JP2012025361A - 自動車用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を少なくすることができ、構造を簡素化することができる自動車用シートを提供する。
【解決手段】クッションパッド5の裏面5Uに補強シート14が固着され、膨張展開するサイドエアバッグ7の袋体8が押し広げながら通過する袋体通過部15がクッションパッド5と表皮材6に形成され、補強シート14が袋体通過部15側に延出してクッションパッドの袋体通過部15に固着され、クッションパッドの袋体通過部15に固着された補強シート14の表皮材6側の端部と、この端部に対応する表皮材6の端部とが互いに結合されて、サイドエアバッグ7の袋体8が膨張展開する力が補強シート14を介して表皮材6の端部に伝達される。
【選択図】図3

Description

本発明は、
シートフレームと、
前記シートフレームに支持されるクッションパッドと、
前記クッションパッドを覆う表皮材と、
前記シートフレームに支持されるサイドエアバッグとを備え、
前記クッションパッドの裏面に補強シートが固着され、
膨張展開する前記サイドエアバッグの袋体が押し広げながら通過する袋体通過部が前記クッションパッドと表皮材に形成されている自動車用シートに関する。
従来、上記の自動車用シートでは、特許文献1に開示されているように、表皮材の端部にファスナを固定し、エアバッグを収納した開閉自在なモジュールケース(エアバッグケース)の開口部にファスナの爪を係合させてあった。そして、エアバッグが膨張展開する圧力でモジュールケースが開いて前記爪の係合が外れ、ファスナが開いてエアバッグが展開していた。
特許3300581号公報
上記従来の技術によれば、モジュールケース(エアバッグケース)が必要となり、部品点数が多くなるとともに、構造が複雑化していた。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、部品点数を少なくすることができ、構造を簡素化することができる自動車用シートを提供する点にある。
本発明の特徴は、
シートフレームと、
前記シートフレームに支持されるクッションパッドと、
前記クッションパッドを覆う表皮材と、
前記シートフレームに支持されるサイドエアバッグとを備え、
前記クッションパッドの裏面に補強シートが固着され、
膨張展開する前記サイドエアバッグの袋体が押し広げながら通過する袋体通過部が前記クッションパッドと表皮材に形成されている自動車用シートであって、
前記クッションパッドの裏面に固着された補強シートが前記袋体通過部側に延出して前記クッションパッドの袋体通過部に固着され、
前記クッションパッドの袋体通過部に固着された補強シートの前記表皮材側の端部と、この端部に対応する前記表皮材の端部とが互いに結合されて、前記サイドエアバッグの袋体が膨張展開する力が前記補強シートを介して前記表皮材の端部に伝達される点にある。(請求項1)
この構成によれば、膨張展開するサイドエアバッグの袋体は、クッションパッドと表皮材に形成された袋体通過部を押し広げながら通過する。
そして、クッションパッドの袋体通過部に固着された補強シートの表皮材側の端部と、この端部に対応する表皮材の端部とが互いに結合されており、前記サイドエアバッグの袋体が膨張展開する力が補強シートを介して表皮材の端部に伝達されるから、表皮材の袋体通過部をクッションパッドの袋体通過部に連動させて広げることができ、エアバッグの袋体をクッションパッド側から表皮材の端部(展開部)側まで確実に導くことができて、袋体を円滑に膨張させながら展開させることができる。
さらに、クッションパッドの裏面とクッションパッドの袋体通過部に補強シートが固着されているから、サイドエアバッグの袋体が膨張展開した時にクッションパッドが破損することを補強シートで防止することができて、クッションパッドの破片の飛散を防止することができる。
そして、モジュールケース(エアバッグケース)が不要で、部品点数を少なくすることができ、構造を簡素化することができる。(請求項1)
本発明において、
前記補強シートの前記表皮材側の端部と前記表皮材の端部とのいずれか一方に凸形面ファスナが設けられるとともに他方に凹形面ファスナが設けられ、
