量(加えた後の廃水のpHま
たは無機塩濃度がポリマーの転移pHまたは転移無機塩
濃度以上になる量)の上記アルカリおよび無機塩を同時
に添加する方法、予め廃水を該ポリマーの転移pHまた
は転移無機塩濃度以上になるまで、上記アルカリまたは
無機塩を用いて廃水のpHまたは無機塩濃度を上げた後
にポリマー水溶液を添加する方法が挙げられる。また、
上記のポリマー添加方法に限らず、ポリマーを固体の状
態で廃水に添加してもよい。これらの方法のうち、凝集
性能の観点から、該ポリマー水溶液を添加、混合した後
に、アルカリまたは無機塩を廃水のpHまたは無機塩濃
度がポリマーの転移pHまたは転移無機塩濃度以上にな
るまで添加する方法が好ましい。また、該ポリマー水溶
液を廃水に添加して使用する際、硫酸バンド、ポリ塩化
アルミニウム、塩化第二鉄、硫酸第二鉄、ポリ硫酸鉄な
どの公知の無機凝集剤と併用することもできる。
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。なお、実施例中の%は重量%を示す。製造例1〜8
についての固有粘度は1N−NaNO3中、30℃で測
定した値、製造例9〜19についての固有粘度は1N−
NaCl中、25℃で測定した値である。
シ)エチルメタクリレート(モルホリンのEO2モル付
加物とメタクリル酸とのエステル)2.3部とアクリル
アミド12.7部およびイオン交換水84.9部(系内
のモノマーの合計%は15%)を加えた。次にこれをリ
ン酸でpH6.5に調整した後、40℃の恒温槽中で溶
液の温度を40℃に調整し、系内を窒素(純度99.9
99%以上)で充分に置換した。次いで開始剤としてア
ゾビスシアノバレリックアシッドのソーダ塩の10%水
溶液0.15部を撹拌しながら加えた。約1分後に重合
が開始し発熱が認められたが外部から冷却して内容物温
度40〜50℃で10時間重合を行った。その後外部か
ら加温して、70℃で1時間熟成し重合を完結した。な
お重合中、内容物が高粘度となり撹拌が困難となったた
め、撹拌は途中で停止した。重合完結後、内容物を取り
出しこれにメタノール2,000部を加えてミキサーで
30分間撹拌して沈殿物を得た。この沈殿物を減圧ろ過
(JIS規検2種のろ紙を使用)により取り出した後、
沈殿物を減圧乾燥機中(減圧度10mmHg、40℃×
1時間)で溶媒を留去し、粉末状の水溶性重合体15部
を得た(収率99.8%)。得られた水溶性重合体の固
有粘度は21.0dl/gであり、これから算出した重
量平均分子量は約1,580万であった。
エトキシエチルアクリレート2.3部とアクリルアミド
12.7部を用いた以外は製造例1と同様にして水溶性
重合体15部を得た(収率99.7%)。得られた水溶
性重合体の固有粘度は22.1dl/gであり、これか
ら算出した重量平均分子量は約1,700万であった。
ド1.2部とアクリルアミド13.8部を用いた以外は
製造例1と同様にして水溶性重合体15部を得た(収率
99.5%)。得られた水溶性重合体の固有粘度は2
0.3dl/gであり、これから算出した重量平均分子
量は約1,500万であった。
シ)エチルメタクリレート(モルホリンのEO2モル付
加物とメタクリル酸とのエステル)2.2部とアクリル
アミド9.5部およびアクリル酸ナトリウム3.3部を
用いた以外は製造例1と同様にして水溶性重合体15部
を得た(収率99.8%)。得られた水溶性重合体の固
有粘度は24.6dl/gであり、これから算出した重
量平均分子量は約2,000万であった。
シ)エチルメタクリレート(モルホリンのEO2モル付
加物とメタクリル酸とのエステル)2.3部とアクリル
アミド12.7部およびイオン交換水84.3部、開始
剤としてアゾビスシアノバレリックアシッドのナトリウ
ム塩の10%水溶液0.75部を用いた以外は製造例1
と同様にして水溶性重合体15部を得た(収率99.8
%)。得られた水溶性重合体の固有粘度は9.8dl/
gであり、これから算出した重量平均分子量は約500
万であった。
いた以外は製造例1と同様にして水溶性重合体15部を
得た(収率99.7%)。得られた水溶性重合体の固有
粘度は21.2dl/gであり、これから算出した重量
平均分子量は約1,600万であった。
クリル酸ナトリウム3.7部を用いた以外は製造例1と
同様にして水溶性重合体15部を得た(収率99.5
%)。得られた水溶性重合体の固有粘度は25.1dl
