JP2012036657A - 間仕切内埋設暖冷房システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 住宅の間仕切空間内に、温冷水循環タイプの暖冷房システムを、組込み及びメンテナンス容易に埋設配置する。
【解決手段】 間仕切WA内の間柱6B間に、前面開放の箱型12Fを配置し、箱型12F内には、上下ヘッダー1間に縦パイプ2C群を連通した放熱パネルを2枚重層一体化連通した放熱器Heを吊下げ形態で保持し、箱型12Fの前面の、上部には上側幕板12Aを、下部には下側幕板12Bを着脱自在に固定すると共に、下側幕板12Bから内方に延出した棚板12Cによって、放熱器Heの下方に配置したドレンパン3Aを支承する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建物の間仕切壁内に放熱器を埋設配置した暖冷房システムに関するものであり、より詳しくは、木造又は鉄骨造又は鉄筋コンクリート造建物の壁下地内に、収納箱を嵌入して、収納箱内にプラスチック樹脂製の放熱器を配置したもので、放熱器の上下の配管接続部を隠蔽し、中央部を露出し、放熱器に、温水循環による室内暖房と、冷水循環による室内冷房を可能とした、暖冷房システムに関するものである。
従来、居室内の暖房手段として、壁面に放熱体を配置する手法は、各種提案、実施されている。
図7は、従来例1であり、特許文献1として挙げた本出願人の提案にかかる隠蔽温水暖房システムの説明図である。
即ち、図7(従来例1)の隠蔽温水暖房システムは、軽量鉄骨間仕切壁を構成するスタッド間に、アルミ板と嵌合溝を穿設した断熱材とを積層一体とした放熱パネルを配置し、可撓性のプラスチック樹脂性の温水パイプを、アルミ板面に当接形態で、断熱材の嵌合溝内に屈曲延展配置して、天井配置の、往き管を温水パイプの一端に、戻り管を温水パイプの他端に接続し、間仕切壁のアルミ板面の温水加熱によって居室内を暖房するものである。
また、図8は、従来例2であって、特許文献2として挙げた壁面暖房システムである。
即ち、従来例2(図8)は、図に示す如く、調湿機能を有する火山灰シラスを主成分とする壁材に温水パイプを組込み、壁材の外面に、ホットメルト糊で、タイル、石膏ボード等を張着したパネルを、パネルの壁材面を壁室内面とし、パネル内の温水パイプに外部の温水器から温水を循環供給して、室内の壁面を温水暖房するものである。
また、図9は、従来例3であって、特許文献3として挙げたビルトインタイプ温水暖房システムである。
即ち、図9(従来例3)は、出窓の窓下コンクリート壁面に凹所を形成して、凹所壁面の前面に、断熱材を介してスペーサーを配置し、スペーサー内には、前面側に輻射板を有し、背面側にフィンを有するパネルタイプの放熱器を配置し、且つ放熱器下方には、冷気導入用の斜板を配置し、温水パイプで放熱器に熱供給するものである。
また、従来例4として挙げた図10は、特許文献4として開示した本願出願人の提案に係る放熱器であって、壁内隠蔽は出来ないものであるが、全プラスチック樹脂製放熱部を採用したものである。
即ち、図10に示す放熱器は、プラスチック樹脂製の縦パイプ群を上下の大径緯パイプで連通した2枚の放熱パネルを重層形態で一体化して放熱部とし、該放熱部の上下、左右の四周に、上枠、側枠、下枠、上接合具及び下接合具で枠組みを付加して、熱効率及びデザイン性に優れた居室内配置タイプの放熱器である。
特開2006−170532号公報 特開2004−163051号公報 特開平11−108379号公報 特開2009−222297号公報
従来例1(図7)の隠蔽温水暖房システムは、間仕切壁内に収納出来、壁のアルミ板面からの放熱暖房が実施出来るが、放熱パネルは、両側の軽量鉄骨間仕切のスタッド(間柱)間(標準:455mm)を2ヵ所使用し、可撓性のプラスチック樹脂パイプを上下屈曲延展配置するもので、プラスチック樹脂パイプのフープストレスでの曲げ半径の限界の制約を受けるため、パイプ間隔は狭く出来ず、開示の8本配置が限度であり、放熱量が少ない。
そして、放熱量の増大を図って放熱パネル面を左右に増加すれば、家具配置の制約が大となる。
また、放熱パネルと壁仕上材とが面当接しているので、放熱パネルは、熱伝導により、軽量鉄骨間仕切及び壁仕上材に熱分散してからの輻射熱伝達となるため、熱効率が悪い。
また、温水パイプ内に冷房用の冷水を循環させれば、温水パイプの周面に結露が生じ、結露水は、断熱材及び壁仕上材に吸着し、放熱パネルを収納する間仕切内には、ダニ、カビの発生を来たす。
