JP2014110182A - 電気コネクタ、およびスクイブの接続装置 - Google Patents

電気コネクタ、およびスクイブの接続装置 Download PDF

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Abstract

【課題】不完全嵌合を防止でき、リテーナから係止アームに相当する部材を廃してリテーナを簡単な構造にできる電気コネクタ、およびスクイブの接続装置を提供する。
【解決手段】支持部材110の脚部112の突き当て部112aをリテーナ400の張り出し部450の受け面451に突き当てて第1位置にあるコネクタハウジング120を嵌合側へ押すと弾性部材140が弾性変形し、コネクタハウジングが第2位置に至らないと弾性部材の弾性復原力によりコネクタハウジングが支持部材に対して反嵌合方向へ押されて第1位置へ戻り、コネクタハウジングが第2位置に至ると突き当て部が押圧部126に押されて受け面から外れ、支持部材が弾性部材の弾性復原力を受けて嵌合側へ押し込まれ、相対的にコネクタハウジングが第1位置に位置付けられるように構成した電気コネクタ100である。
【選択図】図1

Description

本発明は電気コネクタの技術分野に属し、インフレータハウジング、スクイブ、およびリテーナを有する相手装置に接続する電気コネクタと、上記相手装置と上記電気コネクタとを備えたスクイブの接続装置とに関する。
特許文献1は、ハウジングに付勢手段を介して組み付けられたスライダを押圧する係止アームの変形を抑えることのできるコネクタを開示している。このコネクタは、イニシエータとハウジングとを備えている。上記イニシエータのシャントには、係止アームが備えられている。上記ハウジングがハウジング本体に備えた端子収容部には、バネを介してスライダが組み付けられている。上記イニシエータに対する上記ハウジングの装着時、上記係止アームは、上記ハウジングに乗り上げた後で上記スライダのアーム受部に当接し、上記バネの付勢に抗して上記スライダを押圧した後、復原して上記端子収容部に係止する。上記係止アームと当接する上記スライダの端面には、上記係止アームの復原方向に上記係止アームを案内するテーパが設けられている。
特開2012−22990号公報
上記特許文献1のコネクタは、上記ハウジングと上記イニシエータとの完全嵌合前に上記ハウジングを後方に移動させる力が解かれると、上記バネの付勢力で上記スライダが後方へ移動して、上記係止アームがテーパ部で後方に押圧され、上記ハウジングと上記イニシエータとが離間する(同文献の段落0021を参照)。これによって上記ハウジングと上記イニシエータとが不完全嵌合することが防止される。
しかし、上記特許文献1のコネクタは、上記シャントに上記係止アームが設けられているので、上記シャントの形状が複雑である。また、上記ハウジングが上記イニシエータに嵌合し、この嵌合長さが所定長さに至って上記スライダの受部の上記テーパ部が上記バネに当たるまでは上記バネが圧縮されない。このように上記嵌合長さが上記所定長さに至るまでは上記バネの弾性復原力が発生しないので、上記ハウジングと上記イニシエータとを離間させる力が作用せず、上記ハウジングと上記イニシエータとが不完全嵌合であるにもかかわらず嵌合作業を終えてしまう作業ミスが起こり得る。しかも、上記嵌合長さが上記所定長さに至るまでに既にピンが端子に接触している(同文献の図4、図5を参照)。そのため、上記ハウジングと上記イニシエータとが不完全嵌合であるにもかかわらず上記ピンが上記端子に導通することが生じる。もっとも、上記シャントの収容凹部に嵌められた短絡金具によって上記両ピンが短絡されているので、上記ハウジングと上記イニシエータとが不完全嵌合していても上記短絡金具が上記両ピンに弾接している限りは上記両ピンに電流が流れることはない。しかし、上記短絡金具を備えていないときには、上記ハウジングと上記イニシエータとが不完全嵌合であるにもかかわらず上記ピンが端子に導通して上記両ピンに電流が流れてしまう。
