JP2012022990A - コネクタ - Google Patents

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Hisanori Yamamoto
寿典 山本
Hideki Honma
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Abstract

【課題】ハウジングに付勢手段を介して組み付けられたスライダを押圧する係止アームの変形を抑えることのできるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタは、イニシエータ1とハウジング2とを備えている。イニシエータ1のシャント4には、係止アーム41が備えられている。ハウジング2がハウジング本体に備えた端子収容部には、バネ84を介してスライダ8が組み付けられている。イニシエータ1に対するハウジング2の装着時、係止アーム41は、ハウジング2に乗り上げた後でスライダ8のアーム受部82Bに当接し、バネ84の付勢に抗してスライダ8を押圧した後、復元して端子収容部に係止する。係止アーム41と当接するスライダ8の端面には、係止アーム41の復元方向に係止アーム41を案内するテーパ822が設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、ハウジングに付勢手段を介して組み付けられたスライダを、イニシエータがシャントに備える係止アームで押圧するコネクタに関する。
この種のコネクタは、下記の特許文献1,2に開示されている。特許文献1,2に開示されたコネクタでは、雌ハウジングに圧縮コイルばねを介してスライダが組み付けられ、雄ハウジングにロックアームが設けられている。両コネクタの嵌合途中では、雌ハウジングの張出部に乗り上げたロックアームがスライダに係合し、スライダが圧縮コイルばねを圧縮する。両コネクタが完全嵌合すると、張出部を通過したロックアームとスライダとの係合が解け、圧縮コイルばねの圧縮も解かれる。
特開2002−246110号公報 特開2002−324625号公報
上記従来のコネクタでは、スライダに当接した係止アームが過大に変位して変形し、正規位置で係合できなくなることがあった。このため、係止アームによる係合が解けて、イニシエータからハウジングが脱落し易くなる虞があった。
本発明は斯かる課題に鑑みてなされたもので、ハウジングに付勢手段を介して組み付けられたスライダを押圧する係止アームの変位を抑えることのできるコネクタを提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明のコネクタは、イニシエータがシャントに備えた係止アームを、ハウジングに付勢手段を介して組み付けられたスライダに当接させ、前記付勢手段の付勢に抗して前記スライダを押圧した後、前記係止アームを復元させて前記スライダへの押圧を解き、前記ハウジングに係止させるコネクタであって、前記スライダには、前記係止アームの復元方向に前記係止アームを案内するテーパが設けられていることを特徴とする。
また、本発明のコネクタは、イニシエータがシャントに備えた係止アームを、ハウジングに付勢手段を介して組み付けられたスライダに当接させ、前記付勢手段の付勢に抗して前記スライダを押圧した後、前記係止アームを復元させて前記スライダへの押圧を解き、前記ハウジングに係止させるコネクタであって、前記スライダには、前記スライダに当接した前記係止アームの過大変位を規制する変位規制部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明のコネクタは、イニシエータがシャントに備えた係止アームを、ハウジングに付勢手段を介して組み付けられたスライダに当接させ、前記付勢手段の付勢に抗して前記スライダを押圧した後、前記係止アームを復元させて前記スライダへの押圧を解き、前記ハウジングに係止させるコネクタであって、前記イニシエータには、前記スライダに当接した前記係止アームの過大変位を規制する変位規制部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明のコネクタは、イニシエータがシャントに備えた係止アームを、ハウジングに付勢手段を介して組み付けられたスライダに当接させ、前記付勢手段の付勢に抗して前記スライダを押圧した後、前記係止アームを復元させて前記スライダへの押圧を解き、前記ハウジングに係止させるコネクタであって、前記イニシエータは、前記スライダに当接した前記係止アームの過大変位を規制する変位規制部を前記シャントを収容した本体に備え、前記変位規制部は、前記シャントが備える係止片を係止するために前記本体の内周壁に備えられた係止凹部よりも、前記本体の開口端側に位置する前記内周壁から構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、係止アームの過大変位を規制して係止アームの変形を抑え、係止アームが正規位置で係合できなくなるのを防止することが出来る。
