JP2012031778A - 車両の異常診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両のブレーキとアクセルの同時踏み込み時に駆動源(エンジンやモータ)の出力を制限する出力制限制御を実行するシステムにおいて、出力制限制御の実行中に駆動源の制御システムに異常が発生した場合に、その異常を早期に検出できるようにする。
【解決手段】通常時はアクセルセンサ12で検出した実アクセル開度を異常診断用アクセル開度に設定するが、アクセルセンサ12とブレーキスイッチ13の出力信号に基づいてアクセルとブレーキの両方が踏み込まれていると判断した場合(つまり出力制限制御が実行される場合)には、異常診断用アクセル開度を所定の制限値に設定する。この異常診断用アクセル開度に基づいて異常診断用の出力要求値を算出し、この異常診断用の出力要求値を基準にして設定した異常判定閾値と駆動源11の出力推定値(実際の出力の推定値)とを比較して、駆動源11の制御システムの異常の有無を判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の駆動源としてエンジンとモータの少なくとも一方を搭載した車両のブレーキとアクセルの同時踏み込み時の安全性を向上させた車両の異常診断装置に関する発明である。
例えば、特許文献1(特開2005−291030号公報)には、運転者が間違えてアクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏み込むことに起因する車両の暴走を防ぐことを目的として、アクセルペダルとブレーキペダルが同時に所定値以上踏み込まれたことを検出したときにエンジンを強制的にアイドル状態にすることが記載されている。
また、特許文献2(特表平2−502558号公報)には、ブレーキとアクセルが同時に操作されたときに駆動出力を所定の小さい値に減少させる安全回路において、ブレーキの操作が検出されても、運転者が新たにアクセルペダルを踏み込んだことをアクセルセンサの出力の時間微分値により検出したときには、安全回路を作動させないようにすることが記載されている。
また、特許文献3(US6881174号公報)には、ブレーキとアクセルが同時に操作されたときにそれぞれの操作量に基づいてブレーキ要求がアクセル要求より大きいと判断した場合に、エンジン出力を抑制することが記載されている。
特開2005−291030号公報 特表平2−502558号公報 US6881174号公報
ところで、本発明者らは、駆動源としてエンジンやモータを搭載した車両において、アクセル開度センサで検出したアクセル開度に基づいて異常診断用の出力要求値を算出し、この異常診断用の出力要求値を基準にして設定した異常判定閾値と、駆動源の出力推定値(実際の出力の推定値)とを比較して、駆動源の制御システムの異常の有無を判定する技術を研究しているが、その研究過程で、次のような新たな課題が判明した。
ブレーキとアクセルの同時踏み込み時に駆動源の出力を制限する出力制限制御を実行するシステムでは、出力制限制御の実行中に、出力制限していないときと同じ方法で設定した異常判定閾値を用いると、出力制限制御の影響を受ける出力推定値に対して、出力制限制御の影響を受けていない異常判定閾値を設定することになり、出力制限制御の実行中に出力推定値に対して適正な異常判定閾値を設定することができない。このため、出力制限制御の実行中に駆動源の制御システムに異常が発生した場合に、出力推定値が異常判定閾値を越えて異常有りと判定されるまでの時間が長くなって、フェールセーフ処理が実行されるまでに要する時間が長くなる可能性がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ブレーキとアクセルの同時踏み込み時に駆動源の出力を制限する出力制限制御を実行するシステムにおいて、出力制限制御の実行中に駆動源の制御システムに異常が発生した場合でも、その異常を早期に検出することができる車両の異常診断装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、車両の駆動源としてエンジンとモータの少なくとも一方を搭載した車両の異常診断装置において、アクセル操作を検出するアクセル操作検出手段と、ブレーキ操作を検出するブレーキ操作検出手段と、アクセル操作検出手段でアクセル操作が検出され且つブレーキ操作検出手段でブレーキ操作が検出された状態になったときに駆動源の出力を制限する出力制限制御を実行する出力制限手段と、アクセル操作検出手段で検出したアクセル操作量に基づいて異常診断用の出力要求値を算出し、該異常診断用の出力要求値を基準にして設定した異常判定閾値と駆動源の出力推定値又は制御指令値とを比較して、駆動源の制御システムの異常の有無を判定する異常診断手段とを備え、この異常診断手段は、アクセル操作検出手段でアクセル操作が検出され且つブレーキ操作検出手段でブレーキ操作が検出された状態になった場合に異常診断用の出力要求値を制限する構成としたものである。
