JP2012041141A - エレベータおよびそのエレベータ案内装置清掃治具 - Google Patents

エレベータおよびそのエレベータ案内装置清掃治具 Download PDF

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Abstract

【課題】磁石ガイドユニットに吸着した異物を自動で効率的に除去する。
【解決手段】本発明の一実施形態に係るエレベータは、昇降路内で鉛直方向に敷設されたガイドレール、このガイドレールに沿って昇降移動する乗りかご、エレベータ案内装置およびエレベータ案内装置清掃治具を備えている。エレベータ案内装置は、乗りかごに固着され、磁石ガイドユニットが発生する磁力によってガイドレールとの間に所定の空隙を保持しつつ、乗りかごをガイドレールに沿って非接触で走行案内する。エレベータ案内装置清掃治具は、ガイドレールに設置され、乗りかごが通過する際に、磁石ガイドユニットの磁極に接触して、その表面に吸着している異物を除去する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、エレベータおよびそのエレベータ案内装置清掃治具に関する。
エレベータは、昇降路内の上下方向に一対のガイドレールが敷設され、メインロープの一端部に連結された乗りかごがそのガイドレールに案内されて昇降移動するが、乗りかごをガイドレールに沿って案内させるため、乗りかごにはエレベータ案内装置が設けれられている。
このエレベータ案内装置には、ローラータイプやガイドシュータイプがあるが、いずれもガイドレールに接触しながら案内する構成のため、ガイドレールの歪みや継ぎ目によって振動や雑音が発生してしまい、乗りかご内の乗客に不快感を与えてしまう。
そこで、磁石ガイドユニットを採用して、対向配置された鉄製のガイドレールとの間に作用させる磁石の吸引力を制御し、非接触で乗りかごを走行案内させるエレベータ案内装置が提案されている。
特開2005−350267号公報
しかしながら、上述の磁石ガイドユニットにおいては、永久磁石を搭載しているため、電磁石の先端部分(磁極)に鉄くずや鉄粉などの異物が吸着し、電磁石への電力供給を停止しても電磁石の表面に吸着し続けてしまう。この結果、電磁石の吸引力が変化してしまうため、磁石ガイドユニットによる安定した走行案内が困難となってしまう。したがって、磁石ガイドユニットに吸着した異物を除去する作業が必要となるが、乗りかごを昇降路の最下階フロアまで下降させた後に、作業員が最下階フロアより下部のピット部へ出向き、磁石ガイドユニットに吸着した異物を清掃員が手作業で取り除かなければならず、作業効率が悪いという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題に鑑み、エレベータ案内装置の磁石ガイドユニットに吸着した異物を自動で効率的に除去できるエレベータおよびそのエレベータ案内装置清掃治具を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係るエレベータは、昇降路内で鉛直方向に敷設されたガイドレール、このガイドレールに沿って昇降移動する乗りかご、エレベータ案内装置およびエレベータ案内装置清掃治具を備えている。エレベータ案内装置は、乗りかごに固着され、磁石ガイドユニットが発生する磁力によってガイドレールとの間に所定の空隙を保持しつつ、乗りかごをガイドレールに沿って非接触で走行案内する。エレベータ案内装置清掃治具は、ガイドレールに設置され、乗りかごが通過する際に、磁石ガイドユニットの磁極に接触して、その表面に吸着している異物を除去する。
