JP2012032192A - 指針計器 - Google Patents

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Abstract

【課題】指針が指示する周辺を容易に判読できる指針計器を提供すること。
【解決手段】指針計器1は、目盛11aが形成された導光性を有する文字盤10を有する。目盛11aは文字盤10の内部に掘り込まれる形で形成される。文字盤10には指針30が接続される指針軸70の挿通孔12が形成される。挿通孔12は円錐台状に形成され、挿通孔12の孔面が反射部13とされる。反射部13の全ての部位に向けて光を照射するLEDユニット60が設けられる。文字盤10とLEDユニット60の間には、スリット51が形成された遮光板50が設けられる。スリット51が指針30の下に位置するように遮光板50の中心が指針軸70に固定される。LEDユニット60からの光L1のうちの一部の光L11が反射部13にて指針30の指示方向に反射される。反射光L2は指針30の指示方向にある目盛11aに当たって照らされる。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば車両に搭載され、現在の車速等を指針で指示する指針計器に関する。
従来、文字盤に目盛や数字等の指標が形成され、その指標が指針にて指示されるアナログ式の指針計器が知られている(例えば特許文献1参照)。例えば、特許文献1では、指針計器としての時計において、指針の他に、時刻表示用の発光素子にて時刻表示をする時計が開示されている。具体的には、文字盤に、指標としての時刻を示した数字が形成されている。さらに、各数字に付帯する形で、文字盤に、複数の発光素子が設けられる。そして、時計回路からの時計用信号に基づき、各発光素子を駆動する駆動回路の駆動順序と駆動時間が制御される。
実開昭64−55487号公報
ところで、従来の指針計器では、指針が指示する一点の目盛等の指標を注視する仕組みになっていて、注目すべきポイントが狭く限定されている。一方で、文字盤の表示部分の全体が常に見えているため、必要の無い指標が混在した中から指針が指示するポイントを判読しなければならず、読み取るべき指標が見えづらくなっていた。この点、特許文献1の時計では、指針に加えて、発光によっても時刻表示がなされるので時刻の判読性をいくらか向上できるとも思われる。
しかしながら、特許文献1の技術では、指標とは別の位置にある発光素子が点で発光されるだけなので、指針が指示する周辺の判読性に関しては十分であるとは言えない。特に、車両の運転中の場合のように、指針を長い間注視できない場合や指針が視界の隅に入るだけの場合には、依然として、読み取るべき指標が判読しにくいという問題がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、指針が指示する周辺を容易に判読できる指針計器を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の指針計器は、一定範囲に渡って指標が形成された文字盤と、
前記指標が形成された範囲内を先端側が移動するように、前記文字盤の表面に沿って動かされる指針と、
前記指標が形成された範囲の各方向に入射光を反射可能とした反射部であって、入射光が入射される部位によって反射方向を異ならせた反射部と、
前記反射部の全ての部位に向けて光を照射する光源と、
スリットが形成され、そのスリットと前記指針との相対位置関係が保持されるように前記指針の動きに同調して動かされる、前記反射部と前記光源との間に設けられた遮光性を有する遮光板であって、前記指針の指示方向に入射光を反射させる前記反射部の部位に前記光源からの光が入射されるように、前記スリットの形成位置が定められた遮光板と、を備え、
前記指標は、前記反射部によって反射された反射光が当たるように角度が付けられて形成されたことを特徴とする。
これによれば、遮光板にはスリットが形成されているので、反射部の全ての部位に向けて発せられた光源の光のうち、そのスリットに入射された光のみが遮光板を通過して、反射部に入射される。そして、その入射光の反射部における入射部位は、指針の指示方向に入射光を反射させる部位であるので、光源からの入射光は、指針の指示方向に反射される。指標は、反射部によって反射された反射光が当たるように角度が付けられているので、指針の指示方向にある指標は反射光が当てられて照らされる。