そして、放熱パネルを収納する間仕切内は、放熱パネルによって上下分断しているため、間仕切内は、ガラリによる室内空気の流入、流出効果が少なく、結露水を吸着した壁仕上材の乾燥効果が期待出来ない。
従って、従来例1(図7)の隠蔽型温水暖房システムでは、結露の発生を伴なう冷房運転は実施出来ない。
また、従来例2(図8)の温水暖房は、壁面暖房であるが、温水パイプからの熱伝導によって、隣接する壁材、及びパネルを支持する、例えば、コンクリート壁、に熱が分散されるので熱効率が悪い。
また、温水パイプを封入している調湿機能を有する壁材が、温水パイプ内の高温水によってヒビ割れ等の加熱損傷を生ずる。
しかも、温水パイプを封入したパネルは重く、暖房壁面の連続形成は、施工面、コスト面で問題があり、仕上材も、輻射波の放射率の大な材料に限定される。
また、従来例3(図9)の温水暖房システムにあっては、放熱器がフィンを有する広幅のパネル式であるため、通常の金属製放熱パネルの配管同様に、金属製放熱器を、温水に含まれる酸素による腐蝕を抑えるために、温水パイプには酸素を透過させない高価な樹脂管、又は銅管を使用する必要があり、温水ボイラーにも、酸素の混入を防ぐ高価な密閉式の採用が必要となり、コスト面、管理面上の問題がある。
しかも、ビルトイン配置のため、出窓床面の前部のスペースが必要であって、適用居室が制約される。
そして、出窓床面に蓋部を設けて対流熱を上昇させるため、配置場所が限定され、放熱器を隠蔽するために、建物を構成する暖房装置以外の、躯体、外装、断熱等の面でのコストも発生する。
また、従来例4(図10)の放熱器は、放熱パネル自体は、全プラスチック樹脂製で、輻射熱放熱に優れたものであるが、居室内配置用に開発されたものであり、該放熱器は、間仕切内に隠蔽埋設出来ないものである。
本発明は、これら従来例の問題点を、一挙に解決、又は改善するものであって、間仕切壁内への、最適の収納の下に、結露対策をも備えた、且つ熱効率の極めて高い、暖房にも冷房にも適した暖冷房システムであって、従来の隠蔽型暖房システムを一新する新規で、意匠効果も期待出来る、実用性に富んだ暖冷房システムを提供するものである。
本発明の間仕切内埋設暖冷房システムは、例えば、図1に示す如く、木造又は鉄骨造又は鉄筋コンクリート造建物の壁下地の、間仕切WA内の間柱(スタット)6B間に、前面開放の収納箱12を配置し、収納箱12内にプラスチック樹脂製放熱器Heを収納した、埋設暖冷房システムであって、収納箱12は、前面開放の箱型12Fの、前面上部には、上側幕板12Aを、前面下部には、内方へ棚板12Cを延出した下側幕板12Bを着脱自在に装着したものであり、放熱器Heは、上下ヘッダー1間に縦パイプ2C群を並列連通した第1放熱パネル101と、第2放熱パネル102とを重層形態で一体化して、一方の放熱パネルの上側ヘッダー1からは供給口2Sを、他方の放熱パネルの上側ヘッダー1からは排出口2Rを突設したものであり、放熱器Heを収納箱12内に吊下げ形態で保持し、下部幕板12Bの棚板12C上には、放熱器Heの下側でドレンパン3Aを配置したものである。
この場合、収納箱12は、放熱器Heから放出する暖房熱又は冷房熱を居室内にのみ放出するものであって、収納箱は、居室と対面の前面のみ開放した形状であって、且つ間仕切WAの間柱6B間に嵌入出来れば良く、典型的には、箱型12Fの背面、上面、両側面、上側幕板、下側幕板及び下側幕板から水平延出した棚板で放熱器He用の熱空間Oを区画するものである。
また、放熱器Heは、典型的には、ポリプロピレン、ランダム、コポリマー樹脂(PP−R樹脂)製で、上下長さh1が2000mmであって、熱伸縮を生じ、且つ細くて長い縦パイプ2Cは剛体でないため、熱伸縮対応形態で吊下げ保持すれば良く、収納箱12の天井面から取付金具で懸垂保持しても良いが、典型的には、図2に示す如く、箱型12Fの背板12D内面に固定した取付金具20によって、放熱器Heの上側主管2Aを支承して吊下げる。
また、上側幕板12A及び下側幕板12Bは、天井から間仕切WAに降下したサプライ管S及びリターン管Rと、放熱器Heの供給口2S及び排出口2Rとの接続部や、放熱器He下部のドレンパン3Aを含むドレン機構等の、目障りな部位の露見を防ぐものであって、不透明な板材であれば良く、棚板12Cは放熱器He下方に配置するドレンパン3Aを支承出来れば良く、典型的には、上下幕板12A,12Bは、15mm厚のランバーコア板であって、棚板12Cは15mm厚のランバーコア板を下側幕板12Bの上下中間部から内方に突出長100mmで水平突出固定したものである。
