JP2012042712A - 画像形成装置、画像形成システムおよび処理プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成システムおよび処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】トナー濃度検出の精度および速度を向上させることのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像手段(現像装置5K、5Y、5M、5C)に対して現像剤を補給する補給手段(トナー補給装置101)と、撹拌手段(撹拌部材100)による現像剤(トナー)の攪拌開始後において、検出手段(透磁率センサ65)の検出値が予め設定された閾値を越えたか否かを判定する判定手段(判定部102)と、該判定手段の判定結果に応じて現像手段に対する現像剤の補給量を算出する算出手段(補給量算出部103)と、該算出手段の算出結果に応じて補給手段を制御する制御手段(補給制御部104)とを備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成システムおよび処理プログラムに関するものである。
従来、電子写真方式等を採用したプリンタや複写機、ファクシミリ等の画像形成装置としては、単一の感光体ドラムを備え、この感光体ドラム上にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)等の各色のトナー像を順次形成し、この感光体ドラム上に順次形成されるY、M、C、K等の各色のトナー像を、中間転写ベルト上に互いに重ね合わせた状態で一次転写した後、当該中間転写ベルトから印刷用紙上に一括して二次転写すると共に定着することにより、フルカラーの画像を形成するように構成した所謂4サイクル方式の画像形成装置がある。
このような4サイクル方式の画像形成装置では、感光体ドラム上に形成されるY、M、C、Kの各色の画像に対応した静電潜像を現像するため、現像装置として、回転自在に構成された現像装置本体の周方向に沿って、Y、M、C、Kの各色に対応した現像器を設けた所謂「ロータリー方式」の現像装置(現像ユニット)が用いられている。
このロータリー方式の現像装置は、現像装置本体を回転させることにより、現像する色に対応した色の現像器を、感光体ドラムと対向する現像位置へと移動させ、当該現像位置に移動した現像器によって、感光体ドラム上に形成された静電潜像を予め設定された色のトナーにより現像するように構成されている。
また、ロータリー方式の現像装置には、各色の現像器に、対応する色のトナーあるいはトナーとキャリアからなる現像剤を供給するため、Y、M、C、Kの各色のトナー容器が、対応する色の現像器に隣接した状態で装着されている。
そして、ロータリー方式の現像装置は、Y、M、C、Kの各色の現像器内のトナー濃度を、トナー濃度検知センサによって検知し、当該現像器内のトナー濃度が予め設定された濃度以下になったことが検知された場合には、トナー容器から現像器へと対応する色のトナーを補給するように構成されている。
また、ロータリー方式の現像装置では、各色の現像器内のトナー濃度を、トナー濃度検知センサによって検知した結果等に基づいて、トナー容器内のトナー残量が空状態あるいは空状態に近い状態になったことが検知された場合には、ユーザに対して、トナー容器の交換を指示し、トナー容器を新しいものと交換するべく促すようになっている。
ところで、トナー濃度検知センサとしては、検知精度、小型化、コスト性、制御の容易さなどからトナーが有するキャリアの透磁率を検知してトナー濃度を間接的に検出する透磁率センサが広く用いられている。
このような透磁率式のトナー濃度センサによって精度良くトナー濃度の検出を行うためには、検出領域の現像剤の量や流れが安定している必要がある。
このようなトナー濃度センサを備えた画像形成装置に関する技術は種々提案されている。
例えば、特開平11−174797号公報には、現像剤保持体に保持されていない部分の透磁率変化を検知して2成分現像剤のトナー濃度を検知する手段を備えた現像装置において、この現像装置を回動自在な回転体内に収容した画像形成装置が開示されている。
そして、トナー濃度検知手段の出力信号をデジタル化し、その信号に応じて点滅する光デジタル信号を回転体から画像形成装置本体に伝達し、発光手段への電源供給には電磁誘導を利用した非接触電源装置を備えている。
また、特開2000−122399号公報には、ロータリー機において、現像位置で現像器下面に配置されたトナー濃度センサよってトナー濃度の検知を行うもので、現像位置の一つ上流側に現像器が位置する時に、現像剤が滞留する攪拌部材が設けられた部分にトナー濃度センサが配置されるようにした現像装置が開示されている。
特開平11−174797号公報 特開2000−122399号公報