これにより、指針の指示方向にある指標は照らされて、それ以外は照らされないので、指針が指示する周辺を容易に判読できるようにすることができる。また、スリットは、指針が動かされた場合であってもその指針との相対位置関係が保持されるので、移動後における指針の指示方向も照らすことができる。つまり、指針の移動と同調して、照らされる指標が変化するので、指針が移動した場合であっても、指針が指示する周辺を容易に判読できるようにすることができる。また、指標自体が発光されることになるので、特許文献1のように指標以外の部分が発光される場合よりも、その指標の判読性を向上することができる。
また、本発明の指針計器において、前記指針は、前記文字盤の表側において、根元が指針軸に固定されて、その指針軸周りに回転される形で動かされるものであり、
前記遮光板は、前記スリットが前記指針軸周りに回転されるように、前記文字盤の裏側において中心が前記指針軸に固定されたことを特徴とする。
このように、遮光板の中心を指針の指針軸に固定することで、指針が回転された場合であっても、遮光板に形成されたスリットと指針との相対位置関係を保持することができる。
また、本発明の指針計器において、前記文字盤は、導光性を有する材料で形成されたものであり、
前記指標は、前記文字盤の内部に掘り込まれる形で形成されたものであり、
前記反射部は、前記光源からの光を前記文字盤の内部の前記指標の方向に反射させるように、前記文字盤が加工されて形成されたものであることを特徴とする。
これによれば、反射部は、文字盤が加工されて形成されたものであるので、文字盤とは別の部材に形成する場合に比べて、構造を簡素にできる。また、文字盤は導光性を有する材料で形成されているので、反射部で反射された反射光を効率的に指標に向けて導光させることができる。よって、指標の発光効率を向上することができる。また、文字盤の内部に掘り込まれる形で指標を形成することで、その指標を反射光が当たるように角度を付けることができる。さらに、指標を、文字盤から突出しないようにすることができる。
また、本発明の指針計器において、前記反射部は、前記文字盤の内側に凹まれた形で形成された、前記指針軸を中心とした円錐台の斜面状の面であり、
前記スリットは、前記文字盤を介して、前記指針の下の位置に形成されたものであることを特徴とする。
これによれば、スリットは、文字盤を介して、指針の下の位置に形成されているので、光源からの光のうち、指針側の光のみが遮光板を通過する。また、反射部は指針軸を中心とした円錐台の斜面状の面とされているので、スリットを通過した光は、その斜面状の面のうちの指針側にある一部の面に入射される。その一部の面は、円錐台の斜面状の面のうちの指針側にある面であるので、その面に入射された光を、指針の指示方向に反射させることができる。よって、指針の指示方向の指標を照らすことができる。また、反射部は、円錐台の斜面状の面とされているので、指針がどの位置にあったとしても、指針の指示方向に光源からの光を反射させることができる。さらに、反射部は、文字盤のうち側に凹まれた形で形成されているので、文字盤の内部に光を反射させることができるとともに、反射部を文字盤から突出しないようにすることができる。
また、本発明の指針計器において、前記文字盤は、前記指針軸が挿通される挿通孔が形成され、
前記反射部は、前記挿通孔の孔面が前記円錐台の斜面状の面となるように加工されたものであることを特徴とする。
これによれば、反射部は、指針軸が挿通される挿通孔の孔面が加工されたものであるので、上記のような円錐台の斜面状の面を簡易に形成することができる。また、反射部を指針軸付近に形成することで、光源を指針軸付近の集中させることができる。よって、光源が占める領域を少なくすることができる。
また、本発明の指針計器において、前記指針の指示方向にある前記指標を含む一定範囲の前記指標に前記反射光が当てられるように、前記スリットの形状が調整されたことを特徴とする。
これによれば、指針の指示方向の一定範囲の指標が照らされることになるので、車両の運転中の場合のように、指針を長い間注視できない場合や指針が視界の隅に入るだけの場合であっても、指針がどのあたりを指示しているのかを容易に把握させることができる。また、例えば、現在指示されている指標が目標の指標に対してどの程度離れているのかも容易に把握させることができる。
