JP2012034724A - 眼底撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】赤外光と偏光を利用することにより、眼底の所望の部位の明瞭化を図り、非侵襲で観察することが可能な眼底撮影装置を提供する。
【解決手段】眼底撮影装置は、被検眼の眼底に照明光を照射する照明光学系及び眼底による照明光の反射光を撮影手段に導く撮影光学系を有する。また照明光学系は、照明光としての赤外光を発生する赤外光発生手段と、赤外光を円偏光に変換する円偏光変換手段とを有する。また撮影光学系は、円偏光に変換された赤外光の眼底反射光を直線偏光に変換する直線偏光変換手段と、直線偏光に変換された眼底反射光の偏光方向を切換可能な切換手段とを有する。また制御手段は、切換手段を制御して偏光方向を切り換えさせる度に、撮影手段を制御して眼底を撮影させる。
【選択図】図2

Description

この発明は、被検眼の眼底を撮影する眼底撮影装置に関する。
被検眼の状態を観察するために眼底を撮影する技術が知られている(たとえば特許文献1、特許文献2を参照)。また近年、眼底の網膜深部に存在する脈絡膜の状態を把握することで、より正確に病変判別を行うことができる可能性が指摘されている。
ここで、眼底撮影に可視光を用いる場合、可視光は被検眼が感度を持つ帯域の光であるため、撮影中に被検眼が動いてしまい、所望の眼底撮影が行えない場合があった。またこの場合には眼底撮影を再度行う必要が生じるが、可視光での撮影は眩しいため、被検者にとって負担となるという問題があった。
そこで、被検眼が感度を持たない赤外光を利用して眼底を撮影することで上記不都合の解消を図ることができる(例えば特許文献3、非特許文献1及び非特許文献2を参照)。
一般に赤外光(赤外波長成分の光)は可視光より波長が長いため、生体の深部まで到達する。よって赤外光は、眼底(網膜)や網膜深部に位置する脈略膜の測定に適している。また、赤外光は被検眼が感度を持たない帯域の光(例えば700nmから1000nm)であるため、検査中に被検眼が動いてしまうというような問題がない。従って、被検眼の移動による再度の眼底撮影が不要となるため、可視光による撮影が眩しいという被験者の負担を抑えることが可能となる。
また赤外光を用いて直線偏光画像を取得し、加齢黄斑変性症に対する偏光画像撮影を行うという技術も存在する(非特許文献1を参照)。
特開2008−295971号公報 特開2006−247076号公報 特開2005−296400号公報
三浦 雅博、他4名「偏光感受型走査レーザー検眼鏡による加齢黄斑変性の偏光画像解析」日本眼光学学会総会講演予稿集 2008年 阿川 毅、他11名「近赤外スペクトル解析によるポリープ状脈絡膜血管症(PCV)の診断」日本眼光学学会総会講演予稿集 2009年
上述の通り、赤外光を用いた観察では被検眼の動きに関する問題は解消できる。しかし赤外光を用いた場合であっても、被検眼での散乱状態や反射状態によって、動脈や静脈、或いは視神経乳頭部等、観察者が所望する部位を十分に観察することができない場合があった。
この発明は、以上のような問題を解決するためになされたもので、その目的は、赤外光と偏光を利用することにより、眼底の所望の部位の明瞭化を図り、非侵襲で観察することが可能な眼底撮影装置を提供することにある。
なお、本明細書中、「パラレル方向(平行な方向)」とは、ある直線偏光の偏光方向に平行な方向を意味する。また「パラレル画像」とは、透過軸がパラレル方向に配置された偏光板を透過した光に基づく画像を意味する。また「クロス方向(直交する方向)」とは、ある直線偏光の偏光方向に直交する方向を意味する。また「クロス画像」とは、透過軸がクロス方向に配置された偏光板を透過した光に基づく画像を意味する。また「切換」とは連続的な切換、及び離散的な切換の双方の意味を含むものとする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の眼底撮影装置は、被検眼の眼底に照明光を照射する照明光学系及び眼底による照明光の反射光を撮影手段に導く撮影光学系を有する。また照明光学系は、照明光としての赤外光を発生する赤外光発生手段と、赤外光を円偏光に変換する円偏光変換手段とを有する。また撮影光学系は、円偏光に変換された赤外光の眼底反射光を直線偏光に変換する直線偏光変換手段と、直線偏光に変換された眼底反射光の偏光方向を切換可能な切換手段とを有する。また制御手段は、切換手段を制御して偏光方向を切り換えさせる度に、撮影手段を制御して眼底を撮影させる。
また上記目的を達成するために、請求項2に記載の眼底撮影装置は、請求項1に記載の眼底撮影装置であって、赤外光発生手段は、光源と、光源から発せられた光の赤外波長成分のみを透過させて照明光としての赤外光とする赤外フィルタとを有する。
また上記目的を達成するために、請求項3に記載の眼底撮影装置は、請求項2に記載の眼底撮影装置であって、円偏光変換手段は、赤外波長成分のうちの特定の直線偏光成分のみを透過させる直線偏光板と、直線偏光成分を円偏光に変換するλ/4板とを有する。
また上記目的を達成するために、請求項4に記載の眼底撮影装置は、請求項1に記載の眼底撮影装置であって、赤外光発生手段は、照明光としての赤外光を発生する光源を有する。
また上記目的を達成するために、請求項5に記載の眼底撮影装置は、請求項4に記載の眼底撮影装置であって、円偏光変換手段は、赤外光のうちの特定の直線偏光成分のみを透過させる直線偏光板と、直線偏光成分を円偏光に変換するλ/4板とを有する。
また上記目的を達成するために、請求項6に記載の眼底撮影装置は、請求項1から5のいずれかに記載の眼底撮影装置であって、制御手段は、切換手段を制御して、少なくとも2つの偏光方向に切り換えさせ、且つ撮影手段を制御して、少なくとも2つの偏光方向のそれぞれに切り換えられる度に眼底を撮影させる。
また上記目的を達成するために、請求項7に記載の眼底撮影装置は、請求項6に記載の眼底撮影装置であって、制御手段は、切換手段を制御して、直線偏光に変換された眼底反射光の偏光方向を、少なくとも当該偏光方向と直交する方向と当該偏光方向と平行する方向とに切り換えさせる。
また上記目的を達成するために、請求項8に記載の眼底撮影装置は、請求項6に記載の眼底撮影装置であって、制御手段は、切換手段を制御して、直線偏光に変換された眼底反射光の偏光方向を、所定方向から少なくとも90度回転した方向まで予め設定された角度毎に順次切り換えさせ、且つ撮影手段を制御して、偏光方向が切り換えられる毎に前記眼底を撮影させる。