この構成では、アクセル操作検出手段でアクセル操作が検出され且つブレーキ操作検出手段でブレーキ操作が検出された状態になった場合、つまり、駆動源の出力を制限する出力制限制御が実行される場合に、異常診断用の出力要求値を制限することで、出力制限制御によって駆動源の出力が制限されるのに対応して、異常診断用の出力要求値を制限することができ、この異常診断用の出力要求値を基準にして異常判定閾値を設定することで、出力制限制御の影響を受ける出力推定値や制御指令値に対して適正な異常判定閾値を設定することができる。これにより、出力制限制御の実行中に駆動源の制御システムに異常が発生した場合に、出力推定値や制御指令値が異常判定閾値を越えて異常有りと判定されるまでの時間が長くなることを防止して異常を早期に検出することができ、フェールセーフ処理を早期に実行することができる。
或は、請求項2のように、出力制限制御に連動して異常判定閾値を変更するようにしても良い。このようにすれば、出力制限制御が実行されたときに、駆動源の出力が制限されるのに対応して、異常判定閾値を変更することができ、出力制限制御の影響を受ける出力推定値や制御指令値に対して適正な異常判定閾値を設定することができる。
また、請求項3のように、出力推定値又は制御指令値が異常判定閾値を越えた場合に、その継続時間が所定の判定時間を越えたか否かによって駆動源の制御システムの異常の有無を判定するシステムでは、出力制限制御に連動して判定時間を変更するようにしても良い。このようにすれば、出力制限制御が実行されたときに、判定時間を短くすることができ、これにより、出力推定値や制御指令値が異常判定閾値を越えた場合に、その継続時間が判定時間を越えて異常有りと判定されるまでの時間を短くすることが可能となり、異常を早期に検出することができる。
図1は本発明の実施例1のシステム構成を示すブロック図である。 図2は実施例1の異常診断機能を概略的に示す機能ブロック図である。 図3は出力制限制御ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図4は実施例1の異常診断ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図5は比較例の異常診断の実行例を説明するタイムチャートである。 図6は実施例1の異常診断の実行例を説明するタイムチャートである。 図7は実施例2の異常診断機能を概略的に示す機能ブロック図である。 図8は実施例2の異常診断ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図9は実施例2の異常診断の実行例を説明するタイムチャートである。 図10は実施例3の異常診断ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図11は実施例3の異常診断の実行例を説明するタイムチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した幾つかの実施例を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図6に基づいて説明する。
まず、図1に基づいて本発明の実施例1のシステム構成を説明する。
車両には、駆動源11としてエンジンとモータの両方又はいずれか一方が搭載されている。例えば、エンジンのみを駆動源11とする車両、エンジンとモータの両方を駆動源11とするハイブリッド車両、モータのみを駆動源11とする電気自動車のいずれであっても良い。
車両には、アクセル操作量(アクセル開度)を検出する少なくとも1つのアクセルセンサ12(アクセル操作検出手段)と、ブレーキ操作/解除に応じてオン/オフする少なくとも1つのブレーキスイッチ13(ブレーキ操作検出手段)と、車速を検出する少なくとも1つの車速センサ15と、駆動源11の回転速度を検出する回転速度センサ16等が搭載され、これら各種センサやスイッチの信号が駆動源11の出力を制御する電子制御ユニット(以下「ECU」と表記する)17に入力される。
ECU17は、車両運転中にアクセルセンサ12で検出したアクセル開度(アクセル操作量)等に基づいて目標出力(出力要求値)を設定し、駆動源11の出力が目標出力となるように出力調整手段18を操作して駆動源11の出力を目標出力に調整する。例えば、エンジンのみを駆動源11とする車両では、出力調整手段18は、スロットル開度を電子制御する電子スロットルシステムや、燃料噴射量を制御する燃料噴射制御システム等であり、モータのみを駆動源11とする電気自動車では、出力調整手段18は、モータ出力を調整するインバータ装置である。ハイブリッド車両では、エンジンとモータの両方の出力調整手段18が併設される。
