JP2018182653A - コンバイナの固定機構、ヘッドアップディスプレイ装置および車載用ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】工具等を利用することなくコンバイナを交換可能なコンバイナの固定機構を提供する。【解決手段】映像を表示するコンバイナ2と、コンバイナ2が固定されるコンバイナホルダ3とを備える。コンバイナ2は、映像を表示する表示部2aと、表示部2aの端部から突出し、コンバイナホルダ3に固定される固定部2bとを有する。固定部2bは、コンバイナホルダ3への挿入方向に延びる辺に、互いに対向する一対の第1の凹部2cを有する。コンバイナホルダ3は、固定部2bが挿入される開口領域3bを有し、当該開口領域3bが規定する空間に固定部2bが挿入された場合に、一対の第1の凹部2cに嵌合する一対のロックピン3cと、当該一対のロックピン3cを第1の凹部2c方向に付勢する一対の第1の弾性体3dと、コンバイナ2を挿入方向と反対方向に付勢する第2の弾性体3fとを有する。【選択図】図3
Description
この発明は、映像を表示するコンバイナのコンバイナホルダへの固定機構に関するものである。
従来、映像を表示するコンバイナをコンバイナホルダへ固定する技術が種々開示されている。例えば、特許文献1に開示されたヘッドアップディスプレイ装置は、映像を表示するコンバイナと、当該コンバイナを支持するコンバイナホルダと、当該コンバイナホルダを載置する載置部と、載置部に設けられた固定レバーとを備え、コンバイナホルダが載置部に載置された状態で固定レバーがコンバイナホルダに向かう方向へ回転するとコンバイナホルダが載置部に固定され、固定レバーが他方へ回転するとコンバイナホルダの載置部への固定が解除される。
上記特許文献1に開示されたヘッドアップディスプレイ装置では、固定レバーの回転によりコンバイナおよびコンバイナホルダを載置部に対して着脱させることができる。しかし、コンバイナがコンバイナホルダに対してネジを用いた締結により固定されているため、コンバイナを交換等する際には、ユーザは工具等を利用しないと、コンバイナをコンバイナホルダから取り外すことができないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、工具等を利用することなくコンバイナを交換可能なコンバイナの固定機構を提供することを目的とする。
この発明によるコンバイナの固定機構は、映像を表示するコンバイナと、コンバイナが固定されるコンバイナホルダとを備え、コンバイナは、映像を表示する表示部と、表示部の端部から突出し、コンバイナホルダに固定される固定部とを有し、固定部は、コンバイナホルダへの挿入方向に延びる辺に、互いに対向する一対の第1の凹部を有し、コンバイナホルダは、固定部が挿入される開口領域を有し、当該開口領域が規定する空間に固定部が挿入された場合に、一対の第1の凹部に嵌合する一対のロックピンと、当該一対のロックピンを第1の凹部方向に付勢する一対の第1の弾性体と、コンバイナを挿入方向と反対方向に付勢する第2の弾性体とを有するものである。
この発明によれば、工具等を利用することなくコンバイナを交換することができるコンバイナの固定機構を提供することができる。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るコンバイナの固定機構を有するヘッドアップディスプレイ装置の斜視図である。図2は、実施の形態1に係るコンバイナの固定機構を有するヘッドアップディスプレイ装置の側面図である。
ヘッドアップディスプレイ装置10は、映像光6(図2参照)を出射する表示器1と、表示器1から出射された映像光6の映像を表示するコンバイナ2と、コンバイナ2が固定されるコンバイナホルダ3と、コンバイナホルダ3に固定されるホルダカバー4と、コンバイナホルダ3を収容する筐体5等を備える。
表示器1は、情報を示す映像の映像光6をコンバイナ2に向けて出射する。表示器1は、例えば液晶パネルおよびバックライトを用いて構成される液晶ディスプレイ、またはデジタルミラーデバイス(DMP:Digital Mirror Device)を用いて構成されるDLP(Digital Light Processing、登録商標)等である。
図1は、実施の形態1に係るコンバイナの固定機構を有するヘッドアップディスプレイ装置の斜視図である。図2は、実施の形態1に係るコンバイナの固定機構を有するヘッドアップディスプレイ装置の側面図である。
