JP2012040967A - 放電灯点灯回路 - Google Patents

放電灯点灯回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2012040967A
JP2012040967A JP2010184633A JP2010184633A JP2012040967A JP 2012040967 A JP2012040967 A JP 2012040967A JP 2010184633 A JP2010184633 A JP 2010184633A JP 2010184633 A JP2010184633 A JP 2010184633A JP 2012040967 A JP2012040967 A JP 2012040967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge lamp
circuit
state
switching
lamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010184633A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5551545B2 (ja
Inventor
Takao Muramatsu
隆雄 村松
Toru Nakayama
徹 中山
Masayasu Ito
昌康 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2010184633A priority Critical patent/JP5551545B2/ja
Priority to EP11177472A priority patent/EP2420407A1/en
Priority to CN201110238032.1A priority patent/CN102378459B/zh
Publication of JP2012040967A publication Critical patent/JP2012040967A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5551545B2 publication Critical patent/JP5551545B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B41/00Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
    • H05B41/14Circuit arrangements
    • H05B41/36Controlling
    • H05B41/38Controlling the intensity of light
    • H05B41/40Controlling the intensity of light discontinuously
    • H05B41/42Controlling the intensity of light discontinuously in two steps only

Landscapes

  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

【課題】車両用灯具の状態の切替に対応した電力制御を実現する
【解決手段】放電灯点灯回路100は、配光変更手段によってハイビーム状態とハイビーム状態とは配光パターンが異なるロービーム状態とを切替可能な前照灯ユニットの光源として使用される放電灯226に電力を供給する。放電灯点灯回路100は、DC/DCコンバータCONV、点灯制御回路10、スタータ回路20、インバータ回路30、を含む。点灯制御回路10は、前照灯ユニットにおけるロービーム状態からハイビーム状態への切替に合わせて放電灯226に供給する電力を増やす制御を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は放電灯点灯回路に関する。
一般に、車両の前照灯などの車両用灯具から照射される光が車両前方に形成する配光パターンには、走行ビーム(ハイビームとも称される)用の配光パターンとすれ違いビーム(ロービームとも称される)用の配光パターンとがある。前照灯には、この両配光パターンを同じ光源を使用して実現する、いわゆる2灯式と呼ばれるタイプの前照灯がある。
ここで使用される光源としては、近年、フィラメントを有するハロゲンランプに代えて、メタルハライドランプなどの放電灯が使用されている。放電灯は、ハロゲンランプに比べて発光効率、長寿命が得られる反面、駆動電圧として数十〜数百Vが必要であるため、12Vもしくは24Vの車載バッテリでは直接駆動することができず、放電灯点灯回路(バラストとも称される)が必要となる。
一方、前照灯の低コスト化を目指して光源である放電灯の低電力化が進められている。現在市場に流通している車両用の放電灯は、定常時投入電力がおよそ35W(ワット)のものが多いが、現在入手可能な最新の低電力の放電灯の定常時投入電力は30W以下、特に25W程度となっている。
特許文献1には、同一定格の走行ビーム照射用放電灯及びすれ違いビーム照射用放電灯の点灯制御を行う点灯回路を備えた車輌用放電灯装置が開示されている。
特開2001−080411号公報
2灯式の前照灯においてハイビームとロービームとを切り替える場合、例えば前照灯内部の遮光状態を機械的に変更する。一般的には、ロービームとする場合、放電灯からの光をハイビームの場合よりも多く遮光する。ここで、上記低電力の放電灯が光源として使用された場合、低電力であるが故にその放電灯から照射される光の光束も低くなる。
低電力の放電灯を使用してもハイビームに必要な光束の光を得るために、光束の低下に合わせてハイビームにおける遮光量を減らすか遮光しないこととすることが考えられる。しかしながらこのような対策にも限度があり、現状ではより低電力の放電灯を使用しにくい状況にある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両用灯具の状態の切替に対応した電力制御を実現する放電灯点灯回路の提供にある。
本発明のある態様は、放電灯点灯回路に関する。この放電灯点灯回路は、配光変更手段によって第1状態と第1状態とは配光パターンが異なる第2状態とを切替可能な車両用灯具の光源として使用される放電灯に電力を供給する放電灯点灯回路であって、車両用灯具における第1状態から第2状態への切替に合わせて放電灯に供給する電力を変える。
