JP2006241827A - 揚重補助装置 - Google Patents

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建司 吉田
Mutsuyasu Kono
陸泰 甲野
Yuji Shimamura
祐史 島村
Shiro Miyawaki
史朗 宮脇
Mitsuru Yoshino
充 吉野
Makoto Kijinami
真 雉子波
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Abstract

【課題】本発明は、揚重補助装置に関し、PC外壁等を揚重装置で吊り上げるときに、風で煽られないようにすることと、簡易な構成で低コストで実現することが課題である。
【解決手段】建物の外壁に沿って当該外壁から離隔された状態で縦方向ワイヤと横方向ワイヤとがそれぞれ所要の間隔を置き一対にして張架され、前記一対の縦方向ワイヤと前記一対の横方向ワイヤとにそれぞれ、揚重対象物を自在に磁気吸着して保持する磁気フレームが移動自在に設けられている揚重補助装置1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、建物の外壁に使用されるカーテンウォール等のPC壁板を、揚重装置によって引き上げるときに、前記PC壁板が強風によって煽られることのないようにする揚重補助装置に関するものである。
従来、建物の構築において、外壁用のPC壁板等の板状物をクレーン等の揚重装置で引き上げる際に、強風が吹くとこれに煽られて前記板状物が回転し、危険であると共に既設の外壁に傷を付けることにもなる。よって、強風時には揚重作業を中止するか、揚重対象物をストックしておくものである。
そこで、強風時の揚重作業中断による作業能率の低下・工期の長期化を防止すべく、例えば、既設のPC壁板のゴンドラレール内に揚重ガイド手段を昇降自在に配置し、この揚重ガイド手段に所要長さの把持手段を外側向きに取付け、前記揚重ガイド手段をワイヤーに吊持させた揚重装置が知られている(特許文献1参照)。前記把持手段に揚重すべきPC壁板を把持させ、駆動手段で所望の高さまで揚重し、揚重されたPC壁板を既設のPC壁板の上に載置して設置するものである。
このほか、揚重装置に、垂直ガイドと、該垂直ガイドに沿って昇降可能な軌道部と、該軌道部に揺動可能に取り付けられ中間アームと、水平揺動装置とを備えて、資材を搬入するようにしたものが知られている(特許文献2参照)。
特開平07−004058号公報 特開平11−255490号公報
しかし、従来の、風の影響を受けないようにしてPC壁板等を揚重する揚重装置においては、既設のPC壁板にガイドレールが必要であり、汎用タイプではない。また、特殊なPC壁板となるため、転用が困難となりコストが嵩むことになる。特許文献2のように、垂直ガイドを設けるものにおいては、高層建物には不向きとなる。本発明に係る揚重補助装置は、このような課題を解決するために提案されたものである。
本発明に係る揚重補助装置の上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、建物の外壁に沿って当該外壁から離隔された状態で縦方向ワイヤと横方向ワイヤとがそれぞれ所要の間隔を置き一対にして張架され、前記一対の縦方向ワイヤと前記一対の横方向ワイヤとにそれぞれ、揚重対象物を自在に磁気吸着して保持する磁気フレームが移動自在に設けられていることである。
前記磁気フレームは矩形状のフレームであり、その4隅に電磁石ユニットが設けられ、揚重対象物には前記電磁石ユニットに対応した位置に鋼製治具が取り付けられていること、;
電磁石ユニットには、基台と、該基台に球面座で揺動自在に支持された球面体に突設された腕部と、該腕部の先端部に設けられる平板状の接地面板とがあって構成され、前記電磁石ユニットを取り付ける磁気フレームの取付部分には、取付位置を上下左右に所要範囲内で変更できる複数個の取付孔が設けられていること、;
を含むものである。
本発明の揚重補助装置によれば、建物の上から揚重装置のワイヤで吊り上げられたPC外壁等の揚重対象物が、縦方向ワイヤに設けられた磁気フレームに磁気吸着されて引き上げられ、その後、横方向ワイヤに設けられた磁気フレームに前記揚重対象物が乗り換えられて、前記揚重装置により所定の位置に運ばれ、建物にファスナー等の取付金物で取り付けられる。このように、揚重装置でワイヤを介して引き上げられた板状の揚重対象物が、磁気フレームに吸着されて縦・横に移動するので、風の影響を受けなくなり、煽られることがないものである。そして、前記揚重補助装置の構成は、簡易な構成であり汎用的で転用が効き、コストも嵩むことがない。これにより、揚重作業の能率が大きく向上するものである。
