JP5197470B2 - 電子機器用卓上ホルダ - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器用の卓上ホルダに関する。
従来、被接触端子を通じて電流や信号等の送られる電子機器に対して、種々の卓上ホルダが提案されている。例えば、携帯電話機用の卓上ホルダは、ホルダ本体の上面に携帯電話機が挿入されるポケット部が形成されており、このポケット部内に接触端子が設置されている。そして、この卓上ホルダのポケット部に携帯電話機を挿入すると、携帯電話機の被接触端子と接触端子とが接触して携帯電話機に電流や信号が送受信されるように構成されている。ここで、携帯電話機は種々の形状のものが存在するため、卓上ホルダのポケット部は各携帯電話機に対応するように機種毎に固有の寸法となっている。このため、卓上ホルダは、機種毎に固有のものが使用されていた。
これに対して、例えば、特許文献1には、スペーサとして機能する付属部品がポケット部背面に設置されるとともに、ポケット部の内側に向かってばねで付勢されたロックつめがポケット部両側面に設置された卓上ホルダが提案されている。この卓上ホルダは、上記付属部品とポケット部前面とで携帯電話機を挟むことによって、携帯電話機を厚さ方向に位置決めする。このため、上記付属部品は携帯電話機の厚さに対応するよう種々の大きさのものが準備されている。また、上記ロックつめが、携帯電話機の幅に追従し、携帯電話機の両側面に形成されている凹部に嵌まることによって、携帯電話機を幅方向に位置決めする。これにより、寸法の異なる複数の携帯電話機に対して同一の卓上ホルダを使用することが可能となる。
特開2007−116317号公報
しかしながら、上述した携帯電話機用卓上ホルダには、厚さの異なる携帯電話機毎に付属部品を準備しなければならないという問題がある。すなわち、厚さの異なる複数の携帯電話機に対しては、各々の厚さに応じた付属部品を新たに設計及び製造し、付け替えるという作業をしなければ、同一の卓上ホルダを使用することはできない。このような問題は、携帯電話機用卓上ホルダにとどまらず、ポケット部に電子機器を挿入して使用する卓上ホルダ全般に起こり得るものである。
そこで、本発明は、寸法の異なる複数の電子機器に対して、付属部品を準備しなくても共用することが可能な電子機器用の卓上ホルダを提供することを課題とする。
本発明に係る電子機器用の卓上ホルダは、上記課題を解決するためになされたものであり、電子機器を挿入するためのポケット部が上面に形成されているホルダ本体と、前記ポケット部の内側に突出可能に設置されている接触端子と、前記ポケット部の側面において内側に突出する位置決め部材と、前記位置決め部材が前記ポケット部に挿入された電子機器に複数方向へ押圧力を加えて電子機器の被接触端子が前記接触端子に接触される位置に電子機器を位置決めするよう、前記位置決め部材を付勢する第1の弾性部材と、を備えている。
本発明に係る卓上ホルダは、ホルダ本体の上面にポケット部が形成されており、ポケット部に電子機器が挿入されて使用される。電子機器がポケット部に挿入されると、ポケット部の内側に突出している位置決め部材が、電子機器に複数方向へ押圧力を加えて、電子機器の被接触端子がポケット部の内側に突出可能に設置された接触端子に接触されるよう位置決めする。上記位置決め部材は、第1の弾性部材によって弾性付勢されているため、電子機器の寸法に追従して押圧する。この構成によれば、ポケット部の内側において、電子機器の被接触端子が接触端子に接触するよう、様々な寸法の電子機器を位置決めすることができる。従って、寸法の異なる複数の電子機器に対して、電子機器毎に付属部品を準備することなく同一の卓上ホルダを使用することができる。また、従来は幅が異なる機器に対応するためにロックつめを用いており、この場合、電子機器にはロックつめが嵌る凹部を設ける必要があったが、本発明では電子機器に凹部を設ける必要はなく、電子機器の設計、外観デザインが制限されない。
本発明に係る卓上ホルダは、上記位置決め部材が第1の位置決め部材と第2の位置決め部材とを有し、ポケット部に挿入された電子機器に対して、第1の位置決め部材が厚さ方向に押圧し、第2の位置決め部材が幅方向に押圧するよう構成することもできる。この構成によれば、ポケット部に挿入された電子機器に厚さ方向かつ幅方向の複数方向へ押圧力を加えることができるため、電子機器を確実に位置決めするとともに安定して電子機器の位置補正をすることができる。また、ユーザが電子機器を正確にポケット部に挿入しなくても、例えば斜めに挿入したとしても、位置決め部材によって前後又は左右への傾きが補正される。
上記卓上ホルダは、第1または第2の位置決め部材の少なくとも一方が、ホルダ本体に回動可能に取り付けられた第1の支持部を有し、この第1の支持部に当接部が回動可能に取り付けられ、第1の支持部又は当接部の少なくとも一方がポケット部の内側に向かって付勢されているよう構成してもよい。この構成によれば、当接部材は、ポケット部に挿入された電子機器に当接されて回動しながら、第1の支持部または当接部の少なくとも一方がポケット部の内側に向かって付勢されていることで電子機器を押圧する。これにより、ポケット部に挿入された電子機器の傾きを補正することができる。また、点で押圧するのではなく面で押圧するため、より安定して位置補正できる。
上記第1または第2の位置決め部材の少なくとも一方は、上記第1の支持部の回動支点とは異なる位置で回動するよう、ホルダ本体に取り付けられた第2の支持部をさらに有していてもよい。この第1及び第2の支持部は、当接部材及びホルダ本体のそれぞれ異なる位置に回動可能にそれぞれ取り付けられていることで、当接部材の当接面がポケット部に挿入される電子機器に対向する状態を確実に維持している。これにより、ポケット部に挿入された電子機器に対し、より安定して傾き及び位置補正をすることができる。
本発明に係る卓上ホルダは、位置決め部材のポケット部に挿入された電子機器に当接する当接面が電子機器の厚さ方向及び幅方向に対して傾斜していてもよい。この傾斜する面でポケット部に挿入された電子機器をポケット部の内側かつ斜め方向に押圧するよう構成してもよい。この構成によれば、ポケット部に挿入された電子機器をポケット部の内側かつ斜め方向に押圧することができる。これにより、ポケット部に挿入された電子機器に対して一方向の押圧で厚さ方向及び幅方向の複数方向の押圧力を作用させることができ、ポケット部に挿入された電子機器を確実に位置決めすることができる。また、ユーザが電子機器を正確にポケット部に挿入しなくても、例えば斜めに挿入したとしても、位置決め部材によって前後又は左右への傾きが補正される。