この態様によると、車両用灯具における状態切替に応じた供給電力の制御が可能となる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を装置、方法、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、車両用灯具の状態の切替に対応した電力制御を実現できる。
実施の形態に係る放電灯点灯回路を備える前照灯ユニットの内部構造を示す概略断面図である。 実施の形態に係る放電灯点灯回路およびそれに接続される部材の構成を示す回路図である。 図2の点灯制御回路の構成を示す回路図である。 放電灯の光束および放電灯に供給されるランプ電力の例示的な時間変化を示すグラフである。 図2の放電灯点灯回路を使用して実測された、光束の立ち上がり波形を示す波形図である。 変形例に係る調整回路の構成を示す回路図である。 変形例に係る調整回路を含む放電灯点灯回路を使用して実測された、光束の立ち上がり波形を示す波形図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、信号には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面において説明上重要ではない部材の一部は省略して表示する。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bとの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図1は、本実施の形態に係る放電灯点灯回路100を備える前照灯ユニット210の内部構造を示す概略断面図である。前照灯ユニット210は、車両に搭載される車両用灯具である。図1は、灯具の光軸Xを含む鉛直平面によって切断された前照灯ユニット210を灯具左側から見た断面を示している。前照灯ユニット210は、ハイビーム状態とロービーム状態とを同じ光源を使用して実現する2灯式の前照灯の一方である。
前照灯ユニット210は、車両前方方向に開口部を有するランプボディ212とこのランプボディ212の開口部を覆う透明カバー214とで形成される灯室216を有する。灯室216には、光を車両前方方向に照射する灯具ユニット218が収納されている。
灯具ユニット218は、回転シェード222を含むシェード機構224、光源としての放電灯226、リフレクタ228を内壁に支持する灯具ハウジング230、投影レンズ232で構成される。放電灯226は、現在自動車用放電灯として広く普及している、水銀フリーで安定時投入電力が35Wの高輝度放電灯(HIDランプ)であってもよい。あるいはまた、放電灯226は、上記高輝度放電灯よりも安定時投入電力が低いセラミック放電灯などの低電力放電灯であってもよい。例えば、放電灯226は、安定時投入電力が25Wのセラミック放電灯であってもよい。
リフレクタ228は放電灯226から放射される光を反射する。そして、放電灯226からの光およびリフレクタ228で反射した光は、その一部がシェード機構224を構成する回転シェード222を経て投影レンズ232へと導かれる。
回転シェード222は、回転軸222aを中心にシェード回転モータにより回転される円筒形状の部材である。また、回転シェード222は軸方向に一部が切り欠かれた切欠部234を有し、当該切欠部234以外の外周面上に板状のシェードプレートを複数保持している。回転シェード222は、その回転角度に応じて投影レンズ232の後方焦点を含む後方焦点面の位置に切欠部234または、シェードプレートのいずれか1つを移動させることができる。そして、回転シェード222の回転角度に対応して光軸X上に位置するシェードプレートの稜線部の形状に従う配光パターンが形成される。例えば、回転シェード222のシェードプレートのいずれか1つを光軸X上に移動させて放電灯226から照射された光の一部を遮光することで、ロービーム用配光パターンまたは一部にロービーム用配光パターンの特徴を含む配光パターンを形成する。また、光軸X上に切欠部234を移動させて放電灯226から照射された光を非遮光とすることでハイビーム用配光パターンを形成する。
回転シェード222は、例えばモータ駆動により回転可能であり、モータの回転量を制御することで、所望の配光パターンを形成するためのシェードプレートまたは切欠部234を光軸X上に移動させる。
図1に戻る。
投影レンズ232は光軸X上に配置され、放電灯226は投影レンズ232の後方焦点面よりも後方側に配置される。投影レンズ232は、前方側表面が凸面で後方側表面が平面の平凸非球面レンズからなり、後方焦点面上に形成される光源像を反転像として灯具ユニット218前方の仮想鉛直スクリーン上に投影する。
灯室216の内壁面、例えば、灯具ユニット218の下方位置には、灯具ユニット218の点消灯制御や配光パターンの形成制御を実行する灯具制御部220が配置されている。灯具制御部220は、実施の形態に係る放電灯点灯回路100(後述)と、配光状態切替回路(不図示)と、を含む。
配光状態切替回路は、外部からのHi/Lo切替信号に応じて、前照灯ユニット210の状態をハイビーム状態とロービーム状態との間で切り替える。前照灯ユニット210のハイビーム状態では、前照灯ユニット210から照射された光はハイビーム用配光パターンを形成する。前照灯ユニット210のロービーム状態では、前照灯ユニット210から照射された光はロービーム用配光パターンを形成する。
より具体的には、配光状態切替回路は、Hi/Lo切替信号がアサートされている(ハイレベルである)場合、ハイビーム用配光パターンが形成されるように、シェード機構224のモータを制御する。配光状態切替回路は、Hi/Lo切替信号がネゲートされている(ローレベルである)場合、ロービーム用配光パターンが形成されるように、シェード機構224のモータを制御する。
なお、本実施の形態ではハイビーム状態とロービーム状態とを前照灯ユニット210内部の機械的な動作によって切り替えているが、他の配光変更手段によってハイビーム状態とロービーム状態とを切り替えてもよい。例えば、電気信号を加えると屈折率が変化するレンズを使用して状態を切り替えてもよいし、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーを使用して状態を切り替えてもよい。
図2は、実施の形態に係る放電灯点灯回路100およびそれに接続される部材の構成を示す回路図である。放電灯点灯回路100は、前照灯ユニット210の光源として使用される放電灯226に電力を供給する。放電灯点灯回路100は、車載バッテリ(以下、単にバッテリと称する)6、電源スイッチ8と接続される。
