JP2012041475A - 筆記具用水性インク組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクが吸収されにくい筆記面に記載しても速乾であり、色材顔料の分散性及びインク組成物の経時安定性に優れた筆記具用水性インク組成物を提供すること。
【解決手段】顔料、水及び水溶性有機溶剤、並びに顔料分散剤を含む筆記具用インク組成物であって、前記水溶性有機溶剤が、20〜30MPa1/2の範囲のSP値及び20℃で、3mmHg〜100mmHgの蒸気圧を有し、そして、前記顔料分散剤が、エチレンオキサイドの付加モル数が10以上であるポリオキシエチレン多環フェニルエーテル系界面活性剤であることを特徴とする筆記具用水性インク組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、筆記具用水性インク組成物として好適に用いられ、特に、インクが吸収されにくい筆記面に記載しても速乾であり、色材顔料の分散性及びインク組成物の経時安定性に優れた筆記具用水性インク組成物に関するものである。
従来の筆記具用水性インキでは、ペン先の乾燥による筆記不良防止の観点から、揮発しにくい、通常、20℃における蒸気圧が主に約3mmHg(約0.4kPa)未満の、グリコール系溶剤(例えば、グリセリン、エチレングリコール等)を含んでいる。このインクを使って、インクが筆記面から吸収されるタイプの紙、例えば、非塗工紙上に筆記する場合は、このインクは紙面から浸透して吸収されるので、筆記後に紙面が汚れる等の問題は起きない。しかし、これら溶剤は揮発しにくいため、インクが筆記面から浸透しない(又は浸透しにくい)塗工紙又は合成紙に筆記した場合は、インクの乾燥、固化に時間がかかり、インクはしばらく筆記面上に残っており、乾燥前に記載した文字に触れると紙面を汚す場合がある。
特開2004−292552号公報には、金属、ガラス、プラスチック材料等の非浸透性面にも筆記することができる水性ボールペン用インクが記載されている。ここでは、インク組成物の溶剤として、20℃の蒸気圧が0.5kPa以上(約3.75mmHg以上)である非常に高い揮発性を有する速乾性アルコール系溶剤を用いることが記載されている。しかし、このような高い揮発性を有する速乾性アルコール系溶剤を用いると、顔料の分散安定性が損なわれることが指摘されている。
特開2004−292552に記載の水性ボールペン用インキでは、この問題解決のため、顔料分散能と乾燥後の定着性を兼備したアクリル系樹脂を添加している。しかし、速乾性のアルコール系溶剤の量がインク組成物に対して15質量%を越えると、溶剤極性の関係で顔料の分散安定性が損なわれることがあると記載されている。
特開平11−241043号公報には、ボールペン用水性顔料インキ組成物中で、エチレングリコール,ジエチレングリコール,プロピレングリコール,メチルセロソルブ,エチルセロソルブ,グリセリン等の水溶性有機溶剤と共に用いて、ボールペンの先端金属チップに対する潤滑性を高めると共に長期保存安定性の良い界面活性剤として、モノポリオキシエチレン(POE)スチレン化フェニルエーテル及び/又はジポリオキシエチレンスチレン化フェニルエーテル及び/又はトリポリオキシエチレンスチレン化フェニルエーテルが記載されている。しかし、ここで用いられている水溶性有機溶剤は、いずれも速乾性溶剤ではない。
特開2004−292552号公報 特開平11−241043号公報
速乾性水溶性有機溶剤を用いる筆記具用水性インキ組成物において、色材顔料の分散性を向上させ、インク組成物に優れた経時安定性を提供する分散剤が求められている。
本発明は、インクが吸収されにくい筆記面に筆記しても速乾であり、色材顔料の分散性及びインク組成物の経時安定性に優れた筆記具用水性インキ組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、インク溶剤として、揮発性が高く速乾性であり、且つ特定の溶解性パラメータ(SP値)を有する水溶性有機溶剤と、顔料分散剤としてエチレンオキサイドの付加モル数が10以上であるポリオキシエチレン(POE)多環フェニルエーテル系界面活性剤を用いることにより上記の課題を解決し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、
(1)顔料、水及び水溶性有機溶剤、並びに顔料分散剤を含む筆記具用インク組成物であって、
