JP2012024972A - インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、およびプログラム - Google Patents
インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、およびプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ドットが高密度に形成される特定の画像を記録するときに、浸透性の異なるインクを効果的に用いることができるインクジェット記録装置、インクジェット記録方法、およびプログラムを提供すること。
【解決手段】ドットが高密度に形成される文字および線画の内の少なくとも一方の特定画像を記録するときに、その特定画像の外周領域は浸透性が比較的低いインクを用い、その特定画像の内部領域は浸透性が比較高いインクを用いて記録する。
【選択図】図6
【解決手段】ドットが高密度に形成される文字および線画の内の少なくとも一方の特定画像を記録するときに、その特定画像の外周領域は浸透性が比較的低いインクを用い、その特定画像の内部領域は浸透性が比較高いインクを用いて記録する。
【選択図】図6
Description
本発明は、記録媒体上にインクのドットを形成することによって画像を記録するインクジェット記録装置、インクジェット記録方法、およびプログラムに関するものである。
インクジェット記録装置は、インクを吐出可能なインクジェット記録ヘッドを用い、その記録ヘッドから吐出したインクによって記録媒体上にドットを形成することにより、記録媒体上に画像を記録する。その記録媒体上のある記録対象の領域(記録対象領域)を一色でほぼ塗りつぶす場合には、その記録対象領域に、ドットを高密度に形成することになる。そのような場合には、その記録対象領域に大量のインクが吐出されるため、記録対象領域の外の領域(記録対象領域外)にまでインクが滲み、記録対象領域の外形が不明確になるおそれがある。
特許文献1には、記録対象領域の外形を明確化するために、浸透性が相対的に高いインクと、浸透性が相対的に低いインクと、を用いる記録方法が提案されている。浸透性が相対的に高いインクは、記録媒体に比較的浸透しやすいインク(以下、「超浸透インク」ともいう)であり、浸透性が相対的に低いインクは、記録媒体に比較的浸透しにくいインク(以下、「緩浸透インク」ともいう)である。特許文献1に記載の記録方法においては、記録対象領域を外周領域と内部領域とに分け、内部領域には超浸透インクによってドットを形成し、外周領域には緩浸透インクによってドットを形成する。
しかし、写真のような自然画や黒色のグラデーション画像に対して、その外周領域と内部領域とを浸透性の異なるインクを用いて記録するような処理を行った場合には、記録画像の明部と暗部では視覚上の見え方が異なってしまう。これは、画像の明部では緩浸透インクが主に用いられ、一方、画像の暗部では、ドットが集中するために超浸透インクが用いられるからである。特に、画像の中間から暗部にかかる領域において、ドットの固まりが生じる部分では、超浸透インクと緩浸透インクとが混在することとなり、階調の段差の発生、および画像の均一性の低下等によって、画像品位の低下を招くおそれがある。
本発明の目的は、ドットが高密度に形成される特定の画像を記録するときに、浸透性の異なるインクを効果的に用いることができるインクジェット記録装置、インクジェット記録方法、およびプログラムを提供することにある。
本発明のインクジェット記録装置は、記録データに基づいて記録ヘッドからインクを吐出して、記録媒体上にドットを形成することにより画像を記録するインクジェット記録装置において、前記記録ヘッドは、第1のインクと、当該第1のインクと同色系のインクで且つ前記第1のインクよりも浸透性が低い第2のインクと、を吐出可能であり、前記インクジェット記録装置は、文字および線画の特定画像を前記第1および第2のインクを用いて記録記録し、記録前記特定画像以外の画像を前記第2のインクを用いずに第1のインクを用いて記録するための制御手段を備え、前記制御手段は、前記特定画像の外周領域を前記第1のインクは用いずに前記第2のインクによって記録し、前記特定画像の内部領域を前記第2のインクは用いずに前記第1のインクによって記録することを特徴とする。
本発明によれば、文字および線画の特定画像を記録するときに、その特定画像の外周領域は浸透性が比較的低いインクを用い、その特定画像の内部領域は浸透性が比較高いインクを用いて記録する。このように、ドットが高密度に形成される特定画像を記録するときに、浸透性の異なるインクを効果的に用いることにより、その特定画像の外形を明確に記録することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明を適用可能なインクジェット記録装置100の一例を示す要部の斜視図である。6つのインクタンク27〜32は、それぞれエッジ用ブラック、非エッジ用ブラック、エッジ用ブラック、シアン、マゼンタ、黄のインク(Ke、Km、Ke、C、M、Y)を収容している。エッジ用ブラックのインクは、後述するように浸透性が比較的低いインク(第2のインク)であり、非エッジ用ブラックのインクは、後述するように浸透性が比較的高いインク(第1のインク)である。これらのエッジ用ブラックおよび非エッジ用ブラックのインクは、略同一の色相を有する同色系のインクであり、記録媒体上に付与されたときにいずれも黒と認識される。これら6つのインクは、対応する6つの記録ヘッド21〜26のそれぞれに供給される。記録ヘッド21〜26は、インクタンク27〜32から供給されるインクを吐出可能に構成されている。記録ヘッドには、インクを吐出可能なノズルが複数形成されており、これらのノズルは、後述する副走査方向と交差(本例の場合は、直交)する方向に沿って並ぶノズル列を形成する。ノズルは、インクタンクから供給されるインクを吐出エネルギー発生素子を用いて、吐出口から吐出する構成となっている。吐出エネルギー発生素子としては、電気熱変換素子(ヒータ)やピエゾ素子などを用いることができる。電気熱変換素子を用いた場合には、その電気熱変換素子が発生する熱によりインクを発泡させ、その発泡エネルギーを利用して、吐出口からインクを吐出することができる。