本発明は、トナー濃度検出の精度および速度を向上させることのできる画像形成装置、画像形成システムおよび処理プログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1の発明に係る画像形成装置は、表面に静電潜像を保持する保持手段と、前記静電潜像を現像剤によって前記像保持体上に現像する現像手段と、該現像手段において前記現像剤を撹拌する撹拌手段と、前記現像手段における前記現像剤の濃度を透磁率の変化に基づいて検出する検出手段と、前記現像手段に対して前記現像剤を補給する補給手段と、前記撹拌手段による前記現像剤の攪拌開始後において、前記検出手段の検出値が予め設定された閾値を越えたか否かを判定する判定手段と、該判定手段の判定結果に応じて前記現像手段に対する前記現像剤の補給量を算出する算出手段と、該算出手段の算出結果に応じて前記補給手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明に係る画像形成装置は、表面に静電潜像を保持する保持手段と、前記静電潜像を現像剤によって前記像保持体上に現像する現像手段と、該現像手段において前記現像剤を撹拌する撹拌手段と、前記現像手段における前記現像剤の濃度を透磁率の変化に基づいて検出する検出手段と、前記現像手段に対して前記現像剤を補給する補給手段と、前記撹拌手段による前記現像剤の攪拌開始後において、前記検出手段の検出値の推移状態を判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果に応じて前記現像手段に対する前記現像剤の補給量を算出する算出手段と、該算出手段の算出結果に応じて前記補給手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項3の発明に係る画像形成装置は、請求項1に記載の発明について、前記制御手段は、前記判定手段において、前記検出手段が前記閾値を越えたと判定された場合には前記補給手段の補給量に関するフィードバック量を低減し、前記検出手段が前記閾値を越えないと判定された場合には前記補給手段の補給量に関するフィードバック量を増大させるように制御することを特徴とする。
請求項4の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項3の何れかに記載の発明について、前記算出手段は、前記撹拌手段による撹拌時間の長さに応じて前記現像剤の補給量を補正することを特徴とする。
請求項5の発明に係る画像形成装置は、請求項1から請求項4の何れかに記載の発明について、複数の前記現像手段を周方向に沿って備え全体が回転される現像ユニットを有し、前記算出手段は、前記現像ユニットの回転数に応じて前記現像剤の補給量を補正することを特徴とする。
請求項6の発明に係る画像形成システムは、請求項1から請求項5の何れかに記載の少なくとも1の画像形成装置と、通信手段を介して前記画像形成装置と接続される少なくとも1の情報処理装置とから構成されることを特徴とする。
請求項7の発明に係る処理プログラムは、像保持体の表面に静電潜像を保持させる保持過程と、前記静電潜像を現像剤によって前記像保持体上に現像する現像過程と、前記現像剤を撹拌する撹拌過程と、現像手段における前記現像剤の濃度を検出する検出過程と、前記現像手段に対して前記現像剤を補給する補給過程と、前記現像剤の攪拌開始後において、前記検出過程の検出値が予め設定された閾値を越えたか否かを判定する判定過程と、判定結果に応じて前記現像手段に対する前記現像剤の補給量を算出する算出過程と、算出結果に応じて前記現像剤の補給量を制御する制御過程とを演算手段に実行させることを特徴とする。
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、判定結果に応じて現像手段に対する現像剤の補給量を算出してトナー濃度検出の精度および速度を向上させる画像形成装置を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、判断結果に応じて現像手段に対する現像剤の補給量を算出してトナー濃度検出の精度および速度を向上させる画像形成装置を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、補給手段の補給量に関するフィードバック量を増減させてトナー濃度検出の精度および速度を向上させる画像形成装置を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、撹拌手段による撹拌時間の長さに応じて前記現像剤の補給量を補正してトナー濃度検出の精度および速度を向上させる画像形成装置を提供することができる。
請求項5に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、現像ユニットの回転数に応じて現像剤の補給量を補正してトナー濃度検出の精度および速度を向上させる画像形成装置を提供することができる。
請求項6に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、判定結果に応じて現像手段に対する現像剤の補給量を算出してトナー濃度検出の精度および速度を向上させる画像形成システムを提供することができる。
請求項7に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、判定結果に応じて現像手段に対する現像剤の補給量を算出してトナー濃度検出の精度および速度を向上させる処理プログラムを提供することができる。
実施の形態に係る画像形成装置PR1の概略構成を示す構成図である。 画像形成装置PR1の要部を示す構成図である。 実施の形態に係る画像形成装置PR1の現像ユニットを示す断面構成図である。 現像ユニットの他の構成例を示す説明図である。 現像ユニットの他の構成例を示す説明図である。 実施の形態に係る画像形成装置PR1の現像装置を示す断面構成図である。 実施の形態に係る画像形成装置PR1のトナーカートリッジを示す断面構成図である。 実施の形態に係る画像形成装置PR1の機能構成を示す機能ブロック図である。 透磁率センサのATC出力波形を示すグラフである。 Disp効き算出テーブルの例を示す説明図である。 回転数効き算出テーブルの例を示す説明図である。 透磁率センサのATC出力波形を示すグラフである。 経過時間効き算出テーブルの例を示す説明図である。 ATC補給量算出処理の処理手順を示すフローチャートである。 ICDCトナー補給量算出処理の処理手順を示すフローチャートである。 トナー補給制御処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の一例としての実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