前記水溶性有機溶剤が、20〜30MPa1/2の範囲のSP値及び20℃で、3mmHg〜100mmHgの蒸気圧を有し、そして
前記顔料分散剤が、エチレンオキサイドの付加モル数が10以上であるポリオキシエチレン多環フェニルエーテル系界面活性剤であることを特徴とする筆記具用水性インク組成物。
(2) 前記水溶性有機溶剤がアルコールまたはグリコールエーテルである(1)記載の筆記具用水性インク組成物。
(3) 前記水溶性有機溶剤が、インク組成物の全量に対して5〜45質量%の範囲であるが、但し全溶剤量に対して50質量%越えない範囲で添加されている(1)又は(2)に記載の筆記具用水性インク組成物。
(4) 前記水溶性有機溶剤が、エタノール、n−プロパノール、2−プロパノール及びプロピレングリコールモノメチルエーテルから成る群より選ばれる1種又は2種以上の有機溶剤である(1)〜(3)のいずれか一つに記載の筆記具用水性インク組成物。
(5) (1)〜(4)のいずれか一つに記載の筆記具用水性インク組成物を含んでなる水性ボールペン。
速乾性有機溶剤を用いる本発明の筆記具用インク組成物を、筆記具、例えば、ボールペンに用いると、非塗工紙はもちろんのこと、インク浸透の遅い塗工紙、さらにはインクが浸透しない合成紙の筆記面において、急速に乾燥し、筆記後に紙面を汚すことはない。また、ポリオキシエチレン多環フェニル系界面活性剤が、色材顔料を効率よく分散し、得られた分散体を長期間にわたって安定に保つことができ、当該筆記具用インク組成物を用いた筆記具を長時間保存しても、インク中で色材顔料が沈降することはなく、ペン先が目詰まりを起こすことはない。
本発明のインク組成物に用いることができる水溶性有機溶剤は、20〜30MPa1/2の範囲のSP値を有する。本明細書に用いる「SP値」とは、溶媒の溶解度パラメータ(Solubility Parameter=δ)を意味し、分子凝集エネルギーの平方根で表される値である。SP値についてはPolymer Hand Book(第4版)第VII 章 Solubility Parameter Valuesに記載があり、本明細書中ではハンセン(Hansen)らが提唱した計算方式による値と定義する。単位はMPa1/2であり25℃での値である。
筆記具用水性インク組成物に用いられる顔料は、通常、疎水性であり、主溶剤である水(即ち、全溶媒量の50質量%以上を占める水)は極性が高く、水中に顔料を分散させるためには、一般的に湿潤分散剤の使用が必須となる。
速乾性のインク組成物を得るためには、前掲の特開2004−292552号公報に記載されているように、揮発性の高い(蒸気圧の大きい)有機溶剤を用いる。しかし、蒸気圧の大きい溶剤の中には、低極性であり、SP値が水と比較して小さい溶剤が多く含まれる。このようなSP値が水と比較して小さい溶剤を水性インク組成物に用いると、経時的に、インク材料の溶解バランスが悪化したり、顔料の分散状態が悪くなることで、顔料が凝集沈降したり、著しいインク増粘が起こることが分かった。
従って、顔料分散性の観点から、本発明に用いることができる水溶性有機溶剤の第一の要件は、水溶性有機溶剤が、20〜30MPa1/2の範囲のSP値を有することである。SP値が20MPa1/2未満であると、インク材料が析出したり、顔料の分散状態が悪くなるため、好ましくない。一方SP値が30MPa1/2を超えるとインクの乾燥性が悪くなり、好ましくない。
本発明に用いる水溶性有機溶剤を規定するSP値はハンセン(Hansen)らが提唱した計算方式によるSP値である。溶解パラメーター(SP値)としては、一般的には、ヒルデブラント(Hildebrand)が提唱するSP値が知られている。ヒルデブラントは、正則溶液理論に基づいてモデル化された溶液においてSP値を算出するが、現実の溶液が正則溶液であることは稀であるので、本発明においては、ハンセンの提唱するSP値を用いる。ハンセンのSP値については、Polymer Hand Book (第4版)第VII 章 Solubility Parameter Values若しくはSP値 基礎・応用と計算方法(情報機構)に多くの有機溶剤のSP値が記載されており、その値を参照して、本発明に用いる水溶性有機溶剤の選定を行なうことができる。
特にPolymer Hand Bookに掲載されていない溶剤のSP値を計算する場合には、「CHARLES M.HANSEN,“The Three Dimensional Solubility Parameter - Key to Paint Component Affinities”,JOURNAL OF PAINT TECHNOLOGY,VOL.39,No.505,104-117(1967)」に記載されている方法で計算することが出来る。