また上記目的を達成するために、請求項9に記載の眼底撮影装置は、請求項6に記載の眼底撮影装置であって、制御手段は、切換手段を制御して、直線偏光に変換された眼底反射光の偏光方向を、所定方向から少なくとも90度回転した方向まで予め設定された時間毎に順次切り換えさせ、且つ撮影手段を制御して、偏光方向が切り換えられる毎に前記眼底を撮影させる。
また上記目的を達成するために、請求項10に記載の眼底撮影装置は、請求項3又は5に記載の眼底撮影装置であって、調整手段は、直線偏光板の透過軸方向を調整する。
また上記目的を達成するために、請求項11に記載の眼底撮影装置は、請求項1から10のいずれかに記載の眼底撮影装置であって、照明光学系と撮影光学系の光軸を合成する光学素子を更に有する。また直線偏光変換手段及び切換手段は、撮影光学系の光路上であって、且つ光学素子よりも撮影手段側に配置されている。
また上記目的を達成するために、請求項12に記載の眼底撮影装置は、請求項1から10のいずれかに記載の眼底撮影装置であって、照明光学系と撮影光学系の光軸を合成する光学素子を更に有する。また円偏光変換手段は、照明光学系の光路上であって、且つ光学素子よりも赤外光発生手段側に配置されている。
また上記目的を達成するために、請求項13に記載の眼底撮影装置は、撮影手段を有する。また光源は、被検眼の眼底を照射する照明光を発生する。また赤外フィルタは、照明光の赤外波長成分のみを透過させる。また第1の直線偏光板は、赤外波長成分のうちの特定の直線偏光成分のみを透過させる。また第1のλ/4板は、直線偏光成分を円偏光に変換する。また第2のλ/4板は、円偏光に変換された赤外光に基づく眼底反射光を直線偏光に変換する。また第2の直線偏光板は、直線偏光に変換された眼底反射光の偏光方向を切換可能である。また制御手段は、直線偏光に変換された眼底反射光の偏光方向が、少なくとも当該偏光方向と直交する方向、及び当該偏光方向と平行する方向になるよう切換手段を制御して偏光方向を切換させる度に、撮影手段を制御して眼底を撮影させる。
請求項1に記載の発明によれば、眼底に対して照射された円偏光の赤外光の眼底反射光を直線偏光に変換する。そして、直線偏光に変換された眼底反射光をその偏光方向を切り換え、切換を行う毎に撮影手段で撮影することにより、同じ被検眼の眼底を異なる偏光状態で撮影することができる。従って、眼底を複数の描出態様により非侵襲で観察できることから、診断の際に参照する材料が増える。つまり診断支援に役立つこととなる。特に血管や視神経乳頭の形態を様々な角度から明瞭に描出することが可能となる。
また請求項2から5に記載の発明によれば、眼底に対して感度を持たない光を照射し、その反射光を受光することにより、被検眼の動きを防止した状態で眼底撮影を行うことができる。従って、眼底撮影が容易になると共に、撮影のやり直し等による被検者の検査負担を低減させることができる。
また請求項6又は7に記載の発明によれば、制御手段が切換手段及び撮影手段を制御し、眼底反射光の偏光方向を少なくとも2つの偏光方向(例えば、クロス方向とパラレル方向)で切り換え、切換を行う毎に撮影手段で撮影を行わせる。よって同じ被検眼の眼底についての異なった像を少なくとも2回撮影することができる。従って、眼底を少なくとも2つの異なる描出態様で観察できることから、診断の際に参照する材料が増える。つまり診断支援に役立つこととなる。
また請求項8又は9記載の発明によれば、制御手段が切換手段及び撮影手段を制御し、眼底反射光の偏光方向を所定方向から少なくとも90度回転した方向まで予め設定された角度毎或いは予め設定された時間毎に切り換え、切換を行うごとに撮影手段で撮影を行わせる。よって同じ被検眼の眼底についての異なった像を複数得ることができる。また、それらの像のうちからパラレル画像とクロス画像を自動で決定できる。従って、パラレル画像とクロス画像を簡易に得ることが可能となる。
また請求項10記載の発明によれば、調整手段により直線偏光板の透過軸方向を調整することができる。従って、照明光学系による偏光状態のズレを修正して眼底に円偏光の赤外光を入射させることが可能となることから、その反射光に基づくパラレル画像及びクロス画像を確実に入手することが可能となる。
また請求項11又は12記載の発明によれば、直線偏光変換手段、切換手段を光学素子よりも撮影手段側に配置することにより眼底反射光のパラレル方向及びクロス方向の光を検出することができる。又、円偏光変換手段を光学素子よりも赤外光発生手段側に配置することにより眼底に対して赤外円偏光を照射することができる。従って、眼底反射光に基づくパラレル画像及びクロス画像を確実に入手することが可能となる。
また請求項13記載の発明によれば、眼底に対して照射された円偏光の赤外光の眼底反射光を直線偏光に変換する。そして、直線偏光に変換された眼底反射光のクロス方向の成分とパラレル方向の成分を撮影することにより、同じ被検眼の眼底についての異なった像を撮影することができる。従って、眼底を複数の描出態様により非侵襲で観察できることから、診断の際に参照する材料が増える。つまり診断支援に役立つこととなる。特に血管や視神経乳頭の形態を様々な角度から明瞭に描出することが可能となる。
この発明に係る眼底撮影装置の実施形態の全体構成の一例を表す概略図である。 この発明に係る眼底撮影装置の実施形態の光学系の構成の一例を表す概略図である。 この発明に係る眼底撮影装置の実施形態の制御系の構成の一例を表す概略ブロック図である。 第1実施形態に係る眼底撮影装置の動作の一例を表すフローチャートである。 第1実施形態に係る眼底撮影装置の動作の一例を表すフローチャートである。 第1実施形態に係る眼底撮影装置によって撮影された眼底像を示す図である。 第1実施形態に係る眼底撮影装置によって撮影された眼底像を示す図である。 第2実施形態に係る眼底撮影装置の動作の一例を表すフローチャートである。
まず、図1から図3を用いて第1実施形態及び第2実施形態に共通する眼底撮影装置の構成について説明する。なお、この実施形態では眼底カメラについて説明するが、たとえばスリットランプ(細隙灯顕微鏡装置)や眼科手術用顕微鏡のように他の形態の装置であってもよい。
[全体構成]
この実施形態に係る眼底撮影装置の全体構成を図1に示す。この眼底撮影装置は、眼底カメラ本体1とコンピュータ200を含んで構成される。