ヘッドアップディスプレイ装置10は、映像光6(図2参照)を出射する表示器1と、表示器1から出射された映像光6の映像を表示するコンバイナ2と、コンバイナ2が固定されるコンバイナホルダ3と、コンバイナホルダ3に固定されるホルダカバー4と、コンバイナホルダ3を収容する筐体5等を備える。
表示器1は、情報を示す映像の映像光6をコンバイナ2に向けて出射する。表示器1は、例えば液晶パネルおよびバックライトを用いて構成される液晶ディスプレイ、またはデジタルミラーデバイス(DMP:Digital Mirror Device)を用いて構成されるDLP(Digital Light Processing、登録商標)等である。
コンバイナ2は、曲面を有する板状部材であり、映像を表示する領域はハーフミラー(図示しない)で構成されている。コンバイナ2は、表示器1から出射された映像光6を、ハーフミラーで反射させて映像を表示する。コンバイナホルダ3は、当該ヘッドアップディスプレイ装置10を搭載した車両等の振動に対して、コンバイナ2が振動するのを抑制するために、コンバイナ2が固定される部材である。コンバイナホルダ3は、ホルダカバー4と共に、ネジにより筐体5に固定される。筐体5は、表示器1およびコンバイナホルダ3を保持する部材を備える。また、筐体5は、コンバイナホルダ3に固定されたコンバイナ2のハーフミラーの角度を変化させるための駆動機構等を備える。
図3から図5は、実施の形態1に係るコンバイナ2の固定機構を備えるコンバイナ2およびコンバイナホルダ3を示す図である。
図3は、コンバイナ2をコンバイナホルダ3に固定していない状態を示す図である。図4は、コンバイナ2をコンバイナホルダ3に固定した状態を示す図である。図5は、コンバイナホルダ3に固定されたコンバイナ2を矢印A方向から見た図である。なお、図3および図4では、ホルダカバー4を外した状態を示している。
図3は、コンバイナ2をコンバイナホルダ3に固定していない状態を示す図である。図4は、コンバイナ2をコンバイナホルダ3に固定した状態を示す図である。図5は、コンバイナホルダ3に固定されたコンバイナ2を矢印A方向から見た図である。なお、図3および図4では、ホルダカバー4を外した状態を示している。
図3で示すように、コンバイナ2は、映像を表示する表示部2aと、当該表示部2aの長手方向の端部から突出した領域であって、コンバイナホルダ3に固定される固定部2bとを有する。コンバイナ2は、例えば樹脂材料で構成される。図5で示したように、表示部2aは、表示器1と対向する面が凹面となるように湾曲した曲面を有している。コンバイナ2の表示部2aの領域は、上述したハーフミラーで構成されている領域に相当する。コンバイナ2の固定部2bは、コンバイナ2をコンバイナホルダ3に対して矢印A(図4参照)方向に挿入する場合に、当該矢印A方向と平行する方向に延びる2つの辺に一対の第1の凹部2cを備える。一対の第1の凹部2cは、互いに対向する位置に形成される。また、固定部2bは、矢印A方向と直交する方向に延びる辺の中央位置に、第2の凹部2dを備える。
なお、第1の凹部2cが形成される2つの辺は、矢印A方向と必ずしも平行でなくてもよい。また、第2の凹部2dが形成される位置は、矢印A方向と必ずしも直交する辺でなくてもよく、また当該辺の必ずしも中央でなくてもよい。
なお、第1の凹部2cが形成される2つの辺は、矢印A方向と必ずしも平行でなくてもよい。また、第2の凹部2dが形成される位置は、矢印A方向と必ずしも直交する辺でなくてもよく、また当該辺の必ずしも中央でなくてもよい。
コンバイナホルダ3は、コンバイナ2の表示部2aの長手方向の端部であって、固定部2bが形成されていない端部を保持するホルダ側凹部3aと、コンバイナ2の固定部2bが挿入される開口領域3bとを有する。
コンバイナホルダ3のホルダ側凹部3aは、コンバイナ2が矢印A方向から挿入された場合に、表示部2aの端部を保持する凹部である。
コンバイナホルダ3の開口領域3bが規定する空間に、矢印A方向から挿入されたコンバイナ2が固定される。開口領域3bは、コンバイナ2に形成された一対の第1の凹部2cと対向する位置に孔部が形成され、当該孔部内に一対のロックピン3cと、当該一対のロックピン3cをそれぞれ第1の凹部2c方向に付勢する一対の第1の弾性体3dを有する。より具体的には、一対の第1の弾性体3dは、一対のロックピン3cのうち一方のロックピン3cを矢印Ba方向(図4参照)に付勢し、他方の弾性体3dが、他方のロックピン3cを矢印Bb方向(図4参照)に付勢する。また、開口領域3bは、挿入されたコンバイナ2の第2の凹部2dに嵌合する突起部3eと、挿入されたコンバイナ2を矢印C(図4参照)、即ちコンバイナ2の挿入方向と反対方向に付勢する第2の弾性体3fとを有する。