また、ECU17は、後述する図3の出力制限制御ルーチンを実行することで、アクセルとブレーキの両方が踏み込まれている(アクセルセンサ12でアクセル操作が検出され且つブレーキスイッチ13でブレーキ操作が検出された状態)と判断したときに、駆動源11の出力を所定値以下に制限する出力制限制御を実行する。ここで、駆動源11の出力制限値は、例えば、アイドル時の出力値よりも大きく、比較的安全な低速走行が可能な出力が確保されるように設定されている。
具体的には、図2に示すように、制御用アクセル開度設定部20で、通常時はアクセルセンサ12で検出した実アクセル開度を制御用アクセル開度に設定するが、アクセルセンサ12とブレーキスイッチ13の出力信号に基づいてアクセルとブレーキの両方が踏み込まれていると判断したときには、制御用アクセル開度を所定の制限値に設定する。この後、出力制御部21で、制御用アクセル開度に基づいて目標出力(出力要求値)を算出し、この目標出力に基づいて駆動源11の制御指令値(出力調整手段18に出力する指令値)を算出する。このように、アクセルとブレーキの両方が踏み込まれていると判断したときに、目標出力の演算に用いる制御用アクセル開度を所定の制限値に設定することで、駆動源11の出力を所定値以下に制限する。
更に、ECU17は、後述する図4の異常診断ルーチンを実行することで、アクセルセンサ12で検出したアクセル開度に基づいて異常診断用の出力要求値を算出し、この異常診断用の出力要求値を基準にして設定した異常判定閾値と駆動源11の出力推定値(実際の出力の推定値)とを比較して、駆動源11の制御システムの異常の有無を判定する。この際、アクセルとブレーキの両方が踏み込まれていると判断した場合、つまり、駆動源11の出力を制限する出力制限制御が実行される場合には、異常診断用の出力要求値を所定値以下に制限する。ここで、異常診断用の出力要求値の制限値は、駆動源11の出力制限値と同一の値又はその付近の値に設定されている。
具体的には、図2に示すように、出力推定部22で、各種センサの出力信号に基づいて、駆動源11の出力推定値をマップ又は数式等により算出する。また、異常診断用アクセル開度設定部23で、通常時はアクセルセンサ12で検出した実アクセル開度を異常診断用アクセル開度に設定するが、アクセルセンサ12とブレーキスイッチ13の出力信号に基づいてアクセルとブレーキの両方が踏み込まれていると判断したときには、異常診断用アクセル開度を所定の制限値に設定する。ここで、異常診断用アクセル開度の制限値は、例えば、制御用アクセル開度の制限値と同一の値又はその付近の値に設定されている。
この後、異常診断部24で、異常診断用アクセル開度に基づいて異常診断用の出力要求値をマップ又は数式等により算出し、この異常診断用の出力要求値を基準にして異常判定閾値を設定する。ここで、異常判定閾値は、例えば、異常診断用の出力要求値と同一の値又はそれよりも少し大きな値に設定される。
このように、アクセルとブレーキの両方が踏み込まれていると判断した場合、つまり、駆動源11の出力を制限する出力制限制御が実行される場合に、異常診断用アクセル開度を所定の制限値に設定して、異常診断用の出力要求値を所定値以下に制限することで、出力制限制御によって駆動源11の出力が制限されるのに対応して、異常診断用の出力要求値を制限することができ、この異常診断用の出力要求値を基準にして異常判定閾値を設定することで、出力制限制御の影響を受ける出力推定値(実際の出力の推定値)に対して適正な異常判定閾値を設定することができる。
そして、異常診断部24で、出力推定値が異常判定閾値よりも大きいか否かを判定し、出力推定値が異常判定閾値よりも大きいと判定された場合には、駆動源11の制御システムの異常有りと判定して、フェールセーフ処理部25で、適宜のフェールセーフ処理を実行する。
以下、ECU17が実行する図3の出力制限制御ルーチン及び図4の異常診断ルーチンの処理内容を説明する。
[出力制限制御ルーチン]
図3に示す出力制限制御ルーチンは、ECU17の電源オン中に所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいう出力制限手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ101で、アクセルセンサ12で検出した実アクセル開度が所定開度cACCTHRESHよりも大きいか否かを判定する。ここで、所定開度cACCTHRESHは、後述する所定の制限値cACCRESTと同一の値又はそれよりも少し大きな値に設定されている。
このステップ101で、実アクセル開度が所定開度cACCTHRESH以下であると判定されれば、ブレーキとアクセルの両方踏み込み時でも実アクセル開度が小さいため、駆動源11の出力制限を行う必要がないと判断して、ステップ104に進み、アクセルセンサ12で検出した実アクセル開度をそのまま制御用アクセル開度に設定する。
