JP6320623B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ドレンパンに抗菌剤ソケットを備えた空気調和装置に関するものである。
従来の空気調和装置においては、ドレンパンに収受された凝縮水にバクテリアやカビなどの雑菌が繁殖してスライムが発生することを抑制するための対策が施されている。このような対策が施された空気調和装置としては、例えば特許文献1〜3に記載されたものが知られている。
特許文献1には、ドレンパン上に薬剤を練り込んだ抗菌剤含有成形品を着脱自在に取り付け、ドレンパン内に菌やカビの発生を防止してドレンポンプの詰まりを抑制した空気調和装置が開示されている。
特許文献2には、ドレンパンに直接ネジなどで抗菌剤を固定することにより、バクテリアやカビなどの雑菌が活性化してスライム状になることを抑制した空気調和装置が開示されている。
さらに、特許文献3には、ドレンパン内であってドレンポンプの吸込口近傍に、ドレン水と接触可能状態の抗菌剤を具備した抗菌剤ユニットを配置して、ドレンパン内における最低部となるドレンポンプの吸込口近傍に配置された抗菌剤ユニットが、ドレンポンプの作動時においても非作動時においても確実にドレン水に浸漬されるようした空気調和装置が開示されている。
特開2010−14294号公報 特開2000−74409号公報 特開2006−194491号公報
ところで、特許文献1〜3に記載の空気調和装置はドレンパンやドレンポンプに直に抗菌剤を取り付けた構造を採用しているので、経時使用により抗菌剤の効力が消失したときは、抗菌剤の交換のために装置ケーシングの底パネルを取り外し、更にドレンパンを取り外す作業が必要となる。そのために、作業負荷が大きくなるという問題点があった。
また、既設の装置に対して新規に抗菌剤を取り付ける場合も、同様に装置ケーシングの底パネルを取り外し、更にドレンパンを取り外す作業が必要となり、作業負荷が大きくなっていた。
さらに、ドレン水が少ない時にも抗菌剤全体が常にドレンパンのドレン水に浸かっているため、抗菌剤の消耗が早くなる問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、作業の手間を少なくドレンパンに対して抗菌剤の取り付け及び取り替えをすることができ、また、抗菌剤の無駄な消耗を抑制した空気調和装置を得ることを目的とする。
本発明に係る空気調和装置は、ドレンパンと、ドレンパンに取り付けられ抗菌剤を内部に収納する抗菌剤ケースと、を備えた空気調和装置であって、抗菌剤ケースは、ドレンパンに設けたソケットに取り付けられたゴム栓の凹部に取り付けられて、ソケットの内部に着脱自在に取り付けられ、抗菌剤ケースの水平方向断面の断面積は、抗菌剤ケースの下端部から上方に向かって漸次大きくなる拡大形状部分を少なくとも有し、抗菌剤ケースにおいてゴム栓の凹部内に取り付けられる部分には抗菌剤ケース内に連通する一対の空気抜き孔が形成されているものである。
本発明に係る空気調和装置によれば、上記構成を備えているので、作業の手間を少なくドレンパンに抗菌剤の取り付け及び取り替えをすることができ、また、抗菌剤の無駄な消耗を抑制することができる。
実施の形態1に係る空気調和装置の断面図である。 実施の形態1に係る空気調和装置の図1におけるII−II線矢視断面構成図である。 実施の形態1に係るドレンパンの自然排水時における部分断面図である。 実施の形態1に係るドレンパンのドレンポンプ使用時における部分断面図である。 実施の形態1に係るドレンパンのドレンポンプ使用時における減水時の部分断面図である。 実施の形態1に係る抗菌剤ケースの斜視図である。 実施の形態1に係る抗菌剤ケースを開いた際の側面図である。 実施の形態1に係る抗菌剤ケースを閉じた際の側面図である。 実施の形態1に係る抗菌剤ケースの背面視図である。 実施の形態1に係る抗菌剤ケースの水抜き突起を説明する断面図である。 実施の形態1に係る抗菌剤ケースの水抜き勾配を説明する断面図である。 実施の形態1に係る抗菌剤ケースの接続部分の拡大断面図である。 実施の形態1に係る抗菌剤ケースをドレンパンに取り付ける手順を説明する図である。 実施の形態1に係る抗菌剤ケースの背面視図である。 実施の形態2に係る抗菌剤ケースの断面図である。 実施の形態3に係る抗菌剤ケースの断面図である。