バッテリ6は、12V(もしくは24V)の直流のバッテリ電圧(電源電圧)Vbatを発生する。電源スイッチ8は放電灯226の点灯のオン、オフを制御するために設けられたリレースイッチであり、バッテリ6と直列に設けられる。電源スイッチ8がオンとなると、バッテリ6からバッテリ電圧Vbatが放電灯点灯回路100に供給される。
放電灯点灯回路100は、平滑化されたバッテリ電圧Vbatを昇圧し、交流変換して放電灯226へと供給する。放電灯点灯回路100は、DC/DCコンバータCONV、点灯制御回路10、スタータ回路20、インバータ回路30、入力キャパシタCin、電流検出抵抗Rd、を備える。
入力キャパシタCinは、バッテリ6と並列に設けられ、バッテリ電圧Vbatを平滑化する。より具体的には、入力キャパシタCinは入力トランス14の近傍に設けられており、DC/DCコンバータCONVのスイッチング動作に対する電圧平滑化の機能を果たす。
DC/DCコンバータCONVは、バッテリ電圧Vbatを昇圧する。DC/DCコンバータCONVは、絶縁型のスイッチングレギュレータであり、入力トランス14、出力ダイオードD1、出力キャパシタCo、第1スイッチング素子M1、を含む。
入力トランス14の1次巻き線L1と第1スイッチング素子M1とは、入力キャパシタCinと並列に、DC/DCコンバータCONVの入力端子Pinと接地端子(GND)間に直列に設けられている。たとえば第1スイッチング素子M1はNチャンネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)で構成される。入力トランス14の2次巻き線L2の一端は接地されており、その他端は出力ダイオードD1のアノードと接続される。出力キャパシタCoは出力ダイオードD1のカソードと接地端子間に設けられる。
第1スイッチング素子M1の制御端子(ゲート)は点灯制御回路10の第1端子P1に接続される。第1スイッチング素子M1の制御端子には、駆動周波数f1の制御パルス信号S1が印加される。たとえば定常点灯状態において駆動周波数f1は400kHzである。第1スイッチング素子M1は、制御パルス信号S1がハイレベルのときオン、ローレベルのときオフする。
インバータ回路30は、DC/DCコンバータCONVによって昇圧された直流の出力電圧Voを点灯周波数f2の交流電圧に変換して放電灯226に供給する。インバータ回路30としては、例えばHブリッジ回路などの公知のインバータ回路が使用される。
点灯周波数f2は駆動周波数f1よりも低く設定される。点灯周波数f2は10kHz以下、さらには250Hz〜750Hz程度に設定されることが好ましく、本実施の形態では312.5Hzに設定される。点灯周波数f2の逆数を点灯周期T2(=1/f2=3.2ms)と称す。
電流検出抵抗Rdは、放電灯226に流れるランプ電流ILの経路上に設けられる。図2の回路では電流検出抵抗Rdは、DC/DCコンバータCONVとインバータ回路30とを接続する接地配線上に設けられる。電流検出抵抗Rdにはランプ電流ILに比例した電圧降下Vdが発生する。
スタータ回路20は、放電灯226をブレークダウンさせるために設けられる。スタータ回路20は、スタータトランス22およびパルス発生回路28を含む。パルス発生回路28は、スタータトランス22の1次巻き線24に対して、振幅が400V〜1kVのパルス電圧を印加する。その結果、2次巻き線26側には、スタータトランス22の巻線比に応じた高電圧パルス(たとえば20kV)が発生し、放電灯226に印加される。その結果、放電灯226がブレークダウンし、放電が開始する。
点灯制御回路10は、放電灯点灯回路100を制御する機能IC(Integrated Circuit)を含む。
点灯制御回路10は、出力電圧Voやランプ電流ILを監視し、放電灯226に供給される電力が所望の目標電力に近づくように制御パルス信号S1のデューティ比を制御する。点灯制御回路10には外部からHi/Lo切替信号S2が供給される。点灯制御回路10は、前照灯ユニット210におけるロービーム状態からハイビーム状態への切替に合わせて放電灯226に供給する電力を大きくする制御を行う。すなわち、点灯制御回路10は、Hi/Lo切替信号S2に立ち上がりエッジを検出すると、制御パルス信号S1のデューティ比を調整してDC/DCコンバータCONVの出力電圧Voを増やす。
また点灯制御回路10は、ハイビーム状態において放電灯226に供給される電力の設計上の最大値と、ロービーム状態において放電灯226に供給される電力の設計上の最大値とが等しくなるように構成される。放電灯226に供給される電力の設計上の最大値は、放電灯226に供給される電力の基準値である。別の例では、この基準値として電力の平均値や極大値が使用されてもよく、または放電灯226に供給される電力を示すランプ電圧やランプ電流の基準値が使用されてもよい。
また、電源投入から定常点灯までの間で放電灯226に供給される電力が最も大きくなる期間は、放電灯226の点灯直後の期間、すなわち放電灯点灯回路100が放電灯226に電力を供給し始めてからの所定の過渡期間である。点灯制御回路10はハイビーム状態とロービーム状態とで電力の設計上の最大値が等しくなるよう構成されているので、上記過渡期間において前照灯ユニット210の状態の切替があっても放電灯226に供給される電力は実質的に変わらない。
図3は、点灯制御回路10の構成を示す回路図である。点灯制御回路10は図3に示される部材以外にも放電灯点灯回路100を機能させるための他の部材を含むが、説明を明瞭とするため、それらの部材は図3では省略される。
点灯制御回路10は、状態検出回路102、計時回路104、調整回路106、基準電圧源108、誤差増幅器110、鋸波生成回路112、PWMコンパレータ114、タイマキャパシタ116、第1端子P1、Hi/Lo切替信号S2が入力される第2端子P2、出力電圧Voが印加される第3端子P3、電流検出抵抗Rdの一端の電圧が印加される第4端子P4、電流検出抵抗Rdの他端の電圧が印加される第5端子P5、を含む。
状態検出回路102は、放電灯226の電気的状態を検出する。状態検出回路102は第3端子P3と接続され、出力電圧Voを監視する。状態検出回路102は第4端子P4および第5端子P5と接続され、電流検出抵抗Rdに生じる電圧降下Vdを計測しランプ電流ILを演算する。状態検出回路102は、調整回路106を介して、誤差増幅器110の反転入力端子に放電灯226に供給されている電力に応じた電圧を有する電力信号S3を入力する。
誤差増幅器110は、電力信号S3の電圧と基準電圧源108によって生成される基準電圧Vrefとの誤差を増幅し、増幅された誤差に応じた電圧を有する誤差信号S4を生成する。基準電圧Vrefの値は所望の目標電力を基に設定される。誤差増幅器110は、誤差信号S4をPWMコンパレータ114の非反転入力端子に入力する。