/gであり、これから算出した重量平均分子量は約2,
070万であった。
得られた水溶性重合体9.7部を混合して混合物10部
を得た。得られた水溶性重合体の固有粘度は24.6d
l/gであり、これから算出した重量平均分子量は約
2,000万であった。
(株)社製、グルコース環当たりのメトキシル基の数約
1.4およびPO付加モル数約0.2、重量平均分子量
約80万)0.3部と製造例6で得られた水溶性重合体
9.7部を混合して混合物10部を得た。得られた水溶
性重合体の固有粘度は24.1dl/gであり、これか
ら算出した重量平均分子量は約1,940万であった。
使用したヒドロキシプロピルメチルセルロース(信越化
学工業(株)社製、グルコース環当たりのメトキシル基
の数約1.4およびPO付加モル数約0.2、重量平均
分子量約80万)1.0部をそれぞれ塩水(NaCl
0.5%、CaCl2 0.1%含有)999部に溶解
し0.1%の水溶性重合体水溶液を得た。得られた水溶
性重合体水溶液をB型粘度計(TOKIMEC製、DV
L−BII型、BLアダプター、回転数6rpm)を用
いて各温度で測定した粘度を表1に示す。
シ)エチルメタクリレート(モルホリンのEO2モル付
加物とメタクリル酸とのエステル)15部とイオン交換
水85部(系内のモノマーの合計%は15%)を加え
た。次にこれを塩酸でpH4に調整した後、40℃の恒
温槽中で溶液の温度を40℃に調整し、系内を窒素(純
度99.999%以上)で充分に置換した。次いで開始
剤としてアゾビスシアノバレリックアシッドのソーダ塩
の10%水溶液0.15部を撹拌しながら加えた。約1
分後に重合が開始し発熱が認められたが外部から冷却し
て内容物温度40〜50℃で10時間重合を行った。そ
の後外部から加温して、70℃で1時間熟成し重合を完
結した。なお重合中、内容物が高粘度となり撹拌が困難
となったため、撹拌は途中で停止した。重合完結後、内
容物を取り出し、これにアセトン2,000部を加えて
ミキサーで30分間撹拌して沈殿物を得た。この沈殿物
を減圧ろ過(JIS規検2種のろ紙を使用)により取り
出した後、沈殿物を減圧乾燥機中(減圧度10mmH
g、40℃×1時間)で溶媒を留去し、粉末状の水溶性
重合体15部を得た(収率99.8%)。得られた水溶
性重合体の固有粘度は4.5dl/gであり、これから
算出した重量平均分子量は約800万であった。
エトキシエチルアクリレート15部を用いた以外は製造
例9と同様にして本発明の水溶性重合体15部を得た
(収率99.7%)。得られた水溶性重合体の固有粘度
は5.3dl/gであり、これから算出した重量平均分
子量は約1,000万であった。
ド15部を用い、塩酸の代わりにリン酸で重合pHを
6.5に調整した以外は製造例9と同様にして本発明の
水溶性重合体15部を得た(収率99.5%)。得られ
た水溶性重合体の固有粘度は4.9dl/gであり、こ
れから算出した重量平均分子量は約900万であった。
ダ塩の10%水溶液1.5部を使用した以外は製造例9
と同様にして水溶性重合体15部を得た(収率99.3
%)。得られた水溶性重合体の固有粘度は2.6dl/
gであり、これから算出した重量平均分子量は約400
万であった。
ド15部を用い、開始剤としてアゾビスシアノバレリッ
クアシッドのソーダ塩の10%水溶液1.5部を使用し
た以外は製造例9と同様にして水溶性重合体15部を得
た(収率99.2%)。得られた水溶性重合体の固有粘
度は2.4dl/gであり、これから算出した重量平均
分子量は約350万であった。
レートの塩化メチルによる4級化物15部を用いた以外
は製造例9と同様にして水溶性重合体15部を得た(収
率99.8%)。得られた水溶性重合体の固有粘度は
5.6dl/gであり、これから算出した重量平均分子
量は約1,100万であった。
レートの塩化メチルによる4級化物12.2部、アクリ
ルアミド2.8部を用い、重合物の処理にメタノールの
代わりにアセトンを使用した以外は製造例9と同様にし
て水溶性重合体15部を得た(収率99.5%)。得ら
れた水溶性重合体の固有粘度は6.4dl/gであり、
これから算出した重量平均分子量は約1,300万であ
った。
エトキシエチルアクリレート3.4部とジメチルアミノ
エチルメタクリレートの塩化メチルによる4級化物1
1.6部を用いた以外は製造例9と同様にして本発明の