以下、発明の実態に係る空気調和装置100について、図面などを参照しながら説明する。ここで、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一、またはこれに相当するものであり、以下に記載する実施の形態において共通である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る空気調和装置の断面図である。
図2は、実施の形態1に係る空気調和装置の図1におけるII−II線矢視断面構成図である。
各図において、この実施に形態1の空気調和装置100は、被空調空間に設置される例えば室内ユニットであり、一端に空気吸込口7が形成され他端に空気吹出口8が形成されたユニットケーシングを備えている。このユニットケーシング内に送風機9が設置され、送風機9の通風方向下流側に、空気と冷媒とを熱交換させる熱交換器10が設置されている。
熱交換器10は、冷媒回路(図示省略)の構成の一部であり、冷媒管内を流通する冷媒と室内空気との熱交換を行なうようになっている。熱交換器10は、暖房運転時に凝縮器として機能し、冷房運転時に蒸発器として機能する。
空気調和装置100内において熱交換器10の下方位置には、熱交換器10が蒸発器として機能した際に結露した凝縮水13を収受するドレンパン6が設置されている。ドレンパン6の最深部11の上方位置には、ドレンパン6内の凝縮水13を汲み出すドレンポンプ5が配備されている。ドレンパン6の側壁には、凝縮水13をドレンパン6外に排出するソケット3が横向きに突出して設けられている。ソケット3は、ドレンパン6内の最深部11と空気調和装置100の外部とを連通し、水平向きに開口した円筒形状(例えば内径28mm、長さ60mm程度)を有している。なお、この空気調和装置100は、ケーシング両側部の吊金具によって室内の天井などに取り付けられる。
[ドレンポンプ5を使用しない自然排水時]
このような空気調和装置100を天井に据付けた際に、ソケット3と天井内に配管されるドレン排水管との高低差が取れる設置条件の場合には、ドレンポンプ5を使用することなくソケット3から排水が可能である。
図3は、実施の形態1に係るドレンパンの自然排水時における部分断面図である。
図3は、自然排水時において図2の破線部分を拡大した断面図であり、ソケット3の先端の開口端部3aには排水ホース12が連結される。
このとき、ソケット3には、排水ホース12が接続され、ドレンパン6内の凝縮水13は、排水ホース12から直接、空気調和装置100の外部に排水される。よって、ドレンパン6内に凝縮水13が滞留することはない。
[ドレンポンプ5を使用する機械排水時]
ソケット3と天井内に配管されるドレン排水管との高低差が取れない設置条件の場合、凝縮水13を空気調和装置100の外部へ排出するためにドレンポンプ5を使用する。
図4は、実施の形態1に係るドレンパンのドレンポンプ使用時における部分断面図である。
図5は、実施の形態1に係るドレンパンのドレンポンプ使用時における減水時の部分断面図である。
図4、5は、機械排水時において図2の破線部分を拡大した断面図である。図4および図5に示すように、ドレンポンプ5の使用時には、ソケット3にゴム栓4が装着されるため、ドレンパン6の最深部11には凝縮水13が貯留されやすくなる(なお、ソケット3に装着される抗菌剤ケース1の構成については後述する)。
この最深部11にドレンポンプ5の吸込口が配置されるが、図4に示すように、通常時でドレンポンプ5の吸込口と、ドレンパン6の最深部11との間の高さ寸法Xは、例えば10mmである。
ドレンポンプ5を使用する場合、空気調和装置100の運転中の凝縮水13の水位はドレンパン6の最深部11の底面から約10〜23mmの水深を推移する。また、空気調和装置100を停止させた時は、ドレンポンプ5により汲み上げ途中の凝縮水13がドレンパン6に戻ってくるため、空気調和装置100の運転時よりもおよそ5mm水位がさらに上昇する。