制御用アクセル開度=実アクセル開度
これに対して、上記ステップ101で、実アクセル開度が所定開度cACCTHRESHよりも大きいと判定されれば、ステップ102に進み、ブレーキスイッチ13がオン(ON)であるか否かを判定し、ブレーキスイッチ13がオフ(OFF)であると判定されれば、ブレーキが踏み込まれていないため、駆動源11の出力制限を行う必要がないと判断して、ステップ104に進み、アクセルセンサ12で検出した実アクセル開度をそのまま制御用アクセル開度に設定する。
一方、上記ステップ102で、ブレーキスイッチ13がオンであると判定されれば、アクセルが所定開度cACCTHRESH以上踏み込まれた状態でブレーキも踏み込まれて出力制限実行条件が成立していると判断して、ステップ103に進み、目標出力の演算に用いる制御用アクセル開度を所定の制限値cACCRESTに設定することで、駆動源11の出力を所定値以下に制限する。
制御用アクセル開度=制限値cACCREST
尚、出力制限実行条件が成立してから実際に駆動源11の出力制限が開始されるまでに所定の実行ディレイ時間を設けるようにしても良く、同様に、出力制限から通常の制御に復帰する場合も所定の実行ディレイ時間を設けるようにしても良い。ここで、実行ディレイ時間は、ブレーキスイッチ13のオン/オフ切換時のチャタリング等による出力制限の頻繁な切り換えを防止するための時間である。
[異常診断ルーチン]
図4に示す異常診断ルーチンは、ECU17の電源オン中に所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいう異常診断手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ201で、各種センサ(例えば、車速センサ15、回転速度センサ16等)の出力信号に基づいて、異常診断用の出力推定値(実際の出力の推定値)をマップ又は数式等により算出する。
この後、ステップ202に進み、アクセルセンサ12で検出した実アクセル開度が所定開度cACCTHRESHよりも大きいか否かを判定する。このステップ202で、実アクセル開度が所定開度cACCTHRESH以下であると判定されれば、出力制限制御が実行されないと判断して、ステップ205に進み、アクセルセンサ12で検出した実アクセル開度をそのまま異常診断用アクセル開度に設定する。
異常診断用アクセル開度=実アクセル開度
これに対して、上記ステップ202で、実アクセル開度が所定開度cACCTHRESHよりも大きいと判定されれば、ステップ203に進み、ブレーキスイッチ13がオン(ON)であるか否かを判定し、ブレーキスイッチ13がオフ(OFF)であると判定されれば、出力制限制御が実行されないと判断して、ステップ205に進み、アクセルセンサ12で検出した実アクセル開度をそのまま異常診断用アクセル開度に設定する。
一方、上記ステップ203で、ブレーキスイッチ13がオンであると判定されれば、アクセルが所定開度cACCTHRESH以上踏み込まれた状態でブレーキも踏み込まれて出力制限実行条件が成立しているため、出力制限制御が実行されると判断して、ステップ204に進み、異常診断用アクセル開度を所定の制限値cMONACCLMTに設定する。ここで、異常診断用アクセル開度の制限値cMONACCLMTは、例えば、制御用アクセル開度の制限値cACCRESTと同一の値又はその付近の値に設定されている。
異常診断用アクセル開度=制限値cMONACCLMT
この後、206に進み、異常診断用アクセル開度に基づいて異常診断用の出力要求値mMONTRQREQをマップ又は数式等により算出した後、ステップ207に進み、異常診断用の出力要求値mMONTRQREQを基準にした値tMONTHRESHを異常判定閾値tMONTHRESHに設定する。ここで、異常判定閾値=tMONTHRESHは、例えば、異常診断用の出力要求値mMONTRQREQと同一の値又はそれよりも少し大きな値に設定される。
この後、ステップ208に進み、異常診断用の出力推定値が異常判定閾値よりも大きいか否かを判定する。
このステップ208で、異常診断用の出力推定値が異常判定閾値よりも大きいと判定された場合には、ステップ209に進み、駆動源11の制御システムの異常有りと判定して異常フラグをオン(ON)にセットし、運転席のインストルメントパネルに設けられた警告ランプ(図示せず)を点灯又は点滅したり、或は、運転席のインストルメントパネルの警告表示部(図示せず)に警告表示して、運転者に警告すると共に、適宜のフェールセーフ処理を実行する。
これに対して、上記ステップ208で、異常診断用の出力推定値が異常判定閾値以下であると判定された場合には、ステップ210に進み、駆動源11の制御システムの異常無し(正常)と判定して異常フラグをオフ(OFF)に維持する。
次に、図5及び図6のタイムチャートを用いて、比較例の異常診断の実行例と、本実施例1の異常診断の実行例を説明する。
