JP7103546B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に関する。
特許文献1に記載の画像形成装置は、現像部と、補給部と、制御部とを備える。現像部は、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤を用いて静電潜像をトナー像に現像する。補給部は、現像部へトナーを補給する。制御部は、補給部の動作を制御する。現像部は、容器と、攪拌部材と、センサーとを有する。容器は、現像剤を収容する。攪拌部材は、容器の中で現像剤を攪拌しながら、容器の中の循環路に沿って現像剤を移送する。センサーは、容器の所定箇所における現像剤のトナー濃度を検知するための透磁率センサーである。制御部は、算出部と、決定部とを含む。算出部は、攪拌部材の回転周期に応じてセンサー出力に発生する短周期リップルが低減するように、センサーの出力波形における上限近傍値の平均値をトナー濃度として算出する。決定部は、算出されたトナー濃度が目標濃度に近づくように、補給部によるトナーの補給量を決定する。
特開2005-31327号公報
特許文献1に記載の画像形成装置は、現像剤が循環路を一周する循環周期に応じてトナー濃度に発生する長周期リップルを低減し得なかった。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、現像剤が循環路を一周する循環周期に応じてトナー濃度に発生する長周期リップルを低減できる画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、現像部と、補給部と、制御部とを備える。現像部は、トナーを含む現像剤を用いて静電潜像をトナー像に現像する。補給部は、現像部へトナーを補給する。制御部は、補給部の動作を制御する。現像部は、容器と、攪拌部材と、センサーとを含む。容器は、現像剤を収容する。攪拌部材は、容器の中で現像剤を攪拌しながら、容器の中の循環路に沿って現像剤を移送する。センサーは、容器の所定箇所における現像剤のトナー濃度を検知する。制御部は、第1算出部と、補正部として機能する。第1算出部は、センサーによって検知されたトナー濃度が目標濃度に近づくように補給部によるトナーの第1補給量を算出する。補正部は、現像剤が循環路を一周する循環周期に応じてトナー濃度に発生するリップルが低減するようにフィルター処理により第1補給量を補正する。
補正部は、循環周期の逆数である循環周波数と、循環周波数の整数倍の周波数とにそれぞれ阻止帯域を有するフィルターを含む。
本発明の他の一局面に係る画像形成方法は、トナーを含む現像剤を用いて静電潜像をトナー像に現像することにより画像を形成する画像形成方法であって、容器の所定箇所に設けられたセンサーを用いて、現像剤を収容する容器の所定箇所における現像剤のトナー濃度を検知し、検知されたトナー濃度が目標濃度に近づくようにトナーの第1補給量を算出し、現像剤が容器の中の循環路を一周する循環周期に応じてトナー濃度に発生するリップルが低減するようにフィルター処理により第1補給量を補正し、補正後の第1補給量にしたがって、容器にトナーを補給する、方法である。
上記画像形成方法はさらに、循環周期の逆数である循環周波数と、循環周波数の整数倍の周波数とにそれぞれ阻止帯域を有するフィルターによりフィルター処理を行なう。
本発明によれば、現像剤が循環路を一周する循環周期に応じてトナー濃度に発生する長周期リップルを低減できる画像形成装置及び画像形成方法を提供できる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例を示す図である。 現像部及び制御部の各々の内部構造の一例を示す図である。 制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 制御部の処理の他の一例を示すフローチャートである。 長周期リップル補正のためのフィルターの特性の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1~図5を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。本実施形態において、X軸、Y軸、及びZ軸は互いに直交し、X軸及びY軸は水平面に平行であり、Z軸は鉛直線に平行である。
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1について説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の一例を示す図である。本実施形態では、画像形成装置1はカラープリンターである。
図1に示すように、画像形成装置1は、給送部10、搬送部20、画像形成部30、トナー供給部80、排出部90、駆動源95、及び制御部100を備える。画像形成装置1では、2成分現像剤が用いられる。つまり、現像剤はトナーとキャリアとを含む。キャリアは、例えば磁性キャリアである。