よって、ドレンポンプ5を使用する空気調和装置100の設置条件の時には、ドレンポンプ5を使用しない設置条件の場合より、ドレンパン6の内部に凝縮水13が滞留する傾向にある。
また、ドレンパン6の最深部11上に滞留する凝縮水13は、蒸発等によって減水することがあり、このときの水位は図5に示す水深Zのように図4に示す寸法Xに比べて小さくなる場合がある。
このようにドレンポンプ5使用時の空気調和装置100の凝縮水13は、ドレンパン6内に滞留する傾向があるため、抗菌対策を施していない場合、その滞留した凝縮水13によりドレンパン6内にバクテリアやカビが繁殖する。すると、バクテリアやカビなどが活性化することにより、ドレンパン6内部の凝縮水13は、スライム状になり、ドレンポンプ5を詰まらせる原因となる。ドレンポンプ5が詰まることにより、凝縮水13が空気調和装置100の外部へ排出されないため、ドレンパン6の水位が上昇しオーバーフローして空気調和装置100の外部へ水漏れが発生する。
[抗菌剤2]
実施の形態1における空気調和装置100においては、ドレンパン6のソケット3に抗菌剤ケース1を挿入して着脱自在に取り付け、抗菌剤ケース1の中に格納している抗菌剤2の作用を利用して、ドレンパン6の内部を殺菌する構成となっている。
本実施の形態1で用いられる抗菌剤2は、粉末形状を有している。抗菌剤2としては、無機系抗菌剤である銀が多用されている。この銀を均一に配合した固形材料や粉末材料が抗菌剤材料として一般的に使用される。そのうち、粉末材料は、PS,AS,PP,ABS等の合成樹脂材料に添加して使用することも可能である。抗菌剤2の寿命としては製品の水量や使用環境により差はあるが、一般的に使用されている抗菌剤は約3〜4年の使用が可能とされている。使用する抗菌剤2の質量としては、例えば14g程度である。抗菌剤2は、水に触れる際や、溶解する際に、抗菌剤2の材料内部に取込まれた銀が、銀イオンとして放出される。放出された銀イオンは、バクテリアやカビなどの細菌を不活性化させる。
[抗菌剤ケース1]
次に、実施の形態1に係る抗菌剤ケースの構造を説明する。
図6は、実施の形態1に係る抗菌剤ケースの斜視図である。
図7は、実施の形態1に係る抗菌剤ケースを開いた際の側面図である。
図8は、実施の形態1に係る抗菌剤ケースを閉じた際の側面図である。
抗菌剤ケース1は、図6、7に示すように、略円筒形状の雄部材20と雌部材21とで構成されており、例えば樹脂製の容器である。
雄部材20は、円筒形状の本体部20aと抗菌剤ケース1の先端側となるテーパー部20b(本発明の傾斜部に相当する)とにより構成されている。本体部20aはその円筒形状の一端側が開口縁部20cとして開口しており、他端側にはテーパー部20bが形成されている。テーパー部20bは、抗菌剤ケース1の先端側に行く程先細る複数のテーパー面部20dを有しており、テーパー面部20d同士の間は、抗菌剤ケース1の内部と連通する開口部20eとなっている。また、テーパー部20bの先端には、円形の先端面部20fが形成されている。
さらに、本体部20aとテーパー部20bとの接続部分にはテーパー部20b側の直径が小さく形成された段差部20gが形成されている。また、雄部材20の開口縁部20cには半円弧形状の切り欠き部20iが複数形成されている。
雌部材21は、円筒形状の本体部21aと、本体部21aの内径より大きな内径を有する開口縁部21bとにより形成されている。
雄部材20の開口縁部20cと雌部材21の開口縁部21bとはヒンジ部22により回動自在に接続されている。
また、ヒンジ部22に対向する雄部材20の開口縁部20cの外周面には爪部22aが形成されている。そして、雌部材21の開口縁部21bの外周面には爪部22aが嵌り込んで係合する嵌合部22bが形成されている。
このような抗菌剤ケース1は、図7に示すような雄部材20と雌部材21とを開いた状態で抗菌剤ケース1の内部に粉末形状の抗菌剤2を充填する。雄部材20と雌部材21とをヒンジ部22を回動させて直線形状にすると、図8に示すように雄部材20の開口縁部20cが雌部材21の開口縁部21b内に挿入され、雄部材20の爪部22aが雌部材21の嵌合部22bに係合されて抗菌剤2が抗菌剤ケース内に収納される。