本発明の第1の実施形態に係るエレベータの全体構成例を示す模式図。 図1に示されるエレベータの拡大斜視図。 図1に示されるエレベータ案内装置の外観図。 図3に示されるエレベータ案内装置の回路構成図。 図3に示されるエレベータ案内装置の断面図。 図1に示されるエレベータにおけるエレベータ案内装置清掃治具の設置時の断面図および側面図。 図1に示されるエレベータ案内装置およびエレベータ案内装置清掃治具の接触時における断面図。 本発明の第2の実施形態に係るエレベータにおけるエレベータ案内装置清掃治具の設置時の断面図および側面図。 図8に示されるエレベータ案内装置清掃治具の変形例を示す断面図および側面図。 本発明の第3の実施形態に係るエレベータにおけるエレベータ案内装置清掃治具の拡大図並びに設置時の断面図および側面図。 本発明の第3の実施形態に係るエレベータにおける他の清掃運転モードを説明する図。 本発明の第4の実施形態に係るエレベータにおけるガイドレール清掃治具の設置時の側面図および断面図。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。尚、以下の説明においては、昇降路内に設けられた左右一対のガイドレール同士を結ぶ方向を左右方向(X軸方向)、鉛直方向を上下方向(Z軸方向)、両方向に垂直な方向を前後方向(Y軸方向)と言う。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るエレベータの全体構成例を示す模式図である。また、図2は、図1に示されるエレベータの拡大斜視図である。これらの図に示されるように、エレベータの昇降路1の内壁面には、強磁性材料から製作されて上下方向に延びる左右一対のガイドレール2が敷設されている。乗りかご3は、巻上機(図示省略する)に巻き掛けられているメインロープ4の一端部に連結されており、ガイドレール2に沿って昇降する。また、乗りかご3は、かご枠5およびかご室6から構成されており、かご枠5の上下の四隅にはエレベータ案内装置7がそれぞれガイドレール2と対向するように固着されている。エレベータ案内装置7は、磁石ガイドユニットが発生する磁力によってガイドレール2との間に所定の空隙を保持しつつ、乗りかご3をガイドレール2に沿って非接触で走行案内する装置である。更に、ガイドレール2内の所望の区間には、乗りかご3が通過する際に、エレベータ案内装置7と接触し、エレベータ案内装置7の磁極の表面に吸着している異物を除去するエレベータ案内装置清掃治具8が複数設置されている。尚、エレベータ案内装置清掃治具8は、エレベータ案内装置7との接触後、乗りかご3の昇降を妨げないように徐々に変形しながら、異物を除去することが求めれるため、接触箇所が適切な弾性力、長さおよび強度を有する樹脂形成品であることが好ましい。
図1(a)では、ガイドレール2内においてエレベータ案内装置清掃治具8を最上階フロアよりも上部に一対設置すると共に、乗りかご3の通過区間内に一対設置した場合が示されている。また、図1(b)では、エレベータ案内装置清掃治具8を最下階フロアよりも下部のピット内に一対設置した場合が示されている。エレベータ案内装置清掃治具8を乗りかご3の通過区間内に設置した場合には、乗りかご3が治具の設置位置を通過する度に清掃が可能である。これに対し、エレベータ案内装置清掃治具8を最上階フロアの上部あるいは最下階フロアの下部、すなわち、通常の運転時の通過区間外に設置した場合には、エレベータ制御装置(図示省略する)が巻上機(図示省略する)の回転駆動を制御してエレベータ案内装置7をエレベータ案内装置清掃治具8の設置位置まで移動させると共に、この設置位置を中心とした上下運動を繰り返すように制御(以下、「清掃運転モード」という。)することで、エレベータ案内装置7の集中的な清掃が可能である。
図3は、図1に示されるエレベータ案内装置7の外観図である。同図に示されるように、エレベータ案内装置7は、非磁性材(例えばアルミニウム、ステンレス鋼、プラスチックなど)の架台71に対して磁石ガイドユニット72と変位センサ73をそれぞれ取り付けた構造となっている。磁石ガイドユニット72は、ガイドレール2の歯面を三方向から囲めるように凹部が形成されている。また、変位センサ73は、磁石ガイドユニット72とガイドレール2とのX軸方向およびY軸方向の空隙の距離を計測する。
図4は、図3に示される磁石ガイドユニット72の断面図である。ここでは、磁石ガイドユニット72の凹部との対向面に関して、ガイドレール2のy方向に垂直な歯面を第1ガイド歯面2aおよび第2ガイド歯面2b、X軸方向に垂直な歯面を第3ガイド歯面2cとそれぞれ定義する。同図に示されるように、磁石ガイドユニット72には、ガイドレール2の第1ガイド歯面2aおよび第2ガイド歯面2bに対向するように、第1の電磁石721および第2の電磁石722が設けられている。また、第3ガイド歯面2cに対向するように、第3の電磁石723が設けられている。第1および第2の電磁石721,722には、コイル721a,722b、第3の電磁石723には、コイル723aおよび723bがそれぞれ巻装されて励磁電流が供給される。そして、第1および第2の電磁石721,722は、それぞれ同極同士が対向するように配置された第1の永久磁石724および第2の永久磁石725を介して、中央の第3の電磁石723に連結されている。