本発明は、このような点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、コネクタハウジングの嵌合部が上記シャントのハウジングに相当するリテーナに嵌合すると共に電気端子が上記ピンに相当するスクイブ端子に接触するまでは、上記コネクタハウジングと支持部材との間に設けられた弾性部材の弾性復原力により上記コネクタハウジングを反嵌合側へ戻し、嵌合すると上記弾性部材の弾性復原力により上記支持部材を嵌合側へ移動させることで、不完全嵌合を防止することができると共に、上記リテーナから上記特許文献1の上記係止アームに相当する部材を廃して上記リテーナを簡単な構造にすることができる電気コネクタ、およびスクイブの接続装置を提供することにある。さらに、上記電気コネクタの上記電気端子と上記スクイブ端子とが接触し始めたときには上記弾性部材が弾性変形しているようにすることで、上記電気コネクタと上記イニシエータに相当する相手部材とが不完全嵌合であるにもかかわらず上記電気端子と上記スクイブ端子とが導通することを防止することができる上記電気コネクタ、および上記スクイブの接続装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の第1の電気コネクタは、
支持部材と、
インフレータハウジングの嵌合側の表面から反嵌合側に向かって凹むソケットに装着されたリテーナに嵌合することになる嵌合部を有すると共に、上記支持部材に対する位置が、第1位置と上記第1位置よりも上記嵌合側にある第2位置との間で移動自在になるように設けられたコネクタハウジングと、
少なくとも上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合したときに上記ソケットの底部から上記嵌合側に向かって立ち上がるスクイブ端子に接触することになる接触部を有して上記コネクタハウジングに設けられた電気端子と、
上記支持部材と上記コネクタハウジングとの間に設けられ、弾性復原力により上記コネクタハウジングを上記支持部材に対して上記反嵌合側へ押す弾性部材とを備え、
上記支持部材には、上記嵌合側へ延びると共に、上記嵌合側の端部に、上記リテーナに側方へ張り出して設けられ上記嵌合側に受け面が形成された張り出し部における上記受け面に突き当たることになる突き当て部が設けられた、可撓性を有する脚部が設けられ、
上記コネクタハウジングには、上記コネクタハウジングが上記第1位置から上記第2位置へ移動すると上記脚部が上記受け面から外れるように上記脚部を側方へ押す押圧部が設けられ、
上記支持部材の上記脚部の上記突き当て部を上記リテーナの上記張り出し部の上記受け面に突き当てて上記第1位置にある上記コネクタハウジングを上記嵌合側へ押すと上記弾性部材が弾性変形し、上記コネクタハウジングが上記第2位置に至らないと上記弾性部材の弾性復原力により上記コネクタハウジングが上記支持部材に対して上記反嵌合方向へ押されて上記第1位置へ戻り、上記コネクタハウジングが上記第2位置に至ると上記突き当て部が上記押圧部に押されて上記受け面から外れ、上記支持部材が上記弾性部材の弾性復原力を受けて上記嵌合側へ押し込まれ、相対的に上記コネクタハウジングが上記第1位置に位置付けられるように構成した電気コネクタである。
上記支持部材の上記脚部の上記突き当て部を上記リテーナの上記張り出し部の上記受け面に突き当てて上記第1位置にある上記コネクタハウジングを上記嵌合側へ押した場合、上記コネクタハウジングが上記第2位置に至るまでは上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合しておらず、上記コネクタハウジングが上記第2位置に至ると上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合し、相対的に上記コネクタハウジングが上記第1位置に位置付けられる。このように、上記コネクタハウジングの上記支持部材に対する位置により上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合しているか否かが確認されるので、上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに不完全嵌合されることが容易に防止される。また、上記リテーナには上記特許文献1の上記係止アームに相当する部材がないので、上記リテーナが簡単な構造になる。
上記コネクタハウジングの上記嵌合部を上記リテーナに嵌合するときには、上記コネクタハウジングを上記嵌合側へ押し込み、上記コネクタハウジングが上記リテーナに嵌合すると上記支持部材が上記嵌合側へ押し込まれる。そのため、例えば上記コネクタハウジングを上記嵌合側へ押し込んでから上記支持部材を上記嵌合側へ押し込む、上記支持部材を上記嵌合側へ押し込んでから上記コネクタハウジングを上記嵌合側へ押し込む、両方を同時に押し込む、など複数のパターンから作業者が作業内容を選択するということがない。その結果、作業内容の差異から不完全嵌合が発生する、というおそれが少ない。
本発明の第2の電気コネクタは、上記第1の電気コネクタにおいて、
