JP2012026695A - 空気調和装置およびこれに用いるキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】ドレンパンを取り外すことなく、抗菌剤の取り付けおよび取り替えが可能となり、作業の手間を少なくすることのできる空気調和装置が要求されている。
【解決手段】この空気調和装置は、空気と熱交換して器内の冷媒を蒸発させる蒸発器2と、蒸発器2の外面に生成した凝縮水を収受するドレンパン4と、ドレンパン4の凝縮水を汲み出すドレンポンプ3、ドレンパン4に形成されてドレンパン4内の最深部22と外部とを連通する排水口付きのソケット9と、ソケット9の排水口に着脱可能に装着されるキャップ本体7と、排水口に装着された状態のキャップ本体7のドレンパン内側の面に取り付けられる抗菌剤とを備えているものである。
【選択図】図2

Description

この発明は、ドレンパンにおける抗菌作用を有する空気調和装置、およびそのドレンパンの排水口に装着されるキャップに関するものである。
従来の空気調和装置においては、ドレンパンに収受された凝縮水にバクテリアやカビなどの雑菌が繁殖してスライムが発生することを抑制するための対策が施されている。このような対策が施された空気調和装置としては、例えば特許文献1および特許文献2に記載されたものが知られている。
特許文献1に記載の空気調和装置は、ドレンパンに直接ネジなどで抗菌剤を固定することにより、バクテリアやカビなどの雑菌が活性化してスライム状になることを抑制する構成にされている。
一方、特許文献2に記載の空気調和装置はドレンポンプを具備している。この空気調和装置では、ドレンポンプが駆動してドレンパンから凝縮水を排出するが、ドレンパンのドレンポンプ給水口付近には常に凝縮水が滞留しており、バクテリアやカビなどの雑菌が繁殖しやすくなっている。このようにバクテリアやカビがドレンパン内で活性化することにより、ドレンパンの水がスライム状になり、その水をドレンポンプが汲み上げると、ドレンポンプが詰まるおそれがある。ドレンポンプが詰まると、水がドレンパンから排出されないため、ドレンパンの水位が上昇し、ドレンパンをオーバーフローして空気調和装置の外部への水漏れが発生する。そこで、この空気調和装置でもドレンパン内に抗菌剤が配備されている。
特開2000−74409号公報 特開2006−194491号公報
ところで、特許文献1および特許文献2に記載の空気調和装置はドレンパンやドレンポンプに直に抗菌剤を取り付けた構造を採用しているので、経時使用により抗菌剤の効力が消失したときは、抗菌剤の交換のために装置ケーシングの底パネルを取り外し、更にドレンパンを取り外す作業が必要となる。そのために、作業負荷が大きくなるという問題点があった。
他方で、既設の装置に対して新規に抗菌剤を取り付ける場合も、同様に装置ケーシングの底パネルを取り外し、更にドレンパンを取り外す作業が必要となり、作業負荷が大きくなっていた。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ドレンパンを取り外すことなく、抗菌剤の取り付けおよび取り替えが可能となり、作業の手間を少なくすることのできる空気調和装置およびこれに用いるキャップを得ることを目的とする。
この発明に係る空気調和装置は、空気と熱交換して器内の冷媒を蒸発させる蒸発器と、蒸発器の外面に生成した凝縮水を収受するドレンパンと、ドレンパンの凝縮水を汲み出すドレンポンプと、ドレンパンに形成されてドレンパン内の最深部と外部とを連通する排水口と、排水口に着脱可能に装着されるキャップと、排水口に装着された状態のキャップのドレンパン内側の面に取り付けられる抗菌剤とを備えているものである。
この発明の空気調和装置は、ドレンパンの排水口に装着されるキャップに抗菌剤を取り付けているので、排水口に対しキャップを着脱させるだけで、ドレンパンを取り外すことなく抗菌剤の取り付けおよび取り替えを容易に行なうことができる。その結果、作業の手間を少なくできるという効果を有する。このようにキャップに抗菌剤を取り付けたことで、部品点数や作業の手間を削減できることにより、低コストで抗菌効果が得られる。また、この発明のキャップは、既に据え付けられていて抗菌対策が施されていない空気調和装置に対しても、既設のキャップをこの発明のキャップに取り替えるだけで、抗菌効果が得られるのである。