図1は、本発明を適用可能なインクジェット記録装置100の一例を示す要部の斜視図である。6つのインクタンク27〜32は、それぞれエッジ用ブラック、非エッジ用ブラック、エッジ用ブラック、シアン、マゼンタ、黄のインク(Ke、Km、Ke、C、M、Y)を収容している。エッジ用ブラックのインクは、後述するように浸透性が比較的低いインク(第2のインク)であり、非エッジ用ブラックのインクは、後述するように浸透性が比較的高いインク(第1のインク)である。これらのエッジ用ブラックおよび非エッジ用ブラックのインクは、略同一の色相を有する同色系のインクであり、記録媒体上に付与されたときにいずれも黒と認識される。これら6つのインクは、対応する6つの記録ヘッド21〜26のそれぞれに供給される。記録ヘッド21〜26は、インクタンク27〜32から供給されるインクを吐出可能に構成されている。記録ヘッドには、インクを吐出可能なノズルが複数形成されており、これらのノズルは、後述する副走査方向と交差(本例の場合は、直交)する方向に沿って並ぶノズル列を形成する。ノズルは、インクタンクから供給されるインクを吐出エネルギー発生素子を用いて、吐出口から吐出する構成となっている。吐出エネルギー発生素子としては、電気熱変換素子(ヒータ)やピエゾ素子などを用いることができる。電気熱変換素子を用いた場合には、その電気熱変換素子が発生する熱によりインクを発泡させ、その発泡エネルギーを利用して、吐出口からインクを吐出することができる。
搬送ローラ13は、補助ローラ14と共に記録媒体(記録用紙)17を挟持しながら回転することにより、記録媒体17を矢印Yの副走査方向に搬送する。給紙ローラ15は、補助ローラ16と共に記録媒体(記録用紙)17を挟持しながら回転することにより、記録媒体17を副走査方向に給紙する。これらのローラ13〜16は、記録媒体17を保持する役割も担っている。キャリッジ18は、インクタンク27〜32および記録ヘッド21〜26を搭載可能であって、これら記録ヘッドおよびインクタンクを搭載したまま、副走査方向と交差(本例の場合は、直交)する矢印Xの主走査方向に移動可能に構成されている。キャリッジ18は、主走査方向に延在する不図示のガイドシャフトなどによって、主走査方向に沿って、矢印X1の往方向と矢印X2の復方向に往復移動可能にガイドされている。キャリッジ18の移動中に記録ヘッドからインクが吐出されることにより、記録媒体に画像が記録される。キャリッジ18は、記録ヘッド21〜26の回復動作時等の非記録動作時には、図中の点線で示すホームポジション位置hに待機するように制御される。
キャリッジ18と共にホームポジションhに待機している記録ヘッド21〜26は、記録開始命令が入力されると、キャリッジ18と共に矢印X1の往方向に移動しつつ、インクを吐出して記録媒体17上に画像を記録(往走査記録)する。この記録ヘッドの1回の移動(走査)によって、記録ヘッドにおける吐出口の配列範囲(ノズル列の形成範囲)に対応した幅の記録領域に対して記録が行われる。キャリッジ18の往方向の1回の走査に伴う記録が終了すると、キャリッジ18は、ホームポジションhへ向かって矢印X2の復方向に移動し、その移動中に、記録ヘッドがインクヲ吐出することにより記録媒体17上に画像を記録(復走査記録)する。往走査記録が終了してから、復走査記録を開始する前には、搬送ローラ13が回転して、記録媒体17を矢印Yの副走査方向へ所定量搬送する。このように、記録ヘッドによる記録動作と、記録媒体の搬送動作と、を繰り返すことにより、記録媒体17上に画像の順次記録する。記録ヘッドからインクを吐出する記録動作は、後述する制御手段によって制御される。
インクタンク27〜32と記録ヘッド21〜26は、それぞれ分離可能にキャリッジ18に搭載することができる。しかし、インクタンク27〜32と記録ヘッド21〜26とを一体化したカートリッジを用い、そのカートリッジをキャリッジに搭載する形態を採用してもよい。さらに、1つの記録ヘッドに、複数色のインクを吐出可能な複数のノズル列が形成された複数色一体型の記録ヘッドを用い、その記録ヘッドをキャリッジに搭載する形態を採用してもよい。
図2は、図1のインクジェット記録装置100の制御系のブロック構成図である。インクジェット記録装置100は、インターフェイス40を介して、ホスト装置としてのホストコンピュータ(以下、「ホストPC」という)110等のデータ供給装置に接続されている。データ供給装置から送信される各種データ、および記録に関連する制御信号等は、インクジェット記録装置100の記録制御部47に入力される。記録制御部47は、インターフェイス40を介して入力された制御信号にしたがって、後述のモータドライバ43,44およびヘッドドライバ45を制御する。また、記録制御部47は、入力される画像データの処理、および後述のヘッド種別信号発生回路46より入力される信号の処理を行う。41は、記録媒体17を搬送させるための搬送ローラ13を回転させる搬送モータである。42は、記録ヘッド21〜26を搭載するキャリッジ18を往復移動させるためのキャリッジモータである。43,44は、搬送モータ41,キャリッジモータ42をそれぞれ駆動するためのモータドライバである。45は、記録ヘッド21〜26を駆動するためのヘッドドライバであり、記録ヘッドの数に対応して複数設けられている。また、46はヘッド種別信号発生回路であり、キャリッジ18に搭載されている記録ヘッド21〜26の種類や数を示す信号を記録制御部47に供給する。
