JP2012025449A - 小物入れなどの容器の蓋構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】小物入れなどの蓋付き容器において、着脱及び左右両開きが可能な蓋構造を提供する。
【解決手段】本体1と、本体1の上端開放面を被蓋する蓋2とで構成する。蓋の対向側辺のそれぞれに一定間隔を隔てて外側方へ突出するロックレバー支持部4、4を形成し、ロックレバー支持部4、4間にロックレバー3の上部両端を軸支する。本体1には、蓋に軸支されたロックレバー3両端部の軸支部分を支受する支受部5を形成するとともに、ロックレバー3を下方に回動させた位置において、ロックレバー3の一部が係合する係止部6を本体1の側辺に突出形成する。本体1の支受部5と係止部6によって本体側方の定位置に保持されるロックレバー3に対して、蓋2を回動自在とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、複数種類の小物、例えば釘やビスといった施工用小物、釣用の小物などを仕分けして収容する小物入れ、あるいは工具入れといった容器、その他の身容器となる本体と、上端開放面を被蓋する蓋とで構成する容器の蓋構造に関する発明である。特に、蓋を左右両方に開くことができるとともに、脱着が可能な蓋構造に関する発明である。
容器の蓋構造として、蓋が左右両開きであって脱着可能な構造は、例えば特許文献1によって知られている。特許文献1に開示された発明は、本体の左右両側辺に回動自在に設けたバックル(係止具)を蓋の一部に係脱することによってロックするとともに、蓋を本体に被蓋するに際し、バックルの回転軸と同軸上に蓋のシャフトを配置し、バックルの錠止動作によって蓋のシャフトを支持するようにしたものである。この構造は、バックルによって錠止した蓋のシャフトを支点として蓋を開閉することができる。
特許文献2の図2には、本体に設けた受け部上面の係止溝に、蓋の側辺に設けた係合兼回動軸を支受させ、係合兼回動軸に軸支した操作片を、本体の受け部に係合させ、受け部に支持された操作片の係合兼回動軸を支点として蓋を開閉自在とした構造が開示されている。
特許文献1及び2に開示された発明は、いずれもバックルや操作片によって支持された蓋の側辺部分を支点として蓋が開閉し、両側辺のバックルや操作片を開放すると、蓋を取り外すことができるものである。
特開2003−20852号公報 特許第3210182号公報
特許文献1に開示された発明は、バックルを下から上に持ち上げてロックする構造であるため、必ずしも操作性に優れたものではなく、構造が複雑なものであった。また、蓋を取り外した場合に、バックルが本体に付着したままであるため、蓋を外した本体の取り扱いにバックルが邪魔になる場合がある。
特許文献2に開示された発明は、蓋に操作片を設け、操作片の係合兼回動軸を支点として蓋が開閉するものであるが、部品点数が多く構造が複雑で必ずしも製造が容易ではない。
上記従来技術の欠点に鑑み、本発明は、蓋に取り付けたロックレバーによって蓋と本体を脱着することができるとともに、左右両開きとする蓋構造を、部品点数が少なく、かつ組立が比較的簡単な構造で実現することを目的とするものである。さらに本発明の別の目的は、蓋の開閉動作が安定し、ロックレバーによる係脱を円滑に行うことができる、使い勝手のよい両開きの蓋構造を実現することである。
請求項1記載の本発明に係る容器は、本体1と本体1の上端開放面を被蓋する蓋2とで構成する。蓋2の対向側辺には、それぞれの側辺において、一定間隔を隔てて外側方へ突出するロックレバー支持部4、4を形成し、このロックレバー支持部4、4間にそれぞれロックレバー3の上部両端を軸支する。本体1には、前記蓋2のロックレバー支持部4、4に軸支されたロックレバー3両端の軸支部分を支受する支受部5、5を形成する。さらに、蓋2のロックレバー支持部4、4間に軸支したロックレバー3を下方に回動させた位置において、ロックレバー3の一部が係合する係止部6を、本体1の側辺に突出形成する。