鋸波生成回路112は、駆動周波数f1の三角波状あるいはのこぎり波状の周期電圧を有する周期信号S5を生成し、PWMコンパレータ114の反転入力端子に入力する。
PWMコンパレータ114は、誤差信号S4の電圧を周期信号S5の電圧と比較することにより制御パルス信号S1を生成する。PWMコンパレータ114は、制御パルス信号S1を第1端子P1に供給する。
計時回路104は第3端子P3と接続され、出力電圧Voもしくはそれに応じた電圧をタイマキャパシタ116の一端に印加する。タイマキャパシタ116の他端は接地される。
電源スイッチ8がオンされて放電灯点灯回路100に電源が投入されると、それまで実質的にゼロであった出力電圧Voが上昇する。するとタイマキャパシタ116は、計時回路104を通じて、所定の充電電圧に達するまで充電されてゆく。タイマキャパシタ116が満充電された状態で電源スイッチ8がオフされると、出力電圧Voはすぐに下降し実質的にゼロとなる。計時回路104はタイマキャパシタ116の放電の時定数を決定する抵抗を有しており、タイマキャパシタ116はその時定数にしたがって放電される。ここで放電の時定数は予め定められており、そのように定められた時定数を実現するように計時回路104の抵抗の抵抗値が決定される。したがって、電源スイッチ8をオフして放電灯226への電力の供給を止めた後のタイマキャパシタ116の一端の電圧(両端電圧)から、放電灯226への電力の供給を止めてから経過した経過時間を計測することができる。
計時回路104は、例えば放電灯226のホット/コールドの判別のために、タイマキャパシタ116の一端の電圧に応じた信号またはその電圧から導出される経過時間に応じた信号を生成する。
特に計時回路104は、タイマキャパシタ116の一端の電圧に応じた電圧を有するTC信号S6を生成し、調整回路106に供給する。なお、調整回路106は、放電灯226への電力の供給を止めてから経過した経過時間による調整を行うためにTC信号S6を使用するのではなく、放電灯点灯回路100に電源を投入してからのTC信号S6の変化を利用する。すなわち、調整回路106は、過渡期間において放電灯226に供給する電力を増やすためにTC信号S6を使用する。
状態検出回路102は、所定の制御線設計にしたがい、ランプ電流信号S7と第1ランプ電圧信号S8と第2ランプ電圧信号S9とを生成し、調整回路106に入力する。ランプ電流信号S7は、ランプ電流ILに応じた電圧、例えばランプ電流ILに比例した電圧を有する信号である。第1ランプ電圧信号S8および第2ランプ電圧信号S9は共に放電灯226の両端電圧であるランプ電圧に応じた電圧を有する信号であり、第1ランプ電圧信号S8と第2ランプ電圧信号S9とではランプ電圧への依存の仕方が異なる。
調整回路106は、ランプ電流信号S7、第1ランプ電圧信号S8、第2ランプ電圧信号S9を合成して電力信号S3を生成する。調整回路106は第2端子P2と接続され、Hi/Lo切替信号S2に基づき合成の際の各信号の重みを切り替える。調整回路106は、切替回路118、第1抵抗切替回路120、第2抵抗切替回路122、第1抵抗124、第2抵抗126、第3抵抗128、を含む。
第2抵抗126の一端にはランプ電流信号S7が入力され、他端は誤差増幅器110の反転入力端子と接続される。
第1抵抗124の一端にはTC信号S6が入力され、他端は誤差増幅器110の反転入力端子と接続される。
第3抵抗128は可変抵抗であり、その一端は誤差増幅器110の反転入力端子と接続され、他端は接地される。
第1抵抗切替回路120は、状態検出回路102の第1ランプ電圧信号S8を出力する端子と誤差増幅器110の反転入力端子との間に設けられ、第1切替信号S10に基づき抵抗値を切替可能に構成される。第1抵抗切替回路120は、第4スイッチング素子144、第8抵抗146、第9抵抗148、を有する。第8抵抗146の一端には第1ランプ電圧信号S8が入力され、他端は第9抵抗148の一端と接続される。第8抵抗146の他端と第9抵抗148の一端との接続ノードには、NチャンネルMOSFETである第4スイッチング素子144のドレインが接続される。第4スイッチング素子144のゲートには第1切替信号S10が入力される。第4スイッチング素子144のソースと第9抵抗148の他端とは共に誤差増幅器110の反転入力端子と接続される。
第2抵抗切替回路122は、状態検出回路102の第2ランプ電圧信号S9を出力する端子と誤差増幅器110の反転入力端子との間に設けられ、第2切替信号S11に基づき抵抗値を切替可能に構成される。第2抵抗切替回路122は、第5スイッチング素子150、第10抵抗152、第11抵抗154、を有する。第10抵抗152の一端と第11抵抗154の一端とは接続され、その接続ノードに第2ランプ電圧信号S9が入力される。第10抵抗152の他端は、NチャンネルMOSFETである第5スイッチング素子150のドレインと接続される。第5スイッチング素子150のゲートには第2切替信号S11が入力される。第5スイッチング素子150のソースと第11抵抗154の他端とは共に誤差増幅器110の反転入力端子と接続される。
切替回路118は、Hi/Lo切替信号S2に立ち上がりエッジが現れると、第1抵抗切替回路120および第2抵抗切替回路122のそれぞれの抵抗値をロービーム状態用の抵抗値からハイビーム状態用の抵抗値に切り替える。切替回路118は、第1キャパシタ130、第4抵抗132、第2スイッチング素子134、第5抵抗136、第6抵抗138、第7抵抗140、第3スイッチング素子142、を有する。
第4抵抗132の一端および第1キャパシタ130の一端は共に第2端子P2と接続される。第1キャパシタ130の他端は接地される。第4抵抗132の他端はnpn型バイポーラトランジスタである第2スイッチング素子134のベースと接続される。第2スイッチング素子134のエミッタは接地される。第2スイッチング素子134のコレクタは第5抵抗136の一端および第6抵抗138の一端と接続される。第2スイッチング素子134のコレクタの電圧が第1切替信号S10として第4スイッチング素子144のゲートに供給される。第5抵抗136の他端には固定電源電圧Vccが印加される。第6抵抗138の他端はnpn型バイポーラトランジスタである第3スイッチング素子142のベースと接続される。第3スイッチング素子142のエミッタは接地される。第3スイッチング素子142のコレクタは第7抵抗140の一端と接続される。第7抵抗140の他端には固定電源電圧Vccが印加される。第3スイッチング素子142のコレクタの電圧が第2切替信号S11として第5スイッチング素子150のゲートに供給される。