本発明に用いることができる水溶性有機溶剤の第二の要件は、水溶性有機溶剤が、20℃で、3mmHg〜100mmHg(約0.4kPa〜約13.3kPa)の蒸気圧を有することである。蒸気圧が3mmHg未満であると、乾燥性が悪くなり、好ましくない。また、蒸気圧が100mmHgを超えると製品性能上、ペン先でのドライアップ(乾燥)が激しく筆記性能に大きく影響するため、好ましくない。特に好ましい蒸気圧範囲は、5mmHg〜50mmHgであり、更に好ましい蒸気圧範囲は6.5〜48.5mmHgであり、優れた速乾性と耐ドライアップ性を発揮できる。
本発明に用いることができる、好ましい水溶性有機溶剤を以下に列挙する。括弧内の値は、ハンセンSP値及び蒸気圧である。しかし、本発明に用いることができる水溶性有機溶剤をこれらの溶剤に限定するものではない。
メタノール(29.7、92.3mmHg)
エタノール(26.6、43.5mmHg)
n−プロパノール(24.6、15mmHg)
2−プロパノール(23.5、33mmHg)
エチレングリコールモノメチルエーテル(24.8、6.20mmHg)
エチレングリコールモノエチルエーテル(23.5、3.75mmHg)
プロピレングリコールモノメチルエーテル(20.4、6.68mmHg)
プロピレングリコールモノエチルエーテル(20.0、3.98mmHg)
本発明に用いることができる水溶性有機溶剤は、単独で、あるいは混合して使用することができる。速乾性水溶性有機溶剤の量は、インキ組成物の全量に対して5〜45質量%の範囲であり、好ましくは、10〜40質量%である。5質量%未満では、インクの速乾性が劣り、好ましくない。また45質量%を超えると、筆記描線が滲んで紙面裏にインクが浸透する現象(裏写り)が生じやすくなるので好ましくない。これらの理由から、より好ましい水溶性有機溶剤の量は、15〜35質量%、更に好ましくは23〜33質量%である。
前記の速乾性水溶性有機溶剤に該当しない水溶性有機溶剤については、本願発明の効果を損なわない範囲で併用することが可能であり、10質量%を越えない量であるのが好ましい。水溶性有機溶剤の量(前記の速乾性水溶性有機溶剤及び前記の速乾性有機溶剤に該当しない水溶性有機溶剤の総量)は、全溶剤量に対して50質量%越えない量であるのが好ましく、水は、全溶剤量に対して50質量%以上であることが好ましい。
本発明において用いる水溶性有機溶剤は、水性インク組成物の上限である全溶剤量に対して45質量%まで添加することができ、インクの速乾性に寄与することができる。
本発明で用いるポリオキシエチレン多環フェニル系界面活性剤とは、分子骨格中にフェニル基を2つ以上有し、エチレンオキサイドが付加された構造を有するものと定義される。フェニル基は置換基を有しても良い。これらは、上述の水溶性有機溶剤と併せて好適に用いることができる。この界面活性剤は、例えば、ジスチレン化フェノールをホルムアルデヒドの存在下でホルマリン縮合してビス体を得た後、触媒存在下でエチレンオキサイドを付加重合させて製造される。
本発明で用いるポリオキシエチレン多環フェニル系界面活性剤は、一般的に次式で表すことができる。
Figure 2012041475
(式中、nは10以上である)
上式中、[多環フェニル基]は、具体的には、次の構造を有する。
Figure 2012041475
上記構造式中、R1、R2及びR3は、それぞれ独立して、水素原子又はC1〜C3の鎖状炭化水素基であり、R4は、2価の脂肪族炭化水素基であり、そしてmは、1〜3の整数である。
また、本発明で用いるポリオキシエチレン多環フェニル系界面活性剤には、以下の式で表されるようなビスフェノール系の多環フェニル系界面活性剤も含まれる。
Figure 2012041475
上式中、R、Rは、それぞれ独立して、水素原子又はC1からC3の鎖状炭化水素基であり、m+n≧10の整数である。
本発明において、ポリオキシエチレン多環フェニル系界面活性剤中のエチレンオキサイド部分の長さは、顔料分散安定性に影響を与えることが分かった。エチレンオキサイド付加モル数は10〜120が好ましい。特に20モル以上が好適である。エチレンオキサイド付加モル数が10より少ないと、顔料分散時に目標の粒子径まで細かくするための時間が多くかかり、また50℃を越える高温で保管された場合に顔料同士が凝集するため好ましくない。エチレンオキサイド付加モル数が120よりも多いと、分散性及び高温保管での分散安定性は良好だが、分散液の粘度が高くなり好ましくない。