上記支持部材の上記脚部の上記突き当て部を上記リテーナの上記張り出し部の上記受け面に突き当てた状態で、上記コネクタハウジングが上記第1位置にあるときは、上記電気端子の上記接触部と上記スクイブ端子とが接触するに至っていないように構成した電気コネクタである。
上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合するに至らないと、上記弾性部材の弾性復原力により上記コネクタハウジングが上記反嵌合側へ押されて上記第1位置へ戻る。その場合、上記のように構成すれば、上記電気端子の上記接触部と上記スクイブ端子とが接触するに至っていないので、上記スクイブが不用意に上記電気コネクタから電気エネルギを受けることが回避される。よって、上記リテーナ等に上記短絡片を設けないことも可能となる。
本発明の第3の電気コネクタは、上記第1又は上記第2の電気コネクタにおいて、
上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合した状態で、上記支持部材を上記反嵌合側へ移動して相対的に上記コネクタハウジングを上記第2位置に位置付けて上記弾性部材を弾性変形させると、上記弾性部材の弾性復原力により上記コネクタハウジングが上記支持部材に対して上記反嵌合方向へ押されて上記コネクタハウジングが上記第2位置から上記第1位置へ移動し、上記突き当て部が上記脚部の上記可撓性により上記張り出し部の側方を通って上記受け面の上記反嵌合側へ移動して上記受け面に突き当たるように構成されている電気コネクタである。
このようにすれば、上記支持部材を上記反嵌合側へ移動することで上記コネクタハウジングが上記リテーナから離間する。
本発明の第4の電気コネクタは、上記第1ないし上記第3のうちいずれか一つの電気コネクタにおいて、
上記コネクタハウジングから、可撓性のあるロックアームが上記嵌合方向へ延びており、
上記ロックアームの上記嵌合側の端部に、上記嵌合部を上記リテーナに嵌めていくと上記リテーナ又は上記ソケットの壁に乗り上げてから上記リテーナ又は上記ソケットの段差部に掛かり、上記ロックアームが撓むことで上記段差部から外れる突出部が設けられており、
上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合すると上記突出部が上記段差部に掛かるように構成した電気コネクタである。
このようにすれば、上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合すると上記突出部が上記段差部に掛かり、上記コネクタハウジングが上記リテーナに嵌合した状態が保持される。
本発明の第5の電気コネクタは、上記第4の電気コネクタにおいて、
上記支持部材には、上記コネクタハウジングが上記第1位置にあるときに上記ロックアームにおける上記突出部の背面に対向して、上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合したときに上記突出部が上記段差部から外れることを阻止する規制部が設けられている電気コネクタである。
このようにすれば、上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合すると、上記規制部により、上記突出部が上記段差部から外れることが阻止されるので、上記コネクタハウジングが上記リテーナに嵌合した状態が保持される。
本発明の第6の電気コネクタは、上記第1ないし上記第5のうちいずれか一つの電気コネクタにおいて、
上記コネクタハウジングが上記第1位置にあるときに、上記支持部材の上記反嵌合側の端面と上記コネクタハウジングの上記反嵌合側の端面とが面一になるように設けられている電気コネクタである。
このようにすれば、例えば上記コネクタハウジングを上記リテーナに嵌合しようとするとき、および上記コネクタハウジングが上記リテーナに嵌合したときに、上記支持部材の上記反嵌合側の端面と上記コネクタハウジングの上記反嵌合側の端面とが面一になるので、例えば上記コネクタハウジング若しくは支持部材の上記反嵌合側にハーネス等が干渉したり、上記コネクタハウジング又は支持部材が損傷するなどの不具合が起こりにくい。
本発明のスクイブの接続装置は、
嵌合側の表面から反嵌合側に向かって凹むソケットが設けられたインフレータハウジング、
スクイブ端子が上記ソケットの底部から上記嵌合側に向かって立ち上がるように上記インフレータハウジングの反嵌合側に設けられたスクイブ、および
上記ソケットに装着されたリテーナを有する相手装置と、
上記相手装置に嵌合することになる電気コネクタとを備え、
