JP2008278914A - 眼底カメラ - Google Patents

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浩之 大塚
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Abstract

【課題】小瞳孔径の患者でも熟練を必要とせずに、スプリット指標を使ってピント合わせができるようにした眼科装置を提供する。
【解決手段】被検眼Eの眼底Efを照明する照明系10と、被検眼Eの眼底を撮影するための撮影系20と、位置合わせのためのアライメント指標を被検眼に投影するアライメント指標投影系40と、合焦用のスプリット指標を投影するスプリット指標投影系190と、被検眼の眼底像をスプリット指標と共に表示するモニタ8を含む観察系30とを備え、モニタ8にはアライメント指標像が画面80上で提示されるべき位置を示すアライメントマークが基準位置に提示され、アライメント指標像をアライメントマークに合わせて適正作動距離に装置本体をセットする眼底カメラにおいて、被検眼の瞳孔径に対応してアライメントマークを基準位置からオフセットした位置に表示させる制御手段9が設けられている。
【選択図】図8

Description

本発明は、眼底カメラの改良に関する。
従来から、眼底カメラには、被検眼の眼底を照明する照明系と、被検眼の眼底を撮影するための撮影系と、被検眼に対する装置本体の位置合わせのためのアライメント指標を被検眼に投影するアライメント指標投影系と、被検眼に合焦用のスプリット指標を投影するスプリット指標投影系と、被検眼の眼底像をアライメント指標像及びアライメントマーク及びスプリット指標と共に表示するモニタを含む観察系とを備え、モニター上に表示されるアライメントマークにアライメント指標像を合わせる眼底カメラが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
特開2000−262478号公報 特開2007−7453号公報
ところで、眼底撮影方法には、図1に示すように、例えば、眼底カメラ1の対物レンズ2の光軸O方向から固視標を被検眼Eに提示し、光軸Oの方向と視線O’の方向とを合致させて、図2に示すように被検眼Eの黄斑部(中心か)3を眼底像Ef’の中央に位置させて眼底Efを撮影する撮影方法と、図3に示すように、例えば、眼底カメラ1の光軸Oに対して斜めの方向から固視標を被検眼Eに提示し、光軸Oの方向に対して視線O’の方向を斜めにして、図4に示すように被検眼Eの黄斑部3を眼底像Ef’の中央から若干ずらせた状態で眼底Efを撮影する撮影方法とがある。なお、その図1、図3において、4は水晶体、5は乳頭である。
日本国内では、動脈、静脈の状況を見易くするという観点から、老人保健法によって、図3に示す撮影方法が推奨されている。
ところが、この図3に示す撮影方法の場合、被検眼Eの瞳孔径が小さいとき、図5に示すように、片側のスプリット指標光束SP1、SP1が被検眼Eの虹彩6でけられて、スプリット指標光束SP1、SP1が眼底Efに到達せず、図6に示すように、片側のスプリット指標光束SP1しか眼底Fに到達しないために、眼底像Ef’の合焦操作を行うことができないという不都合がある。また、眼底像Ef’に影領域9が生じるという問題もある。なお、その図5において、符号7は瞳孔8の輪郭線を規定する虹彩内縁、符号R1はリング状の照明光束、符号RFは眼底Fから反射された反射光束である。
このように、従来の眼底カメラでは、被検眼Eが小瞳孔径である場合、片側のスプリット指標光束SP1、SP1が被検眼の虹彩6でけられてしまうので、従来の眼底カメラでは、眼底カメラ全体を左右方向にずらせて、眼底Efに交互にスプリット指標SP1、SP1が到達するようにして合焦調節を行い、撮影を行うにしている。しかしながら、この従来の眼底カメラによる撮影方法では、熟練を必要とする。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、その目的は、小瞳孔径の患者でも熟練を必要とせずに、スプリット指標を使ってピント合わせができるようにした眼科装置を提供する。
請求項1に記載の眼底カメラは、被検眼の眼底を照明する照明系と、合焦レンズを有して前記被検眼の眼底を撮影するための撮影系と、前記被検眼に対する装置本体の位置合わせのためのアライメント指標を前記被検眼に投影するアライメント指標投影系と、前記被検眼に合焦用のスプリット指標を投影するスプリット指標投影系と、前記被検眼の眼底像を前記スプリット指標と共に表示するモニタを含む観察系とを備え、前記モニタには前記被検眼に対する装置本体が適正作動距離にあるときに前記アライメント指標像が画面上で提示されるべき位置を示すアライメントマークが基準位置に提示され、前記アライメント指標像を前記アライメントマークに合わせて前記適正作動距離に前記装置本体をセットする眼底カメラにおいて、