図5に示す比較例の異常診断では、出力制限制御の実行中であるか否かに拘らず常にアクセルセンサ12で検出した実アクセル開度を異常診断用アクセル開度に設定して、この異常診断用アクセル開度に基づいて異常診断用の出力要求値を算出し、この異常診断用の出力要求値を基準にして異常判定閾値を設定する。
このため、出力制限制御の影響を受ける出力推定値(実際の出力の推定値)に対して、出力制限制御の影響を受けていない異常判定閾値を設定することになり、出力制限制御の実行中に出力推定値に対して適正な異常判定閾値を設定することができない。このため、出力制限制御の実行中に駆動源11の制御システムに異常が発生した場合に、その異常が発生した時点t1 から出力推定値が異常判定閾値を越えて異常有りと判定される時点t2 までの時間が長くなって、フェールセーフ処理が実行されるまでに要する時間が長くなる可能性がある。
これに対して、本実施例1の異常診断では、図6に示すように、通常時はアクセルセンサ12で検出した実アクセル開度を異常診断用アクセル開度に設定するが、アクセルセンサ12とブレーキスイッチ13の出力信号に基づいてアクセルとブレーキの両方が踏み込まれていると判断したときには、異常診断用アクセル開度を所定の制限値に設定して、この異常診断用アクセル開度に基づいて異常診断用の出力要求値を算出し、この異常診断用の出力要求値を基準にして異常判定閾値を設定する。
このように、アクセルとブレーキの両方が踏み込まれていると判断した場合、つまり、駆動源11の出力を制限する出力制限制御が実行される場合に、異常診断用アクセル開度を所定の制限値に設定して、異常診断用の出力要求値を所定値以下に制限することで、出力制限制御によって駆動源11の出力が制限されるのに対応して、異常診断用の出力要求値を制限することができ、この異常診断用の出力要求値を基準にして異常判定閾値を設定することで、出力制限制御の影響を受ける出力推定値(実際の出力の推定値)に対して適正な異常判定閾値を設定することができる。これにより、出力制限制御の実行中に駆動源11の制御システムに異常が発生した場合に、その異常が発生した時点t1 から出力推定値が異常判定閾値を越えて異常有りと判定される時点t2 までの時間を短くして異常を早期に検出することができ、フェールセーフ処理を早期に実行することができる。
尚、上記実施例1では、アクセルとブレーキの両方が踏み込まれていると判断した場合に、異常診断用アクセル開度を所定の制限値に設定することで異常診断用の出力要求値を制限するようにしたが、これに限定されず、例えば、異常診断用の出力要求値を所定の制限値に設定することで異常診断用の出力要求値を制限するようにしても良い。
次に、図7乃至図9を用いて本発明の実施例2を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。システム構成は、前記実施例1で説明した図1の構成と同じである。
本実施例2では、ECU17により後述する図8の異常診断ルーチンを実行することで、アクセルセンサ12で検出したアクセル開度に基づいて異常診断用の出力要求値を算出し、この異常診断用の出力要求値を基準にして設定した異常判定閾値と駆動源11の出力推定値とを比較して、駆動源11の制御システムの異常の有無を判定する。この際、出力制限制御に連動して異常判定閾値を変更する。
具体的には、図7に示すように、異常診断部26で、アクセルセンサ12で検出した実アクセル開度を異常診断用アクセル開度に設定し、この異常診断用アクセル開度に基づいて異常診断用の出力要求値をマップ又は数式等により算出する。通常時は、この異常診断用の出力要求値を基準にして異常判定閾値を設定するが、アクセルセンサ12とブレーキスイッチ13の出力信号に基づいてアクセルとブレーキの両方が踏み込まれていると判断したときには、異常判定閾値を所定の制限値に切り替える。ここで、異常判定閾値の制限値は、例えば、駆動源11の出力制限値と同一の値又はそれよりも少し大きな値に設定されている。
このように、アクセルとブレーキの両方が踏み込まれていると判断した場合、つまり、駆動源11の出力を制限する出力制限制御が実行される場合に、異常判定閾値を所定の制限値に切り替えることで、出力制限制御によって駆動源11の出力が制限されるのに対応して、異常判定閾値を変更することができ、出力制限制御の影響を受ける出力推定値(実際の出力の推定値)に対して適正な異常判定閾値を設定することができる。
以下、本実施例2でECU17が実行する図8の異常診断ルーチンの処理内容を説明する。
図8に示す異常診断ルーチンは、ECU17の電源オン中に所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいう異常診断手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ301で、各種センサの出力信号に基づいて異常診断用の出力推定値(実際の出力の推定値)をマップ又は数式等により算出する。