上記電気コネクタは、
支持部材と、
上記リテーナに嵌合することになる嵌合部を有すると共に、上記支持部材に対する位置が、第1位置と上記第1位置よりも上記嵌合側にある第2位置との間で移動自在になるように設けられたコネクタハウジングと、
少なくとも上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合したときに上記スクイブ端子に接触することになる接触部を有して上記コネクタハウジングに設けられた電気端子と、
上記支持部材と上記コネクタハウジングとの間に設けられ、弾性復原力により上記コネクタハウジングを上記支持部材に対して上記反嵌合側へ押す弾性部材とを備え、
上記支持部材には、上記嵌合側へ延びると共に、上記嵌合側の端部に、上記リテーナに側方へ張り出して設けられ上記嵌合側に受け面が形成された張り出し部における上記受け面に突き当たることになる突き当て部が設けられた、可撓性を有する脚部が設けられ、
上記コネクタハウジングには、上記コネクタハウジングが上記第1位置から上記第2位置へ移動すると上記脚部が上記受け面から外れるように上記脚部を側方へ押す押圧部が設けられ、
上記支持部材の上記脚部の上記突き当て部を上記リテーナの上記張り出し部の上記受け面に突き当てて上記第1位置にある上記コネクタハウジングを上記嵌合側へ押すと上記弾性部材が弾性変形し、上記コネクタハウジングが上記第2位置に至らないと上記弾性部材の弾性復原力により上記コネクタハウジングが上記支持部材に対して上記反嵌合方向へ押されて上記第1位置へ戻り、上記コネクタハウジングが上記第2位置に至ると上記突き当て部が上記押圧部に押されて上記受け面から外れ、上記支持部材が上記弾性部材の弾性復原力を受けて上記嵌合側へ押し込まれ、相対的に上記コネクタハウジングが上記第1位置に位置付けられるように構成したスクイブの接続装置である。
上記支持部材の上記脚部の上記突き当て部を上記リテーナの上記張り出し部の上記受け面に突き当てて上記第1位置にある上記コネクタハウジングを上記嵌合側へ押した場合、上記コネクタハウジングが上記第2位置に至るまでは上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合しておらず、上記コネクタハウジングが上記第2位置に至ると上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合し、相対的に上記コネクタハウジングが上記第1位置に位置付けられる。このように、上記コネクタハウジングの上記支持部材に対する位置により上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合しているか否かが確認されるので、上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに不完全嵌合されることが容易に防止される。また、上記リテーナには上記特許文献1の上記係止アームに相当する部材がないので、上記リテーナが簡単な構造になる。
上記コネクタハウジングの上記嵌合部を上記リテーナに嵌合するときには、上記コネクタハウジングを上記嵌合側へ押し込み、上記コネクタハウジングが上記リテーナに嵌合すると上記支持部材が上記嵌合側へ押し込まれる。そのため、例えば上記コネクタハウジングを上記嵌合側へ押し込んでから上記支持部材を上記嵌合側へ押し込む、上記支持部材を上記嵌合側へ押し込んでから上記コネクタハウジングを上記嵌合側へ押し込む、両方を同時に押し込む、など複数のパターンから作業者が作業内容を選択するということがない。その結果、作業内容の差異から不完全嵌合が発生する、というおそれが少ない。
本発明の上記第1の電気コネクタは、上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合すると共に上記電気端子が上記スクイブ端子に接触するまでは、上記コネクタハウジングと上記支持部材との間に設けられた上記弾性部材の弾性復原力により上記コネクタハウジングを上記反嵌合側へ戻し、嵌合すると上記弾性部材の弾性復原力により上記支持部材を上記嵌合側へ移動させるようにしたので、不完全嵌合を防止することができると共に、上記リテーナから上記特許文献1の上記係止アームに相当する部材を廃して上記リテーナを簡単な構造にすることができる電気コネクタを提供することができた。