本発明の第1の実施形態のコネクタを上方から見た斜視図であり、イニシエータに対するハウジングの組付前を示している。 コネクタを上方から見た分解斜視図である。 ハウジングが備えるスライダを示す図であり、(a)は後方から見た斜視図,(b)は背面図,(c)は(b)のB−B矢視断面図,(d)はのA−A矢視断面図である。 イニシエータに対するハウジングの組付動作を示す第1の図であり、(a)は右側面図,(b)は(a)のC−C矢視断面図である。 イニシエータに対するハウジングの組付動作を示す第2の図であり、(a)は右側面図,(b)は(a)のD−D矢視断面図である。 イニシエータに対するハウジングの組付動作を示す第3の図であり、(a)は右側面図,(b)は(a)のE−E矢視断面図である。 イニシエータに対するハウジングの組付動作を示す第4の図であり、(a)は右側面図,(b)は(a)のF−F矢視断面図である。 本発明の第2の実施形態でハウジングが備えるスライダを示す図であり、(a)は後方から見た斜視図,(b)は背面図,(c)は(b)のG−G矢視断面図,(d)はのH−H矢視断面図である。 イニシエータに対するハウジングの組付動作を示す第1の図であり、(a)は右側面図,(b)は(a)のI−I矢視断面図である。 イニシエータに対するハウジングの組付動作を示す第2の図であり、(a)は右側面図,(b)は(a)のJ−J矢視断面図である。 イニシエータに対するハウジングの組付動作を示す第3の図であり、(a)は右側面図,(b)は(a)のK−K矢視断面図である。 イニシエータに対するハウジングの組付動作を示す第4の図であり、(a)は右側面図,(b)は(a)のL−L矢視断面図である。 本発明の第3の実施形態のコネクタを示す図であり、(a)は右側面図,(b)は(a)のM−M矢視断面図である。 本発明の第3の実施形態でのイニシエータに対するハウジングの組付動作を示す第1の図であり、(a)は右側面図,(b)は(a)のN−N矢視断面図である。 イニシエータに対するハウジングの組付動作を示す第2の図であり、(a)は右側面図,(b)は(a)のO−O矢視断面図である。 イニシエータに対するハウジングの組付動作を示す第3の図であり、(a)は右側面図,(b)は(a)のP−P矢視断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。
図1,2は、本実施形態のコネクタを示す図であり、図1は上方から見た斜視図,図2は分解斜視図である。図3は、ハウジング2が備えるスライダ8を示す図である。なお、以下の説明で用いる上下,前後,左右の各方向は説明に用いる各図に示している。この上下,前後,左右は説明のために記載したもので、実際の配置と異なってよいことはもちろんである。
図1,2に示すように、コネクタは、イニシエータ1とハウジング2とを備えている。イニシエータ1は、有底円筒状を呈した本体3と、円柱状を呈して本体3に収容されたシャント4とを備えている。図2に示すように、本体3は、シャント4を収容する収容室30を前面に開口させている。収容室30の底面からは、一対のピン31が前方に向けて左右に並んで延びている。収容室30の左右の内側面には、それぞれ係止凹部32が設けられている。また、収容室30の前端開口部の上縁部及び下縁部には、それぞれ嵌合凹部33が設けられている。
シャント4は、前端面から後端部にかけてシャント4を左右に貫通した収容凹部40を備えている。収容凹部40の底面の左右方向の中央部には、シャント4の後端面まで貫通した挿通孔40A(図4参照)が設けられている。挿通孔40Aの左右の両側に位置する収容凹部40の底面からは、それぞれ係止アーム41が前方に向けて延びている。収容凹部40の上側及び下側に位置したシャント4の左右の側面からは、それぞれ一対の係止片42が延びている。各係止片42は、シャント4の外側に向けて屈曲して前方に延びている。また、シャント4の上下の側面には、それぞれ嵌合凸部43が設けられている。
図1に示すように、シャント4は、収容室30内に収容されて、嵌合凸部43が嵌合凹部33に嵌め合わされている。図4に示すように、収容室30内に収容されたシャント4は、収容室30の底面に後端面を当接させると共に、係止凹部32に係止片42が係止されている。本体3のピン31は、挿通孔40Aを挿通して収容凹部40内を前端側に延びている。シャント4の収容凹部40には、図2に示す短絡金具7が嵌め込まれている。短絡金具7は、係止片71が収容凹部40内に係止され、収容凹部40内に延びた両ピン31にそれぞれ接触片72を弾接させている。