この後、ステップ302に進み、アクセルセンサ12で検出した実アクセル開度をそのまま異常診断用アクセル開度に設定した後、ステップ303に進み、この異常診断用アクセル開度に基づいて異常診断用の出力要求値mMONTRQREQをマップ又は数式等により算出する。
この後、ステップ304に進み、アクセルセンサ12で検出した実アクセル開度が所定開度cACCTHRESHよりも大きいか否かを判定する。このステップ304で、実アクセル開度が所定開度cACCTHRESH以下であると判定されれば、出力制限制御が実行されないと判断して、ステップ307に進み、異常診断用の出力要求値mMONTRQREQを基準にした値tMONTHRESHを異常判定閾値tMONTHRESHに設定する。この場合、異常判定閾値=tMONTHRESHは、例えば、異常診断用の出力要求値mMONTRQREQと同一の値又はそれよりも少し大きな値に設定される。
これに対して、上記ステップ304で、実アクセル開度が所定開度cACCTHRESHよりも大きいと判定されれば、ステップ305に進み、ブレーキスイッチ13がオン(ON)であるか否かを判定し、ブレーキスイッチ13がオフ(OFF)であると判定されれば、出力制限制御が実行されないと判断して、ステップ307に進み、異常診断用の出力要求値mMONTRQREQを基準にした値tMONTHRESHを異常判定閾値tMONTHRESHに設定する。
一方、上記ステップ305で、ブレーキスイッチ13がオンであると判定されれば、アクセルが所定開度cACCTHRESH以上踏み込まれた状態でブレーキも踏み込まれて出力制限実行条件が成立しているため、出力制限制御が実行されると判断して、ステップ306に進み、異常判定閾値を所定の制限値cMONTHRESHLOW に設定する。ここで、異常判定閾値の制限値cMONTHRESHLOW は、例えば、駆動源11の出力制限値と同一の値又はそれよりも少し大きな値に設定されている。
異常判定閾値=制限値cMONTHRESHLOW
尚、出力制限実行条件が成立してから実際に異常判定閾値を制限値cMONTHRESHLOW に切り替えるまでに所定の切替ディレイ時間(図9参照)を設けるようにしても良い。
この後、ステップ308に進み、異常診断用の出力推定値が異常判定閾値よりも大きいか否かを判定する。
このステップ308で、異常診断用の出力推定値が異常判定閾値よりも大きいと判定された場合には、ステップ309に進み、駆動源11の制御システムの異常有りと判定して異常フラグをオン(ON)にセットし、警告ランプや警告表示部により運転者に警告すると共に、適宜のフェールセーフ処理を実行する。
これに対して、上記ステップ308で、異常診断用の出力推定値が異常判定閾値以下であると判定された場合には、ステップ310に進み、駆動源11の制御システムの異常無し(正常)と判定して異常フラグをオフ(OFF)に維持する。
以上説明した本実施例2の異常診断では、図9に示すように、アクセルセンサ12で検出した実アクセル開度を異常診断用アクセル開度に設定し、この異常診断用アクセル開度に基づいて異常診断用の出力要求値を算出する。通常時は、この異常診断用の出力要求値を基準にして異常判定閾値を設定するが、アクセルセンサ12とブレーキスイッチ13の出力信号に基づいてアクセルとブレーキの両方が踏み込まれていると判断したときには、異常判定閾値を所定の制限値に切り替える。
このように、アクセルとブレーキの両方が踏み込まれていると判断した場合、つまり、駆動源11の出力を制限する出力制限制御が実行される場合に、異常判定閾値を所定の制限値に切り替えることで、出力制限制御によって駆動源11の出力が制限されるのに対応して、異常判定閾値を変更することができ、出力制限制御の影響を受ける出力推定値(実際の出力の推定値)に対して適正な異常判定閾値を設定することができる。これにより、出力制限制御の実行中に駆動源11の制御システムに異常が発生した場合に、その異常が発生した時点t1 から出力推定値が異常判定閾値を越えて異常有りと判定される時点t2 までの時間を短くして異常を早期に検出することができ、フェールセーフ処理を早期に実行することができる。
次に、図10及び図11を用いて本発明の実施例3を説明する。但し、前記実施例2と実質的に同一部分については説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例2と異なる部分について説明する。
本実施例3では、ECU17により後述する図10の異常診断ルーチンを実行することで、異常診断用の出力要求値を基準にして設定した異常判定閾値と駆動源11の出力推定値とを比較して、出力推定値が異常判定閾値を越えた場合に、その継続時間が所定の判定時間を越えたか否かによって駆動源11の制御システムの異常の有無を判定する。この際、出力制限制御に連動して判定時間を変更する。