本発明の上記第2の電気コネクタは、上記第1の電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、上記電気コネクタの上記電気端子と上記スクイブ端子とが接触し始めたときには上記弾性部材が弾性変形しているようにしたので、上記電気コネクタと上記相手部材とが不完全嵌合であるにもかかわらず上記電気端子と上記スクイブ端子とが導通することを防止することができる。
本発明の上記第3の電気コネクタは、上記第1又は上記第2の電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、上記支持部材を上記反嵌合側へ移動することで上記コネクタハウジングを上記リテーナから離間させることができる。
本発明の上記第4の電気コネクタは、上記第1ないし上記第3のうちいずれか一つの電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合すると上記突出部が上記段差部に掛かり、上記コネクタハウジングが上記リテーナに嵌合した状態を保持することができる。
本発明の上記第5の電気コネクタは、上記第4の電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合したときに上記規制部により上記突出部が上記段差部から外れることを阻止して上記コネクタハウジングが上記リテーナに嵌合した状態を保持することができる。
本発明の上記第6の電気コネクタは、上記第1ないし上記第5のうちいずれか一つの電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、例えば上記コネクタハウジングを上記リテーナに嵌合しようとするとき、および上記コネクタハウジングが上記リテーナに嵌合したときに、例えば上記コネクタハウジング若しくは支持部材の上記反嵌合側にハーネス等が干渉したり、上記コネクタハウジング又は支持部材が損傷するなどの不具合が起こりにくい。
本発明の上記スクイブの接続装置は、上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合すると共に上記電気端子が上記スクイブ端子に接触するまでは、上記コネクタハウジングと上記支持部材との間に設けられた上記弾性部材の弾性復原力により上記コネクタハウジングを上記反嵌合側へ戻し、嵌合すると上記弾性部材の弾性復原力により上記支持部材を上記嵌合側へ移動させるようにしたので、不完全嵌合を防止することができると共に、上記リテーナから上記特許文献1の上記係止アームに相当する部材を廃して上記リテーナを簡単な構造にすることができるスクイブの接続装置を提供することができた。
図1は、本発明の上記電気コネクタ、および上記スクイブの接続装置の実施形態を示す分解斜視図である。 図2は、上記実施形態の電気コネクタを反対側からみた斜視図である。 図3は、上記実施形態の電気コネクタの分解斜視図である。 図4は、上記実施形態の電気コネクタを縦断面してみせた斜視図である。 図5は、上記実施形態のスクイブの接続装置を上記電気コネクタの上記反嵌合側からみた平面図である。 図6は、図5におけるVI−VI線での拡大断面図である。上記コネクタハウジングは上記第1位置にある。 図7は、図5におけるVII−VII線での拡大断面図である。図6と同じ状態にあり、上記支持部材の上記脚部の上記突き当て部を上記リテーナの上記張り出し部の上記受け面に突き当てている。 図8は、図6に相当する図である。図6および図7の状態から上記コネクタハウジングを上記嵌合側へ押している。上記ロックアームの上記突出部が、上記リテーナの上記壁に乗り上げている。 図9は、図7に相当する図である。図8と同じ状態にある。 図10は、図6に相当する図である。図8および図9の状態から上記コネクタハウジングを、さらに上記嵌合側へ押して、上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合した瞬間である。このとき上記ロックアームの上記突出部が上記リテーナの上記段差部に掛かる。 図11は、図7に相当する図である。図10と同じ状態にある。上記突き当て部が上記受け面から外れて上記支持部材が上記弾性部材の弾性復原力を受けて上記嵌合側へ押し込まれようとしている。 図12は、図6に相当する図である。図10および図11の状態の直後であり、上記支持部材が上記弾性部材の弾性復原力を受けて上記嵌合側へ押し込まれ、上記コネクタハウジングが相対的に上記第1位置に位置付けられている。 図13は、図7に相当する図である。図12と同じ状態にある。 図14は、変形例の電気コネクタを示す斜視図である。 