前記凸形面ファスナと凹形面ファスナが係合することで、前記補強シートの前記表皮材側の端部と前記表皮材の端部とが結合していると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
前記凸形面ファスナや凹形面ファスナを表皮材や補強シートに縫製等により容易に固着することができるとともに、表皮材や補強シートの広い範囲を均等に係合させることができて表皮材にシワ等が生じるのを防ぐことができる。また、従来の構造と異なり、本発明の上記構成の面ファスナ(凸形面ファスナ、凹形面ファスナ)は、伸縮可能なクッションパッドに固着した補強シートに設けられているから、クッションパッドが乗員の荷重で弾性変形する時に、面ファスナの位置がクッションパッドと共に柔軟に変更され、面ファスナにシワが生じたり面ファスナが露出したりすることを防ぐことができる。これにより、外観品質を向上させることができる。
さらに、クッションパッドの弾性の作用で、面ファスナに若干の張力がかかった状態で凸形面ファスナと凹形面ファスナを係合させることができ、凸形面ファスナと凹形面ファスナをしっかりと係合させることができる。(請求項2)
本発明において、
前記袋体通過部の両側の前記表皮材の端部同士が互いに縫製され、
前記袋体が膨張展開する力で前記袋体通過部の両側の表皮材の端部同士が離間し縫製糸が破断して、前記袋体が前記袋体通過部の両側の表皮材の端部の間から前記表皮材の外側に膨張展開すると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
サイドエアバッグの袋体が膨張展開すると、袋体が膨張展開する力が補強シートを介して袋体通過部の両側の表皮材の端部に伝達される。そして、この力で袋体通過部の両側の表皮材の端部同士が離間し縫製糸が破断して、袋体が袋体通過部の両側の表皮材の端部間から表皮材の外側に膨張展開する。
前記袋体が膨張展開する力は補強シートを介して表皮材の端部に伝達されるから、前記力で袋体通過部の両側の表皮材の端部同士を円滑に離間させることができ、縫製糸を確実に破断することができる。これにより、袋体を縫製糸に邪魔されることなく表皮材の外側に膨張展開させることができる。
縫製糸は、乗員の着座等の使用による負荷には耐えるが、サイドエアバッグが展開するような大きな荷重が加わった時には、袋体が膨張展開する力によって破断されるように構成することにより、クッションパッドの伸縮により表皮材の袋体通過部が開くことを防止でき、内部のサイドエアバッグが見えてしまうのを防ぐことができて外観品質を向上させることができ、上記のように、サイドエアバッグの袋体をシート外に出すことができる。(請求項3)
本発明において、
前記シートフレームはシートバックフレーム、前記クッションパッドはシートバックパッドであり、
前記シートバックパッドはシート幅方向両端部側のサイド部と両サイド部間のセンター部とから成り、
前記サイド部は前記センター部に対して車両前方側に隆起し、
前記サイド部の裏側に車両前方側に凹む凹部が形成され、
前記凹部に前記サイドエアバッグが収納され、
前記袋体通過部は、前記凹部の車両前方側の凹面と前記サイド部の頂面とにわたってスリットを貫通形成して構成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
前記袋体通過部は、前記凹部の車両前方側の凹面と前記サイド部の頂面とにわたってスリットを貫通形成して構成されているから、袋体通過部を長く形成することができて、サイドエアバッグの袋体の通過距離を長くすることができ、サイドエアバッグの袋体を所望の方向に向かって膨張展開させやすくすることができる。(請求項4)
本発明によれば、
部品点数を少なくすることができ、構造を簡素化することができ、袋体を円滑に膨張させながら展開させることができ、クッションパッドが破損することを補強シートで防止することができ、クッションパッドの破片の飛散を防止することができる自動車用シートを提供することができた。
シートのシートバックのみを分解した部分分解斜視図 シートバックの分解斜視図 (a)はシートバックの横断面図、(b)は図3(c)のY部の分解横断面図、(c)は図3(a)のX部の拡大横断面図、(d)は図3(c)のY部の拡大横断面図
