JP2012032769A - 電子写真用キャリアの製造方法、キャリア、現像剤、補給用現像剤、プロセスカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも、芯材と該芯材の表面に形成された被覆材料層とからなる電子写真用キャリアの製造方法であって、芯材に被覆材料を被覆する工程と、被覆された材料を加熱処理する焼成工程とを含み、該焼成工程が、高周波誘導加熱装置によって芯材を高周波誘導加熱することによって、被覆材料を加熱処理する工程であることを特徴とする、電子写真用キャリアの製造方法。
【選択図】なし
Description
従って、高速化に伴う遠心力の増大に対しては、キャリアの磁化が同じであれば粒径の影響は無い(重量当りの磁化は同じ)が、高画質化に伴うトナー及びキャリアの小径化に対しては、小径化が進むに連れて重量当りの表面積が増えるため、磁化に対して帯電量が大きくなってしまう。即ち、キャリアは感光体からの電気的な力に対して弱くなってしまい、キャリア付着が生じ易くなってしまうという問題がある。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、現像剤の経時ベタ画像キャリア付着が生じず、耐固化性が良好で、耐色汚れ性が良好な電子写真用キャリアの製造方法、キャリア、現像剤を提供することを目的とする。
すなわち、本件発明は以下に記載する通りのものである。
(2)前記被覆材料層が被覆樹脂を含有し、前記被覆材料の加熱処理が、被覆樹脂の架橋反応を伴うことを特徴とする、上記(1)に記載の電子写真用キャリアの製造方法。
(3)前記高周波誘導加熱装置における高周波誘導によって磁場を発生させる導線が、単巻数又は複数巻数のコイル形状の導線であることを特徴とする、上記(1)又は(2)に記載の電子写真用キャリアの製造方法。
(4)前記コイル形状の導線に対し、その内側に被覆材料を被覆した芯材を配置させることを特徴とする、上記(3)に記載の電子写真用キャリアの製造方法。
(5)前記焼成工程において、被覆材料を被覆した芯材を連続的に搬送することにより高周波誘導加熱装置から発生する磁場中を通過させて磁力線を芯材に作用させることを特徴とする、上記(1)〜(4)のいずれかに記載の電子写真用キャリアの製造方法。
(6)前記被覆材料を被覆した芯材を連続的に搬送する方法がベルトによる搬送方法であることを特徴とする、上記(5)に記載の電子写真用キャリアの製造方法。
(7)前記被覆材料を被覆した芯材を連続的に搬送する方法がスクリューによる搬送方法であることを特徴とする、上記(5)に記載の電子写真用キャリアの製造方法。
(8)前記被覆材料を被覆した芯材を連続的に搬送する方法が振動による搬送方法であることを特徴とする、上記(5)に記載の電子写真用キャリアの製造方法。
(9)上記(1)〜(8)のいずれかに記載の製造方法により製造されたことを特徴とする、電子写真用キャリア。
(10)上記(9)に記載の電子写真用キャリアとトナーとを少なくとも含むことを特徴とする、電子写真用現像剤。
(11)上記(9)に記載の電子写真用キャリア1質量部に対して、トナーを2〜50質量部の配合割合で含有することを特徴とする補給用現像剤。
(12)電子写真感光体と、帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段、クリーニング手段及び除電手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段を有し、画像形成装置本体に着脱可能であるプロセスカートリッジであって、上記(9)に記載の電子写真用キャリアを含有することを特徴とする、電子写真用プロセスカートリッジ。
(13)電子写真感光体と、帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段、クリーニング手段及び除電手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段を有し、画像形成装置本体に着脱可能であるプロセスカートリッジであって、上記(10)又は(11)に記載の電子写真用現像剤を含有することを特徴とする、電子写真用プロセスカートリッジ。
これに対し、従来の電気炉やロータリーキルン等の焼成機では、被覆材料を被覆した芯材の外側から熱をかけ加熱処理するため、被覆層は外側から乾燥や架橋反応が進むので、内側の残留溶剤が抜け難くなり結果として残留溶剤を低く抑えることが難しい。