好ましいポリオキシエチレン多環フェニル系界面活性剤としては、ポリオキシエチレンジスチレン化フェニルエーテル、ポリオキシエチレンジスチレン化メチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレントリスチレン化フェニルエーテル等があげられるが、次式で表す、ポリオキシエチレンジスチレン化フェニルエーテルが特に好ましい。
Figure 2012041475
(R、Rは置換又は未置換スチレン基、nは10以上である)
ポリオキシエチレン多環フェニル系界面活性剤の具体的な例としては、エマルゲンA−60、エマルゲンA−90、エマルゲンA−500、エマルゲンB−66(花王株式会社)、ニューコール703、ニューコール704、ニューコール706、ニューコール707、ニューコール708、ニューコール709、ニューコール710、ニューコール711、ニューコール712、ニューコール714、ニューコール719、ニューコール723、ニューコール729、ニューコール733、ニューコール740、ニューコール747、ニューコール780、ニューコール610、ニューコール2604、ニューコール2607、ニューコール2609、ニューコール2614(日本乳化剤株式会社)、ノイゲンEA−87、ノイゲンEA−137、ノイゲンEA−157、ノイゲンEA−167、ノイゲンEA−177、ノイゲンEA−197D、ノイゲンEA−207D(第一工業製薬株式会社)があげられる。
ポリオキシエチレン多環フェニル系界面活性剤は、単独あるいは混合して使用することができる。その使用量は同時に使用する顔料の種類及び量によるが、通常、水性インク組成物全量に対して0.5〜10質量%であり、好ましくは、1〜5質量%である。使用量が、インク組成物全量に対して0.5質量%未満であると、顔料の分散性が悪くなり好ましくない。また、10質量%を超えるとインクの乾燥性が悪くなり好ましくない。
本発明で使用することができる色材としての顔料は、カーボンブラック、酸化チタン等の無機顔料、フタロシアニン系顔料、アゾ系顔料、ジケトピロロピロール系顔料、アンスラキノン系顔料、ペリレン系顔料、イソインドリノン系顔料、キナクリドン系顔料等の各種有機顔料を使用することができる。
具体的な顔料の例として、C.I.Pigment Black 1,7、C.I.Pigment Yellow 1,2,3,12,13,14,16,17,20,24,34,35,42,53,55,65,73,74,75,81,83,86,93,94,95,97,98,99,100,101,104,108,109,110,114,117,120,125,128,129,137,138,139,147,148,150,151.153,154,155,166,167,168,173C,174,180,185等、C.I.Pigment Red 1,2,3,5,7,8,9,10,12,16,17,19,22,38,41,43,48,48:2,48:3,49,50:1,52,53,53:1,57,57:1,58:2,60,63:1,63:2,64:1,86,88,90,9,112,122,123,127,146,149,166,168,170,175,176,177,179,180,181,184,185,189,190,192,194,198,202,206,207,209,215,216,217,220,223,224,226,227,228,238,240,245,254,225等、C.I.Pigment Blue 1,2,3,15:1,15:2,15:3,15:4,15:6,16,17,22,25,60,64,66等、C.I.Pigment Orannge 5,10,13,16,36,40,43,48,49,51,55,59,61,71等、C.I.Pigment Violet 1,3,5:1,16,19,23,29,30,31,33,36,37,38,40,42,50等、C.I.Pigment Green 7,10,36等、C.I.Pigment Brown 23,25,26等が挙げられる。
使用できる顔料は、単独又は2種以上の混合で使用することができる。