この構成とすることによって、本体1の支受部5と係止部6によって、本体1側辺の定位置に保持されるロックレバー3に対して蓋2を回動自在とする。
請求項2記載の発明は、本体1の側辺に突出形成する係止部6の上面6aを、本体1の外側方に向けて下方に傾斜する庇状に形成することである。そして、庇状に形成した係止部6の外側面下端を、ロックレバー3に形成した係止爪10を係合させる。
請求項3記載の発明は、ロックレバー3の具体的な軸支構造に関する構成である。ロックレバー3の軸支構造として、蓋2に形成したロックレバー支持部4、4の対向位置に、円柱状の突起7、7を突出させるとともに、ロックレバー3の両端部に突起7、7に嵌合するべくボス8、8を突出形成する。ロックレバー3の両端部に形成したボス8、8は、ロックレバーの軸支部分として、本体1の側方に形成された支受部5に支受させる。さらに、ロックレバー3のボス8、8には、突起7、7を無理嵌めすることができる狭小幅であって放射方向に開放される切欠部9を形成する。
請求項1記載の発明によれば、蓋2の左右両側辺部分に配置されたロックレバー3、3の、本体1の係止部6、6に対する係合を外すことによって蓋2を取り外すことができる。また、蓋2の左右両側辺部分に配置されたロックレバー3、3の両方を本体の係止部6に係合させることによって図2に実線で示すように、しっかりと閉蓋することができる。さらに、ロックレバー3、3のいずれか一方の係合を外した状態では、他方のロックレバー3の両端が、本体の支受部5、5にしっかりと支受されるとともに、本体1の側辺に突出形成した係止部6の係合によって、ロックレバー3が安定的に強固に保持される。
この安定的かつ強固に保持されたロックレバー3両端の軸支部分を支点として、蓋2を自由に開閉することができる。すなわち、図2に点線で示すように右側辺部分を支点として、あるいは二点鎖線で示すように左側辺部分を支点として、左右いずれの方向にも開閉することができる。特に、請求項1記載の本発明では、ロックレバー3の両端が支受部5、5に支受されているため、ガタつくようなことがなく、蓋2の開閉を円滑に行うことができる。
蓋2を左右いずれの方向に閉じる場合においても、ロックレバー3が下方を向いた状態であると、ロックレバー3の下端部が本体1の係止部6に衝突することになる。ところが、請求項2記載の発明によれば、係止部6の上面6aが外方に向けて下方に傾斜する傾斜面であるため、ロックレバー3が下方に移動するにしたがって、傾斜面に沿って外向きに回動して衝突現象を回避することができる。すなわち、蓋2を閉める場合に、常に安定した状態で蓋を閉じることができる。このとき、ロックレバー3の下端は、外方に回動した状態となるため、ロックレバー3の下端部分を内方に押し込むことによって、円滑にロックレバー3を本体1の係止部6にロックすることができる。
ロックレバー3が係止部6に衝突することを回避することは、ロックレバー6に不要な衝撃が作用しないことになるため、軸支構造の損傷を回避することができる。
請求項3記載の発明によれば、ロックレバー3の軸支構造が、蓋2のロックレバー支持部4に突出させた円柱状の突起7と、ロックレバー3の両端部に形成したボス8であるため、軸支構造のために別部品を準備する必用がなく、構造を簡略化することができる。また、ロックレバー3のボス8に形成した切欠部9を通過させて、蓋2の支持部4に形成した突起7をボス8に無理嵌めすることによって、ロックレバー3を簡単に組立或いは分解することができる。
さらに、ロックレバー3に形成したボス8を本体1の支受部5に支受させることによって、ロックレバーの係止状態が安定する。換言すれば、蓋2の開閉に際してボス8と突起7の軸支位置がしっかりと安定し、蓋2の開閉操作を円滑に行うことができる。
