JP2012037802A - 画像表示器 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造時の公差の影響を受けることなくレンチキュラーレンズを通して画像を常に正しく見ることができるようにする。
【解決手段】額縁状のフレーム2と、画像シート7がフレーム2との間に挟まれるレンチキュラーレンズ3を有するレンズ部材4を備える。画像シート7とレンチキュラーレンズ3との位置合わせを行う調整機構6を備える。レンズ部材4はフレーム2に対して移動可能である。調整機構6は、フレーム2の外に露出する操作用回転体5を備える。この回転体5は、回転することにより移動する偏心カム37を備え、この偏心カム37は、レンズ部材4に接続されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レンチキュラーレンズを有する画像表示器に関するものである。
従来のこの種の画像表示器としては、例えば特許文献1に記載されているものがある。特許文献1に開示された画像表示器は、表示器本体とレンチキュラーレンズとの間に画像シートを挟む構造が採られている。画像シートは、レンチキュラーレンズを重ねて見る画像を有し、紙又はプラスチックフィルムによって形成されている。
ところで、レンチキュラーレンズを通して画像を見る場合、レンチキュラーレンズを構成する多数の断面かまぼこ状の凸レンズと、レンチキュラーレンズを通して見るために分割して形成された多数の分割画像とを正確に合わせる必要がある。
この画像表示器において、上記各凸レンズと分割画像との位置合わせは、複数の位置決めピンをレンチキュラーレンズと画像シートとに貫通させることによって行われている。すなわち、レンチキュラーレンズと画像シートとには、前記位置合わせを行うために複数の貫通孔が予め穿設されている。また、表示器本体には、前記複数の位置決めピンが立設されている。
特開2003−344807号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている画像表示器では、レンチキュラーレンズを通して見える画像の奥行きが十分でなかったり、画像が不自然に歪んで見えるおそれがあった。これは、前記位置決めピンの位置、太さ、貫通孔の位置、孔径などには必ず公差があるし、製造誤差を0にすることは難しいからである。特許文献1に示す画像表示器は、上述したような場合に画像を正しく見ることができるように修正することはできないものである。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、製造時の公差の影響を受けることなくレンチキュラーレンズを通して画像を常に正しく見ることができる画像表示器を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る画像表示器は、額縁状に形成された基部と、前記基部と対向するレンチキュラーレンズを有し、前記基部との間に画像シートを挟む状態で基部に着脱可能に保持されたレンズ部と、前記画像シートと前記レンチキュラーレンズとの位置合わせを行う調整機構とを備え、前記画像シートとレンズ部とのうちいずれか一方の部材は、前記基部に対して、前記レンチキュラーレンズの凹凸が並ぶ第1の方向に移動可能であり、前記調整機構は、前記基部の外に露出する状態で前記基部に回転自在に支持された操作用回転体を備え、前記操作用回転体は、回転することにより前記第1の方向に移動する移動子を備え、前記移動子は、前記移動可能な一方の部材に接続されているものである。
本発明は、前記発明において、前記レンズ部を前記基部に着脱可能に保持する部分は、保持状態において、前記レンズ部が前記画像シートを基部に押し付けるように形成されているものである。
本発明は、前記発明において、前記移動可能な一方の部材はレンズ部であり、前記回転体は、前記基部に回転自在に支持された回転軸と、この回転軸と同一軸線上に位置する円板状のダイヤルとを備え、前記移動子は、前記回転軸に突設された偏心カムによって形成され、かつ前記レンズ部の側部に回転自在に嵌合しているものである。
本発明は、前記発明において、前記レンズ部には、画像シートの両側方で前記第1の方向とは直交する第2の方向に延びる第1の側板と第2の側板とが設けられ、これらの第1、第2の側板と前記画像シートとの間には、前記偏心カムが回転することにより往復する前記レンズ部の往復ストロークに相当する隙間が形成されているものである。