図3は、インクジェット記録装置とホストPCとで構成される画像処理システムにおいて、画像データの処理系の機能ブロック図である。インクジェット記録装置100の記録制御部47は、プリンタドライバがインストールされたホストPC110から、インターフェイス40を介して転送されるデータを処理する。
ホストPC110は、アプリケーションから入力画像データD1を受け取る。この入力画像データD1は、後述する画像構成要素の種類に関する情報(画像の属性情報)関する情報を含んでいる。まず、受け取った入力画像データD1に対して、1200dpiの解像度でレンダリング処理51をすることにより、記録用の多値のRGBデータD2を生成する。本実施形態では、RGBデータD2は256値のデータである。一方、入力画像データD1に基づいて、記録すべき画像内に含まれる複数種の画像構成要素を判別するためのオブジェクト判別処理52を行う。本例の場合は、属性情報に基づいて、記録すべき画像が文字、線画、および純黒の画像であるか否かを判別する。純黒の画像は、R=0,G=0,B=0で、Kの値が最大の画像である。本例では、文字、線画および純黒の画像は、「特定画像」ともいう。オブジェクト判別処理52により判別された文字データD10、線画データD20、純黒データD30のそれぞれに対して、レンダリング処理53,54,55を施す。これにより、解像度1200dpiの2値の文字オブジェクトデータD11、2値の線画オブジェクトデータD21、および2値の純黒オブジェクトデータD31が生成される。以上のように生成された多値のRGBデータD2、および2値のオブジェクトデータD11,D21,D31は、記録制御部47に転送される。以下においては、文字の属性情報が付与された文字データD10、線画の属性情報が付与された線画データD20、および純黒データD30のそれぞれを「属性データ」、他の入力画像データを「無属性データ」ともいう。
記録制御部47は、多値のRGBデータD2を多値(256値)のKCMYデータD3に変換するための色変換処理61を行う。次いで、量子化処理(例えば、誤差拡散処理)62によって、多値(256値)のKCMYデータD3を量子化(2値化)する。これにより、解像度1200dpiの2値のKCMYデータD4が生成される。一方、記録制御部47に転送された2値のオブジェクトデータD11,D21,D31のそれぞれに対して、非エッジ部検出処理63,64,65を行う。これにより、エッジ部に関する2値のデータD12,D22,D32と、非エッジ部に関する2値のデータD13,D23,D33が生成される。データD12は文字のエッジ部データ、データD13は文字の非エッジ部のデータ、データD22は線画のエッジ部データ、データD23は線画の非エッジ部のデータ、データD32は純黒のエッジ部データ、データD33は純黒の非エッジ部のデータである。
2値のデータD4,D12,D13,D22,D23,D32,D33の内のK(ブラック)に関するデータに対しては、後述するK(ブラック)に関してのオブジェクト別データ処理が施される。このように処理されたインク色毎の記録データに基づいて、ヘッドドライバ45が記録ヘッド21〜24を制御して、各色のインクによって画像を記録する。
図4は、Kに関してのオブジェクト別データ処理を説明するためのフローチャートである。このオブジェクト別データ処理は、2値のデータD12,D13,D22,D23,D32,D33と、2値のKCMYデータD4の内のKデータと、を処理対象とする。
まず、処理対象のデータの内、着目画素のデータ(画像データ)が文字のエッジ部のデータ(エッジデータ)、線画のエッジデータ、または純黒のエッジデータのいずれかであるか否かを判定する(ステップS1)。文字、線画、および純黒のいずれのエッジデータでもないと判定されたデータに関しては、それが文字の非エッジ部のデータ(非エッジデータ)、線画の非エッジデータ、または純黒の非エッジデータのいずれかであるか否かを判定する(ステップS2)。このように文字、線画、および純黒のいずれかの非エッジデータと判定されたデータに対して、後述するように、間引きマスクを用いる間引き処理を施す。これにより、Kの文字、線画、および純黒の非エッジ部の間引きデータを生成する(ステップS3)。一方、注目画素のデータが属性データ(文字データ、線画データ、純黒データ)でないと判断された場合(S1でNo且つS2でNo)、S2からS5へと進む。このデータは多値のKデータにおいてその値が最大とならないデータであって、2値のKCMYデータD4の内のKデータに該当する。このようなデータの一例としては、写真やコンピュータグラフィックに含まれるKデータである。
ステップS1において、文字、線画、または純黒のエッジデータと判定された画像データは、Kの文字,線画,および純黒のエッジデータが合成される(ステップS4)。ステップS3およびS4にて生成されデータと、ステップS2において文字、線画、および純黒のいずれの非エッジデータではないと判定されたデータ(2値のKCMYデータD4の内のKデータ)は、Kの記録データを生成するように合成される(ステップS5)。
