JPH06349569A - 誘導加熱方法およびそれに用いる加熱装置 - Google Patents

誘導加熱方法およびそれに用いる加熱装置

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JPH06349569A
JPH06349569A JP16416293A JP16416293A JPH06349569A JP H06349569 A JPH06349569 A JP H06349569A JP 16416293 A JP16416293 A JP 16416293A JP 16416293 A JP16416293 A JP 16416293A JP H06349569 A JPH06349569 A JP H06349569A
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JP
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heating
heated
induction heating
curie point
induction
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JP16416293A
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Hiroshi Koda
浩 香田
Yuzuru Ohashi
譲 大橋
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 厚肉部と薄肉部があるために異形形状を有す
る部材や加熱温度がキュリー点近傍に位置する部材に適
用できる誘導加熱方法およびそれに用いる加熱装置を提
供する。 【構成】 本発明の誘導加熱方法は、誘導加熱用周波数
を加熱効率の明らかな低下がない最少の周波数、例えば
飽和点近傍にセットして被加熱部材を加熱する手順と、
被加熱部材Wがキュリー点到達するした後、磁束密度を
低下させてキュリー点近傍に被加熱部材Wを加熱保持す
る手順とを含んでなるものである。また、本発明の誘導
加熱装置は、誘導加熱周波数選定手段と、少なくとも第
1加熱部2と第2加熱部3とを有する誘導加熱手段1
と、該誘導加熱手段1を貫通している被加熱部材搬送手
段4とを備えてなり、前記第1加熱部2で被加熱部材W
がキュリー点直前まで加熱され、前記第2加熱部3によ
り被加熱部材Wがキュリー点近傍に加熱保持されてなる
ものである。そのため、厚肉部と薄肉部があるために異
形形状を有する部材や加熱温度がキュリー点近傍に位置
する部材Wの加熱を迅速かつ均一になし得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘導加熱方法およびそれ
に用いる加熱装置に関する。さらに詳しくは、厚肉部と
薄肉部を併有する異形部材の誘導加熱に適する誘導加熱
方法および加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スケールの発生が少なく、粒子の粗大化
や脱炭の少ない良質かつ均一の急速加熱が行えることよ
り、鋼材の加熱に誘導加熱が広く用いられている。この
誘導加熱方法あるいは誘導加熱装置としては、従来より
各種の方法あるいは装置が提案されている。例えば、特
開昭58ー221224号公報には、キュリー点以上で
透磁率が急激に低下する鋼材のキュリー点以上の加熱を
目的とする、常温からキュリー点まで誘導加熱により加
熱し、引続きキュリー点から所定の加熱温度まで直接通
電加熱により加熱する方法が提案されている。
【0003】また、特開昭63ー13316号公報に
は、透磁率がキュリー点以上で急激に低下する鋼材が連
続走行している状態における誘導加熱方法として、連続
走行している鋼材の加熱コイルの部分を少なくとも前後
段に2分割し、鋼材のキュリー点以下の加熱用前段コイ
ルは鎖交する磁束を鋼材の搬送方向と並行な磁束で加熱
する方式で加熱し、キュリー点以上の加熱用後段コイル
は、鎖交する磁束を鋼材の搬送方向と直角な磁束で加熱
する方式の異なる加熱方式にて鋼材を複合加熱する誘導
加熱方法が提案されている。
【0004】しかしながら、前記いずれの方法も棒状や
帯状の鋼材のようにその断面形状が搬送方向に対して一