更に、スチレン、アクリル酸、アクリル酸エステル、メタアクリル酸、メタアクリル酸エステル、アクリルニトリル、オレフィン系モノマーを重合して得られる樹脂エマルションや、中空樹脂エマルション、または、これらのエマルション自身を着色剤で染着して得られる染着樹脂粒子からなる有機多色顔料等を、発色性を補助する目的で加えることができる。
使用する顔料の量は、インク組成物全質量に対し、1〜15質量%、好ましくは3〜10質量%である。顔料の量が1質量%以下となると、着色材の主成分としては、耐光性が悪くなり、また描線の濃度感にも欠ける。顔料の量が15質量%以上になると、顔料の分散安定性面から好ましくない。
また、必要に応じて染料等も分散安定性に悪影響を与えない程度で添加することができる。水性媒体に溶解もしくは分散可能な染料が全て使用可能であり、その具体例を以下に例示する。
酸性染料としては、ニューコクシン(C.I.16255)、タートラジン(C.I.19140)、アシッドブルーブラック10B(C.I.20470)、ギニアグリーン(C.I.42085)、ブリリアントブルーFCF(C.I.42090)、アシッドバイオレット6BN(C.I.43525)、ソルブルブルー(C.I.42755)、ナフタレングリーン(C.I.44025)、エオシン(C.I.45380)、フロキシン(C.I.45410)、エリスロシン(C.I.45430)、ニグロシン(C.I.50420)、アシッドフラビン(C.I.56205)等が用いられる。
塩基性染料としては、クリソイジン(C.I.11270)、メチルバイオレットFN(C.I.42535)、クリスタルバイオレット(C.I.42555)、マラカイトグリーン(C.I.42000)、ビクトリアブルーFB(C.I.44045)、ローダミンB(C.I.45170)、アクリジンオレンジNS(C.I.46005)、メチレンブルーB(C.I.52015)等が用いられる。
直接染料としては、コンゴーレッド(C.I.22120)、ダイレクトスカイブルー5B(C.I.24400)、バイオレットBB(C.I.27905)、ダイレクトディープブラックEX(C.I.30235)、カヤラスブラックGコンク(C.I.35225)、ダイレクトファストブラックG(C.I.35255)、フタロシアニンブルー(C.I.74180)等が用いられる。
本発明のインク組成物は、上記成分に加えて、固着剤を含むことができる。本発明の水溶性インク組成物は速乾性を有し、特に、難吸収紙、非吸収紙の筆記面上における筆記を可能にするが、これらの紙は、インク組成物の浸透が遅いか、または全く浸透しない。従って、筆記後の描線を保護するために、耐水性及び耐擦過性を向上させる固着剤を添加することが好ましい。
本発明のインク組成物においては、固着剤として水溶性樹脂または水中に樹脂成分を分散したディスパージョンやエマルションを用いることができる。水溶性樹脂の例としては、スチレンアクリル樹脂、スチレンマレイン酸樹脂、ウレタン樹脂を挙げることができ、単独で、もしくは組み合わせて用いることができる。ディスパージョンやエマルションについてはウレタン樹脂、アクリル系樹脂など市販されているもの配合でき、特にガラス転移温度25℃以下のアクリル系樹脂が好ましい。
固着剤は、水中に樹脂成分を分散したディスパージョンやエマルションを用いることが好ましく、固着剤の量は、当該ディスパージョン或いはエマルションの不揮発分として0.5〜5質量%の範囲が好ましい。固着剤の量が、0.5質量未満であると、インクの筆記面への固着性が悪くなり、また5質量%を超えると、インク組成物の経時的な安定性が悪くなり好ましくない。
本発明のインク組成物は、上記成分に加えて、保湿剤(揮発抑制物質)を含むことができる。使用する水溶性有機溶剤が、20℃で、5mmHg(0.67kPa)以上の蒸気圧を有する、特に、エタノール、n−プロパノール、2−プロパノール、プロピレングリコールモノメチルエーテル等の場合、水性ボールペン形態ではペン先部が乾燥(ドライアップ)しやすくなる。このドライアップ現象を改善するために、保湿剤を含有させることが好ましい。
保湿剤としては、マルチトールを主成分とする還元糖、ソルビトールを主成分とする還元糖、還元オリゴ糖、還元マルトオリゴ糖、還元デキストリン、還元マルトデキストリン、α-サイクロデキストリン、β-サイクロデキストリン、マルトシルサイクロデキストリン、還元澱粉糖化物、還元麦芽糖からなる群より選ばれる1又は2以上の化合物が好ましい。保湿剤の含有量は、インキ組成物全量に対して1〜10質量%の範囲が好ましい。この含有量が10質量%を超えるとインク粘度が高くなり筆記具用インクとして用いた場合にインクの流出不足(追従不良)となり好ましくない。