前記被検眼の瞳孔径に対応して前記アライメントマークを前記基準位置からオフセットした位置に表示させる制御手段が設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の眼底カメラは、前記スプリット指標に対応させて前記合焦レンズを手動又は電動で駆動する駆動手段と、両スプリット指標のいずれか一方が欠落しているときに前記装置本体を左右方向に振らせたときの一方のスプリット指標の前記眼底像に対する位置と他方のスプリット指標の前記眼底像に対する位置との少なくとも一方を記憶する記憶手段とを備え、前記制御手段は前記記憶手段に基づいて前記両スプリット指標のいずれか一方がスプリット基準位置に合致するように前記駆動手段を制御することを特徴とする。
請求項3に記載の眼底カメラは、前記両スプリット指標のけられ状態を記憶する記憶手段を有し、前記制御手段は前記スプリット指標のけられ度合いで前記被検眼の瞳孔による影が前記眼底像に生じる位置を予測し、前記影が乳頭に重なるように前記アライメントマークを前記基準位置から移動させて前記モニター画面に提示させることを特徴とする。
請求項4に記載の眼底カメラは、前記制御手段は、前記眼底像に生じた影を黄斑部に重ねるようにして撮影された眼底像と眼底像に生じた影が乳頭に重なるようにして撮影された眼底像とを合成した合成画像を作成することを特徴とする。
本発明によれば、小瞳孔径の患者でも熟練を必要とせずに、スプリット指標を使ってピント合わせができる。
とくに、請求項2に記載の眼底カメラによれば、自動的に合焦を行うことができるので、より一層、合焦合わせが容易である。
請求項3に記載の発明によれば、影を乳頭に重ね合わせることにしたので、影の少ない画像を得ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、影を除去した眼底像を画像合成によって得ることができる。
以下に、図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。
(実施例1)
図7は本発明に係わる無散瞳タイプの眼底カメラの外観図である。この図7において、符号1Aはベース、符号1Bは架台、符号1Cは装置本体、符号2Aは顎受け、符号3Aは額当て、符号4Aは外部固視等、符号5Aはジョイスティック、符号5Bは撮影スイッチ、符号5Cは操作パネル、符号5Dは合焦ハンドル、符号6Aはテレビカメラである。
このテレビカメラ6Aは、図8に示すように、撮影用テレビカメラ6A’、観察用テレビカメラ6B’とを有し、撮影用テレビカメラ6A’はスチルビデオレコーダ7Aを介してモニタ8Aに接続されると共に、制御装置9Aに接続されている。観察用テレビカメラ6B’は制御装置9Aを介してモニタ8Aに接続されている。
装置本体1Cの内部には、図8に示すように、被検眼Eの眼底Efを照明するための照明光学系10と、眼底Efを撮影する撮影光学系20と、眼底Efを観察する観察光学系30と、被検眼Eに対する装置本体1Cの位置合わせを行うためのアライメント光学系40と、眼底Efに固視標を投影して被検眼Eを固視させるための内部固視標投影光学系50とが設けられている。
照明光学系10は、観察時には赤外光により眼底Efを照明し、撮影時には可視光により眼底Efを照明する照明光学系であり、対物レンズ11、穴空きミラー12、リレーレンズ13、反射ミラー14、リレーレンズ15、被検眼Eの瞳孔8と共役関係に保たれたリング開口16Aを有するリング開口板16と、撮影光源としてのキセノンランプ17aと、IRフィルター18と、コンデンサレンズ19と、観察照明光源としてのハロゲンランプ17bとを有している。また、被検眼Eと対物レンズ11との距離Wは、適正作動距離に配置された場合、穴空きミラー12は被検眼Eの角膜Cと共役な位置に配置されている。
この照明光学系10の光路には、スプリット(ピント)指標投影光学系190の一部を構成する棒ミラー190aが被検眼Eの眼底Efと光学的に共役可能な位置に挿脱可能に挿入されている(その詳細構成は、例えば、特開平9−66032号公報参照)。
このスプリット指標投影光学系190は、スプリット指標板(図示を略す)と眼底Efとが常に光学的に共役となるように、観察光学系30及び撮影光学系20の合焦レンズ21と連動して照明光学系10の光軸方向に移動するようになっている。眼底Efとスプリット指標とが共役になっていない場合、図9に示すように、スプリット指標像191、191が左右方向に二つに分離して見え、一つに揃えることにより、ピント合わせを行うことができる。なお、スプリット指標像191、191が上下方向に分離して見える構成とすることもできる。