この発明の実施の形態1における空気調和装置の側断面構成図である。 図1におけるII−II線矢視断面構成図である。 この発明の実施形態1におけるドレンパンのソケットを示し、( a)は部分正面図、(b)は部分側面図である。 この発明の実施形態1におけるキャップを排水口に装着する途中の状態を示す部分断面構成図である。 この発明の実施形態1におけるキャップを排水口に装着した状態を示す部分断面構成図である。 この発明の実施形態1におけるキャップを示し、(a)は部品の正断面図、(b)は側面図、(c)は(b)におけるVI−VI線矢視断面構成図である。 この発明の実施形態2におけるキャップを示し、(a)は側面図、(b)は(a)におけるVII−VII線矢視断面構成図である。 この発明の実施形態3におけるキャップを示し、(a)は部品の正断面図、(b)は側面図、(c)は(b)におけるVIII−VIII線矢視断面構成図である。 この発明の実施形態4におけるキャップを示し、(a)は側面図、(b)は(a)におけるIX−IX線矢視断面構成図である。 この発明の実施形態5におけるキャップを示し、(a)は側面図、(b)は(a)におけるX−X線矢視断面構成図である。 この発明の実施形態6におけるキャップを示し、(a)は側面図、(b)は(a)におけるXI−XI線矢視断面構成図である。 この発明の実施形態4,5,6におけるキャップおよびドレンパンの部分を示し、(a)は経時使用後の部分正断面構成図、(b)は(a)の状態からキャップを回転させた状態を示す部分正断面構成図である。 この発明の実施形態7におけるキャップを示す側面図である。
実施の形態1.
図1および図2はこの発明を実施するための実施形態1における空気調和装置を示すものである。図2は図1におけるII−II線矢視断面構成図である。
各図において、この実施形態の空気調和装置は、被空調空間に設置される例えば室内ユニットであり、一端に空気吸込口5が形成され他端に空気吹出口6が形成されたユニットケーシングを備えている。このユニットケーシング内に送風機1が設置され、送風機1の通風方向下流側に、空気と熱交換して器内の冷媒を蒸発させる蒸発器2が設置されている。蒸発器2は冷媒回路(図示省略)の構成の一部であり、冷媒管内を流通する冷媒と室内空気との熱交換を行なうようになっている。ユニットケーシング内において蒸発器2の下方位置には、蒸発器2の冷媒管の外表面で生成して滴下した凝縮水12を収受するドレンパン4が設置されている。ドレンパン4の最深部22の上方位置には、ドレンパン4の凝縮水12を汲み出すドレンポンプ3が配備されている。ドレンパン4の側壁25には、ソケット9が横向きに突出して設けられている。ソケット9は、ドレンパン4内の最深部22とユニット外部とを連通するように水平向きに開口した排水口23を有している。ソケット9先端の開口端部10には排水用ホース(図示省略)が連結される。そして、ソケット9の排水口23におけるキャップ装着位置9Aには、キャップ本体7が水平軸心H回りに回転可能で且つ着脱可能に装着される。この空気調和装置は、両側部の吊金具8,8によって室内の天井などに取り付けられる。
図3は、実施形態1における空気調和装置に用いられるキャップを差し込むソケット9の構造を示し、(a)は部分正面図、(b)は部分側面図である。
ソケット9の排水口23は一般的に内径28mm長さ60mmである。ソケット9におけるキャップ本体7との嵌合部分は、ホース継ぎ手のような竹の子状の開口端部10として形成されている。この開口端部10は、ゴム製のキャップ本体7の片面側に設けられた周溝26に嵌合して密着し水漏れを防ぐようになっている。