本発明は、前記発明において、前記基部における前記調整機構の回転体が取付けられる取付部と、前記レンズ部または前記画像シートにおける前記回転体が接続される接続部とは、前記回転体が着脱可能となるように形成され、かつ前記第1の方向の両端部と、この第1の方向とは直交する第2の方向の両端部とにそれぞれ設けられているものである。
本発明は、前記発明において、前記画像シートをジグソーパズルとしたものである。
本発明によれば、操作用回転体が回転することによって、画像シートとレンズ部とのうち一方が他方に対して前記第1の方向に移動する。操作用回転体は、基部の外に露出しているから、利用者がレンチキュラーレンズを通して立体画像を見ながら容易に操作することができる。このため、利用者は、レンチキュラーレンズを通して立体画像が正しく見えるように画像シートとレンズ部との相互の位置を修正することができる。
したがって、製造時の公差の影響を受けることなくレンチキュラーレンズを通して立体画像を常に正しく見ることが可能な画像表示器を提供することができる。
本発明に係る画像表示器の正面図である。 基部を前側から見た状態を示す斜視図である。 基部を裏側から見た斜視図である。 基部の一部を拡大して示す斜視図である。 図1におけるV−V線断面図である。 図1におけるVI−VI線断面図である。 図1におけるVII−VII線断面図である。 レンズ部を裏側から見た斜視図である。 レンズ部の一部を拡大して示す斜視図である。 調整部材を示す図で、同図(a)は平面図、同図(b)はピン側から見た斜視図、同図(c)は偏心カム側から見た斜視図である。 画像表示器の一部を破断して示す分解斜視図である。 画像表示器の一部を破断して示す分解斜視図で、同図は、調整部材を傾斜させて基部に接触させた状態で描いてある。 画像表示器の一部を破断して示す分解斜視図で、同図は、画像シートを基部に重ねた状態で描いてある。 本発明に係る画像表示器の一部を破断して示す斜視図である。 本発明に係る画像表示器の要部を裏側から見た状態を示す斜視図である。 調整機構の動作を説明するための図である。同図(a)は、偏心カムが初期の位置にあるときの要部を拡大して示す断面図、同図(b)は同じく平面図で、(b)図においては、(a)図の破断位置をA−A線によって示す。図(c)は偏心カムが90°回転したときの要部を拡大して示す断面図、(d)は同じく平面図で、(d)図においては、(c)図の破断位置をC−C線によって示す。 調整機構の動作を説明するための図である。同図(a)は偏心カムが180°回転したときの要部を拡大して示す断面図、同図(b)は同じく平面図で、(b)図においては、(a)図の破断位置をA−A線によって示す。同図(c)は偏心カムが270°回転したときの要部を拡大して示す断面図、同図(d)は同じく平面図で、(d)図においては、(c)図の破断位置をC−C線によって示す。
以下、本発明に係る画像表示器の一実施の形態を図1〜図17によって詳細に説明する。この実施の形態においては、画像表示器の表側(正面側)を前側あるいは前部といい、裏側を後側あるいは後部という。また、前側と後側とを結ぶ方向を前後方向という。
図1に示す画像表示器1は、額縁状に形成されたフレーム2と、このフレーム2と対向するレンチキュラーレンズ3を有するレンズ部材4と、このレンズ部材4を操作用回転体5によって移動させる構成の調整機構6とを備えている。レンズ部材4は、詳しくは後述するが、前記フレーム2と前記レンチキュラーレンズ3との間に画像シート7が挟まれる状態でフレーム2に着脱可能に保持されている。この実施の形態においては、前記フレーム2によって本発明でいう基部が構成され、前記レンズ部材4によって本発明でいうレンズ部が構成されている。
前記画像シート7は、前記フレーム2と前記レンチキュラーレンズ3との間に挟まれて保持されている。この実施の形態による画像シート7は、前記レンチキュラーレンズ3を重ねることによって立体的に見える立体画像(図示せず)を多数のピースに分割したジグソーパズルである。この画像表示器1は、前記画像シート7にレンチキュラーレンズ3を重ね、前記立体画像を立体的に見えるようにするためのものである。
前記フレーム2は、図1および図2に示すように、正面視において長方形状に形成されている。このフレーム2は、外縁部分に位置する枠部11と、この枠部11の内側に溝部12を介して接続された支持台部13とによって構成されている。前記枠部11と、前記溝部12と、前記支持台部13とは、一体成形により一体に形成されている。このフレーム2を形成する材料はプラスチックである。
