JP2012041154A - シート給送装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】吸着ベルト9に用紙束Pの最上位紙P1を静電気力により吸着させた後、吸着分離ユニット3により吸着ベルト9と用紙束Pとを離間させ、吸着ベルト9の表面移動により最上位紙P1を送り出す給送装置において、吸着分離ユニット3は、ローラ7,8の回転軸を保持するユニットブラケット10を用紙束Pから離間する方向に付勢する弾性バネ15,16と、弾性バネ15,16によって付勢されるユニットブラケット10に対して弾性バネ15,16の付勢力に抗する力を付与し、回転角度により用紙束Pと吸着ベルト9との接触状態又は離間状態を選択できるようにした偏心カム17と、偏心カム17を一方向に回転駆動させる駆動手段とを備える。
【選択図】図3
Description
請求項2の発明は、請求項1のシート給送装置において、上記回転体は、複数の張架ローラのうち、シート搬送方向最下流側に配設される下流側張架ローラの回転軸の上方に配置され、該回転軸又はこれを保持する保持部材に当接する偏心カムであり、該偏心カムの最長径部が該回転軸又はこれを保持する保持部材に当接する回転角度で該シート束と該誘電体ベルトとが接触状態にあることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1のシート給送装置において、上記回転体は、複数の張架ローラのうち、シート搬送方向最上流側とシート搬送方向最下流側とに配設される2つの張架ローラの回転軸の上方に配置され、該回転軸又はこれを保持する保持部材に当接する偏心カムであり、該偏心カムの最長径部が該回転軸又はこれを保持する保持部材に当接する回転角度で該シート束と該誘電体ベルトとが接触状態にあることを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項3のシート給送装置において、上記シート搬送方向最下流側に配設される偏心カムの偏心量は、上記シート搬送方向最上流側に配設される偏心カムの偏心量よりも大きいことを特徴とするものである。
請求項5の発明は、シートに画像を形成する画像形成手段と、積載されたシート束から最上位シートを分離し該画像形成手段へ該シートを給送するシート給送手段を備えた画像形成装置において、上記シート給送手段として請求項1、2、3、又は4のシート給送装置を用いたことを特徴とするものである。
[帯電動作]
吸着分離ユニット3は、通常図3(b)の位置にて待機しており、給紙信号が入ると、電磁クラッチが入り、駆動ローラ7が回転駆動され、吸着ベルト9を無端移動させる。そして、無端移動する吸着ベルト9にローラ電極11を介して交流電源12より交番電圧を印加する。これにより、吸着ベルト9の表面に交流電源周波数と吸着ベルト9の周動速度に応じた間隔で、プラス極性とマイナス極性の電荷部が吸着ベルト9の表面移動方向に沿って交互に配列された電荷パターンが形成される。互いに隣り合う2つの電荷部からなる一組の電荷部組間のピッチは、2mm〜15mm程度が好ましい。交流電源12は交流の他直流を高低交互の電位に変化させたものでもよく、矩形波、正弦波などが考えられる。本実施形態では、吸着ベルト9の表面に対して4KVの振幅を持った矩形波を印加している。
上記したように、吸着ベルト9に電荷パターンを形成したら、底板上昇アーム6を回転させて底板4を上昇させ、フィラーセンサ5が用紙束Pの最上位紙P1が所定の位置にきたことを検知したら底板4の上昇を停止する。そして、偏心カム17を図3(a)に示す吸着位置まで回動させ、吸着ベルト9の用紙束Pの用紙面と対向する下側張架部分9aと用紙束Pの最上位紙P1とを当接させる。吸着ベルト9と最上位紙P1とが接触すると、誘電体である用紙Pには吸着ベルト9の下側張架部分9aの電荷パターンにより形成される不平等電界によってMaxwellの応力が働き、用紙束Pの最上位紙P1が吸着ベルト9に吸着する。本実施形態に係る給送方式では、吸着ベルト9と最上位紙P1との間の摩擦力を利用しないので、吸着ベルト9と用紙束Pとの接触圧は十分に小さくすることができる。その結果、後述する分離・搬送動作においても摩擦による最上位紙P1と第二位紙P2目以降の用紙との重送も発生しない。なお、電荷パターンによる吸着力は、最上位紙P1が吸着した瞬間からある一定時間は上から2枚目の第二位紙P2以下の用紙にも発生する。しかし、この吸着力は、所定時間(分離完了時間)経過した後は、最上位紙P1にしか生じず、第二位紙P2以下の用紙には生じなくなることが知られている。
図3(a)に示す状態にて所定時間(分離完了時間)待機し、吸着ベルト9に最上位紙P1が吸着したら、偏心カム17を回動させ、弾性バネ15、16の付勢力によって吸着ベルト9を上昇させることで、最上位紙P1を用紙束Pから分離させる。偏心カム17が図3(a)に示す位置から180°回動し、図3(b)に示す送出位置にきたら、吸着ベルト9を回転させ最上位紙P1の搬送を開始する。吸着ベルト9に吸着された最上位紙P1は、先端が駆動ローラ7の巻き回し部分に到達すると、曲率分離により吸着ベルト9から分離し、ガイド部材13に案内されながら、搬送ローラ対14へ向けて移動する。なお、吸着ベルト9と搬送ローラ対14との線速は同一にされており、搬送ローラ14がタイミングを取って間欠駆動されているような場合は、吸着ベルト9も間欠駆動されるようにしている。
また、吸着ベルト9の帯電は、吸着ベルト9の用紙の分離位置から搬送ローラ対14までの長さ分だけ行うようにして、それ以降は、ローラ電極11で吸着ベルト9を除電するようにしてもよい。これにより最上位紙P1は、搬送ローラ対14へ搬送された後は吸着ベルト9の影響を受けずに、搬送ローラ対14の搬送力のみによって搬送される。また、吸着ベルト9を除電することによって、第二位紙P2が、離間した吸着ベルト9に静電吸着するのを抑制することができる。