眼底カメラ本体1には、従来と同様に、被検眼Eの眼底を撮影するための光学系や制御系、更には眼底撮影装置を操作するための各種ユーザインターフェイスなどが搭載されている。コンピュータ200は、各種の制御処理や画像処理を実行する。
眼底カメラ本体1のベース2上には架台3が設けられている。架台3はベース2上を3次元的に移動可能に構成されている。架台3にはコントロールパネル3aとジョイスティック4が設置されている。オペレータは、ジョイスティック4を操作することにより、架台3をベース2上において3次元的に移動させる。ジョイスティック4の頂部に設けられた操作ボタン4aは、眼底を撮影するときのトリガボタンである。
ベース2上には支柱5が立設されている。支柱5には顎受け6aと額当て6bと外部固視灯7が設けられている。顎受け6aには被検者の顎部が載置される。額当て6bには被検者の額が当接される。外部固視灯7は、被検眼Eを固視させるための光を発する。
架台3上には本体部8が搭載されている。本体部8には、眼底カメラ本体1の各種の光学系や制御系が格納されている。なお、制御系は、ベース2や架台3の内部に設けられていてもよいし、コンピュータ200に設けられていてもよい。また、制御系は、眼底カメラ本体1とコンピュータ200の双方に分散配置されていてもよい。
本体部8の被検眼E側には対物レンズ部8aが設けられている。対物レンズ部8aは、検査前のアライメントにより被検眼Eに対峙する位置に配置される。また、本体部8には、被検眼Eを検者が肉眼で観察するための接眼レンズ部8bが設けられている。
更に、本体部8には、被検眼Eを撮影するための2つの撮影装置9、10が設けられている。各撮影装置9、10は、本体部8に対して着脱可能である。
撮影装置9、10は、それぞれ撮影素子9a、10aを搭載したデジタルカメラである(図2を参照)。各撮影素子9a、10aは、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサや、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどを含んで構成される。
撮影素子9a、10aは、特定の波長領域の光を受光する。本実施形態では、撮影素子9aは可視領域の光を受光し、撮影素子10aは可視領域及び赤外領域の光を受光するものとする。また各撮影素子9a、10aで撮影された画像は後述の表示部231(図3を参照)に表示される。
この実施形態では2台の撮影装置を用いているが、本実施形態に係る眼底撮影装置は少なくとも1台の撮影手段を有するものであればよい。また、この眼底撮影装置(眼底カメラ)は、散瞳タイプ又は無散瞳タイプのいずれであってもよい。
[光学系の構成]
眼底カメラ本体1の光学系の構成について図2を参照しながら説明する。眼底カメラ本体1の光学系は、照明光学系100と撮影光学系120を含んで構成される。照明光学系100は、眼底Efに照明光を照明する。撮影光学系120は、照明光の眼底反射光を接眼レンズ部8bや撮影装置9、10に導く。
なお、図示は省略するが、これら光学系に加えてアライメント光学系やスプリット光学系が設けられている。アライメント光学系は、被検眼Eに対する撮影光学系120のアライメント(位置合わせ)を行うための視標(アライメント視標)を投影する。また、スプリット光学系は、被検眼Eに対する撮影光学系120のピント合わせを行うための視標(スプリット視標)を投影する。
〔照明光学系〕
照明光学系100は、観察光源101、コンデンサレンズ102、撮影光源103、コンデンサレンズ104、赤外(透過)フィルタ106a、フィルタ部105、直線偏光板106b、λ/4板(4分の1波長板)106c、リング透光板107、ミラー108、黒点板109、照明絞り110、リレーレンズ111、孔開きミラー112、対物レンズ113を含んで構成されている。
観察光源101は、眼底Efを肉眼や撮影画像にて観察するための定常光(連続光)を出力する。観察光源101は、たとえばハロゲンランプを含んで構成される。コンデンサレンズ102は、観察光源101から発せられた定常光(観察照明光)を集光する。コンデンサレンズ102、104は観察照明光を集光する。
撮影光源103は、眼底Efを撮影するためのフラッシュ光を出力する。撮影光源103は、たとえばキセノンランプによって構成される。コンデンサレンズ104は、撮影光源103から発せられたフラッシュ光(撮影照明光)を集光する。なお、本実施形態においては、観察光源101と撮影光源103を合わせて「光源」という場合がある。
更に、光源として赤外光を発生するレーザー光源などの赤外光源(図示なし)を設けてもよい。この場合、後述する赤外フィルタ106aは不要である。
赤外フィルタ106aは、観察光源101又は撮影光源103から照射された照明光のうち赤外の波長帯域のみ(例えば700nmから1000nm)を透過させる。つまり、赤外フィルタ106a設けることにより赤外光観察が可能となる。赤外フィルタ106aは図示しない駆動機構によって光路上に挿脱自在に設けられている。それにより可視光照射と赤外光照射の切換が可能となっている。
フィルタ部105には光学フィルタが設けられている。この光学フィルタとしては、FA(フルオレセイン蛍光造影撮影;可視蛍光撮影)用のエキサイタフィルタ、ICG(インドシアニングリーン蛍光造影撮影;赤外蛍光撮影)用のエキサイタフィルタ、自発蛍光撮影用のエキサイタフィルタ、レッドフリー撮影用のフィルタなどがある。
フィルタ部105には複数の光学フィルタが設けられてもよい。その場合、たとえば図示しない駆動機構によりフィルタ部105を駆動することで、これら光学フィルタは選択的に光路上に配置される。なお、赤外フィルタ106aをフィルタ部105に設け、赤外観察時には、駆動機構によって光路上に赤外フィルタ106aが配置される構成とすることも可能である。
本実施形態においては、観察光源101及び/又は撮影光源103と赤外フィルタ106aを合わせて「赤外発生手段」という場合がある。また「赤外発生手段」としては、赤外光を発生する赤外光源単体を指す場合もある。
直線偏光板106bは、赤外フィルタ106aにより得られた赤外波長成分のうちの特定の直線偏光成分のみを透過させる偏光子である。本実施形態において、直線偏光板106bは、その透過軸が照明光学系100の光軸に対して直交するように照明光学系100の光軸上に配設されている。また直線偏光板106bは、被検眼Eの眼底Efとほぼ共役な位置に配設されている。