これにより、モニタ画面80にはスプリット指標投影光学系190に基づく指標像191が表示され、このスプリット指標像191が一致した場合に合焦したと判断され、撮影が行われる。
撮影光学系20は、照明光学系10により照明された眼底Efを静止画像として撮影するための光学系であり、対物レンズ11と、穴空きミラー12と、合焦レンズ21と、結像レンズ22と、反射ミラー23と、フィールドレンズ24と、反射ミラー25と、リレーレンズ26と、撮影用テレビカメラ6A’とを有し、撮影用テレビカメラ6A’は、眼底Efと光学的に共役関係に維持されている。
観察光学系30は照明光学系により照明された眼底Efを観察するための光学系であり、撮影光学系20の光路の途中からクイックリターンミラー33により分岐して構成され、反射ミラー35、リレーレンズ36、観察用テレビカメラ6B’を有し、この観察用テレビカメラ6B’は、クイックリターンミラー33に対して撮像素子6aと共役位置に配置されている。
アライメント指標投影手段40は、アライメント指標を被検眼Eに向けて投影するためのもので、アライメント光源としてのLED41、そのLED41の光を導くライトガイド42、ライトガイド42から射出された光を反射させて2孔絞り43に導く反射鏡44、リレーレンズ45、撮影光学系20からの分岐用ハーフミラー46、穴空きミラー12、対物レンズ11を有する。2孔絞り43は、作動距離Wが適正位置からずれたときにアライメント光束に基づくアライメント像421を分離して被検眼Eに投影する。
ライトガイド42の射出端42aから出射されたアライメント光束は反射鏡44により反射された2孔絞り43に導かれ、2孔絞り43の孔部43a、43aを通ったアライメント光束はリレーレンズ45に導かれる。
リレーレンズ45を通過したアライメント光束はハーフミラー46により穴空きミラー12に向けて反射される。リレーレンズ45はライトガイド42の射出端(アライメント指標)42aを穴空きミラー12の孔部12aの中央位置Xにいったん中間結像する。その孔部12aの中央位置Xに結像されたアライメント指標を形成する一対のアライメント光束は、対物レンズ11を介して被検眼Eの角膜Cに導かれる。
内部固視標投影光学系50は、観察光学系30の光路の途中から赤外光を透過し、可視光を反射する特性を有するダイクロイックミラー53により分岐されて配置されている。この固視標投影光学系50は、被検眼Eの中心部とその周辺部に誘導させるための固視標を投影する光学系であり、固視光源51、マスク板52、ダイクロイックミラー53を有する。
固視光源51は、例えば、図10に示すように、中央に配置された固視光源510、この固視光源510を中心として円周上に等間隔に配置された8個の固視光源511〜518、固視光源510L、510Rを有する。
固視光源510L、510Rは被検眼Eの左右に応じて「老人保健法」で定められた範囲を撮影するためのものである。マスク板52にはこれらの固視光源に対応してピンホール(図示を略す)が設けられている。これにより、被検眼Eに固視標が提示される。
モニタ画面80にはアライメントマーク(括弧マーク)54が基準位置に表示される。ここで、基準位置とは眼底像Efの中央位置を意味する。ここでは、被検眼E(左眼)が「老人保健法」指定の固視光源510Lを固視しているものとして、モニタ画面80にアライメントマーク54(540L)が表示されている。このアライメントマーク54(540L)は制御装置(制御手段)9の制御により表示される。
操作パネル5Cには、図11に示すように、ジョイスティック5Aを中心に左側操作パネル70、右側操作パネル75が設けられ、これらのパネルには、各種の操作ボタンが設けられている。ここでは、右側操作パネル75に固視標510に対応する操作ボタン76が設けられ、左側に固視標510Lに対応する操作ボタン77が設けられ、右側に固視標510Rに対応する操作ボタン78が設けられ、制御装置9はこの操作ボタン76、77、78の操作に連動してアライメントマーク54を基準位置に提示させる。
被検眼Eに対する作動距離Wの位置が適正でかつ装置本体1Cに対する上下左右方向の位置が適正であると、図12に示すように、アライメントマーク54の中央で、アライメント指標像42lが合致する。
マニュアル操作の場合には、この状態で、合焦ハンドル5Dを操作することによりスプリット指標191を一致させる動作に従って、合焦レンズ21がピントの合う方向に移動して眼底Efに対するピントが合致する。このピントが合った状態で、撮影スイッチ5Bを操作して撮影を行う。