図1から図16を参照して、本発明についての実施の形態に係るフルカラープリンタとしての画像形成装置PR1について説明する。
図1および図2に示すように、フルカラープリンタ本体PR1の内部には、略中央の上部に保持手段の一例としての感光体ドラム2が回転自在に設けられている。
この感光体ドラム2としては、例えば、表面に感光体層が被覆された導電性円筒体からなるものが用いられ、図示しない駆動手段により、矢印方向に沿って予め設定されたプロセススピードで回転駆動される。
感光体ドラム2の表面は、当該感光体ドラム2に近接させて配置された帯電手段としての帯電ロール3によって予め設定された電位に帯電された後、感光体ドラム2の斜め下方に配置された露光装置4
によって、レーザビーム(LB)によるK、Y、M、Cの各色の画像情報に対応した画像露光が順次実施され、各色の画像情報に応じた静電潜像が形成される。
感光体ドラム2上に順次形成される静電潜像は、K、Y、M、Cの各色の現像器5K、5Y、5M、5Cを周方向に沿って配置したロータリー方式の現像ユニット5によって現像され、予め設定された色のトナー像となる。
各色の現像器5K、5Y、5M、5C、には、隣接して設けられたトナー容器としてのトナーカートリッジ6K、6Y、6M、6Cから対応する色の現像剤が供給されるように構成されている。
本実施の形態における現像剤は、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤が供給されるようになっている。
感光体ドラム2の表面には、形成する画像の色に応じて、帯電、露光、現像の各工程が、予め設定された回数繰り返される。
ロータリー方式の現像ユニット5は、対応する色の現像器5K、5Y、5M、5Cが、感光体ドラム2と対向する現像位置に順次移動するように構成されている。
例えば、フルカラーの画像を形成する場合には、感光体ドラム2の表面に、帯電、露光、現像の各工程が、K、Y、M、Cの各色に対応して合計4回繰り返され、当該感光体ドラム2の表面には、K、Y、M、Cの各色に対応したトナー像が順次形成される。
また、白黒の画像を形成する場合には、感光体ドラム2の表面に、帯電、露光、現像の各工程が、黒(K)のみに対応して1回だけ実行され、黒(K)色に対応したトナー像のみが形成される。
感光体ドラム2上に順次形成されるK、Y、M、C等の各色のトナー像は、感光体ドラム2の外周に中間転写体としての中間転写ベルト7が接触するように配置された一次転写位置において、当該中間転写ベルト7上に互いに重ね合わされた状態で、一次転写ロール8によって一次転写される。
この中間転写ベルト7上に多重に転写されたK、Y、M、C等のトナー像は、二次転写ロール9によって、予め設定されたタイミングで給紙される記録媒体としての記録用紙10上に一括して二次転写される。
記録用紙10は、フルカラープリンタ本体PR1の下部に配置された給紙カセット11から、フィードロール12によって送り出されるとともに、当該フィードロール12およびリタードロール13によって1枚ずつ捌かれた状態で給紙され、用紙搬送路14を介してレジストロール15によって中間転写ベルト7上に転写されたトナー像と同期した状態で、中間転写ベルト7の二次転写位置へと搬送される。
中間転写ベルト7は、複数のロールによって掛け回されており、感光体ドラム2の回転に対応したプロセススピードで循環させて移動するように回転駆動される。
この中間転写ベルト7は、ドライブロール16と、一次転写ロール8と、アイドラーロール17と、テンションロール18と、二次転写ロール9に中間転写ベルト7を介して接触するバックアップロール19とによって掛け回されている。
中間転写ベルト7は、図1に示すように、感光体ドラム2や帯電ロール3、更には二次転写ロール9を含めて、一体的に交換ユニットとしての画像形成ユニット20を構成しており、フルカラープリンタPR1の上部から側面にかけて開閉自在に設けられた上部カバー21を開くことによって、画像形成ユニット20の全体がフルカラープリンタ本体PR1に対して着脱自在となるように構成されている。
また、上部カバー21は、支点22を中心にして開閉するように構成されており、当該支点22の側には、上部カバー21の開閉を検知する開閉検知センサ23が設けられている。
また、中間転写ベルト7のクリーニング装置24は、図1に示すように、ドライブロール16によって掛け回された中間転写ベルト7の表面に接触するように配置されたクリーニングブレード25を備えており、このクリーニングブレード25によって除去された残留トナーや紙粉は、搬送部材26により搬送されて回収されるようになっている。
さらに、中間転写ベルト7からトナー像が転写された記録用紙10は、図1に示すように、定着器28へと搬送され、この定着器28の加熱ロール29および加圧部材30によって熱および圧力でトナー像が記録用紙10上に定着され、当該定着器28を含む定着ユニット31に設けられた排出ロール32によって、排出口33を介してプリンタ本体PR1の上部に設けられた排出トレイ34上に排出される。