コンバイナホルダ3のホルダ側凹部3aは、コンバイナ2が矢印A方向から挿入された場合に、表示部2aの端部を保持する凹部である。
コンバイナホルダ3の開口領域3bが規定する空間に、矢印A方向から挿入されたコンバイナ2が固定される。開口領域3bは、コンバイナ2に形成された一対の第1の凹部2cと対向する位置に孔部が形成され、当該孔部内に一対のロックピン3cと、当該一対のロックピン3cをそれぞれ第1の凹部2c方向に付勢する一対の第1の弾性体3dを有する。より具体的には、一対の第1の弾性体3dは、一対のロックピン3cのうち一方のロックピン3cを矢印Ba方向(図4参照)に付勢し、他方の弾性体3dが、他方のロックピン3cを矢印Bb方向(図4参照)に付勢する。また、開口領域3bは、挿入されたコンバイナ2の第2の凹部2dに嵌合する突起部3eと、挿入されたコンバイナ2を矢印C(図4参照)、即ちコンバイナ2の挿入方向と反対方向に付勢する第2の弾性体3fとを有する。
図3で示した状態から、コンバイナ2がコンバイナホルダ3に矢印A方向から挿入されると、図4で示した状態に移行する。図4では、コンバイナ2の表示部2aの端部がコンバイナホルダ3のホルダ側凹部3aに保持され、コンバイナ2の固定部2bがコンバイナホルダ3の開口領域3bに固定される。
図4に示した状態において、コンバイナ2の一対の第1の凹部2cは、一対のロックピン3cと嵌合する。一対のロックピン3cは、それぞれ第1の弾性体3dにより、矢印Baおよび矢印Bb方向に付勢される。第1の弾性体3dは、例えばバネで構成される。第1の弾性体3dの矢印Ba,Bb方向への付勢力により、第1の凹部2cとロックピン3cとが強固に嵌合される。
図4に示した状態において、コンバイナ2の一対の第1の凹部2cは、一対のロックピン3cと嵌合する。一対のロックピン3cは、それぞれ第1の弾性体3dにより、矢印Baおよび矢印Bb方向に付勢される。第1の弾性体3dは、例えばバネで構成される。第1の弾性体3dの矢印Ba,Bb方向への付勢力により、第1の凹部2cとロックピン3cとが強固に嵌合される。
また、図4に示した状態において、コンバイナ2の第2の凹部2dは、コンバイナホルダ3の突起部3eに嵌合される。第2の凹部2dと突起部3eの嵌合により、コンバイナホルダ3に対してコンバイナ2の位置決めが行われる。この実施の形態1では、1つの第2の凹部2dと1つの突起部3eにより、位置決めが行われる構成を示した。しかし、第2の凹部2dおよび突起部3eの数は、それぞれ1つに限定されるものではなく、複数設けてもよい。
また、図4で示した状態において、コンバイナホルダ3に固定されたコンバイナ2は、コンバイナホルダ3の第2の弾性体3fの矢印C方向への付勢力により、コンバイナ2全体が矢印C方向に付勢される。第2の弾性体3fは、例えば板バネで構成される。第2の弾性体3fによって、コンバイナ2が矢印C方向に付勢されることにより、コンバイナ2はがたつくのが抑制される。
ヘッドアップディスプレイ装置10を車両に搭載した場合、車両が走行する際の振動によって、当該ヘッドアップディスプレイ装置10が振動するが、第2の弾性体3fの矢印C方向への付勢力によって、コンバイナ2ががたつくのを抑制することができる。
ヘッドアップディスプレイ装置10を車両に搭載した場合、車両が走行する際の振動によって、当該ヘッドアップディスプレイ装置10が振動するが、第2の弾性体3fの矢印C方向への付勢力によって、コンバイナ2ががたつくのを抑制することができる。
次に、ロックピン3cの詳細について、図1および図4から図6を参照しながら説明する。
図6は、図4のX−X線断面図である。
図6に示すように、ロックピン3cは、コンバイナ2の第1の凹部2cと嵌合するロック部材3gと、当該ロック部材3gを第1の凹部2cとの嵌合を解除する方向に移動させるためのユーザの押圧操作を受け付ける操作部3hとで構成される。ロック部材3gは、一端がコンバイナ2の第1の凹部2cに嵌合し、他端が第1の弾性体3dに接続される。上述したが、ロック部材3gは、コンバイナホルダ3に形成された孔部に挿入されて支持され、コンバイナホルダ3に装着されたホルダカバー4にも支持される。