(メッシュ20h)
抗菌剤ケース1のテーパー部20bの開口部20eには、図8に示すようにメッシュ20hを配置する。メッシュ20hは、抗菌剤ケース1と一体成型されており、メッシュ20hの開口は、抗菌剤2の外径より小さな寸法となっている。よって、抗菌剤ケース1内の抗菌剤2が外部に流出することがない。
(空気抜き孔21d)
図9は、実施の形態1に係る抗菌剤ケースの背面視図である。
抗菌剤ケース1の背面側、すなわち、雌部材21の底面部21cには、図9に示すように一対の空気抜き孔21dが形成されている。この空気抜き孔21dは、後述するようにゴム栓4に抗菌剤ケース1の雌部材21を嵌め込む際にゴム栓4と雌部材21の底面部21cとの間の空気を抗菌剤ケース1内に抜き、挿入をスムーズに行うための開口である。
また、メンテナンス時にゴム栓4をソケット3から引き抜いた際に、抗菌剤ケース1が抜けてしまい、ソケット3内に抗菌剤ケース1が残ってしまった場合、一対の空気抜き孔21dをラジオペンチ等で摘まんで引き取り出せるよう構成されている(例えば空気抜き孔21dの直径は5mm程度とする)。
(水抜き突起21e)
図10は、実施の形態1に係る抗菌剤ケースの水抜き突起を説明する断面図である。
水抜き突起21eは、図10に示すように雌部材21の開口縁部21bの内面に複数箇所形成(例えば対向する位置に4箇所)されている。
この構成により抗菌剤ケース1の雄部材20の開口縁部20cの外面と、雌部材21の開口縁部21bの内面との間に強制的に隙間が形成される。
(水抜き勾配)
図11は、実施の形態1に係る抗菌剤ケースの水抜き勾配を説明する断面図である。
図12は、実施の形態1に係る抗菌剤ケースの接続部分の拡大断面図である。
雄部材20の円筒形状の本体部20aと、雌部材21の円筒形状の本体部21aには、各部材を成形用の金型から抜く際の抜き勾配が設けられている。この抜き勾配は、図11に示すように抗菌剤ケース1内に流入した凝縮水13が、点線矢印のように雄部材20の開口縁部20c側と、雌部材21の開口縁部21b側とに流下するよう形成される。
そして、開口縁部20c、21b近傍に集まった凝縮水13は、図12に示す点線矢印に示すように前述の水抜き突起21eによる雄部材20の開口縁部20cの外面と、雌部材21の開口縁部21bの内面との間の隙間を通って抗菌剤ケース1の外部に排出される。また、雄部材20の開口縁部20cに切り欠き部20iを設けたことで切り欠き部20iを凝縮水13が通過することができる。
[抗菌剤ケース1の取り付け]
実施の形態1に係る抗菌剤ケース1をドレンパン6に取り付ける手順を説明する。
図13は、実施の形態1に係る抗菌剤ケース1をドレンパン6に取り付ける手順を説明する図である。
はじめに、Step1として、抗菌剤ケース1の雌部材21をゴム栓4の第1凹部4aに挿入する。ゴム栓4は、略円柱形状のゴム製で、中心軸Jから同心円上に第1凹部4aと第2凹部4bとが形成されている。第1凹部4aは円柱形状の凹部であり、第2凹部4bは第1凹部4aの外径側に形成されたリング形状の溝である。
第1凹部4aは、雌部材21の本体部21aの最大外径αより若干小さい寸法の最大内径βとなっている。よって、Step2に示すように、雌部材21の本体部21aがゴム栓4の第1凹部4aの内壁に締め付けられた状態で保持される。
そして、Step3にて、ドレンパン6のソケット3に水平方向から抗菌剤ケース1をその軸方向に挿入する。すると、ゴム栓4の第2凹部4bがソケット3に嵌合し、抗菌剤ケース1はドレンパン6に装着される。
また、抗菌剤ケース1をドレンパン6から脱着させる際は、ゴム栓4をソケット3から引き抜いてソケット3からゴム栓4の第2凹部4bを離脱させる。
図14は、実施の形態1に係るソケット3内に抗菌剤ケース1の背面視図である。
抗菌剤ケース1のヒンジ部22は、図14に示すように、雌部材21の開口縁部21bのフラット部21f上に形成されており、開口縁部21bの最大外径Aの仮想円S内に収まるように形成されている。
よって、ソケット3内に抗菌剤ケース1が収納されたときに、ヒンジ部22がソケット3の内壁に接触することがなく、ヒンジ部22が損傷することがない。また、ソケット3内で抗菌剤ケース1を軸周りに回転させることができるため、取り付け角度に制約がなくソケット3への着脱が容易になる。