図5は、図1に示されるエレベータ案内装置7の回路構成図である。同図に示されるように、エレベータ案内装置7は、磁石ガイドユニット72、変位センサ73、パワーアンプ74、電流検出器75および演算回路76を備えている。演算回路76は、各電磁石に流れる励磁電流値を検出する電流検出器75からの検出信号および変位センサ73からの信号をそれぞれ入力して、磁石ガイドユニット72の各電磁石721,722,723に印加すべき電圧値をそれぞれ演算し、パワーアンプ74を介して第1〜第3の電磁石721,722,723に供給する。そして、各電磁石に対する励磁電流を制御することによって、ガイドレール2に対する磁石ガイドユニット72のX軸方向およびY軸方向の吸引力を個別に制御する。
図6は、図1に示されるエレベータ案内装置清掃治具8の設置時における断面図(a)および側面図(b)である。ここでは、エレベータ案内装置清掃治具8は、ガイドレール2の歯面に治具を固着するための土台である治具固定部81と歯面の各々から垂直に突出したブラシ状に形成された樹脂部材からなる磁石ガイドユニット清掃部82を備え、ガイドレール2の歯面に長手方向(Z軸方向)で固着されている。このように、磁石ガイドユニット清掃部82をブラシ状に形成することで、エレベータ案内装置7(磁石ガイドユニット72)内の磁極表面に吸着している異物を確実に除去可能となっている。
図7は、図1に示されるエレベータ案内装置7およびエレベータ案内装置清掃治具8の接触時における断面図である。ここでは、エレベータ案内装置7の磁石ガイドユニット72は、各電磁石721,722,723の先端部分(磁極)においてエレベータ案内装置清掃治具8の磁石ガイドユニット清掃部82の先端部分と接触することが示されている。この接触状態において、乗りかご3の昇降運転を行うことにより、磁石ガイドユニット72の各電磁石721,722,723の先端部分(磁極)に吸着している鉄粉などの異物をブラシ状に形成された磁石ガイドユニット清掃部82によって除去することができる。
次に、上述したエレベータ制御装置(図示省略する)における清掃運転モードについて詳細に説明する。通常の清掃運転モードの手順は以下の通りである。
ステップ1:清掃運転モードをONにする。
ステップ2:乗りかご3をエレベータ案内装置清掃治具8の設置位置まで点検運転速度で移動する。尚、エレベータ案内装置清掃治具8の設置位置は、予め設定しておく。
ステップ3:清掃運転開始
ステップ4:乗りかご3に設置されたエレベータ案内装置7がエレベータ案内装置清掃治具8の設置位置を通過する。この際、エレベータ案内装置7の磁石ガイドユニット72とエレベータ案内装置清掃治具8の磁石ガイドユニット清掃部82が接触する。
ステップ5:通過後、乗りかご3の運転方向を反転させる。
ステップ6:ステップ4とステップ5を、設定回数だけ自動的に繰り返す。
ステップ7:清掃運転終了
このように、エレベータ制御装置(図示省略する)が巻上機(図示省略する)の回転駆動を制御してエレベータ案内装置7をエレベータ案内装置清掃治具8の設置位置まで移動させると共に、この設置位置を中心とした上下運動を繰り返し行うことで、エレベータ案内装置7の集中的な清掃が可能となる。また、この清掃運転モードは、エレベータ案内装置清掃治具8をピット部に設置した場合だけでなく、ガイドレール2内の通過区間に設置された場合もエレベータ案内装置清掃治具8の設置位置を指定することで同様に行うことができる。更に、エレベータ案内装置清掃治具8を乗りかご3の通過区間内に設置することで、日常的な昇降運動と同時に清掃を行うこともできる。
以下、本発明の他の実施形態についてそれぞれ説明する。尚、第1の実施形態において付された符号と共通する符号は同一の対象を表すため説明を省略し、各実施形態では第1の実施形態と異なる箇所について詳細に説明する。