ハウジング2は、端子Tが装着されるハウジング本体5と、ハウジング本体5を前側から覆うカバー6とを備えている。図2に示すように、ハウジング本体5は、前後方向に延びた四角ブロック状の端子収容部51と、端子収容部51の前端から左右の側方に延びた一対のフランジ部52と、端子収容部51及びフランジ部52から下方に延びた電線収容部53とを備えている。端子収容部51は、端子Tを収容する端子収容室51aを左右に並べて前面に開口させている。端子収容部51の後端面には、端子収容室51aに連通した一対のピン挿通孔51b(図4参照)が開口している。端子収容部51の後端部の左右の側面には、それぞれ係止凸部511が設けられている。各係止凸部511の前側に位置する端子収容部51の左右の側面には、それぞれ係止孔512が設けられている。各フランジ部52は、平板状を呈して上下方向に延びており、上端部には支持部521が設けられている。電線収容部53は、端子収容部51及びフランジ部52の下縁部から下方に延びており、左右の側面に係止凸部531を備えている。電線収容部53は、端子Tの電線Dが挿通されたフェライト54を収容する電線収容室53Aが設けられている。
端子収容部51には、スライダ8が嵌め合わされる。図3に示すように、スライダ8は、平板状を呈した上板81と、上板81の左右の両側部に設けられた受部82とを備えている。受部82は、上板81の前端部から上板81の左右の縁部に沿って後方に向けて延びている。受部82は、隔壁82aを挟んだ前側をバネ受部82A,後側をアーム受部82Bとしており、隔壁82aの前面には凸部821が突設されている。アーム受部82Bは、上板81側を開放させたコの字の断面形状を有して前方に延びている。バネ受部82Aには、バネ84が収納される。バネ84は、凸部821に一端部を外環されて、他端部をバネ受部82Aから前方に突出させている。
上板81の左側に配置された受部82は、アーム受部82Bの前端開口部を構成する左壁の前端部の内面にテーパ部822を備えている。テーパ部822は、左壁を前端にかけて徐々に肉薄にして構成されている。上板81の右側に配置された受部82は、アーム受部82Bの前端開口部を構成する右壁の前端部の内面にテーパ部822を備えている。テーパ部822は、右壁を前端にかけて徐々に肉薄にして構成されている。
図1に示すように、スライダ8は、上板81及び左右の受部82で端子収容部51の上面及び左右の側面を覆い、バネ受部82Aから突出させたバネ84の他端部をフランジ部52の後面に当接させて、前後方向にスライド自在にハウジング本体5に嵌め合わされる。
カバー6は、上端部から左右に延びた一対の軸部61をハウジング本体5の支持部521に支持され、下端部に設けられた左右一対の係止部62をハウジング本体5の係止凸部531に係止されて、ハウジング本体5に取り付けられている。ハウジング本体5に取り付けられたカバー6は、端子Tを前側から端子収容室51a内に押え付け、フェライト54を前側から電線収容室53Aの内面に押え付けて、端子T及びフェライト54をハウジング本体5とで挟み込んでいる。
次に、ハウジング2をイニシエータ1に装着する際のコネクタの組付動作を説明する。図4〜図7は、イニシエータ1に対するハウジング2の組付動作を順に示す図であり、それぞれの図における(a)は右側面図,(b)は(a)のC−C,D−D,E−E,F−F矢視断面図である。
ハウジング2をイニシエータ1に装着する際には、まず、図4に示すように、ハウジング2を後方に移動させて、ハウジング本体5の端子収容部51を収容凹部40内に挿入する。これにより、端子収容部51のピン挿通孔51bを通して本体3のピン31が端子収容室51a内に進入し、シャント4の係止アーム41が備える係止凸部411が、端子収容部51の係止凸部511が備える案内面511aに当接する。その後、図5に示すように、係止アーム41は、案内面511aから係止凸部511に係止凸部411が乗り上げて左右の外側に変位する。そして、端子収容部51が収容凹部40内に挿入されるのに従って、端子収容部51の前端側に係止アーム41が先端を移動させ、スライダ8の受部82が備えるテーパ部822に先端を当接させる。
その後、係止アーム41は、図6に示すように、端子収容部51が収容凹部40内に挿入されるのに従って、テーパ部822を前方に押圧してバネ84を圧縮する。ハウジング2とイニシエータ1とが完全嵌合すると、図7に示すように、係止凸部411が係止凸部511から係止孔512に落ち込み、係止アーム41が復元して係止アーム41の先端がテーパ部822からアーム受部82B内に進入する。これに伴い、係止アーム41によるテーパ部822の押圧が解けて、バネ84の圧縮も解かれる。係止アーム41の係止凸部411と端子収容部51の係止孔512とが係合することで、シャント4に対するハウジング本体5の移動が規制され、イニシエータ1からのハウジング2の脱落が防止される。
係止アーム41によるテーパ部822の押圧を解かれたスライダ8は、バネ84の付勢力で後方に移動し、係止孔512に係合した係止アーム41の先端に隔壁82aの後面を当接させて、後方への移動を規制される。ハウジング2とイニシエータ1との完全嵌合前にハウジング2を後方に移動させる力が解かれると、バネ84の付勢力でスライダ8が後方へ移動して、係止アーム41がテーパ部822で後方に押圧され、ハウジング2とイニシエータ1とが離間する。