本発明に係る卓上ホルダは、接触端子が取り付けられ、接触端子がポケット部内に突出するよう、第2の弾性部材によって付勢された端子取り付け部材をさらに備えることができる。この端子取り付け部材は、位置決め部材により、第2の弾性部材の付勢力に抗して抑えられている。ポケット部に電子機器が挿入されると、位置決め部材は、電子機器に押圧され、端子取り付け部材の抑えを解除するよう移動する。これにより、端子取り付け部材に取り付けられた接触端子がポケット部内に突出する。この構成によれば、位置決め部材と端子取り付け部材とを連動させることができる。また、接触端子は常に一定量突出するので、厚みが異なるどの電子機器の被接触端子に対しても、一定の圧力で接触する。また、従来は、電子機器の自重によって接触端子を突出させる構造の卓上ホルダも存在するが、本発明は電子機器の重さとは関係なく厚みによって動作するので、電子機器が軽い場合にも接触端子を重い場合と同様に一定の圧力で突出させることが出来る。
上記位置決め部材は、端子取り付け部材の被係合部と係合する係合部を有していてもよい。位置決め部材は、第1の弾性部材によって付勢されるとともに係合部が非係合部と係合することにより、接触端子がポケット部より退出するよう、端子取り付け部材を抑えている。ポケット部に電子機器が挿入されると、位置決め部材は、電子機器に押圧されて移動する。これにより、位置決め部材の係合部と端子取り付け部材の被係合部との係合が解除され、接触端子がポケット部の内側に突出する。この構成によれば、接触端子の突出を確実に制御し、一定量突出させることができる。
上記位置決め部材は、係合部と被係合部とがカム機構を構成していてもよい。この構成によれば、端子取り付け部材を円滑に移動させることができる。
上記卓上ホルダにおいては、端子取り付け部材は、接触端子が突出するよう付勢されていたが、接触端子が退出するよう付勢されていてもよい。例えば、第3の弾性部材によって端子取り付け部材を付勢し、電子機器がポケット部に挿入されると、第3の弾性部材の付勢力に抗して位置決め部材が端子取り付け部材を押圧することにより、接触端子がポケット部内に突出するよう構成することができる。
上記位置決め部材は、前記端子取り付け部材の被係合部と係合する係合部を有し、カム機構を構成していてもよい。この構成によると、端子の突出量は一定なので、厚みが大きい電子機器でも小さい電子機器でも、被接触端子への接触圧を一定に保つことが出来る。
端子取り付け部材は、ポケット部の底面に沿うとともに接触端子を取り付け可能な第1の取り付け部、及びポケット部の側面に沿うとともに接触端子を取り付け可能な第2の取り付け部を有していてもよい。この構成によれば、第1及び第2の取り付け部を選択的に使用することにより、共通の部品を用いて被接触端子の位置が異なる電子機器に対応する卓上ホルダを提供することが出来る。
本発明に係る卓上ホルダは、上述したような第1及び第2の取り付け部を有する端子取り付け部材をさらに備えるとともに、電子機器をポケット部に挿入すると、第1または第2の取り付け部のどちらか一方に取り付けられた接触端子がポケット部内に突出するよう構成することができる。この構成によれば、位置決め部材と端子取り付け部材とをそれぞれ単独で動作させることができるので、接触端子の突出位置を位置決め部材に制限されることなく自由に設計することが出来る。また、第1及び第2の取り付け部を選択的に使用することにより、共通の部品を用いて被接触端子の位置が異なる電子機器に対応する卓上ホルダを提供することが出来る。
上記卓上ホルダは、ポケット部の内側において突出する規制部材をさらに備えていてもよい。端子取り付け部材は、接触端子がポケット部内に突出するよう、第4の弾性部材によって付勢されている。そして、上記規制部材は、接触端子がポケット部内に突出しないよう、第4の弾性部材の付勢力に抗して端子取り付け部材を規制している。ポケット部に電子機器が挿入されると、上記規制部材は、電子機器に押圧され、端子取り付け部材の規制を解除するよう移動し、これにより、接触端子がポケット部内に突出する。この構成によれば、接触端子の突出を確実に制御して、接触端子を常に一定量突出させるので、厚みが異なる電子機器の被接触端子に対しても、一定の圧力で接触端子を接触させることが出来る。
上記卓上ホルダにおいて、端子取り付け部材は、接触端子が突出するよう付勢されていたが、接触端子が退出するよう付勢されていてもよい。例えば、端子取り付け部材を第5の弾性部材によって接触端子が退出するよう付勢し、電子機器がポケット部に挿入されると、押圧部材が第5の弾性部材の付勢力に抗して端子取り付け部材を押圧して、接触端子がポケット部内に突出するよう構成することができる。
本発明によれば、寸法の異なる複数の電子機器について、付属部品を準備しなくても卓上ホルダを共用することができる。
第1実施形態に係る卓上ホルダの斜視図である。 第1実施形態に係る卓上ホルダの内部構造の斜視図である。 第1実施形態に係る卓上ホルダの内部構造の左側面図である。 第1実施形態に係る卓上ホルダの内部構造の背面図である。 第1実施形態に係る卓上ホルダの動作を示す平面概略図である。 第1実施形態の変形例に係る卓上ホルダの内部構造の斜視図である。 第1実施形態の変形例に係る卓上ホルダの動作を示す背面図である。 第1実施形態の変形例に係る卓上ホルダの一部を示す背面概略図である。 第2実施形態に係る卓上ホルダの斜視図である。 第2実施形態に係る卓上ホルダの内部構造の斜視図である。 第2実施形態に係る卓上ホルダの内部構造の正面図である。 第2実施形態に係る卓上ホルダの動作を示す平面概略図である。 第1及び2実施形態の変形例に係る卓上ホルダの平面概略図である。 第3実施形態に係る卓上ホルダの右側面断面図である。 第3実施形態に係る卓上ホルダの平面図である。 第3実施形態に係る卓上ホルダの平面断面図である。 第3実施形態に係る卓上ホルダの動作を示す平面図である。 第3実施形態に係る卓上ホルダの動作を示す右側面断面図である。 第3実施形態に係る卓上ホルダの動作を示す右側面断面図である。 第3実施形態に係る卓上ホルダの動作を示す右側面断面図である。 第4実施形態に係る卓上ホルダの右側面断面図である。 第4実施形態に係る卓上ホルダの平面断面図である。 第4実施形態に係る卓上ホルダの動作を示す右側面断面図である。 第4実施形態に係る卓上ホルダの動作を示す右側面断面図である。 第5実施形態に係る卓上ホルダの右側面断面図である。 第5実施形態に係る卓上ホルダの一部の右側面断面図である。 第5実施形態に係る卓上ホルダの一部の右平面断面図である。 第5実施形態に係る卓上ホルダの一部の動作を示す右側面断面図である。 第1及び2実施形態の変形例に係る卓上ホルダの動作を示す右側断面概略図である。