この実施形態で用いられる抗菌剤は、粉末抗菌材料の原料から金型成型により、横向き円柱状の固形物11として形成されている。抗菌剤としては、無機系抗菌剤である銀が多用されている。この銀を均一に配合した固形材料や粉末材料が抗菌剤材料として一般的に使用される。そのうち、粉末材料は、PS,AS,PP,ABS等の合成樹脂材料に添加して使用することも可能である。抗菌剤の寿命としては製品の水量や使用環境により差はあるが、一般的に使用されている抗菌剤は約3〜4年の使用が可能とされている。10〜40g程度の固形物11を粉末材料から成型する場合、数%の銀を粉末材料に配合する。この固形物11は、水に触れた際に、抗菌剤材料内に含まれていた銀が銀イオンとして放出される。その放出された銀イオンはバクテリアやカビなどの細菌を不活性化させるようになっている。
図4および図5は実施形態1におけるキャップの取り付け状態を示している。図4はキャップを排水口に装着する途中状態を示し、図5は装着完了状態を示している。
図4および図5に示すように、ドレンパン4の最深部22は凝縮水12を流し込みやすくするために少し下向きに窪んだ形状にされている。この最深部22にドレンポンプ3が配備されている。最深部22の底面は、同じ高さ位置ないし少し下った位置にある排水口23とつながっている。すなわち、凝縮水12からスライムを生じやすい部分は、その窪んだ最深部22である。この場合、ドレンポン3の吸込み口24と、ドレンパン4の最深部22の底面との間の高さ寸法a(図4参照)は、例えば10mmである。そして、ドレンポンプ3の運転停止時の最深部22における水位と、最深部22の底面との間の高さ寸法b(図5参照)は、例えば15mmである。また、排水口23に装着された状態のキャップ本体7の軸心(1点鎖線Hで示す)よりも前記した水位の方が少し低くなるように、最深部22の容量や吸込み口24の高さ位置が予め設計されている。
そして、上述した抗菌剤の固形物11は、ソケット9の排水口23におけるキャップ装着位置9Aの内側位置に配置されるよう、排水口23に装着された状態のキャップ本体7においてドレンパン内側の面7Aに取り付けられる。すなわち、キャップ本体7と、キャップ本体7のドレンパン内側の面7Aに取り付けられた抗菌剤の固形物11とから、本実施形態のキャップが構成される。
この場合、キャップの固形物11は、図5に示すように、ドレンパン4内に収受された凝縮水12と接する位置に配置される。そして、凝縮水12が最も溜まる最深部22に、ソケット9の排水口23およびドレンポンプ3の吸込み口24が臨んでいるため、凝縮水12は確実に固形物11の抗菌剤に接する。従って、このようなキャップをソケット9の排水口23に装着するだけで抗菌効果が得られる。更には、ドレンポンプ3の運転停止時であってドレンパン4の最深部22に多くの凝縮水12が滞留している場合でも、凝縮水12は固形物11の抗菌剤と常に接して抗菌処理を受ける。
図6はキャップ本体7への固形物11の取付構造を示している。図6(a)は部品の正断面図、図6(b)は側面図、図6(c)は図6(b)におけるVI−VI線矢視断面構成図である。
固形物11をキャップ本体7に取り付ける態様としては、キャップ本体7の面7Aに固定用鉄棒13を埋め込み、その固定用鉄棒13を固形物11の取付用穴27に挿し込むことで固着させることができる。尚、固形物11が塑性変形しやすいものであれば、取付用穴27を設けていない固形物11に固定用鉄棒13を強制的に挿し込んで取り付けることも可能である。この固形物11は微量のイオンは溶出するが基体はほとんど水に溶けないため、取り付け後に固定用鉄棒13から抜け落ちることはない。
次に動作について説明する。
上記のように構成された空気調和装置において、冷房運転時に蒸発器2の冷媒管の外表面に凝縮水12が生じる。その凝縮水12は蒸発器2から滴下してドレンパン4に収受される。ドレンパン4に収受された凝縮水12は、ソケット9の排水口23からユニットケーシング外に排出される。このような空気調和装置を天井に据付けた場合、ソケット9と室外へ流出させる口との高低差を小さくせざるを得ないことがある。そのような場合、凝縮水12を空気調和装置の外部へ強制的に排出するためのドレンポンプ3が使用される。その場合は、凝縮水12が排水口23から漏れ出さないよう、ソケット9はキャップ本体7で封止されている。