これは、被覆材料の架橋反応に対しても前述の残留溶剤の場合と同様で、高周波誘導加熱による焼成では、キャリア一粒一粒の被覆層を内側から昇温できるので、全ての被覆層に同等の熱が入り、全てのキャリア粒子被覆層を均一な架橋反応状態にすることが可能となる。
これに対し、従来の電気炉やロータリーキルン等の焼成機による加熱処理では、積層されたキャリア粒子の外側から熱をかけるため、熱源に対し近い側(外側)に配置されたキャリア粒子には所望の熱量がきっちりと入るが、熱源に対し遠い側(内側)に配置されたキャリア粒子には、熱が伝わり難く所望の熱量を入れることが出来ない。従って、キャリア全体での架橋具合のバラツキが大きく、全てのキャリア粒子被覆層を均一な架橋反応状態にすることが難しい。
図1は本発明における高周波誘導加熱の様子を模式的に示す図であり、高周波発信器3から供給される高周波電流をコイル4に流して磁力線を発生させ、この磁力線によって被覆材料2を被覆した芯材1に渦電流を発生させて発熱させ、この熱によって被覆材料を架橋反応させる。
図2は被覆材料を被覆した芯材をベルトコンベアー5によって搬送しながら芯材に磁力線6を作用させている状態を示す図である。
図3は被覆材料を被覆した芯材をスクリューコンベア6によって搬送しながら芯材に磁力線6を作用させている状態を示す図である。
図4は被覆材料を被覆した芯材を振動子8によって振動する振動式搬送装置7によって搬送しながら芯材に磁力線6を作用させている状態を示す図である。
なお、本発明のプロセスカートリッジは、電子写真感光体と、帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段、クリーニング手段及び除電手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段を有し、画像形成装置本体に着脱可能である。
以下に記載する方法は数あるキャリアの製造方法の一例に過ぎず、本発明のキャリアの製造方法は以下の例示された方法に限定されるものではない。
まずは、キャリアの製造方法の大きな流れは、以下に記す通りである。
[原材料計量]⇒[被覆液分散]⇒[被覆層コーティング]⇒[焼成]⇒[解砕]
即ち、まず所望の割合に原材料を計量したものを、分散機により分散処理を行う。ここで用いる分散機としては、一般に用いられる分散機であれば何でも良く、例えばホモミキサー、羽根回転型分散機(エバラマイルダー、キャビトロン、等)、ビーズミル等が挙げられ、原材料処方に適した分散機を適宜用いれば良い。こうして得た分散液を、芯材表面へコーティング装置により被覆を行う。ここで用いるコーティング装置としては、一般に用いられるコーティング装置であれば何でも良く、例えばスプレーを用いた転動流動層や、分散液中に芯材を浸漬させ溶媒を乾燥させる方法などが挙げられる。そして、このコーティングがされた粒子の被覆層を乾燥や架橋反応を進めるため、焼成を行う。ここで用いる焼成装置としては、高周波誘導加熱が可能な装置が好ましい。最後に、焼成により凝集した粒子を解すため解砕を行う。ここで用いる解砕装置としては、粒子が1粒に解れれば何でも良いが、一般的には篩装置を用いることが多く、例えば、振動篩や超音波振動篩等が挙げられる。更に、この篩装置を用いる場合には、粒子の凝集を解すだけではなく、粗大粒子の除去や異物の除去も同時に行うことも可能となるため、非常に効率が良い。
このようにして得られた粒子が、本発明で言うキャリア粒子であるが、ここではその製造方法の1つを例示しただけで、ここに記した内容に限定するものではない。
黒色顔料としては、カーボンブラック、オイルファーネスブラック、チャンネルブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、アニリンブラック等のアジン系色素、金属塩アゾ色素、金属酸化物、複合金属酸化物が挙げられる。
また、これら着色剤は1種または2種以上を使用することができる。
・アクリル樹脂溶液(固形分率;50質量%) 70質量部
・グアナミン溶液(固形分率;70質量%) 20質量部
・酸性触媒(固形分率;40質量%) 1質量部
・シリコーン樹脂溶液(固形分率;20質量%) 350質量部
・アミノシラン(固形分率;100質量%) 5質量部
・導電処理酸化チタン粒子(表面;ITO処理,1次粒子径;50nm,
体積固有抵抗;1.0×102Ω・cm) 165質量部
・トルエン 700質量部
を、ホモミキサーで10分間分散して、被覆層形成用溶液を調製した。
・結着樹脂:ポリエステル樹脂 100質量部
・離型剤:カルナウバワックス 5質量部