図1で示したようにコンバイナホルダ3にホルダカバー4を装着させた場合に、操作部3hは、ホルダカバー4に形成された孔部4aから突出する形状を有している。孔部4aから突出した操作部3hは、コンバイナ2をコンバイナホルダ3から取り外す場合に、矢印Da方向および矢印Db方向(図5参照)、即ち第1の弾性体3dの付勢方向と反対方向に押圧するユーザ操作を受け付ける。孔部4aは、操作部3hが矢印Ba,Bb方向および矢印Da,Db方向に移動するのを妨げない形状であり、且つ操作部3hおよびロック部材3gが穴から抜けない程度の形状である。
図6は、図4のX−X線断面図である。
図6に示すように、ロックピン3cは、コンバイナ2の第1の凹部2cと嵌合するロック部材3gと、当該ロック部材3gを第1の凹部2cとの嵌合を解除する方向に移動させるためのユーザの押圧操作を受け付ける操作部3hとで構成される。ロック部材3gは、一端がコンバイナ2の第1の凹部2cに嵌合し、他端が第1の弾性体3dに接続される。上述したが、ロック部材3gは、コンバイナホルダ3に形成された孔部に挿入されて支持され、コンバイナホルダ3に装着されたホルダカバー4にも支持される。
図1で示したようにコンバイナホルダ3にホルダカバー4を装着させた場合に、操作部3hは、ホルダカバー4に形成された孔部4aから突出する形状を有している。孔部4aから突出した操作部3hは、コンバイナ2をコンバイナホルダ3から取り外す場合に、矢印Da方向および矢印Db方向(図5参照)、即ち第1の弾性体3dの付勢方向と反対方向に押圧するユーザ操作を受け付ける。孔部4aは、操作部3hが矢印Ba,Bb方向および矢印Da,Db方向に移動するのを妨げない形状であり、且つ操作部3hおよびロック部材3gが穴から抜けない程度の形状である。
操作部3hが、矢印Da方向および矢印Db方向に押圧されることにより、ロックピン3cと第1の凹部2cとの嵌合のロック状態が解除される。詳細には、操作部3hが、第1の弾性体3dの付勢力(図4の矢印Ba,Bb)以上の力で、矢印Da,Db方向へ押圧されることにより、ロック部材3gが矢印Da,Db方向に移動し、ロック部材3gと第1の凹部2cとの嵌合のロック状態が解除される。第1の凹部2cとロック部材3gとの嵌合のロック状態が解除されると、コンバイナ2がコンバイナホルダ3から取り出し可能となる。
図3および図4に示すように、ロック部材3gの第2の凹部2dと嵌合する側の端部には、傾斜面3iが形成されている。傾斜面3iは、矢印A方向に挿入されたコンバイナ2の端部と当接する。コンバイナ2の挿入が進むと、コンバイナ2の端部が傾斜面3jを矢印Da,Db方向に押圧し、ロック部材3gが矢印Da,Db方向に後退する。ロック部材3gが後退した状態で、固定部2bの矢印A方向への挿入が進む。その後、固定部2bの端部が第2の弾性体3fに当接し、第2の凹部2dと突起部3eとが嵌合してコンバイナ2の位置合わせが行われる。一方、第1の凹部2cは、ロック部材3gの先端と相対し、第1の弾性体3dの付勢力により、ロック部材3gが矢印Ba,Bb方向に移動して第2の凹部2dに嵌合する。
図5および図6に示すように、ロックピン3cの操作部3hは、矢印Da方向または矢印Db方向に向かってロック部材3gからの突出量が増加する形状を有している。操作部3hが、当該形状を有することにより、操作部3hに傾斜面3jが形成される。当該傾斜面3jにより、ユーザは操作部3hを矢印Da,Db方向に、容易に押圧することができる。
次に、第2の弾性体3fの詳細について、図3、図4および図7を参照しながら説明する。
図7は、図4のY−Y線断面図である。
第2の弾性体3fは、コンバイナホルダ3の突起部3eが形成された面に固定されている。図3および図4に示すように、第2の弾性体3fは、中央位置がコンバイナホルダ3に固定され、両側端部はいずれの部材にも固定されていない。また、第2の弾性体3fは、両側端部付近がコンバイナホルダ3の突起部3eが形成された面側に屈曲し、屈曲部3kが形成されている。屈曲部3kは、挿入されたコンバイナ2の固定部2bの、挿入方向と直交する方向に延びる端部に当接する。第2の弾性体3fの屈曲部3kが、コンバイナ2の固定部2bの端部に当接することにより、第2の弾性体3fが矢印A方向に押しつけられ、第2の弾性体3fに矢印C方向への反発力が発生する。第2の弾性体3fによる矢印C方向への反発力により、上述のようにコンバイナ2ががたつくのを抑制する。また、第2の弾性体3fの両側2か所に屈曲部3kが設けられることから、固定部2bの端部を均等に付勢することができる。
図7は、図4のY−Y線断面図である。