なお、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム2の表面は、当該感光体ドラム2が1回転する毎に、感光体ドラム2の左側面に配置されたクリーニング装置35のクリーニングブレード36によって、残留トナーなどが除去されるとともに、イレーズランプ37による露光を受けて残留電荷が消去され、次の画像形成工程に備えるようになっている。
次に、図3を参照して、実施の形態に係る現像装置としてのロータリー方式の現像ユニット5の構成について説明する。
このロータリー方式の現像装置5は、図3に示すように、回転自在に配置された円筒状の現像装置本体40を備えている。
現像装置本体40は、その中心に長手方向に沿って設けられた円柱状の回転軸部材41と、当該回転軸部材41の長手方向の手前側の端部に設けられた図示しないフロント側のフランジ部材と、回転軸部材41の長手方向の奥側の端部に設けられた図示しないリア側のフランジ部材と、回転軸部材41とフロント側およびリア側のフランジ部材によって形成される円筒形状の空間を約90度毎に4つに仕切る平板状の仕切り部材42とを備えている。
現像装置本体40は、回転軸部材41を中心にして、時計回り方向に沿って回転自在にプリンタ本体PR1に取り付けられている。
この現像装置本体40には、K、Y、M、Cの4つの現像器5K、5Y、5M、5Cが、反時計回りの周方向に沿って実装されていると共に、これらの現像器5K、5Y、5M、5Cに隣接してK、Y、M、Cの4つのトナーカートリッジ6K、6Y、6M、6Cが、周方向に沿って設けられている。
なお、図2および図3に示すように、現像器5K、5Y、5M、5Cを約90度ずつの均等角に配置する場合に限らず、例えば図4に示すように、現像器5K、5Y、5M、5Cを不均等角で配置するようにした場合であってもよい。
さらに、図5に示すように、現像器5Y、5M、5Cを約120度ずつの均等角に配置し、5Kのみを独立して設けるようにしてもよい。
また、現像器は4色に限らず、中間色を用いて5色、6色等に対応するようにしてもよい。
次に、図6を参照して現像器5K(5Y、5M、5C)の構成について説明する。
現像器5K、5Y、5M、5Cは、すべて同様に構成されているので、黒(K)の現像器5Kを例にして説明する。
黒(K)の現像器5Kは、図6に示すように、現像器本体45を備えており、当該現像器本体45の内部には、その上部に設けられたトナーカートリッジ6Kから新しいトナーが供給されるように構成されている。
現像器本体45の内部には、当該現像器本体45の外周に面して設けられた開口部46に一部が露出するように配置され、現像ロール47と、この現像ロール47の背面側の斜め下方に位置し、当該現像ロール47に沿って延びる2本のスパイラル型(例えば、軸方向に延伸される螺旋状の羽根などで形成される)の撹拌部材48、49が設けられている。
現像ロール47は、現像器本体45の略全長にわたって設けられている。
現像器5Kでは、現像ロール47が回転すると、奥側の撹拌部材49が、現像器本体45内に収容されている現像剤50を一方向に攪拌しながら搬送する。
一方、手前側の撹拌部材48は、撹拌部材49の搬送方向とは逆方向に現像剤50を攪拌しながら搬送して、当該現像剤50を現像ロール47に供給するものである。
撹拌部材48、49が現像剤50を搬送する搬送路は、その長手方向の両端部で互いに通じており、現像剤50が循環されて移動するようになっている。
現像ロール47の表面に供給された現像剤50は、層厚規制部材51によって層厚が規制され、現像ロール47の回転に伴って、感光体ドラム2と対向する現像領域へと搬送される。
現像ロール47は、内部に固定した状態で設けられるマグネットロール47aによって、現像剤50中に含まれるキャリアを磁力で吸着し、当該現像ロール47の表面に現像剤50の磁気ブラシを形成し、キャリアに吸着したトナーを感光体ドラム2と対向する現像領域へと搬送する。
そして、感光体ドラム2上に形成された静電潜像は、現像ロール47の表面に形成されたキャリアとトナーとからなる現像剤50の磁気ブラシによって顕像化されるようになっている。
また、トナーカートリッジ6Kは、図7に示すように、その断面形状が円形状の比較的長尺な円筒形状の容器からなる。
このトナーカートリッジ6Kは、新しい現像剤53を収容する現像剤収容部52を備え、必要に応じて、使用済みの現像剤を回収する現像剤回収部を別に備えるように構成されている。
トナーカートリッジ6Kの長手方向の一端部には、当該トナーカートリッジ6の内部に収容されたトナーまたはキャリアとトナーとからなる現像剤50を供給する供給口54が開口されており、当該供給口54は、トナーカートリッジ6の外周に回動自在に嵌め合わされた円筒形状のシャッター部材55によって閉じられている。
このシャッター部材55には、トナーカートリッジ6Kの供給口54に対応した位置に供給口56が開口されている。
また、図2に示すようにロータリー方式の現像ユニット5の近くには、トナーカートリッジ6K、6Y、6M、6Cのトナー残量を検出する光センサ64が設けられている。
また、各現像器本体45には、透磁率センサ65(ATCセンサ:検出手段の一例)が設けられている。
ここで、透磁率センサは、磁性体であるキャリアに起因する透磁率を検知し、検知された透磁率からキャリアに対するトナーの比率を検出するセンサである。
即ち、現像剤のトナー濃度が変化するとそれに応じて透磁率が変化するため、透磁率に対応させたトナー濃度が検知される。
次に、図8の機能ブロック図を参照して画像形成装置PR1の機能構成について説明する。