λ/4板106cは、直線偏光板106bを透過した直線偏光成分の光を円偏光に変換するための偏光子である。λ/4板106cは、被検眼Eの眼底Efとほぼ共役な位置に配設されている。更に本実施形態において、λ/4板106cの高速軸は直線偏光板106bの透過軸に対して約45度傾けて配置される。従って、λ/4板106cを透過した照明光は右回りの円偏光の光となる。なお、λ/4板106cの高速軸を直線偏光板106bの透過軸に対して約135度傾けて配置することにより左回りの円偏光の光を発生させることも可能である。
本実施形態においては、直線偏光板106bとλ/4板106cを合わせて「円偏光変換手段」という場合がある。或いは1枚の円偏光板を用いて円偏光の光を発生させてもよい。この場合、その円偏光板が「円偏光変換手段」となる。
また円偏光変換手段の配置は、後述の孔開きミラー112よりも赤外光発生手段側であればよく、コンデンサレンズ104とリング透光板107の間(図2を参照)に限られない。更に、直線偏光板106bとλ/4板106cは図示しない駆動機構によって光路上に挿脱自在に設けられている。
リング透光板107は、円環形状の透光領域からなるリング透光部107aを有する板状部材である。リング透光板107は、被検眼Eの瞳孔と共役な位置に配設されている。また、リング透光板107は、リング透光部107aの中心が照明光学系100の光路に位置するように配設されている。
ミラー108、観察照明光や撮影照明光を撮影光学系120の光路方向に反射させる。黒点板109は、その中心位置に遮光領域を有し、対物レンズ113による照明光の反射光を撮影装置9、10が検出しないようにする。
照明絞り110は、照明光の周辺領域を遮蔽する絞り部材である。照明絞り110は、照明光学系100の光路方向に移動可能に構成される。それにより、眼底Efの照明範囲を変更できる。照明絞り110によりフレアを防止するなどの効果が得られる。照明絞り110を通過した照明光は、リレーレンズ111を経由して孔開きミラー112に導かれる。
孔開きミラー112は、照明光学系100の光軸と撮影光学系120の光軸とを合成する光学素子である。孔開きミラー112の中心領域には孔部112aが開口されている。照明光学系100の光軸と撮影光学系120の光軸は、孔部112aの略中心位置にて交差する。対物レンズ113は、本体部8の対物レンズ部8a内に設けられている。
〔撮影光学系〕
撮影光学系120について説明する。撮影光学系120は、対物レンズ113、孔開きミラー112(の孔部112a)、撮影絞り121、フィルタ部122、λ/4板123a、直線偏光板123b、フォーカスレンズ124、変倍レンズ125、結像レンズ126、クイックリターンミラー127及び撮影装置9を含んで構成される。
照明光の眼底反射光は、前述のように、被検眼Eの瞳孔に形成されるリング状の像の中心暗部を通じて被検眼Eから出射する。被検眼Eから出射した眼底反射光は孔部112aを通じて撮影絞り121に入射する。このとき、孔開きミラー112は照明光の角膜反射光を反射してフレアの発生を防止する。
撮影絞り121は、大きさの異なる複数の円形の透光部が形成された板状の部材である。複数の透光部は、絞り値(F値)の異なる絞りを構成する。これら透光部は、図示しない駆動機構によって択一的に光軸上に配置されるようになっている。
フィルタ部122には、光学フィルタが設けられている。この光学フィルタとしては、FA用のバリアフィルタ、ICG用のバリアフィルタ、自発蛍光撮影用のバリアフィルタなどがある。
フィルタ部122には、複数の光学フィルタが設けられていてもよい。この場合、たとえば図示しない駆動機構によってフィルタ部122を駆動して、これら光学フィルタを選択的に光軸上に配置させる。なお、フィルタ部105、122は、対応するフィルタが光軸上に配置されるように連係して制御される。
λ/4板123aは、円偏光を直線偏光に変換するための偏光子である。本実施形態において、λ/4板123aは、その高速軸が撮影光学系120の光軸に対して直交するように撮影光学系120の光軸上に配設されている。またλ/4板123aは、眼底Efとほぼ共役な位置に配設されている。更にλ/4板123aは図示しない駆動機構によって光路上に挿脱自在に設けられている。それにより可視光撮影と赤外光撮影の切換が可能となっている。なお、本実施形態におけるλ/4板123aは、「直線偏光変換手段」を構成する。
直線偏光板123bは、λ/4板123aにより直線偏光に変換された光の偏光方向を切り換えることが可能な偏光子である。本実施形態において、直線偏光板123bの透過軸は、λ/4板123aにより直線偏光に変換された光の偏光方向と平行な方向(パラレル方向)、又は当該偏光方向と直交する方向(クロス方向)の少なくとも2方向に切り換えることが可能である。つまり、直線偏光板123bは、λ/4板123aにより直線偏光に変換された光の偏光方向に平行な方向から90度回転した方向までの回転が少なくとも可能とされている。またλ/4板123aは、眼底Efとほぼ共役な位置に配設されている。更に直線偏光板123bは図示しない駆動機構によって光路上に挿脱自在に設けられている。それにより可視光撮影と赤外光撮影の切換が可能となっている。なお、本実施形態における直線偏光板123bは、「切換手段」を構成する。
フォーカスレンズ124は、図示しない駆動機構によって撮影光学系120の光軸方向に移動されて眼底Efにフォーカスを合わせる。変倍レンズ125は、図示しない駆動機構により光軸方向に移動されて画角(倍率)を変更する。結像レンズ126は、被検眼Eからの眼底反射光を集光して撮影装置9の撮影素子9a上に結像させる。
撮影装置9は、撮影光学系120により案内された撮影照明光の眼底反射光を受光し、R成分、G成分及びB成分の各原色成分の画像データを生成する。撮影装置9は、たとえば、3CCDタイプのイメージセンサを含んでいる。撮影装置9は、これら3つの原色成分の画像データを合成してカラー画像の画像データを生成する。
クイックリターンミラー127は、図示しない駆動機構によって回動軸127a周りに回動される。撮影装置9で眼底を撮影する場合、光路上に斜設されているクイックリターンミラー127を上方に跳ね上げて眼底反射光を撮影装置9に導く。一方、撮影装置10による眼底撮影時や、肉眼による眼底観察時には、クイックリターンミラー127を光路上に斜設配置させた状態で、眼底反射光を上方に向けて反射する。