水溶性重合体15部を得た(収率99.7%)。得られ
た水溶性重合体の固有粘度は5.6dl/gであり、こ
れから算出した重量平均分子量は約1,100万であっ
た。
ド1.8部とジメチルアミノエチルメタクリレートの塩
化メチルによる4級化物13.2部を用いた以外は製造
例9と同様にして本発明の水溶性重合体15部を得た
(収率99.5%)。得られた水溶性重合体の固有粘度
は5.3dl/gであり、これから算出した重量平均分
子量は約1,000万であった。
シ)エチルメタクリレート(モルホリンのEO2モル付
加物とメタクリル酸とのエステル)3.9部とジメチル
アミノエチルメタクリレートの塩化メチルによる4級化
物10.0部およびアクリルアミド1.1部を用いた以
外は製造例9と同様にして本発明の水溶性重合体15部
を得た(収率99.8%)。得られた水溶性重合体の固
有粘度は5.5dl/gであり、これから算出した重量
平均分子量は約1,050万であった。
例2で得られた水溶性重合体8.0部を混合して混合物
10部を得た。得られた水溶性重合体の固有粘度は5.
5dl/gであり、これから算出した重量平均分子量は
約1070万であった。
例2で得られた水溶性重合体8.0部を混合して混合物
10部を得た。得られた水溶性重合体の固有粘度は5.
4dl/gであり、これから算出した重量平均分子量は
約1030万であった。
(株)社製、グルコース環当たりのメトキシル基の数約
1.4およびPO付加モル数約0.2、重量平均分子量
約80万)1.0部と比較製造例2で得られた水溶性重
合体9.0部を混合して混合物10部を得た。得られた
水溶性重合体の固有粘度は5.0dl/gであり、これ
から算出した重量平均分子量は約930万であった。
製造例1、2で得られたポリマーをそれぞれイオン交換
水にとかして0.1%水溶液とし、K市下水処理場余剰
汚泥(pH6.9、TS(総固形分)2.3%、有機分
81%)にポリマーとして0.85%/TSずつ添加
し、ゆっくり攪拌しながら液のpHが各ポリマーの転移
pH以上になるまで水酸化ナトリウム水溶液(10%水
溶液)を少しづつ加えた。5分間静置した後、上澄み液
中のCOD含量をJIS−K0102に従って測定し
た。一方フロック状物はスパーテルで取り出した後、小
型ベルトプレス脱水機を用いて脱水試験を行い、得られ
た脱水ケーキの含水率を測定した。試験結果を表2に示
すが、本発明のポリマー(実施例7〜11)は、比較例
5〜7に比べて、高い脱水性(低いケーキ含水率)かつ
低いCOD含量を示した。
および製造例19で使用したヒドロキシプロピルメチル
セルロース(信越化学工業(株)社製、グルコース環当
たりのメトキシル基の数約1.4およびPO付加モル数
約0.2、重量平均分子量約80万)をそれぞれイオン
交換水にとかして0.1%水溶液とし、K市下水処理場
余剰汚泥(pH6.9、TS(総固形分)2.3%、有
機分81%)にポリマーとして0.85%/TSずつ添
加し、ゆっくり攪拌しながら各ポリマーの転移無機塩濃
度以上になるまで硫酸アンモニウム水溶液(20%水溶
液)を少しづつ加えた。5分間静置した後、上澄み液中
のCOD含量をJIS−K0102に従って測定した。
一方フロック状物はスパーテルで取り出した後、小型ベ
ルトプレス脱水機を用いて脱水試験を行い、得られた脱
水ケーキの含水率を測定した。試験結果を表3に示す
が、本発明のポリマー(実施例12〜20)は、比較例
8〜11に比べて、高い脱水性(低いケーキ含水率)か
つ低いCOD含量を示した。
凝集剤を構成する水溶性重合体は、その低濃度水溶液の
温度、pHまたは無機塩濃度が一定の温度(転移温
度)、pH(転移pH)または無機塩濃度(転移無機塩
濃度)以上で、ポリマー同士が自己会合する特性を有す
る。このため該ポリマーを原油油層中に圧入したり、ま
た廃水に添加し、廃水中の懸濁粒子を一次凝集させた後
に、転移温度、転移pHまたは転移無機塩濃度以上にす
ることで増粘したり、より強固に凝集した二次凝集粒子
を得ることができる。上記効果を奏することから本発明
の原油増産用添加剤または高分子凝集剤は極めて有用で
ある。
4)
(例えば100万〜5,000万またはそれ以上)変え
ることができるが、(A)[(A1)および/または
(A2)]と併用した際に、廃水・汚泥処理における汚
泥ケーキの含水率が著しく小さくなることから、好まし