以下、本発明に係る携帯電話機用の卓上ホルダの実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、説明の便宜上、図1における斜め左下を前、斜め右上を後と称することとする。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る卓上ホルダの第1実施形態について、図1〜図4を参照しつつ説明する。
図1及び図2に示すように、第1実施形態に係る卓上ホルダ10は、携帯電話機を挿入するためのポケット部201が形成されたホルダ本体20を備えており、このホルダ本体20に、ポケット部201に挿入された携帯電話機を位置決めするための第1の位置決め部材30及び第2の位置決め部材31a、31bが、ポケット部201内に突出するよう設置されている。また、図3に示すように、接触端子40はポケット部201の後面からポケット部201内に突出可能なよう、ホルダ本体20に設置されている。
図2に示すように、第1の位置決め部材30は、携帯電話機を前方から押圧するための部材であり、腕部301a、301bと、腕部301a、301bを連結する連結部302とを有している。腕部301a、301bの外側面にはそれぞれ第1の回転軸303a、303bが形成されており、第1の位置決め部材30はこの第1の回転軸303a、303bを中心に回動可能なようホルダ本体20に取り付けられている。また、第1の位置決め部材30は、第1の回転軸303a、303bに巻回された第1のねじりコイルばね60a、60bによって、腕部301bの外側から見て第1の回転軸303bを中心に反時計回りに付勢されている(図2に矢印Y1で明記)。これにより、第1の位置決め部材30は、ポケット部201内に挿入された携帯電話機の前面を第1の当接面3011a、3011bで押圧する。なお、第1のねじりコイルばね60a、60bは本発明の第1の弾性部材に相当する。
図4に示すように、第2の位置決め部材31a、31bは、内側の上部に凸部312a、312bが形成され、第2の回転軸311a、311bが下部に形成されている。そして、第2の位置決め部材31a、31bは、第2の回転軸311a、311bを中心に回動可能なようホルダ本体20に取り付けられている。また、第2の位置決め部材31bは、第2の回転軸311bに巻回された第2のねじりコイルばね61bによって、後方から見て第2の回転軸311bを中心に時計回りに付勢されている。これにより、第2の位置決め部材31bは、ポケット部201に挿入された携帯電話機の一方の側面を第2の当接面3121bで押圧する。同様に、第2の位置決め部材31aは、第2のねじりコイルばね(図示省略)によって、後方から見て第2の回転軸311aを中心に反時計回りに付勢されている。これにより、第2の位置決め部材31aは、携帯電話機の他方の側面を第2の当接面3121aで押圧する。なお、第2のねじりコイルばねは本発明の第1の弾性部材に相当する。
次に、第1実施形態に係る卓上ホルダ10の動作について図5も参照しつつ説明する。
図5(a)(b)に示すように、第1の位置決め部材30及び第2の位置決め部材31a、31bは、初期状態ではポケット部201内に最大限突出しているが、携帯電話機P1がポケット部201に挿入されると第1の位置決め部材30及び第2の位置決め部材31a、31bは、携帯電話機P1の被接触端子(図示省略)がポケット部201内の接触端子40と接触するよう、厚さ方向及び幅方向に携帯電話機P1を位置決めする。以下、厚さ方向及び幅方向の携帯電話機の位置決め方法について説明する。
まず、携帯電話機P1に対する厚さ方向の位置決めについて説明すると、図5(b)に示すように、ポケット部201に挿入された携帯電話機P1は、その前面が第1の位置決め部材30における第1の当接面3011a、3011bの少なくとも一方に当接する。第1の位置決め部材30は、第1のねじりコイルばね60a、60bの付勢力によって携帯電話機P1を後方に向かって押圧する。これにより、携帯電話機P1は、ポケット部内201において、ポケット部201の後面に当接した位置に位置決めされる。また、携帯電話機P1が前後方向に傾いて挿入された場合でも、位置決め部材30によって傾きが補正される。
次に、携帯電話機P1に対する幅方向の位置決めについて説明すると、図5(b)に示すように、携帯電話機P1は、側面が第2の当接面3121a、3121bの少なくとも一方に当接する。第2の位置決め部材31a、31bは、第2のねじりコイルばねの付勢力によって携帯電話機P1の側面をポケット部201の内側に向かって押圧する。これにより、携帯電話機P1は、ポケット部201内において幅方向中央に位置決めされる。また、携帯電話P1が左右へ傾いて挿入された場合も傾きが補正される。
なお、図5(c)に示すように、寸法の大きい携帯電話機P2をポケット部201に挿入した場合、第1の位置決め部材30は、寸法の小さい携帯電話機P1の場合と同様に、ポケット部201内においてポケット部201の後面に当接した位置に携帯電話機P2を位置決めする。また、第2の位置決め部材31a、31bも、携帯電話機P1の場合と同様に、携帯電話機P2を左右から同等の力で押圧し、ポケット部201内において幅方向中央位置に携帯電話機P2を位置決めする。
以上のように、第1実施形態に係る卓上ホルダ10は、第1の位置決め部材30及び第2の位置決め部材31a、31bが、携帯電話機の厚さ方向及び幅方向の寸法に応じて移動してポケット部201に挿入された携帯電話機に複数方向へ押圧力を加えて、携帯電話機の被接触端子に接触端子40が接触するよう、ポケット部201内において携帯電話機を位置決めする。これにより、寸法が異なる携帯電話機に対して、付属部品を準備することなく、同一の卓上ホルダを使用することができる。また、上記卓上ホルダ10においては、第1の位置決め部材30の第1の当接面3011a、3011bがポケット部201に挿入された携帯電話機の前方に当接するとともに、第2の位置決め部材31a、31bの第2の当接面3121a、3121bが携帯電話機の両側方に当接している。このように、第1及び第2の位置決め部材が4箇所で携帯電話機に当接することにより、前後・左右への傾きを補正し、安定してポケット部に挿入された携帯電話機の位置補正をすることができる。