クイックリターンミラー127により反射された眼底反射光の光路上には、フィールドレンズ(視野レンズ)128、切換ミラー129、接眼レンズ130、リレーレンズ131、反射ミラー132、撮影レンズ133及び撮影装置10が設けられている。
切換ミラー129は、クイックリターンミラー127と同様に、回動軸129a周りに回動可能とされている。切換ミラー129は、肉眼観察時には光路上に斜設された状態とされ、眼底反射光を接眼レンズ130に向けて反射する。
また、撮影装置10を用いて眼底画像を撮影するときには、切換ミラー129を光路上から退避して、眼底反射光を撮影素子10aに向けて導く。この眼底反射光は、リレーレンズ131を経由して反射ミラー132により反射され、撮影レンズ133によって撮影素子10aに結像される。
[制御系の構成]
この実施形態に係る眼底撮影装置の制御系について説明する。この制御系の構成例を図3に示す。制御部210、記憶部220、ユーザインターフェイス(UI)230(の一部)画像処理部240、はコンピュータ200に設けられている。
〔制御部〕
制御部210は、この眼底撮影装置の各部を制御する。たとえば制御部210は、観察光源101や撮影光源103の点灯/消灯の制御を行う。また、制御部210は、各撮影装置9、10の露光時間(電荷蓄積時間)や撮影感度や撮影画素数の制御を行う。更に、制御部210は、記憶部220に情報を記憶させたり、記憶部220に記憶されている情報を読み出したりする。
制御部210には切換制御手段211が設けられている。切換制御手段211は、直線偏光板123bの透過軸方向を切り換える制御を行う。なお、この制御は、少なくともλ/4板123aを透過した直線偏光の光の偏光方向をその偏光方向と平行な方向、及びその偏光方向と直交する方向の2方向に切換できればよい。
また制御部210には撮影連動手段212が設けられている。撮影連動手段212は、直線偏光板123bの切換動作に連動して、直線偏光板123bを透過した光を撮影するよう撮影装置10の動作制御を行う機能を有している。具体的には、撮影連動手段212は、切換制御手段211により直線偏光板123bの切換動作が行われる際に送られる切換信号を受信し、その切換信号に基づいて撮影装置10を駆動させる。なお、本実施形態においては、切換制御手段211と撮影連動手段212とが「制御手段」を構成する。
制御部210は、たとえばCPU等のマイクロプロセッサ、RAMやROMやハードディスクドライブ等の記憶装置、外部機器(眼底カメラ本体1等)と通信するためのインターフェイスなどを含んで構成される。ハードディスクドライブ等の記憶装置には、この発明に特徴的な動作を眼底撮影装置(特にコンピュータ200)に実行させるためのコンピュータプログラムが予め記憶されている。
[記憶部〕
記憶部220は各種の情報を記憶する。特に、記憶部220は、眼底カメラ本体1により撮影された眼底画像を記憶する。各眼底画像は、患者ID等の患者識別情報、被検眼Eが左眼か右眼かを示す左右眼情報、撮影日時情報、撮影種別(カラー撮影、自発蛍光撮影等)、撮影条件(照明光量、絞り値等)などの各種情報に関連付けられて記憶される。
(ユーザインターフェイス)
ユーザインターフェイス230には表示部231と操作部232が設けられている。
[表示部]
表示部231は、制御部210により制御されて各種の画面や情報を表示する。表示部231は、たとえばLCD(Liquid Crystal Display)等の任意の表示デバイスを含んで構成される。表示部231は、たとえば、眼底カメラ本体1に設けられた表示デバイスや、コンピュータ200の表示デバイスなどを含む。
[操作部]
操作部232は、眼底撮影装置を操作するためにオペレータにより使用される。操作部232は、眼底カメラ本体1に設けられた操作デバイスや入力デバイス、たとえばボタン、キー、コントロールパネル3a、ジョイスティック4、操作ボタン4aを含む。また、操作部232は、コンピュータ200に設けられた操作デバイスや入力デバイス、たとえばキーボードやマウスを含む。
〔画像処理部〕
画像処理部240は、この眼底撮影装置による撮影画像や、外部装置により取得された画像に対して所定の画像処理を施す。画像処理部240は、マイクロプロセッサや記憶装置を含んで構成される。
[第1実施形態の動作]
ここで図4及び図5を用いて第1実施形態に係る眼底撮影装置の動作説明を行う。
まず、図4を用いて、第1実施形態に係る眼底撮影装置による動作の一連の流れについて説明を行う。
まず切換制御手段211が、直線偏光板123bを制御することにより、眼底反射光を透過させる透過軸方向が設定される(S10)。
次に操作部232からの操作入力により、撮影光源103が発光を開始する(S11)。撮影光源103からの光は短波長の光から長波長の光を含む白色光である。本実施形態において撮影光源103はキセノン光源であり、フラッシュ発光する。
なお、キセノン光源に限らず、ハロゲン光源である観察光源101を用いることも可能である。この場合、ハロゲン光源を連続点灯した状態で撮影素子10aの撮影タイミングを制御しながら撮影を行う。この制御は、制御部210で行われる。
光源からの光は、コンデンサレンズ104を透過した後、赤外フィルタ106aに到達する。赤外フィルタ106aは撮影光源103からの白色光のうち、赤外帯域の光のみを透過させる(S12)。なお、赤外フィルタ106aを透過した光はランダムな偏光を持った赤外光である。
赤外フィルタ106aを透過した赤外光は、直線偏光板106bを透過することにより特定の直線偏光に変換された赤外光となる(S13)。
次に、λ/4板106cは、直線偏光板106bにより直線偏光に変換された赤外光を円偏光に変換する(S14)。なお上述の通り、本実施形態においては右回りの円偏光(右旋光)である。
右回りの円偏光に変換された赤外光は、ミラー110、孔開きミラー112でそれぞれ反射され、眼底Efに照射される(S15)。なお、右回りの円偏光の赤外光はミラー110で反射されることにより左回りの円偏光に変換される。更に、ミラー110で反射された左回りの円偏光の赤外光は、孔開きミラー112で反射されることにより右回りの円偏光に変換される。従って、眼底Efには右回りの円偏光の赤外光が入射することとなる。