・帯電制御剤:E−84[オリエント化学工業社製] 1質量部
・着色剤:C.I.P.Y.180 8質量部
こうして得た[トナー1]7質量部と[キャリア1]93質量部を混合攪拌し、トナー濃度7質量%の現像剤を調製した。
実施例1において、導線が1巻のコイル形状品へ変更し、導線に対するコート上がりの配置位置がコイルの外側になったこと以外は同様にしてキャリア化し、帯電量:37(−μc/g),体積固有抵抗:13.4[Log(Ω・cm)]の[キャリア2]を得た。こうして得た[キャリア2]と[トナー1]を、実施例1と同様の方法により現像剤を製作した。
実施例2において、導線に対するコート上がりの配置位置がコイルの内側になったこと以外は同様にしてキャリア化し、帯電量:40(−μc/g),体積固有抵抗:13.5[Log(Ω・cm)]の[キャリア3]を得た。こうして得た[キャリア3]と[トナー1]を、実施例1と同様の方法により現像剤を製作した。
実施例3において、導線が5巻のコイル形状品へ変更になったこと以外は同様にしてキャリア化し、帯電量:42(−μc/g),体積固有抵抗:13.7[Log(Ω・cm)]の[キャリア4]を得た。こうして得た[キャリア4]と[トナー1]を、実施例1と同様の方法により現像剤を製作した。
実施例4において、キャリアのコート上がり品の焼成方法を静置から連続処理に変更させるため、ベルト搬送機の耐熱ゴム製のベルト上にキャリアを載せ、キャリアのコート上がり及びベルトが、コイルの内側を通過するように配置したこと以外は同様にしてキャリア化し、帯電量:41(−μc/g),体積固有抵抗:14.0[Log(Ω・cm)]の[キャリア5]を得た。こうして得た[キャリア5]と[トナー1]を、実施例1と同様の方法により現像剤を製作した。
実施例4において、キャリアのコート上がり品の焼成方法を静置から連続処理に変更させるため、スクリュータイプのフィーダーにキャリアのコート上がりを投入し、搬送部の筒がコイルの内側を通過するように配置したこと以外は同様にしてキャリア化し、帯電量:43(−μc/g),体積固有抵抗:13.9[Log(Ω・cm)]の[キャリア6]を得た。こうして得た[キャリア6]と[トナー1]を、実施例1と同様の方法により現像剤を製作した。
実施例4において、キャリアのコート上がり品の焼成方法を静置から連続処理に変更させるため、振動式のフィーダーにキャリアのコート上がりを投入し、搬送部がコイルの内側を通過するように配置したこと以外は同様にしてキャリア化し、帯電量:42(−μc/g),体積固有抵抗:13.8[Log(Ω・cm)]の[キャリア7]を得た。こうして得た[キャリア7]と[トナー1]を、実施例1と同様の方法により現像剤を製作した。
実施例6において、被覆層形成用溶液処方が以下に変更したこと以外は同様にしてキャリア化し、帯電量:41(−μc/g),体積固有抵抗:13.5[Log(Ω・cm)]の[キャリア8]を得た。こうして得た[キャリア8]と[トナー1]を、実施例1と同様の方法により現像剤を製作した。
・シリコーン樹脂溶液(固形分率;20質量%) 597質量部
・アミノシラン(固形分率;100質量%) 5質量部
・導電処理酸化チタン粒子(表面;ITO処理,1次粒子径;50nm,
体積固有抵抗;1.0×102Ω・cm) 165質量部
・トルエン 700質量部
実施例6において、被覆層形成用溶液処方が以下に変更したこと以外は同様にしてキャリア化し、帯電量:42(−μc/g),体積固有抵抗:13.8[Log(Ω・cm)]の[キャリア9]を得た。こうして得た[キャリア9]と[トナー1]を、実施例1と同様の方法により現像剤を製作した。
・アクリル樹脂溶液(固形分率;50質量%) 169質量部
・グアナミン溶液(固形分率;70質量%) 48質量部
・酸性触媒(固形分率;40質量%) 2.5質量部
・アミノシラン(固形分率;100質量%) 5質量部
・導電処理酸化チタン粒子(表面;ITO処理,1次粒子径;50nm,
体積固有抵抗;1.0×102Ω・cm) 165質量部
・トルエン 700質量部
実施例6において、焼成時の品温が140℃に変更したこと以外は同様にしてキャリア化し、帯電量:40(−μc/g),体積固有抵抗:13.7[Log(Ω・cm)]の[キャリア10]を得た。こうして得た[キャリア10]と[トナー1]を、実施例1と同様の方法により現像剤を製作した。
実施例6において、焼成時の品温が180℃に変更したこと以外は同様にしてキャリア化し、帯電量:43(−μc/g),体積固有抵抗:13.8[Log(Ω・cm)]の[キャリア11]を得た。こうして得た[キャリア11]と[トナー1]を、実施例1と同様の方法により現像剤を製作した。