このように生成されたKの記録データに基づいて、後述するように、エッジ用黒、非エッジ用黒、エッジ用黒のインクを吐出する記録ヘッド21,22,23からブラックインクを吐出する。
図5は、入力画像データD1からオブジェクト別データ処理によってKの記録データが生成されるまでの処理の概略を説明するための図である。入力画像D1が入力されると、オブジェクト判別処理52によって、入力画像データD1に含まれる属性データが判別される。同図(a)は、入力画像データD1に対するオブジェクト判別処理52の判定結果を図示しており、入力画像データD1には、文字データD10、線画データD20、純黒データD30が含まれている。また、エッジ部検出処理63〜65により、文字データD10、線画データD20、純黒データD30はそれぞれ、エッジ部データと非エッジ部データとに判別される。
次に、オブジェクト別データ処理66では、属性データは、S1およびS2を経ることにより、エッジ部に関するデータD12,D22,D32(図5(b))と、非エッジ部に関するデータD13,D23,D33(図5(c))とに分けられる。図5(c)に示す非エッジ部に関するデータD13,D23,D33に対して、図4のS3において間引き処理が行われて、間引きデータD14,D24,D34が生成される(図5(d))。本例の間引きデータは、間引きマスクを用いて非エッジ部データを50%間引くことによって生成される。
そして、このようにして生成された非エッジ部の間引きデータは、図4のS5においてエッジデータと合成され、Kの記録データが生成される。尚、入力画像データD1に特定画像以外の画像(2値のKCMYデータD4の内のKデータD41)が含まれる場合には、このタイミングでデータD41も合成される。そして、Kの記録データに基づいて記録ヘッドが駆動され記録が行われる。
画像データからのエッジデータの抽出、および非エッジデータ生成方法は、当該事業者らにおいては周知であるため、ここでは説明を省略する。また本例では、入力データを多値のRGBデータD2とした。しかし、入力データを多値のCMYKデータ、または2値のCMYKデータなどとしてもよく、この場合にも同様の効果を得ることができる。
図6(a)は、記録ヘッド21〜26の内のブラックインクに関する3つの記録ヘッド21,22,23を示し、これらは、前述したKの記録データに基づいてインクを吐出する。記録ヘッド21および23から吐出されるエッジ用の黒インクは緩浸透インクであり、記録ヘッド22から吐出される非エッジ用の黒インクは超浸透インクである。記録ヘッドを矢印X2の復方向に走査させる場合には、記録ヘッド22,23を用いる。すなわち、図6(b)のように、まずは、画像の内部領域(非エッジデータによる記録領域、および無属性データによる記録領域)を記録ヘッド22から吐出する超浸透インクにより記録する。その後、画像の外周領域(エッジデータによる記録領域)を記録ヘッド23から吐出する緩浸透インクにより記録する。一方、記録ヘッドを矢印X1の往方向に走査させる場合には、記録ヘッド21,22を用いる。すなわち、図6(c)のように、まずは、内部領域(非エッジデータによる記録領域、および無属性データによる記録領域)を記録ヘッド22から吐出する超浸透インクにより記録する。その後、外周領域(エッジデータによる記録領域)を記録ヘッド21から吐出する緩浸透インクにより記録する。一方、特定画像以外の画像に対しては、記録ヘッド22から吐出する超浸透インクにより記録し、滲みのない高品位の画像を記録することができる。尚、以上の説明では、文字、線画、純黒画像を「特定画像」とし、これらにエッジ処理を行うようにした。しかし、純黒画像は写真やグラフィック中のKの値が最大となるの領域(画素領域)であり、写真やグラフィック中のこの領域だけエッジ処理を行うと、画像の均一性の低下を招くおそれがある。そのため、文字、線画のみを「特定画像」としてエッジ処理するようにしてもよい。
以上のとおり、ドットが高密度に形成される特定画像(文字、線画)を記録するときには、浸透性の異なるインクを効果的に用いることにより、その特定画像の外形を明確に記録することができる。また一方で、写真、グラフィック等の画像に対しては、Kの値が最大となる画素領域(純黒)にのみエッジ処理を行うか、または全くエッジ処理を行わないため、階調の段差の発生などの影響を軽減することが可能となる。 属性データによる記録領域との関連において、外周領域は、その属性データによる記録領域に含まれ、かつドットが形成されない不記録領域と接し、内部領域は、その属性データによる記録領域に含まれ、かつ外周領域と接する。
本例において使用する超浸透インクおよび緩浸透インクの組成は、次の通りである。なお、各成分の割合は質量部で示したものである(各成分の合計は100質量部)。
(超浸透インク)
顔料分散液 50質量部
グリセリン 6質量部
ジエチレングリコール 5質量部
アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1質量部
水 残部
顔料分散液 50質量部
グリセリン 6質量部
ジエチレングリコール 5質量部
アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1質量部
水 残部
(緩浸透インク)
顔料分散液 50質量部
グリセリン 6質量部
ジエチレングリコール 5質量部
アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 0.1質量部
水 残部
また、上記顔料分散液次のようにして得た。
顔料分散液 50質量部
グリセリン 6質量部
ジエチレングリコール 5質量部
アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 0.1質量部
水 残部
また、上記顔料分散液次のようにして得た。
[顔料分散液]
表面積が230m2/gでDBP吸油量が70ml/100gのカーボンブラック10gと、p−アミノ安息香酸3.41gと、を水72gによく混合した後、これに硝酸1.62gを滴下して70℃で攪拌した。数分後、5gの水に1.07gの亜硝酸ナトリウムを溶かした溶液を加え、更に1時間攪拌した。得られたスラリーを東洋濾紙No.2(アドバンティス社製)でろ過し、顔料粒子を十分に水洗し、90℃のオーブンで乾燥させた後、この顔料に水を足して顔料濃度10質量%の顔料水溶液を作成した。以上の方法により、表面にフェニル基を介して親水性基が結合して、アニオン性に帯電した自己分散型カーボンブラックが分散された顔料分散液を得た。
表面積が230m2/gでDBP吸油量が70ml/100gのカーボンブラック10gと、p−アミノ安息香酸3.41gと、を水72gによく混合した後、これに硝酸1.62gを滴下して70℃で攪拌した。数分後、5gの水に1.07gの亜硝酸ナトリウムを溶かした溶液を加え、更に1時間攪拌した。得られたスラリーを東洋濾紙No.2(アドバンティス社製)でろ過し、顔料粒子を十分に水洗し、90℃のオーブンで乾燥させた後、この顔料に水を足して顔料濃度10質量%の顔料水溶液を作成した。以上の方法により、表面にフェニル基を介して親水性基が結合して、アニオン性に帯電した自己分散型カーボンブラックが分散された顔料分散液を得た。
本例においては、アセチレノールEH(商品名;川研ファインケミカル社製)(エチレンオキサイド−2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール(ethylene oxide−2,4,7,9−tetramethyl−5−decyne−4,7−diol))という界面活性剤によって、超浸透インクと緩浸透インクの浸透性を相対的に変化させている。しかし、他の溶剤によって浸透性を変化させてもよい。
インクの組成は、記録装置の型式や記録媒体の種類などによって選択すべきである。上記組成は一例であり、本発明は、同一色相であって、相対的な浸透性が異なる2つのインクを用いることができればよい。
緩浸透インクによる記録領域は、超浸透インクによる記録領域と比較して、記録媒体上に露出する顔料分散体が多いため耐擦過性や耐マーカー性は劣る。そのため、緩浸透インクの顔料分散液重量比を超浸透性インクよりも少なくして、記録媒体上に露出する顔料分散体を減らすことにより、耐擦過性能と耐マーカー性を向上させることができる。超浸透インクに対する緩浸透インクの顔料分散液の重量比低減の程度は、記録装置の型式などに応じて調整すればよい。
本例で用いた色材は自己分散型顔料と称されるものであり、顔料粒子に親水基が付いている。一方、樹脂分散型顔料と称される色材は、顔料粒子に樹脂が付いており、その樹脂の親水基が水溶性を発揮する。発明者らの実験では、樹脂分散型顔料を用いた場合でも発明の効果は得られたが、自己分散型顔料を使用した場合にはより望ましい効果が得られた。
以上のように、画像構成要素の種類に関する情報(属性データ)に基づいて、超浸透性インクと緩浸透インクを選択的に用いる。すなわち、エッジ処理によって、文字、線画、純黒の画像の内部領域(非エッジ部)を浸透速度が速いインクを用いて記録することにより、耐擦過性や耐マーカー性を向上させることができる。さらに、画像の外周領域(エッジ部)は浸透速度が遅いインクを用いて記録することにより、画像端部のシャープネスを向上させることができ、文字品位や線品位が向上する。また、内部領域(非エッジ部)の記録データが間引かれることにより、記録媒体上でブリードやフェザリングを発生させずに、高品位の画像を記録することができる。さらに無属性データによって記録される写真のような自然画や黒色のグラデーション画像などにおいては、超浸透インクのみを使用することによって、画像品位を低下させることなく記録媒体に画像を記録することができる。
また、オブジェクト判別処理52などのホストPC110の機能は、それらの全て、または一部を記録装置100の記録制御部47に持たせてもよい。ホストPC110と記録装置100は記録システムとして機能してもよく、図3の種々の処理部はホストPC110と記録装置100に分けて備えることができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態においては、属性データの非エッジ部に対して、間引きマスクを用いて間引き処理(ステップS3)を行った。本実施形態では、その間引き処理における間引き率を記録媒体の浸透性に応じて変更する。そのために、記録媒体の浸透性に応じて間引きマスクを変更する。
第1の実施形態においては、属性データの非エッジ部に対して、間引きマスクを用いて間引き処理(ステップS3)を行った。本実施形態では、その間引き処理における間引き率を記録媒体の浸透性に応じて変更する。そのために、記録媒体の浸透性に応じて間引きマスクを変更する。
記録媒体の種類に応じて間引きマスクを変更する理由は、記録媒体として、インク吸収特性がさまざまなものが上市されているためである。本発明者らによる動的浸透性テスター(EMCO社製)を用いての実験の結果、記録媒体としての普通紙は、インクの浸透性に応じて概ね3つのタイプに分類することができた。浸透性の高い記録媒体は、インクの吸収が速やかであるため、ブリードやフェザリングの発生が少ない。一方、浸透率の低い記録媒体は、インクの吸収が緩やかであるため、ブリードやフェザリングが発生しやすい傾向にある。