定しているものに適用可能な方法であるため、鍛造品等
の異形形状を有する鋼材の加熱には適用することができ
ない。というのは、異形形状を有する鋼材、例えば荒鍛
造部材を前述の誘導加熱方法により加熱すると、図6に
示すように、ハッ形状の部材Wの搬送方向の前側(また
は後側)Bに比べて、搬送方向と交差する側Aに磁束が
集中する。その結果、搬送方向と交差する側Aが前側B
よりも高く加熱されることになる。また、加熱コイル内
に異形形状を有する部材Wを連続的に通過させる場合
に、隣合う異形部材が相互に接触または近接すると、図
7に示すように、その部分に磁束が集中して局部加熱が
生ずる。
【0005】その上、前記何れの方法も加熱温度をキュ
リー点以上とするものであるため、加熱温度をキュリー
点近傍に維持することはできない。したがって、加熱温
度がキュリー点近傍に位置する部材の加熱に適用するこ
とはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の問題点に鑑みなされたものであって、厚肉部と薄肉
部とからなる異形形状を有する部材や加熱温度がキュリ
ー点近傍に位置する部材に適用できる誘導加熱方法およ
びそれに用いる加熱装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の誘導加熱方法
は、誘導加熱用周波数を加熱効率の明らかな低下がない
最少の周波数、例えば飽和点近傍にセットして被加熱部
材を加熱する手順と、被加熱部材がキュリー点に到達す
る直前に、磁束密度を低下させてキュリー点近傍に被加
熱部材を加熱保持する手順とを含んでなることを特徴と
する。
【0008】本発明の誘導加熱方法においては、被加熱
部材が鋼の場合、前記セットされた誘導加熱用周波数が
400Hz〜500Hzであるのが好ましい。ここで飽
和点とは、前記周波数を上げても加熱効率がそれ以上向
上しない限界の周波数をいう。
【0009】一方、本発明の誘導加熱装置は、誘導加熱
周波数選定手段と、少なくとも第1加熱部と第2加熱部
とを有する誘導加熱手段と、該誘導加熱手段を貫通して
いる被加熱部材搬送手段とを備えてなり、前記第1加熱
部で被加熱部材がキュリー点直前まで加熱され、前記第
2加熱部により被加熱部材がキュリー点近傍に加熱保持
されることを特徴とする。
【0010】本発明の誘導加熱装置においては、前記第
1加熱部と前記第2加熱部とが同一の断面形状を有し、
かつ、前記第1加熱部のコイル巻付け密度が前記第2加
熱部のそれよりも密であるのが好ましい。
【0011】また、本発明の誘導加熱装置においては、
前記第1加熱部および前記第2加熱部が円形断面を有
し、かつ、前記第1加熱部のコイル直径が前記第2加熱
部のそれよりも小さくされてなるのが好ましい。
【0012】さらに、本発明の誘導加熱装置において
は、電源制御手段が付加されてなり、該電源制御手段
が、前記第1加熱部により被加熱部材がキュリー点直前
まで加熱するよう出力を制御し、前記第2加熱部により
被加熱部材がキュリー点近傍に加熱保持されるよう出力
を制御するのが好ましい。
【0013】
【作用】本発明の誘導加熱方法においては、誘導加熱用
周波数を加熱効率の明らかな低下がない最少の周波数、
例えば飽和点近傍にセットして被加熱部材を加熱する手
順と、被加熱部材がキュリー点に到達する直前に、誘導
加熱出力を低下させてキュリー点近傍に被加熱部材を加
熱保持する手順とにより被加熱部材を加熱しているの
で、薄肉部が先に昇温するが、低周波数ゆえキュリー点
以上に昇温するのを抑制し、その後、厚肉部の昇温を伴
った均一加熱が行え、被加熱部材が異形形状を有してい
てもキュリー点近傍の温度で均一に加熱することができ
る。また、鋼(キュリー点:約760℃前後)を加熱す
る場合、誘導加熱用周波数を400Hz〜500Hzと
するのが好ましい。
【0014】一方、本発明の誘導加熱装置は、誘導加熱
周波数選定手段と、少なくとも第1加熱部と第2加熱部
とを有する誘導加熱手段と、該誘導加熱手段を貫通して
いる被加熱部材搬送手段とを備えてなり、前記第1加熱
部で被加熱部材がキュリー点直前まで加熱され、前記第
2加熱部により被加熱部材がキュリー点近傍に加熱保持
されているので、被加熱部材が異形形状を有していても
キュリー点近傍の温度で均一に加熱することができる。
また、第1加熱部と前記第2加熱部とが同一の断面形状
を有しかつ前記第1加熱部のコイル巻付け密度が前記第