本実施形態によれば、ハウジング2に乗り上げた係止アーム41をスライダ8に設けられたテーパ822が係止アーム41の復元方向に案内することで、係止凹部32に係止アーム41の先端が進入する等して係止アーム41が左右の外側に開き、過大変位が生じるのを防止することができる。このため、係止アーム41が変形して係止孔512に正規位置で係合できなくなるのを防止することが出来る。この結果、係止凸部411と係止孔512との係合が解けて、イニシエータ1からハウジング2が脱落するのを確実に防止できる。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。図8は、本実施形態でハウジング2が備えるスライダ8を示す図である。図9〜図12は、イニシエータ1に対するハウジング2の組付動作を順に示す図であり、それぞれの図における(a)は右側面図,(b)は(a)のI−I,J−J,K−K,L−L矢視断面図である。
本実施形態のコネクタは、スライダ8を除いて第1の実施形態のコネクタと同様の構成を有している。本実施形態のスライダ8は、左右の受部82がテーパ部822の代わりに変位規制片823を備えている他は、第1の実施形態のスライダ8と同様の構成を有している。変位規制片823は、アーム受部82Bの前端開口部を構成する左壁又は右壁の後端面82B1から、前方に向けて平板状に延びている。
本実施形態のコネクタでハウジング2をイニシエータ1に装着する際の組付動作を説明する。
ハウジング2をイニシエータ1に装着する際には、第1の実施形態の場合と同様にハウジング本体5の端子収容部51を収容凹部40内に挿入し、本体3のピン31を端子収容室51a内に進入させる(図9参照)。これに伴い、係止アーム41は、図10に示すように、端子収容部51の案内面511aから係止凸部511に係止凸部411を乗り上げさせ、左右の外側に変位する。外側に変位した係止アーム41は、外側を向いた左側面又は右側面を変位規制片823に当接させ、左右の外側への変位を規制される。その後、係止アーム41は、図11に示すように、受部82の左壁又は右壁の後端面82B1を先端で押圧してバネ84を圧縮する。ハウジング2とイニシエータ1とが完全嵌合すると、図12に示すように、係止凸部511から係止孔512に係止凸部411が落ち込んで係止アーム41が復元し、係止凸部411と係止孔512とが係合する。これに伴い、係止アーム41の先端が、受部82の左壁又は右壁の後端面82B1からアーム受部82B内に進入し、バネ84の圧縮が解かれる。
本実施形態によれば、係止凸部511に乗り上げてスライダ8の後端面82B1に当接した係止アーム41がスライダ8に設けられた変位規制片823と当接することで、係止凹部32に係止アーム41の先端が進入する等して係止アーム41が左右の外側に開き、過大変位が生じるのを防止することができる。このため、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。図13は、本実施形態のコネクタを示す図であり、(a)は右側面図,(b)は(a)のM−M矢視断面図である。図14〜図16は、本実施形態でのイニシエータ1に対するハウジング2の組付動作を順に示す図であり、それぞれの図における(a)は右側面図,(b)は(a)のN−N,O−O,P−P矢視断面図である。
図13に示すように、本実施形態のコネクタは、係止凹部32よりも前側に位置した収容室30の内面が、シャント4の係止アーム41が左右の外側に変位した際に、係止アーム41の先端が当接する変位規制部34となっている。コネクタの他の構成は、第1の実施形態のコネクタと同様の構成となっている。
本実施形態のコネクタでハウジング2をイニシエータ1に装着する際の組付動作を説明する。
ハウジング2をイニシエータ1に装着する際には、第1の実施形態の場合と同様にハウジング本体5の端子収容部51を収容凹部40内に挿入し、本体3のピン31を端子収容室51a内に進入させる(図14参照)。これに伴い、係止アーム41は、図15に示すように、端子収容部51の案内面511aから係止凸部511に係止凸部411を乗り上げさせ、左右の外側に変位する。外側に変位した係止アーム41は、変位規制部34に先端を当接させて左右の外側への変位を規制される。その後、係止アーム41は、受部82の左壁又は右壁の後端面82B1を先端で押圧してバネ84を圧縮する。ハウジング2がイニシエータ1に完全に装着されると、図16に示すように、係止凸部511から係止孔512に係止凸部411が落ち込んで係止アーム41が復元し、係止凸部411と係止孔512とが係合する。これに伴い、係止アーム41の先端が、受部82の左壁又は右壁の後端面82B1からアーム受部82B内に進入し、バネ84の圧縮が解かれる。