第2の弾性体3fは、コンバイナホルダ3の突起部3eが形成された面に固定されている。図3および図4に示すように、第2の弾性体3fは、中央位置がコンバイナホルダ3に固定され、両側端部はいずれの部材にも固定されていない。また、第2の弾性体3fは、両側端部付近がコンバイナホルダ3の突起部3eが形成された面側に屈曲し、屈曲部3kが形成されている。屈曲部3kは、挿入されたコンバイナ2の固定部2bの、挿入方向と直交する方向に延びる端部に当接する。第2の弾性体3fの屈曲部3kが、コンバイナ2の固定部2bの端部に当接することにより、第2の弾性体3fが矢印A方向に押しつけられ、第2の弾性体3fに矢印C方向への反発力が発生する。第2の弾性体3fによる矢印C方向への反発力により、上述のようにコンバイナ2ががたつくのを抑制する。また、第2の弾性体3fの両側2か所に屈曲部3kが設けられることから、固定部2bの端部を均等に付勢することができる。
コンバイナホルダ3に固定されたコンバイナ2を取り外す場合、ユーザはロックピン3cの操作部3hを図5で示した矢印Da,Db方向に押圧する。操作部3hの押圧により、コンバイナ2の固定部2bと、コンバイナホルダ3のロックピン3cとの嵌合のロック状態が解除されると、第2の弾性体3fの矢印C方向への反発力により、コンバイナ2が矢印C方向へ押し出される。コンバイナ2が矢印C方向に押し出されることにより、ユーザは容易にコンバイナ2をとり外すことができる。
なお、コンバイナの固定機構が搭載された装置内部の空間は、一般的に狭く、コンバイナ2が取り外し難い。そのため、コンバイナ2が、第2の弾性体3fの反発力によりコンバイナホルダ3から押し出されると、コンバイナ2が取り外し易くなる。
なお、コンバイナの固定機構が搭載された装置内部の空間は、一般的に狭く、コンバイナ2が取り外し難い。そのため、コンバイナ2が、第2の弾性体3fの反発力によりコンバイナホルダ3から押し出されると、コンバイナ2が取り外し易くなる。
上述した構成を備えることにより、ユーザは、コンバイナ2をコンバイナホルダ3に押し込む操作のみで、コンバイナ2をコンバイナホルダ3に固定することができる。また、操作部3hを矢印Da,Db方向に押圧する操作のみで、コンバイナ2をコンバイナホルダ3から取り外すことができる。
このように、ユーザは工具等を用いることなく、コンバイナ2をコンバイナホルダ3に対して容易に着脱させることができる。よって、ユーザは、工具等を利用することなく容易にコンバイナを交換することができる。
このように、ユーザは工具等を用いることなく、コンバイナ2をコンバイナホルダ3に対して容易に着脱させることができる。よって、ユーザは、工具等を利用することなく容易にコンバイナを交換することができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、映像を表示するコンバイナ2と、コンバイナ2が固定されるコンバイナホルダ3とを備え、コンバイナ4は、映像を表示する表示部2aと、表示部の端部2aから突出し、コンバイナホルダ4に固定される固定部2bとを有し、固定部2bは、コンバイナホルダ3への挿入方向に延びる辺に、互いに対向する一対の第1の凹部2cを有し、コンバイナホルダ3は、固定部2bが挿入される開口領域3bを有し、当該開口領域3bが規定する空間に固定部2bが挿入された場合に、一対の第1の凹部2cに嵌合する一対のロックピン3cと、当該一対のロックピン3cを第1の凹部2c方向に付勢する一対の第1の弾性体3dと、コンバイナ2を挿入方向と反対方向に付勢する第2の弾性体3fとを有するように構成したので、工具等を利用することなくコンバイナを交換可能なコンバイナの固定機構を提供することができる。これにより、ユーザは工具等を用いることなく、コンバイナホルダに対してコンバイナを着脱させることが可能となる。
また、第2の弾性体の付勢により、コンバイナの固定機構を車載のヘッドアップディスプレイ装置に適用した場合に、車両の振動によってコンバイナががたつくのを抑制することができる。
また、第2の弾性体の付勢により、コンバイナの固定機構を車載のヘッドアップディスプレイ装置に適用した場合に、車両の振動によってコンバイナががたつくのを抑制することができる。
また、この実施の形態1によれば、第2の弾性体3fを板バネで構成し、ロックピン3cの嵌合を解除すると、コンバイナ2が挿入方向と反対方向に押し出されるように構成したので、ロックピンの嵌合を解除する操作と、コンバイナを取り出す操作とを同時に行う必要がなくなり、コンバイナを取り外す作業を容易にすることができる。
また、第2の弾性体を板バネで構成することにより、コンバイナの端部の2か所を均等に付勢することができ、安定した付勢力をコンバイナに加えることができる。