ところで、ドレンポンプ3を使用しないで排水を行える場合は、ソケット9からキャップを取り外して排水パイプをつないでおく。これにより、凝縮水12はドレンパン4に滞留することなく排水口23から空気調和装置の外部へ排出される。しかし、ドレンポンプ3を使用する場合、空気調和装置の運転中の凝縮水12の水位はドレンパン4の最深部22の底面から約10〜23mmとなる。一方、空気調和装置を停止させた時は、ドレンポンプ3により汲み上げ途中の凝縮水12がドレンパン4に戻ってくるため、空気調和装置の運転時よりもおよそ5mm水位が上昇する。すなわち、ドレンポンプ3を使用するときは、ドレンポンプ3を使用しない場合よりもドレンパン4内に凝縮水12が滞留している傾向にある。
前記したように、ドレンポンプ使用時の空気調和装置の凝縮水12はドレンパン4に滞留する。しかしながら、抗菌対策を施していない場合は、その滞留した凝縮水12によりドレンパン4の最深部22内にバクテリアやカビが繁殖しやすくなる。そのバクテリアやカビなどが活性化することにより、ドレンパン4内の凝縮水12はスライム状になる。この状態で、ドレンポンプ3を使用して凝縮水12を汲み上げると、ドレンポンプ3を詰まらせる原因となる。このようにドレンポンプ3が詰まると、凝縮水12が空気調和装置の外部へ排出されないため、ドレンパン4内の水位が上昇し、凝縮水12がドレンパン4をオーバーフローして空気調和装置の外部へ漏れるという不具合が起こるのである。
ところが、この実施形態の空気調和装置によれば、ソケット9に装着されたキャップの固形物11の抗菌剤に凝縮水12が接することでドレンパン4内に抗菌処理を施すことができるから、スライムの発生を抑制して凝縮水12のオーバーフローを回避できる。
特に、この空気調和装置では、キャップの着脱だけでドレンパン4を取り外すことなく抗菌剤の取り付けおよび取り替えを容易に行なうことが可能となり、作業の手間を少なくすることができる。また、部品点数や作業手間が少なくて済むから、安価な装置を提供できる。また、既に据え付けられていて抗菌対策が施されていない既設の空気調和装置に対しても、この実施形態のキャップに取り替えるだけで抗菌効果を得ることができる。
実施の形態2.
図7は実施形態2におけるキャップ本体7への網状容器15の取付構造を示している。図7(a)は側面図、図7(b)は図7(a)におけるVII−VII線矢視断面構成図である。
ここで用いる抗菌剤の固形物は、成型により得た粒状のタブレット14である。これら多数のタブレット14,14,14,・・・は片面が開口した網状容器15内に収容され、その網状容器15の片面開口部がキャップ本体7の面7A周縁の取付用段部28に取り付けられる。タブレット14,14,14,・・・は10g程度が網状容器15内に収容される。網状容器15の網目はタブレット14を通さない大きさに設定されている。
このように構成することで、表面積の大きなタブレット14に凝縮水12が浸るため、抗菌剤と凝縮水12との接触面積が増大する。その結果、この実施形態2のよるキャップは実施形態1によるものと比べて抗菌効果が約50%良くなった。
実施の形態3.
図8は実施形態3におけるキャップ本体7への円筒体11Aの取付構造を示している。図8(a)は部品の正断面図、図8(b)は側面図、図8(c)は図8(b)におけるVIII−VIII線矢視断面構成図である。
ここで用いる抗菌剤は実施形態1と同様に成型により得た固形物であるが、内部を刳り貫いた筒形状に成型された円筒体11Aである。そして、キャップ本体7の面7Aにおいて、周方向の複数個所に固定用鉄棒13が埋め込まれている。円筒体11Aの一端面において、キャップ本体7の固定用鉄棒13と対面する複数位置には、固定用鉄棒13を収容する取付用穴27が形成されている。取付用穴27の穴径は固定用鉄棒13の外径よりもいくぶん小さく設定されており、固定用鉄棒13を押し込むだけで取付用穴27に嵌着されるようになっている。固定用鉄棒13に接着剤を塗布しても構わない。
この円筒体11Aを用いると、凝縮水12が筒内にも浸入し、抗菌剤と凝縮水12との接触面積が増大する。その結果、この実施形態3のキャップによる抗菌効果は、実施形態1によるものと比べて約50%高くなった。
実施の形態4.