車両用メータ1の正面図である。 図1のA−A線における車両用メータ1の断面図である。 反射部13の形状や機能を説明する図である。 LEDユニット60の平面図である。 遮光板50の平面図である。 指針30の指示方向に応じた目盛11cが照らされた状態を例示した図である。 反射部13を構成する面が、局部的に45度となっている例を説明する図である。
次に、本発明に係る指針計器の実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態では、車両用メータに本発明に係る指針計器を適用した例について説明する。図1は本実施形態の車両用メータ1の正面図であり、図2は図1のA−A線における車両用メータ1の断面図である。なお、図1のA−A線は、文字盤10の中心を通る線である。また、図2では、図1の数字用文字盤20の図示を省略している。先ず、これら図1、図2を参照しながら、車両用メータ1の構成について説明する。
車両用メータ1は、運転者が運転中に容易に視認できるように、例えば、フロントガラスの下あたりの運転席と対向する位置に設けられる。その車両用メータ1は、車速やエンジン回転数などの車両状態に関する物理量の計測値を、指針にて表示するアナログ式の指針計器として構成される。本実施形態では、車両用メータ1では、車速を表示するメータとして構成されている。
具体的には、車両用メータ1は、表面10aが視認者側に面するように設けられた円盤状の文字盤10を有する。その文字盤10は、導光性及び光透過性を有する材料で形成され、例えばアクリル樹脂で形成される。文字盤10には、その文字盤10の外周に沿う形で指標としての目盛11が円弧状の範囲に渡って形成されている。その目盛11は、複数の目盛線から構成され、具体的には、複数の大目盛線11a及び複数の補助目盛線11bから構成されている。文字盤10の外周部の各位置を時刻で表した場合に、図1の方向から見て「6時」の位置から時計回りに「3時」の位置までの範囲に渡って、10個の大目盛線11aが等間隔で形成されている。また、隣り合う2つの大目盛線11aの間には、9個の補助目盛線11bが等間隔で形成されている。なお、文字盤10の「3時」の位置から時計方向に「6時」の位置までの範囲には、目盛は形成されていない。
各目盛線11a、11bは、図2に示すように、文字盤10の裏面10bから文字盤10の内部に掘り込まれる形で、形成されている。なお。図2は図1のA−A線断面図であるので、図2では、目盛線11aを図示している。具体的には、文字盤10の裏面10bには、各目盛線11a、11bに対応する位置に、それぞれ掘り込み14が形成されている。それら掘り込み14は、その底面が各目盛線11a、11bとされるものである。そして、掘り込み14の各底面が、文字盤10の表面10a側に加えて後述する指針軸70側にも向けられるように、文字盤10の裏面10bに対して斜めにされている。つまり、各目盛線11a、11bは、文字盤10の面10a、10bに対して角度が付けられて形成されている。具体的には、後述する反射部13からの光が目盛線11a、11に当たった際に、その当たって光が文字盤10の表側(視認者側)に出射される程度の角度が付けられている。
また、文字盤10は、その中心において、後述する指針軸70が挿通される挿通孔12が形成されている。その挿通孔12は、図1、図2に示すように、文字盤10の表面10a側が底面側、裏面10b側が上面側とされた円錐台状の孔である。すなわち、挿通孔12は、各高さにおける孔径が、表面10a側にいくにつれて徐々に大きくなる孔とされる。そして、この挿通孔12の孔面13が、本発明の「反射部」に相当する部分であり、後述するLEDユニット60からの光を目盛11の方向に反射させる部分とされる。以下、孔面13を反射部13と言う。つまり、反射部13は、円錐台の斜面(挿通孔12の孔面)の形状の面とされる。