従って、本発明の間仕切内埋設型暖冷房システムにあっては、収納箱12の居室内への突出が抑制出来るため、対象暖冷房居室は、暖冷房システムの干渉が無く、居室内全スペースが有効に利用出来る。
そして、居室内からの目視では、放熱器は、上側のヘッダーと天井配管との接続部や、下側のヘッダーとドレンパン部等の目障りな部分が隠蔽されて、放熱面を構成する密集縦パイプ群のみが露見するため、斬新な機能美を呈し、意匠効果の優れた暖冷房システムを提供する。
そして、暖房及び冷房作用は、熱線放射率(標準:0.95)の高いプラスチック製放熱器の露出部、即ち縦パイプ2C群部からの居室内への直接的輻射熱作用と、収納箱12内の熱空間Oからの居室内への、空気の自然対流熱作用となって、空気流の吹付け等の、人体に不快な現象の存在しない暖冷房となり、輻射熱作用(70%強)と自然対流作用(30%弱)の総和による、温和で人体に優しい、且つ室内の全スペースに及ぶ暖冷房を提供する。
そして、放熱器Heは、吊下げ形態であるため、プラスチック樹脂パイプ特有の熱伸縮の影響も支障無く吸収出来て、施工性に優れ、冷房時に発生する結露現象も、ドレンパン3Aによる排水手段で対処出来ると共に、収納箱内の熱空間Oには、空気の自然対流が生じるため、カビやダニの発生が抑制出来て、衛生的な暖冷房となる。
しかも、暖冷房システムは、収納箱12の形状さえ間仕切WAと適切に設定しておけば、建物躯体の影響を受けることなく構築出来、放熱器Heと収納箱12との組合せセットを工場生産で準備することで、需要者の要望に応えると共に、暖冷房システムの構築の生産性も高まり、本発明の暖冷房システムは、衛生的で、発熱量に優れ、省スペースで、且つ斬新なインテリアデザイン性を備えた暖冷房システムを提供する。
また、本発明の埋設暖冷房システムにあっては、収納箱12は、図4に示す如く、下部内面に受桟12Eを有する背板12Dと、パイプ貫通孔H12´を有する上板12Uと、両側板12Sとを備えた前面開放の箱型12Fに対し、前面上部では、空気貫流機能を有する上側幕板12Aを着脱自在に固定し、前面下部では、上半が空気貫流機能を有し、中間部内面には、後端からドレンパイプ嵌入用の切込み長孔H12を備えた棚板12Cを突設した下側幕板12Bを着脱自在に固定したものが好ましい。
この場合、収納箱12を構成する各板材は、ランバーコア板と称される、小角材の両面に合板を張着した板材を採用すれば良い。
また、棚板12Cは、先端を背板12Dの受桟12E上に係止して、ドレンパン3A下面を支承すると共に、ドレンパン3Aから下方に突出したドレンパイプ3Bを切込み長孔H12に嵌合出来れば良く、棚板12Cは下側幕板12Bの内面に蝶番支持でも良いが、典型的には、棚板12Cは、図3(C)の如く、下側幕板12Bの中間部内面から内方に水平突設する。
また、上側幕板12A及び下側幕板12Bの空気貫流機能付与は、収納箱12の、熱空間O中の上部と下部の熱溜りを解消するためであり、空気孔を開口すれば空気貫流付与となり、吹出気流の方向を水平から垂直まで、広範囲に調整可能な、慣用のライン型ディヒューザーを配置しても良いが、上下幕板は、第一義的には目隠し機能発揮であるため、典型的には、上下幕板12A,12Bは、図3(A)に示す如く、15mm厚のランバーコア板に直径12mmの空気孔Hcを、上下間隔60mm、左右間隔100mmで、上側幕板12Aにあっては、外方から内方へ30°下降傾斜で、下側幕板12Bにあっては、外方から内方へ30°上昇傾斜で配置する。
従って、本発明の埋設暖冷房システムは、箱型12Fと、上側幕板12Aと、下側幕板12Bとの組合せの収納箱12を採用するため、箱型12Fの間仕切WA内への配置は、図2に示す如く、背板12Dの後面と、間仕切WAの内装材8Aとに隙間Sdを設けて、間仕切WAの立て入れ精度の影響を受けることが無いようにし、上板12Uを、間仕切WA内に固定した受桟6Kの下面に、必要に応じて、パッキン材12Mを介在して、ねじS12で着脱自在に固定すれば良い。
また、上側幕板12Aは、箱型12Fの両側板12S前縁、及び上板12U前縁に固定し、下側幕板12Bは、ドレンパン3Aを排水パイプ3Cと接続した後、ドレンパン3Aの下面に棚板12Cを、ドレンパイプ3Bを切込み長孔H12に嵌入しながら挿入して、背板12Dの受桟12E上に先端を載せた形態で、箱型12Fの両側板12Sの前縁に固定すれば良く、工場生産品としての均質収納箱12の、各施工現物での、各種建物の間仕切WA内への配置が作業性良く実施出来る。
そして、上側幕板12A及び下側幕板12Bは、着脱自在であるため、放熱器Heのメンテナンスが簡便となると共に、需要者の好みのデザインにも対応出来る。