よって、実施の形態1による空気調和装置100の抗菌剤ケース1によれば、ドレンパン6のソケット3に対して簡単な構成で抗菌剤ケース1を着脱自在に取り付けられるため、作業の手間が少なく抗菌剤2の取り付け及び取り替えができ、凝縮水13を殺菌してスライム化を抑制し、ドレンポンプ5の詰まりを防止することができる。
[抗菌剤ケース1内の抗菌剤の溶解について]
図4、図5に示すように、ドレンパン6内の凝縮水13は、ドレンポンプ5の作動や停止、空気調和装置100の停止期間による凝縮水13の蒸発などにより、その水位が変化する。
図4の状態は、ドレンポンプ5の排水作動が終了した時点の水位が示されており、ドレンポンプ5が作動する前には、この水位より高い位置まで凝縮水13が貯留されている。 また、図5に示すように空気調和装置100の停止期間が長い場合には凝縮水13が蒸発し、ドレンポンプ5の吸込口よりも低い水位となることがある。
ここで、凝縮水13の水位が変化しても抗菌剤ケース1が常に水没していると、抗菌剤2が常に一定量、凝縮水13内に溶出する。例えば、図5のように凝縮水13の水位が低い時にも一定量の抗菌剤2が溶解すると、水量に対して過大な量の抗菌剤2が使用され、抗菌効果に対して無駄に抗菌剤2が消費されてしまうこととなる。
実施の形態1に係る抗菌剤ケース1は、上記のように、抗菌剤ケース1の下端側にソケット3への挿入方向(水平方向)に対して傾斜するテーパー部20bや段差部20gを有している。
テーパー部20bや、段差部20gをソケット3への抗菌剤ケース1の挿入方向(図4、5に示す抗菌剤ケース1の側面視)において設けたため、抗菌剤ケース1の水平方向断面の断面積において、抗菌剤ケース1の下端部1aから上方に向かって漸次大きくなる拡大形状部分を少なくとも有する形状となっている。
図4に示すように例えばドレンポンプ5の停止時のような通常水位のときには、テーパー部20bに設けた開口部20eを通って凝縮水13が抗菌剤ケース1内に一定量流入し、雄部材20と雌部材21との開口縁部20c、21bの隙間を通って凝縮水13に溶け込んだ抗菌剤2が抗菌剤ケース1の外部に溶出する。
ここで上記のように抗菌剤ケース1の下端側は、下端部1aから抗菌剤ケース1の中心軸Jまでは水平方向断面の断面積が漸次大きくなる拡大形状部分となっている。
すると、凝縮水13の水位が上昇する程、抗菌剤ケース1内の抗菌剤2が凝縮水13に接触する水平方向の断面積が増加するため、抗菌剤2の溶出量を徐々に増大させることができる。
また、例えば図5のように凝縮水13がテーパー部20bの下端位置以下の低水位となるときには、抗菌剤ケース1にテーパー部20bや、段差部20gを設けることで、抗菌剤ケース1内に凝縮水13が流入することがなく、抗菌剤2が凝縮水13に浸かることがないため、抗菌剤2は抗菌剤ケース1外に溶出しない。
よって、凝縮水13の水位によって抗菌剤ケース1内の抗菌剤2の溶出量を調整することができ、抗菌剤2無駄な消耗を抑制することが可能となる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る空気調和装置100は、基本的に実施の形態1に係る空気調和装置100と同様の構成であり、ドレンパン6のソケット3に設けた抗菌剤ケース1の形状においてのみ相違する。よって、抗菌剤ケース1の構成を説明する。
図15は、実施の形態2に係る抗菌剤ケースの断面図である。
実施の形態2に係る抗菌剤ケース1は、図15に示すように略円柱形状であり、その側面部1bは、中央部分の口径が両端部に設けた円形の円板部1cの口径より小さくなったくびれ形状(本発明の円弧面部に相当する)を有している。よって、この側面部1bの下端側は、ソケット3への挿入方向(水平方向)において上側に凸形の形状となっている。
なお、この円板部1cの下端が抗菌剤ケース1の下端部1aとなる。
この側面部1bには、例えば実施の形態1に示した開口を有するメッシュ20hを採用し、抗菌剤ケース1の内部に収納された抗菌剤2と外部とが連通する構成とすることができる。