画像形成装置PR1は、表面に静電潜像を保持する前出の感光体ドラム2(保持手段の一例)と、静電潜像を現像剤(トナー)によって感光体ドラム2上に現像する現像器5K、5Y、5M、5C(現像手段の一例)と、現像器5K、5Y、5M、5Cにおいてトナーを撹拌する撹拌部材100(撹拌手段の一例)と、現像器5K、5Y、5M、5Cにおけるトナーの濃度を透磁率の変化に基づいて検出する前出の透磁率センサ65(検出手段の一例)と、複数の現像器5K、5Y、5M、5Cを周方向に沿って備え、全体が回転されるロータリー方式の現像ユニット5と、現像器5K、5Y、5M、5Cに対してトナーを補給するトナー補給装置101(補給手段の一例)と、撹拌部材100によるトナーの攪拌開始後において、透磁率センサ65の検出値が予め設定された閾値を越えたか否かを判定する判定部102(判定手段の一例)と、判定部102の判定結果に応じて現像器5K、5Y、5M、5Cに対するトナーの補給量を算出する補給量算出部103(算出手段の一例)と、補給量算出部103の算出結果に応じてトナー補給装置101を制御するマイクロコンピュータ等で構成される補給制御部104(制御手段の一例)とを備える。
これにより、トナー濃度検出の精度および速度が向上される。
なお、前記判定部102に代えて、撹拌部材100によるトナーの攪拌開始後において、透磁率センサ65の検出値の推移状態を判断する判断部(判断手段の一例)を設け、判断部の判断結果に応じて現像器5K、5Y、5M、5Cに対するトナーの補給量を算出する補給量算出部103と、補給量算出部103の算出結果に応じてトナー補給装置101を制御する補給制御部104とを備えるように構成してもよい。即ち、数式による演算に基づいてフィードバック量(補給制御への寄与率)を徐々に変えるようにしてもよい。
また、補給制御部104は、判定部102において、透磁率センサ65が前記閾値を越えたと判定された場合にはトナー補給装置101の補給量に関するフィードバック量を低減し、透磁率センサ65が前記閾値を越えないと判定された場合にはトナー補給装置101の補給量に関するフィードバック量を増大させるように制御してもよい。
また、補給量算出部103は、撹拌部材100による撹拌時間の長さに応じてトナーの補給量を補正するようにしてもよい。
さらに、補給量算出部103は、ロータリー方式の現像ユニット5の回転数に応じてトナーの補給量を補正するようにしてもよい。
次に、図9から図13を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置PR1に係る実施例について説明する。
まず、第1実施例として、透磁率センサ65のATC出力推移状態によるトナー補給制御補正について述べる。
図9に本実施例におけるATC出力波形の一例を示す。
この実施例ではATC検出面の対向する撹拌部材に羽根またはパドルがついているため、ある周期で上下に変動する波形となる。
本波形のピーク値がトナー濃度と相関が高く、本実施例では、撹拌部材の1周期毎のATC検出値のピークをATCMax値として検出する。
ロータリー方式の現像ユニット5の回転直後は、ATC検出位置での現像剤フローは安定していないためATCMaxの変動は大きいが、攪拌に伴い次第に安定してくる。
ここでは、前後するATCMax値の差の絶対値|ΔATC値_Max|によりATC出力推移状態を検出するものとする。
次に、ATC出力推移状態の検出条件例イ)〜ハ)について述べる。
イ)|ΔATC値_Max|が予め設定された値以下になった場合のATCMax値を用いてトナー補給量を算出する。
|ΔATC値_Max|が予め設定された値以下の場合には、ATC_disp=(ATC_Max−ATC目標)×Disp係数、で算出する。
なお、Dispとは、補給時間または補給量をいう。
|ΔATC値_Max|が予め設定された値より大きい場合には、ATC_disp=0 とする。
これにより、ATC出力が安定した場合に、正確にトナー補給制御が行われる。
より具体的には、例えば、ΔTC1%あたりのATC出力の変化量を100mVとするとATC出力推移状態の検出条件例における|ΔATC値_MAX|は50mV(ΔTC0.5%相当)となる。
ロ)予め設定された時間経過後の|ΔATC値_Max|に基づきDisp効きを算出し、ATCMax値とDisp効きを用いてトナー補給量を算出する。
ATC_disp=(ATC_Max−ATC目標)×Disp係数×Disp効き/100
これにより、ATC出力が安定するまでの時間が確保されない場合(ロータリー方式の現像ユニット5の回転により長時間の現像器攪拌時間が確保されない場合)であっても、|ΔATC値_Max|に応じてトナー補給制御が実施される。
ハ)前記ロ)に更に前回に現像位置で現像器が攪拌されてからのロータリー回転数による補正を加える。
ATC_disp=(ATC_Max−ATC目標)×Disp係数×Disp効き/100×回転数効き/100
これにより、現像位置で現像器が攪拌されない状態で、何度もロータリー方式の現像ユニット5が回転され、現像器5K、5Y、5M、5C内の現像剤が偏った場合であっても、状態に応じたトナー補給制御が実施される。
ニ)前記ロ)において、予め設定された時間経過後の時間を、ロータリー方式の現像ユニット5の回転直後やセットアップ時、単色カラー出力時に分け、その時間の大小に応じて、検出時間効きを変える。
ATC_disp=(ATC_Max−ATC目標)×Disp係数×Disp効き/100×経過時間効き/100