本発明のインク組成物は、上記成分に加えて、粘性調整剤を含むことができる。本発明における粘性調整剤を配合する目的は、主に、前記溶剤を配合することで生じる、描線の裏写りを防止することである。
本発明に用いる粘性調整剤としては、例えば、アルカリ増粘型エマルション及びアルカリ剤などが挙げられる。アルカリ増粘型エマルションは、例えば、ポリアクリル酸類またはそのアンモニウム塩、ナトリウム塩、ポリアクリルアマイドなどが挙げられる。また、天然多糖類又はその誘導体は、水溶液中でゲルのマトリックスを形成する特性を有するものであり、例えば、キサンタンガム、グアーガム、カゼイン、アラビアガム、ゼラチン、カラギーナン、アルギン酸、トラガカントガム、ローカストビーンガム又はこれらの誘導体などが挙げられる。特に天然多糖類を用いる場合には、インクの経時安定性の観点から、分子鎖に電荷を持たないものが好ましい。
これらの粘性調製剤の含有量は、インク組成物の粘度が好適な範囲内となるように調整されるものであり、インク組成物全量に対して、0.05〜1.0質量%となるのが好ましい。含有量が0.05質量%未満であると、裏写りが生じ易くなる好ましくない。また、1.0質量%を越えると、粘度が高くなり過ぎて筆記不良となるため、好ましくない。
上記粘性調整剤の中でも、インクの経時安定性の観点から、アルカリ増粘型エマルションが最も好ましい。
上記成分以外にさらに、水性インク組成物に通常使用される各種の添加剤、例えば、潤滑剤、防腐剤、PH調整剤、防錆剤、樹脂、等を必要に応じて含有することができる。
潤滑剤として、リシノール酸カリウム、リシノール酸ナトリウム、オレイン酸カリウム、オレイン酸ナトリウムなどの脂肪酸塩、リン酸エステル系界面活性剤、水性切削油やその他、分散剤として挙げた界面活性剤を使用することができる。
特に、前記溶剤を10質量%以上配合した場合には、リン酸エステル系界面活性剤を潤滑剤として用いることで、筆記具へ用いた場合のインク追従性が良くなる効果も得られるため好ましい。リン酸エステル系界面活性剤はHLB8.0以上のものを0.1〜1.5質量%配合することが更に好ましい。
防腐剤として、フェノール、イソプロピルメチルフェノール、ペンタクロロフェノールナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、2−ピリジン、5−クロル−2−メチル−4−イソチアゾリン−3オン、2,4−チアゾリルベンズイミダゾール、パラオキシ安息香酸エステルなどを使用することができる。
pH調整剤として、アミン又は塩基、例えばトリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、アミノメチルプロパノールなどの各種有機アミン、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属の水酸化物の無機アルカリ剤や、アンモニアなどを使用することができる。
本発明の筆記具用水性インク組成物を製造するには、従来から知られている方法が採用可能である。例えば、下記の各成分のうち、顔料、顔料分散剤、水溶性有機溶剤、水、及び防腐剤を攪拌機にて3時間攪拌混合後、サンドミルにて1時間分散し、顔料分散液(顔料濃縮液:以下、トナーという。)を試作する。トナーに処方しなかった残りの成分を攪拌混合し目視で未溶解物が無いことを確認した後、攪拌しながらトナーを少しずつ加え2時間以上混合することで本発明の筆記具用水性インク組成物を得ることができる。更に必要に応じてろ過や遠心分離機で粗大粒子を除去しても良い。
以下に、実施例および比較例を挙げ、本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例によって限定されるものではない。以下の例で用いる配合量の部は質量部又は質量%である。
Figure 2012041475
Figure 2012041475
実施例、比較例で用いた成分の商品名及び入手先を以下の表3に示す。
Figure 2012041475
実施例1〜23において生成された各水性インク組成物及び比較例1〜6において調製された水性インク組成物を三菱鉛筆(株)製UMR−85リフィールに軸に組込み後、以下の評価を行った。
<評価>
(a)コート紙乾燥性