S15で照射された赤外光の戻り光(眼底反射光。左回りの円偏光に変換されている)は、孔開きミラー112を透過し、λ/4板123aに到達する。なお、眼球光学系により眼底反射光の偏光状態は乱れを伴うことが一般的である。λ/4板123aは、眼底Efからの反射光を直線偏光に変換する(S16)。
S16で得られた直線偏光は、S10で設定された直線偏光板123bの透過軸方向に平行な偏光の光となり、撮影装置10によって撮影される(S17)。本実施形態において、撮影装置10での撮影動作と撮影光源103の発光は同期制御されている必要がある。この同期制御は、制御部210で行われる。
なお、上述の通り、右回りの円偏光に変換された赤外光は、その反射回数によってλ/4板123aに到達する円偏光の向きが変わる。例えば本実施形態のように、赤外光が撮影光学系120に入射するまでに奇数回反射する場合、直線偏光板106bの透過軸に対して45度の角度でλ/4板106cの高速軸を配置する。この場合、直線偏光板123bをλ/4板123aに対して45度の角度で配置するとパラレル画像を得ることが可能となる。一方、直線偏光板123bをλ/4板123aに対して135度の角度で配置するとクロス画像を得ることが可能となる。
次に、図5を用いて第1実施形態にかかる眼底撮影装置を用いた撮影動作について述べる。なお、眼底の赤外偏光撮影には赤外波長帯域に感度を有する撮影装置10を用いる。
眼底Efに対して赤外光を用いた偏光撮影を行う場合、まず切換制御手段211は、直線偏光板123bを制御し、直線偏光板123bを透過する光の偏光方向がλ/4板123aで変換された直線偏光の光の偏光方向と平行(パラレル方向)となるようにする(S20)。具体的には、切換制御手段211は、直線偏光板106bの透過軸に対するλ/4板106cの高速軸の角度に基づいて、直線偏光板123bの偏光方向がパラレル方向となる角度を求め、その角度に基づいて直線偏光板123bの動作制御を行う。
次に、前述のアライメント光学系を用いて被検眼Eに対する撮影光学系120のアライメントを行う(S21)。
次に、操作部232からの操作入力により、光量決定のための仮撮影が開始される(S22)。仮撮影は、前述のS10からS17までの流れで行われる。
仮撮影は撮影光量を変え、複数回行われる。観察者は複数回の撮影結果を検討し、撮影に適した光量(飽和せず、且つ十分な明るさの画像が得られる光量)を決定する。決定された光量は、操作部232を介して制御部210に入力される(S23)。制御部210は、その光量に基づいて撮影光源103の発光量を調整する。なお、仮撮影はパラレル方向で行うことが望ましい。何故なら、パラレル方向で得られる偏光画像が最も明るくなるため、その明るさを基準に光量を決定することにより飽和状態を防ぐことが可能となる。
なお、上記S23のステップは観察者が手動で撮影に適した光量を決定する旨記載したが、必ずしも手動に限られない。例えば、制御部210は、各撮影結果の明るさ及び各画素の値を判定することで撮影に適した光量を決定する。そして制御部210は、その光量に基づいて撮影光源103の発光量を調整する。
次に、操作部232から赤外光による偏光撮影の開始指示がなされると、制御部210がS23で入力された光量に基づいて撮影光源103を発光させることにより、前述のS11からS17までの流れで撮影が行われる(S24)。
なお、偏光撮影の開始は操作部232からの指示によらなくともよい。例えばS23で光量調整が完了した場合には、制御部210から撮影光源103に発光指示がなされ、自動で偏光撮影が開始されるようにしてもよい。
S24の撮影が完了すると、撮影連動手段212は切換制御手段211に切換信号を送信する。切換制御手段211は、その切換信号に基づいて直線偏光板123bを制御し、直線偏光板123bの透過軸をパラレル方向からクロス方向に切り換える(S25)。
S25の制御動作に連動して、制御部210が撮影光源103を発光させる制御を行う。そして撮影連動手段212は、切換制御手段211からの切換完了信号に基づいて、撮影装置10を制御し、直線偏光板123bによって偏光方向が切り換えられた状態において、再度撮影を行う(S26)。
次に、撮影装置9を用いて眼底Efのカラー撮影を行う(S27)。具体的には、赤外フィルタ106a、直線偏光板106b、λ/4板106c、λ/4板123a、直線偏光板123bを照明光学系100及び撮影光学系120の光路上から退避させる。そして撮影光源103からの光を、照明光学系100の各レンズを介して眼底に照射する。その光の眼底反射光を撮影光学系120の各レンズを介して撮影装置9の撮影素子9aで撮影することによってカラー画像を得ることが可能となる。
S24、S26、S27の撮影結果は、表示部231に表示される。表示形態については様々な形態が可能である。例えば制御部210の制御により、S24における眼底画像とS26における眼底画像だけを表示部231に並列表示することが可能である。またS27で得られたカラー画像も合わせて表示することも可能である。なお、S24で撮影された画像とS26で撮影された画像は同じ位置の眼底画像であって、偏光状態の違いによって異なる見え方の画像となっている。
図6A、図6Bは、それぞれパラレル画像の眼底Efとクロス画像の眼底Efを示す。これらの図から明らかなように、クロス方向で撮影した眼底Ef(図6B)よりも、パラレル方向で撮影した眼底Ef(図6A)のほうが視神経乳頭近傍の血管(図6A中の矢印を参照)を明瞭に確認することができる。つまりこの例においては、パラレル方向で撮影することによって視神経乳頭近傍の血管の明瞭化を図ることができている。一方、クロス方向で撮影した眼底Ef(図6B)からは、パラレル画像では周囲との違いが把握し難い乳頭の左側の縁部近傍の態様(図6B中の矢印を参照)が特徴的に描出されている。
このように第1実施形態の構成によれば、円偏光の赤外光の眼底反射光を直線偏光の眼底反射光に変換する構成を有している。更に第1実施形態の構成は、直線偏光に変換された眼底反射光をパラレル(平行)とクロス(直交)で切り換えて撮影する構成を有している。よって、パラレル画像とクロス画像とをそれぞれ観察することができる。またパラレル画像とクロス画像は、同じ部位の偏光画像であっても対象の描出態様が異なる。従って、眼底を2つの描出態様により非侵襲で観察できることから、診断の際に参照する材料が増える。つまり診断支援に役立つこととなる。特に血管や視神経乳頭の形態を様々な角度から明瞭に描出することが可能となる。
[第2実施形態の動作]