<第2の実施形態>
図8は、本発明の第2の実施形態に係るエレベータにおけるエレベータ案内装置清掃治具8の設置時の断面図(a)および側面図(b)である。本実施形態においては、第1の実施形態とは異なり、エレベータ案内装置清掃治具8の磁石ガイドユニット清掃部82は、へら状に形成された樹脂部材が所定間隔で複数並べられた構成である。また、図8(b)に示されるように、へら状の磁石ガイドユニット清掃部82は、鉛直方向(Z軸方向)斜め下向きに延びているため、エレベータ案内装置7の運動方向に従って弾性変形すると共に、エレベータ案内装置7の磁極の表面に吸着している異物を下方向へ落とすことが容易である。また、磁石ガイドユニット清掃部82をブラシ状に形成した場合に比べて、エレベータ案内装置7との接触時における抵抗を抑えることができる利点もある。
また、図9は、図8に示されるエレベータ案内装置清掃治具8の変形例を示す断面図(a)および側面図(b)である。図9(b)に示されるように、磁石ガイドユニット清掃部82の上半分が鉛直方向(Z軸方向)斜め下向き、下半分が鉛直方向(Z軸方向)斜め上向きに延びている点が図8(b)と異なっている。このように2種類の角度をもたせることで、運転方向によっては上半分(または下半分)で除去しにくい異物がある場合でも、残りの部分との接触時に除去することができる利点がある。
<第3の実施形態>
図10は、本発明の第3の実施形態に係るエレベータにおけるエレベータ案内装置清掃治具8の拡大図(a)並びに設置時における断面図(b)および側面図(c)である。これらの図に示されるように、本実施形態においては、エレベータ案内装置清掃治具8がガイドレール2内に複数個設けられた固定機構(例えば所定間隔の凹状部分)に対して任意に着脱できるように、治具固定部81がクリップ状に形成されている。
図11は、本発明の第3の実施形態に係るエレベータにおける他の清掃運転モードを説明する図である。この清掃運転モードの手順は以下の通りである。
ステップ1:清掃運転モードをONにする。
ステップ2:エレベータ案内装置清掃治具8を左右どちらか一方のガイドレールの任意の位置に装着する(図11(a))。
ステップ3:清掃運転開始
ステップ4:エレベータ制御装置が乗りかご3に設置されたエレベータ案内装置7(磁石ガイドユニット72)を制御して、乗りかご3をエレベータ案内装置清掃治具8が装着されていない方のガイドレール2に吸着させる(図11(b))。
ステップ5:乗りかご3が吸着していない側のエレベータ案内装置7(磁石ガイドユニット72)について、電磁石の励磁によって永久磁石の磁力を減磁、あるいは消磁する(図11(c))。
ステップ6:エレベータ案内装置7(磁石ガイドユニット72)がエレベータ案内装置清掃治具8の設置位置を通過するように、乗りかご3を上下に移動させる(図11(d))。
ステップ7:清掃運転終了
このように、エレベータ案内装置7(磁石ガイドユニット72)における磁力を制御し、乗りかご3を一方のガイドレール2側に寄せると共に、他方のガイドレール2側の清掃対象となるエレベータ案内装置7(磁石ガイドユニット72)の表面に吸着している異物に及ぼされる永久磁石の磁力を弱めることで、より効率的な清掃が可能となる。また、エレベータ案内装置清掃治具8が着脱可能に構成されているため、所望の場所へ清掃作業が必要なときにのみ取り付けることができるという利点がある。
<第4の実施形態>
図12は、本発明の第4の実施形態に係るエレベータにおけるエレベータ案内装置清掃治具8の設置時の側面図(a)および断面図(b)である。同図に示されるように、本実施形態に係るエレベータは、乗りかご3の下部にガイドレール2の歯面に接触して設けられ、乗りかご3がガイドレール2に沿って移動する際に、ガイドレール2の歯面に吸着している異物を除去するガイドレール清掃治具9を更に備えている。図12(b)では、ガイドレール清掃治具9が取付ブラケット91およびガイドレール清掃部92から構成され、ガイドレール清掃部92がブラシ状の樹脂で形成されることが示されている。このように、ガイドレール清掃治具9を設けることにより、昇降運転の際にガイドレール2上の異物が下方部へ落されるため、このガイドレール2上を走行するエレベータ案内装置7(磁石ガイドユニット72)の表面に異物が吸着することを未然に防止することができるという利点がある。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…昇降路