図9は、実施形態4におけるキャップ本体7への抗菌剤11の取付構造を示している。図9(a)は側面図、図9(b)は図9(a)におけるIX−IX線矢視断面構成図である。
ここで用いる抗菌剤の固形物は、上述した実施形態1の固形物11を横割りした上下2つの分割体11B,11Cから構成されている。上下の分割体11B,11Cの間には、水を通さない仕切部材16が介装されている。分割体11B,11Cは、それぞれの取付用穴27,27にキャップ本体7の固定用鉄棒13,13が挿し込まれることにより、キャップ本体7の面7Aに固定される。そして、このキャップのキャップ本体7は、ソケット9の排水口23におけるキャップ装着位置9Aに水平軸心(図5などに1点鎖線Hで示す)回りに回転可能に装着される。
この実施形態のキャップによれば、凝縮水12に浸かっていた下側の分割体11Cの抗菌剤が劣化して劣化部分を生じた際に、キャップ本体7を回転させることにより、上側にあった分割体11Bが下側に配置される。これにより、凝縮水12に浸かっていなかった有効な抗菌剤を使用することができ、抗菌剤の使用日数(製品寿命)を延長させることができる。因みに、抗菌剤の寿命とされている3〜4年に一度キャップ本体7を水平軸心周りに回転させることにより、抗菌剤の寿命を一般の倍の6年から8年に延長することができる。
実施の形態5.
図10は、実施形態5におけるキャップ本体7へのタブレット14の取付構造を示している。図10(a)は側面図、図10(b)は図10(a)におけるX−X線矢視断面構成図である。
この実施形態では、実施形態2で示した網状容器15内に仕切部材16を配備したことにより、網状容器15内が上下のタブレット収容室31A,31Bに区画されている。この仕切部材16は非透水性材料から成り、上下のタブレット収容室31A,31B間で水を通さないようになっている。それぞれのタブレット収容室31A,31B内には、多数のタブレット14,14,14,・・・が収容されている。
この実施形態のキャップによれば、網状容器15内の上下中央部に、非透水性材料から成る仕切り板16を設けてあるので、凝縮水12に浸かっていた下側のタブレット収容室31B内のタブレット14,14,14,・・・の抗菌剤が劣化して劣化部分を生じた際に、キャップ本体7を回転させることにより、上側にあったタブレット収容室31A内のタブレット14,14,14,・・・が下側に配置される。これにより、凝縮水12に浸かっていなかった有効な抗菌剤を使用することができ、タブレット14,14,14,・・・の使用日数(製品寿命)を延長させることができる。
実施の形態6.
図11は、実施形態6におけるキャップ本体7への分割体11D,11Eの取付構造を示している。図11(a)は側面図、図11(b)は図11(a)におけるXI−XI線矢視断面構成図である。
ここで用いる抗菌剤の固形物は、実施形態3で示した円筒体11Aを横割りした上下2つの分割体11D,11Eから構成されている。上下の分割体11D,11Eの間には、水を通さない2枚の仕切部材16A,16Aが介装されている。分割体11D,11Eは、それぞれの取付用穴27,27にキャップ本体7の固定用鉄棒13,13が挿し込まれることにより、キャップ本体7の面7Aに固定される。
この実施形態のキャップによれば、実施形態3の分割体11D,11E間に、非透水性材料から成る2つの仕切り板16A,16Aを設けてあるので、凝縮水12に浸かっていた下側の分割体11Eの抗菌剤が劣化して劣化部分を生じた際に、キャップ本体7を回転させることにより、上側にあった分割体11Dが下側に配置される。これにより、凝縮水12に浸かっていなかった有効な抗菌剤を使用することができ、抗菌剤の使用日数(製品寿命)を延長させることができる。
図12は実施形態4〜6におけるキャップの回転状態を示している。
図12(a)で示すように、実施形態4〜6におけるキャップの分割体11C,11E、またはタブレット収容室31Bのタブレット14を下側にして3〜4年使用すると、抗菌剤に劣化部分17が生じてくる。そこで、3〜4年使用後に、図12(b)で示すように、キャップ本体7を180度回転させることで、凝縮水12に浸かっていなかった分割体11B,11D、またはタブレット収容室31Aのタブレット14を下側に配置させて、それらの有効な抗菌剤を使用できる。これにより、抗菌剤の使用日数を延長することができる。
実施の形態7.