2加熱部のそれよりも密である好ましい実施例、あるい
は前記第1加熱部および前記第2加熱部が円形断面を有
しかつ前記第1加熱部のコイル直径が前記第2加熱部の
それよりも小さくされている好ましい実施例において
は、同一の電源を用いても第1加熱部の加熱力を第2加
熱部のそれよりも強くすることができる。さらに、電源
制御手段が付加されてなり、該電源制御手段が、前記第
1加熱部により被加熱部材がキュリー点直前まで加熱す
るよう出力を制御し、前記第2加熱部により被加熱部材
がキュリー点近傍に加熱保持されるよう出力を制御する
よう構成されている好ましい実施例においては、第1加
熱部および第2加熱部の断面形状およびコイルの巻付け
密度にかかわりなく、異形形状を有する被加熱部材をキ
ュリー点近傍の温度で均一に加熱することができる。
【0015】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明を実施
例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではない。
【0016】図1は本発明の誘導加熱方法に用いる実施
例1にかかわる誘導加熱装置の概略図、図2は同実施例
2にかかわる誘導加熱装置の概略図、図3は同実施例3
にかかわる誘導加熱装置の概略図である。図において、
1は誘導加熱コイル、2は第1加熱部、3は第2加熱
部、4は搬送装置、5は電源、6は電源制御装置、Cは
コイル、Wは被加熱部材(ワーク)を示す。
【0017】実施例1 本発明の誘導加熱方法に用いる実施例1にかかわる誘導
加熱装置は、図1に示すごとく、誘導加熱コイル1は第
1加熱部2と第2加熱部3とからなり、そしてこの誘導
加熱コイル1の内部には被加熱部材(ワーク)Wをコイ
ルCの一端から他端に向けて搬送する耐熱性コンベアの
搬送装置4が配設されている。実施例1においては、第
1加熱部2のコイルCと第2加熱部3のコイルCとも同
一直径の円形断面を有しているいるが、コイルCは第1
加熱部2の方が第2加熱部3よりも密に巻かれている。
その程度は、第2加熱部3の約2〜5倍位の範囲とされ
ている。かかる構成とすることにより、第1加熱部2に
おける磁束は密となりワークWはキュリー点直前まで迅
速に昇温され、また第2加熱部3における磁束は疎とな
りワークWの温度はキュリー点近傍に維持される。コイ
ルCの直径、長さあるいは巻数等は、ワークWのサイズ
およびキュリー点等を考慮して適宜選定される。例え
ば、第1加熱部2のコイルCは、直径約100mm、巻数
は40〜50回/mであり、第2加熱部3のコイルC
は、直径約100mm、巻数は20〜25回/mとされて
いる。
【0018】誘導加熱に用いる電源5の周波数は加熱す
るワークWの材質、サイズあるいは形状等に応じて適宜
選定されるが、均一加熱という点を考慮した場合できる
限り飽和点に近い周波数、すなわち低い周波数が選択さ
れ、例えばS45Cの鍛造品のときには400Hz〜5
00Hzとされている。また、電圧は第1加熱部2で
は、第2加熱部の約2〜5倍とされている。
【0019】次に、図4に示す形状を有する材質がS4
5CからなるワークWを実施例1の誘導加熱装置により
誘導加熱する場合について説明する。
【0020】ステップ1:第1加熱部2の電源5を40
0Hz、250V、200Aに設定し第2加熱部3の電
源5を400Hz、150V、100Aに設定する。
【0021】ステップ2:ワークWを搬送装置4に載
せ、移送速度約2m/分で第1加熱部2内を移送する。
これによりワークW上の点a,b,c,d,eは図5の
左半分に示す昇温曲線によりキュリー点近傍まで昇温さ
れる。
【0022】ステップ3:しかる後ワークWは搬送装置
4により同一の移送速度で第2加熱部3内を移送され
る。これによりワークW上の点a,b,c,d,eの温
度は図5の右半分に示すようにキュリー点近傍に維持さ
れる。このため、ワークW全体がキュリー点近傍の温度
で均一に加熱される。
【0023】実施例2 本発明の誘導加熱方法に用いる実施例2にかかわる誘導
加熱装置は、図2に示すごとく、実施例1と同様に誘導
加熱コイル1は第1加熱部2と第2加熱部3とからな
り、そしてこの誘導加熱コイル1の内部にはワークWを
コイルCの一端から他端に向けて搬送する搬送装置4が
配設されている。実施例2においては、第1加熱部2の