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1に自動車用のフロントシート1を示してある。このフロントシート1は、乗員(着座者)の臀部及び大腿部を受け止め支持するシートクッション2と、乗員の上体(背中)を受け止め支持するシートバック3とから成り、シートバック3の上端部に、乗員の頭部を支持するヘッドレスト4が連結されている。符号Frはフロントシート1の前方側(車両前方側)を示し、Rrは後方側(車両後方側)を示している。
[シートバック3の構造]
図2にも示すように、シートバック3は、円筒状の金属製のパイプ部材3Aと金属板3Bで形成された四角枠状の縦長のシートバックフレーム4(シートフレームに相当)と、発泡ウレタン等のクッション材で形成されてシートバックフレーム4に支持されるシートバックパッド5(クッションパッドに相当)と、シートバックパッド5を覆う表皮材6とを備えている。
また、シートバックフレーム4の縦板状の側部4Sの外面(シート幅方向外側の面)に縦長のサイドエアバッグ7が取り付けられてシートバックフレーム4に支持されている。サイドエアバッグ7はシートバックフレーム4と同様にシートバックパッド5と表皮材6に覆われている(図3参照)。サイドエアバッグ7は、折り畳まれた袋体8と、この袋体8に瞬時にガスを供給するインフレータ9とを備えている。そして、自動車が側面衝突等すると、袋体8にインフレータ9からガスが供給され、袋体8が乗員とサイドドアとの間に瞬時に膨張展開して乗員の側部を保護する。
図2,図3に示すように、シートバックパッド5はシート幅方向両端部側のサイド部10と両サイド部10間のセンター部11とから成り、サイド部10はセンター部11に対して車両前方側Frに隆起して、着座者をシート幅方向(左右方向)で保持できるようになっている。サイド部10の頂部10Tはサイド部10のシート幅方向外側の端部に位置し、サイド部10の車両前方側Frの面10Mはシート幅方向中央側ほど車両後方側Rrに位置するように断面凸の円弧状に傾斜している。
前記サイド部10の裏側には車両前方側Frに凹む凹部12が形成され、この凹部12にサイドエアバッグ7が収納されている。前記凹部12は横断面において前後方向(車両前後方向)に長い長方形状に形成され、凹部12の車両前方側Frの凹面12Fはセンター部11の車両前方側Frの面11Mと車両前後方向でほぼ同一位置に位置している。サイド部10とセンター部11の間には縦溝13が形成され、縦溝13の底部の裏側に埋設されたワイヤー(図示せず)に、表皮材6に設けられた係止部が係止する。
シートバックパッド5は金属製のシートバックフレーム4と接触することから、シートバックフレーム4との接触に起因する磨耗や異音の発生を防ぐために、シートバックパッド5の裏面5Uにフェルト材や不織布などから成る補強シート14が固着されている。
シートバックパッド5の裏面5Uに補強シート14を固着する方法としては、予め発泡型内(成形型内)に補強シート14をセットしておき、ウレタン材の発泡時に液状のウレタン原料を補強シート14に含浸させながら発泡させて一体化する第1の方法や、シートバックパッド5を発泡成形した後に、シートバックパッド5の裏面5Uに補強シート14を接着材などで貼り付ける第2の方法がある。本実施形態の補強シート14はシートバックパッド5の裏面5Uに第1の方法で固着されている。補強シート14がシートバックパッド5の裏面5Uに第2の方法、あるいはその他の方法で固着されていてもよい。
また、膨張展開する前記サイドエアバッグ7の袋体8が押し広げながら通過する袋体通過部15がシートバックパッド5と表皮材6に形成されている。前記袋体通過部15は、前記凹部12の車両前方側Frの凹面12Fとサイド部10の頂面10T1とにわたってスリット16を貫通形成して構成されている。前記スリット16は前方側ほどシート幅方向外側に位置するように傾斜しており、スリット16の上下方向の長さは、袋体8が膨張展開する前の収納状態のサイドエアバッグ7の上下方向の長さよりも短く(少し短く)設定されている。
図3(a)〜図3(d)に示すように、前記シートバックパッド5の裏面5Uに固着された補強シート14が袋体通過部15側に延出している。そして、袋体通過部15の一方の長方形状のスリット面に、前記凹部12の車両前方側Frの凹面12Fから延出した第1補強シート部分14Aが固着されている。また、袋体通過部15の他方の長方形状のスリット面に、凹部12の前記凹面12Fから延出した第2補強シート部分14Bが固着されている。膨張展開するサイドエアバッグ7の袋体8は、第1補強シート部分14Aと第2補強シート部分14Bが互いに離間するように袋体通過部15を押し広げながら通過する。