図1は、蓋を開けた状態の容器全体の平面図、 図2は、閉蓋状態を示す、一部切断の側面図、 図3は、開蓋状態を示す、一部切断の側面図、 図4は、本体と蓋を分離させた状態の一部分のみの正面図、 図5は、閉蓋状態の一部分のみの正面図、 図6は、本体の一部分のみの平面図、 図7は、図6のVII−VII線断面図、 図8は、裏面側から見た、ロックレバーの斜視図、 図9は、蓋の一部分のみの底面図、 図10は、図9のX−X線断面図、 図11は、図5のXI−XI線断面図、 図12は、図5のXII−XII線断面図、 図13は、図5のXIII−XIII線断面図である。 図14は、ロックレバーの別の実施形態を示す正面図、 図15は、図14のXV−XV線断面図、 図16は、蓋の側壁に保護壁を形成した実施形態を示すものであって、開閉順に示す縦断面図、 図17の(a)、(b)は保護壁を形成した実施形態の蓋を反転させたてロックレバーを回動させる状態の縦断面図、図17の(c)、(d)は保護壁を形成しない実施形態の蓋を反転させてロックレバーを回動させる状態の縦断面図である。
以下、本発明に係る小物入れなどの容器の蓋構造の実施形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本発明に係る容器は、身容器となる本体1と、本体1の上端開放面を被蓋する蓋2とで構成するものであれば、どのような容器にも応用することができる。図1に示す容器は、比較的扁平な小物入れの容器であって、その内部を固定仕切り15と、可動仕切り16によって任意に区画するものに応用した実施形態を示している。
蓋2の対向側辺には、それぞれの側辺において、一定間隔を隔てて外側方へ突出するロックレバー支持部4、4を形成し、ロックレバー支持部4、4間にそれぞれロックレバー3の上部両端を軸支している。一方、本体1の側辺部分には、前記蓋2のロックレバー支持部4、4に軸支されたロックレバー3両端の軸支部分を回動自在に支受する支受部5を形成している。
さらに、本体1には、蓋2の支持部4、4間に軸支したロックレバー3を下方に回動させた位置において、ロックレバー3の一部が係合する係止部6を、本体1の側辺に突出形成している。
ロックレバー3の具体的形状は、図8に示すように横長方形の下辺及び左右両側辺に、裏面に向けて立壁3aを形成して皿状とし、上端の左右両側に円筒状のボス8を外側方に突出させるとともに、ボス8、8間のロックレバー上辺をボス8の上半部を連続させた円弧状に形成している。ロックレバー3の裏面には、下端から一定寸法上方位置の二箇所に、係止爪10、10を配置している。係止爪10は、ロックレバーの裏面に一定高さの突条10aを下辺の立壁3aと平行に形成し、突条10aの先端に上方へ向けて突出する断面円弧状の突部10bを形成している。
本体1の側辺には、外側方に突出させてロックレバー3両端の軸支部分を支受する支受部5、5を形成している。本体1の側辺に形成する支受部5、5は、ロックレバー3の両端に位置するボス8、8のみを支受する位置に形成するものであって、図11や図7に示すようにボス8が嵌入する円弧状の凹部としている。これにより、ボス8は凹部である支受部5に安定的に支受された状態で、蓋が回動可能となる。すなわち、しっかりと固定されているボス8に対して蓋2を軸支していることになる。蓋2の軸支構造は、具体的には蓋の突起7が、ロックレバー3のボス8の嵌合孔12に嵌合し、円滑に回動する。
本体1の側辺には、支受部5にボス8が支受されたロックレバー3を下方へ回動させることによって、ロックレバー3の係止爪10が係合する係止部6を、突出形成している。本体1の側辺に突出形成する係止部6は、前記支受部5との間に略ロックレバー3の立壁3aの厚みよりも僅かに大きな寸法に相当する隙間11を保持し、前記ロックレバー3の立壁3aの内接寸法よりも僅かに短い範囲に、長手方向の係止部6を突出形成している。この構成とすることによって、下方に回動させたロックレバー3の立壁3a内に係止部6が入り込み、ロックレバー3の内面に形成した係止爪10、具体的には突条10aの先端に形成した突部10bが、係止部6の下端に係合することになる。ロックレバー3の突部10bを係止部6の下端に係合させるために、係止部6の下端に断面円弧状の突部6bを形成している。