ところで、上記第1実施形態においては、図6及び図7に示すように、第2の位置決め部材310a、310bが、携帯電話機に当接するための当接部材3101a、3101bと、当接部材3101a、3101bが上部に取り付けられた第1の支持部3102a、3102bとを有するよう構成されていてもよい。第1の支持部3102a、3102bは、第3の回転軸3103a、3103bを中心に回動可能なよう、ホルダ本体の底部に取り付けられている。また、第1の支持部3102a、3102bは、第1実施形態の第2の位置決め部材31a、31bと同様に付勢されることで、当接部材3101a、3101bにおける平坦な当接面31011a、31011bでポケット部に挿入された携帯電話機を押圧する。これにより、広い面で携帯電話機を押圧することができるため、安定して携帯電話機の幅方向の位置及び傾きを補正することができる。なお、第1の支持部3102a、3102bではなく、当接部材3101a、3101bが付勢される構成でも良い。
また、図8に示すように、第2の位置決め部材310aにおいて、第2の支持部3104aを第4の回転軸3105aを中心に回動可能なようホルダ本体に取り付け、当接部材3101aを第2の支持部3104aに取り付けることもできる。第4の回動軸3105aは、第3の回動軸3103aから所定の間隔離れた上方にあり、第2の支持部3104aは、当接部材3101aの第1の支持部3102aが取り付けられた位置から所定間隔離れた位置に取り付けられている。第1の支持部3102aと第2の支持部3104aとは、同じ長さで、第1の支持部3102aと第2の支持部3104とは平行に動作するため、当接部材3101aを常に垂直を保ったまま動作する。第2の位置決め部材310bにおいても同様に構成する。これにより、当接部材3101a、3101bの揺動が防止され、より安定して携帯電話機の幅方向の位置及び傾きを補正することができる。なお、この場合も第1の支持部3102a、3102b、第2の支持部3104a、3104b、又は当接部材3101a、3101bの少なくとも一つが付勢されていればよい。
また、第1の支持部3102a及び第2の支持部3104aの長さが同じとして説明したが、それぞれの長さを変えてもよく、この場合当接面は垂直ではなく、角度を持った動作をする。位置補正する機器の形状に合わせて角度を付けた当接面を保ちたい場合は、機器に合わせた長さに設定すればよい。
また、第3の回動軸3103aと第4の回動軸3105aとの取り付け位置関係は、上下方向でなくてもよく、所定間隔離れていれば左右・前後方向でも良い。なお、第1の支持部3102b及び第2の支持部3104b、又は第3の回動軸3103b及び第4の回動軸3105bにおいても同様である。
(第2実施形態)
以下、本発明に係る卓上ホルダの第2実施形態について、図9〜図12を参照しつつ説明する。
図9及び図10に示すように、第2実施形態に係る卓上ホルダ12は、第1実施形態と同様のホルダ本体20に、ポケット部201に挿入された携帯電話機を位置決めするための位置決め部材32がポケット部201内に突出するよう設置されている。また、接触端子40は、第1実施形態と同様に、ポケット部201の後面からポケット部201内に突出するようホルダ本体20に設置されている。なお、ホルダ本体20及び接触端子40の構成は第1実施形態と同様であり、同一構成は同一符号を付して説明を省略する。
図10に示すように、位置決め部材32は、携帯電話機の両角部を押圧するための部材であり、腕部321a、321bを備えている。この腕部321a、321bは、ポケット部201に挿入される携帯電話機の厚さ又は幅方向に対して傾斜した当接面3211a、3211bを有しており、連結部材322によって連結されている。位置決め部材32は、腕部321a、321bの外側面に回転軸313a、313bが形成されており、この回転軸313a、313bを中心に回動可能なよう、ホルダ本体20に取り付けられている。また、位置決め部材32は、回転軸313a、313bに巻回されたねじりコイルばね60a、60bによって、腕部321bの外側から見て時計回りに付勢されている(図10に矢印Y2で明記)。これにより、位置決め部材32は、ポケット部201に挿入された携帯電話機の両角部を斜面状の当接面3211a、3211bで押圧する。
次に、第2実施形態に係る卓上ホルダ12の動作について説明する。
図12(a)(b)に示すように、携帯電話機P1がポケット部に挿入されると、位置決め部材32は、携帯電話機P1の被接触端子(図示省略)にポケット部201内の接触端子40が接触するよう、厚さ方向及び幅方向に携帯電話機P1を位置決めする。詳述すると、携帯電話機P1は、その前方両角部が当接面3211a、3211bに当接する。位置決め部材32は、ねじりコイルばね60a、60bの付勢力によって携帯電話機P1を後方へ押圧する。これにより、携帯電話機P1は、ポケット部201内において、ポケット部201の後面に当接する位置かつ幅方向中央位置に位置決めされ、前後・左右への傾きが補正される。
なお、図12(c)に示すように、寸法の大きい携帯電話機P2をポケット部201に挿入した場合も寸法の小さい携帯電話機P1の場合と同様に、位置決め部材32は、携帯電話機P2の両角部を押圧し、ポケット部201の後面に当接した位置かつ幅方向中央位置に携帯電話機P2を位置決めする。
以上のように、第2実施形態に係る卓上ホルダ12は、位置決め部材32が、斜面状の当接面3211a、3211bで携帯電話機の両角部を押圧し、携帯電話機に対して厚さ方向及び幅方向の複数方向の押圧力を同時に作用させることで、携帯電話機P1の被接触端子に接触端子40が接触するよう、携帯電話機をポケット部201内において位置決めする。これにより、1つの位置決め部材でも、第1実施形態と同様に携帯電話機を位置決めすることができ、かつ部品点数を削減することができる。
上記第1及び第2実施形態に係る卓上ホルダは、ポケット部に挿入された携帯電話機をポケット部の後面に当接する位置かつ幅方向中央位置に位置決めしていたが、これに限定されるものではなく、携帯電話機の被接触端子が接触端子に接触されるように位置決めすることができればよい。例えば、図13(a)(b)に示すように、携帯電話機Pを前後左右から押圧するか、あるいは前後左右の角部を押圧して、ポケット部の中央に位置決めすることもできる。また、図13(c)(d)に示すように、携帯電話機Pを前または後かつ一側方から押圧するか、あるいは角部の1つを押圧して、ポケット部の隅に位置決めすることもできる。