本実施形態によれば、係止凸部511に乗り上げてスライダ8の後端面82B1に当接した係止アーム41がイニシエータ1に設けられた変位規制部34と当接することで、係止凹部32に係止アーム41の先端が進入する等して係止アーム41が左右の外側に開き、過大変位が生じるのを防止することができる。このため、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、本実施形態によれば、係止凹部32よりも前側に位置する内周壁から変位規制部34が構成されていることから、係止凸部511に乗り上げてスライダ8の後端面82B1に当接した係止アーム41が係止凹部32よりも前側に位置する収容室30の内周壁に当接するように係止アーム41の長さを定めることで、係止アーム41の過大変位を規制することができる。
なお、上記各実施形態では、ハウジング2にバネ84を介してスライダ8が組み付けられている場合について説明したが、バネとは異なる付勢手段を用いることもできる。
また、第2の実施形態ではスライダ8が平板状の変位規制片823を備えている場合について説明したが、ハウジング2の端子収容部51に乗り上げた係止アーム41の過大変位を規制できるのであれば、変位規制部の構成は任意である。例えば、受部82の後端面から受部82と同様の形状で後方に延びていてもよい。
また、第3の実施形態では係止凹部32よりも前側に位置した収容室30の内面に変位規制部34を備えている場合について説明したが、ハウジング2に乗り上げた係止アーム41の過大変位を規制できるのであれば、イニシエータ1が備える変位規制部の構成は任意である。
また、シャント4に対する本体3の固定方法は任意であり、嵌合凹部33及び嵌合凸部43を備えない構成としてもよい。また、シャント4と本体3とが別体に構成されておらずに一体化されていてもよい。また、シャント4が備える係止アーム41数も左右1つずつには限定されない。
また、スライダ8の構成も任意であり、上板81だけでなく下板も備えていてもよい。また、アーム受部82Bが左右の外側の左壁又は右壁のみを備える構成としてもよい。また、バネ受部82Aでバネ84を受ける方法も任意である。
1 イニシエータ
2 ハウジング
3 本体
30 収容室
31 ピン
32 係止凹部
33 嵌合凹部
4 シャント
40 収容凹部
40A 挿通孔
41 係止アーム
42 係止片
43 嵌合凸部
5 ハウジング本体
51 端子収容部
511 係止凸部
512 係止孔
51a 端子収容室
51b ピン挿通孔
52 フランジ部
53 電線収容部
531 係止凸部
53A 電線収容室
54 フェライト
6 カバー
61 軸部
62 係止部
7 短絡金具
71 係止片
72 接触片
8 スライダ
81 上板
82 受部
821 凸部
822 テーパ部
82a 隔壁
82A バネ受部
82B アーム受部
84 バネ
T 端子
H 電線

Claims (4)

  1. イニシエータがシャントに備えた係止アームを、ハウジングに付勢手段を介して組み付けられたスライダに当接させ、前記付勢手段の付勢に抗して前記スライダを押圧した後、前記係止アームを復元させて前記スライダへの押圧を解き、前記ハウジングに係止させるコネクタであって、
    前記スライダには、前記係止アームの復元方向に前記係止アームを案内するテーパが設けられていることを特徴とするコネクタ。
  2. イニシエータがシャントに備えた係止アームを、ハウジングに付勢手段を介して組み付けられたスライダに当接させ、前記付勢手段の付勢に抗して前記スライダを押圧した後、前記係止アームを復元させて前記スライダへの押圧を解き、前記ハウジングに係止させるコネクタであって、
    前記スライダには、前記スライダに当接した前記係止アームの過大変位を規制する変位規制部が設けられていることを特徴とするコネクタ。
  3. イニシエータがシャントに備えた係止アームを、ハウジングに付勢手段を介して組み付けられたスライダに当接させ、前記付勢手段の付勢に抗して前記スライダを押圧した後、前記係止アームを復元させて前記スライダへの押圧を解き、前記ハウジングに係止させるコネクタであって、
    前記イニシエータには、前記スライダに当接した前記係止アームの過大変位を規制する変位規制部が設けられていることを特徴とするコネクタ。
  4. イニシエータがシャントに備えた係止アームを、ハウジングに付勢手段を介して組み付けられたスライダに当接させ、前記付勢手段の付勢に抗して前記スライダを押圧した後、前記係止アームを復元させて前記スライダへの押圧を解き、前記ハウジングに係止させるコネクタであって、
    前記イニシエータは、前記スライダに当接した前記係止アームの過大変位を規制する変位規制部を前記シャントを収容した本体に備え、
    前記変位規制部は、前記シャントが備える係止片を係止するために前記本体の内周壁に備えられた係止凹部よりも、前記本体の開口端側に位置する前記内周壁から構成されていることを特徴とするコネクタ。
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