まず、実施例2の吸着分離ユニットの構成について説明する。図4は、実施例2の吸着分離ユニットの要部構成を示す構成図である。なお、ここでは、実施例1の吸着分離ユニットと異なる構成・動作について説明し、共通の構成・動作については図中同一符号を付し説明を省略する。図4に示すように、実施例2の吸着分離ユニットにおいては、駆動ローラ7、従動ローラ8、吸着ベルト9の構成は、上述した実施例1(図3)の構成と同様であるが、ユニットブラケット20が吸着分離ユニット3に対して回転軸20aを支軸として回転自在に取り付けられている。回転軸20aは、ユニットブラケット20において従動ローラ8の回転軸8aよりも給紙方向上流側となる一端側に設けられている。また、接離手段を構成する付勢手段たる弾性バネ21は、ユニットブラケット20の回転軸20aが設けられた一端側とは反対側となる他端側に取り付けられ、ユニットブラケット20を図中上方に引き上げている。また、接離手段を構成する位置調整手段たる偏心カム22は、駆動ローラ7の回転軸7aの上方でユニットブラケット20に当接している。
また、実施例2の給紙装置によれば、偏心カム22がシート搬送方向最下流側に配設される駆動ローラ7の上方に配置されているため、吸着ベルト9がシート束Pから離間する際、シート束Pの下流側端部から次第に角度を大きくしながら最上位紙P1を持ち上げることができるので、安定しためくり動作を実現できる。
また、実施例3の給紙装置によれば、偏心カム23、24がシート搬送方向最下流側・上流側に配置される駆動ローラ7・従動ローラ8の上方に配置されているため、吸着ベルト9と最上位紙P1とを接触させる際、接触圧を均一に発生させることが可能である。
また、実施例4の給紙装置によれば、実施例3の給紙装置では最上位紙P1を分離給送する際、2つの偏心量が異なる偏心カム25、26を備えているため、それぞれに吸着ベルト9と最上位紙Pとの離間距離を設定できる。よって、最上位紙P1の搬送時には、吸着ベルト9の従動ローラ8による張架部分と用紙束Pの上面とが確実に離間させた状態で、安定しためくり動作を実現できる。
2 用紙収容部
3 吸着分離ユニット
4 底板
5 フィラーセンサ
6 底板上昇アーム
7 駆動ローラ
8 従動ローラ
9 吸着ベルト
10 ユニットブラケット
11 ローラ電極
15、16、21 弾性バネ
17、22、23、24、25、26 偏心カム
Claims (5)
- 複数の張架ローラにより張架され、積載されたシート束の上面に対向配置されて表面移動する誘電体ベルトと、該誘電体ベルト表面に電荷を付与する帯電手段と、少なくとも該誘電体ベルトを該シート束に対して接離させる接離手段とを備え、該誘電体ベルトにシート束の最上位シートを静電気力により吸着させた後、該接離手段により該誘電体ベルトとシート束を離間させ、該誘電体ベルトの表面移動により最上位シートを送り出す給送装置において、
上記接離手段は、上記張架ローラの回転軸又はこれを保持する保持部材を該シート束から離間する方向に付勢する付勢手段と、該付勢手段によって付勢される該張架ローラの回転軸又はこれを保持する保持部材に対して該付勢手段の付勢力に抗する力を付与し、回転角度により該シート束と該誘電体ベルトとの接触状態又は離間状態を選択できるようにした回転体と、該回転体を一方向に回転駆動させる駆動手段とを備えることを特徴とするシート給送装置。 - 請求項1のシート給送装置において、
上記回転体は、複数の張架ローラのうち、シート搬送方向最下流側に配設される下流側張架ローラの回転軸の上方に配置され、該回転軸又はこれを保持する保持部材に当接する偏心カムであり、
該偏心カムの最長径部が該回転軸又はこれを保持する保持部材に当接する回転角度で該シート束と該誘電体ベルトとが接触状態にあることを特徴とするシート給送装置。 - 請求項1のシート給送装置において、
上記回転体は、複数の張架ローラのうち、シート搬送方向最上流側とシート搬送方向最下流側とに配設される2つの張架ローラの回転軸の上方に配置され、該回転軸又はこれを保持する保持部材に当接する偏心カムであり、
該偏心カムの最長径部が該回転軸又はこれを保持する保持部材に当接する回転角度で該シート束と該誘電体ベルトとが接触状態にあることを特徴とするシート給送装置。 - 請求項3のシート給送装置において、
上記シート搬送方向最下流側に配設される偏心カムの偏心量は、上記シート搬送方向最上流側に配設される偏心カムの偏心量よりも大きいことを特徴とするシート給送装置。 - シートに画像を形成する画像形成手段と、積載されたシート束から最上位シートを分離し該画像形成手段へ該シートを給送するシート給送手段を備えた画像形成装置において、
上記シート給送手段として請求項1、2、3、又は4のシート給送装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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JPH01156240A (ja) * | 1987-12-12 | 1989-06-19 | Omron Tateisi Electron Co | 紙葉類の繰出し装置 |
JPH05139548A (ja) * | 1991-11-15 | 1993-06-08 | Ricoh Co Ltd | 給紙装置およびその装置を用いる給紙方法 |
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