また、上記第1実施形態においては、位置決め部材の腕部301a、301bが連結部材302で連結されていたが、連結部材302が無く腕部301aと301bとが独立しており、それぞれが別の弾性部材によって付勢される構造でも良い。また、上記第2実施形態においても同様に、連結部材322が無く、腕部321aと321bとが独立した構造であっても良い。
また、上記第1及び第2実施形態に係る卓上ホルダは、充電用の接触端子の一般的な機構と組み合わせることができる。
上記機構は、例えば、図29に示すように、ポケット部に携帯電話機が挿入されていない場合は接触端子40がポケット部から退出しており、ポケット部に携帯電話機P1またはP2が挿入された場合は、ポケット部に突出するボタン50が携帯電話機P1またはP2に押圧されることにより、接触端子40がポケット部内に突出するように構成してもよい。なお、上記ボタンがポケット部内の前後左右いずれかの面に形成され、位置決め部材がボタンの形成された面に携帯電話機を押圧して位置決めするよう構成してもよい。この構成によれば、携帯電話機に加えて位置決め部材がボタンを押圧するため、接触端子を確実に突出させることができる。
また、上記機構は、接触端子が常にポケット部内に突出しているものであってもよい。この場合は、例えば、携帯電話機がポケット部に挿入されていない場合には接触端子に電流が流れず、挿入された場合にスイッチが入ることによって電流が流れるように構成してもよいし、接触端子に常に電流が流れているように構成してもよい。接触端子に常に電流が流れているように構成する場合は、安全性の観点から、ポケット部は使用者が直接触れられないような深さを有していることが好ましい。
(第3実施形態)
以下、本発明に係る卓上ホルダの第3実施形態について図14〜図16を参照しつつ説明する。なお、説明の便宜上、各図の右側を前、左側を後と称することとする。
図14〜図16に示すように、第3実施形態に係る卓上ホルダ13は、ホルダ本体23に、位置決め部材33がポケット部231内に突出するよう設置されており、接触端子4a、4bが第1の接触端子用孔2312a、2312bからポケット部231内に突出可能なよう設置されている。また、接触端子4a、4bは端子取り付け部材53に取り付けられている。
図14〜図16に示すように、位置決め部材33は、第2実施形態と同様の腕部331a、331b及び連結部332を有しており、この連結部332には、ホルダ本体23の後方かつ斜め下に向かって延び、後述する端子取り付け部材53の被係合部531に係合するための棒状の係合部335が形成されている。位置決め部材33は、第2実施形態と同様に、回転軸333a、333bを中心に回動可能なようホルダ本体23に取り付けられている。そして、位置決め部材33は、ねじりコイルばね63a、63bによって回転軸333a、333bを中心に反時計回りに付勢されていることで、ポケット部231に挿入された携帯電話機を当接面で3311a、3311bで押圧する。なお、上記ねじりコイルばね63a、63bは本発明の第1の弾性部材に相当する。
図14及び図16に示すように、端子取り付け部材53は、側面視略L字状であり、一方の側面から突出し、位置決め部材33の係合部335が係合するための被係合部531が形成されている。この端子取り付け部材53は、接触端子4a、4bを取り付けるための第1の取り付け部533a、533bが両側面に形成されている。なお、接触端子4aは、上向き凸状に形成された接触部41aとコイル部42aとを有しており、第1の取り付け部533a、533bにコイル部42a、42bが巻回されることにより、端子取り付け部材53に取り付けられている。また、端子取り付け部材53の両側面には回転軸532a、532bが形成されている。この端子取り付け部材53は、接触部41a、41bの位置と第1の接触端子用孔2312a、2312bの位置とが整合し、被係合部531に位置決め部材3の係合部335が係合するようホルダ本体23内に配置されている。そして、端子取り付け部材53は、回転軸532a、532bを中心に回動可能なよう、ホルダ本体23の底部に設けられた支持部材(図示省略)に取り付けられている。また、端子取り付け部材53は、ホルダ本体23の底部との間に設置された圧縮コイルばね73によって回転軸532a、532bを中心に時計回りに付勢されているが、被係合部531に位置決め部材33の係合部335が係合しており、係合部335が被係合部531を圧縮コイルばね73の付勢力に抗して抑えている。このため、端子取り付け部材53に取り付けられた接触端子4a、4bの接触部41a、41bは、第1の接触端子用孔2312a、2312bよりポケット部231内に突出しないようになっている。なお、上記圧縮コイルばね73は本発明の第2の弾性部材に相当する。
次に、第3実施形態に係る卓上ホルダ13の動作について図17及び図18も参照しつつ説明する。
まず、携帯電話機P3がポケット部231に挿入されていない場合について説明すると、図14〜図16に示すように、位置決め部材33の係合部335が端子取り付け部材53の被係合部531を抑えることによって、接触部41a、41bがポケット部231より退出している。また、位置決め部材33の腕部331a、331bがポケット部231内に突出している。
次に、携帯電話機P3がポケット部231に挿入された場合について説明すると、図17及び図18に示すように、携帯電話機P3が前方に向かって位置決め部材33の当接面3311a、3311bを押圧し、位置決め部材33は回転軸333a、333bを中心に時計回りに回転する。これにより、係合部335と被係合部531との係合が解除され、端子取り付け部材53は、被係合部531が係合部335に追従するように圧縮コイルばね73に押されて回転軸532a、532bを中心に時計回りに回転し、ポケット部231の底面及び後面に沿う位置まで移動し、端子取り付け部材53に取り付けられた接触端子4a、4bの接触部41a、41bが第1の接触端子用孔2312a、2312bよりポケット部231内に突出する。この位置で端子取り付け部材53は停止する。位置決め部材33は、端子取り付け部材53が停止した後も、携帯電話機P3の厚みの分だけ回転する。端子取り付け部材53が停止した後、係合部335は被係合部531から離れる。位置決め部材33による携帯電話機P3の位置決め方法については、第2実施形態と同様であるため、説明を省略する。