例えば、短時間のロータリー方式の現像ユニット5の回転を伴うフルカラー出力時は検出時間効きを50%、フルカラー出力より現像器回転時間を確保するセットアップ時は検出効きを100%、単色カラー出力時の最初のATC_disp時間算出時は検出時間効きを50%、2回目以降は100%とする。
なお、「効き」とはフィードバック量をいうものとする。
また、図10には、Disp効き算出テーブルの例を示し、図11には回転数効き算出テーブルの例を示す。
ここで、図2における(a)は、閾値以下の場合には100%の効きとし、閾値より大きい場合には0%の効きとする場合を示している。
また、図2における(b)は、|ΔATC値_Max|に応じて効きを可変とする場合を示している。
また、本実施例において、ATC検出開始は、現像器の駆動開始と同時でもよいし、予め設定された時間のウェイト後でもよい。
また、状態判断に用いるATC出力として、ある周期におけるATCピーク値を用いたが、これに限らず、設定された周期毎の平均値や振幅値であってもよい。
さらに、イ)において|ΔATC値_Max|が予め設定された値以下になった後のATCMax値を使用してトナー補給量を算出してもよい。
また、|ΔATC値_Max|の値の代わりに、ΔATC値_Maxの変動量により出力推移状態を判断してもよい。
次に、第2実施例として、現像器の駆動経過時間によるトナー補給制御補正について述べる。
なお、ATCが検出する時間は、現像器が現像位置にあり、現像器が駆動される間である。
ホ)フルカラー出力時は、1色ごとの現像ごとにロータリー方式の現像ユニット5の回転が伴うため、1色当たりの現像器駆動時間は短い(ここでは約7周期とする)。
それに対しセットアップ時は、フルカラー出力時よりも現像器の駆動時間が長く確保される(ここでは約12周期とする)。
例えば、図12に示す場合には、ATC_Maxが安定するのは8周期以降である。
フルカラー出力時は、現像器の駆動時間が短く、ATC検出値が安定し切っていない虞があるため、経過時間効き(フィードバック量)は60%とする。
セットアップ時は現像器の駆動時間が長いので、ATC検出値が安定した時点での検出がされるため、経過時間効き(フィードバック量)は100%とする。
ATC_disp=(ATC_Max−ATC目標)×Disp係数×経過時間効き/100
現像器の駆動経過時間(または回転数)に関する情報として、フルカラー処理中かセットアップ時かの情報を用いることで、簡単に現像器の駆動経過時間(または回転数)に応じたATC検出によるトナー補給量が算出される。
なお、セットアップは画質調整用のパターンを作成し調整するものに限らず、トナーバンド作成や、単にATC検出時間確保のためのものであってもよい。
ヘ)K色(黒色)のみ磁性ATCを取り付け、YMCは光ATCで検出するような構成の装置の場合には、磁性ATC検出時間確保のため、フルカラー出力時であっても、YMC色に比べK色の現像器攪拌時間が長くなるようにロータリー方式の現像ユニット5の回転を行う(ここでは、Yの現像器駆動時間は約6.5周期、M、Cの現像器駆動時間は約7周期、Kの現像器駆動時間は約7.5周期とする)。
ここで、YMCは光センサ64でトナー濃度を検出するため、透磁率センサ64を用いる場合のように安定するまでの時間はかからない。そこで、Kについては7.5周期であることから経過時間効きを他のYMCの7周期よりも大きくした。
即ち、現像器の駆動時間に応じて、経過時間効きを決めるため、ホ)の駆動時間7周期時の経過時間効き60%より大きく、Kは70%とする。
ATC_disp=(ATC_Max−ATC目標)×Disp係数×経過時間効き/100
現像器駆動経過時間(または回転数)に関する情報として、現像色を用いることで、簡単に現像器駆動経過時間(または回転数)に応じたATC検出によるトナー補給量が算出される。
ト)フルカラー出力時は、1色ごとの現像ごとにロータリー方式の現像ユニット5の回転を伴うため、1色当たりの現像器の駆動時間は短い(ここでは約7周期とする)。
単色モード時で、出力枚数が1枚の場合の現像器駆動時間は、フルカラー出力時の1色当たりの現像器駆動時間とほぼ同じであるが、複数枚の連続出力となると同じ現像位置で攪拌を連続的に行うため、現像器の駆動時間は長くなる。
従って、単色モード時の連続出力時は、最初のATC_disp算出に用いる経過時間効きを60%とし、それ以降の経過時間効きを100%とする。
ATC_disp=(ATC_Max−ATC目標)×Disp係数×経過時間効き/100
図13に、経過時間効き算出テーブルの例を示す。
なお、中間転写体の1周で複数枚の画像形成を行う場合は、その複数枚数以下か、複数枚数より大きいかで経過時間効きを変えるようにしてもよい。
次に、第3実施例として、ATC出力推移状態による空検制御補正について述べる。
この実施例は、前述の第1実施例によりATC出力推移状態に基づきトナー補給制御を補正する代わりに空検制御の補正を行ったものである。
チ)予め設定されたATC空検閾値を越えた回数が、ある回数閾値を越えた場合に空を判断する場合には、ATC空検回数=ATC空検回数+1×空検効き/100
リ)予め設定されたATC空検閾値を越えた後のATC出力相対値積算が、ある積算閾値を越えた場合に空を判断する場合には、ΔATC空検積算値=ΔATC空検積算値+(ATC値−前回ATC値)×空検効き/100
前回ATC値=前回ATC値+(ATC値−前回ATC値)×空検効き/100、で算出する。
次に、第4実施例として、現像器の駆動経過時間による空検制御補正について述べる。
前述の第2実施例により現像器の駆動経過時間に基づきトナー補給制御を補正する代わりに空検制御の補正を行ったものである。