本発明に係る揚重補助装置1は、図1に示すように、構築中の建物2に、PC壁板等の平板状の揚重対象物A(図4参照)が風に煽られないようにするため、設けられるものである。この構成は、前記建物2の外壁2aに沿って、当該外壁2aから屋上部に配設された支持部材3,4,5により離隔された状態(外壁2aから略1mから2m程度)で、縦方向ワイヤ6,7と横方向ワイヤ8,9とが、それぞれ所要の間隔a,bを置き、一対にして張架されている。
前記縦方向ワイヤ6,7が外壁2aに近い側にあり、横方向ワイヤ8,9が前記縦方向ワイヤ6,7よりも外側にある。なお、前記ワイヤ6,7をたるみ無く張設するために、地面に固定装置としてのブロック11aが設けられている。
また、横方向ワイヤ8,9用に、無端状で駆動装置によって循環する補助ワイヤ10aが張設されている。この補助ワイヤ10aを張設する重石であるとともに上下方向に駆動装置で移動させることで横方向ワイヤ8,9の高さ位置を変える巻上げ装置11bが設けられている。前記支持部材3と巻上げ装置11bとの間で、前記補助ワイヤ10aが、正・逆方向に循環するものである。
更に、前記一対の縦方向ワイヤ6,7と、前記一対の横方向ワイヤ8,9とに、それぞれ、図1乃至図2に示すように、揚重対象物3を自在に磁気吸着して保持する磁気フレーム12,13が移動自在に設けられている。この磁気フレーム12,13は、矩形状の金属製若しくは合成樹脂製の枠体であり、その四隅には、図2(A)に示すように、電磁石ユニット14が設けられている。横方向の前記磁気フレーム12には前記電磁石ユニット14が外壁2a側に向けて取り付けられ、縦方向の磁気フレーム13には前記電磁石ユニット14が、外壁2aとは反対側の外側向きに取り付けられている。
前記電磁石ユニット14は、図2(B)に示すように、基台14aと、該基台14aに球面座14bで揺動自在に支持された球面体14cに突設され腕部14dと、該腕部14dの先端部に設けられる平板状の接地面板14eと、取付板14fとがある。前記接地面板14eに電気が供給されて電磁石となるものである。なお、この電磁石ユニット14はこの例に限らず、例えば、ブロック本体の中央部にある回転自在な切替ブロックを、90度回転させて磁気方向を全体的に一致させることで、強力な吸着力を発揮する磁石であっても良い。
また、前記磁気フレーム12,13において、前記電磁石ユニット14を取り付ける磁気フレームの取付部分には、取付位置を上下左右に所要範囲内で変更できる複数個の取付孔13aが設けられている。揚重対象物3の大きさ等に合わせて適切な位置に電磁石ユニット14を取り付けるためである。
前記磁気フレーム12,13と、縦方向ワイヤ6,7、横方向ワイヤ8,9との取付状態は、図3(A),(B)に示すように、磁気フレームの一辺において、ワイヤ配設方向に沿ってガイド筒部材15が設けられている。このガイド筒部材15は、取付腕部15aと、その端部に直交方向に固定された挿通筒部15bとでなる。
この挿通筒部15bに、縦・横方向のワイヤ6,7,8,9が挿通されるものである。なお、縦方向(略鉛直方向である)に移動する磁気フレーム13においては、この縦方向ワイヤ6,7に沿って下降する際、自然落下しないように、所定のゆっくりとした速度で降下するように、例えば、公知の緩降機(参考:特開平11−57044号)等の降下速度調整治具(図示せず)が使用されるものである。
このようにして構成された揚重補助装置1の使用例を説明する。図4に示すように、まず、揚重対象物Aの4隅に鋼製治具16を取り付け、移動式ストックヤード等に載せた前記揚重対象物Aを建物2の外壁2a面に配置する。この鋼製治具16は、略コ字型をしており、所要幅の板体である。また、当該鋼製治具16を略コ字型にしてあるのは、揚重対象Aにおける表裏の両面に磁石で吸着可能な板部分が存在するようにするためである。これを、横方向ワイヤ8,9の内側に入れてある、建物2の屋上にある揚重装置のワイヤ17で持ち上げる。
そして、図4乃至図5に示すように、前記揚重対象物Aを磁気フレーム13に近づけて移動させ、電磁石ユニット14により前記鋼製治具16を吸着し、磁気フレーム13に揚重対象物Aを固定する。その後、図5中の矢印で示すように、前記ワイヤ17で揚重対象物Aを持ち上げる。途中で風が吹いても、一対の縦方向ワイヤ6,7により外壁2aに略平行に維持されて、煽られるようなことがない。