なお、図19に示すように、寸法の大きい携帯電話機P4がポケット部に挿入された場合も、寸法の小さい携帯電話機P3の場合と同様に、位置決め部材33が回転軸333a、333bを中心に回転し、端子取り付け部材53が移動して接触部41a、41bがポケット部231内に突出する。接触部41a、41bがポケット部内に突出すると、端子取り付け部材53は停止するが、位置決め部材33は携帯電話機P4に押圧されてさらに回転する。
以上のように、第3実施形態の卓上ホルダ13は、携帯電話機がポケット部231に挿入されると、位置決め部材33の回転により端子取り付け部材53が移動し、接触部41a、41bがポケット部231内に突出する。接触部41a、41bがポケット部231内に突出した後は、端子取り付け部材53は停止するが、位置決め部材33は携帯電話機を位置決めするまで回転する。これにより、ポケット部231に挿入された携帯電話機の寸法に関わらず、接触部41a、41bを一定量突出させることができ、接触部41a、41bを携帯電話機の被接触端子に一定の圧力で接触させることができる。また、端子取り付け部材53は、位置決め部材33の回転により動作するため、携帯電話機の重量に関わらず、接触部41a、41bをポケット部231内に確実に突出させることができる。
ところで、上記第3実施形態においては、図14〜図16に示すように、端子取り付け部材53には第2の取り付け部534a、534bが形成され、ポケット部231の後側面には第2の接触端子用孔213a、213bが形成されている。この第2の取り付け部534a、534b及び第2の接触端子用孔213a、213bは、第1の取り付け部533a、533b及び第1の接触端子用孔2312a、2312bの代わりに使用することができる。詳述すると、図20に示すように、第2の取り付け部534a、534bにコイル部42a、42bを巻回し、接触部41a、41bが前向きになるよう、接触端子4a、4bを端子取り付け部材53に取り付ける。そして、接触部41a、41bの位置と第2の接触端子用孔213a、213bの位置とが整合するよう、端子取り付け部材53をホルダ本体23内に配置する。携帯電話機P3がポケット部231に挿入されると、接触部41a、41bは、第2の接触端子用孔213a、213bからポケット部231内に突出し、携帯電話機P3背面の被接触端子(図示省略)に接触する。これにより、底面に被接触端子が設けられた携帯電話機、及び背面に被接触端子が設けられた携帯電話機に対して、同一の部品を利用し、端子の取り付け位置を変更するだけで、それぞれに対応した卓上ホルダを提供することができる。
また、上記第3実施形態においては、被係合部531に棒状の係合部335が係合することにより、位置決め部材33が端子取り付け部材53を抑えていたが、接触部41a、41bがポケット部231内に突出しないよう、端子取り付け部材53を抑えることができればこれに限定されず、例えば、位置決め部材33と端子取り付け部材53とがカム機構を構成していてもよい。
(第4実施形態)
以下、本発明に係る卓上ホルダの第4実施形態について図21及び図22を参照しつつ説明する。
図21及び図22に示すように、第4実施形態に係る卓上ホルダ14は、ホルダ本体23に、位置決め部材34がポケット部231内に突出するよう設置され、端子取り付け部材54に取り付けられた接触端子4a、4bがポケット部231内に突出可能なよう設置されている。なお、ホルダ本体23及び接触端子4a、4bの構成は第3実施形態と同様であり、同一構成は同一符号を付して説明を省略する。
図21及び図22に示すように、位置決め部材34は、側面視略扇形状の腕部341a、341bを有しており、前面下部に後述する端子取り付け部材54の凸部5451を収納するための段差346が形成され、カム機構を構成している。この位置決め部材34は、第2実施形態と同様、回転軸343a、343bを中心に回動可能なようホルダ本体23に取り付けられており、ねじりコイルばね63a、63bによって第3の回転軸343a、343bを中心に時計回りに付勢されることで、ポケット部231に挿入された携帯電話機を当接面3411a、3411bで押圧する。
図21及び図22に示すように、端子取り付け部材54は、第1の取り付け部543a、543bが両側面に形成されており、この第1の取り付け部543a、543bには、第3実施形態と同様に、接触端子4a、4bが取り付けられている。端子取り付け部材54は、回転軸542によって、位置決め部材34に押圧されるための被押圧部材545と連結されている。この被押圧部材545の前端には上向きの凸部5451が形成されている。端子取り付け部材54は、この凸部5451が位置決め部材の段差346に収納されるようホルダ本体23内に配置され、回転軸542を中心に回動可能なようホルダ本体23に取り付けられている。また、端子取り付け部材54は、回転軸542に巻回されたねじりコイルばね74によって、回転軸542を中心に反時計回りに付勢されており、これにより、接触部41a、41bがポケット部231より退出している。なお、ねじりコイルばね74は本発明の第3の弾性部材に相当する。
次に、第4実施形態に係る卓上ホルダ14の動作について図23も参照しつつ説明する。
まず、携帯電話機P3がポケット部231に挿入されていない場合について説明すると、図21に示すように、被押圧部材545の凸部5451が位置決め部材34の段差346に収納されているため、接触部41a、41bはポケット部231より退出している。位置決め部材34は、第3実施形態と同様に、ポケット部231内に設置されている。
次に、携帯電話機P3がポケット部231に挿入された場合について説明すると、図23に示すように、位置決め部材34は、携帯電話機P3に押圧され、第3の回転軸343a、343bを中心に反時計回りに回転する。これにより、凸部5451は位置決め部材34の下面に沿って移動し、位置決め部材34下面の、第3の回転軸343a、343bから垂直方向の距離が長い位置へ移動する。端子取り付け部材54は、ねじりコイルばね74の付勢力に抗して回転軸542を中心に時計回りに回転して、ポケット部231の底面及び後側面に沿う位置まで移動して停止する。これにより、接触部41a、41bがポケット部231内に突出する。位置決め部材34は携帯電話機P3を位置決めするまでそのまま回転を続け、下面が凸部5451の上端を摺動するように前方へ移動する。位置決め部材34による携帯電話機P3の位置決め方法については、第2実施形態と同様であるため、説明を省略する。
