JP2012042252A - 同軸プローブ - Google Patents

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Abstract

【課題】外側導体の両端部に設けられた接触部で発生する接触力を均等にできる同軸プローブを提供する。
【解決手段】同軸プローブ1は筒状の外側導体10と外側導体の内側に配置される中心導体20とを備える。外側導体は、筒状本体11と、筒状本体の両端部の内側に位置し、筒状本体の軸線方向に動くことのできる2つの外側接触部12A,12Bとを有している。また、同軸プローブは、2つの外側接触部の間に配置される絶縁性のホルダ30A,30Bと、ホルダとともに2つの外側接触部の間に配置されるバネ40とを備えている。ホルダとバネ40は、筒状本体に対して軸線方向に移動可能となっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、筒状の外側導体と、その内側に配置される中心導体とを有し、外側導体の両端部が外側導体の軸線方向に動くことのできる同軸プローブに関する。
下記特許文献1は、互いに向き合う2つの回路基板を電気的に接続する同軸プローブを開示している。この同軸プローブは、筒状の外側導体と、外側導体の内側に配置された細長い中心導体とを有している。また、この同軸プローブは、外側導体の内側に、筒状に形成された絶縁性のホルダを有している。中心導体はこのホルダに挿入され、外側導体内で保持されている。
特許文献1では、外側導体は、その両端部が外側導体の軸線方向に動くように構成されている。すなわち、外側導体は、筒状本体と、筒状本体の両端の内側に配置され、筒状本体の軸線方向に動くことのできる2つの接触部とを有している。2つの接触部の間にはコイルバネが配置されており、2つの接触部はコイルバネによって軸線方向の外方に押されている。これにより、プローブが回路基板に押し付けられたときに、接触部にコイルバネによる接触力が発生する。
特開平9−152447号公報
このような構造では、一方の接触部にのみ大きな負荷が掛ることを抑えるために、2つの接触部で発生する接触力が均等になることが望ましい。しかしながら、特許文献1の同軸プローブでは、2つの接触部のそれぞれにバネが設けられ、一方のバネの弾性力は一方の接触部にのみ作用し、他方のバネの弾性力は他方の接触部にのみ作用している。そのため、2つの接触部の変位量が異なる場合に、一方の接触部で発生する接触力と他方の接触部で発生する接触力とが均等にならないという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、2つの接触部で発生する接触力を均等にできる同軸プローブを提供する。
上記課題を解決するために、本発明に係る同軸プローブは外側導体を備え、当該外側導体は、筒状本体と、前記筒状本体の両端部の内側に位置し、前記筒状本体の軸線方向に動くことのできる2つの外側接触部と、を有している。また、前記同軸プローブは、前記外側導体の内側に配置される細長い中心導体と、前記2つの外側接触部の間に配置され前記中心導体が挿入される絶縁性のホルダと、前記ホルダとともに前記2つの外側接触部の間に配置され、前記2つの外側接触部を前記軸線方向の外方に押す力を発揮し、前記ホルダに対して前記軸線方向で当るバネと、を備えている。そして、前記ホルダと前記バネは、前記筒状本体に対して前記軸線方向に移動可能となっている。
本発明によれば、2つの外側接触部の変位量が異なる場合であっても、ホルダとバネが軸線方向に動くため、2つの外側接触部に対して働くバネの弾性力は等しくなる。その結果、2つの外側接触部で生じる接触力は均等になる。
また、本発明の一態様では、前記中心導体は、当該中心導体の両端部に配置され前記軸線方向に移動可能な2つの中心接触部と、前記2つの中心接触部の間に配置され、それらを前記軸線方向の外方に押す中心バネと、有してもよい。そして、前記ホルダは、前記軸線方向に並んだ互いに別体の第1ホルダと第2ホルダとを含み、前記第1ホルダには前記2つの中心接触部のうち一方が挿入され、前記第2ホルダには他方が挿入されてもよい。この態様によれば、1つのホルダに、2つの中心接触部と中心バネとが挿入された構造に比べて、同軸プローブの組み立て作業が簡単になる。
また、この態様においては、さらに前記第1ホルダと前記第2ホルダは前記軸線方向において互いに離れて配置され、前記2つの外側接触部を押す力を発揮する前記バネは、前記第1ホルダと前記第2ホルダとによって挟まれてもよい。こうすることによって、バネが外側導体に触れることを抑えることができ、外側導体からバネを電気的に独立させることができる。その結果、同軸プローブの高周波の伝送特性を向上できる。