そして、前記第1補強シート部分14Aの表皮材6側の端部と、この端部に対応する表皮材6の端部とが互いに結合され、前記第2補強シート部分14Bの表皮材6側の端部と、この端部に対応する表皮材6の端部とが互いに結合されて、サイドエアバッグ7の袋体8が膨張展開する力が第1補強シート部分14Aと第2補強シート部分14Bを介して表皮材6の各端部に伝達されるよう構成されている。
すなわち、第1補強シート部分14Aの表皮材6側の端部に第1凸形面ファスナ17A(凹形面ファスナであってもよい)が縫製されるとともに、第1補強シート部分14Aの表皮材6側の端部に対応する表皮材6の端部に第1凹形面ファスナ17B(凸形面ファスナであってもよい)が縫製されている。また、第2補強シート部分14Bの表皮材6側の端部に第2凸形面ファスナ18A(凹形面ファスナであってもよい)が縫製されるとともに、第2補強シート部分14Bの表皮材6側の端部に対応する表皮材6の端部に第2凹形面ファスナ18B(凸形面ファスナであってもよい)が縫製されている。
第1凸形面ファスナ17Aと第1凹形面ファスナ17Bと第2凸形面ファスナ18Aと第2凹形面ファスナ18Bは、それぞれが縫製される前記端部の全長にわたる長さに設定されている。
前記第1凸形面ファスナ17Aと第1凹形面ファスナ17Bが係合することで、第1補強シート部分14Aの表皮材6側の端部と、この端部に対応する表皮材6の端部とが結合し、第2凸形面ファスナ18Aと第2凹形面ファスナ18Bが係合することで、第2補強シート部分14Bの表皮材6側の端部と、この端部に対応する表皮材6の端部とが結合している。
図3(d)に示すように、前記袋体通過部15の両側の表皮材6の左右一対の端部同士は互いに縫製されている。縫製糸19は、乗員の着座等の使用による負荷には耐えるが、サイドエアバッグ7が展開するような大きな荷重が加わった時には、袋体8が膨張展開する力によって破断されるよう構成されている。すなわち、袋体8が膨張展開する力で袋体通過部15の両側の表皮材6の端部同士が離間し縫製糸19が破断して、袋体8が袋体通過部15の両側の表皮材6の端部の間から表皮材6の外側(シートの外側)に膨張展開する。
前記表皮材6をシートバックパッド5に被せる場合、前記第1凸形面ファスナ17Aと第1凹形面ファスナ17Bを係合させて、第1補強シート部分14Aの表皮材6側の端部と、この端部に対応する表皮材6の端部とを結合させ、第2凸形面ファスナ18Aと第2凹形面ファスナ18Bを係合させて、第2補強シート部分14Bの表皮材6側の端部と、この端部に対応する表皮材6の端部とを結合させる。そしてその後、シートバックパッド5に表皮材6を被せて覆う。
上記の構成によれば、
(1) サイドエアバッグ7の袋体8が膨張展開する力が補強シート14を介して表皮材6の端部に伝達されるから、表皮材6の袋体通過部15をシートバックパッド5の袋体通過部15に連動させて広げることができ、エアバッグの袋体8をシートバックパッド5側から表皮材6の端部(展開部)側まで確実に導くことができ、袋体8を円滑に膨張させながら展開させることができる。
(2) シートバックパッド5の裏面5Uとシートバックパッド5の袋体通過部15に補強シート14が固着されているから、サイドエアバッグ7の袋体8が膨張展開した時にシートバックパッド5が破損することを補強シート14で防止することができて、シートバックパッド5の破片の飛散を防止することができる。
(3) モジュールケース(エアバッグケース)が不要で、部品点数を少なくすることができ、構造を簡素化することができる。
(4) 面ファスナ(前記第1凸形面ファスナ17A、第1凹形面ファスナ17B、第2凸形面ファスナ18A、第2凹形面ファスナ18B)を表皮材6や補強シート14に縫製等により容易に固着することができるとともに、表皮材6や補強シート14の広い範囲を均等に係合させることができて表皮材6にシワ等が生じるのを防ぐことができる。
また、従来の構造と異なり、本発明の上記構成の面ファスナは、伸縮可能なシートバックパッド5に固着した補強シート14に設けられているから、シートバックパッド5が乗員の荷重で弾性変形する時に、前記面ファスナの位置がシートバックパッド5と共に柔軟に変更され、前記面ファスナにシワが生じたり面ファスナが露出したりすることを防ぐことができる。これにより、外観品質を向上させることができる。