コイルCと第2加熱部3のコイルCとも円形断面を有し
しかも同一の密度で巻かれているが、直径は第1加熱部
2の方が小さくされてる。その程度は、第1加熱部2の
コイルCは、第2加熱部のコイルCの直径の約2/3〜1/4
の範囲とされている。
【0024】かかる構成とすることにより、実施例1と
同様に第1加熱部2における磁束は密となりワークWは
キュリー点まで迅速に昇温され、また第2加熱部3にお
ける磁束は疎となりワークWの温度はキュリー点近傍に
維持される。その上、実施例2においては、第2加熱部
のコイルの直径が大きくされているので、ワークWの表
面での放熱が促進され表面の過熱が防止される。ここ
で、コイルCの直径、長さあるいは巻数等は、実施例1
と同様にワークWのサイズおよびキュリー点等を考慮し
て適宜選定される。
【0025】なお、誘導加熱用電源の周波数の選定は実
施例1と同様にしてなされる。
【0026】次に、図4に示す形状を有する材質がS4
5CからなるワークWを実施例2の誘導加熱装置により
誘導加熱する場合について説明する。
【0027】ステップ1:第1加熱部2の電源5を50
0Hz、240V、200Aに設定し第2加熱部3の電
源5を500Hz、145V、100Aに設定する。
【0028】ステップ2:ワークWを搬送装置4に載
せ、移送速度約1.5m/分で第1加熱部2内を移送す
る。これにより、ワークW上の点a,b,c,d,e
は、実施例1と同様に図5の左半分に示す昇温曲線によ
りキュリー点近傍まで昇温される。
【0029】ステップ3:しかる後ワークWは搬送装置
4により同一の移送速度で第2加熱部3内を移送され
る。これにより、ワークW上の点a,b,c,d,eの
温度は実施例1と同様に図5の右半分に示すようにキュ
リー点近傍に維持される。このため、ワークW全体がキ
ュリー点近傍の温度で均一に加熱される。
【0030】実施例3 本発明の誘導加熱方法に用いる実施例3にかかわる誘導
加熱装置は、図3に示すごとく、実施例1と同様に、誘
導加熱コイル1は第1加熱部2と第2加熱部3とからな
り、そしてこの誘導加熱コイル1の内部にはワークWを
コイルCの一端から他端に向けて搬送する搬送装置4が
配設されている。しかしながら、実施例3においては、
第1加熱部2のコイルと第2加熱部3のコイルCとも同
一の断面形状を有し、しかも同一の密度で巻かれてい
る。
【0031】したがって、実施例3においては誘導加熱
コイル1の構成を簡略化することができる。そして、加
熱部2、3の磁束密度は電源制御装置6により、加熱部
2、3への電源出力を調整することによりなされる。そ
の調整は具体的には、ワークWのサイズや材質等に応じ
て適宜なされ、例えば、SCの異形部材を加熱するとき
は、第1加熱部2への出力に対し、第2加熱部3への出
力が約2/3〜1/3とされる。
【0032】かかる構成とすることにより、実施例1と
同様に第1加熱部2における磁束は密となりワークWは
キュリー点まで迅速に昇温され、また第2加熱部3にお
ける磁束は疎となりワークWの温度はキュリー点近傍に
維持される。
【0033】なお、コイルCの直径、長さあるいは巻数
等は、実施例1と同様にワークWのサイズおよびキュリ
ー点等を考慮して適宜選定される。
【0034】また、誘導加熱用電源の周波数の選定は実
施例1と同様にしてなされる。
【0035】次に、図4に示す形状を有する材質がS4
5CからなるワークWを実施例3の誘導加熱装置により
誘導加熱する場合について説明する。
【0036】ステップ1:電源制御装置6により第1加
熱部2の電源5を500Hz、210V、190Aに設
定し、第2加熱部3の電源5を400Hz、132V、
100Aに設定する。
【0037】ステップ2:ワークWを搬送装置4に載
せ、移送速度約1.3m/分で第1加熱部2内を移送す
る。これにより、ワークW上の点a,b,c,d,eは
図5の左半分に示す昇温曲線によりキュリー点近傍まで
昇温される。
【0038】ステップ3:しかる後ワークWは搬送装置
4により同一の移送速度で第2加熱部3内を移送され
る。これにより、ワークW上の点a,b,c,d,eの
温度は、図5の右半分に示すようにキュリー点近傍に維
持される。このため、実施例1と同様にワークW全体が
キュリー点近傍の温度で均一に加熱される。
【0039】以上本発明を実施例に基づいて説明してき
たが、本発明は種々の改変が可能である。例えば、誘導