前記枠部11は、図2〜図5に示すように、フレーム2の四辺において前後方向に延びる4枚の側板11a〜11dと、これらの側板11a〜11dの前端に接続された前面板11eとによって構成されている。前記各側板11a〜11dには、後述する調整機構6の回転体5を回転自在に支持するための軸孔14(図3,4および図7参照)が穿設されている。回転体5は、詳細は後述するが、フレーム2の外側に位置する外端部が軸孔14に回転自在に嵌合させられ、軸孔14に回転自在に支持されている。
前記溝部12は、図5に示すように、前方(同図においては上方)に向けて開放する断面コ字状に形成されており、図1に示すように、正面視においてロ字状に形成されている。詳述すると、溝部12は、図5に示すように、前記枠部11の前面板11eから後方に延びる外部側板12aと、この外部側板12aの後端からフレーム2の内側に延びる底板12bと、この底板12bの内端から前方に延びる内部側板12cとによって形成されている。
前記外部側板12aには、図3,4および図7に示すように、後述する調整機構6の回転体5を挿入するためのU字状の切り欠き15と、回転体5に押し付けられる突起16とが形成されている。これらの切り欠き15と突起16とは、前記軸孔14と対向するような位置に形成されている。
前記底板12bには、図3,4および図15に示すように、第1の開口17と第2の開口18とが形成されている。第1の開口17は、後述する調整機構6の回転体5を通すためのもので、前記切り欠き15が接続するように底板12bに形成されている。この実施の形態においては、前記軸孔14と、切り欠き15と、突起16と、第1の開口17とによって、調整機構6の回転体5を取付けるための取付部21が構成されている。この取付部21は、図3に示すように、フレーム2の前記各辺と対応する4箇所に設けられている。
前記第2の開口18は、図6および図15に示すように、後述するレンズ部材4の保持用突部22とフレーム2のフック23とを挿入するためのものである。保持用突部22には、図14および図15に示すように、後述するフレーム2のフック23が係合する係合穴24が形成されているとともに、前記底板12bより後方に突出する押圧片25が形成されている。また、第2の開口18は、図4および図6に示すように、前記底板12bからフレーム2の内部側板12cに延びるように形成されている。
前記フック23は、レンズ部材4をフレーム2で保持するためのものである。この実施の形態によるフック23は、支持台部13から後方に延びる断面U字状の可撓部23aと、この可撓部23aの先端部分に設けられた係止片23bとによって構成されている。フック23は、レンズ部材4の前記保持用突部22が第2の開口18内に挿入されることによって、保持用突部22の係合穴24に係合するように構成されている。すなわち、保持用突部22が第2の開口18内に挿入されると、係止片23bは、保持用突部22に押され、これに伴って可撓部23aが撓むことにより支持台部13側に後退する。
保持用突部22がさらに進み、係合穴24が係止片23bと対向するようになると、係止片23bが可撓部23aのばね力によって係合穴24の中に入る。この係合を解除するときは、フック23の係止片23bが係合穴24の外に出るように、保持用突部22の押圧片25を図15において左下側へ押圧して保持用突部22を弾性変形させ、この状態でレンズ部材4を前方に引くことによって行う。
この実施の形態によるフック23は、保持用突部22に係合した状態において、レンズ部材4によって画像シート7がフレーム2の支持台部13に押し付けられるように形成されている。
前記係合穴24の開口幅は、図14に示すように、フック23の係止片23bの幅より広くなるように形成されている。また、前記係止片23bは、図6に示すように、係合穴24を通して保持用突部22から所定寸法だけ外側(図6においては左側)に突出するように形成されている。すなわち、保持用突部22とフック23とは、係合状態であっても、レンズ部材4を上下方向と左右方向とに僅かに移動させることができるように形成されている。
この実施の形態による前記第2の開口18とフック23とは、図3に示すように、フレーム2の各辺の長手方向の略中央部に配設されている。
前記支持台部13は、後述する画像シート7を重ねるためのものである。この支持台部13は、図2および図5に示すように、前記内部側板12cの前端からフレーム2の内側に延びる板によって形成されている。この支持台部13の中央部には開口13aが形成されている。また、この支持台部13の前面には、画像シート7の移動を少なく抑えるために抵抗付与部材26が設けられている。この抵抗付与部材26は、例えばサンドペーパーのようなシート状のものが用いられ、画像シート7の裏面に接触するように支持台部13に貼付けられている。