これにより、図13に示すように、係止爪10の突部10bと係止部6の突部6bがクリック状態にパチンと係合する。
ロックレバー3の両端を蓋2のロックレバー支持部4、4に軸支するには、例えば金属製の支持軸を、取り付けるような構造であってもよいが、図示実施形態では、別部材を使用しない構造を工夫している。
すなわち、蓋2に形成したロックレバー支持部4、4の対向位置に、円柱状の突起7、7を突出させる。一方、ロックレバー3の両端には、前記突起7、7が嵌合するボス8、8を突出形成して両者を枢着する。ロックレバー3の両端部に形成するボス8、8の内端は立壁3aの内端と一致させ、外端を側方に突出させている。
蓋2のロックレバー支持部4、4に突出形成する突起7、7は、図1や図9、図10から理解されるように短い円柱状であって、直径をDとしている。一方、ボス8に形成する嵌合孔12は、突起7が回動可能に嵌合する内径D’とする。ボス8には、放射方向に切欠部9を形成し、切欠部9を通過させて嵌合孔12内に突起7を嵌め込むことができるようにしている。具体的には、ロックレバー3のボス8に、内側から突起7の直径Dよりも狭小であって無理嵌めすることができる幅Wの切欠部9を形成している。これにより、ロックレバー3を横向きに配置した状態で、図10に矢印で示すように、蓋2の上方からボス8の嵌合孔12に突起7を強く押し込むことによって無理嵌めすることができる。
図5及び図11に示すように、本体1の支受部5はロックレバー3のボス8部分だけを支受する幅の狭いものとしている。支受部5の外方は、図7に示すように支受部5よりも一段低い切除面13とし、蓋2の開閉に際してロックレバー支持部4が回動し易いように切除面13との間に隙間が形成されるようにしている。換言すれば狭い幅の支受部5で、ボス8部分を確実に支受する構造としている。
本体1の側辺に突出形成する係止部6は、図3に示すように上面6aを本体の外側方に向けて下方に傾斜する庇状に形成している。これにより、図3に実線で示すように、ロックレバー3が下向きの状態で閉蓋しようとした場合に、ロックレバー3の下端が二点鎖線で示すように傾斜面である係止部6の上面6aに当接し、ロックレバー3の下端を外方に案内する。従って、係止部6上面6aの傾斜角度αは、当接したロックレバー3の先端部分を円滑に外方へ案内することができる角度とする。傾斜角度が小さ過ぎると衝突現象を回避することができない。図13に示す実施形態では、角度αを略40度とし、外側面に短い垂直壁6cを形成し、その下端にロックレバー3を係止させるようにしている。
係止部6の下端に、ロックレバー3に形成した係止爪10を係合することができるものであるが、図1や図8に示すように、図示実施形態では係止部6に係合する係止爪10をロックレバー3の左右二箇所に形成している。係止爪10が係合する突部6bは、係止部6の全長に形成されるものであってもよいが、図4に示す実施形態では、ロックレバー3に形成した係止爪10と対応する位置にのみ形成している。
ロックレバー3には、裏面に向けてストッパー14を突出させている。ストッパー14は、ロックレバー3の左右両側の立壁3aの一部を、裏面方向に延長するように突出形成している。ロックレバー3の左右両側の立壁3a部分に突出形成されたストッパー14は、図12に示すように、ロックレバー3を内方に回動させた場合に、その先端部分が蓋2の下端に当接し、ロックレバー3の過回動を防止するものである。
閉蓋時において、ストッパー14は、本体1の支受部5と係止部6の隙間11を通過し、蓋2の開閉動作の邪魔になることはない。
図14及び15は、ロックレバー3の変形の実施形態を示すものである。このロックレバー3は、上端部に外方に向けて傾斜する傾斜面17を形成したものである。傾斜面15は、ロックレバーの回転中心を通過する垂直方向の中心線Xとの直交面に対して、外側方に向けて、例えば図15(a)に示すように角度βを略20度程度の角度で傾斜させている。