ヌ)予め設定されたATC空検閾値を越えた回数が、ある回数閾値を越えた場合に空を判断する場合には、ATC空検回数=ATC空検回数+1×空検効き/100
ル)予め設定されたATC空検閾値を越えた後のATC出力相対値積算が、ある積算閾値を越えた場合に空を判断する場合には、ΔATC空検積算値=ΔATC空検積算値+(ATC値−前回ATC値)×空検効き/100
前回ATC値=前回ATC値+(ATC値−前回ATC値)×空検効き/100、で算出する。
次に、図14から図16のフローチャートを参照して、画像形成装置PR1で実行される各種処理の処理手順について説明する。
まず、図14のフローチャートに基づいて、ATC補給量算出処理の処理手順について説明する。
この処理が開始されると、ステップS10で透磁率センサ65により現像器5K、5Y、5M、5Cの現像剤のトナー濃度を検出しATCMaxを算出してステップS11に移行する。
ステップS11では、前述の各実施例に応じて効き(フィードバック)を算出してステップS12に移行する。
ステップS12では、ATCMax、ATC目標、各種効きに応じてATCDisp時間を算出してステップS13に移行する。
ステップS13では、トナー補給時間=トナー補給時間+ATCDisp時間を算出して処理を終了する。
次に、図15のフローチャートに基づいて、ICDCトナー補給量算出処理の処理手順について説明する。
この処理では、ATC検出から算出されるATCDisp時間と各ページ毎に算出されるICDCDisp時間によりトナー補給時間が算出され、トナー補給制御によりトナー補給が行われる。
ステップS20では、出力画像のピクセルカウント(ICDC)を行ってステップS21に移行する。
ステップS21では、ICDCよりトナー補給量Dispを算出ICDCDisp時間=ICDC×K2(K2は係数)を算出してステップS22に移行する。
ステップS22では、トナー補給時間=トナー補給時間+ICDCDisp時間を算出して処理を終了する。
次に、図16のフローチャートに基づいて、トナー補給制御処理の処理手順について説明する。
ステップS30では、現像器5K、5Y、5M、5Cは駆動しているか否かが判定され、「No」の場合にはそのまま処理を終了し、「Yes」の場合にはステップS31に移行する。
ステップS31では、トナー補給時間≧トナー補給最小時間か否かを判定し、「No」の場合にはそのまま処理を終了し、「Yes」の場合にはステップS32に移行する。
ステップS32では、トナー補給時間≦トナー補正最大時間か否かを判定し、「Yes」の場合にはステップS33に移行して、実トナー補給時間=トナー補給時間を算出してステップS35に移行し、「No」の場合にはステップS34に移行して、実トナー補給時間=トナー補正最大時間を算出してステップS35に移行する。
ステップS35では、トナー補給装置101が備えるDispモータを実トナー補給時間だけ駆動してステップS36に移行する。
ステップS36では、トナー補給時間=トナー補給時間−実トナー補給時間を算出して処理を終了する。
以上述べたように、本実施の形態に係る画像形成装置PR1では、現像器攪拌開始からのATC出力変化状態に応じて、トナー補給の制御量またはトナー空検の判定量に対し補正を行う。
即ち、出力変化が大きい場合は、現像剤のフローが安定していないため制御量、判定量のフィードバックを少なくし、出力変化が少ない場合は、現像剤のフローが安定して正確に検知される制御量、判定量のフィードバックを大きくしている。
また、ATC検出時間の長さに応じて、トナー補給の制御量またはトナー空検の判定量に対し補正を行う。
即ち、検出時間が短い場合は、現像剤のフローが安定していないため制御量、判定量のフィードバックを少なくし、検出時間が長い場合は、現像剤のフローが安定して正確に検知される制御量、判定量のフィードバックを大きくしている。
また、ロータリー方式の現像ユニット5の回転状態による補正を加えるようにしてもよい。
これにより、現像剤のフローが十分に安定する時間が確保されない状態であっても、ATC検出に基づきトナー補給の制御量またはトナー空検の判定量を算出する際に、その状態に応じた制御量・判定量の算出を行うことで、トナー補給制御やトナー空検制御が精度良く行われる。
また、ATC検知のために現像剤のフローが十分に安定する時間を確保しなくとも、トナー補給制御やトナー空検制御が実施され、ロータリー方式の画像形成装置の生産性を損ねることがない。
さらに、ジョブ中より現像位置での停止時間の長いセットアップ中にATC検出を行うことで、現像剤のフローが十分に安定した状態での精度が向上される。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
また、プログラムを用いる場合には、ネットワークを介して提供し、或いはCD−ROM等の記録媒体に格納して提供することが可能である。
即ち、画像処理プログラムを含む所定のプログラムを記録媒体としてのハードディスク等の記憶装置に記録する場合に限らず、当該所定のプログラムを次のようにして提供することも可能である。
例えば、所定のプログラムをROMに格納しておき、CPUが、この所定のプログラムをこのROMから主記憶装置へローディングして実行するようにしてもよい。
また、上記所定のプログラムを、DVD−ROM、CD−ROM、MO(光磁気ディスク)、フレキシブルディスク、などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布するようにしてもよい。