記録媒体の浸透性に関するデータ(浸透性属性データ)は、ユーザ指示により、ホストPC110上のプリンタドライバから、インターフェイス40を介して記録制御部47に入力される。図4のステップS2において、属性データ(文字、線画、純黒データ)の非エッジ部と判定された画像データは、ステップS3において間引き処理される。その間引き処理における間引き率は、記録媒体の浸透性に応じて予め設定されている。本例においては、浸透率の高い記録媒体の群をA、それが中間の群をB、それが低い群をCとした。A群の記録媒体を用いた場合の間引き率は0%(間引かない)、B群の場合は25%、C群の場合は50%とした(A=0%(間引かない)、B=25%、C=50%)。
図7は、本実施形態において、入力画像データD1からオブジェクト別データ処理によってKの記録データが生成されるまでの処理の概略を説明するための図である。同図は、文字、線画、および純黒の画像の非エッジ部に対する間引き処理において、浸透性属性データとしてC=50%が選択されたときの説明図である。
図7(a)は、入力画像D1を図示しており、この入力画像D1には文字データD10、線画データD20、純黒データD30、および無属性データ(2値のKCMYデータD4の内のKデータD41)が含まれている。入力画像データD1は、オブジェクト判別処理52によって、入力画像データD1に含まれる属性データが判別され、同図(b)のように、文字データD10、線画データD20、純黒データD30が判別される。また、これら属性データは、エッジ部検出処理63〜65により、エッジ部データと非エッジ部データとに判別される。
次に、オブジェクト別データ処理66では、属性データは、S1およびS2を経ることにより、エッジ部に関するデータD12,D22,D32(図7(c))と、非エッジ部に関するデータD13,D23,D33とに分けて生成される。非エッジ部のデータは、図7(b)のデータと、図7(c)のデータと、の否定論理積によって得ることができる。この非エッジ部のデータは、間引き率50%のマスクとの論理積をとる間引き処理(ステップS3)が行われて、間引きデータD14,D24,D34が得られる(図7(d))。図7(e)は、無属性データである2値のKデータD41を示している。
そして、このようにして生成されたエッジ部のデータ、非エッジ部の間引きデータ、および無属性データである2値のKデータD41は合成生成され(ステップS5)、このKの記録データに基づいて記録ヘッドが駆動され記録が実行される。具体的には、記録データのうち、図7(c)のエッジデータが緩浸透インクによって記録され、図7(f)のデータが超浸透インクによって記録される。 この非エッジデータと、間引き率50%のマスクと、の論理積をとる間引き処理(ステップS3)によって、図7(d)のデータ34a,34b,34c)が得られる。図7(e)は、無属性データである2値のKデータD41である。図7(f)は、図7(d)のデータと、図7(e)のデータD41と、の論理和をとったデータである。
本実施形態においては、使用する記録媒体の浸透性をユーザがドライバ上で選択することにより、記録媒体の浸透性に適した非エッジデータの間引き処理(間引き率が異なる間引き処理)を行う。これにより、記録媒体上でのブリードやフェザリングの発生を抑えて、高品位の画像を記録することができる。なお、記録媒体の情報を取得する方法は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、発光素子と受光素子とから成る光学センサを記録装置に設けて、記録媒体の正反射光や拡散反射光に基づいて記録媒体の種類を判別し、その判別結果から記録媒体の浸透性を推定するようにしてもよい。
(第3の実施形態)
前述した第1および第2の実施形態1,2においては、マスクを用いて属性データの非エッジデータを間引き処理した後に、その間引かれた非エッジデータを超浸透性インクのみによって記録した。本実施形態では、非エッジデータを記録するために、超浸透性インクのみならず緩浸透インクをも用いる。
前述した第1および第2の実施形態1,2においては、マスクを用いて属性データの非エッジデータを間引き処理した後に、その間引かれた非エッジデータを超浸透性インクのみによって記録した。本実施形態では、非エッジデータを記録するために、超浸透性インクのみならず緩浸透インクをも用いる。
本例においては、図7(d)のような間引き率50%の非エッジデータとは別に、間引き率が25%のマスクを用いる間引き処理(ステップS3)によって、図8(a)のような間引き率20%の非エッジデータを生成する。図8(b)は、図8(a)の非エッジデータと図6(c)のエッジデータとの論理和をとったデータである。
図9(a)は、記録ヘッド21〜26の内のブラックインクに関する3つの記録ヘッド21,22,23を示す。前述したように、記録ヘッド21および23から吐出されるエッジ用の黒インクは緩浸透インクであり、記録ヘッド22から吐出される非エッジ用の黒インクは超浸透インクである。図9(b)は、復方向の走査時における記録ヘッド21〜23からのインクの吐出順序の説明図であり、図9(c)は、往方向の走査時における記録ヘッド21〜23からのインクの吐出順序の説明図である。
復方向の走査時には、図9(b)のように、まず、図8(b)のデータによって記録ヘッド21から緩浸透インクを吐出して、外周領域(エッジ部)および内部領域(非エッジ部)を記録する。次に、図8(a)のデータによって記録ヘッド22から超浸透インクを吐出して、内部領域(非エッジ部)にのみを記録する。その後、図7(c)のデータによって記録ヘッド23から緩浸透インクを吐出して、外周領域(エッジ部)にのみを記録する。