なお、図24に示すように、寸法の大きい携帯電話機P4がポケット部に挿入された場合も、携帯電話機P3の場合と同様に、位置決め部材34が携帯電話機P4に押圧されて回転し、端子取り付け部材54が略扇形状の位置決め部材34に押圧されて、接触部41a、41bがポケット部231内に突出する。位置決め部材34は、回転軸343a、343bから下面までの距離が一定であるため、端子取り付け部材54を一定の力で押圧する。これにより、位置決め部材34が携帯電話機P4に押圧されて大きく回転しても、接触部41a、41bはポケット部231内に一定量しか突出しないようになっている。
以上のように、第4実施形態の卓上ホルダ14は、携帯電話機がポケット部231に挿入されると、端子取り付け部材54が略扇形状の位置決め部材34に沿って移動する。これにより、第3実施形態と同様、接触部41a、41bをポケット部231内に一定量突出させることができ、接触部41a、41bを携帯電話機の被接触端子に一定の圧力で接触させることができる。
なお、上記第4実施形態においても、第3実施形態と同様に、第1の取り付け部543a、543bの代わりに第2の取り付け部544a、544bに接触端子4a、4bを取り付けることができる。
上記第4実施形態においては、位置決め部材34の段差346に被押圧部材545の凸部5451が収納されていたが、これに限定されず、携帯電話機P3がポケット部231に挿入されていない場合に、端子取り付け部材54をポケット部231に向かって押圧しないものであればよい。
(第5実施形態)
以下、本発明に係る卓上ホルダの第5実施形態について図25〜図27を参照しつつ説明する。なお、図26及び図27は後述する位置決め部材35を省略した図となっている。
第5実施形態に係る卓上ホルダ15は、ホルダ本体23に、位置決め部材35と、端子取り付け部材55に取り付けられた接触端子4a、4bと、端子取り付け部材55を押圧するための押圧部材85とが設置されている。なお、ホルダ本体23及び端子4a、4bは第1及び第2実施形態と同様の構成であり、同一構成は同一符号を付して説明を省略する。
図25に示すように、位置決め部材35は、第2実施形態の位置決め部材32と同様の構成であり、端子取り付け部材55及び押圧部材85と接触しないようにホルダ本体23内に配置されている。
図26及び図27に示すように、第1の端子取り付け部材55aは、側面視略コの字状に形成されており、連結部551によって、略逆L字状の第2の端子取り付け部材55bと連結されている。第1及び第2の端子取り付け部材55a、55bは、それぞれ第1の取り付け部553a、553bが外側面に形成されており、この第1の端子取り付け部553a、553bには、第1及び第2実施形態と同様に、接触端子4a、4bが取り付けられている。第1及び第2の端子取り付け部材55a、55bは、第1の取り付け部553a、553bを中心に回動可能なよう、ホルダ本体23に取り付けられている。また、第1及び第2の端子取り付け部材55a、55bは、第1の取り付け部553a、553bに巻回されたねじりコイルばね75a、75bによって、第1の取り付け部553a、553bを中心に反時計回りに付勢されており、これにより、接触部41a、41bがポケット部231より退出している。なお、上記ねじりコイルばね75a、75bは本発明の第5の弾性部材に相当する。
図26及び図27に示すように、押圧部材85は、側面視略コの字状に形成されており、前方の端部の両側面に回転軸851a、851bが形成されている。この押圧部材85は、前面が連結部551に当接し、ポケット部231に挿入された携帯電話機P3に押圧されるための後方端部に形成されるボタン部852がポケット部231の底面より突出している。押圧部材85は、回転軸851a、851bを中心に回動可能なよう、ホルダ本体23に取り付けられている。
次に、本実施形態に係る卓上ホルダ15の動作について図28も参照しつつ説明する。なお、図28は位置決め部材35を省略した図となっている。
まず、携帯電話機がポケット部231に挿入されていない場合について説明すると、図25及び図26に示すように、第1及び第2の端子取り付け部材55a、55bが第1の取り付け部553a、553bを中心に反時計回りに付勢されていることにより、接触部41a、41bがポケット部231より退出している。押圧部材85は、前面が端子取り付け部材55の連結部551と当接し、ボタン部852がポケット部231の底面から突出している。
次に、携帯電話機P3がポケット部231に挿入された場合について説明する。図28に示すように、押圧部材85は、携帯電話機P3によってボタン部852が下方向に押圧され、回転軸851a、851bを中心に反時計回りに回転して、端子取り付け部材55の連結部551を下方向に押圧する。端子取り付け部材55は、ねじりコイルばね75a、75bの付勢力に抗して第1の取り付け部553a、553bを中心に時計回りに回転して、ポケット部231の底面及び後面に沿う位置まで移動し、これにより、接触部41a、41bがポケット部231内に突出する。このとき、位置決め部材35は、上記端子取り付け部材55から独立して動作し、ポケット部231内において携帯電話機P3を位置決めする。なお、位置決め部材35による携帯電話機P3の位置決め方法については、第2実施形態と同様であるため、説明を省略する。
以上のように、第5実施形態に係る卓上ホルダ15は、ポケット部231に携帯電話機が挿入されると、押圧部材85が端子取り付け部材55を押圧することで、位置決め部材35の動作に関わらず、接触部41a、41bがポケット部231内に突出する。これにより、ホルダ本体における位置決め部材の位置や動作に制限されることなく、接触端子の突出位置を決定することができる。
なお、上記第5実施形態においても、第3及び第4実施形態と同様に、第1の取り付け部553a、553bの代わりに第2の取り付け部554a、554bに接触端子4a、4bを取り付けることができる。
上記第5実施形態においては、接触端子4a、4bの接触部41a、41bがポケット部231より退出するよう端子取り付け部材55を付勢していたが、接触部41a、41bがポケット部231から突出するよう、第4の弾性部材によって端子取り付け部材を付勢してもよい。例えば、この端子取り付け部材を第4の付勢力に抗して抑え、接触部41a、41bが突出しないよう規制する規制部材をホルダ本体23内に配置する。そして、ポケット部231に携帯電話機P3が挿入された場合に、規制部材が移動して端子取り付け部材の規制を解除し、端子取り付け部材が第4の弾性部材によりポケット部231方向に移動することにより、接触部41a、41bがポケット部231から突出するよう構成する。