さらには、画像形成装置等を通信回線(例えばインターネット)を介してサーバ装置あるいはホストコンピュータと接続するようにし、サーバ装置あるいはホストコンピュータから上記所定のプログラムをダウンロードした後、この所定のプログラムを実行するようにしてもよい。この場合、この所定のプログラムのダウンロード先としては、RAM等のメモリやハードディスクなどの記憶装置(記録媒体)が挙げられる。
本発明による画像形成装置、画像形成装置、画像形成システムおよび処理プログラムは、現像剤を用いるプリンタや複合機等に適用することができる。
PR1 画像形成装置
2 感光体ドラム
3 帯電ロール
4 露光装置
5 ロータリー方式の現像ユニット
5K、5Y、5M、5C 現像装置
6 トナーカートリッジ
7 中間転写ベルト
8 一次転写ロール
9 二次転写ロール
10 記録用紙
11 給紙カセット
12 フィードロール
13 リタードロール
14 用紙搬送路
15 レジストロール
16 ドライブロール
17 アイドラーロール
18 テンションロール
19 バックアップロール
20 画像形成ユニット
21 上部カバー
23 開閉検知センサ
24 クリーニング装置
25 クリーニングブレード
26 搬送部材
28 定着器
29 加熱ロール
30 加圧部材
31 定着ユニット
32 排出ロール
33 排出口
34 排出トレイ
35 クリーニング装置
36 クリーニングブレード
37 イレーズランプ
40 現像装置本体
41 回転軸部材
45 現像器本体
46 開口部
47 現像ロール
47a マグネットロール
50 現像剤
51 層厚規制部材
52 現像剤収容部
53 現像剤
54 供給口
55 シャッター部材
56 供給口
64 透磁率センサ
100 撹拌部材
101 トナー補給装置
102 判定部
103 補給量算出部
104 補給制御部

Claims (7)

  1. 表面に静電潜像を保持する保持手段と、
    前記静電潜像を現像剤によって前記像保持体上に現像する現像手段と、
    該現像手段において前記現像剤を撹拌する撹拌手段と、
    前記現像手段における前記現像剤の濃度を透磁率の変化に基づいて検出する検出手段と、
    前記現像手段に対して前記現像剤を補給する補給手段と、
    前記撹拌手段による前記現像剤の攪拌開始後において、前記検出手段の検出値が予め設定された閾値を越えたか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段の判定結果に応じて前記現像手段に対する前記現像剤の補給量を算出する算出手段と、
    該算出手段の算出結果に応じて前記補給手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 表面に静電潜像を保持する保持手段と、
    前記静電潜像を現像剤によって前記像保持体上に現像する現像手段と、
    該現像手段において前記現像剤を撹拌する撹拌手段と、
    前記現像手段における前記現像剤の濃度を透磁率の変化に基づいて検出する検出手段と、
    前記現像手段に対して前記現像剤を補給する補給手段と、
    前記撹拌手段による前記現像剤の攪拌開始後において、前記検出手段の検出値の推移状態を判断する判断手段と、
    前記判断手段の判断結果に応じて前記現像手段に対する前記現像剤の補給量を算出する算出手段と、
    該算出手段の算出結果に応じて前記補給手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記判定手段において、前記検出手段が前記閾値を越えたと判定された場合には前記補給手段の補給量に関するフィードバック量を低減し、前記検出手段が前記閾値を越えないと判定された場合には前記補給手段の補給量に関するフィードバック量を増大させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記算出手段は、
    前記撹拌手段による撹拌時間の長さに応じて前記現像剤の補給量を補正することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の画像形成装置。
  5. 複数の前記現像手段を周方向に沿って備え全体が回転される現像ユニットを有し、
    前記算出手段は、
    前記現像ユニットの回転数に応じて前記現像剤の補給量を補正することを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5の何れかに記載の少なくとも1の画像形成装置と、
    通信手段を介して前記画像形成装置と接続される少なくとも1の情報処理装置と、
    から構成されることを特徴とする画像形成システム。
  7. 像保持体の表面に静電潜像を保持させる保持過程と、
    前記静電潜像を現像剤によって前記像保持体上に現像する現像過程と、
    前記現像剤を撹拌する撹拌過程と、
    現像手段における前記現像剤の濃度を検出する検出過程と、
    前記現像手段に対して前記現像剤を補給する補給過程と、
    前記現像剤の攪拌開始後において、前記検出過程の検出値が予め設定された閾値を越えたか否かを判定する判定過程と、
    判定結果に応じて前記現像手段に対する前記現像剤の補給量を算出する算出過程と、
    算出結果に応じて前記現像剤の補給量を制御する制御過程と、
    を演算手段に実行させることを特徴とする処理プログラム。
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