Hi/Lo切替信号S2がハイレベルである場合、第1切替信号S10はローレベル、第2切替信号S11はハイレベルとなる。したがって、第4スイッチング素子144はオフ、第5スイッチング素子150はオンとなり、第1抵抗切替回路120の抵抗値は第8抵抗146と第9抵抗148との直列合成抵抗値となり、第2抵抗切替回路122の抵抗値は第10抵抗152と第11抵抗154との並列合成抵抗値となる。
Hi/Lo切替信号S2がローレベルである場合、第1切替信号S10はハイレベル、第2切替信号S11はローレベルとなる。したがって、第4スイッチング素子144はオン、第5スイッチング素子150はオフとなり、第1抵抗切替回路120の抵抗値は第8抵抗146の抵抗値となり、第2抵抗切替回路122の抵抗値は第11抵抗154の抵抗値となる。
調整回路106の各回路定数は以下の設計思想により決定される。
(1)放電灯点灯回路100は、定常点灯時に前照灯ユニット210の状態がロービーム状態からハイビーム状態に切り替えられた場合、放電灯226に供給する電力を増やす制御を行う必要がある。より具体的には25Wから35Wへ増やす制御を行う必要がある。
(2)放電灯点灯回路100は、ハイビーム状態であってもロービーム状態であっても過渡期間における最大投入電力を同じにする必要がある。より具体的には、両状態共通で、放電灯226へ供給される電力の設計上の最大値を60W程度にする必要がある。
(3)放電灯点灯回路100は、過渡期間から定常点灯時のどのタイミングで前照灯ユニット210の状態が切り替えられても、安定した電力制御を実現する、すなわち電力の切替をスムーズにすることが必要である。
各回路定数を決定するための設計手順は以下の通りである。
(A)ハイビーム状態に対応する電力制御(電力の最大値/定常時の電力=60W/35W)を実現する制御線の定数を計算する。ロービーム状態に対応する電力制御(電力の最大値/定常時の電力=60W/25W)を実現する制御線の定数を計算する。
(B)計算した2種類の定数を比較し、2種類の制御線を切り替える際に、抵抗値の切替が必要となる抵抗の数をなるべく少なくするように各抵抗値を調整する。特に調整回路106の形の回路では、各抵抗値の比が同じであれば特性も同じになる。また、調整回路106のうち第1抵抗124は、過渡期間において放電灯226に供給される電力を決める主要な要素である。したがって、上記(2)を考慮し、第1抵抗124の抵抗値はHi/Lo切替信号S2によらない固定値とする。次に、ハイビーム状態およびロービーム状態のそれぞれについて、固定された第1抵抗124の抵抗値を基点として第1抵抗切替回路120、第2抵抗切替回路122、第2抵抗126、第3抵抗128のそれぞれの抵抗値を決定する。その際、定常点灯時のハイビーム状態で35Wの電力が、ロービーム状態で25Wの電力が、放電灯226に供給されるように抵抗値を決定する。また本実施の形態では、前照灯ユニット210の両状態間で、第2抵抗126の抵抗値の共通化および第3抵抗128の抵抗値の共通化が図られた。
(C)ハイビーム状態に対して決定された第1抵抗切替回路120の抵抗値とロービーム状態に対して決定された第1抵抗切替回路120の抵抗値とは、Hi/Lo切替信号S2の遷移に応じてスイッチング素子で切り替えることとする。第2抵抗切替回路122についても同様である。
以上が放電灯点灯回路100の構成である。続いてその動作を説明する。図4は、放電灯226の光束LFおよび放電灯226に供給されるランプ電力WLの例示的な時間変化を示すグラフである。図4において、縦軸は光束LFおよびランプ電力WLの大きさを示し、横軸は時間を示す。図4は、前照灯ユニット210の状態がいずれか一方に固定されている場合に対応する。
時刻t0において電源スイッチ8がオンされると、スタータ回路20によって生成される高電圧パルスによって放電灯226がブレークダウンし、放電灯226が点灯する。その後、光束LFが安定するまでの過渡期間TP1においては、素早い光束の立ち上がりを実現するため、定常点灯期間TP2よりも大きなランプ電力WLが放電灯226に供給される。特に過渡期間TP1において、ランプ電力WLは、放電灯226に供給される電力の設計上の最大値WM、ここでは60Wに達する。
放電灯226から安定した光束LFの光が出力される定常点灯期間TP2では、ランプ電力WLは前照灯ユニット210の状態に応じた値となる。特にランプ電力WLは、前照灯ユニット210がハイビーム状態であれば35W、ロービーム状態であれば25Wとなる。
本実施の形態に係る放電灯点灯回路100は、配光パターンの異なる2つの状態を切り替える配光変更手段を有する前照灯ユニット210の光源として使用される放電灯226に電力を供給する。この放電灯点灯回路100は、前照灯ユニット210における状態の切替に合わせて放電灯226に供給する電力を変える。したがって、切り替えることのできる配光パターンの種類の幅が拡がる。例えば、前照灯ユニット210自体の配光変更手段だけでは実現できないような大きな配光パターンの変化を実現できる。
特に本実施の形態に係る放電灯点灯回路100は、前照灯ユニット210におけるロービーム状態からハイビーム状態への切替に合わせて放電灯226に供給する電力を増やす。したがって、より低電力・低光束の放電灯226を使用しても、ハイビーム状態において十分な量の光束を供給することができ、ハイビーム状態の要求スペックを満足することができる。
また、本実施の形態に係る放電灯点灯回路100は、放電灯226に供給する電力の設計上の最大値が、ハイビーム状態とロービーム状態とで等しくなるように構成される。したがって、放電灯226に供給される電力が設計上の最大値に達する過渡期間TP1においては、放電灯226に供給される電力がハイビーム状態とロービーム状態とでほぼ等しくなる。そこでこの両状態共通の設計上の最大値を放電灯226の寿命や耐久性や必要とされる光束立ち上がり特性を考慮して決定することにより、状態の切替による放電灯226の寿命への影響を低減できる。
また、本実施の形態に係る放電灯点灯回路100は、ロービーム状態において、定常点灯時に放電灯226に30Wより小さな25Wの電力を供給する。現在製品化されている一般的な自動車用放電灯の安定時投入電力はおよそ35Wである。35Wで点灯させた場合、供給する電力を変えなくてもハイビーム状態の要求スペックを満足することができる。ここで、現状の自動車用放電灯の発光効率を100lm/W前後とした場合、ハイビーム状態では3000lm程度の光束が必要であるから、放電灯226に供給される電力が30W以下となるとハイビーム状態の要求スペックを満足できない可能性が高い。そこで、本実施の形態に係る放電灯点灯回路100ではハイビーム状態への切替に合わせて供給する電力を増やすので、安定時投入電力が30W以下の放電灯でもハイビーム状態の要求スペックを満足できる。