通常、無散瞳眼底カメラでは、瞳孔径を観察するための瞳像の観察を行うことができる構成となっており、制御装置9は図13に示すように前眼部像に基づいて、瞳孔径Pdを画像により測定する。
制御装置9は、この被検眼の瞳孔径PDに対応してアライメントマーク54を基準位置から図14に示すように基準位置O1からオフセットした位置O1’に表示させる。これにより、スプリット指標191、191をけられないようにして被検眼Eに対する装置本体1Cの位置合わせを行うことができる。
無散瞳眼底カメラの撮影可能な瞳径は、撮影画角45度の場合、通常直径4mm程度に設定される。半暗室の撮影条件のもとでは、人間の自然散瞳は略4mmであると言われているからである。また、図5で説明したように、リング状の照明光を虹彩の周辺部から眼底に導いて、反射光を瞳の中心部から取り出し、角膜、水晶体からの有害反射光が撮影系に混入しないように、いわゆる三枚絞り(図示を略す)が照明系に設けられているからである。
しかし、糖尿病患者や高齢者では、その瞳孔径が3mm〜3.5mm程度の人がおり、このような場合、スプリット指標191、191の片側が虹彩6でけられることになる。
本発明によれば、老人保健法の規定による測定の場合、瞳孔径Pdを測定して自動的にアライメントマーク540Lがモニター画面80の基準位置O1からオフセットした位置O1’に提示されるので、片方だけのスプリット指標191でピント合わせを行うことができる。
(実施例2)
制御装置9に、図15に示すように、スプリット指標191に対応させて合焦レンズ21を駆動する電動駆動手段200と、両スプリット指標191、191のいずれか一方が欠落しているときに装置本体1Cを左右方向に振らせたときの一方のスプリット指標の眼底像Efに対する位置K1(図16参照)と他方のスプリット指標の眼底像Efに対する位置K2(図17参照)との少なくとも一方を記憶する記憶手段201とを備える構成とすると共に、装置本体1Cを電動で左右方向に振らせる電動駆動手段202を制御させる構成とすることもできる。
この場合、被検眼Eに対する装置本体1Cの作動距離Wを適正にするために装置本体1Cを前後方向に駆動し、アライメントマーク540Lにアライメント指標421が合っているか否かを検知する。小瞳孔径の場合、制御装置9は例えば右方向に装置本体1Cを移動させて、スプリット指標421の位置K1を特定の走査線S1により検知する。ついで、装置本体1Cを左方に移動させて、スプリット指標421の位置K2を特定の走査線S2により検知する。これらの位置K1、K2の少なくとも一方を記憶手段201に記憶させる。特定の走査線S1、S2はスプリット指標191、191が画面上で提示される垂直方向位置が決まっているので、予め定めることができる。
制御装置9は、両スプリット指標191、191の位置K1、K2に差異がある場合、この差異がなくなるように、合焦レンズ21を駆動させる。
両位置K1、K2を記憶させることにした場合には、位置K1、K2が一致した時点で、撮影スイッチ1Bを操作して撮影を行うことにすれば、ピントの合った良質の画像を得ることができる。
位置K1、K2のいずれか一方のみを記憶させることにした場合には、予めスプリット基準位置をモニタ画面80に表示させる構成とすれば良い。
なお、装置本体1Cを左右に振らせると、スプリット指標191のいずれか一方を投影・検知することができ、その際、わずかにスプリット指標は左右にずれるが、そのずれ量はあらかじめわかっているので、その誤差は補正できる。すなわち、小瞳孔といっても、その瞳孔径は3mm程度であるので、かっこマーク()の移動量は、0.5mmに設定しておけば良い。
ここでは、合焦レンズ21を電動駆動する構成としたが、合焦レンズ21を手動で駆動しても良い。
(実施例3)
制御装置9は記憶手段201に両スプリット指標191のけられ状態を記憶させるようにしても良い。このけられ状態は、例えばスプリット指標191の幅W1、W2(図16、図17参照)に判断することができる。幅W1、W2に対する基準幅の割合をけられ度合いと定義する。
幅W1、W2が0のとき、けられ度合いを100%、幅W1、W2が基準幅と一致しているとき、けられ度合いを0%と定義する。
制御装置9はスプリット指標191のけられ度合いで被検眼Eの瞳孔8による影が眼底像Efに生じる位置を予測し、影が乳頭5に重なるようにアライメントマーク54を基準位置O1から移動させてモニター画面80に提示させる構成とする。