次に図7を用いて第2実施形態に係る眼底撮影装置の動作説明を行う。第2実施形態は第1実施形態と同様の動作も多いため、異なる部分を中心に記載する。
第1実施形態においては、パラレルとクロスの2つの方向の画像を選択的に取得していた。これに対し第2実施形態においては、複数方向の画像を撮影し、その中からパラレル画像とクロス画像を検出する処理を行う。この処理によれば、簡易にパラレル画像とクロス画像を検出することが可能となる。
赤外光を用いて眼底Efを偏光撮影する場合、まず切換制御手段211は、直線偏光板123bを制御して、直線偏光板123bの透過軸をλ/4板123aで変換される直線偏光の光の偏光方向と平行にさせる(S30)。
次に、前述のアライメント光学系を用いて被検眼Eに対する撮影光学系120のアライメントを行う(S31)。
次に、操作部232からの操作入力により、光量決定のための仮撮影が開始される(S32)。仮撮影は、前述のS11からS17までの流れで行われる。
撮影光量決定(S33)に関しては第1実施形態と同様である。
次に、操作部232から赤外光による偏光撮影の開始指示がなされると、制御部210はS33で入力された光量に基づいて撮影光源103を発光させる。また撮影装置10はその光に基づいて眼底Efの撮影を行う(S34)。
S34について詳述すると、まず制御部210が、撮影光源103を制御し、S33で入力された光量に基づいて発光させる。また切換制御手段211は、撮影光源103の発光に連動して、予め設定された角度毎に直線偏光板123bを回転(パラレル方向の光とクロス方向の光を得るために少なくとも90度回転。例えば180度)させる。これと共に、撮影連動手段212は、切換制御手段211からの切換信号に基づいて撮影装置10に撮影動作を行わせる。つまり、これらの制御により、眼底Efからの反射光に基づく直線偏光の光は、直線偏光板123bの回転により偏光方向を変えながら、撮影装置10によって順次撮影されることとなる。
直線偏光板123bを回転させる角度については、パラレル方向とクロス方向が90度離れていることから15度毎、或いは30度毎が望ましい。例えば、15度毎に90度回転させた場合には、0度から90度まで7回の撮影を行うこととなる。
なおS34においては、直線偏光板123bを、予め設定された時間毎に順次回転させることも可能である。
例えば、毎秒30枚撮影ができる撮影装置10を用いて、1秒間にクロス方向からパラレル方向まで(90度)の撮影を行う場合を考える。この場合、画像1枚当たり33msecの間隔で撮影することになるため、切換手段211は、撮影光源103の発光に連動して33msec毎に直線偏光板123bを3度回転させる。これと共に、撮影連動手段212は、切換制御手段211からの切換信号に基づいて撮影装置10に撮影動作を行わせる。
なお本実施形態において撮影光源103の発光は、キセノン光源によるフラッシュ光であるが、ハロゲン光源による連続光であってもよい。その場合、ハロゲン光源が点灯した状態において、直線偏光板123bと撮影装置10の動作を連動制御する。
S34で撮影された複数枚の画像に対して、制御部210は、仮撮影した際の直線偏光板123bの透過軸と同じ透過軸で撮影された画像をパラレル画像として検出する(S35)。また制御部210は、このパラレル画像を取得した直線偏光板123bの透過軸の位置から、その透過軸を90度回転させた位置で撮影された画像をクロス画像として検出する(S36)。
次に、第1実施形態と同様、撮影装置9を用いて眼底に対してカラー撮影を行う(S37)。
S35で検出されたパラレル画像、S36で検出されたクロス画像、及びS37で撮影されたカラー画像は、表示部231に表示される(S38)。表示形態については第1実施形態と同様、様々な形態が可能である。
このように、第2実施形態によれば、第2直線偏光板123bを予め設定した角度毎に回転させながら複数枚の画像を取得し、その中から自動的にパラレル画像と、そのパラレル画像に対応するクロス画像を検出することができる。従って、本実施形態においては、パラレル画像が決定されると自動的にクロス画像も決定されることになるため、パラレル画像とクロス画像を簡易に得ることが可能となる。
[変形例1]
上述の通り、照明光学系100内に配置されたフィルタ部105には、レッドフリー撮影用のフィルタ(Greenフィルタ)が設けられている。従って、あるタイミングにおいて撮影されたレッドフリー画像と、それとは異なるタイミングで撮影されたパラレル画像及び/又はクロス画像を表示部231に並列表示することも可能である。
このような表示を行うことで、同じ部位を撮影した異なる画像を比較検討することが可能となる。なお、並列表示させる画像はレッドフリー画像に限らず、可視蛍光画像(FA)、赤外蛍光画像(IA)、自発蛍光(AFA)、カラー画像等であってもよい。
[変形例2]
また本発明による偏光画像(パラレル画像又はクロス画像)を、表示部231を介して立体的に観察することも可能である。
この場合の一例として、撮影光学系120内の直線偏光板123bの後方(撮影装置10側)に立体視用のプリズムを配置する構成がある。直線偏光板123bを透過した眼底反射光は、立体視用のプリズムにより視差を有する2つの光に分離される。それを撮影装置10で撮影することにより、視差を有する一対の偏光画像を得ることができる。この一対の偏光画像を表示部231に並列表示させ、観察者が立体視用の眼鏡等を用いて(或いは裸眼で)偏光画像を立体的に観察することも可能である。偏光画像を立体視させることにより、たとえば血管の奥行き方向の配置等を理解しやすくなる。
更に、上記立体視用のプリズムを介した光を撮影装置9又は撮影装置10で撮影することにより、カラー眼底像の視差画像、レッドフリー画像の視差画像、或いは蛍光画像の視差画像を得ることも可能である。この場合、表示部231に偏光画像の視差画像とカラー眼底画像等の視差画像とを並列表示させることが可能となる。従って、1画面で偏光画像の立体視と他の画像(カラー眼底像、レッドフリー画像、蛍光画像等)の立体視ができるため、診断支援に繋がる。なお、カラー眼底像等を撮影する場合には、赤外フィルタ106a、直線偏光板106b、λ/4板106c、λ/4板123a、直線偏光板123bを照明光学系100及び撮影光学系120の光路上から退避させる。
[変形例3]
また、照明光学系100内に配置された各光学素子の配置関係によっては、λ/4板106cで変換された円偏光の赤外光が被検眼Eに至るまでに楕円偏光の赤外光になる可能性がある。