図5は、放電灯点灯回路100を使用して実測された、光束の立ち上がり波形を示す波形図である。図5の横軸は時間、縦軸は光束を示す。放電灯226としては低電力放電灯が使用された。波形302は前照灯ユニット210の状態をハイビーム状態に固定したときの光束の立ち上がり波形を示す。波形304は、電源投入直後から1秒周期でハイビーム状態とロービーム状態とを切り替えた場合の光束の立ち上がり波形を示す。波形306は、前照灯ユニット210の状態をロービーム状態に固定したときの光束の立ち上がり波形を示す。時刻t1で電源スイッチ8がオンされた。
図5から、過渡期間においては状態の切替によって5W前後の電力変動、光束に変換すると100lm前後の変動が見られた。定常点灯期間においては設計思想の通り、25W/35Wの切替が安定してスムーズに行われていることが確認された。
以上、実施の形態に係る放電灯点灯回路100の構成と動作について説明した。この実施の形態は例示であり、その各構成要素や各処理の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上記の通り実施の形態に係る放電灯点灯回路100では、過渡期間内に前照灯ユニット210の状態を切り替えると数W程度の電力変動が見られる。この変動を抑えるための対策を施した変形例に係る調整回路156を以下に説明する。
変形例に係る調整回路156は、過渡期間においてHi/Lo切替信号S2をマスクする。したがって、過渡期間においては、前照灯ユニット210の状態の切替に合わせて放電灯226に供給される電力は変わらない。
また、変形例に係る調整回路156は、TC信号S6の電圧と所定のしきい値電圧とを比較することで、過渡期間にあるか定常点灯期間にあるかを判別する。TC信号S6の電圧は放電灯226の点灯開始から徐々に上昇する。調整回路156は、このTC信号S6の電圧がしきい値電圧より低い場合は過渡期間、高い場合は定常点灯期間と判断する。
この場合、消灯後の経過時間を計測するためのタイマキャパシタ116の電圧を、過渡期間の判別にも利用することで、別途過渡期間判別のための回路や素子を設けなくてもよくなる。
図6は、変形例に係る調整回路156の構成を示す回路図である。変形例に係る調整回路156は、実施の形態に係る調整回路106にマスク回路162が追加された構成を有する。
マスク回路162は、過渡期間中はHi/Lo切替信号S2をマスクし、調整回路156の回路定数をロービーム状態のそれに固定する。マスク回路162は、第6スイッチング素子164、第12抵抗166、第13抵抗168、第14抵抗170、第7スイッチング素子172、第8スイッチング素子174、第15抵抗176、を有する。
npn型バイポーラトランジスタである第6スイッチング素子164のコレクタは第2スイッチング素子134のベースと接続される。第6スイッチング素子164のエミッタは接地される。第6スイッチング素子164のベースはpnp型バイポーラトランジスタである第8スイッチング素子174のコレクタと接続される。第12抵抗166の一端および第13抵抗168の一端は第7抵抗140の他端と接続される。第13抵抗168の他端は第14抵抗170の一端と接続され、その接続ノードはpnp型バイポーラトランジスタである第7スイッチング素子172のベースと接続される。第14抵抗170の他端は接地される。第12抵抗166の他端は第7スイッチング素子172のエミッタおよび第8スイッチング素子174のエミッタと接続される。第7スイッチング素子172のコレクタは接地される。第15抵抗176の一端にはTC信号S6が入力され、他端は第8スイッチング素子174のベースと接続される。
図6に示される切替回路160およびマスク回路162では、TC信号S6の電圧が第13抵抗168や第14抵抗170の抵抗値で決まるしきい値電圧より低い場合、第6スイッチング素子164がオンされる。その結果、第2スイッチング素子134のベースはHi/Lo切替信号S2によらずにローレベルに固定される。そしてTC信号S6の電圧が上昇してしきい値電圧を超えると、上記のHi/Lo切替信号S2に基づく切替制御が行われる。
なお、しきい値電圧は実験により定めてもよい。
図7は、変形例に係る調整回路156を含む放電灯点灯回路を使用して実測された、光束の立ち上がり波形を示す波形図である。図7の横軸は時間、縦軸は光束を示す。放電灯226としては低電力放電灯が使用された。波形308、波形310、波形312、の測定条件はそれぞれ、図5の波形302、波形304、波形306の測定条件に対応する。時刻t2で電源スイッチ8がオンされた。
本変形例によると、図7にも見られる通り、過渡期間内における前照灯ユニット210の状態の切替に伴う光束の変動を抑えることができる。また、実施の形態と同様に、定常点灯期間においては設計思想の通り、25W/35Wの切替が安定してスムーズに行われる。
あるいはまた、上記マスク機能を維持しつつ回路をより簡素化するために、第1抵抗切替回路120および第2抵抗切替回路122をそれぞれ一つの抵抗で置き換え、代わりに第3抵抗128と並列にHi/Lo切替信号S2によるオンオフ切替可能な抵抗を設けてもよい。マスク回路は過渡期間中このオンオフ切替をマスクしてもよい。
実施の形態では、放電灯226を交流電圧で駆動する場合について説明したが、これに限られず、放電灯226を直流電圧で駆動する放電灯点灯回路に実施の形態に係る技術的思想を適用してもよい。この場合、実施の形態からインバータ回路30を除去した構成を使用してもよい。あるいはまた、実施の形態に係る技術的思想は、いわゆるダブルコンバータ型の放電灯点灯回路に適用されてもよい。
実施の形態では、絶縁型のDC/DCコンバータを使用する場合について説明したが、これに限られず、非絶縁型のDC/DCコンバータが使用されてもよい。
実施の形態では、放電灯226と放電灯点灯回路100とを別体として説明したが、これに限られず、放電灯が放電灯点灯回路に組み込まれてもよい。
実施の形態では、放電灯点灯回路100は放電灯226に電力を供給する場合について説明したが、これに限られない。本実施の形態に係る技術的思想は、LED(Light Emitting Diode)などの半導体光源に電力を供給する点灯回路にも適用できる。
6 バッテリ、 8 電源スイッチ、 10 点灯制御回路、 20 スタータ回路、 30 インバータ回路、 100 放電灯点灯回路、 210 前照灯ユニット、 226 放電灯、 CONV DC/DCコンバータ。