レンズ部材4は、図8および図9に示すように、長方形状に形成されたレンチキュラーレンズ3と、このレンチキュラーレンズ3の4辺に設けられた第1〜第4の側板4a〜4dとによって構成されている。レンチキュラーレンズ3は、従来からよく知られているように、断面かまぼこ型の多数の凸レンズ(図示せず)を並べた構造のものである。各凸レンズは、図1において上下方向に伸びるように形成されている。また、多数の凸レンズは、図1において左右方向に並べられている。以下においては、これらの凸レンズが並ぶ方向(レンチキュラーレンズ3の凹凸が並ぶ方向であって図1において左右方向)を第1の方向といい、この第1の方向とは直交する方向(図1においては上下方向)を第2の方向という。
レンズ部材4における前記第1の方向の両端部には、前記第1の側板4aと前記第2の側板4bが設けられている。これらの第1、第2の側板4a,4bは、図1において上下方向に延びるように形成されている。一方、レンズ部材4における前記第2の方向の両端部には、前記第3の側板4cと前記第4の側板4dとが設けられている。これらの第3、第4の側板4c,4dは、図1において左右方向に延びるように形成されている。
第1〜第4の側板4a〜4dには、図8に示すように、上述した保持用突部22が一体に形成されている。保持用突部22は、第1〜第4の側板4a〜4dにおける長手方向の中央部であって、後端部に設けられている。
また、これらの第1〜第4の側板4a〜4dの外側には、後述する調整機構6の回転体5が挿入される溝31が形成されている。この溝31は、第1〜第4の側板4a〜4dに突設された2本の柱状突起32,32の間に前後方向に延びるように形成されている。
前記調整機構6は、図14および図15に示すように、フレーム2に支持された回転体5と、この回転体5が接続するレンズ部材4の前記溝31とによって構成されている。回転体5は、図10(a),(b)に示すように、円板状のダイヤル33と、このダイヤル33の一端部に設けられた回転軸34と、ダイヤル33の他端部にばね片35を介して接続されたピン36とを備えている。この回転体5は、図14および図15に示すように、フレーム2の上下方向の両端部に位置する側板11c,11dと、溝部12の外部側板12aとの間にそれぞれ収容され、これらの板部材に回転自在に支持されている。
この回転体5を形成する材料はプラスチックである。前記ダイヤル33と、前記回転軸34と、前記ばね片35およびピン36とは、一体成形により一体に形成されている。前記回転軸34は、円柱状に形成されており、ダイヤル33と同一軸線上に位置付けられている。回転軸34の外径は、前記フレーム2の切り欠き15に回転自在に嵌合するように形成されている。回転軸34の先端部には、レンズ部材4に接続される偏心カム37が突設されている。この実施の形態においては、この偏心カム37によって、本発明でいう移動子が構成されている。
偏心カム37は、回転軸34より細い円柱状に形成されており、回転軸34とは偏心した位置で回転軸34の軸線と平行な方向に延びている。この偏心カム37の外径は、図16(a)に示すように、前記溝31に嵌合する寸法に形成されている。この実施の形態による偏心カム37には、回転軸34に対して偏心する方向に向かって僅かに尖るような形状の頂部37aと、この頂部37aとは径方向の反対側に位置する扁平部37bとが形成されている。このように偏心カム37に頂部37aと扁平部37bとを形成した理由は、偏心カム37がレンズ部材4を駆動するときにレンズ部材4に等加速度運動をさせるためである。
前記ばね片35は、図10(a)に示すように、弾性変形できるように断面略字状に形成された可撓部35aと、この可撓部35aの先端部分に設けられた摘み部35bとによって構成されている。前記ピン36は、前記側板11a〜11dの軸孔14に回転自在に嵌合する円柱状に形成されている。また、このピン36は、前記回転軸34と同一軸線上に位置するようにばね片35に突設されている。このピン36は、作業者(図示せず)が前記摘み部35bをダイヤル33側に押して可撓部35aが撓むことによって、図14に示す使用位置からダイヤル33側に僅かに移動し、軸孔14から出される。
この実施の形態による回転体5の軸線方向の長さ(偏心カム37の先端面と、ばね片35の最もダイヤル33から離間する端面との間隔)は、組立状態でばね片35が僅かに圧縮させられるような長さに形成されている。ここでいう組立状態とは、回転体5がフレーム2に支持され、さらに、フレーム2にレンズ部材4が取付けられて溝31に偏心カム37が嵌合している状態をいう。