2…ガイドレール
2a…ガイドレール歯面
3…乗りかご
4…メインロープ
5…かご枠
6…かご室
7…エレベータ案内装置
8…エレベータ案内装置清掃治具
9…ガイドレール清掃治具
71…架台
72…磁石ガイドユニット
73…変位センサ
74…パワーアンプ
75…電流検出器
76…演算回路
81…治具固定部
82…磁石ガイドユニット清掃部
91…取付ブラケット
92…ガイドレール清掃部

Claims (10)

  1. 昇降路内で鉛直方向に敷設されたガイドレールと、
    このガイドレールに沿って昇降移動する乗りかごと、
    この乗りかごに固着され、磁石ガイドユニットが発生する磁力によって前記ガイドレールとの間に所定の空隙を保持しつつ、前記乗りかごを前記ガイドレールに沿って非接触で走行案内するエレベータ案内装置と、
    前記ガイドレールに設置され、前記乗りかごが通過する際に、前記磁石ガイドユニットの磁極に接触して、その表面に吸着している異物を除去するエレベータ案内装置清掃治具と、
    を備えることを特徴とするエレベータ。
  2. 前記エレベータ案内装置清掃治具は、ブラシ状に形成された樹脂部材を含む磁石ガイドユニット清掃部を備え、前記ガイドレールの歯面に長手方向で固着されることを特徴とする請求項1記載のエレベータ。
  3. 前記エレベータ案内装置清掃治具は、へら状に形成された樹脂部材が所定間隔で複数並べられた磁石ガイドユニット清掃部を備え、前記ガイドレールの歯面に長手方向で固着されることを特徴とする請求項1記載のエレベータ。
  4. 前記エレベータ案内装置清掃治具は、前記ガイドレール内に複数個設けられた固定機構に対して任意に着脱可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項記載のエレベータ。
  5. 前記乗りかごの下部に前記ガイドレールの歯面に接触して設けられ、前記乗りかごが通過する際に、前記歯面に吸着している異物を除去するガイドレール清掃治具を更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項記載のエレベータ。
  6. 前記エレベータ案内装置清掃治具の設置位置を中心に前記乗りかごの上下移動を繰り返す清掃運転モードを制御するエレベータ制御装置を更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項記載のエレベータ。
  7. 前記エレベータ案内装置は、前記清掃運転モード時に、前記磁石ガイドユニットの永久磁石の磁力を減磁、あるいは消磁する向きに電磁石を励磁し、前記磁極の磁力を弱める制御を行うことを特徴とする請求項6記載のエレベータ。
  8. 昇降路内で鉛直方向に敷設されたガイドレールと、
    このガイドレールに沿って昇降移動する乗りかごと、
    この乗りかごに固着され、磁石ガイドユニットが発生する磁力によって前記ガイドレールとの間に所定の空隙を保持しつつ、前記乗りかごを前記ガイドレールに沿って非接触で走行案内するエレベータ案内装置と、
    を備えるエレベータで用いられる清掃治具であって、
    前記ガイドレールに設置され、前記乗りかごが通過する際に、前記磁石ガイドユニットの磁極に接触して、その表面に吸着している異物を除去することを特徴とするエレベータのエレベータ案内装置清掃治具。
  9. ブラシ状に形成された樹脂部材からなる磁石ガイドユニット清掃部を備え、前記ガイドレールの歯面に長手方向で固着されることを特徴とする請求項8記載のエレベータのエレベータ案内装置清掃治具。
  10. へら状に形成された樹脂部材が所定間隔で複数並べられた磁石ガイドユニット清掃部を備え、前記ガイドレールの歯面に長手方向で固着されることを特徴とする請求項8記載のエレベータのエレベータ案内装置清掃治具。
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