そこで本変形例においては、直線偏光板106bの透過軸方向を調整する調整手段を設ける。この調整手段は、直線偏光板106bの透過軸を照明光学系の光軸に対して回転させる機能を有している。
例えば、眼底撮影を行う前に予め光源を発光させ、照明光学系100を介して照射される光を平面に投影させる。その投影された状態を見ながら調整手段を操作することによって照明光学系100を介して照射される光が円偏光となるように調整を行う。この調整を行った上で、眼底撮影を行うことで、少なくとも被検眼Eに到達するまで円偏光の状態を保つことが可能となる。つまり、本変形例の構成によれば、眼底Efに確実に円偏光の光を入射させることができるため、その反射光に基づくパラレル画像及びクロス画像を確実に入手することが可能となる。なお、平面に投影された光を撮影装置10等で撮影し、その撮影結果に基づき、制御部210が調整手段を制御して、調整動作を自動的に行わせることも可能である。
1 眼底カメラ本体
100 照明光学系
106a 赤外フィルタ
106b 直線偏光板
106c λ/4板
120 撮影光学系
123a λ/4板
123b 直線偏光板
200 コンピュータ
210 制御部
211 切換制御手段
212 撮影連動手段
220 記憶部
230 ユーザインターフェイス
231 表示部
232 操作部
240 画像処理部

Claims (13)

  1. 被検眼の眼底に照明光を照射する照明光学系及び前記眼底による前記照明光の反射光を撮影手段に導く撮影光学系を有する眼底撮影装置において、
    前記照明光学系は、
    前記照明光としての赤外光を発生する赤外光発生手段と、
    前記赤外光を円偏光に変換する円偏光変換手段と、を有し、
    前記撮影光学系は、
    前記円偏光に変換された赤外光の眼底反射光を直線偏光に変換する直線偏光変換手段と、
    前記直線偏光に変換された前記眼底反射光の偏光方向を切換可能な切換手段と、を有し、
    前記切換手段を制御して前記偏光方向を切り換えさせる度に、前記撮影手段を制御して前記眼底を撮影させる制御手段と、
    を有することを特徴とする眼底撮影装置。
  2. 前記赤外光発生手段は、
    光源と、
    前記光源から発せられた光の赤外波長成分のみを透過させて前記照明光としての赤外光とする赤外フィルタと、
    を有することを特徴とする請求項1記載の眼底撮影装置。
  3. 前記円偏光変換手段は、
    前記赤外波長成分のうちの特定の直線偏光成分のみを透過させる直線偏光板と、
    前記直線偏光成分を円偏光に変換するλ/4板と、
    を有することを特徴とする請求項2記載の眼底撮影装置。
  4. 前記赤外光発生手段は、
    前記照明光としての赤外光を発生する光源を有することを特徴とする請求項1記載の眼底撮影装置。
  5. 前記円偏光変換手段は、
    前記赤外光のうちの特定の直線偏光成分のみを透過させる直線偏光板と、
    前記直線偏光成分を円偏光に変換するλ/4板と、
    を有することを特徴とする請求項4記載の眼底撮影装置。
  6. 前記制御手段は、前記切換手段を制御して、少なくとも2つの偏光方向に切り換えさせ、且つ前記撮影手段を制御して、前記少なくとも2つの偏光方向のそれぞれに切り換えられる度に前記眼底を撮影させることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の眼底撮影装置。
  7. 前記制御手段は、前記切換手段を制御して、前記直線偏光に変換された前記眼底反射光の偏光方向を、少なくとも当該偏光方向と直交する方向と当該偏光方向と平行する方向とに切り換えさせることを特徴とする請求項6記載の眼底撮影装置。
  8. 前記制御手段は、前記切換手段を制御して、前記直線偏光に変換された前記眼底反射光の偏光方向を、所定方向から少なくとも90度回転した方向まで予め設定された角度毎に順次切り換えさせ、且つ前記撮影手段を制御して、前記偏光方向が切り換えられる毎に前記眼底を撮影させることを特徴とする請求項6記載の眼底撮影装置。
  9. 前記制御手段は、前記切換手段を制御して、前記直線偏光に変換された前記眼底反射光の偏光方向を、所定方向から少なくとも90度回転した方向まで予め設定された時間毎に順次切り換えさせ、且つ前記撮影手段を制御して、前記偏光方向が切り換えられる毎に前記眼底を撮影させることを特徴とする請求項6記載の眼底撮影装置。
  10. 前記直線偏光板の透過軸方向を調整するための調整手段を有することを特徴とする請求項3又は5に記載の眼底撮影装置。
  11. 前記照明光学系と前記撮影光学系の光軸を合成する光学素子を更に有し、
    前記直線偏光変換手段及び前記切換手段は、前記撮影光学系の光路上であって、且つ前記光学素子よりも前記撮影手段側に配置されていることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の眼底撮影装置。
  12. 前記照明光学系と前記撮影光学系の光軸を合成する光学素子を更に有し、
    前記円偏光変換手段は、前記照明光学系の光路上であって、且つ前記光学素子よりも前記赤外光発生手段側に配置されていることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の眼底撮影装置。
  13. 撮影手段と、
    被検眼の眼底を照射する照明光を発生する光源と、
    前記照明光の赤外波長成分のみを透過させる赤外フィルタと、
    前記赤外波長成分のうちの特定の直線偏光成分のみを透過させる第1の直線偏光板と、
    前記直線偏光成分を円偏光に変換する第1のλ/4板と、
    前記円偏光に変換された赤外光に基づく眼底反射光を直線偏光に変換する第2のλ/4板と、
    前記直線偏光に変換された眼底反射光の偏光方向を切換可能な第2の直線偏光板と、
    前記直線偏光に変換された前記眼底反射光の偏光方向が、少なくとも当該偏光方向と直交する方向、及び当該偏光方向と平行する方向になるよう前記切換手段を制御して前記偏光方向を切換させる度に、前記撮影手段を制御して前記眼底を撮影させる制御手段と、
    を有することを特徴とする眼底撮影装置。
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