くは700万〜5,000万、さらに好ましくは、70
0万〜3,000万、特に好ましくは、900万〜2,
000万である。(B)の重量平均分子量は前記の固有
粘度から算出する方法で求めることができる。
シ)エチルメタクリレート(モルホリンのEO2モル付
加物とメタクリル酸とのエステル)2.2部とアクリル
アミド9.5部およびアクリル酸ナトリウム3.3部を
用いた以外は製造例1と同様にして水溶性重合体15部
を得た(収率99.8%)。得られた水溶性重合体の固
有粘度は24.6dl/gであり、これから算出した重
量平均分子量は約2,000万であった。
シ)エチルメタクリレート(モルホリンのEO2モル付
加物とメタクリル酸とのエステル)2.3部とアクリル
アミド12.7部およびイオン交換水84.3部、開始
剤としてアゾビスシアノバレリックアシッドのナトリウ
ム塩の10%水溶液0.75部を用いた以外は製造例1
と同様にして水溶性重合体15部を得た(収率99.8
%)。得られた水溶性重合体の固有粘度は9.8dl/
gであり、これから算出した重量平均分子量は約500
万であった。
で得られた水溶性重合体9.7部を混合して混合物10
部を得た。得られた水溶性重合体の固有粘度は24.6
dl/gであり、これから算出した重量平均分子量は約
2,000万であった。
使用したヒドロキシプロピルメチルセルロース(信越化
学工業(株)社製、グルコース環当たりのメトキシル基
の数約1.4およびPO付加モル数約0.2、重量平均
分子量約80万)1.0部をそれぞれ塩水(NaCl
0.5%、CaCl2 0.1%含有)999部に溶解
し0.1%の水溶性重合体水溶液を得た。得られた水溶
性重合体水溶液をB型粘度計(TOKIMEC製、DV
L−BII型、BLアダプター、回転数6rpm)を用
いて各温度で測定した粘度を表1に示す。
をそれぞれイオン交換水にとかして0.1%水溶液と
し、K市下水処理場余剰汚泥(pH6.9、TS(総固
形分)2.3%、有機分81%)にポリマーとして0.
85%/TSずつ添加し、ゆっくり攪拌しながら各ポリ
マーの転移無機塩濃度以上になるまで硫酸アンモニウム
水溶液(20%水溶液)を少しづつ加えた。5分間静置
した後、上澄み液中のCOD含量をJIS−K0102
に従って測定した。一方フロック状物はスパーテルで取
り出した後、小型ベルトプレス脱水機を用いて脱水試験
を行い、得られた脱水ケーキの含水率を測定した。試験
結果を表3に示すが、本発明のポリマー(実施例12〜
20)は、比較例8〜11に比べて、高い脱水性(低い
ケーキ含水率)かつ低いCOD含量を示した。
Claims (10)
- 【請求項1】 700万〜5,000万の重量平均分子
量を有する水溶性重合体(A0)からなり、(A0)の
0.1重量%水溶液中のポリマーが一定の温度(転移温
度)、pH(転移pH)または無機塩濃度(転移無機塩
濃度)以上で会合を起こす特性を有することを特徴とす
る原油増産用添加剤または高分子凝集剤。 - 【請求項2】 (A0)が環状アミンもしくは炭素数5
以上の非環状アミンのアルキレンオキシド付加物の不飽
和カルボン酸エステル(a)、ポリイミノエチレン基を
有するビニルモノマー(b)、環状アミノ基もしくはア
ルキル基の炭素数5以上のアルキルアミノ基を有する
(メタ)アクリルアミド(c)、N−アルキル、N−シ
クロアルキル、N−アルケニルもしくはN−アルコキシ
アルキル(メタ)アクリルアミドまたはN−(メタ)ア
クリロイルヘテロサイクリックアミン(d)、ポリアル
キレングリコール〔モノアルキル、モノシクロアルキ
ル、モノ(アルキル)フェニルもしくはモノアラルキル
エーテル〕不飽和カルボン酸モノエステル(e)、ポリ
アルキレングリコールモノアルキルモノビニルエーテル
(f)、ポリアルキレングリコールモノフェニルモノビ
ニルエーテル(g)、ビニルアルキルエーテル(h)お
よびオキシアルキレン変性ポリオルガノシロキサン基を
有するビニルモノマー(i)からなる群から選ばれる少
なくとも1種からなる単量体を構成単位とする水溶性
(共)重合体である請求項1記載の水溶性重合体。 - 【請求項3】 (A0)がさらに、アクリルアミドを主
要構成単位とする水溶性共重合体である請求項1または
2記載の原油増産用添加剤または高分子凝集剤。 - 【請求項4】 一定の温度(転移温度)、pH(転移p
H)または無機塩濃度(転移無機塩濃度)以上で、0.