また、実施形態4〜6におけるキャップを所定期間使用後に回転させる際に、外部からどの部分が上側に配置されているかが判るようにした構成を図13に示す。
この実施形態では、ドレンパン4の排水口23に装着されている場合のキャップ本体7の外面29に、種々の目印を表示するための表示部30が設けられている。この表示部30は例えば油性インクなどで印刷可能な材質および表面状態として構成されている。表示部30の上下中央部分には、破線の直線で表わされる中央部目印18が印刷されている。表示部30の一端側には、▼印で表わされる回転位置確認用目印19が印刷されている。また、表示部30で中央部目印18を挟んだ他端側には、日付を記入可能な日付記入欄部20が空白欄として設けられている。
前記のように回転位置確認用目印19を設けたことにより、排水口23に装着したキャップを回転させる際に、分割体11B〜11Eまたはタブレット収容室31A,31Bのどの部位が上側に配置されているのかをユニット外部から知ることができる。また、中央部目印18を設けたことにより、キャップの回転角度や仕切部材16,16Aの向きを知ることができるから、キャップの回転角度を適切に調整して仕切部材16,16Aの向きを水平にし、上側にあるべき分割体11B〜11Eまたはタブレット収容室31A,31Bが無用に水に浸ることを防止できる。更に、日付記入欄部20を設けたことにより日付記入欄部20に日付を記入できるので、実施形態4〜7のキャップの大よその交換時期やキャップ回転必要時期を容易に判断することができる。
尚、上述した各実施形態では、固形物11、円筒体11A、分割体11B〜11E、網状容器15をキャップ本体7に取り付けるにあたり、固定用鉄棒13および取付用穴27、または取付用段部28を用いたが、これらと併用して耐水性の接着剤を用いてもよい。あるいは、これらの替わりに耐水性の接着剤だけで、キャップ本体に抗菌剤を取り付けることも可能である。
また、上記では、タブレット14を収容した網状容器15をキャップ本体7に取り付けて成るキャップを例示したが、例えば水は通すが粉粒体は通さない袋容器に抗菌剤の粉粒体を収容し、その袋容器をキャップ本体のドレンパン内方側の面に取り付けて成るキャップも、本発明に含まれる。
2 蒸発器
3 ドレンポンプ
4 ドレンパン
7 キャップ本体
7A 面
9 ソケット
11 固形物
11A 円筒体
11B 分割体
11C 分割体
11D 分割体
11E 分割体
12 凝縮水
13 固定用鉄棒
14 タブレット
15 網状容器
16 仕切部材
16A 仕切部材
19 回転位置確認用目印
22 最深部
23 排水口
25 側壁
27 取付用穴
28 取付用段部
29 外面
30 表示部
31A タブレット収容室
31B タブレット収容室
H 1点鎖線

Claims (8)

  1. 空気と熱交換して器内の冷媒を蒸発させる蒸発器と、前記蒸発器の外面に生成した凝縮水を収受するドレンパンと、前記ドレンパンの凝縮水を汲み出すドレンポンプと、前記ドレンパンに形成されて前記ドレンパン内の最深部と外部とを連通する排水口と、前記排水口に着脱可能に装着されるキャップと、前記排水口に装着された状態のキャップのドレンパン内側の面に取り付けられる抗菌剤とを備えていることを特徴とする空気調和装置。
  2. 抗菌剤が固形物として形成されているとともに、前記固形物がキャップに固着されていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 抗菌剤の固形物がタブレットとして形成されるとともに、前記タブレットを収容した網状容器がキャップに取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  4. 抗菌剤の固形物が円筒体として形成されていることを特徴とする請求項2に1記載の空気調和装置。
  5. 抗菌剤の固形物を上下に分割した分割体と、前記上下の分割体間に介装されて前記上下の分割体間で水を通さない仕切部材とが一体に構成され、排水口がドレンパンの側壁に水平向きに開口して形成され、キャップがドレンパンの排水口に水平軸心回りに回転可能に装着されていることを特徴とする請求項2または請求項4に記載の空気調和装置。
  6. 前記網状容器内を上下のタブレット収容室に区画するとともに前記上下のタブレット収容室間で水を通さない仕切部材が、前記網状容器内に配備され、排水口がドレンパンの側壁に水平向きに開口して形成され、キャップがドレンパンの排水口に水平軸心回りに回転可能に装着されていることを特徴とする請求項3に記載の空気調和装置。
  7. ドレンパンに装着された状態のキャップの外面に、回転位置確認用目印を表示する表示部が設けられていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の空気調和装置。
  8. 請求項2から請求項7までのいずれか一項に記載の空気調和装置に用いられるキャップ。
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