上記第3〜第5実施形態では、端子取り付け部材に第1及び第2の取り付け部を形成していたが、取り付け部を1つだけ形成してもよい。
また、上記第3〜第5実施形態では、端子取り付け部材は、底面及び後面に沿うよう形成されていたが、接触端子が必要量突出した位置で停止すればよく、例えば、他の部材に当接して停止するよう構成されていてもよい。
また、上記第3〜5実施形態では、第2の実施形態と同様の位置決め部材33の場合を例として説明したが、第1の実施形態と同様の位置決め部材30にも同様に適用できる。
以上、本発明に係る卓上ホルダの実施形態について説明したが、本発明は上記第1〜第5実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上記第1〜第5実施形態では、位置決め部材はねじりコイルばねによってポケット部の内側に向かって付勢されていたが、これに限定されず、ポケット部に挿入された携帯電話機の寸法に追従するよう位置決め部材が付勢されていればよい。
また、上記第1〜第5実施形態においては、接触端子4a、4bをポケット部231の背面や底面から突出させていたが、突出させた接触端子がポケット部内に挿入される携帯電話機の被接触端子に接触するものであればこれに限定されない。例えば、ポケット部の両側面から接触端子を突出させてもよいし、接触端子の間隔を変更してもよい。なお、第5実施形態に係る卓上ホルダのように、位置決め部材の動作によらずに接触端子がポケット部内に突出するよう構成した場合、接触端子の突出位置をより自由に決定することができる。
また、上記第1〜第5実施形態に係る卓上ホルダは、略立方体状に形成されていたが、これに限定されず、種々の形状に形成することができる。
また、上記第1〜第5実施形態に係る卓上ホルダは、直方体状の携帯電話機をポケット部に挿入して使用していたが、これに限定されず、例えば、丸みのある形状等、種々の形状の携帯電話機に対して使用することができる。
また、上記実施形態に係る卓上ホルダは、携帯電話機をポケット部内に縦向きに挿入して使用していたが、これに限定されるものではなく、例えば、横向きに挿入したり、斜め向きに挿入したりするタイプの充電装置に適用しても、安定して位置決めできる。
また、上記実施形態に係る卓上ホルダは、携帯電話機の充電装置に対して使用していたが、充電用の接触端子だけでなくデータ通信用の接触端子に対する位置決めにも利用可能である。また、電流やデータ等を送受信するための被接触端子を有する電子機器であれば携帯電話機に限定されず、例えば、デジタルカメラ、デジタルムービーカメラ、ゲーム機、携帯音楽プレーヤー、携帯情報端末、ノートブック型コンピュータ等、種々の電子機器に使用することができる。
11、12、13、14、15 卓上ホルダ
20、23 ホルダ本体
201、231 ポケット部
30、31a、b、310a、b、32、33、34、35 位置決め部材
3102a、b 第1の支持部
3101a、b 当接部材
335 係合部
4、40 接触端子
53、54a、55b 端子取り付け部材
531 被係合部
533a、b、543a、b、553a、b 第1の取り付け部
534a、b、544a、b、554a、b 第2の取り付け部
60a、b、63a、b 第1の弾性部材
73 第2の弾性部材
74 第3の弾性部材
75 第5の弾性部材
85 押圧部材

Claims (1)

  1. 電気的接触に接触されるための被接触端子を有する電子機器用の卓上ホルダであって、
    電子機器を挿入するためのポケット部が上面に形成されているホルダ本体と、
    前記ポケット部の内側に突出可能に設置されている接触端子と、
    前記ポケット部の側面において内側に突出する位置決め部材と、
    前記位置決め部材が、前記電子機器の厚さ方向及び幅方向の寸法に応じて移動して前記ポケット部に挿入された電子機器に複数方向へ押圧力を加えて電子機器の被接触端子が前記接触端子に接触される位置に電子機器を位置決めするよう、前記位置決め部材を付勢する第1の弾性部材と、
    を備え、
    前記位置決め部材は、
    前記ポケット部に挿入された電子機器の両側部の前面に当接して、前記第1の弾性部材の付勢により、前記電子機器の両側部を該電子機器の厚さ方向に押圧する第1の位置決め部材と、
    前記ポケット部に挿入された電子機器の両側部の側面に当接して、前記第1の弾性部材の付勢により、前記電子機器の両側部を該電子機器の幅方向に押圧する第2の位置決め部材とを有し、
    前記第1の位置決め部材は、前記電子機器の両側部の前面と相対する2つの腕部と、該2つの腕部を連結する連結部とを有し、
    前記2つの腕部の外周面には、それぞれ第1の回転軸が形成され、
    前記第1の位置決め部材は、前記第1の回転軸を中心に回動可能であり、
    前記第2の位置決め部材は、前記電子機器の両側部の幅方向外側にそれぞれ配置され、
    各前記第2の位置決め部材は、上部に形成される凸部と、下部に形成される第2の回転軸とを有し、前記第2の回転軸を中心に回動可能であり、
    前記第1の弾性部材は、前記第1の回転軸に巻回された第1のねじりコイルばねと、前記第2の回転軸に巻回された第2のねじりコイルばねとを有し、
    前記第1の位置決め部材は、前記第1のねじりコイルばねによって、前記第1の回転軸を中心に付勢され、
    各前記第2の位置決め部材は、前記第2のねじりコイルばねによって、前記第2の回転軸を中心に付勢され、
    前記第1の位置決め部材の2つの腕部には、前記電子機器の前面に当接する第1の当接面が形成され、
    各前記第2の位置決め部材の凸部には、前記電子機器の側面に当接する第2の当接面が形成され、
    前記第1及び第2の当接面は、前記電子機器側に凸となる曲面を呈し、
    前記接触端子は、前記ポケット部の後面に設置され、
    前記第1の位置決め部材は、前記第1のねじりコイルばねの付勢力によって、前記電子機器を後方に向かって押圧する電子機器用卓上ホルダ。
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