ここで、図3は、反射部13の形状や機能を説明する図であり、図2の挿通孔12付近を抜き出して示したものである。図3に示すように、反射部13を構成する面は、文字盤10の裏面10bに対して45度傾いた面とされる。そして、文字盤10の裏側からの入射光L1が裏面10bに対して直角に入射されると、その入射光L1は、そのまま文字盤10内部を進行し、反射部13に対して45度の入射角で入射される。そして、その入射光L1は、入射角と同じ45度の出射角の方向、つまり入射光L1の入射方向に対して直角方向(文字盤10の面10a、10bと平行方向)に反射される。なお、その反射された反射光L2は、導光性を有する材料で形成された文字盤10の内部を進行することになる。このように、反射部13は、文字盤10の裏側から真っ直ぐに反射部13に向けて照射された光を、文字盤10の平面内の方向(厳密には文字盤10の内部)に反射させる機能を有する。
さらに、反射部13は、上記したように円錐台の斜面状の面とされているので、光が入射される部位によって、文字盤10の平面内のどの方向に反射されるかが変わってくる。具体的には、反射部13は、光が入射された反射部13の部位を通る文字盤10の径方向(若しくはその径方向を中心とした一定範囲の方向)に、その光を反射させる。例えば、図1における「12」時の反射部13の部位に光が入射された場合には、反射部13は、文字盤10の「12」時の方向、つまり、「120km/h」に対応する大目盛線11aの方向に、その光を反射させる。また、反射部13は、全周に渡って面が形成されているので、反射部13の全部の部位に光が入射されれば、目盛11が形成された全方向に光を反射させることもできる。このように、反射部13は、目盛11が形成された範囲の各方向に光を反射可能としたものとされる。
なお、反射部13を構成する面の全体が、裏面10bに対して45度の角度となっていなくてもよく、局部的に45度となっていればよい。ここで、図7は、反射部13を構成する面が、局部的に45度となっている例を説明する図である。図7(a)に示すように、反射部13を構成する面と文字盤10の裏面10bとの角度θは45度以下とされている。ただし、反射部13を構成する面は粗くされており、図7(b)(図7(a)の破線部Bの拡大図)に示すように、局部的には、裏面10bに対して45度の面とされている。これにより、入射光L1を直角方向に反射させることができる。
文字盤10に裏面10b側には、裏面板40が設けられている。その裏面板40は、その表面に、光を透過させない例えば黒い色の塗装が施されている。その裏面板40は、目盛11に当たった光が文字盤10の裏側に抜けないようにするとともに、裏面板40で反射された光によって、目盛11以外の周辺部を明るくするためのものである。
文字盤10の外周に接続される形で、目盛11の数字、すなわち車速を示した数字21が形成されたリング状の数字用文字盤20が設けられている。図1に示すように、数字21は、目盛11の大目盛線11aに付帯するように形成されており、具体的には、文字盤10の「6時」の位置を「0」km/hとして、時計回りに「3時」の位置まで等間隔で形成された、「20」km/h間隔の各数字から構成される。つまり、先に説明した大目盛線11aの間隔は、「20」km/h間隔である。この数字用文字盤20は、例えばポリカーボネート等の光透過性を有する材料で形成される。また、数字用文字盤20の表面には、数字21の形の印刷を施されている(厳密には、数字21の以外の部分に、遮光性を有する印刷が施されている。)。そして、数字用LED(図示外)によって、裏側から数字用文字盤20に光が照射されることで、数字21が発光されるようになっている。
なお、数字用文字盤20は、文字盤10と同じアクリル樹脂で形成して、目盛11を発光させるLEDユニット60の光を利用して、数字21を発光させるようにしてもよい。すなわち、反射部13で反射された反射光を、数字用文字盤20の内部にも導光させるようにして、その反射光を数字用文字盤20の境界面で反射させる。そして、その境界面で反射された反射光を数字用文字盤20の表側(視認者側)に出射させる。これによって、指針30の指示方向周辺の数字21のみを発光させることができる。
文字盤10に形成された挿通孔12には、文字盤10の表側に突出する形で指針軸70が挿通される。その指針軸70の先端において、指針30(厳密には指針30の根元部32)が接続されている。その指針30は、文字盤10に形成された目盛11を指示するものである。具体的には、指針30は、指針軸70の回転にしたがって、目盛11が形成された範囲内を先端31が移動するように、文字盤10の表面10aに沿って指針軸70周りに回転される形で動かされるものである。