この回転体5は、図1に示すように、フレーム2の上下方向(第2の方向)の両端部に位置する二つの取付部21,21にそれぞれ取付けられている。回転体5をフレーム2に取付けるためには、先ず、図11および図12に示すように、回転軸34をフレーム2の枠部11の後方(裏側)から切り欠き15に挿入する。このときは、ピン36がフレーム2より後方(図12においては下方)に位置するように回転体5を傾斜させる。
次に、ばね片35の摘み部35bをダイヤル33側に押してピン36をダイヤル33側に移動させる。そして、この状態で回転体5を前記傾斜が解消されるように回転軸34を中心にして揺動させ、図13に示すように、ピン36をフレーム2の軸孔14に嵌合させる。回転体5をフレーム2から取り外す場合は、上記とは逆の手順で行うことができる。このように回転軸34が切り欠き15に嵌合するとともに、ピン36が軸孔14に嵌合することにより、回転体5がフレーム2に回転自在に支持される。回転体5がフレーム2に取付けられている状態において、ダイヤル33は、図15に示すように、フレーム2の裏側に露出する。
回転体5の前記偏心カム37は、回転体5がフレーム2に取付けられている状態でレンズ部材4がフレーム2に取付けられることによって、レンズ部材4の溝31に嵌合する。レンズ部材4のフレーム2への取付けは、フレーム2の支持台部13に画像シート7を重ねた状態でレンズ部材4の保持用突部22をフレーム2の溝部12内に挿入し、保持用突部22にフック23を係合させることによって行う。このとき、レンズ部材4の溝31に偏心カム37を嵌合させる。偏心カム37が前記溝31に嵌合している状態で回転体5を回転させると、偏心カム37が回転軸34を中心にして回転し、偏心カム37が図1において左右方向(第1の方向)に移動する。偏心カム37がこのように移動することによって、レンズ部材4がフレーム2に対して左右方向に移動する。
この実施の形態による画像表示器1は、このようにレンズ部材4をフレーム2に対して第1の方向に移動させることによって、画像シート7とレンチキュラーレンズ3との位置合わせを行うことができるものである。なお、画像シート7は、支持台部13の抵抗付与部材26に接触しており、フレーム2に対しては移動し難い。すなわち、画像シート7は、レンズ部材4の第1,2の側板4a,4bで押されない限りは、レンズ部材4がフレーム2に対して移動したとしてもレンズ部材4とともに移動することはない。
画像シート7の幅(第1の方向の幅)は、レンズ部材4の第1の側板4aと第2の側板4bとの間の間隔より狭くなるように形成されている。この実施の形態においては、第1、第2の側板4a,4bと画像シート7との間に、前記偏心カム37が回転軸34を中心にして回転することにより往復する前記レンズ部材4の往復ストロークに相当する隙間S{図17(d)参照}が形成されている。
画像シート7は、支持台部13に正しく載せたとしても、レンズ部材4をフレーム2に取付けるときにフレーム2が揺れたり振動したりしてレンチキュラーレンズ3に対して大きく傾いてしまうことがある。このような場合は、調整機構6を使用して画像シート7の傾斜を修正する。この修正を行うときの操作を図16によって説明する。ここでは、図16(a),(b)に示す状態を初期の状態として説明する。この初期状態においては、図16(a)に示すように、偏心カム37は後側(図においては下側)に位置している。また、初期状態においては、図16(b)に示すように、平面視において、画像シート7の左下の角部分がレンズ部材4の第1の側板4aに接触している。
このように傾いた画像シート7の角度を修正するためには、フレーム2の下部と上部とに設けられている二つの回転体5,5を順次回転させることによって行う。すなわち、先ず、フレーム2の下部に位置する回転体5のダイヤル33を図16(a)示す位置から、たとえば反時計方向に回転させる。ダイヤル33を90°回転させると、同図(c),(d)に示すように、偏心カム37が右側に移動する。この結果、画像シート7は、レンズ部材4の第1の側板4aによって押されて強制的に右側に移動させられる。この例においては、ダイヤル33が90°回転した状態で偏心カム37が最も右側に移動する。ダイヤル33がさらに90°回転して初期状態から180°回転すると、図17(a)に示すように、偏心カム37が左側に移動する。このときは、図17(b)に示すように、レンズ部材4の第2の側板4bが画像シート7より右方に離間した位置にあるために、画像シート7が移動することはない。