また、この態様においては、さらに、前記2つの外側接触部は前記2つの中心接触部をそれぞれ囲む筒状に形成され、前記第1ホルダと前記第2ホルダのそれぞれは、前記外側接触部の内側に位置するとともに前記中心接触部が挿入された先端部を含んでもよい。そして、前記第1ホルダは、前記外側接触部の一方と前記中心接触部の一方とが前記軸線方向の中心に向かって押されたときに、前記外側接触部の前記一方と前記中心接触部の前記一方とともに移動するよう構成され、前記第2ホルダは、前記外側接触部の他方と前記中心接触部の他方とが前記軸線方向の中心に向かって押されたときに、前記外側接触部の前記他方と前記中心接触部の前記他方とともに移動するよう構成されてもよい。こうすることによって、外側接触部と中心接触部とが押されて移動した場合であっても、それらの間に樹脂の第1ホルダ或いは第2ホルダが介在し続けるので、インピーダンスの変化が抑えられる。
また、本発明の他の態様では、前記バネは前記軸線方向で離れて配置される2つのバネを含み、前記第1ホルダと前記第2ホルダは前記2つのバネの間に配置されてもよい。この態様によれば、第1ホルダと第2ホルダとの間に空気層ができることに起因してインピーダンスの変化が生じることを抑えることができる。
また、本発明の他の態様では、前記第1ホルダと前記第2ホルダとには前記軸線方向で互いに嵌合可能な凹凸が形成されてもよい。この態様によれば、第1ホルダと第2ホルダとの間に空気層ができることに起因してインピーダンスの変化が生じることを抑えることができる。
また、本発明のさらに他の態様では、前記ホルダの外周面には前記軸線方向に伸びる溝が形成されてもよい。この態様によれば、溝の幅を調整することで、ホルダの断面積を増減でき、インピーダンス整合が図りやすくなる。
本発明の第1実施形態に係る同軸プローブを示す図である。同図(a)は同軸プローブの側面図であり、同図(b)は同軸プローブの平面図である。 図1(b)のII−II線での同軸プローブの断面を示す図である。同図には同軸プローブを保持するハウジングも示されている。 上記同軸プローブが有する第1ホルダと第2ホルダの斜視図である。 上記同軸プローブの組み立て工程を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る同軸プローブを示す図である。同図(a)は同軸プローブの側面図であり、同図(b)は同軸プローブの平面図である。 図5(b)に示すVI−VI線での断面図である。 図5に示す同軸プローブが有する第1ホルダと第2ホルダの斜視図である。同図では第1ホルダと第2ホルダは軸線方向に僅かに離れて示されている。 図6に示すVIII−VIII線での断面図である。 図5に示す同軸プローブの組み立て工程を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る同軸プローブ1を示す図である。同図(a)は同軸プローブ1の側面図であり、同図(b)は同軸プローブ1の平面図である。図2は図1(b)のII−II線での同軸プローブ1の断面を示す図であり、図2には同軸プローブ1を保持するハウジング50A,50Bも示されている。図3は同軸プローブ1が有する第1ホルダ30Aと第2ホルダ30Bの斜視図である。
同軸プローブ1は、その使用時には、例えば、互いに向き合う2つの回路基板90A,90B(図2参照)との間に配置される。同軸プローブ1は回路基板90Aと回路基板90Bとの間のコネクタとして機能し、一方の回路基板90Aが有するグランド用の導体及び信号用の導体を、他方の回路基板90Bが有するグランド用の導体及び信号用の導体にそれぞれ接続する。なお、同軸プローブ1の使用形態はこれに限られない。例えば、同軸プローブ1は、回路基板と、同軸ケーブルの端子との間に配置され、それらを電気的に接続してもよい。
図2に示す同軸プローブ1は、樹脂によって形成されたハウジング50A,50Bによって保持されている。図2の例では、ハウジング50A,50Bは複数の同軸プローブ1を保持している。なお、ハウジング50Aとハウジング50Bは、後述する筒状本体11の軸線方向(筒状本体11の中心線に沿った方向、図においてY1−Y2の示す方向)で組み合わされ、複数の同軸プローブ1を挟んでいる。
図1及び図2に示すように、同軸プローブ1は、筒状の外側導体10と、外側導体10の内側に配置される細長い中心導体20とを有している。また、同軸プローブ1は、外側導体10の内側に配置されるとともに中心導体20が挿入される、樹脂などの絶縁体によって形成されたホルダを有している。この例のホルダは互いに別体に構成された第1ホルダ30Aと第2ホルダ30Bとを含んでいる。第1ホルダ30Aと第2ホルダ30Bは概ね同じ形状を有し、互いに反対方向を向いている。
外側導体10は、その両端部が動くことができるように構成されている。すなわち、外側導体10は、両端部が開いた細長い筒状本体11と、筒状本体11の両端部の内側に位置する第1外側接触部材12Aと第2外側接触部材12Bとを有している。第1及び第2外側接触部材12A,12Bは、筒状本体11の軸線方向(図においてY1−Y2の示す方向)において筒状本体11に対して相対的に動くことができる。