また、本発明の埋設暖冷房システムにあっては、図2に示す如く、収納箱12内の放熱器He対向内面、即ち上板12U内面、背板12d内面、側板12S内面、上側幕板12A内面、下側幕板12Bの棚板12Cより上部の内面及び棚板12C上面は、輻射波反射層8Dを備え、上側幕板12Aが上側ヘッダー1から上方を、下側幕板12Bが下側ヘッダー1から下方を隠蔽しているのが好ましい。
この場合、輻射波反射層8Dとしては、慣用のアルミ箔を収納箱12の構成板材に貼着すれば良い。
従って、本発明の暖冷房システムは、居室内からの目線では、上下の幕板12A,12Bの目隠し作用によって、縦パイプ2C群のみの並行形態の幾何学的デザインが露見して、斬新な機能美を発揮する。
そして、暖冷房熱作用は、放熱器Heの放熱面を構成する縦パイプ2C群が露出しているため、放熱面から放射される輻射熱線は、直接居室内に熱作用を付与すると共に、熱空間O内面の輻射熱反射層8Dによって、輻射熱線の全放射熱が居室内に供給出来、居室内の暖冷房作用は、居室内に均斉に波及する輻射熱放熱が70%強を占めるため、居室内に斑の無い暖冷房システムを提供する。
この場合、放熱器He内の循環水は、需要者の好みに応じて着色水を適用すれば、縦パイプ2C群の意匠性が向上する。
また、本発明の隠蔽暖冷房システムにあっては、放熱器Heは、図5に示す如く、背板12Dに固定した上下の取付金具20によって、上側ヘッダー1の主管2Aを熱伝達抑制形態で支承し、下側ヘッダー1の主管2Aを熱伝達抑制形態で前後揺動阻止するのが好ましい。
この場合、取付金具20としては、上側主管2Aから垂下する縦パイプ2C群の縦パイプ2C間隔(標準:7mm)に挿入して、上側主管2Aの下面を受け止める支承片を備えておれば良く、支承片の主管2Aとの接触面を断熱シートで被覆すれば、熱伝達抑制での支承が達成出来、典型的には、図5(A)に示す、一般肉厚1.2mmの鋼板で、中央垂直辺20Cの両側から垂直側辺20Sを突出し、垂直側辺の先端上面に突出片20Gを突出して、突出片20Gの両側に主管2A当接曲面20Rを形成し、曲面20R及び突出片20G表面に慣用の断熱シートを貼着したものである。
そして、典型例の如く、2本の主管2A当接曲面20Rを備えた取付金具20の突出片20Gを、図5(B)に示す如く、上向きに使用すれば、2本の上側主管2Aの支承となり、下向きに使用して突出片20Gを2本の下側主管2Aの間に嵌入すれば、突出片20Gは下側主管2Aの前後揺動を抑制することとなる。
従って、全プラスチック樹脂製で、上下に長い(標準:2000mm)放熱パネル101,102は、取付金具20に伝導熱伝達を生ずることなく熱放散するため、冷房時に、取付金具20に結露を発生させることがなく、冷房時の結露水にはドレンパン3Aのみで対応出来、箱型12F内の湿気によるカビ、ダニの発生が抑制出来て、間仕切WAでの結露障害の無い冷房運転が可能となる。
また、本発明の隠蔽暖冷房システムにあっては、図2に示す如く、放熱器Heの供給口2S及び排出口2Rは、天井配管のサプライ管S及びリターン管Rと、収納箱12内で接続金具2Nで接続して接続金具2Nを保温材NCで被覆し、放熱器He下側のドレンパン3A及びドレンパイプ3Bはプラスチック樹脂製であって、ドレンパイプ3Bを排水パイプ3C内に挿入接続するのが好ましい。
この場合、ドレンパン3Aは、放熱器Heの、2本の下側主管2Aの、全幅W1(標準:58.5mm)及び全長L1(標準:350mm)に亘る受皿形態であれば良く、ドレンパイプ3Bはドレンパン3Aの1ヶ所の排水の集まる位置に取付けておけば良い。
そして、慣用の、排水パイプ3Cと、ドレンパイプ3Bとの接続連通は、排水パイプ3C内へドレンパイプ3Bを挿入すれば良く、棚板12Cを備えた下側幕板12Bの組付け時に、パイプ接続位置に整合して棚板12Cの切込み長孔H12を穿設すれば、下側幕板12Bの着脱が容易となり、ドレン手段の目視点検も容易となる。
従って、冷房作用時にあっても、接続金具2Nの結露は保温材NCによって抑制出来、放熱器Heの冷水流通経路である主管2A及び縦パイプ2Cの表面結露は、ドレンパン3Aを介したドレン手段で支障無く処理出来、ドレンパン3A及びドレンパイプ3B自体は、プラスチック製であるため、熱空間O内の冷気温度では結露を生じない。
そのため、本発明の隠蔽暖冷房システムは、冷房時に結露トラブルの生じない、且つ収納箱12内で簡便にメンテナンスが実施出来る暖冷房システムとなる。
本発明の間仕切内埋設暖冷房システムは、放熱器Heが間仕切WAのスペースを有効に利用した配置であって、居室内スペースに干渉せずに配置出来るため、居室内空間の有効利用を担保する。
そして、収納箱12の前面の、上側幕板12A及び下側幕板12Bが、放熱器Heの、上部の配管接続及び下部のドレン手段等の、見苦しい部位を目隠しし、居室内からは、放熱面を構成する縦パイプ2C群のみが目視出来るため、暖冷房システムが斬新な機能美を呈する。
また、暖冷房作用は、熱線放射率(標準:0.95)の高いプラスチック樹脂製放熱器の放熱面、即ち縦パイプ2C群が露見しているため、居室内への直接的な熱線放射を主とし、収納箱12内の熱空間からの空気の自然対流による熱作用を従とする暖冷房作用となり、人体に不快感を与える強制空気流の存在しない、人体に優しい、温和な暖冷房作用を提供する。
そして、放熱器Heは、吊下げ形態で保持して下部にドレン手段を備えているため、狭い間仕切空間内にも簡便に配置出来て、プラスチックパイプ特有の熱伸縮にも対応出来ると共に、発生結露も適切に排除出来、間仕切WA空間内に配置しても、カビやダニの発生の抑制出来る、衛生的な暖冷房システムとなる。
しかも、放熱器Heは収納箱12内配置となるため、収納箱12、及び放熱器Heを間仕切WAとの関係寸法の設定により、工場生産の収納箱12と放熱器Heとのセットでの現場展開が出来、高性能、且つ均質な暖冷房システムの、需要者の希望に沿った、且つ生産性の高い市場展開が可能となる。
本発明実施例の説明図であって、(A)は縦断側面図、(B)は横断面図である。 本発明実施例の拡大縦断側面図である。 収納箱の説明図であって、(A)は全体斜視図、(B)は上側幕板の側面図、(C)は下側幕板の側面図、(D)は下側幕板の上面図である。 収納箱の分解斜視図である。 (A)は放熱器を支持する取付金具の全体斜視図、(B)は放熱器を取付金具で支持した状態の縦断側面図である。 放熱器の説明図であって、(A)は左側面図、(B)は正面図、(C)は右側面図、(D)は裏面図である。 従来例1の説明図であって、(A)は正面図、(B)は縦断側面図、(C)は横断面図である。 従来例2の説明図であって、(A)は正面図、(B)は横断面図である。 従来例3の説明図であって、(A)は正面斜視図、(B)は要部縦断側面図である。 従来例4の説明図であって、(A)は全体斜視図、(B)は放熱部の部分拡大正面図、(C)は放熱部の斜視図である。
〔放熱器He(図6)〕
図6は、放熱器Heの説明図であって、(A)は左側面図、(B)は正面用、即ち第1放熱パネル101側から見た正面図、(C)は右側面図、(D)は裏面用、即ち第2放熱パネル102側から見た正面図である。
放熱器Heは、長辺が105mm、短辺が45mmの間柱6Bの中心間隔L6が455mmの間仕切間隔に配置する収納箱12内に組込むものとして準備する。
放熱器Heの全体形状は、図6に示す如く、高さ(上下長さ)h1が2000mm、幅(左右長さ)L1が350mm、前後厚さW1が58.5mmで、上側主管2Aと下側主管2Aとの間に、多数の細い縦パイプ2C群を差渡し状に連通した、使用全パイプがプラスチック樹脂パイプから成る第1放熱パネル101と、第1放熱パネルと同一構造の第2放熱パネル102とを、前後に、第1放熱パネル101の主管2Aと第2放熱パネル102の主管2Aとを対向間隔gs(4.5mm)を保って、一体化したものである。
放熱器Heの製作は、ヘッダー1として、ポリプロピレン、ランダム、コポリマー樹脂(PP−R樹脂)を用いて、外径dAが27mm、肉厚5mm、長さL1が350mmの主管2Aに、主管2Aと直交する外径17mm、肉厚3.6mm、長さ30mmの継手枝管2B群を、中心間距離20mmで突出した形態に射出成形で準備し、縦パイプ2CとしてPP−R樹脂の押出成形で、外径(dC)13mm、肉厚1.6mmの縦パイプ材を成形して、定寸に切断準備する。
そして、各縦パイプ2C群を、上側ヘッダー1の継手枝管2Bと下側ヘッダー1の継手枝管2Bに融着接合して、上側ヘッダー1の主管2A上端面から下側ヘッダー1の主管2Aの下端面までの寸法h1、即ち放熱器Heの高さh1が2000mmの、同一構造の第1放熱パネル101及び第2放熱パネル102を準備する。
また、放熱パネルは、図6(B)に示す如く、上側主管2Aの左右端、下側主管2Aの左右端には閉止板2Fを配置し、上側主管2Aには、一端から上方へ、縦パイプ2C材を切断したパイプ片を供給、排出口2S又は2Rとして連通突出し、上側主管2Aの他端では、左端の縦パイプ2Cと左から2番目の縦パイプ2Cの連通を遮断する仕切板2Pを配置する。
そして、2枚の放熱パネルを、供給、排出口2S(2R)を同一位置に重ねて、上下の主管2A相互の間隔gs(4.5mm)を保って、2枚の放熱パネルを、供給排出口2S,2Rの反対側の上側主管2A間のみを連通パイプ2Dで連結し、他の3隅の主管2A間はスペーサーパイプ2Eで接続すれば、2枚重ねで、第1放熱パネル101の冷温水供給口2Sと第2放熱パネル102の冷温水排出口2Rとが同一位置で前後関係を保つ放熱器Heが得られる。
得られた放熱器Heは、図6に示す如く、各縦パイプ2C間の隙間の間隔は7mmで、第1放熱パネル101と第2放熱パネル102との、縦パイプ2C群間の対向間隔gpが18.5mm、高さh1が2000mm、幅W1が58.5mmの全プラスチック樹脂製放熱器Heとなる。
そして、PP−R樹脂製の縦パイプ2C群は、人体に良いとされる3μm〜14μmの波長の輻射波を高い放射率(平均:0.95)で放射するため、輻射熱放熱器となる。
そして、第1放熱パネル101の、一端の供給口2Sから下降流f1を注入すれば、第1放熱パネル上側主管2A内横流f2→縦パイプ下降流f3→下側主管2A内横流f4→他端縦パイプ上昇流f5→第1放熱パネル101から第2放熱パネル102への連通パイプ2D内連通流f6→第2放熱パネル102の他端縦パイプ2C内の下降流f7→下側主管2A内横流f8→縦パイプ2C内の上昇流f9→上側主管2A内横流f10→一端の排出口2Rからの上昇流f11、の経路で、第1放熱パネル101の供給口2Sから、2枚のパネル縦パイプ2C群を全て通過して第2放熱パネル102の排出口2Rに流出するものとなり、各縦パイプ2C群によって、第1放熱パネル及び第2放熱パネルから、面均斉な放熱作用を奏する放熱器Heとなる。
〔収納箱12(図3、図4)〕
収納箱12は、間仕切WAの左右の間柱6B間で床材9A上に配置して、上面、即ち上板12Uを、間柱6B間に差渡した受桟6Kに固定するものであって、放熱器Heを収納支持する前面開放の箱型12Fと、箱型12Fの前面上部を覆う上側幕板12Aと、箱型12Fの前面下部を覆い、且つドレンパンを支承する下側幕板12Bとから成るものであって、図3(A)は収納箱12の全体斜視図で、図3(B)は上側幕板12Aの側面図、図3(C)は下側幕板12Bの側面図、図3(D)は下側幕板12Bの上面図である。
箱型12Fは、小角材の両面に合板を張着した板、即ちランバーコア板の15mm厚板を用いて、図4に示す如く、背板12Dの両側端に側板12Sを固定し、上板12Uを背板12D及び両側板12Sの上端に固定した前面開放箱であって、高さh2が2200mm、奥行きW2が130mm、幅L2が400mmとしたものである。
そして、背板12Dの下部内面には、下側幕板12Bの棚板12Cの先端係止用の受桟12Eを取付け、上板12Uの右端部には、天井配管のサプライ管S及びリターン管R挿通用の貫通孔H12´を穿孔し、両側板12Sの前端面及び上板12Uの前端面両端には、慣用のアンカー金具12P´を埋設しておく。
また、図3、図4に示す如く、上側幕板12Aは、長さL2が450mm、上下幅h3が165mm、厚さ15mmのランバーコア板で、両側端上下部に、ボルト12P挿入用の貫通孔Haを配置し、図3(A)に示す如く、直径12mmで、前面から後面に30°で下降傾斜する空気孔Hc群を、各上下間隔60mm、左右間隔100mmで、全面に散在配置したものである。
また、下側幕板12Bは、図3(C),(D)に示す如く、左右長さL2が400mm、上下幅h3が165mm、厚さ15mmのランバーコア板で、両側端上下部に、ボルト12P挿入用の貫通孔Haを配置し、内面の上下方向中央から、奥行き幅100mm、左右長さ370mmのランバーコア板を棚板12Cとして水平突出し、棚板12Cの右側部位で、先端からドレンパイプ嵌入用の切込み長孔H12を穿設し、棚板12Cから上部の幕板面では、前面から後面へ30°で傾斜上昇する直径12mmの空気孔Hcを、上下間隔60mm、左右間隔100mmで散在配置したものである。
従って、図2に示す如く、箱型12Fを間仕切WA内に配置して、上板12Uを受桟6Kに固定して、放熱器Heを箱型12Fに装着して、放熱器He下面にドレンパン3Aを配置した状態で、下側幕板12Bは、棚板12Cを、ドレンパン3Aから下方突出したドレンパイプ3Bに切込み長孔H12を嵌合して、ドレンパン3A下面に挿入し、棚板12Cの先端を背板12Dの受桟12Eに係止し、図4に示す如く、両側板12S下方のアンカー金具12P´に対し、下側幕板12Bの貫通孔Haを介してボルト12P及び化粧ナット12Nで着脱自在に締着出来、上側幕板12Aも同様に、ボルト12P及び化粧ナット12N手段で着脱自在に締着出来る。