制御部100は、給送部10、搬送部20、画像形成部30、トナー供給部80、排出部90、及び駆動源95等を含む画像形成装置1の各要素を制御する。例えば、制御部100は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーと、記憶部とを含む。記憶部は、半導体メモリーのような主記憶装置と、半導体メモリー又はハードディスクドライブのような補助記憶装置とを含む。
給送部10は、複数のシートPを収容するカセット11を含む。シートPは、例えば、紙製又は合成樹脂製のシートである。給送部10は、カセット11から搬送部20へシートPを給送する。搬送部20は、複数の搬送ローラーを含み、画像形成部30にシートPを搬送する。画像形成部30はシートPに画像(本実施形態では、カラー画像)を形成する。搬送部20は、画像の形成されたシートPを排出部90に搬送する。排出部90は画像形成装置1の外部にシートPを排出する。
画像形成部30は、露光ユニット31、ユニット32M、ユニット32C、ユニット32Y、ユニット32BK、中間転写ベルト33、2次転写ローラー34、及び定着ユニット35を含む。
露光ユニット31は、画像データに基づく光をユニット32M~ユニット32BKの各々に照射し、ユニット32M~ユニット32BKの各々に静電潜像を形成する。ユニット32Mは、静電潜像に基づきマゼンタ色のトナー像を形成する。ユニット32Cは、静電潜像に基づきシアン色のトナー像を形成する。ユニット32Yは、静電潜像に基づきイエロー色のトナー像を形成する。ユニット32BKは、静電潜像に基づきブラック色のトナー像を形成する。
中間転写ベルト33の外表面には、4色のトナー像が重畳して転写され、カラートナー像、つまり、カラー画像が形成される。2次転写ローラー34は、中間転写ベルト33の外表面に形成されたカラー画像をシートPに転写する。定着ユニット35はシートPを加熱及び加圧して、カラー画像をシートPに定着させる。
ユニット32M~ユニット32BKの各々は、感光体ドラム50、帯電器51、現像部52、1次転写ローラー53、及びクリーナー54を含む。
感光体ドラム50は回転軸の回りに回転する。帯電器51は感光体ドラム50の周面を帯電させる。感光体ドラム50の周面には、露光ユニット31によって光が照射され、静電潜像が形成される。現像部52は、静電潜像にトナーを付着させて、静電潜像を現像し、感光体ドラム50の周面にトナー像を形成する。つまり、現像部52はトナーによって静電潜像を現像する。1次転写ローラー53は、感光体ドラム50の周面に形成されたトナー像を中間転写ベルト33の外表面に転写する。クリーナー54は、感光体ドラム50の周面に残留しているトナーを除去する。
トナー供給部80は、トナーコンテナ80Mと、トナーコンテナ80Cと、トナーコンテナ80Yと、トナーコンテナ80BKとを含む。トナーコンテナ80Mは、ユニット32Mの現像部52に補給するマゼンタ色のトナーを収容する。トナーコンテナ80Cは、ユニット32Cの現像部52に補給するシアン色のトナーを収容する。トナーコンテナ80Yは、ユニット32Yの現像部52に補給するイエロー色のトナーを収容する。トナーコンテナ80BKは、ユニット32BKの現像部52に補給するブラック色のトナーを収容する。
駆動源95は、例えば、モーターであり、ギヤ列を介して、複数の被駆動部に連結される。複数の被駆動部は、感光体ドラム50、現像部52、1次転写ローラー53、中間転写ベルト33、2次転写ローラー34、定着ユニット35、給送部10、搬送部20、及び排出部90を含む。そして、駆動源95は、制御部100から出力される制御信号に基づいて、複数の被駆動部を駆動する。具体的には、各被駆動部は、回転体であるか又は回転体を含み、駆動源95の回転軸を回転させることによって、ギヤ列を介して各回転体が回転する。
次に、図1及び図2を参照して、現像部52について説明する。図2は、現像部52及び制御部100の各々の内部構造の一例を示す図である。図2は、ユニット32Mの現像部52を示す。なお、ユニット32C~ユニット32BKの現像部52の構造は、ユニット32Mの現像部52の構造と同じであるので、説明を省略する。
図1に示すように、現像部52は、第1攪拌部材60、第2攪拌部材61、及び現像ローラー62を含む。図2に示すように、現像部52は、センサー64及び容器65を更に含む。なお、図2では、図面の簡略化のため、現像ローラー62が省略されている。
容器65は、第1攪拌部材60、第2攪拌部材61、及び現像ローラー62を収容する。容器65は更に現像剤を収容する。容器65は仕切壁66を有する。容器65の内部は、仕切壁66によって第1攪拌室65Aと第2攪拌室65Bとに区画される。容器65の内部において、仕切壁66の両端には、通過路65C及び通過路65Dが形成される。容器65には、第1攪拌室65A、通過路65C、第2攪拌室65B、及び通過路65Dによって、現像剤の循環路75が形成される。
第1攪拌部材60は第1攪拌室65Aに配置され、第2攪拌部材61は第2攪拌室65Bに配置される。本実施形態では、第1攪拌部材60及び第2攪拌部材61の各々はスクリューである。第1攪拌部材60及び第2攪拌部材61の各々は、駆動源95によって駆動されて回転する。本実施形態では、第1攪拌部材60が1回転する時間(つまり、第1攪拌部材60の回転周期)と第2攪拌部材61が1回転する時間(つまり、第2攪拌部材61の回転周期)とは同一である。
第1攪拌部材60及び第2攪拌部材61は、容器65の中で現像剤を攪拌しながら循環路75に沿って現像剤を移送する。循環方向D1、循環方向D2、循環方向D3、及び循環方向D4の順に現像剤が順次移送される間に、現像剤のうちのトナーが帯電する。トナーは、第2攪拌部材61によってキャリアとともに現像ローラー62に搬送される。トナーは、現像ローラー62から、感光体ドラム50の周面に付着される。その結果、感光体ドラム50の周面に形成された静電潜像が現像され、トナー像が形成される。
センサー64は、本実施形態では透磁率センサーである。透磁率センサーは、現像部52内の現像剤の透磁率を検知する。制御部100は、透磁率に基づいて現像部52内に収容された現像剤のトナーとキャリアとの混合比、つまりトナー濃度を求める。本実施形態では、センサー64は、第1攪拌室65Aの長手方向の中央よりも第1攪拌室65Aの循環方向D1の下流側において、第1攪拌室65Aを形成する底板の外側に配置される。
次に、図2を参照して、現像部52へのトナーの補給について説明する。現像部52はトナーの補給口67を有する。補給口67は、現像部52の容器65に形成される。補給口67は、第1攪拌室65Aの長手方向の中央よりも第1攪拌室65Aの循環方向D1の上流側において、第1攪拌室65Aの上方に形成される。センサー64は、補給口67に対して循環方向D1の下流側において現像剤のトナー濃度を検知する。ただし、補給口67とセンサー64との位置関係は、これに限定されない。
画像形成装置1は、トナーコンテナ80M~トナーコンテナ80BKの各々に対応して補給部69を更に備える。なお、図2は、トナーコンテナ80Mに対応する補給部69を示す。なお、トナーコンテナ80C~トナーコンテナ80BKの各々に対応する補給部69の構成は、トナーコンテナ80Mに対応する補給部69の構成と同じであるので、説明を省略する。
補給部69は、補給口67を介してトナーを現像部52に補給する。具体的には、補給部69は補給モーター70及び搬送部材71を含む。制御部100は、補給部69の動作を制御する。補給モーター70は、制御部100から出力される制御信号に基づいて、搬送部材71を回転させる。本実施形態では、搬送部材71はスクリューである。搬送部材71の回転によって、トナーコンテナ80Mに収容されたトナーは、補給口67に向かって搬送され、補給口67から落下して循環路75に補給される。
更に、図2を参照して、制御部100の構成について説明する。
制御部100には通信部96が接続されている。制御部100は、通信部96を介して画像形成指示を受ける。
制御部100は、第1算出部101Aと、第2算出部101Bと、補正部102と、変更部103と、第1合算部104と、第2合算部105とを含む。制御部100のプロセッサーは、記憶部に記憶されたコンピュータープログラムを実行することによって、第1算出部101A、第2算出部101B、補正部102、変更部103、第1合算部104、及び第2合算部105として機能する。
第1算出部101Aは、センサー64により検知されたトナー濃度が目標濃度に近づくように補給部69によるトナーの第1補給量を算出する。
第2算出部101Bは、トナーの消費量を示す指標に基づいて、トナー濃度が目標濃度に近づくように補給部69によるトナーの第2補給量を算出する。例えば、トナーの消費量を示す指標は、シートPの面積に対する印刷部分の積算面積の比率を示す、印字率又はビデオカウント値である。
補正部102は、現像剤が循環路75を一周する循環周期Tに応じてトナー濃度に発生する長周期リップルが低減するように、フィルター処理により第1補給量又は第2補給量を補正する。循環周期Tは、例えば第1攪拌部材60及び第2攪拌部材61の回転数に応じて決まる。循環周期Tは、例えば20秒である。一方、短周期リップルの原因である第1攪拌部材60及び第2攪拌部材61の回転周期は、例えば0.2秒である。
変更部103は、循環周期Tの変動に応じてフィルター処理の特性を変更する。
第1合算部104は、第2算出部101Bにより算出されたトナーの第2補給量を、補正部102による第1補給量の補正の結果に合算する。
第2合算部105は、第1合算部104に代わって、第2算出部101Bにより算出されたトナーの第2補給量を、補正部102による補正前の第1補給量に合算する。補正部102は、第2補給量が合算された第1補給量をフィルター処理により補正する。
次に、図1~図3を参照して、制御部100の処理について説明する。図3は、制御部100の処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS101:図3に示すように、制御部100は、センサー64の出力を取得する。センサー64の出力は、例えばアナログ電圧である。制御部100は、アナログ電圧を時々刻々デジタル値に変換して入力する。
ステップS103:制御部100は、センサー64の出力の短周期リップル補正を実行する。
ステップS105:制御部100は、環境及び線速に基づいて、センサー64の出力を補正する。環境は、温度及び湿度を含む。線速は、感光体ドラム50の線速を含む。
ステップS107:制御部100は、センサー64の出力をトナー濃度に変換する。
ステップS109:制御部100は、トナー濃度と目標濃度との差分を計算する。
ステップS111:制御部100は、トナー濃度と目標濃度との差分を低減するための制御の操作量を計算する。
ステップS113:制御部100は、トナー濃度が目標濃度に近づくように、センサー64の出力に基づくトナーの第1補給量を算出する。
ステップS115:制御部100は、第1補給量の長周期リップル補正のためのフィルター処理を実行する。
ステップS117:制御部100は、トナーの消費量を示す指標の1つである印字率に基づいて、トナーの第2補給量を算出する。
ステップS119:制御部100は、第1補給量と第2補給量との合算により合算補給量を計算する。制御部100は、合算補給量に基づいて補給部69を制御する。
制御部100は、図3に示すように、第1補給量と第2補給量とを合算する。これにより、第1補給量における遅延が緩和されてトナー補給の応答性が向上する。
次に、図1~図4を参照して、制御部100の処理について更に説明する。図4は、制御部100の処理の他の一例を示すフローチャートである。
図4に示されるように、ステップS101からステップS113までの処理は、図3中のステップS101からステップS113までの処理と同様である。以下、図4中のステップS113に続くステップS201以降の処理のみについて説明する。
ステップS201:制御部100は、トナーの消費量を示す指標の1つである印字率に基づいて、トナーの第2補給量を算出する。
ステップS203:制御部100は、第1補給量と第2補給量との合算により合算補給量を計算する。
ステップS205:制御部100は、合算補給量の長周期リップル補正のためのフィルター処理を実行する。制御部100は、補正後の合算補給量に基づいて補給部69を制御する。
制御部100は、図4に示すように、第1補給量と第2補給量とを合算した後にフィルター処理による補正を行う。これにより、印字率に基づいて算出された第2補給量に長周期リップルと同じ周期成分が含まれる場合でも、周期成分が低減される。
最後に、図5を参照して、長周期リップル補正のためのフィルター処理について説明する。図5は、長周期リップル補正のためのフィルター特性の一例を示す図である。図5において、横軸は周波数(Hz)を、縦軸はゲイン(dB)をそれぞれ示す。
図5に示すように、補正部102は、循環周期Tの逆数である循環周波数f(=1/T)と、循環周波数の整数倍の周波数2f,3f,…とにそれぞれ阻止帯域を有するフィルターを含む。例えばT=20秒ならば、f=0.05Hz、2f=0.1Hz、3f=0.15Hzである。
第1攪拌部材60及び第2攪拌部材61の回転数が変化すると、循環周期Tが変動する。シートPの厚さ又は印字データに応じてプロセス速度が変更される場合にも、第1攪拌部材60及び第2攪拌部材61の回転数の変化に起因して循環周期Tが変動する。機械動作音を抑制する静音モードでは、第1攪拌部材60及び第2攪拌部材61の回転数が低下する。この場合にも、第1攪拌部材60及び第2攪拌部材61の回転数の低下に起因して循環周期Tが変動する。変更部103は、循環周期Tの変動に応じて阻止帯域の周波数を変更する。
本実施形態によれば、現像剤が循環路75を一周する循環周期Tに応じてトナー濃度に発生する長周期リップルを低減できる画像形成装置1を提供できる。
上記した各実施形態の説明は、本発明における好適な実施形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。上記実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容が限定されるものではない。
(1)本実施形態では、画像形成装置1は、図1に示すように、4色の現像剤を使用するカラープリンターである。ただし、画像形成装置1は、4色以外の複数色の現像剤を使用するカラープリンターであってもよい。また、画像形成装置1は、単色の現像剤を使用するプリンターであってもよい。更に、画像形成装置1は、プリンターに限定されず、例えば、複写機、ファクシミリ、又は複合機であってもよい。また、現像方式は、2成分現像方式に限定されず、磁性1成分現像方式、又は非磁性1成分現像方式でもよい。
(2)本実施形態では、図3に示すように、トナーの第2補給量が第1補給量に合算されたが、本発明はこの構成に限られない。制御部100は、ステップS117及びステップS119の処理を省略して、第2補給量が合算される前の第1補給量に基づいて補給部69を制御してもよい。一方、センサー64が設けられず、制御部100が、印字率のみに基づいてトナーの補給制御を実行することも可能である。制御部100は、図4中のステップS101からステップS113までの処理と、ステップS203の処理とを省略して、フィルター処理による補正後の第2補給量に基づいて補給部69を制御してもよい。また、制御部100の第1合算部104は、フィルター処理による補正前の第1補給量を、フィルター処理による補正後の第2補給量に合算し、制御部100が、合算後の第2補給量に基づいて補給部69を制御してもよい。
本発明は、画像形成装置及び画像形成方法の分野に利用可能である。

Claims (6)

  1. トナーを含む現像剤を用いて静電潜像をトナー像に現像する現像部と、
    前記現像部へ前記トナーを補給する補給部と、
    前記補給部の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記現像部は、
    前記現像剤を収容する容器と、
    前記容器の中で前記現像剤を攪拌しながら、前記容器の中の循環路に沿って前記現像剤を移送する攪拌部材と、
    前記容器の所定箇所における前記現像剤のトナー濃度を検知するセンサーと、を含み、
    前記制御部は、
    前記センサーによって検知された前記トナー濃度が目標濃度に近づくように前記補給部による前記トナーの第1補給量を算出する第1算出部と、
    前記現像剤が前記循環路を一周する循環周期に応じて前記トナー濃度に発生するリップルが低減するようにフィルター処理により前記第1補給量を補正する補正部と、して機能
    前記補正部は、前記循環周期の逆数である循環周波数と、前記循環周波数の整数倍の周波数とにそれぞれ阻止帯域を有するフィルターを含む、画像形成装置。
  2. 前記制御部は、
    前記トナーの消費量を示す指標に基づいて、前記容器の中の前記現像剤のトナー濃度が目標濃度に近づくように前記補給部による前記トナーの第2補給量を算出する第2算出部と、
    前記第2補給量を、前記補正部による前記第1補給量の補正の結果に合算する第1合算部と、してさらに機能する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記トナーの消費量を示す指標に基づいて、前記容器の中の前記現像剤のトナー濃度が目標濃度に近づくように前記補給部による前記トナーの第2補給量を算出する第2算出部と、
    前記第2補給量を、前記補正部による補正前の前記第1補給量に合算する第2合算部と、してさらに機能し、
    前記補正部は、前記第2補給量が合算された前記第1補給量を前記フィルター処理により補正する、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記循環周期の変動に応じて前記フィルター処理の特性を変更する変更部としてさらに機能する、請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2算出部は、前記トナーの消費量を示す指標として、印字率又はビデオカウント値を用いて、前記トナーの第2補給量を算出する、請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  6. トナーを含む現像剤を用いて静電潜像をトナー像に現像することにより画像を形成する画像形成方法であって、
    前記容器の所定箇所に設けられたセンサーを用いて、前記現像剤を収容する容器の所定箇所における前記現像剤のトナー濃度を検知し、
    検知された前記トナー濃度が目標濃度に近づくように前記トナーの第1補給量を算出し、
    前記現像剤が前記容器の中の循環路を一周する循環周期に応じて前記トナー濃度に発生するリップルが低減するようにフィルター処理により前記第1補給量を補正し、
    補正後の前記第1補給量にしたがって、前記容器に前記トナーを補給
    さらに、前記循環周期の逆数である循環周波数と、前記循環周波数の整数倍の周波数とにそれぞれ阻止帯域を有するフィルターにより前記フィルター処理を行なう、画像形成方法。
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