Claims (5)

  1. 配光変更手段によって第1状態と前記第1状態とは配光パターンが異なる第2状態とを切替可能な車両用灯具の光源として使用される放電灯に電力を供給する放電灯点灯回路であって、
    前記車両用灯具における前記第1状態から前記第2状態への切替に合わせて前記放電灯に供給する電力を変えることを特徴とする放電灯点灯回路。
  2. 前記放電灯に供給する電力の基準値が、前記車両用灯具における前記第1状態と前記第2状態とで等しくなるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯回路。
  3. 前記放電灯に電力を供給し始めてから所定の期間は、前記車両用灯具における前記第1状態から前記第2状態への切替に合わせて前記放電灯に供給する電力を変えないことを特徴とする請求項1または2に記載の放電灯点灯回路。
  4. 前記放電灯点灯回路は、前記放電灯への電力の供給を止めるための制御を行ってから経過した時間を計測するためのタイマキャパシタを備え、
    前記所定の期間は、前記タイマキャパシタの電圧に基づいて決定されることを特徴とする請求項3に記載の放電灯点灯回路。
  5. 前記放電灯点灯回路は、前記車両用灯具における前記第1状態から前記第2状態への切替に合わせて前記放電灯に供給する電力を大きくし、
    前記放電灯点灯回路は、前記車両用灯具の前記第1状態において、前記放電灯から安定した光束の光が出力される定常点灯時に前記放電灯に30ワットより小さな電力を供給することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の放電灯点灯回路。
JP2010184633A 2010-08-20 2010-08-20 放電灯点灯回路 Expired - Fee Related JP5551545B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010184633A JP5551545B2 (ja) 2010-08-20 2010-08-20 放電灯点灯回路
EP11177472A EP2420407A1 (en) 2010-08-20 2011-08-12 Discharge lamp lighting circuit
CN201110238032.1A CN102378459B (zh) 2010-08-20 2011-08-18 放电灯点灯电路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010184633A JP5551545B2 (ja) 2010-08-20 2010-08-20 放電灯点灯回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012040967A true JP2012040967A (ja) 2012-03-01
JP5551545B2 JP5551545B2 (ja) 2014-07-16