文字盤10の裏側には基板(図示外)が設けられ、その基板には、反射部13に向けて光を照射する光源としてのLEDユニット60が設けられている。ここで、図4は、LEDユニット60を図1の方向から見た平面図である。図4に示すように、LEDユニット60は、複数のLED61が平面視円弧状に配置されたものとされる。そのLEDユニット60の円弧状は、目盛11が形成された範囲の形状(円弧状)と対応したものであり、したがって、図4から見たときにおける「6時」の位置から時計回りに「3時」の位置までの範囲の円弧状とされる。そのLEDユニット60は、各LED61が指針軸70を中心とした円周上にくるように、すなわち反射部13の下の位置に設けられる。より詳細には、LEDユニット60は、その円弧状の開いた部分と、目盛11の円弧状の開いた部分とが一致するように設けられる。
そして、LEDユニット60は、反射部13の全部の部位(厳密には、LEDユニット60の形状に対応した円弧状の反射部13の部位)に向けて、光を照射する。また、この光は、文字盤10の裏面10bに対して略直角に入射される光である。なお、LEDユニット60からの光が、反射部13の全部の部位に入射された場合には、上記したように、目盛11が形成された範囲の全方向に光が反射されて目盛11の全部が発光されることになるが、後述する遮光板50によって、LEDユニット60からの光は反射部13の一部のみに入射されるようになっている。
その遮光板50は、図2に示すように、文字盤10とLEDユニット60の間に設けられた遮光性を有する板である。遮光板50は、例えば、黒色系の樹脂から形成される。ここで、図5は、遮光板50の平面図として、図1の方向から遮光板50を見た場合の図である。図5に示すように、遮光板50は、円盤状とされている。また、遮光板50は、その一部にスリット51が形成されている。そのスリット51は、遮光板50の外周付近において周方向の一定範囲(例えば、図5では遮光板50の全周の8分の1程度)に渡って形成され、周方向におけるスリット長が、遮光板50の外周側にいくにつれ徐々に広くされた形状とされる。
その遮光板50は、その中心52が指針軸70に固定される形で設けられる。この際、図1、図2に示すように、スリット51が指針30の下に位置するように、遮光板50が設けられる。なお、図1では、スリット51を含む遮光板50は破線で示されている。
このように遮光板50を設けることで、LEDユニット60からの光の一部のみが反射部13に入射されることになる。具体的には、LEDユニット60からの光のうちのスリット51に入射された光のみが遮光板50を通過して反射部13に入射される。そのスリット51は、上記したように、指針30の下に位置されるので、LEDユニット60からの光は、反射部13のうちの指針の下の部位13aに入射される一方で、その他の部位13bには入射されない。光が入射される部位13aの範囲は、スリット51の形状によって定められる。その部位13aに入射された光は、指針30の指示方向を含む一定範囲の方向に反射されることになるが、本実施形態では、図1に示す範囲80に反射されるように、スリット51の形状が定められている。具体的には、範囲80は、指針30の指示方向の目盛11(図1では、120km/hの目盛11)を基準に、およそ±20km/hの範囲にある目盛11(図1では、100km/h〜140km/hの範囲の目盛11)の方向に光が反射される範囲である。換言すると、範囲80は、光が入射される部位13aから、40km/h幅(図1では、100km/h〜140km/hの範囲の目盛11)の目盛11の範囲に放射状に広がった範囲である。
また、遮光板50はその中心52(図5参照)が指針軸70に固定されているので、指針軸70の回転に連動して、すなわち指針30の動きに同調して、指針軸70回りに回転される形で動かされる。つまり、指針30が動いた場合であっても、スリット51と指針30との相対位置関係は保持されて、具体的には、スリット51は常に指針30の下の位置に保持される。よって、反射部13の光が入射される部位13aは、指針30の動き(スリット51の動き)に応じて変動し、具体的には、常に、指針30の下の反射部13の部位とされる。また、これによって、反射部13にて光が反射される範囲80も指針30の動き(スリット51の動き)に応じて変動し、具体的には、範囲80は、常に、指針30の指示方向を基準とした範囲とされる。
LEDユニット60が設けられた基板には、指針軸70を回転駆動させるモータ(図示外)やそのモータの回転及びLEDユニット60の点灯等を制御する制御部(図示外)が設けられている。その制御部は、車速センサ(図示外)から現在の車速を示した車速信号を受信して、その車速信号で示される車速に対応する目盛11を指示するようにモータを回転させる。
次に、車両用メータ1の動作の具体例について説明する。その具体例として、先ず、図1、図2に示すごとく、指針30が120km/hの目盛11を指示している場合の動作について、図1、図2を参照して説明する。この場合、LEDユニット60からの光L1のうち、スリット51に向けられた光L11は遮光板50を通過して反射部13に入射される一方で、それ以外に向けられた光L12は遮光板50によって遮光されて反射部13に入射されない。また、その光L11は、反射部13のうちの指針30の下の部位13aに入射される。そして、その部位13aにて、光L11は、光L11の進行方向に対して直角に(図2参照)、かつ、文字盤10の平面内の範囲80(図1参照)に反射される。なお、その範囲80は、上記したように、100km/h〜140km/hの範囲の目盛11の範囲である。
反射部13で反射された反射光L2は、文字盤10の内部を、100km/h〜140km/hの範囲の目盛11に向けて進行し、その後、その各目盛11に当てられる。各目盛11に当てられた光L3は、文字盤10の表側(視認者側)に出射される。よって、100km/h〜140km/hの範囲の目盛11が発光される一方で、他の目盛11は発光されない。また、目盛11に当てられた光L3の一部は、文字盤10の裏側に設けられた裏面板40を照らす。よって、100km/h〜140km/hの範囲の目盛11及びその周辺を照らすことができる。なお、目盛11の数字21は、上記したように、数字用LED(図示外)によって目盛11とは独立して発光され、又は、LEDユニット60からの光によって発光される。
これによって、指針30が100km/h〜140km/hの範囲の目盛11を指示していることをユーザに容易に把握させることができる。その結果、ユーザはその範囲のみを着目すればよいので、指針30が120km/hの目盛11を指示していることを容易に判読させることができる。また、120km/hの目盛11に隣り合う2つの大目盛線11a(100km/hの大目盛線11a、140km/hの大目盛線11a)も照らされるので、指針30の指示方向をより一層判読しやすくさせることができる。さらに、指針30を長い間注視できない場合や指針30が視界の隅に入るだけの場合であっても、その指針30の大まかな位置や動きを感じやすくすることができる。
次に、指針30が60km/hの目盛11を指示している場合の動作について説明する。この場合には、指針30の動きに同調して、スリット51が60km/hの目盛11側に移動し、そのスリット51の移動にともない光が入射される反射部13の部位13a及び光が反射される範囲80が60km/hの目盛11側に移動する。目盛11のうち、照らされるものを目盛11c、照らされないものを目盛11dとしたときに、図6(a)に示すように、指針30が指示する60km/hの目盛11cを中心としておよそ40km/h〜80km/hの範囲の目盛11c周辺が照らされて、それ以外の目盛11d周辺は照らされない。つまり、指針30の動きに同調して、照らされる目盛11cが移動する。
また、指針30が80km/h〜100km/hの間の目盛11を指示する位置に移動した場合には、上記と同様の動作によって、図6(b)に示すように、その指針30が指示する目盛11を中心とした一定範囲の目盛11c周辺が照らされて、それ以外の目盛11d周辺は照らされない。なお、図6(a)、(b)では、目盛11の数字21も、指針30の指示方向周辺のみが照らされている。これによって、より一層、指針30の指示方向を判読させやすくできる。
以上説明したように、本実施形態の車両用メータ1によれば、指針30の指示方向周辺のみが照らされるので、指針30の指示方向の判読性を向上できる。また、反射部13及び目盛11は、文字盤10の内側に文字盤10が加工されて形成されるので、部品点数の増加を抑制できるとともに、文字盤10からそれらが突出されないようにすることができる。また、LEDユニット60は、文字盤10中心の指針軸70付近に設けられるので、そのLEDユニット60が占める領域を小さくすることができる。