ダイヤル33がさらに90°回転して初期状態から270°回転すると、図17(c)に示すように、偏心カム37が最も左側の位置まで移動する。このときは、図17(d)に示すように、レンズ部材4の第2の側板4bが画像シート7と接触するような位置まで移動する。ダイヤル33がさらに90°回転して初期状態から360°回転すると、図16(a),(b)に示すように、偏心カム37およびレンズ部材4は初期の位置に戻る。図16(b)に示す位置までレンズ部材4が移動することによって、画像シート7の下部はレンズ部材4の左右方向の略中央に位置するようになる。
次に、フレーム2の上部に位置する回転体5について上記と同様の操作を行う。フレーム2の上部の回転体5が1回転以上回転すると、画像シート7の上部がレンズ部材4の左右方向の略中央に位置するようになる。その後、レンチキュラーレンズ3を通して画像シート7の立体画像を見ながら前記二つの回転体5を僅かずつ回し、レンチキュラーレンズ3と前記立体画像との位置合わせを行うことによって、前記立体画像が正しく立体的に見えるようになる。
すなわち、上述したように構成された画像表示器1によれば、調整機構6の回転体5が回転することによって、レンズ部材4が画像シート7に対して前記第1の方向に移動する。回転体5は、フレーム2の外に露出しているから、利用者がレンチキュラーレンズ3を通して立体画像を見ながら容易に操作することができる。このため、利用者は、レンチキュラーレンズ3を通して立体画像が正しく見えるように画像シート7とレンズ部材4との相互の位置を修正することができる。
したがって、この実施の形態によれば、製造時に各部材に公差があるにもかかわらず、レンチキュラーレンズ3を通して立体画像を常に正しく見ることが可能な画像表示器を提供することができる。
この実施の形態による画像表示器1の前記フック23は、レンズ部材4を保持した状態において、レンズ部材4が画像シート7をフレーム2に押し付けるように形成されている。
このため、レンズ部材4をフレーム2に保持させることによって、画像シート7にレンチキュラーレンズ3を密着させることができる。したがって、この実施の形態によれば、レンチキュラーレンズ3を通して立体画像をより一層鮮明に見ることができる。
この実施の形態による画像表示器1は、レンチキュラーレンズ3と画像シート7との位置合わせを行うに当たってレンズ部材4をフレーム2や画像シート7に対して移動させるものである。また、調整機構6の回転体5は、円板状のダイヤル33と、このダイヤル33の軸心部に突設されてフレーム2に回転自在に支持された回転軸34とを備えている。さらに、調整機構6の移動子は、前記回転軸34に設けられた偏心カム37によって形成され、かつ前記レンズ部材4の第1、第2の側板4a,4bに回転自在に嵌合している。
このため、この実施の形態による調整機構6は、構造が単純であるから、低いコストで製造することができる。したがって、この実施の形態によれば、立体画像を正しく見ることができる画像表示器を低い価格で提供することが可能になる。
この実施の形態によるレンズ部材4には、画像シート7の両側方で前記第1の方向とは直交する第2の方向に延びる第1の側板4aと第2の側板4bとが設けられている。これらの第1、第2の側板4a,4bと前記画像シート7との間には、前記偏心カム37が回転することにより往復するレンズ部材4の往復ストロークに相当する隙間Sが形成されている。
このため、この実施の形態に示したように、画像シート7の形状が第1、第2の側板4a,4bと平行な2辺を有する形状である場合、レンズ部材4が調整機構6による駆動によって往復動作をすると、前記2辺が第1、第2の側板4a,4bと平行になるように画像シート7を移動させることができる。したがって、この実施の形態によれば、画像シート7の傾斜を修正することが可能な画像表示器を提供することができる。
この実施の形態による画像表示器1においては、フレーム2における前記回転体5が取付けられる取付部21と、レンズ部材4における回転体5が接続される部分(溝31)とは、回転体5が着脱可能となるように形成されている。また、これらの部分は、前記第1の方向の両端部と、この第1の方向とは直交する第2の方向の両端部とにそれぞれ設けられている。
このため、前記回転体5を取付ける位置を例えばフレーム2における第1の方向の両端部から第2の方向の両端部に変えることによって、レンズ部材4の移動する方向を90度変えることができる。