実施例6において、評価時の補給用トナーとして、キャリア1質量部に対して、トナーを9質量部の配合割合で含有する補給用現像剤を作成し評価を行った。
実施例1において、焼成方法を高周波誘導加熱から電気炉に変更し、電気炉中にて160℃で1時間放置して焼成した。その後は、実施例1と同様にキャリア化し、帯電量:42(−μc/g),体積固有抵抗:13.9[Log(Ω・cm)]の[キャリア8]を得た。こうして得た[キャリア8]と[トナー1]を、実施例1と同様の方法により現像剤を製作した。
実施例1において、焼成方法を高周波誘導加熱からロータリーキルンに変更し、ロータリーキルン内にて160℃で1時間かけて焼成した。その後は、実施例1と同様にキャリア化し、帯電量:43(−μc/g),体積固有抵抗:13.7[Log(Ω・cm)]の[キャリア9]を得た。こうして得た[キャリア9]と[トナー1]を、実施例1と同様の方法により現像剤を製作した。
比較例1において、焼成温度を180℃に変更したこと以外は同様にしてキャリア化し、帯電量:40(−μc/g),体積固有抵抗:14.0[Log(Ω・cm)]の[キャリア10]を得た。こうして得た[キャリア10]と[トナー1]を、実施例1と同様の方法により現像剤を製作した。
比較例1において、焼成温度を200℃に変更したこと以外は同様にしてキャリア化し、帯電量:40(−μc/g),体積固有抵抗:14.1[Log(Ω・cm)]の[キャリア11]を得た。こうして得た[キャリア11]と[トナー1]を、実施例1と同様の方法により現像剤を製作した。
評価結果を表1に示す。
なお実施例及び比較例で得たキャリアの物性値の測定方法及びキャリアの上記評価項目に関する評価方法は下記に従った。
帯電量は、キャリア93重量%に対しトナー7重量%の割合で混合し一定条件で摩擦帯電させたサンプルを、一般的なブローオフ法[東芝ケミカル(株)製、TB−200]にて測定した値をいう。
体積固有抵抗は、ギャップ2mmを隔てた平行電極間にキャリアを投入しタッピングした後、両電極間にDC1000Vを印加し、30sec後の抵抗値をハイレジスト計で計測した値を体積抵抗率に変換して求めた。なお、ハイレジスト計の測定可能下限を下回った場合には、実質的には体積固有抵抗値は得られず、ブレークダウンしたものとして扱かった。
市販のデジタルフルカラープリンター(株式会社リコー製、imagio MP C5000)改造機に現像剤をセットし、単色による1000,000枚のランニング評価を行った。そして、このランニングを終えた現像剤のベタキャリア付着を評価した。
ベタ画像のキャリア付着評価方法については、上記複写機を用いて、地肌ポテンシャルを150Vに固定し、A3サイズ用紙に全面ベタ画像を現像し、ルーペで観察することにより評価した。画像上の白抜け個所の個数及び実際に付着しているキャリアの個数の総数が0個である場合を☆、1個である場合を◎、2〜5個である場合を○、6〜10個である場合を△、11個以上である場合を×として判定し、☆、◎、○、△を合格とし、×を不合格とした。
現像ユニット内の現像剤の固化具合を確認するため、A4ハーフトーンベタ画像により評価する。固化具合が悪い場合は、現像部ドクターブレードの後ろに現像剤の塊が詰まり、画像中にスジが生じ欠陥画像となるため、この程度を以下に示すランク付けを行った。
評価方法は、市販のデジタルフルカラープリンター(リコー社製IPSiO CX 8200)の改造現像ユニットの現像剤ホッパーに、攪拌部へ現像剤が落ちないようにシールをした状態で現像剤をセットし、マシン本体にセットした状態で、55℃、95%RHの環境試験室に投入し48時間の保存を行った。注意点としては、環境試験室に投入の際には結露させないために、温湿度を徐々に上げながら55℃、95%RHに調整する必要がある。そして、48時間の保管が終了したら、常温環境下に取り出し2時間以上放置させて常温湿度に戻した。この際の注意点としては、現像ユニットに振動を与えてはならない。理由は、振動は固化した物をほぐすことになるので、評価結果に大きく影響を与える為である。
○ : 初期剤設定は可能だが、スジがうっすら確認できる。
□ : 初期剤設定は可能だが、スジがはっきり確認できる。
△ : 現像剤の落下が少なく初期設定不能で実用上使用できないレベル
× : 現像剤の落下が無く初期設定不能で実用上使用できないレベル
◎、○、□を合格とし、△、×を不合格とした。