図6に示すように、前記揚重対象物Aを横移動させる位置に揚重したなら、この揚重対象物Aを、磁気フレーム12に固定するように盛り変える。磁気フレーム12の電磁石ユニット14に通電して、鋼製治具16の外面を吸着させ、その後に、磁気フレーム13の電磁石ユニット14の通電を遮断して電磁石ユニット14と鋼製治具16の内面との間の吸着作用を解除し、該磁気フレーム13から前記揚重対象物Aを離す。この磁気フレーム13は、緩降機によりゆっくりと一定の速度で縦方向ワイヤ6,7に沿って降下してゆく。
図7に示すように、揚重装置を横方向に移動させ、磁気フレーム12とともに揚重対象物Aを所望の横位置に移動させる。こうして、横方向ワイヤ8,9に架設された磁気フレーム12に吸着された状態で揚重対象物Aが横に運ばれ、風に煽られることがない。
そして、図8に示すように、所望の位置に到着したならば、磁気フレーム12の電磁石ユニット14への通電を遮断して揚重対象物Aを解放する。ワイヤ17で吊持されている揚重対象物Aを建物の取付用ファスナー等に固定する。4個の鋼製治具16を揚重対象物Aから取り外す。
前記磁気フレーム12は、横方向ワイヤ8,9に沿って戻される。なお、磁気フレーム12に滑車とモータからなる小さな駆動装置と駆動電源とを設けて、遠隔操作により自走させて元の位置に戻るようにすることもできる。
なお、縦方向ワイヤ6,7が張架されている間の部分における揚重対象物Aの取付けには、揚重対象物Aを磁気フレーム13から磁気フレーム12に盛り返して、前記磁気フレーム13を下に降下させた後に、取り付けるものである。こうして、ある高さ位置の横方向に揚重対象物Aを全て取り付けた後に、図9に示すように、巻上げ装置11b,11bにより上階に横方向ワイヤ8,9及び磁気フレーム12を移動させる。その後、磁気フレーム13で揚重対象物Aを吊り上げて繰り返すことにより、揚重対象物Aを建物2の外壁2aに取り付けるものである。
本発明に係る揚重補助装置1の全体構成を示す概略斜視図である。 同本発明の揚重補助装置1における磁気フレームの、電磁石ユニット14を示す斜視図(A)、電磁石ユニット14の縦断面図(B)である。 磁気フレームにおけるガイド筒部材15の取付状体の斜視図(A)、断面図(B)である。 本発明に係る揚重補助装置1の使用状態を説明する説明図である。 本発明に係る揚重補助装置1の使用状態を説明する説明図である。 本発明に係る揚重補助装置1の使用状態を説明する説明図である。 本発明に係る揚重補助装置1の使用状態を説明する説明図である。 本発明に係る揚重補助装置1の使用状態を説明する説明図である。 本発明に係る揚重補助装置1の使用状態を説明する説明図である。
符号の説明
1 揚重補助装置、
2 建物、 2a 外壁、
3,4,5 支持部材、
6,7 縦方向ワイヤ、
8,9 横方向ワイヤ、
10a 補助ワイヤ、
11a ブロック、
11b 巻上げ装置、
12、13 磁気フレーム、
12a,13a 取付孔、
14 電磁石ユニット、 14a 基台、
14b 球面座、 14c 球面体、
14d 腕部、 14e 接地面板、
14f 取付板、
15 ガイド筒部材、 15a 取付腕部、
15b 挿通筒部、
16 鋼製治具、
17 ワイヤ。

Claims (3)

  1. 建物の外壁に沿って当該外壁から離隔された状態で縦方向ワイヤと横方向ワイヤとがそれぞれ所要の間隔を置き一対にして張架され、前記一対の縦方向ワイヤと前記一対の横方向ワイヤとにそれぞれ、揚重対象物を自在に磁気吸着して保持する磁気フレームが移動自在に設けられていること、
    を特徴とする揚重補助装置。
  2. 磁気フレームは矩形状のフレームであり、その4隅に電磁石ユニットが設けられ、揚重対象物には前記電磁石ユニットに対応した位置に鋼製治具が取り付けられていること、
    を特徴とする請求項1に記載の揚重補助装置。
  3. 電磁石ユニットには、基台と、該基台に球面座で揺動自在に支持された球面体に突設された腕部と、該腕部の先端部に設けられる平板状の接地面板とがあって構成され、前記電磁石ユニットを取り付ける磁気フレームの取付部分には、取付位置を上下左右に所要範囲内で変更できる複数個の取付孔が設けられていること、
    を特徴とする請求項1に記載の揚重補助装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7316329B2 (ja) 2021-08-31 2023-07-27 鹿島建設株式会社 運搬方法

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