Family

ID=44508926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010184633A Expired - Fee Related JP5551545B2 (ja) 2010-08-20 2010-08-20 放電灯点灯回路

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP2420407A1 (ja)
JP (1) JP5551545B2 (ja)
CN (1) CN102378459B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015020542A (ja) * 2013-07-18 2015-02-02 株式会社小糸製作所 車両用前照灯
JP2015110356A (ja) * 2013-12-06 2015-06-18 株式会社小糸製作所 車両用灯具
JP2022500836A (ja) * 2018-09-24 2022-01-04 ヴァレオ ビジョンValeo Vision 検出装置および自動車用照明装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018085222A (ja) * 2016-11-24 2018-05-31 東芝ライテック株式会社 放電ランプ、車両用灯具、および車両用照明装置
JP2018092829A (ja) * 2016-12-06 2018-06-14 東芝ライテック株式会社 放電ランプ、車両用照明装置、および車両用灯具

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004311215A (ja) * 2003-04-07 2004-11-04 Mitsubishi Electric Corp 放電灯点灯装置
JP2005219713A (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Ichikoh Ind Ltd 配光制御システム
JP2009262707A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 配光可変型放電灯点灯装置、車両用前照灯灯具

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0741816B2 (ja) * 1989-07-03 1995-05-10 株式会社小糸製作所 車輌用前照灯装置
JP4208251B2 (ja) * 1997-06-06 2009-01-14 ハリソン東芝ライティング株式会社 メタルハライド放電ランプ、メタルハライド放電ランプ点灯装置および照明装置
JP2001138799A (ja) * 1999-08-30 2001-05-22 Koito Mfg Co Ltd 車輌用照明装置
JP3878776B2 (ja) 1999-09-10 2007-02-07 株式会社小糸製作所 車輌用放電灯装置
JP3806279B2 (ja) * 2000-01-20 2006-08-09 株式会社小糸製作所 放電灯点灯回路
JP3898462B2 (ja) * 2001-05-14 2007-03-28 株式会社小糸製作所 車両用前照灯
JP2006216251A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Koito Mfg Co Ltd 車両用前照灯装置
JP4927453B2 (ja) * 2005-08-01 2012-05-09 フェニックス電機株式会社 高圧放電灯の点灯回路
JP4667321B2 (ja) * 2005-10-06 2011-04-13 株式会社小糸製作所 車輌用灯具
WO2009104115A1 (en) * 2008-02-20 2009-08-27 Philips Intellectual Property & Standards Gmbh Automotive front lighting system with adaptive arc shaping

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004311215A (ja) * 2003-04-07 2004-11-04 Mitsubishi Electric Corp 放電灯点灯装置
JP2005219713A (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Ichikoh Ind Ltd 配光制御システム
JP2009262707A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 配光可変型放電灯点灯装置、車両用前照灯灯具

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015020542A (ja) * 2013-07-18 2015-02-02 株式会社小糸製作所 車両用前照灯
JP2015110356A (ja) * 2013-12-06 2015-06-18 株式会社小糸製作所 車両用灯具
JP2022500836A (ja) * 2018-09-24 2022-01-04 ヴァレオ ビジョンValeo Vision 検出装置および自動車用照明装置
US20220032842A1 (en) * 2018-09-24 2022-02-03 Valeo Vision Detector device and automotive lighting device
JP2023027318A (ja) * 2018-09-24 2023-03-01 ヴァレオ ビジョン 検出装置および自動車用照明装置
JP7417702B2 (ja) 2018-09-24 2024-01-18 ヴァレオ ビジョン 検出装置および自動車用照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP2420407A1 (en) 2012-02-22
JP5551545B2 (ja) 2014-07-16
CN102378459A (zh) 2012-03-14
CN102378459B (zh) 2014-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6278298B2 (ja) 点灯装置及びそれを用いた前照灯装置、並びに車両
JP4535383B2 (ja) 車両用灯具の点灯制御装置
JP5551545B2 (ja) 放電灯点灯回路
JP5624269B2 (ja) 照明装置、車室内用照明装置、車両用照明装置
JP2016074235A (ja) 車両用灯具およびその点灯回路
KR101667280B1 (ko) 통합된 가스 방전 램프
US20180339642A1 (en) Vehicle lamp and lighting circuit of light source
JP2009277514A (ja) Led調光用点灯装置、車両用照明装置、照明器具
JP2007038723A (ja) 車両用灯具の点灯制御装置
JP6101587B2 (ja) 車両用前照灯
JP2009302296A (ja) 発光ダイオード駆動装置並びにそれを用いた照明器具、車室内用照明装置、車両用照明装置
JP2011009474A (ja) 発光ダイオード駆動装置、並びにそれを用いた照明器具、車室内用照明装置、車両用照明装置
JP5320099B2 (ja) 車両用前照灯装置及び車両用前照灯器具
JP2005101016A (ja) 放電灯点灯装置及び車載用照明器具
JP6238159B2 (ja) 点灯装置及びそれを用いた前照灯装置、並びに車両
US9232617B2 (en) Discharge lamp electronic ballast luminaire and vehicle with same
US7208880B2 (en) Vehicular lamp
JP4601558B2 (ja) 車両用発光装置
JP2011187460A (ja) Led調光用点灯装置、車両用照明装置、照明器具
JP5853145B2 (ja) Led点灯装置及びそれを用いた照明器具
JP4464192B2 (ja) 車両用灯具、冷陰極蛍光灯点灯装置、および冷陰極蛍光灯点灯方法
JP5373417B2 (ja) 放電灯点灯回路
JP5895212B2 (ja) 放電灯点灯装置、この放電灯点灯装置を搭載した車両の前照灯及び車両
JP5180738B2 (ja) メタルハライドランプ用点灯装置およびそれを用いた前照灯ならびに車輌
JP2010155595A (ja) 車両用ヘッドランプ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140522

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5551545

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees