JP3131266U - 岩盤浴用ボックス - Google Patents

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JP3131266U JP2007000871U JP2007000871U JP3131266U JP 3131266 U JP3131266 U JP 3131266U JP 2007000871 U JP2007000871 U JP 2007000871U JP 2007000871 U JP2007000871 U JP 2007000871U JP 3131266 U JP3131266 U JP 3131266U
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Abstract

【課題】特別に室内加温用のヒータを設けることなく、例えば岩盤を温めるヒータだけでも浴用ボックスの室温を使用可能な温度まで短時間で上昇させることができ、入浴までの準備時間が短くて済む岩盤浴用ボックスを提供する。
【解決手段】岩盤浴用ボックスAは、浴用ボックス10内に設けられ足載せ部71と座部72と背もたれ部74を有する座部構造体74、足載せ部71と座部72と背もたれ部74に設けられ天然石を含む石板部材712,722,742、足載せ部71と座部72と背もたれ部74の石板部材712,722,742を加温するヒータ716,726,749を備えている。座部72と背もたれ部74の裏側には、浴用ボックス10内の空気を対流または循環させる経路の一部を構成する空気流通経路70が設けられており、空気流通経路70は背もたれ部74と浴用ボックス10の壁面3との間の隙間740を含んでおり、座部72のヒータ726と背もたれ部74のヒータ746は空気流通経路70中に配されている。
【選択図】図2

Description

本考案は岩盤浴用ボックスに関するものである。更に詳しくは、熱効率にすぐれ、入浴準備をする際に、ボックス内の温度を入浴に適した温度まで短時間で上昇させることができる岩盤浴用ボックスに関する。
岩盤浴は、自然石を遠赤外線放射体として使用し、比較的低温で身体を芯から温めることができる入浴法として、近年、特に普及がすすんでいる。有料の入浴施設などでは、入浴者が身体を伸ばして仰臥できるタイプのものが主流であり、一般家庭用のものとしても従来家庭用サウナ風呂などに採用されているボックスタイプのものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2006−334258
しかしながら、特許文献1の岩盤浴用ボックスには、次のような課題があった。
すなわち、岩盤浴用ボックスの内部に設けられている石板ユニットは、床のほぼ全面に設けられ、しかも使用者が身体を伸ばして仰臥できるようになっている。このため、岩盤浴用ボックスはスペース効率がよいとはいえず、一般家庭での使用にはやや無理がある。
本願考案者は、前記岩盤浴用ボックスのスペース効率の問題を解消する手段として、使用者が仰臥するのではなく座るタイプの浴用ボックスの採用を検討した。これによれば、床面積が小さくなるため、従来の家庭用サウナボックスと同等のスペース効率が得られたが、岩盤浴用であるために次のような新たな課題を生じた。
つまり、岩盤浴では、家庭用サウナとは違って高温の蒸気や遠赤外線ヒータなどは使用せず、天然石をヒータで比較的低温(40°程度)に温めて使用する。このため、浴用ボックス内の室温が上昇しにくく、特に冬場などは使用可能な室温まで上昇するまでに比較的長い時間を必要とする。
そこで本考案の目的は、使用者が仰臥するのではなく座るタイプの岩盤浴用ボックスにおいて、特別に室内加温用のヒータを設けることなく、例えば岩盤を温めるヒータだけでも浴用ボックスの室温を使用可能な温度まで短時間で上昇させることができ、入浴までの準備時間が短くて済み、使いやすい岩盤浴用ボックスを提供することである。
上記課題を解決するために本考案が講じた手段は次のとおりである。
本考案は、
使用者が出入り可能な浴用ボックスと、
該浴用ボックス内に設けられ、少なくとも座部と背もたれ部を有する座部構造体と、
前記座部と背もたれ部に設けられ、天然石を含む石板部材と、
前記座部と背もたれ部の石板部材を加温するヒータと、
を備えており、
前記座部の下側と背もたれ部の裏側には、浴用ボックス内の空気を対流または循環させる経路の一部を構成する空気流通経路が設けられており、前記ヒータは、前記空気流通経路中に配されている、岩盤浴用ボックスである。
本考案は、
使用者が出入り可能な浴用ボックスと、
該浴用ボックス内に設けられ、足載せ部と座部と背もたれ部を有する座部構造体と、
前記足載せ部と座部と背もたれ部にそれぞれ設けられ、天然石を含む石板部材と、
前記足載せ部と座部と背もたれ部の裏側にそれぞれ配され、石板部材を加温するヒータと、
を備えており、
前記座部の下側と背もたれ部の裏側には、浴用ボックス内の空気を対流または循環させる経路の一部を構成する空気流通経路が設けられており、該空気流通経路は前記背もたれ部と前記浴用ボックスの壁面との間の隙間を含んでおり、前記座部のヒータと背もたれ部のヒータは、前記空気流通経路中に配されている、岩盤浴用ボックスである。
本考案は、
浴用ボックスが、底面板、正面板、背面板、両側面板及び天板で組み立て及び分解ができるように構成されており、前記正面板、背面板及び両側面板は、ロック金具を介して接合する構造であるのがより好ましい。
本考案は、
浴用ボックス内を加温するためのヒータを、石板部材を加温するヒータとは別に備えているのがより好ましい。
本考案は、
石板部材が、天然石をモルタルで接着して所定の形状に形成されており、モルタルには、炭が所要の割合で混ぜられているのがより好ましい。
本考案は、
浴用ボックス内にミストまたは水蒸気を供給する加湿器を備えているのがより好ましい。
(作用)
本考案に係る岩盤浴用ボックスの作用を説明する。なお、ここでは本考案の各構成要件のそれぞれに、後述する実施の形態において各部に付与した符号を対応させて付与し説明するが、この符号の付与は、あくまで説明の理解を容易にするためであって各構成要件の上記各部への限定を意味するものではない。
岩盤浴用ボックス(A)の使用準備をするために、ヒータ(716,726,749)によって座部構造体(7)の足載せ部(71)、座部(72)、背もたれ部(74)の石板部材(712,722,742)を加温する。
これに伴い、各ヒータ(716,726,749)が設けられている空気流通経路(70)中の空気の温度が上昇し、加温されて上昇した空気と入れ替わりに冷たい空気が移動してくることによって空気の流れが起こる。
移動してきた冷たい空気は、自然に座部(72)と背もたれ部(74)の裏側に設けられている空気流通経路(70)を通るので、効率的な熱交換が行われ、さらに対流が促進される。
これにより、石板部材(712,722,742)を温めるヒータ(716,726,749)だけでも浴用ボックス(10)の室温を使用可能な温度まで短時間で上昇させることができる。
そして、浴用ボックス(10)内が十分に温まったら、使用者は浴用ボックス(10)内に入って座部構造体(7)の座部(72)に座り、石板部材(712,722,742)からの遠赤外線を浴びて岩盤浴をすることができる。
浴用ボックス(10)が、底面板(1)、正面板(2)、背面板(3)、両側面板(4,5)及び天板(6)で組み立て及び分解ができるように構成されており、正面板(2)、背面板(3)及び両側面板(4,5)は、ロック金具(22,32,44,52)を介して接合する構造であるものは、岩盤浴用ボックスの組み立てにおいても、また分解においても簡単で迅速な作業が可能になる。これにより、設置場所の移動も短時間で容易にできる。
浴用ボックス(10)内を加温するためのヒータ(13)を、石板部材(712,722,742)を加温するヒータ(716,726,749)とは別に備えているものは、浴用ボックス(10)の室温を使用可能な温度まで、さらに短時間で上昇させることが可能になる。
石板部材(712,722,742)は、天然石をモルタル(715,725,745)で接着して所定の形状に形成されており、モルタル(715,725,745)には、炭が所要の割合で混ぜられているものは、石板部材(712,722,742)の熱効率が良好になり、所要の温度まで加温される時間がより短くなるとともに、保温性にも優れている。
浴用ボックス(10)内にミストまたは水蒸気を供給する加湿器を備えているものは、浴用ボックス(10)内の雰囲気に十分な湿度を与えることができるので、岩盤浴による遠赤外線の温熱効果をより高めることができる。
本考案の岩盤浴用ボックスは、使用準備をするためにヒータの電源を入れ、座部構造体の石板部材を加温することにより、各ヒータが設けられている空気流通経路中の空気の温度が上昇し、加温されて上昇した空気と入れ替わりに冷たい空気が移動してくることによって空気の流れが起こり、冷たい空気が自然に座部と背もたれ部の裏側に設けられている空気流通経路を通るので、効率的な熱交換が行われ、さらに対流が促進される。
これにより、石板部材を温めるヒータだけでも浴用ボックスの室温を使用可能な温度まで短時間で上昇させることができ、入浴までの準備時間が短くて済み、使いやすい。
本考案を図に示した実施例に基づき詳細に説明する。
図1は本考案に係る岩盤浴用ボックスの外観を示す斜視図、
図2は岩盤浴用ボックスの全体構造を示す分解斜視図、
図3は岩盤浴用ボックスの内部構造を示す分解斜視図、
図4は岩盤浴用ボックスの縦断面図、
図5は岩盤浴用ボックスの横断面図である。
岩盤浴用ボックスAは、組み立てと分解が可能な構造を有している。岩盤浴用ボックスAは、底板1、正面板2、背面板3、右側面板4、左側面板5、天板6で構成される浴用ボックス10と、座部構造体7を備えている。
(底板1)
底板1は、フラッシュ構造の板体であり平面視で長方形状(正方形の場合もある)である。底板1の上面には例えば石綿板などの防水性の表面材(図示及び符号省略)が張設されている。底板1の上面には、四辺に沿うように縁辺から内方へやや間隔をおいて嵌入溝11が設けられている。嵌入溝11は、各角部でつながっており、平面視長方形の枠状である。嵌入溝11には、正面板2、背面板3、右側面板4及び左側面板5の下端部を嵌め入れて立てることができる。
底板1の前部寄りには、前部側の嵌入溝11と平行に所要深さの収容凹部12が設けられている。収容凹部12の内部には、電気ヒータ716が収容され、取付具(符号省略)を介して固定されている。また、底板1の後部寄りには、後部側の嵌入溝11と平行に、取付具(符号省略)を介して電気ヒータ13が取り付けられている。電気ヒータ13は、石板部材などの加温にはそれ程影響せず、主に浴用ボックス10内の温度を上げて所定の温度で維持するためのヒータである。
(正面板2)
正面板2は、フラッシュ構造の板体であり正面視長方形状である。正面板2の中央部には開閉自在なドア21が設けられている。正面板2の左右両側すなわち縦長辺部の端面には、それぞれ三箇所(縦長辺部の上下方向中央と上下両端寄り)に固定用金具22が取り付けられている。固定用金具22は、後述する右側面板4の固定用金具44及び左側面板5の固定用金具52とそれぞれ対を成してロック金具を構成するものであり、両金具は互いの固定及び固定解除を行うことができる。
(背面板3)
背面板3は、前記正面板2と同様にフラッシュ構造の板体であり、正面板2と同じ大きさを有している。正面板2の両側の縦長辺部の端面には、正面板2の前記固定用金具22と同様の固定用金具32が同様の箇所に取り付けられている。
(右側面板4、左側面板5)
右側面板4及び左側面板5は、前記正面板2と同様にフラッシュ構造で長方形状の板体である。右側面板4の内面には、座受部材41と背受部材42が表面から突出するように設けられている。座受部材41は、図3に示すように右側面板4の下部中央に山形状に設けられており、背受部材42は、同じく右側面板4の下部後方側に後方へ傾斜して設けられている。
なお、座受部材と背受部材は左側面板5にも同様に設けられている。左側面板5の座受部材と背受部材は、図には表れていない。左側面板5に設けられている座受部材と背受部材は、組み立て時において、右側面板4に設けられている座受部材41と背受部材42と鏡像位置にあり同様の形状である。
また、右側面板4の上部後方側には、正面板(符号省略)にがらり構造を有する収容箱43が取り付けられている。収容箱43には、加湿器(図示省略)が収容されており、ボックス内にミストを供給できるようにしてある。
さらに、右側面板4及び左側面板5の前後両側すなわち縦長辺部の端面寄りの表面側には、それぞれ三箇所(縦長辺部の上下方向中央と上下両端寄り)に固定用金具44、52が取り付けられている。固定用金具44、52は、前記したように前記正面板2及び背面板3の固定用金具22、32と対を成してロック金具を構成するものであり、両金具は互いの固定、固定解除を行うことができる。
(天板6)
天板6はフラッシュ構造で長方形状であり、底板1の嵌入溝11に下端部を嵌め入れて立てられた正面板2、背面板3、右側面板4及び左側面板5で形成された上部開口部(符号省略)に取り付けられている。天板6の底面には、底面視四角形の嵌入部61が突出して設けられており、天板6は嵌入部61を前記上部開口部を塞ぐように正面板2、背面板3、右側面板4及び左側面板5の上端内面に内嵌めして取り付けられている。
また、天板6の正面側の下端縁部には、全幅にわたり段部62が形成されている。段部62は、正面側で正面板2の上端面との間で飾り溝(符号省略)を形成するものである。段部62により、岩盤浴用ボックスAの使用時に天板6が温められて反ったときに、天板6の下面と正面板2の上端面に新たな溝ができてもカムフラージュすることができ、外観が見苦しくなるのを防止できる。
(座部構造体7)
底板1、正面板2、背面板3、右側面板4、左側面板5及び天板6で形成された浴用ボックス10内には、座部構造体7が収容されて取り付けられている。
座部構造体7は、足載せ部材71、座部材72、がらり部材73、背もたれ部材74で構成されている。これら各部材の構造及び取付構造は次のとおりである。
足載せ部材71は、板体で平面視長方形状に形成された枠711の上面側に石板部材712を取り付けた構造である。石板部材712の裏面には、金属板(例えば鉄板)713が配されている。石板部材712は、四枚の天然石714を図3に示すように並べ、モルタル715で接着して(固めて)全体を長方形の板状に形成したものである。なお、モルタル715には、炭粉または炭粒(図示省略)が適宜割合で混ぜられており、石板部材712が加温されやすいようにしている。
足載せ部材71は、図4に示すように、底板1の前部側に正面板2、右側面板4及び左側面板5の内側に嵌め入れるようにして置かれており、固着はされていない。足載せ部材71の石板部材712は、後方へやや傾斜している。足載せ部材71をこのように設置することにより、底板1の収容凹部12に設けられている前記電気ヒータ716によって、前記金属板713及び石板部材712を加温することができる。
座部材72は、足載せ部材71と同様に板体で平面視長方形状に形成された枠721の上面側に石板部材722を取り付けた構造である。石板部材722の裏面には、金属板723が配されている。なお、石板部材722の構造は、前記石板部材712と同様の構造であり、四枚の天然石724を並べ、炭粉または炭粒を混ぜたモルタル725で接着して全体を長方形の板状に形成したものである。
座部材72は、右側面板4の座受部材41の上側を構成する横部(符号省略)と、左側面板5の座受部材の上側を構成する横部に両側端部を載置して取り付けられている。
また、両座受部材の横部の間には、電気ヒータ726が横方向に取り付けられており、この電気ヒータ726によって、前記座部材72の金属板723及び石板部材722を加温することができるようにしてある。なお、電気ヒータ726の両座受部材への取り付けは、浴用ボックス10の組み立て時に行われる。
がらり部材73は、羽板を上下方向に等間隔で設けて通気可能に形成した部材である。がらり部材73は、座部材72の前下方に右側面板4の座受部材41の縦部前面側と、左側面板5の座受部材の縦部前面側に両側端部を立て掛けるようにして、前記足載せ部材71の後端との間の隙間に入れて取り付けられており、固着はされていない。
背もたれ部材74は、板体(上部横部材746は、上部が丸められた棒体)で長方形状に形成され、両側下部には脚747を有する枠741の前面側に石板部材742を取り付けた構造である。石板部材742の裏面には、金属板(例えば鉄板)743が配されている。なお、石板部材742の構造は、六枚の天然石744を並べ、炭粉または炭粒を混ぜたモルタル745で接着して全体を長方形の板状に形成したものである。
右側面板4の背受部材42と左側面板5の背受部材の横部の間には、電気ヒータ749が横方向に取り付けられており、この電気ヒータ749によって、前記背もたれ部材74の金属板743及び石板部材742を加温することができるようにしてある。
なお、前記座部材72の電気ヒータ726と、背もたれ部材74の電気ヒータ749は、それぞれ両座受部材の間と、両背受部材の間に取り付けられる構造であるが、電気ヒータ726は座部材72と一体に、また、電気ヒータ749は背もたれ部材74と一体に設けることもできる。
また、背もたれ部材74は、前記両背受部材の前面側に両側端部を立て掛けるようにして、座受部材41の横部後端との間の隙間に入れて取り付けられており、固着はされていない。上部横部材746の後部には、左右二箇所にスペーサ748が所要の間隔で設けられており、前記のように背もたれ部材74を取り付けたときに、背面板3の内面との間に空気を流通、循環させるための隙間740が形成されるようにしている。
なお、前記がらり部材73から入って座部材72の下方の空間を通り、さらに脚747の間を通って前記背もたれ部材74の裏側の空間を通り、前記隙間740から上方へ抜ける経路は、空気流通経路70を構成している。また、前記構造によって、空気流通経路70の経路中には、前記各電気ヒータ716、726、749、13が位置している。
(作用)
図1ないし図5を参照して岩盤浴用ボックスAの作用を説明する。
岩盤浴用ボックスAを室内などに設置する際の組み立ては次のように行う。
まず、設置箇所に底板1を置き、その上面に設けられている嵌入溝11に正面板2、背面板3、右側面板4、左側面板5の各板を差し込んで立てる。そして、正面板2の固定用金具22及び背面板3の固定用金具32を右側面板4の固定用金具44及び左側面板5の固定用金具52と相互に固定しロックする。さらに、正面板2、背面板3、右側面板4及び左側面板5の上部に天板6を取り付ける。
次に、電気ヒータ716、13を底板1に取り付け、電気ヒータ726、749をそれぞれ右側面板4と左側面板5の両座受部材間と両背受部材間に取り付ける。なお、前記したように電気ヒータ726を座部材72と一体に、電気ヒータ749を背もたれ部材74と一体に設けると、電気ヒータ726、749の取付作業が不要になる。そして、足載せ部材71を底板1の最前部に置き、前記両座受部材の横部に座部材72を載置し、両座受部材の縦部前面側にがらり部材73を立て掛け、前記両背受部材の前面側に背もたれ部材74を立て掛ける。最後に、各電気ヒータ716、726、749、13や収容箱43内の加湿器の配線などを行って、組み立て作業を完了する。
前記組み立て構造は、すべての接合箇所において、接着剤による接着や釘着などの分解が困難な手段を採用しておらず、単に構成材を組み合わせるだけであるので特に道具なども必要なく、組み立てと分解作業を短時間で簡単に行うことができる。
なお、岩盤浴用ボックスAの設置場所を移動する場合の分解は、前記組み立ての手順と大体において逆の手順で行うことができる。
岩盤浴用ボックスAに入浴する場合は、使用準備をするために、まず各電気ヒータ716、726、749、13の電源を入れ、座部構造体7の足載せ部材71、座部材72、背もたれ部材74の各石板部材712、722、742を加温する。
これに伴い、各電気ヒータ716、726、749、13が設けられている空気流通経路70の経路中の空気の温度が上昇し、加温された空気は背もたれ部材74の裏側の隙間740を通って上昇する。そして、空気流通経路70内には、加温されて上昇した空気と入れ替わりに、冷たい空気ががらり部材73を通って移動してくることによって空気の流れ(対流)が起こる。
空気流通経路70内に移動してきた冷たい空気は、空気流通経路70を通りながら各電気ヒータ716、726、749、13との熱交換によって温められ、これが連続的に行われるためさらに対流が促進される(空気の流れを表した図4の矢印参照)。また、各電気ヒータ716、726、749、13は空気流通経路70に順に配されているので、流通する空気との間で効率的な熱交換が行われる。これによって、浴用ボックス10の室温を使用可能な温度まで短時間で上昇させることができるので、入浴までの準備時間が短くて済み、使いやすい。
なお、各石板部材712、722、742を加温する各電気ヒータ716、726、749は、安全のために各石板部材712、722、742の表面温度が制限される関係上、あまり熱量の大きいものは使用できないために、本実施の形態では背もたれ部材74の後方にある電気ヒータ13によって浴用ボックス10内の室温の上昇を助けている。なお、室温の上昇が多少は遅くなるが、電気ヒータ13を設けずに石板部材712、722、742を加温する各電気ヒータ716、726、749だけで室温を上昇させる構造としてもよい。
そして、岩盤浴用ボックスA内が十分に温まったら、使用者は岩盤浴用ボックスA内に入って座部構造体7の座部材72に座り、足を足載せ部材71に載せ、背もたれ部材74に背を付けて、各石板部材712、722、742からの遠赤外線を浴びて岩盤浴をすることができる。なお、岩盤浴用ボックスA内には、加湿器からミストが供給されているので、雰囲気に十分な湿度が与えられており、岩盤浴による遠赤外線の温熱効果をより高めることができる。
なお、本明細書で使用している用語と表現は、あくまで説明上のものであって限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本考案は図示されている実施の形態に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。
本考案に係る岩盤浴用ボックスの外観を示す斜視図。 岩盤浴用ボックスの全体構造を示す分解斜視図。 岩盤浴用ボックスの内部構造を示す分解斜視図。 岩盤浴用ボックスの縦断面図。 岩盤浴用ボックスの横断面図。
符号の説明
A 岩盤浴用ボックス
10 浴用ボックス
1 底板
11 嵌入溝
12 収容凹部
13 電気ヒータ
2 正面板
21 ドア
22 固定用金具
3 背面板
32 固定用金具
4 右側面板
41 座受部材
42 背受部材
43 収容箱
44 固定用金具
5 左側面板
52 固定用金具
6 天板
61 嵌入部
62 段部
7 座部構造体
70 空気流通経路
71 足載せ部材
711 枠
712 石板部材
713 金属板
714 天然石
715 モルタル
716 電気ヒータ
72 座部材
721 枠
722 石板部材
723 金属板
724 天然石
725 モルタル
726 電気ヒータ
73 がらり部材
74 背もたれ部材
740 隙間
741 枠
742 石板部材
743 金属板
744 天然石
745 モルタル
746 上部横部材
747 脚
748 スペーサ
749 電気ヒータ

Claims (6)

  1. 使用者が出入り可能な浴用ボックス(10)と、
    該浴用ボックス(10)内に設けられ、少なくとも座部(72)と背もたれ部(74)を有する座部構造体(74)と、
    前記座部(72)と背もたれ部(74)に設けられ、天然石を含む石板部材(722,742)と、
    前記座部(72)と背もたれ部(74)の石板部材(722,742)を加温するヒータ(726,749)と、
    を備えており、
    前記座部(72)の下側と背もたれ部(74)の裏側には、浴用ボックス(10)内の空気を対流または循環させる経路の一部を構成する空気流通経路(70)が設けられており、前記ヒータ(726,749)は、前記空気流通経路(70)中に配されている、
    岩盤浴用ボックス。
  2. 使用者が出入り可能な浴用ボックス(10)と、
    該浴用ボックス(10)内に設けられ、足載せ部(71)と座部(72)と背もたれ部(74)を有する座部構造体(74)と、
    前記足載せ部(71)と座部(72)と背もたれ部(74)に設けられ、天然石を含む石板部材(712,722,742)と、
    前記足載せ部(71)と座部(72)と背もたれ部(74)の石板部材(712,722,742)を加温するヒータ(716,726,749)と、
    を備えており、
    前記座部(72)の下側と背もたれ部(74)の裏側には、浴用ボックス(10)内の空気を対流または循環させる経路の一部を構成する空気流通経路(70)が設けられており、該空気流通経路(70)は前記背もたれ部(74)と前記浴用ボックス(10)の壁面(3)との間の隙間(740)を含んでおり、前記座部(72)のヒータ(726)と背もたれ部(74)のヒータ(746)は、前記空気流通経路(70)中に配されている、
    岩盤浴用ボックス。
  3. 浴用ボックス(10)が、底面板(1)、正面板(2)、背面板(3)、両側面板(4,5)及び天板(6)で組み立て及び分解ができるように構成されており、前記正面板(2)、背面板(3)及び両側面板(4,5)は、ロック金具(22,32,44,52)を介して接合する構造である、
    請求項1または2の岩盤浴用ボックス。
  4. 浴用ボックス(10)内を加温するためのヒータ(13)を、石板部材(712,722,742)を加温するヒータ(716,726,749)とは別に備えている、
    請求項1、2または3の岩盤浴用ボックス。
  5. 石板部材(712,722,742)は、天然石をモルタル(715,725,745)で接着して所定の形状に形成されており、モルタル(715,725,745)には、炭が所要の割合で混ぜられている、
    請求項1、2、3または4の岩盤浴用ボックス。
  6. 浴用ボックス(10)内にミストまたは水蒸気を供給する加湿器を備えている、
    請求項1、2、3、4または5の岩盤浴用ボックス。
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