尚、箱型12Fの内周面、上側幕板12Aの内面、下側幕板12Bの内面及び棚板12C上面は、収納箱12の熱空間Oを規定するものであり、アルミ箔の貼着は、箱型12Fの組付け前の板状態で実施し、上下幕板12A,12Bも、空気孔Hc穿孔前に貼着しておけば良い。
〔取付金具20(図5)〕
取付金具20は、箱型12Fの背板12D内面に固定して、放熱器Heを吊下げ形態で取付けるものであって、図5(A)は取付金具20の全体斜視図、図5(B)は放熱器Heを取付金具20で取付けた状態の縦断側面図である。
取付金具20は肉厚1.2mmの鋼板製で、中央垂直辺20Cの左右両端から垂直側辺20Sを突出した、上面視コ字状の板金片であって、中央垂直辺20Cには、取付け位置の調整の可能な上下方向長孔の取付孔H20を上下に配置し、両側垂直側辺20Sには、先端上部に突出片20Gを形成し、突出片20Gの前後に主管2Aに対応する当接曲面20Rを形成し、図5(A)に示す如く、突出片20Gから両側の当接曲面20Rに亘って、慣用の断熱シート20Mを貼着すると共に、垂直側辺20Sの主管2A当接部から取付金具20の基部への熱伝達を抑制するためのスリット20Vを配置したものである。
〔埋設暖冷房システムの構築(図1、図2)〕
図1(A),(B)の如く、放熱器Heを収納する間柱6B間には、天井配管のサプライ管S及びリターン管R用貫通孔H12´を備えた受桟6Kを張り渡し固定しておく。
また、箱型12Fは、背板12D内面、側板12S内面、上板12U内面に、それ自体慣用のアルミ箔8Dを張着しておく。
そして、背板12D内面には、図5(B)に示す如く、上側取付金具20は突出片20Gを上向きに、下側取付金具20は突出片20Gを下向きに、上下取付金具20を、放熱器Heの上下主管2A間寸法に整合させて、ねじS20で固定する。
そして、図2に示す如く、放熱器Heを取付金具20で支持して、両側板12S及び背板12Dの下端を、間柱6B内側面に予め釘打ち固定した支持胴縁6M上に、必要に応じて、高さ調整用のパッキン材を介して立設し、上方の受桟6Kから延出したサプライ管S及びリターン管Rを箱型12Fの上板12Uから箱型12F内に引出して、上板12Uを上側受桟6Kに、パッキン材12Mを介して、箱型12F内からねじS12で固定し、同様に両側板12Sを間柱6Bに、パッキン材12Mを介してねじS12で固定し、次いで、サプライ管S及びリターン管Rを、慣用の接続金具2Nで放熱器Heの供給管2S及び排出管2Rと接続し、接続金具2Nを保温材NCで被覆処理する。
また、下側幕板12B内側の棚板12Cから上面、棚板12Cの上面にもアルミ箔を張着しておき、図2に示す如く、プラスチック樹脂製で、放熱器Heの下面の幅、長さに対応する寸法、形状を備えたドレンパン3Aから下方に突出したドレンパイプ3Bを、ドレンパイプ3Bより大径の慣用の塩ビ製排水パイプ3C内に挿入接続した後、下側幕板12Bの棚板12Cをドレンパン3Aの下面に、切込み長孔H12をドレンパイプ3Bと嵌合して挿入し、先端を背板12Dの受桟12Eに係止する。
そして、放熱器Heを収納支持し、ドレンパン3Aも排水パイプ3Cに接続した状態の箱型12Fの前面には、図2に示す如く、上側幕板12Aを、ボルト12P及び化粧ナット12Nで固定し、下側幕板12Bも、同様に、ボルト12P及び化粧ナット12Nで箱型12Fの前面下部に固定する。
尚、間仕切WAの、後面の内装材8A及び前面の内装材8Aは、慣用の手法で張設するが、前面の内装材8Aは、収納箱12の、間仕切WAへの出入に干渉しない形態に張設しておく。
得られた埋設暖冷房システムにあっては、放熱器Heを構成する上下ヘッダー1及び縦パイプ2C群が、全て、熱線放射率0.95の高いPP−R樹脂パイプであるため、暖房時には60℃の温水を、冷房時には7℃の冷水を、熱源として供給循環すれば、高効率の熱輻射線を放散し、収納箱12内の放熱器Heを囲む対向面が、前面の開放域以外全てアルミ箔の輻射熱反射層であるため、収納箱12内で発生する熱は、居室の暖冷房に、ロスを生ずることなく、有効に利用出来る。
そして、収納箱12内の熱空間Oからの居室内への熱放出は、前面の開放域からの熱線の直接放射による居室内全域への均斉熱作用、及び上下幕板12A,12Bの空気貫流機能による空気の自然対流伝達作用によって、間仕切WAのスペースに埋設した暖冷房でありながら、居室内全域に及ぶ、穏やかで人体に優しい、暖冷房を提供する。