(5) シートバックパッド5の弾性の作用で、面ファスナに若干の張力がかかった状態で凸形面ファスナと凹形面ファスナを係合させることができ、凸形面ファスナ17A,18Aと凹形面ファスナ17B,18Bをしっかりと係合させることができる。
(6) 縫製糸19は、乗員の着座等の使用による負荷には耐えるが、サイドエアバッグ7が展開するような大きな荷重が加わった時には、袋体8が膨張展開する力によって破断されるように構成されているから、シートバックパッド5の伸縮により表皮材6の袋体通過部15が開くことを防止でき、内部のサイドエアバッグ7が見えてしまうのを防ぐことができて外観品質を向上させることができ、サイドエアバッグ7の袋体8を円滑にシート外に出すことができる。
(7) 前記袋体通過部15は、前記凹部12の車両前方側Frの凹面12Fとサイド部10の頂面10T1とにわたってスリット16を貫通形成して構成されているから、袋体通過部15を長くすることができて、サイドエアバッグ7の袋体8の通過距離を長くすることができ、サイドエアバッグ7の袋体8を所望の方向に向かって膨張展開させやすくすることができる。
前記「凸形面ファスナ」は「雄形面ファスナ」あるいは「フック形面ファスナ」とも称される面ファスナであり、前記「凹形面ファスナ」は「雌形面ファスナ」あるいは「ループ形面ファスナ」とも称される面ファスナである。
4 シートフレーム(シートバックフレーム)
5 クッションパッド(シートバックパッド)
6 表皮材
7 サイドエアバッグ
8 袋体
10 サイド部
10T1 頂面
11 センター部
12 凹部
12F 凹面
14 補強シート
15 袋体通過部
16 スリット
17A 面ファスナ(第1凸形面ファスナ)
18A 面ファスナ(第2凸形面ファスナ)
17B 面ファスナ(第1凹形面ファスナ)
18B 面ファスナ(第2凹形面ファスナ)
19 縫製糸
Fr 車両前方側

Claims (4)

  1. シートフレームと、
    前記シートフレームに支持されるクッションパッドと、
    前記クッションパッドを覆う表皮材と、
    前記シートフレームに支持されるサイドエアバッグとを備え、
    前記クッションパッドの裏面に補強シートが固着され、
    膨張展開する前記サイドエアバッグの袋体が押し広げながら通過する袋体通過部が前記クッションパッドと表皮材に形成されている自動車用シートであって、
    前記クッションパッドの裏面に固着された補強シートが前記袋体通過部側に延出して前記クッションパッドの袋体通過部に固着され、
    前記クッションパッドの袋体通過部に固着された補強シートの前記表皮材側の端部と、この端部に対応する前記表皮材の端部とが互いに結合されて、前記サイドエアバッグの袋体が膨張展開する力が前記補強シートを介して前記表皮材の端部に伝達される自動車用シート。
  2. 前記補強シートの前記表皮材側の端部と前記表皮材の端部とのいずれか一方に凸形面ファスナが設けられるとともに他方に凹形面ファスナが設けられ、
    前記凸形面ファスナと凹形面ファスナが係合することで、前記補強シートの前記表皮材側の端部と前記表皮材の端部とが結合している請求項1記載の自動車用シート。
  3. 前記袋体通過部の両側の前記表皮材の端部同士が互いに縫製され、
    前記袋体が膨張展開する力で前記袋体通過部の両側の表皮材の端部同士が離間し縫製糸が破断して、前記袋体が前記袋体通過部の両側の表皮材の端部の間から前記表皮材の外側に膨張展開する請求項1又は2記載の自動車用シート。
  4. 前記シートフレームはシートバックフレーム、前記クッションパッドはシートバックパッドであり、
    前記シートバックパッドはシート幅方向両端部側のサイド部と両サイド部間のセンター部とから成り、
    前記サイド部は前記センター部に対して車両前方側に隆起し、
    前記サイド部の裏側に車両前方側に凹む凹部が形成され、
    前記凹部に前記サイドエアバッグが収納され、
    前記袋体通過部は、前記凹部の車両前方側の凹面と前記サイド部の頂面とにわたってスリットを貫通形成して構成されている請求項1〜3のいずれか一つに記載の自動車用シート。
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