また、抗菌剤ケース1の背面側の円板部1cには、実施の形態1と同様のゴム栓4が取り付けられており、このゴム栓4の第2凹部4bがドレンパン6のソケット3に取り付けられる。
このような実施の形態2に係る抗菌剤ケース1を使用しても、実施の形態1と同様に抗菌剤ケース1の水平方向断面の断面積において、抗菌剤ケース1の下端部1aから上方に向かって漸次大きくなる拡大形状部分を少なくとも有する形状とすることができる。
すなわち、図4に示すように例えばドレンポンプ5の停止時のような通常水位のときには、抗菌剤ケース1の側面部1bを通って凝縮水13が抗菌剤ケース1内に一定量流入し、抗菌剤2が抗菌剤ケース1の外部に溶出する。
抗菌剤ケース1の下端部1aから抗菌剤ケース1の中心軸Jまでは水平方向断面の断面積が漸次大きくなる拡大形状部分となっている。すると、凝縮水13の水位が上昇する程、抗菌剤ケース1内の抗菌剤2が凝縮水13に接触する水平方向の断面積が増加するため、抗菌剤2の溶出量を徐々に増大させることができる。
よって、凝縮水13の水位によって抗菌剤ケース1内の抗菌剤2の溶出量を調整することができ、抗菌剤2無駄な消耗を抑制することが可能となる。
実施の形態3.
実施の形態3に係る空気調和装置100は、基本的に実施の形態1に係る空気調和装置100と同様の構成であり、ドレンパン6のソケット3に設けた抗菌剤ケース1の形状においてのみ相違する。よって、抗菌剤ケース1の構成を説明する。
図16は、実施の形態3に係る抗菌剤ケースの断面図である。
実施の形態3に係る抗菌剤ケース1は、図16に示すように略楕円球形状であり、その中心軸J方向の中央部分の口径が両端部1dの口径より大きくなった形状(本発明の円弧面部に相当する)を有している。よって、この抗菌剤ケース1の下端側は、ソケット3への挿入方向(水平方向)において下側に凸形の形状となっている。この抗菌剤ケース1の中心軸J方向における中央部分の下端が抗菌剤ケース1の下端部1aとなる。
抗菌剤ケース1には、例えば実施の形態1に示した開口を有するメッシュ20hを採用し、抗菌剤ケース1の内部に収納された抗菌剤2と外部とが連通する構成とすることができる。
また、抗菌剤ケース1の両端部1dの背面側には、実施の形態1と同様のゴム栓4が取り付けられており、このゴム栓4がドレンパン6のソケット3に取り付けられる。
このような実施の形態3に係る抗菌剤ケース1を使用しても、実施の形態1と同様に抗菌剤ケース1の水平方向断面の断面積において、抗菌剤ケース1の下端部1aから上方に向かって漸次大きくなる拡大形状部分を少なくとも有する形状とすることができる。
すなわち、図4に示すように例えばドレンポンプ5の停止時のような通常水位のときには、抗菌剤ケース1の開口を通って凝縮水13が抗菌剤ケース1内に一定量流入し、抗菌剤2が抗菌剤ケース1の外部に溶出する。
抗菌剤ケース1の下端部1aから抗菌剤ケース1の中心軸Jまでは水平方向断面の断面積が漸次大きくなる拡大形状部分となっている。すると、凝縮水13の水位が上昇する程、抗菌剤ケース1内の抗菌剤2が凝縮水13に接触する水平方向の断面積が増加するため、抗菌剤2の溶出量を徐々に増大させることができる。
よって、凝縮水13の水位によって抗菌剤ケース1内の抗菌剤2の溶出量を調整することができ、抗菌剤2無駄な消耗を抑制することが可能となる。
1 抗菌剤ケース、1a 下端部、1b 側面部、1c 円板部、1d 両端部、2 抗菌剤、3 ソケット、3a 開口端部、4 ゴム栓、4a 第1凹部、4b 第2凹部、5 ドレンポンプ、6 ドレンパン、7 空気吸込口、8 空気吹出口、9 送風機、10 熱交換器、11 最深部、12 排水ホース、13 凝縮水、20 雄部材、20a 本体部、20b テーパー部、20c 開口縁部、20d テーパー面部、20e 開口部、20f 先端面部、20g 段差部、20h メッシュ、20i 切り欠き部、21 雌部材、21a 本体部、21b 開口縁部、21c 底面部、21d 空気抜き孔、21e 水抜き突起、21f フラット部、22 ヒンジ部、22a 爪部、22b 嵌合部、100 空気調和装置。

Claims (16)