加熱コイルを第1加熱部、第2加熱部および第3加熱部
として、第1加熱部でキュリー点直前まで昇温し、第2
加熱部および第3加熱部でキュリー点付近の温度に均一
に加熱されるように構成してもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば種
々の形状を有する部材を短時間でキュリー点近傍の温度
で均一に加熱することができる。また、キュリー点付近
に昇温された後の均一加熱における電源出力を昇温まで
の電源出力よりも小さくしているので、電力損失を少な
くして効率よく加熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の誘導加熱方法に用いる実施例1にかか
わる誘導加熱装置の概略図である。
【図2】同実施例2にかかわる誘導加熱装置の概略図で
ある。
【図3】同実施例3にかかわる誘導加熱装置の概略図で
ある。
【図4】本発明が適用されるワークの概略図である。
【図5】加熱曲線のグラフである。
【図6】従来の誘導加熱装置により異形部材を加熱した
場合の一例の説明図である。
【図7】従来の誘導加熱装置により異形部材を加熱した
場合の他の例の説明図である。
【符号の説明】
1 誘導加熱コイル 2 第1加熱部 3 第2加熱部 4 搬送装置 5 電源 6 電源制御装置 C コイル W ワーク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導加熱用周波数を加熱効率の明らかな
    低下がない最少の周波数にセットして被加熱部材を加熱
    する手順と、被加熱部材がキュリー点に到達する直前
    に、磁束密度を低下させてキュリー点近傍に被加熱部材
    を加熱保持する手順とを含んでなることを特徴とする誘
    導加熱方法。
  2. 【請求項2】 被加熱部材が鋼の場合、前記セットされ
    た誘導加熱用周波数が、400Hz〜500Hzである
    ことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱方法。
  3. 【請求項3】 誘導加熱周波数選定手段と、少なくとも
    第1加熱部と第2加熱部とを有する誘導加熱手段と、該
    誘導加熱手段を貫通している被加熱部材搬送手段とを備
    えてなり、前記第1加熱部で被加熱部材がキュリー点直
    前まで加熱され、前記第2加熱部により被加熱部材がキ
    ュリー点近傍に加熱保持されることを特徴とする誘導加
    熱装置。
  4. 【請求項4】 前記第1加熱部と前記第2加熱部とが同
    一の断面形状を有し、かつ、前記第1加熱部のコイル巻
    付け密度が前記第2加熱部のそれよりも密であることを
    特徴とする請求項3記載の誘導加熱装置。
  5. 【請求項5】 前記第1加熱部および前記第2加熱部が
    円形断面を有し、かつ、前記第1加熱部のコイル直径が
    前記第2加熱部のそれよりも小さくされてなることを特
    徴とする請求項3記載の誘導加熱装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の誘導加熱装置に、電源制
    御手段が付加されてなり、該電源制御手段が、前記第1
    加熱部により被加熱部材がキュリー点直前まで加熱する
    よう出力を制御し、前記第2加熱部により被加熱部材が
    キュリー点近傍に加熱保持されるよう出力を制御するこ
    とを特徴とする請求項3記載の誘導加熱装置。
JP16416293A 1993-06-07 1993-06-07 誘導加熱方法およびそれに用いる加熱装置 Withdrawn JPH06349569A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011258327A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Toshiba Carrier Corp 誘導加熱装置
JP2012032769A (ja) * 2010-07-06 2012-02-16 Ricoh Co Ltd 電子写真用キャリアの製造方法、キャリア、現像剤、補給用現像剤、プロセスカートリッジ

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