1重量%水溶液中のポリマーが会合を起こす特性を有す
ることを特徴とする水溶性重合体(A)とアクリルアミ
ドを主要構成単位とする水溶性(共)重合体(B)を併
用してなることを特徴とする原油増産用添加剤または高
分子凝集剤。 - 【請求項5】 (B)が700万〜5,000万の重量
平均分子量を有する請求項4記載の原油増産用添加剤ま
たは高分子凝集剤。 - 【請求項6】 (A)が環状アミンもしくは炭素数5以
上の非環状アミンのアルキレンオキシド付加物の不飽和
カルボン酸エステル(a)、ポリイミノエチレン基を有
するビニルモノマー(b)、環状アミノ基もしくはアル
キル基の炭素数5以上のアルキルアミノ基を有する(メ
タ)アクリルアミド(c)、N−アルキル、N−シクロ
アルキル、N−アルケニルもしくはN−アルコキシアル
キル(メタ)アクリルアミドまたはN−(メタ)アクリ
ロイルヘテロサイクリックアミン(d)、ポリアルキレ
ングリコール〔モノアルキル、モノシクロアルキル、モ
ノ(アルキル)フェニルもしくはモノアラルキルエーテ
ル〕不飽和カルボン酸モノエステル(e)、ポリアルキ
レングリコールモノアルキルモノビニルエーテル
(f)、ポリアルキレングリコールモノフェニルモノビ
ニルエーテル(g)、ビニルアルキルエーテル(h)お
よびオキシアルキレン変性ポリオルガノシロキサン基を
有するビニルモノマー(i)からなる群から選ばれる少
なくとも1種からなる単量体を構成単位とする水溶性
(共)重合体(A1)および/または水溶性セルロース
エーテル(A2)である請求項4または5記載の原油増
産用添加剤または高分子凝集剤。 - 【請求項7】 (A0)または(A)が40〜100℃
の転移温度、3〜13の転移pHまたは0.01〜50
重量%の転移無機塩濃度を有する請求項1〜6いずれか
記載の原油増産用添加剤または高分子凝集剤。 - 【請求項8】 転移温度以上で会合を起こす特性を有す
る(A0)または(A)からなる請求項1〜7いずれか
記載の原油増産用添加剤の水溶液を該重合体(A0)ま
たは(A)の転移温度より低い温度で地盤に圧入し、地
盤中で増粘された重合体水溶液により原油を回収する方
法。 - 【請求項9】 転移pH以上で会合を起こす特性を有す
る(A0)または(A)からなる請求項1〜7いずれか
記載の高分子凝集剤の水溶液を該重合体(A0)または
(A)の転移pHより低いpHで廃水に添加した後、廃
水のpHを転移pH以上に上げる廃水の処理方法。 - 【請求項10】 転移無機塩濃度以上で会合を起こす特
性を有する(A0)または(A)からなる請求項1〜7
いずれか記載の高分子凝集剤の水溶液を該重合体(A
0)または(A)の転移無機塩濃度より低い無機塩濃度
で廃水に添加した後、廃水の無機塩濃度を転移無機塩濃
度以上に上げる廃水の処理方法。
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