この場合、制御装置9は、図16、図17に示すように、特定の走査線S1、S2によりスプリット指標の基準幅に対して右又は左のスプリット指標の幅W1、W2がどの程度であるかを演算により演算する。この演算により影領域9の位置を予測し、影領域が乳頭5に位置するように、制御装置9は装置本体1Cを自動的に移動させる。その後、撮影スイッチ1Bを操作して撮影を実行する。
このように構成すると、明るい乳頭5で影の影響が薄められるので、良質な眼底像Efが得られる。
(実施例4)
制御装置9は、眼底像Efに生じた影を黄斑部3に重ねるようにして撮影された眼底像Efと眼底像Efに生じた影が乳頭3に重なるようにして撮影された眼底像Efとを合成した合成画像を作成する構成とすることもできる。
このように構成すると、影を除去した眼底像を得ることができる。
なお、両眼底像を並列的にモニタ画面80に提示させる構成とすることもできる。
黄斑部を中心に撮影する場合の一例を示す概略図である。 図1に示す撮影法によって撮影された眼底像を示す図である。 老人保健法に規定する撮影法によって撮影する場合の一例を示す概略図である。 図3に示す撮影法によって撮影された眼底像を示す図である。 虹彩絞りとスプリット指標との関係を示す模式図である。 小瞳孔径のために影が生じた状態を示す説明図である。 本発明に係わる眼科装置の外観図である。 本発明に係わる眼科装置の光学系を示す図である。 本発明に係わる眼科装置の眼底像の観察状態を示す説明図であって、アライメント指標が分離している状態を示す図である。 本発明に係わる固視標の配設状態を示す説明図である。 図7に示す操作パネルの一例を示す図である。 本発明に係わる眼科装置の眼底像の観察状態を示す説明図であって、アライメント指標が合致している状態を示す図である。 瞳孔径の測定の一例を示す図である。 アライメント基準マークを基準位置からオフセットした状態を説明するための眼底像を示す図である。 本発明に係わる制御装置の制御の一例を示すブロック図である。 本発明に係わるスプリット指標の位置計測を説明するための図であって、上側のスプリット指標の位置計測の説明図である。 本発明に係わるスプリット指標の位置計測を説明するための図であって、下側のスプリット指標の位置計測の説明図である。
符号の説明
8…モニタ
9…制御装置(制御手段)
10…照明系
20…撮影系
21…合焦レンズ
30…観察系
40…アライメント指標投影系
80…画面
190…スプリット指標投影系

Claims (4)

  1. 被検眼の眼底を照明する照明系と、合焦レンズを有して前記被検眼の眼底を撮影するための撮影系と、前記被検眼に対する装置本体の位置合わせのためのアライメント指標を前記被検眼に投影するアライメント指標投影系と、前記被検眼に合焦用のスプリット指標を投影するスプリット指標投影系と、前記被検眼の眼底像を前記スプリット指標と共に表示するモニタを含む観察系とを備え、前記モニタには前記被検眼に対する装置本体が適正作動距離にあるときに前記アライメント指標像が画面上で提示されるべき位置を示すアライメントマークが基準位置に提示され、前記アライメント指標像を前記アライメントマークに合わせて前記適正作動距離に前記装置本体をセットする眼底カメラにおいて、
    前記被検眼の瞳孔径に対応して前記アライメントマークを前記基準位置からオフセットした位置に表示させる制御手段が設けられていることを特徴とする眼底カメラ。
  2. 前記スプリット指標に対応させて前記合焦レンズを手動又は電動で駆動する駆動手段と、両スプリット指標のいずれか一方が欠落しているときに前記装置本体を左右方向に振らせたときの一方のスプリット指標の前記眼底像に対する位置と他方のスプリット指標の前記眼底像に対する位置との少なくとも一方を記憶する記憶手段とを備え、前記制御手段は前記記憶手段に基づいて前記両スプリット指標のいずれか一方がスプリット基準位置に合致するように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の眼底カメラ。
  3. 前記両スプリット指標のけられ状態を記憶する記憶手段を有し、前記制御手段は前記スプリット指標のけられ度合いで前記被検眼の瞳孔による影が前記眼底像に生じる位置を予測し、前記影が乳頭に重なるように前記アライメントマークを前記基準位置から移動させて前記モニター画面に提示させることを特徴とする請求項2に記載の眼底カメラ。
  4. 前記制御手段は、前記眼底像に生じた影を黄斑部に重ねるようにして撮影された眼底像と眼底像に生じた影が乳頭に重なるようにして撮影された眼底像とを合成した合成画像を作成することを特徴とする請求項3に記載の眼底カメラ。
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