第1及び第2外側接触部材12A,12Bは筒状本体11よりも小さな径を有する筒状であり、後述する中心接触部材22A,22Bを囲んでいる。第1及び第2外側接触部材12A,12Bは、筒状本体11の端部の開口の内側に配置されている。筒状本体11の内側には軸線方向に伸縮可能なコイルバネ40が配置されている。コイルバネ40は第1外側接触部材12Aと第2外側接触部材12Bとの間に位置し、第1外側接触部材12Aと第2外側接触部材12Bとを軸線方向の外方(図においてY1の示す方句、及びY2の示す方向)に押す力を発揮している。
図2に示すように、第1及び第2外側接触部材12A,12Bのそれぞれは、端筒部12bと、端筒部12bの基部(軸線方向の中心側の部分)に位置する環状のフランジ部12aとを有している。フランジ部12aは端筒部12bよりも大きな外径を有している。フランジ部12aは筒状本体11内に位置し、すなわち、筒状本体11の端部よりも軸線方向の中心寄りに位置している。筒状本体11の端部は狭くなっている。すなわち、筒状本体11は、その端部に、半径方向の中心に向かって張り出し、且つ、環状に形成された端ストッパ部11aを有している。フランジ部12aが端ストッパ部11aに当ることによって、第1及び第2外側接触部材12A,12Bは筒状本体11からの抜けが規制されている。端筒部12bは、フランジ部12aから軸線方向の外方に伸び、端ストッパ部11aを越えて外方に突出している。
フランジ部12aの外周面は筒状本体11の内面に接触し、端筒部12bの外周面は筒状本体11の開口の縁に接触している。これによって、第1及び第2外側接触部材12A,12Bは筒状本体11に電気的に繋がっている。この例では、フランジ部12aの厚さは、半径方向での端筒部12bの厚さよりも大きくなっている。これによって、フランジ部12aと筒状本体11の内面との間に、十分な接触面積が確保され易くなっている。
上述したように、同軸プローブ1は中心導体20を有している。中心導体20はコイルバネ40の内側に通されている。図2に示すように、中心導体20は、当該中心導体20の両端側に位置する細長い第1及び第2中心接触部材22A,22Bを有している。第1中心接触部材22Aと第2中心接触部材22Bは軸線方向に離れて位置している。また、中心導体20は、第1中心接触部材22Aと第2中心接触部材22Bとの間に配置されるコイルバネ23を有している。コイルバネ23は第1中心接触部材22Aと第2中心接触部材22Bとを軸線方向の外方に押している。第1中心接触部材22Aと第2中心接触部材22Bは軸線方向に動くことができるよう設けられており、コイルバネ23の弾性力に抗して軸線方向の中心に向かって動くことができる。
また、図2に示すように、中心導体20は、その軸線方向の中心部に、コイルバネ23を収容する筒状の中心筒体21を有している。中心筒体21には、第1及び第2中心接触部材22A,22Bの基部22aが嵌められている。第1及び第2中心接触部材22A,22Bは、この中心筒体21や筒状本体11に対して軸線方向に動くことができる。第1及び第2中心接触部材22A,22bのそれぞれは、その基部22aから軸線方向の外方に伸び第1又は第2外側接触部材12A,12Bの内側に位置するピン部22bを有している。この例のピン部22bは基部22aよりも細くなっている。ピン部22bの先端は、第1及び第2外側接触部材12A,12Bの端縁よりも僅かに軸線方向の外方に位置している。
同軸プローブ1のインピーダンスは、半径方向における中心導体20と外側導体10との距離に依存している。この例では、中心導体20には中心筒体21が設けられているため、中心筒体21の外周面と筒状本体11との距離(筒状本体11の内径と中心筒体21の外径との差)に依存している。そのため、中心筒体21が設けられていない場合、すなわち、コイルバネ23のみを介して第1中心接触部材22Aと第2中心接触部材22Bとが繋がっている場合に比べて、インピーダンス整合を図りやすくなっている。
上述したように、同軸プローブ1は第1外側接触部材12Aと第2外側接触部材12Bとの間に配置される、絶縁体で形成された第1及び第2ホルダ30A,30Bを有している。第1及び第2ホルダ30A,30Bは中心導体20と外側導体10の間を絶縁するとともに誘電体としても作用する。図2及び図3に示すように、第1及び第2ホルダ30A,30Bのそれぞれは、ホルダ30A,30Bの他の部分よりも大きな径を有する環状のフランジ部31を有している。また、第1及び第2ホルダ30A,30Bのそれぞれは、フランジ部31から軸線方向の外方に伸び第1及び第2外側接触部材12A,12Bの内側に嵌められた先端小径部32を有している。先端小径部32の先端は概ね第1及び第2外側接触部材12A,12Bの先端縁に達している。また、第1及び第2ホルダ30A,30Bのそれぞれは、フランジ部31から軸線方向の中心に向かって伸びコイルバネ40の内側に嵌められた内小径部33を有している。