具体的には、通常時は、判定時間を所定値T1 に設定するが、アクセルセンサ12とブレーキスイッチ13の出力信号に基づいてアクセルとブレーキの両方が踏み込まれていると判断したときには、判定時間を所定の制限値T2 に切り替える。ここで、制限値T2 は、所定値T1 よりも小さい値に設定されている。
このように、アクセルとブレーキの両方が踏み込まれていると判断した場合、つまり、駆動源11の出力を制限する出力制限制御が実行される場合に、判定時間を所定の制限値T2 に切り替えて判定時間を短くすることで、出力推定値が異常判定閾値を越えた場合に、その継続時間が判定時間を越えて異常有りと判定されるまでの時間を短くすることができる。
以下、本実施例3でECU17が実行する図10の異常診断ルーチンの処理内容を説明する。
図10に示す異常診断ルーチンは、ECU17の電源オン中に所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいう異常診断手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ401で、各種センサの出力信号に基づいて異常診断用の出力推定値(実際の出力の推定値)をマップ又は数式等により算出する。
この後、ステップ402に進み、アクセルセンサ12で検出した実アクセル開度をそのまま異常診断用アクセル開度に設定した後、ステップ403に進み、この異常診断用アクセル開度に基づいて異常診断用の出力要求値mMONTRQREQをマップ又は数式等により算出する。
この後、ステップ404に進み、異常診断用の出力要求値mMONTRQREQを基準にした値tMONTHRESHを異常判定閾値tMONTHRESHに設定する。この場合、異常判定閾値=tMONTHRESHは、例えば、異常診断用の出力要求値mMONTRQREQと同一の値又はそれよりも少し大きな値に設定される。
この後、ステップ405に進み、アクセルセンサ12で検出した実アクセル開度が所定開度cACCTHRESHよりも大きいか否かを判定する。このステップ405で、実アクセル開度が所定開度cACCTHRESH以下であると判定されれば、出力制限制御が実行されないと判断して、ステップ408に進み、判定時間を所定値T1 に設定する。
これに対して、上記ステップ405で、実アクセル開度が所定開度cACCTHRESHよりも大きいと判定されれば、ステップ406に進み、ブレーキスイッチ13がオン(ON)であるか否かを判定し、ブレーキスイッチ13がオフ(OFF)であると判定されれば、出力制限制御が実行されないと判断して、ステップ408に進み、判定時間を所定値T1 に設定する。
一方、上記ステップ406で、ブレーキスイッチ13がオンであると判定されれば、アクセルが所定開度cACCTHRESH以上踏み込まれた状態でブレーキも踏み込まれて出力制限実行条件が成立しているため、出力制限制御が実行されると判断して、ステップ407に進み、判定時間を所定の制限値T2 に設定する。ここで、制限値T2 は、所定値T1 よりも小さい値に設定されている。
この後、ステップ409に進み、異常診断用の出力推定値が異常判定閾値よりも大きいか否かを判定し、異常診断用の出力推定値が異常判定閾値よりも大きいと判定された場合には、ステップ410に進み、異常診断用の出力推定値が異常判定閾値よりも大きくなった状態の継続時間が判定時間を越えたか否かを判定する。
このステップ410で、継続時間が判定時間を越えたと判定された場合には、ステップ411に進み、駆動源11の制御システムの異常有りと判定して異常フラグをオン(ON)にセットし、警告ランプや警告表示部により運転者に警告すると共に、適宜のフェールセーフ処理を実行する。
これに対して、上記ステップ409で異常診断用の出力推定値が異常判定閾値以下であると判定された場合、又は、上記ステップ410で継続時間が判定時間を越えていない判定された場合には、ステップ412に進み、駆動源11の制御システムの異常無し(正常)と判定して異常フラグをオフ(OFF)に維持する。
以上説明した本実施例3の異常診断では、図11に示すように、異常診断用の出力要求値を基準にして設定した異常判定閾値と駆動源11の出力推定値とを比較して、出力推定値が異常判定閾値を越えた場合に、その継続時間が所定の判定時間を越えたか否かによって駆動源11の制御システムの異常の有無を判定する。この際、通常時は、判定時間を所定値T1 に設定するが、アクセルセンサ12とブレーキスイッチ13の出力信号に基づいてアクセルとブレーキの両方が踏み込まれていると判断したときには、判定時間を所定値T1 よりも短い制限値T2 に切り替える。