25℃60%環境の恒温恒湿室でニューユポ80(株式会社ユポ・コーポレーション)へ三菱鉛筆と筆記し所定時間経過後に消しゴムEP-60(三菱鉛筆株式会社)で擦過し乾燥性を評価した。
◎: 5秒以内に乾燥する。
○:5〜10秒で乾燥する。
△:10〜15秒で乾燥する。
◆: 15〜30秒で乾燥する。
×:30秒では乾燥しない。
(b)初筆性
試作リフィールをペン先が暴露された状態で25℃60%環境の恒温恒湿室で24時間下向きに放置した後、PPC用紙へ直径2cm程度の円を連続して描くように5周螺旋筆記し、カスレ(紙へインクが転写されない状態)を評価した。
◎: カスレが無く良好に筆記できる。
○: 半周以内の僅かなカスレで筆記には問題ない。
△: 半周〜2周のカスレが発生。
◆: 2周〜5周のカスレが発生。
×: 5周以内に筆記することが出来ない。
(c)耐ドライアップ性
試作リフィールをペン先が暴露された状態で50℃DRY環境の恒温恒湿槽で10日間下向きに放置した後、PPC用紙へ直径2cm程度の円を連続して描くように20周螺旋筆記し、カスレ(紙へインクが転写されない状態)を評価した。
◎: カスレが無く良好に筆記できる。
○: 半周〜2周のカスレで筆記には問題ない。
△: 2周〜5周のカスレが発生。
◆: 5周〜10周のカスレが発生。
×: 10周以上のカスレが発生。
(d)PPC用紙耐裏抜け性
PPC用紙を3枚重ね三菱鉛筆と筆記し、筆記に用いた紙を1枚目と数え、PPC用紙3枚目までのインク写り具合を以下のように判定した。
◎:PPC用紙1枚目の裏側にインクが写っていない。
○:PPC用紙1枚目の裏側にインクが写っている。PPC用紙2枚目にはインクが写っていない。
△:PPC用紙2枚目の表側にインクが移っているが、裏側はインクが写っていない。
◆:PPC用紙2枚目の裏側にインクが写っている。PPC用紙3枚目にはインクが写っていない。
×:PPC用紙三枚目にインクが写っている。
(e)コート紙固着性
25℃60%環境下の恒温恒湿室でニューユポ80(株式会社ユポ・コーポレーション)へ三菱鉛筆と筆記し2時間経過後にアンモニア水溶液へ浸漬、浸漬から24時間経過後に描線の残存状態を評価した。
◎:浸漬前と変化無し。
○:浸漬前と比較して僅かに薄い。
△:描線の劣化は観察されるが、容易に判読できる。
◆:描線が劣化し、判読しづらい。
×:描線の劣化が著しく判読不能。
(f)書き味
PPC用紙に5周丸書きし、筆感の軽さを以下のように判定した。
◎:非常に軽い。
○:軽い。
△:普通。
◆:重い。
×:使用に耐えない。
(g)保存安定性
ペン体を50℃の条件下で3ヶ月放置し、筆記性を確認した。
◎:初期と変化無し。
○:初期と比較して僅かな変化はあるが、筆記に問題なし。
△:描線の劣化は観察されるが、筆記可能。
◆:描線の劣化が著しい。
×:筆記できない。
上記試験の結果を表4、表5に示した。これらの結果から、本発明のインク組成物が、比較例インク(本件出願の範囲外、水性インク)に比べて、優れた結果を示すことがわかる。
Figure 2012041475
Figure 2012041475

Claims (5)

  1. 顔料、水及び水溶性有機溶剤、並びに顔料分散剤を含む筆記具用インク組成物であって、前記水溶性有機溶剤が、20〜30MPa1/2の範囲のSP値及び20℃で、3mmHg〜100mmHgの蒸気圧を有し、そして、前記顔料分散剤が、エチレンオキサイドの付加モル数が10以上であるポリオキシエチレン多環フェニルエーテル系界面活性剤であることを特徴とする筆記具用水性インク組成物。
  2. 前記水溶性有機溶剤が、アルコールまたはグリコールエーテルである請求項1に記載された筆記具用水性インク組成物。
  3. 前記水溶性有機溶剤が、インキ組成物の全量に対して5〜45質量%の範囲であるが、但し全溶剤量に対して50質量%越えない範囲で添加されている請求項1又は2に記載された筆記具用水性インク組成物。
  4. 前記水溶性有機溶剤が、エタノール、n−プロパノール、2−プロパノール及びプロピレングリコールモノメチルエーテルから成る群より選ばれる1種又は2種以上の有機溶剤である請求項1〜3のいずれか一項に記載の筆記具用水性インク組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の筆記具用水性インク組成物を含んでなる水性ボールペン。
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