図14、15に示す実施形態では、例えば蓋の係合を外す場合、図15(b)に示すようにロックレバー3を上方に向けて回動させる。このとき、ロックレバーの上端が円弧状断面であると、ロックレバー3の上端部に置いた手指が、ロックレバー3と蓋2の側壁の間に引き込まれる可能性がある。これに対して、図15に示す実施形態の場合、ロックレバー3を回動させる際に、傾斜面17と蓋2の側壁2aの間に存在する手指Aには、図15(b)に矢印で示すようにロックレバーの回動力の反力が、手指を上方へ押し出す力Fとして作用する。そのため、ロックレバー3を回動させる場合に、ロックレバー3と蓋2の隙間に、手指Aが引き込まれる可能性をなるべく少なくすることができる。
図16は、蓋の変形実施形態を示す縦断面図である。この実施形態は、蓋2の側壁2aのうち、ロックレバー3が装着されるロックレバー支持部4、4間の側壁2aに、下方に延長させた保護壁18を形成したものである。保護壁18は、図16(a)に示すようにロックレバー3の回転中心O、すなわち突起7の中心を中心とする断面円弧状とし、図16(b)や図16(c)に示すようにロックレバー3の回動に支障を生じないようにしている。
この実施形態では、本体1に蓋2を装着したときに、保護壁18の下方に係止部6が位置することになる。そのため、係止部6の上面6aを保護壁18の形状に倣った凹弧状に形成している。
ロックレバー3の上端部に、外方に向けて傾斜する傾斜面17を形成した実施形態では、先に述べたように、開蓋に際してロックレバー3と蓋2の隙間に手指Aが引き込まれる可能性をなるべく少なくすることができる。ところが、図17(c)、図17(d)に示すように、蓋2を反転させた状態でロックレバー3を回動させると、蓋2の側壁2aの間に手指が引き込まれる可能性がある。これに対して、保護壁18を設けたものでは、図17(a)及び図17(b)に示すように本体から取り外した蓋2の取り扱いに際しても、手指を挟む虞がないものとすることができる。
1…本体、 2…蓋、 2a…側壁、 3…ロックレバー、 3a…立壁、 4…ロックレバー支持部、 5…支受部、 6…係止部、 6a…上面、 6b…突部、 6c…垂直壁、 7…突起、 8…ボス、 9…切欠部、 10…係止爪、 10a…突条、10b…突部、 11…隙間、 12…嵌合孔、 13…切除面、 14…ストッパー、 15…固定仕切り、 16…可動仕切り、 17…傾斜面、 18…保護壁、 A…手指、 F…押し出す力。

Claims (3)

  1. 本体と本体の上端開放面を被蓋する蓋とで構成し、蓋の対向側辺のそれぞれに一定間隔を隔てて外側方へ突出するロックレバー支持部を形成し、該蓋の対向側辺に突出形成したロックレバー支持部間にそれぞれロックレバーの上部両端を軸支し、本体には、前記蓋のロックレバー支持部に軸支されたロックレバー両端の軸支部分を支受する支受部を形成するとともに、ロックレバーを下方に回動させた位置において、ロックレバーの一部が係合する係止部を本体の側辺に突出形成し、本体の支受部と係止部によって本体側方の定位置に保持されるロックレバーに対して蓋を回動自在としたことを特徴とする小物入れなどの容器の蓋構造。
  2. 本体の側辺に突出形成する係止部の上面を、本体の外側方に向けて下方に傾斜する庇状に形成し、該庇状に形成した係止部の外側面下端にロックレバーに形成した係止爪を係合させることを特徴とする請求項1記載の小物入れなどの容器の蓋構造。
  3. ロックレバーの軸支構造は、蓋に形成したロックレバー支持部の対向位置に突出させた円柱状の突起と、該突起に嵌合するべくロックレバーの両端部に突出形成したボスによって構成し、該ボスを本体に形成した支受部に支受させるとともに、ロックレバーのボスには、前記ロックレバー支持部に突出させた突起を無理嵌めすることができる狭小幅であって放射方向に開放される切欠部を形成したことを特徴とする請求項1または2記載の小物入れなどの容器の蓋構造。
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