なお、本発明に係る指針計器は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限りにおいて各種変形することができる。例えば、上記実施形態では、車両用メータに本発明を適用した例について説明したが、他の指針計器にも適用することができる。また、上記実施形態では、目盛11を照らす範囲として、およそ40km/h幅の目盛11の範囲としていたが、40km/h幅の目盛11の範囲よりも狭く若しくは広くしてもよい。狭くする場合にはスリット51を小さくすればよく、反対に広くする場合には、スリット51を大きくすればよい。
また、上記実施形態では、指標としての目盛11を照らす場合について説明したが、他の指標の照明に本発明を適用してもよい。この場合には、文字盤10の内部に掘り込まれる形で、その指標を形成すればよい。また、上記実施形態では、LEDユニット60からの光を直接反射部13に入射させるように説明したが、LEDユニット60と反射部13との間に、LEDユニット60からの光を反射部13に導光させる導光部を設けても良い。これによれば、効率的に、LEDユニット60からの光を反射部13に入射させることができる。例えば、その導光部を、文字盤10と同じアクリル樹脂で形成するとともに、その文字盤10と一体的に形成する。
1 車両用メータ(指針計器)
10 文字盤
10a 文字盤10の表面
10b 文字盤10の裏面
11 目盛(指標)
12 挿通孔
13 反射部
14 掘り込み
30 指針
50 遮光板
51 スリット
52 遮光板50の中心
60 LEDユニット(光源)
70 指針軸

Claims (6)

  1. 一定範囲に渡って指標が形成された文字盤と、
    前記指標が形成された範囲内を先端側が移動するように、前記文字盤の表面に沿って動かされる指針と、
    前記指標が形成された範囲の各方向に入射光を反射可能とした反射部であって、入射光が入射される部位によって反射方向を異ならせた反射部と、
    前記反射部の全ての部位に向けて光を照射する光源と、
    スリットが形成され、そのスリットと前記指針との相対位置関係が保持されるように前記指針の動きに同調して動かされる、前記反射部と前記光源との間に設けられた遮光性を有する遮光板であって、前記指針の指示方向に入射光を反射させる前記反射部の部位に前記光源からの光が入射されるように、前記スリットの形成位置が定められた遮光板と、を備え、
    前記指標は、前記反射部によって反射された反射光が当たるように角度が付けられて形成されたことを特徴とする指針計器。
  2. 前記指針は、前記文字盤の表側において、根元が指針軸に固定されて、その指針軸周りに回転される形で動かされるものであり、
    前記遮光板は、前記スリットが前記指針軸周りに回転されるように、前記文字盤の裏側において前記指針軸に中心が固定されたことを特徴とする請求項1に記載の指針計器。
  3. 前記文字盤は、導光性を有する材料で形成されたものであり、
    前記指標は、前記文字盤の内部に掘り込まれる形で形成されたものであり、
    前記反射部は、前記光源からの光を前記文字盤の内部の前記指標の方向に反射させるように、前記文字盤が加工されて形成されたものであることを特徴とする請求項2に記載の指針計器。
  4. 前記反射部は、前記文字盤の内側に凹まれた形で形成された、前記指針軸を中心とした円錐台の斜面状の面であり、
    前記スリットは、前記文字盤を介して、前記指針の下の位置に形成されたものであることを特徴とする請求項3に記載の指針計器。
  5. 前記文字盤は、前記指針軸が挿通される挿通孔が形成され、
    前記反射部は、前記挿通孔の孔面が前記円錐台の斜面状の面となるように加工されたものであることを特徴とする請求項4に記載の指針計器。
  6. 前記指針の指示方向にある前記指標を含む一定範囲の前記指標に前記反射光が当てられるように、前記スリットの形状が調整されたことを特徴とする請求項5に記載の指針計器。
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