一方、往方向の走査時には、図9(c)のように、まず、図8(b)のデータによって記録ヘッド23から緩浸透インクを吐出して、外周領域(エッジ部)および内部領域(非エッジ部)を記録する。次に、図8(a)のデータによって記録ヘッド22から超浸透インクを吐出して、内部領域(非エッジ部)にのみを記録する。その後、図7(c)のデータによって記録ヘッド21から緩浸透インクを吐出して、外周領域(エッジ部)にのみを記録する。
このような往方向および復方向の走査時に、記録ヘッド22から吐出された超浸透インクは、それよりも先行して記録媒体17に付与されている緩浸透インクの上に付与される。緩浸透インクは、浸透しにくいインクであって浸透速度が遅いため、記録ヘッド22から吐出される超浸透インクが記録媒体17の表面に着弾するまで、記録媒体の表面に留まっている。そのため、緩浸透インクと超浸透インクとが記録媒体の表面上で混合することになり、両者の浸透速度が平均化されて、緩浸透インクのみで記録した領域よりはインクの浸透速度が速くなる。このように、浸透速度が速いインク(緩浸透インクと超浸透インクとの混合インク)によって、画像の内部領域(非エッジ部)を記録することにより、耐擦過性や耐マーカー性を向上させることができる。
往方向および復方向の走査時において、最後続の記録ヘッド(往方向の走査時は記録ヘッド21、復方向の記録時は記録ヘッド23)から吐出される緩浸透インクは、それよりも先に記録媒体状に着弾している緩浸透インクの上に着弾する。緩浸透インクは、浸透しにくいインクであって浸透速度が遅いため、その緩浸透インクが最後続の記録ヘッドから吐出されて記録媒体の表面に着弾するまでは、それよりも先に着弾している緩浸透インクが記録媒体の表面に留まっている。先に着弾した緩浸透インクと、後に着弾した緩浸透インクと、が記録媒体の表面で混合しても浸透速度は速くはならない。このように、画像の外周領域(エッジ部)を浸透速度が遅いインクによって記録することにより、画像端部のシャープネスを向上させて、文字や線の記録画像の品位を向上させることができる。
なお、本例では、内部領域(非エッジ部)に対しては、最後続の記録ヘッド(往方向の走査時は記録ヘッド21、復方向の記録時は記録ヘッド23)から緩浸透インクを吐出しないが、それを吐出してもよい。その場合には、内部領域の光学濃度が上がるものの、耐擦過性や耐マーカー性が若干低下するおそれがある。最後続の記録ヘッドからインクを付与するか否かは、記録装置毎に設定することができる。先行の記録ヘッド(往方向の走査時は記録ヘッド23、復方向の記録時は記録ヘッド21)から吐出する緩浸透インクによって記録される内部領域の記録率は、超浸透インクで記録される内部領域の記録率以下であることが望ましい。記録率は、単位記録領域に対するインクの付与量に相当し、記録データの間引き率に対応する。
本実施形態の場合は、内部領域において超浸透インクと緩浸透インクとを記録媒体上で混合することにより、記録濃度の向上を図りながら、記録媒体上でのブリードやフェザリングの発生を抑えて、高品位の画像を記録することができる。
(他の実施形態)
前述した実施形態においては、浸透性が比較的高いインク(第1のインク)および浸透性が比較的低いインク(第2のインク)として、ブラックのインクを用いた。しかし、このような第1および第2のインクはブラックインクのみに特定されず、略同一色相を有する同色系のインクであればよい。所定の色の文字および線図の内の少なくとも一方を特定画像として、その特定画像を浸透性の異なる第1および第2のインクによって記録することができる。また、第1のインクの色材濃度は、第2のインクの色材濃度よりも高くてもよい。
前述した実施形態においては、浸透性が比較的高いインク(第1のインク)および浸透性が比較的低いインク(第2のインク)として、ブラックのインクを用いた。しかし、このような第1および第2のインクはブラックインクのみに特定されず、略同一色相を有する同色系のインクであればよい。所定の色の文字および線図の内の少なくとも一方を特定画像として、その特定画像を浸透性の異なる第1および第2のインクによって記録することができる。また、第1のインクの色材濃度は、第2のインクの色材濃度よりも高くてもよい。
前述した実施形態の機能は、コンピュータがプログラムを実行することにより実現することができ、そのプログラムおよびそのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
17 記録媒体
21〜26 記録ヘッド
47 記録制御部
100 記録装置
110 ホストPC(ホスト装置)
21〜26 記録ヘッド
47 記録制御部
100 記録装置
110 ホストPC(ホスト装置)
Claims (11)
- 記録データに基づいて記録ヘッドからインクを吐出して、記録媒体上にドットを形成することにより画像を記録するインクジェット記録装置において、
前記記録ヘッドは、第1のインクと、当該第1のインクと同色系のインクで且つ前記第1のインクよりも浸透性が低い第2のインクと、を吐出可能であり、
前記インクジェット記録装置は、文字および線画により構成される特定画像を前記第1および第2のインクを用いて記録し、前記特定画像以外の画像を前記第2のインクを用いずに第1のインクを用いて記録するための制御手段を備え、
前記制御手段は、前記特定画像の外周領域を前記第1のインクは用いずに前記第2のインクによって記録し、前記特定画像の内部領域を前記第2のインクは用いずに前記第1のインクによって記録する
ことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記内部領域に対応する記録データを間引くための間引き手段を備え、
前記制御手段は、前記間引き手段によって間引かれた記録データに基づいて、前記内部領域を記録することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 前記間引き手段は、前記記録媒体対するインクの浸透性に応じた間引き率によって、前記内部領域に対応する記録データを間引くことを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録データに付与された前記特定画像に関する属性情報を判別するための判別手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記特定画像に関する属性情報が付与された前記記録データに基づいて、前記特定画像を記録する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。 - 前記制御手段は、前記第1のインクによって前記内部領域を記録した後に、前記第2のインクによって前記外周領域を記録することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 前記第1および第2のインクは、ブラックのインクであり、
前記特定画像は、R=0,G=0,B=0の画像を含む
ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のインクジェット記録装置。 - 前記第1のインクの色材濃度は、前記第2のインクの色材濃度よりも高いことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 記録データに基づいて記録ヘッドからインクを吐出して、記録媒体上にドットを形成することにより画像を記録するインクジェット記録装置において、
前記記録ヘッドは、第1のインクと、当該第1のインクと同色系のインクで且つ前記第1のインクよりも浸透性が低い第2のインクと、を吐出可能であり、
前記インクジェット記録装置は、文字および線画の特定画像を前記第1および第2のインクを用いて記録し、記録前記特定画像以外の画像を前記第2のインクを用いずに第1のインクを用いて記録するための制御手段を備え、
前記制御手段は、前記特定画像の外周領域を前記第1のインクは用いずに前記第2のインクによって記録し、前記特定画像の内部領域を前記第1のインクおよび前記第2のインクによって記録し、
前記内部領域における前記第2のインクの記録率は、前記内部領域における前記第1のインクの記録率以下である
ことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 記録データに基づいて記録ヘッドからインクを吐出して、記録媒体上にドットを形成することにより画像を記録するインクジェット記録方法において、
前記記録ヘッドは、第1のインクと、当該第1のインクと同色系のインクで且つ前記第1のインクよりも浸透性が低い第2のインクと、を吐出可能であり、
前記インクジェット記録方法は、文字および線画の特定画像を前記第1および第2のインクを用いて記録記録し、記録前記特定画像以外の画像を前記第2のインクを用いずに第1のインクを用いて記録するための制御工程を含み、
前記制御工程では、前記特定画像の外周領域を前記第1のインクは用いずに前記第2のインクによって記録し、前記特定画像の内部領域を前記第2のインクは用いずに前記第1のインクによって記録する
ことを特徴とするインクジェット記録方法。 - 記録データに基づいて記録ヘッドからインクを吐出して、記録媒体上にドットを形成することにより画像を記録するインクジェット記録方法において、
前記記録ヘッドは、第1のインクと、当該第1のインクと同色系のインクで且つ前記第1のインクよりも浸透性が低い第2のインクと、を吐出可能であり、
前記インクジェット記録装置は、文字および線画の特定画像を前記第1および第2のインクを用いて記録記録し、記録前記特定画像以外の画像を前記第2のインクを用いずに第1のインクを用いて記録するための制御工程を含み、
前記制御工程では、前記特定画像の外周領域を前記第1のインクは用いずに前記第2のインクによって記録し、前記特定画像の内部領域を前記第1のインクおよび前記第2のインクによって記録し、
前記内部領域における前記第2のインクの記録率は、前記内部領域における前記第1のインクの記録率以下である
ことを特徴とするインクジェット記録方法。 - 請求項9または10に記載のインクジェット記録方法の前記制御工程をコンピュータにより実行させるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010163893A JP2012024972A (ja) | 2010-07-21 | 2010-07-21 | インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、およびプログラム |
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JP2010163893A Pending JP2012024972A (ja) | 2010-07-21 | 2010-07-21 | インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、およびプログラム |
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