  1. ドレンパンと、前記ドレンパンに取り付けられ抗菌剤を内部に収納する抗菌剤ケースと、を備えた空気調和装置であって、
    前記抗菌剤ケースは、前記ドレンパンに設けたソケットに取り付けられたゴム栓の凹部に取り付けられて、前記ソケットの内部に着脱自在に取り付けられ、
    前記抗菌剤ケースの水平方向断面の断面積は、該抗菌剤ケースの下端部から上方に向かって漸次大きくなる拡大形状部分を少なくとも有し、
    前記抗菌剤ケースにおいて前記ゴム栓の凹部内に取り付けられる部分には前記抗菌剤ケース内に連通する一対の空気抜き孔が形成されている空気調和装置。
  2. ドレンパンと、前記ドレンパンに取り付けられ抗菌剤を内部に収納する抗菌剤ケースと、を備えた空気調和装置であって、
    前記抗菌剤ケースは、雄部材と、前記雄部材に係合する雌部材とにより構成され、前記ドレンパンに設けたソケットの内部に着脱自在に取り付けられており、
    前記雌部材が前記雄部材に係合する開口縁部の内面には、前記雄部材の外面に当接する水抜き突起が形成され、
    前記抗菌剤ケースの水平方向断面の断面積は、該抗菌剤ケースの下端部から上方に向かって漸次大きくなる拡大形状部分を少なくとも有する空気調和装置。
  3. ドレンパンと、前記ドレンパンに取り付けられ抗菌剤を内部に収納する抗菌剤ケースと、を備えた空気調和装置であって、
    前記抗菌剤ケースは、雄部材と、前記雄部材に係合する雌部材とにより構成され、前記ドレンパンに設けたソケットの内部に着脱自在に取り付けられており、
    前記雄部材と前記雌部材の内面下部は、前記雄部材と前記雌部材との係合部分に向けて下り勾配が形成されており、
    前記抗菌剤ケースの水平方向断面の断面積は、該抗菌剤ケースの下端部から上方に向かって漸次大きくなる拡大形状部分を少なくとも有する空気調和装置。
  4. 前記抗菌剤ケースは、ゴム栓の凹部に取り付けられ、前記ゴム栓は、前記ソケットに取り付けられる請求項2又は3に記載の空気調和装置。
  5. 前記抗菌剤ケースにおいて前記ゴム栓の凹部内に取り付けられる部分には前記抗菌剤ケース内に連通する一対の空気抜き孔が形成された請求項に記載の空気調和装置。
  6. 前記抗菌剤ケースの前記拡大形状部分の断面形状は、前記抗菌剤ケースが前記ソケット内に挿入される第1方向において、水平面に対して傾斜する傾斜部を有する請求項1〜のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  7. 前記傾斜部は、直線状のテーパー部である請求項に記載の空気調和装置。
  8. 前記傾斜部には、前記抗菌剤の外径より小さい寸法の内径を有する開口を備えたメッシュが取り付けられた請求項またはに記載の空気調和装置。
  9. 前記抗菌剤ケースは、雄部材と、前記雄部材に係合する雌部材とにより構成される請求項1〜のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  10. 前記雄部材と前記雌部材とは、ヒンジ部で回動可能に接続した請求項に記載の空気調和装置。
  11. 前記抗菌剤ケースは円筒形状であり、前記ヒンジ部は、前記円筒形状の最大外径内に配置される請求項10に記載の空気調和装置。
  12. 前記雌部材が前記雄部材に係合する開口縁部の内面には、前記雄部材の外面に当接する水抜き突起が形成される請求項11のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  13. 前記雄部材と前記雌部材の内面下部は、前記雄部材と前記雌部材との係合部分に向けて下り勾配が形成された請求項12のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  14. 前記傾斜部は、円弧状の円弧面部である請求項に記載の空気調和装置。
  15. 前記円弧面部は、前記第1方向において上側に凸形状となる請求項1に記載の空気調和装置。
  16. 前記円弧面部は、前記第1方向において下側に凸形状となる請求項1に記載の空気調和装置。
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