このように、アクセルとブレーキの両方が踏み込まれていると判断した場合、つまり、駆動源11の出力を制限する出力制限制御が実行される場合に、判定時間を所定の制限値T2 に切り替えて判定時間を短くすることで、出力推定値が異常判定閾値を越えた場合に、その継続時間が判定時間を越えて異常有りと判定されるまでの時間を短くすることが可能となり、その結果、異常が発生した時点t1 から異常有りと判定される時点t2 までの時間を短くして異常を早期に検出することができ、フェールセーフ処理を早期に実行することができる。
尚、上記各実施例1〜3では、出力制限制御の際に、制御用アクセル開度を所定の制限値に設定することで駆動源11の出力を制限するようにしたが、これに限定されず、例えば、目標出力を所定の制限値に設定することで駆動源11の出力を制限するようにしても良い。或は、駆動源11の制御指令値(出力調整手段18に出力する指令値)を所定の制限値に設定することで駆動源11の出力を制限するようにしても良い。
また、上記各実施例1〜3では、駆動源11の出力推定値と異常判定閾値とを比較して駆動源11の制御システムの異常診断を行うようにしたが、これに限定されず、例えば、駆動源11の制御指令値(出力調整手段18に出力する指令値)と異常判定閾値とを比較して駆動源11の制御システムの異常診断を行うようにしても良い。
また、上記各実施例1〜3において、ブレーキスイッチを複数設けるようにしても良い。複数のブレーキスイッチを設ける場合は、例えば、複数のブレーキスイッチのいずれか1つがオンしたときに、ブレーキ操作が行われたと判断するようにしても良い。同様に、アクセルセンサを複数設けるようにしても良い。
11…駆動源、12…アクセルセンサ(アクセル操作検出手段)、13…ブレーキスイッチ(ブレーキ操作検出手段)、17…ECU(出力制限手段,異常診断手段)

Claims (3)

  1. 車両の駆動源としてエンジンとモータの少なくとも一方を搭載した車両の異常診断装置において、
    アクセル操作を検出するアクセル操作検出手段と、
    ブレーキ操作を検出するブレーキ操作検出手段と、
    前記アクセル操作検出手段でアクセル操作が検出され且つ前記ブレーキ操作検出手段でブレーキ操作が検出された状態になったときに前記駆動源の出力を制限する出力制限制御を実行する出力制限手段と、
    前記アクセル操作検出手段で検出したアクセル操作量に基づいて異常診断用の出力要求値を算出し、該異常診断用の出力要求値を基準にして設定した異常判定閾値と前記駆動源の出力推定値又は制御指令値とを比較して、前記駆動源の制御システムの異常の有無を判定する異常診断手段とを備え、
    前記異常診断手段は、前記アクセル操作検出手段でアクセル操作が検出され且つ前記ブレーキ操作検出手段でブレーキ操作が検出された状態になった場合に前記異常診断用の出力要求値を制限することを特徴とする車両の異常診断装置。
  2. 車両の駆動源としてエンジンとモータの少なくとも一方を搭載した車両の異常診断装置において、
    アクセル操作を検出するアクセル操作検出手段と、
    ブレーキ操作を検出するブレーキ操作検出手段と、
    前記アクセル操作検出手段でアクセル操作が検出され且つ前記ブレーキ操作検出手段でブレーキ操作が検出された状態になったときに前記駆動源の出力を制限する出力制限制御を実行する出力制限手段と、
    前記アクセル操作検出手段で検出したアクセル操作量に基づいて異常診断用の出力要求値を算出し、該異常診断用の出力要求値を基準にして設定した異常判定閾値と前記駆動源の出力推定値又は制御指令値とを比較して、前記駆動源の制御システムの異常の有無を判定する異常診断手段とを備え、
    前記異常診断手段は、前記出力制限手段による出力制限制御に連動して前記異常判定閾値を変更することを特徴とする車両の異常診断装置。
  3. 車両の駆動源としてエンジンとモータの少なくとも一方を搭載した車両の異常診断装置において、
    アクセル操作を検出するアクセル操作検出手段と、
    ブレーキ操作を検出するブレーキ操作検出手段と、
    前記アクセル操作検出手段でアクセル操作が検出され且つ前記ブレーキ操作検出手段でブレーキ操作が検出された状態になったときに前記駆動源の出力を制限する出力制限制御を実行する出力制限手段と、
    前記アクセル操作検出手段で検出したアクセル操作量に基づいて異常診断用の出力要求値を算出し、該異常診断用の出力要求値を基準にして設定した異常判定閾値と前記駆動源の出力推定値又は制御指令値とを比較して、前記出力推定値又は前記制御指令値が前記異常判定閾値を越えた場合に、その継続時間が所定の判定時間を越えたか否かによって前記駆動源の制御システムの異常の有無を判定する異常診断手段とを備え、
    前記異常診断手段は、前記出力制限手段による出力制限制御に連動して前記判定時間を変更することを特徴とする車両の異常診断装置。
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