市販のデジタルフルカラープリンター(株式会社リコー製、imagio MP C5000)改造機の現像ユニットに現像剤をセットし、現像ユニット単独で1時間攪拌を実施。こうして得た現像剤を現像及び定着を行い、画像濃度が1.5となる箇所のCIE表色系のL*1、a*1、b*1値を求める。なお、CIE表色系のL*1、a*1、b*1値の測定は、X−Rite社製の分光濃度計である、X−Rite938により行った。一方、色汚れのない画像を得るために、キャリアと接触させることなくトナー単独で画像化(定着を含む)したものを作成し、前記と同様に画像濃度が1.5となる箇所のCIE表色系のL*0、a*0、b*0値を求める。こうして得た2つの画像の色差ΔEを下式により求め、ΔE≦0.5を☆、0.5<ΔE≦1.0を◎、1.0<ΔE≦2.0を○、ΔE>2.0を×とし、☆、◎、○を合格とし、×を不合格とした。
2 被覆材料層
3 高周波発信器
4 コイル
5 ベルト式搬送装置
6 コイル
7 スクリュー式搬送装置
8 振動式搬送装置
9 振動子
Claims (13)
- 少なくとも、芯材と該芯材の表面に形成された被覆材料層とからなる電子写真用キャリアの製造方法であって、芯材に被覆材料を被覆する工程と、被覆された材料を加熱処理する焼成工程とを含み、該焼成工程が、高周波誘導加熱装置によって芯材を高周波誘導加熱することによって、被覆材料を加熱処理する工程であることを特徴とする、電子写真用キャリアの製造方法。
- 前記被覆材料層が被覆樹脂を含有し、前記被覆材料の加熱処理が、被覆樹脂の架橋反応を伴うことを特徴とする、請求項1に記載の電子写真用キャリアの製造方法。
- 前記高周波誘導加熱装置における高周波誘導によって磁場を発生させる導線が、単巻数又は複数巻数のコイル形状の導線であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の電子写真用キャリアの製造方法。
- 前記コイル形状の導線に対し、その内側に被覆材料を被覆した芯材を配置させることを特徴とする、請求項3に記載の電子写真用キャリアの製造方法。
- 前記焼成工程において、被覆材料を被覆した芯材を連続的に搬送することにより高周波誘導加熱装置から発生する磁場中を通過させて磁力線を芯材に作用させることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の電子写真用キャリアの製造方法。
- 前記被覆材料を被覆した芯材を連続的に搬送する方法がベルトによる搬送方法であることを特徴とする、請求項5に記載の電子写真用キャリアの製造方法。
- 前記被覆材料を被覆した芯材を連続的に搬送する方法がスクリューによる搬送方法であることを特徴とする、請求項5に記載の電子写真用キャリアの製造方法。
- 前記被覆材料を被覆した芯材を連続的に搬送する方法が振動による搬送方法であることを特徴とする、請求項5に記載の電子写真用キャリアの製造方法。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の製造方法により製造されたことを特徴とする、電子写真用キャリア。
- 請求項9に記載の電子写真用キャリアとトナーとを少なくとも含むことを特徴とする、電子写真用現像剤。
- 請求項9に記載の電子写真用キャリア1質量部に対して、トナーを2〜50質量部の配合割合で含有することを特徴とする補給用現像剤。
- 電子写真感光体と、帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段、クリーニング手段及び除電手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段を有し、画像形成装置本体に着脱可能であるプロセスカートリッジであって、請求項9に記載の電子写真用キャリアを含有することを特徴とする、電子写真用プロセスカートリッジ。
- 電子写真感光体と、帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段、クリーニング手段及び除電手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段を有し、画像形成装置本体に着脱可能であるプロセスカートリッジであって、請求項10又は11に記載の電子写真用現像剤を含有することを特徴とする、電子写真用プロセスカートリッジ。
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