しかも、収納箱12内は、下側幕板12B及び上側幕板12Aの散在空気孔Hc群を介して、熱空間O内は熱溜りを生ずることなく循環対流が存在するため、収納箱12内での、カビやダニの発生も抑制出来る衛生的な暖冷房システムとなる。
また、収納箱12の内部の放熱器Heは、上下の幕板12A,12Bの存在によって、縦パイプ2C群のみが露見するため、縦線群の幾何学模様による機能美を呈し、着脱自在の上下幕板12A,12Bは需要者の好みに応じたデザイン選定も可能なこと、透明又は半透明な縦パイプ2C群にも着色水循環が可能なこととが相俟って、暖冷房手段による斬新なインテリアデザインの実現も可能となる。
1 ヘッダー
2A 主管
2B 枝管
2C 縦パイプ
2D 連通パイプ
2E スペーサーパイプ
2F 閉止板
2N 接続金具
2P 仕切板
2R 排出口
2S 供給口
3A ドレンパン
3B ドレンパイプ
3C 排水パイプ
6B 間柱
6K,12E 受桟
8A 内装材
8B 幅木
8D 輻射波反射層(アルミ箔)
9A 床材
9B 床用合板
10 天井材
12 収納箱
12A 上側幕板
12B 下側幕板
12C 棚板
12D 背板
12F 箱型
12M パッキン材
12N 化粧ナット
12S 側板
12U 上板
20 取付金具
20C 中央垂直辺
20G 突出片
20M 断熱シート
20R 当接曲面
20S 垂直側辺
20V スリット
101 第1放熱パネル
102 第2放熱パネル
He 放熱器
NC 保温材
O 熱空間
R リターン管(戻り管)
S サプライ管(往き管)
S12,S20 ねじ
WA 間仕切

Claims (5)

  1. 木造又は鉄骨造又は鉄筋コンクリート造建物の壁下地の、間仕切(WA)内の間柱(6B)間に、前面開放の収納箱(12)を配置し、収納箱(12)内にプラスチック樹脂製放熱器(He)を収納した、間仕切内埋設暖冷房システムであって、収納箱(12)は、前面開放の箱型(12F)の、前面上部には、上側幕板(12A)を、前面下部には、内方へ棚板(12C)を延出した下側幕板(12B)を着脱自在に装着したものであり、放熱器(He)は、上下ヘッダー(1)間に縦パイプ(2C)群を並列連通した第1放熱パネル(101)と、第2放熱パネル(102)とを重層形態で一体化して、一方の放熱パネルの上側ヘッダー(1)からは供給口(2S)を、他方の放熱パネルの上側ヘッダー(1)からは排出口(2R)を突設したものであり、放熱器(He)を収納箱(12)内に吊下げ形態で保持し、下側幕板(12B)の棚板(12C)上には、放熱器(He)の下側でドレンパン(3A)を配置した間仕切内埋設暖冷房システム。
  2. 収納箱(12)は、下部内面に受桟(12E)を有する背板(12D)と、パイプ貫通孔(H12´)を有する上板(12U)と、両側板(12S)とを備えた前面開放の箱型(12F)に対し、前面上部では、空気貫流機能を有する上側幕板(12A)を着脱自在に固定し、前面下部では、上半が空気貫通機能を有し、中間部内面には、後端からドレンパイプ嵌入用の切込み長孔(H12)を備えた棚板(12C)を突設した下側幕板(12B)を着脱自在に固定した、請求項1に記載の暖冷房システム。
  3. 収納箱(12)内の放熱器(He)対向内面、即ち上板(12U)内面、背板(12D)内面、側板(12S)内面、上側幕板(12A)内面、下側幕板(12B)の棚板(12C)より上部の内面及び棚板(12C)上面は、輻射波反射層(8D)を備え、上側幕板(12A)が上側ヘッダー(1)から上方を、下側幕板(12B)が下側ヘッダー(1)から下方を隠蔽した、請求項1又は2に記載の暖冷房システム。
  4. 放熱器(He)は、背板(12D)に固定した上下の取付金具(20)によって、上側ヘッダー(1)の主管(2A)を熱伝達抑制形態で支承し、下側ヘッダー(1)の主管(2A)を熱伝達抑制形態で前後揺動阻止した、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の暖冷房システム。
  5. 放熱器(He)の供給口(2S)及び排出口(2R)は、天井配管のサプライ管(S)及びリターン管(R)と、収納箱(12)内で接続金具(2N)で接続して接続金具(2N)を保温材(NC)で被覆し、放熱器(He)下側のドレンパン(3A)及びドレンパイプ(3B)はプラスチック樹脂製であって、ドレンパイプ(3B)を排水パイプ(3C)内に挿入接続した、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の暖冷房システム。
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