すなわち、この実施の形態による画像表示器1は、次に説明する二つの使用形態を採ることが可能なものである。第1の使用形態は、図1〜図16に示す使用形態で、縦長に形成された画像シート7およびレンズ部材4をフレーム2に装着した使用形態である。第2の使用形態は、横長に形成された画像シート7およびレンズ部材4をフレーム2に装着した使用形態である。第2の使用形態を採るときは、図1において左右方向の両端部に位置する二箇所の取付部21,21に回転体5が取付けられる。したがって、この実施の形態によれば、縦長と横長の画像シート7を使用できるから、汎用性が高い画像表示器1を提供することができる。
この実施の形態による画像表示器1は、ジグソーパズルからなる画像シート7を使用している。このため、この画像表示器1は、ジグソーパズルを作る楽しみと、ジグソーパズルを作った後に立体画像として見る楽しみとを利用者に与えることができる。
なお、本発明に係る画像表示器1に使用する画像シート7は、ジグソーパズルに限定されることはなく、立体画像が印刷された一枚のシートによって構成することができる。
上述した実施の形態による画像表示器1は、レンズ部材4を画像シート7に対して移動させる構成を採っている。しかし、本発明は、このような限定にとらわれることはなく、画像シート7がレンズ部材4に対して移動する構成を採ることができる。この場合、レンズ部材4は、フレーム2に移動することができないように固定される。また、画像シート7は、トレイ(図示せず)に収納され、このトレイを介してフレーム2に移動自在に保持される。調整機構6の回転体5は、フレーム2に回転自在に支持され、偏心カム37は、前記トレイに回転自在に嵌合される。
また、調整機構6は、上述した実施の形態で示したような偏心カム37を利用して構成する他に、ねじ部材が回転することにより進退する原理を利用して構成することができる。
1…画像表示器、2…フレーム、3…レンチキュラーレンズ、4…レンズ部材、4a…第1の側板、4b…第2の側板、5…回転体、6…調整機構、7…画像シート、21…取付部、23…フック、33…ダイヤル、34…回転軸、35…ばね片、37…偏心カム。

Claims (6)

  1. 額縁状に形成された基部と、
    前記基部と対向するレンチキュラーレンズを有し、前記基部との間に画像シートを挟む状態で基部に着脱可能に保持されたレンズ部と、
    前記画像シートと前記レンチキュラーレンズとの位置合わせを行う調整機構とを備え、
    前記画像シートとレンズ部とのうちいずれか一方の部材は、前記基部に対して、前記レンチキュラーレンズの凹凸が並ぶ第1の方向に移動可能であり、
    前記調整機構は、前記基部の外に露出する状態で前記基部に回転自在に支持された操作用回転体を備え、
    前記操作用回転体は、回転することにより前記第1の方向に移動する移動子を備え、
    前記移動子は、前記移動可能な一方の部材に接続されていることを特徴とする画像表示器。
  2. 請求項1記載の画像表示器において、前記レンズ部を前記基部に着脱可能に保持する部分は、保持状態において、前記レンズ部が前記画像シートを基部に押し付けるように形成されていることを特徴とする画像表示器。
  3. 請求項1または請求項2記載の画像表示器において、前記移動可能な一方の部材はレンズ部であり、
    前記回転体は、前記基部に回転自在に支持された回転軸と、この回転軸と同一軸線上に位置する円板状のダイヤルとを備え、
    前記移動子は、前記回転軸に突設された偏心カムによって形成され、かつ前記レンズ部の側部に回転自在に嵌合していることを特徴とする画像表示器。
  4. 請求項3記載の画像表示器において、前記レンズ部には、画像シートの両側方で前記第1の方向とは直交する第2の方向に延びる第1の側板と第2の側板とが設けられ、
    これらの第1、第2の側板と前記画像シートとの間には、前記偏心カムが回転することにより往復する前記レンズ部の往復ストロークに相当する隙間が形成されていることを特徴とする画像表示器。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちいずれか一つに記載の画像表示器において、前記基部における前記調整機構の回転体が取付けられる取付部と、前記レンズ部または前記画像シートにおける前記回転体が接続される接続部とは、前記回転体が着脱可能となるように形成され、かつ前記第1の方向の両端部と、この第1の方向とは直交する第2の方向の両端部とにそれぞれ設けられていることを特徴とする画像表示器。
  6. 請求項1ないし請求項5のうちいずれか一つに記載の画像表示器において、前記画像シートはジグソーパズルであることを特徴とする画像表示器。
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