フランジ部31の外径は筒状本体11の内径に対応しており、フランジ部31の外周面は筒状本体11の内面に接している。また、先端小径部32の外径は第1及び第2外側接触部材12A,12Bの内径に対応している。これにより、半径方向における第1及び第2ホルダ30A,30Bの位置が規定されている。
第1及び第2ホルダ30A,30Bには、これらを軸線方向に貫通する孔が形成されている。中心導体20はこれらの孔に挿入され、外側導体10内で支持されている。詳細には、第1及び第2ホルダ30A,30Bの基部側には、第1及び第2中心接触部材22A,22Bの基部22aの太さに対応した内径を有し、軸線方向の中心に向かって開いた大径孔30aが形成されている。また、第1及び第2ホルダ30A,30Bの先端側には、大径孔30aから軸線方向の外方に伸び、第1及び第2中心接触部材22A,22Bのピン部22bの太さに対応した内径を有する小径孔30bが形成されている。第1及び第2中心接触部材22A,22Bは孔30a,30bに軸線方向の外方に向かって挿入されている。
大径孔30aと小径孔30bとの境に形成された段差は、第1及び第2中心接触部材22A,22Bの軸線方向の外方への移動を規制するストッパとして機能している。すなわち、大径孔30aに嵌められた基部22aが軸線方向で段差に当ることで、第1及び第2中心接触部材22A,22Bの第1及び第2ホルダ30A,30Bからの抜けが規制されている。
なお、この例では、中心導体20の中心筒体21も大径孔30aに嵌っており、大径孔30aの内径は中心筒体21の外径に相応している。中心筒体21の長さは、第1ホルダ30Aの大径孔30aの端部から第2ホルダ30Bの大径孔30aの端部までの距離より短い。そのため、後述するように、第1及び第2ホルダ30A,30Bの軸線方向における移動が許容されている。
上述したように、第1外側接触部材12Aと第2外側接触部材12Bとの間には、軸線方向で第1ホルダ30Aと第2ホルダ30Bとに当るコイルバネ40が配置されている。コイルバネ40の弾性力は第1ホルダ30Aと第2ホルダ30Bとを介して第1外側接触部材12Aと第2外側接触部材12Bとに作用する。すなわち、コイルバネ40は第1外側接触部材12Aと第2外側接触部材12Bとを押し広げる力を発揮している。
この例では、第1ホルダ30Aと第2ホルダ30Bは軸線方向に離れて配置され、コイルバネ40は第1ホルダ30Aと第2ホルダ30Bとによって挟まれている。詳細には、コイルバネ40はそれらのフランジ部31によって挟まれている。フランジ部31は絶縁体であるため、コイルバネ40は外側導体10から電気的に独立している。また、第1及び第2ホルダ30A,30Bの内小径部33はコイルバネ40の内側に嵌められている。これにより、コイルバネ40は中心導体20に接触しておらず、中心導体20からも電気的に独立している。
第1外側接触部材12Aのフランジ部12aと第2外側接触部材12Bのフランジ部12aとの間に、第1ホルダ30Aのフランジ部31と第2ホルダ30Bのフランジ部31とが位置している。第1ホルダ30Aのフランジ部31と第2ホルダ30Bのフランジ部31は、第1外側接触部材12Aのフランジ部12aと第2外側接触部材12Bのフランジ部12aとに、それぞれ押し当てられている。このようにして、第1及び第2ホルダ30A,30Bはフランジ部12aによって筒状本体11からの抜けが規制されている。
第1及び第2ホルダ30A,30Bとコイルバネ40は軸線方向に移動可能に設けられている。すなわち、第1及び第2ホルダ30A,30Bは、筒状本体11の内面に固定されていないため、筒状本体11に対して相対的に動くことができる。また、コイルバネ40の径は筒状本体11の内径よりも小さく、コイルバネ40も筒状本体11に対して固定されていない。そのため、コイルバネ40の全体も筒状本体11に対して相対的に動くことができる。
そのため、第1外側接触部材12Aと第1中心接触部材22Aに回路基板90Aが押し付けられた時には、フランジ部31がフランジ部12aに押され、第1ホルダ30Aは、第1外側接触部材12Aと第1中心接触部材22Aとともに、コイルバネ40の弾性力に抗して軸線方向の中心に向かって移動する。そのため、第1外側接触部材12Aと第1中心接触部材22Aの変位量に関わらず、第1外側接触部材12Aと第1中心接触部材22Aとに対する第1ホルダ30Aの先端小径部32の相対位置は変化せず、インピーダンスの変化が抑えられる。なお、この例では、中心筒体21は第1ホルダ30Aの大径孔30aに圧入され、第2ホルダ30Bに対しては軸線方向に相対移動可能となっている。そのため、中心筒体21は、第1ホルダ30Aとともに軸線方向に移動する。
また、第2外側接触部材12Bと第2中心接触部材22Bに回路基板90Bが押し付けられた時には、第2ホルダ30Bは、第2外側接触部材12Bと第2中心接触部材22Bとともに、コイルバネ40の弾性力に抗して軸線方向の中心に向かって移動する。そのため、この場合においても、インピーダンスの変化が抑えられる。
また、第1ホルダ30Aと第2ホルダ30Bの双方が軸線方向に移動可能であるため、筒状本体11に対する第1外側接触部材12Aの変位量と第2外側接触部材12Bの変位量とが異なる場合であっても、コイルバネ40の弾性力は、第1外側接触部材12Aと第2外側接触部材12Bとに均等に作用する。その結果、第1外側接触部材12Aと回路基板90Aとの間の接触力と第2外側接触部材12Bと回路基板90Bとの間の接触力とが均等になる。
図3に示すように、第1ホルダ30Aと第2ホルダ30Bは、軸線方向で互いに嵌合可能な凹凸を有している。この例では、第2ホルダ30Bには第1ホルダ30Aに向かって突出する凸部33aが形成されている。この例の凸部33aは中心導体20を囲む環状に形成されている。一方、第1ホルダ30Aの大径孔30aの内面には凸部33aが嵌ることのできる環状の凹部33bが形成されている。回路基板90A,90Bによって第1及び外側接触部材12A,12Bが軸線方向の中心に向かって押された時には、凸部33aが凹部33bに嵌り、第1ホルダ30Aの端部と第2ホルダ30Bの凸部33aとが重なる。その結果、中心導体20の軸線方向における中央部は、第1ホルダ30Aと第2ホルダ30Bの凸部33aとによって囲まれることとなる。同軸プローブ1のインピーダンスは中心導体20と外側導体10との間に介在する誘電体や空気に依存する。この例では、凸部33aが凹部33bに嵌っているので、回路基板90Aと回路基板90Bの間隔のばらつきに起因して第1ホルダ30Aと第2ホルダ30Bの移動量がばらついたときであっても、中心導体20の中央部と外側導体10の中央部との間に常に、誘電体である第1ホルダ30A若しくは第2ホルダ30B、又はその両方が介在することとなる。つまり、中心導体20の中央部と外側導体10の中央部との間に空気のみが介在することを防ぐことができる。その結果、中心導体20の中央部でインピーダンスの乱れが生じることを抑えることができる。
同軸プローブ1の組み立て工程について説明する。図4は同軸プローブ1の組み立て工程を説明するための図である。
図4(a)に示すように、第1外側接触部材12Aの内側に第1ホルダ30Aの先端小径部32を挿入する。そして、図4(b)に示すように、第1ホルダ30Aの大径孔30aに中心筒体21の端部を嵌める。ここでは、中心筒体21は大径孔30aに圧入される。その後、図4(c)に示すように、第1中心接触部材22Aと、コイルバネ23と、第2中心接触部材22Bとを中心筒体21にこの順序で挿入する。その後、図4(d)に示すように、第1ホルダ30Aの内小径部33の外側にコイルバネ40を嵌める。また、第2中心接触部材22Bと中心筒体21の端部とを、第2外側接触部材12Bが組み付けられた第2ホルダ30Bに嵌める。これにより、コイルバネ40は2つのフランジ部31に挟まれる。その後、図4(e)に示すように、これまでの工程によって組み合わされた第1外側接触部材12A等を筒状本体11の内側に嵌める。そして、図4(f)に示すように、筒状本体11の両端部を半径方向の中心に向かってかしめ、筒状本体11の両端部に上述した端ストッパ部11aを形成する。これにより、同軸プローブ1が得られる。
以上説明したように、同軸プローブ1では、第1ホルダ30Aと第2ホルダ30Bとコイルバネ40は、筒状本体11に対して相対的に軸線方向に移動可能となっている。そのため、コイルバネ40の弾性力が第1外側接触部材12Aと第2外側接触部材12Bと等しく作用し、第1外側接触部材12Aで生じる接触力と第2外側接触部材12Bで生じる接触力とが均等になる。
また、筒状本体11に第1ホルダ30Aや第2ホルダ30Bを固定する構造を設けないので、インピーダンス整合が図りやすくなる。つまり、第1ホルダ30Aや第2ホルダ30Bを、接着剤を用いて筒状本体11に固定する構造では、その接着剤の存在によってインピーダンスが変わってしまう。また、筒状本体11の外周面の一部を凹ますことで、筒状本体11によって第1ホルダ30Aと第2ホルダ30Bとを保持する構造では、筒状本体11のその凹みによって筒状本体11と中心導体20との距離が部分的に小さくなってしまうので、インピーダンスが変わってしまう。同軸プローブ1ではそのような固定構造を用いないので、インピーダンス整合が図りやすくなる。
また、第1ホルダ30Aと第2ホルダ30Bは軸線方向に互いに離れて配置され、コイルバネ40は第1ホルダ30Aと第2ホルダ30Bとによって挟まれている。その結果、コイルバネ40は外側導体から電気的に独立するので、インピーダンス整合が図りやすくなる。
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。
図5は本発明の第2の実施形態に係る同軸プローブ100を示す図である。図5(a)は同軸プローブ100の側面図であり、図5(b)は同軸プローブ100の平面図である。図6は図5(b)に示すVI−VI線での断面図である。図7は同軸プローブ100が有する第1ホルダ130Aと第2ホルダ130Bの斜視図である。図7では第1ホルダ130Aと第2ホルダ130Bは軸線方向に僅かに離れて示されている。図8は図6に示すVIII−VIII線での断面図である。以下の説明において、以上説明した同軸プローブ1と同一箇所には同一符号を付し、その説明を省略する。
図5及び図6に示すように、同軸プローブ100は、同軸プローブ1と同様に、筒状の外側導体110と、外側導体110の内側に配置される上述した中心導体20とを有している。また、同軸プローブ100は、外側導体110の内側に配置されるとともに中心導体20が挿入される、樹脂などの絶縁体によって形成されたホルダを有している。
この例のホルダは軸線方向において互いに当接した第1ホルダ130Aと第2ホルダ130Bとを含んでいる。第1及び第2ホルダ130A,130Bのそれぞれは大径部131と小径部132とを有している。大径部131は筒状本体111の内径に対応した外径を有し、小径部132は大径部131から軸線方向の外方に伸びるとともに、大径部131よりも小さな外径を有している。
第1及び第2ホルダ130A,130Bには、これらを軸線方向に貫通する孔が形成されている。詳細には、第1及び第2ホルダ130A,130Bには、中心筒体21の外径に対応した内径を有し軸線方向の中心に向かって開いた大径孔130aと、大径孔130aから軸線方向に伸びピン部22bの太さに対応した内径を有する小径孔130bとが形成されている。
第1中心接触部材22Aは第1ホルダ130Aの孔130a,130bに軸線方向の外方に向かって挿入されている。同様に、第2中心接触部材22Bは第2ホルダ130Bの孔130a,130bに軸線方向の外方に向かって挿入されている。第1及び第2中心接触部材22A,22Bのそれぞれは、それらの基部22aが大径孔130aと小径孔130bとの間の段差に引っ掛かることで、軸線方向の外方への移動が規制されている。
図7に示すように、第1ホルダ130Aと第2ホルダ130Bは、軸線方向で互いに嵌合する凹凸を有している。この例では、第1ホルダ130Aの大径部131には第2ホルダ130Bに向かって軸線方向に突出する2つの凸部131bが形成されている。2つの凸部131bは対をなし、それらに間に後述する溝131aが形成されている。一方、第2ホルダ130Bの大径部131の外周部には凸部131bが嵌る凹部131cが形成されている。また、図8に示すように、第2ホルダ130Bには第1ホルダ130Aに向かって軸線方向に突出する3つの凸部131dが形成されている。一方、第1ホルダ130Aにはこれら凸部131dが軸線方向に嵌る凹部が形成されている。第1ホルダ130Aと第2ホルダ130Bとが組み合わされたとき、中心導体20の軸線方向の中央部は、第1ホルダ130Aの凸部131bと第2ホルダ130Bの大径部131とによって、及び、第2ホルダ130Bの凸部131dと第1ホルダ130Aの大径部131とによって囲まれる。これにより、インピーダンスの乱れが生じることを抑えることができている。つまり、第1ホルダ130Aの端面と第2ホルダ130Bの端面が軸線方向に対して垂直な平面である場合には、第1ホルダ130A又は第2ホルダ130Bが僅かに傾いた時に、それらの端面の間に隙間が生じ、その隙間によって誘電率が変わるため、インピーダンスの乱れが生じる。この例の同軸プローブ1では、第1ホルダ130Aと第2ホルダ130Bは軸線方向で互いに嵌合する凹凸を有しているので、第1ホルダ130A又は第2ホルダ130Bが僅かに傾いた場合であっても、中心導体20の半径方向の外方には、絶縁体(誘電体)である第1ホルダ130A及び第2ホルダ130Bが存在するので、インピーダンスの乱れの発生を抑えることができる。
図7又は図8に示すように、第1ホルダ130Aの大径部131の外周面と第2ホルダ130Bの大径部131の外周面には、軸線方向に伸びる3つの溝131aが形成されている。この例では3つの溝131aは周方向に概ね等間隔で形成されている。溝131aは2つの大径部131の一方の端面から反対側の端面まで伸びている。溝131aの幅を調整することによって、換言すると大径部131の断面積(軸線方向に対して垂直な面を切断面とする断面の面積)を調整することによって、大径部131でのインピーダンスと、小径部132でのインピーダンスとの差を低減できる。
図6に示すように、外側導体10と同様に、外側導体110は、筒状本体111と、筒状本体111の両端部の内側に位置する第1及び第2外側接触部材112A,112Bとを有している。第1及び第2外側接触部材112A,112Bも、筒状本体111の軸線方向において筒状本体111に対して相対的に動くことができる。
第1及び第2外側接触部材112A,112Bのそれぞれは、端筒部112bと、端筒部112bの基部に位置する環状のフランジ部112aとを有している。筒状本体111の端縁には、半径方向の内方に折り曲げられた複数の端ストッパ部111aが形成されている(図5参照)。フランジ部112aが端ストッパ部111aに当ることによって、第1及び第2外側接触部材112A,112Bは筒状本体111からの抜けが規制されている。端筒部112bは、フランジ部112aから軸線方向の外方に伸び、端ストッパ部111aを越えて外方に突出している。
図6に示すように、筒状本体111の端ストッパ部111aの端部は、端筒部112bの外周面に接触している。また、フランジ部112aは端ストッパ部111aの基部に接触している。このようにして、第1及び第2外側接触部材112A,112Bは筒状本体111に電気的に繋がっている。
図5(a)及び図6に示すように、端筒部112bの先端縁には軸線方向の外方に突出する複数の凸部112cが形成されている。換言すると、端筒部112bの先端縁は、凸部112cが当該先端縁に形成されるように、部分的に切り欠かれている。これにより、第1及び第2外側接触部材112A,112Bと、回路基板90A,90Bとに形成された導体との接触安定性を向上できる。
図6に示すように、外側導体110の内側、且つ、第1外側接触部材112Aと第2外側接触部材112Bとの間には、第1及び第2ホルダ130A,130Bに加えて、2つのコイルバネ140A,140Bが配置されている。コイルバネ140A,140Bは、第1外側接触部材12Aと第2外側接触部材12Bとを軸線方向の外方に押す力を発揮する。この例では、コイルバネ140A,140Bは軸線方向に互いに離れて位置している。第1及び第2ホルダ130A,130Bの大径部131はコイルバネ140A,140Bの間に配置され、コイルバネ140A,140Bの弾性力によって互いに押し付けられている。換言すると、コイルバネ140Aは第1外側接触部材112A(具体的にはフランジ部112a)と第1ホルダ130Aの大径部131とに挟まれ、それらに軸線方向で当っている。また、コイルバネ140Bは第2外側接触部材112Bと第2ホルダ130Bの大径部131とに挟まれ、それらに軸線方向で当っている。大径部131から軸線方向の外方に伸びる小径部132は、コイルバネ140A,140Bの内側に配置されている。小径部132の先端は第1及び第2外側接触部材112A,112Bの内側に嵌っている。
同軸プローブ1と同様に、第1及び第2ホルダ130A,130Bの外周面は、筒状本体111の内面に固定されていない。そのため、第1及び第2ホルダ130A,130Bは、筒状本体111に対して軸線方向に移動可能となっている。また、コイルバネ140A、140Bの径は筒状本体111の内径よりも小さく、コイルバネ140A、140Bも筒状本体111に対して固定されていない。そのため、コイルバネ140A,140Bの全体も筒状本体111に対して軸線方向に移動可能となっている。
その結果、第1外側接触部材112Aと第2外側接触部材112Bのそれぞれに、2つのコイルバネ140A,140Bの弾性力が作用する。すなわち、コイルバネ140Aの弾性力は、第1外側接触部材112Aだけでなく、第1ホルダ130Aと第2ホルダ130Bとを介して第2外側接触部材112Bに作用する。同様に、コイルバネ140Bの弾性力は、第2外側接触部材112Bだけでなく、第2ホルダ130Bと第1ホルダ130Aとを介して第1外側接触部材112Aに作用する。そのため、第1外側接触部材112Aが受ける力と第2外側接触部材112Bが受ける力は均等になる。その結果、同軸プローブ100が上述した回路基板90Aと回路基板90Bとの間に配置された時には、第1外側接触部材112Aと回路基板90Aとの間に生じる接触力と、第2外側接触部材112Bと回路基板90Bとの間に生じる接触力とが均等になる。
ここで、同軸プローブ100の組み立て工程について説明する。図9は同軸プローブ100の組み立て工程を示す図である。
図9(a)に示すように、第1ホルダ130Aの大径孔130aに中心筒体21を挿入する。ここでは、大径孔130aに中心筒体21を圧入する。そして、第1中心接触部材22Aとコイルバネ23とを中心筒体21に挿入する。また、図9(b)に示すように、第2中心接触部材22Bを第2ホルダ130Bの大径孔130a及び小径孔130bに挿入する。そして、図9(c)に示すように、第2ホルダ130Bの大径孔130aに、第1ホルダ130Aに挿入された中心筒体21の残部を挿入する。この時、第1ホルダ130Aと第2ホルダ130Bとに形成された凹凸が互いに嵌り合うようにして、第1ホルダ130Aと第2ホルダ130Bとを組み合わせる。
その後、図9(d)に示すように、第1ホルダ130Aの小径部132の外側にコイルバネ140Aと第1外側接触部材112Aを嵌める。また、このようにして組み合わされた第1ホルダ130A等を筒状本体111の内側に嵌め、さらに第2ホルダ130Bの小径部132の外側にコイルバネ140Bと第2外側接触部材112Bとを嵌める。その後、図9(e)に示すように、筒状本体111の端縁に形成された複数の端ストッパ部111aを半径方向の中心に向けて折り曲げる。これにより、同軸プローブ100が得られる。
以上説明したように、同軸プローブ100においても、第1及び第2ホルダ130A,130Bとコイルバネ140A,140Bは軸線方向において移動可能となっている。そのため、第1外側接触部材112Aで生じる接触力と第2外側接触部材112Bで生じる接触力とが均等になる。
なお、本発明は以上説明した2つの形態に限られず、種々の変更が可能である。
例えば、以上の説明では、第1外側接触部材12A,112Aと第2外側接触部材12B,112Bとには、軸線方向で互いに嵌合する凹凸が形成されていた。しかしながら、第1外側接触部材12A,112Aと第2外側接触部材12B,112Bとには、必ずしもこのような凹凸は形成されていなくてもよい。
また、第1ホルダ130Aと第2ホルダ130Bとには、溝131aが形成されていた。しかしながら、第1ホルダ130Aと第2ホルダ130Bとには必ずしもこのような溝131aは形成されていなくてもよい。
また、以上の説明では、溝131aは2つの大径部131の一方の端部から反対側の端部にまで伸びていた。しかしながら、溝131aは2つの大径部131よりも短くてもよい。
1,100 同軸プローブ、10,110 外側導体、11,111 筒状本体、11a,111a 端ストッパ部、12A,112A 第1外側接触部材、12B,112B 第2外側接触部材、12a,112a フランジ部、12b,112b 端筒部、20 中心導体、21 中心筒体、22A 第1中心接触部材、22B 第2中心接触部材、22a 基部、22b ピン部、23 コイルバネ(中心バネ)、30A,130A 第1ホルダ、30B,130B 第2ホルダ、30a,130a 大径孔、30b,130b 小径孔、31 フランジ部、32 先端小径部、33 内小径部、33a,131b,131d 凸部、33b,131c 凹部、40,140A,140B コイルバネ、50A ハウジング、50B ハウジング、90A,90B 回路基板、112c 凸部、131 大径部、131a 溝、132 小径部。

Claims (7)

  1. 筒状本体と、前記筒状本体の両端部の内側に位置し、前記筒状本体の軸線方向に動くことのできる2つの外側接触部と、を有する外側導体と、
    前記外側導体の内側に配置される細長い中心導体と、
    前記2つの外側接触部の間に配置され、前記中心導体が挿入される絶縁性のホルダと、
    前記ホルダとともに前記2つの外側接触部の間に配置され、前記2つの外側接触部を前記軸線方向の外方に押す力を発揮し、前記ホルダに対して前記軸線方向で当るバネと、を備え、
    前記ホルダと前記バネは、前記筒状本体に対して前記軸線方向に移動可能となっている、
    ことを特徴とする同軸プローブ。
  2. 請求項1に記載の同軸プローブにおいて、
    前記中心導体は、当該中心導体の両端部に配置され前記軸線方向に移動可能な2つの中心接触部と、前記2つの中心接触部の間に配置され、それらを前記軸線方向の外方に押す中心バネと、有し、
    前記ホルダは、前記軸線方向に並んだ互いに別体の第1ホルダと第2ホルダとを含み、
    前記第1ホルダには前記2つの中心接触部のうち一方が挿入され、前記第2ホルダには他方が挿入されている、
    ことを特徴とする同軸プローブ。
  3. 請求項2に記載の同軸プローブにおいて、
    前記第1ホルダと前記第2ホルダは前記軸線方向において互いに離れて配置され、
    前記2つの外側接触部を押す力を発揮する前記バネは、前記第1ホルダと前記第2ホルダとによって挟まれている、
    ことを特徴とする同軸プローブ。
  4. 請求項3に記載の同軸プローブにおいて、
    前記2つの外側接触部は前記2つの中心接触部をそれぞれ囲む筒状であり、
    前記第1ホルダと前記第2ホルダのそれぞれは、前記外側接触部の内側に嵌められるとともに前記中心接触部が挿入された先端部を含み、
    前記第1ホルダは、前記外側接触部の一方と前記中心接触部の一方とが前記軸線方向の中心に向かって押されたときに、前記外側接触部の前記一方と前記中心接触部の前記一方とともに移動するよう構成され、
    前記第2ホルダは、前記外側接触部の他方と前記中心接触部の他方とが前記軸線方向の中心に向かって押されたときに、前記外側接触部の前記他方と前記中心接触部の前記他方とともに移動するよう構成されている、
    ことを特徴とする同軸プローブ。
  5. 請求項2に記載の同軸プローブにおいて、
    前記バネは前記軸線方向で離れて配置される2つのバネを含み、
    前記第1ホルダと前記第2ホルダは前記2つのバネの間に配置されている、
    ことを特徴とする同軸プローブ。
  6. 請求項2に記載の同軸プローブにおいて、
    前記第1ホルダと前記第2ホルダとには前記軸線方向で互いに嵌合可能な凹凸が形成されている、
    ことを特徴とする同軸プローブ。
  7. 請求項1に記載の同軸プローブにおいて、
    前記ホルダの外周面には前記軸線方向に伸びる溝が形成されている、
    ことを特徴とする同軸プローブ。
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