また、第2の弾性体を板バネで構成することにより、コンバイナの端部の2か所を均等に付勢することができ、安定した付勢力をコンバイナに加えることができる。
また、この実施の形態1によれば、ロックピン3cは、第1の凹部2cに嵌合するロック部材3gと、ロック部材3gを第1の凹部2cとの嵌合を解除する方向に押圧する操作を受け付ける操作部3hとを有し、操作部3hは操作を受け付ける傾斜面3jを備えるように構成したので、操作部の高さを低く抑えると共に、ロックピンと第1の凹部との嵌合を解除する方向に押圧し易くなる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 表示器、2 コンバイナ、2a 表示部、2b 固定部、2c 第1の凹部、2d 第2の凹部、3 コンバイナホルダ、3a ホルダ側凹部、3b 開口領域、3c ロックピン、3d 第1の弾性体、3e 突起部、3f 第2の弾性体、3g ロック部材、3h 操作部、3i,3j 傾斜面、3k 屈曲部、4 ホルダカバー、4a 孔部、5 筐体、6 映像光。
Claims (5)
- 映像を表示するコンバイナと、
前記コンバイナが固定されるコンバイナホルダとを備え、
前記コンバイナは、前記映像を表示する表示部と、前記表示部の端部から突出し、前記コンバイナホルダに固定される固定部とを有し、
前記固定部は、前記コンバイナホルダへの挿入方向に延びる辺に、互いに対向する一対の第1の凹部を有し、
前記コンバイナホルダは、前記固定部が挿入される開口領域を有し、当該開口領域が規定する空間に前記固定部が挿入された場合に、前記一対の第1の凹部に嵌合する一対のロックピンと、当該一対のロックピンを前記第1の凹部方向に付勢する一対の第1の弾性体と、前記コンバイナを前記挿入方向と反対方向に付勢する第2の弾性体とを有するコンバイナの固定機構。 - 前記第2の弾性体は、板バネであることを特徴とする請求項1記載のコンバイナの固定機構。
- 前記ロックピンは、前記第1の凹部に嵌合するロック部材と、当該ロック部材を前記第1の凹部との嵌合を解除する方向に押圧する操作を受け付ける操作部とを有し、
前記操作部は、前記操作を受け付ける傾斜面を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のコンバイナの固定機構。 - 請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のコンバイナの固定機構と、前記コンバイナに表示する前記映像の映像光を出射する表示器とを備えたことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
- 請求項4記載のヘッドアップディスプレイ装置を車両に搭載したことを特徴とする車載用ヘッドアップディスプレイ装置。
Priority Applications (2)
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JP2017083684A JP2018182653A (ja) | 2017-04-20 | 2017-04-20 | コンバイナの固定機構、ヘッドアップディスプレイ装置および車載用ヘッドアップディスプレイ装置 |
CN201721142096.0U CN207630972U (zh) | 2017-04-20 | 2017-09-06 | 合成器的固定机构、平视显示装置及车载用平视显示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017083684A Pending JP2018182653A (ja) | 2017-04-20 | 2017-04-20 | コンバイナの固定機構、ヘッドアップディスプレイ装置および車載用ヘッドアップディスプレイ装置 |
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-
2017
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2022123194A (ja) * | 2021-02-12 | 2022-08-24 | 矢崎総業株式会社 | 投影装置 |
JP7264924B2 (ja) | 2021-02-12 | 2023-04-25 | 矢崎総業株式会社 | 投影装置 |
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