図15は、別の変形例の電気コネクタを示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1ないし図13は、本発明の電気コネクタ、およびスクイブの接続装置の一つの実施形態を示す。上記電気コネクタ、および上記スクイブの接続装置は、エアバッグを膨らませる装置であるインフレータを構成する要素である。図1に示すように、上記スクイブの接続装置は、インフレータハウジング200、スクイブ300、およびリテーナ400を有する相手装置と、上記相手装置に嵌合することになる上記電気コネクタ100とを備えている。このように嵌合することになる上記電気コネクタ100および上記相手装置において、一方における他方に対して嵌合する側を嵌合側とし、上記電気コネクタ100および上記相手装置で上記嵌合側同士を対向させたときに一方における他方へ向かう方向を嵌合方向とする。上記嵌合側の反対側を反嵌合側とし、上記嵌合方向の反対方向を反嵌合方向とする。以下、部材又は部分に対して単に上記嵌合側若しくは上記嵌合方向又は上記反嵌合側若しくは上記反嵌合方向というときは、その部材又は部分が上記電気コネクタ100に設けられているときは当該電気コネクタ100の上記嵌合側若しくは上記嵌合方向又は上記反嵌合側若しくは上記反嵌合方向のことであり、その部材又は部分が上記相手装置に設けられているときは当該相手装置の上記嵌合側若しくは上記嵌合方向又は上記反嵌合側若しくは上記反嵌合方向のことである。したがって、図6を符号が正しく読める向きに置くと、上記電気コネクタ100の上記嵌合側は図の上記電気コネクタ100の下側を指し、上記嵌合方向は図の上記電気コネクタ100の下方向を指し、上記反嵌合側は図の上記電気コネクタ100の上側を指し、上記反嵌合方向は図の上記電気コネクタ100の上方向を指す。また同じ図で、上記相手装置の上記嵌合側は図の上記相手装置の上側を指し、上記嵌合方向は図の上記相手装置の上方向を指し、上記反嵌合側は図の上記相手装置の下側を指し、上記反嵌合方向は図の上記相手装置の下方向を指す。
図1、および図5ないし図13に示すように、上記インフレータハウジング200はアルミ合金で形成されているが、このような導電性の材料により形成してもよいし、絶縁性の材料又はその他の材料により形成してもよい。上記インフレータハウジング200には、上記嵌合側の表面から上記反嵌合側に向かって凹むソケット210が設けられている。上記ソケット210は内部空間が円柱状になるように形成されているが、上記内部空間が角柱状又はその他の形状になるように形成してもよい。
図1、および図6ないし図13に示すように、上記スクイブ300の上記嵌合側には、上記嵌合側に向かって立ち上がる一対のスクイブ端子310が設けられている。このスクイブ端子310は、導電性材料により棒状に形成されているが、例えば筒状、板状、又はその他の形状に形成してもよい。上記スクイブ端子310はピンと呼ばれることもある。上記スクイブ300に上記一対のスクイブ端子310を介して電流を流すと、その電気エネルギを受けて上記スクイブ300が発熱する。上記インフレータハウジング200が導電性の材料により形成されているので、上記スクイブ端子310の周囲には絶縁性の部材が設けられていて、上記スクイブ端子310と上記インフレータハウジング200とを絶縁している。例えば接地の取り方などにより、上記スクイブ端子が単極になることがあるし、三極以上になることもある。そして、上記スクイブ300は、上記インフレータハウジング200の上記反嵌合側に、上記スクイブ端子310が上記ソケット210の底部から上記嵌合側に向かって立ち上がるように設けられている。上記スクイブ300の周囲には点火剤およびガス発生剤が配設されている。上記インフレータハウジング200の上記反嵌合側には収縮したエアバッグが納められている。よって、スクイブ300が電気エネルギを受けて発熱すると上記点火剤が点火し、これによってガス発生剤がガスを発生し、このガスが上記エアバッグを展開させるようになっている。
図1に示すように、上記リテーナ400は、合成樹脂により形成されているが、このような絶縁性の材料により形成してもよいし、例えば上記スクイブ端子310又は後述する電気端子130と絶縁する構成を採用するときには、導電性の材料又はその他の材料により形成してもよい。上記リテーナ400は、外形が上記ソケット210の内部空間に対応する形状に形成されているので、この実施形態の場合、上記リテーナ400の横断面の外周がほぼ円状になるように形成されているが、上記ソケット210の内部空間に含まれる形状であれば上記リテーナの横断面の外周が多角形又はその他の形状になるように形成してもよい。上記リテーナ400は、内部に、上記嵌合方向に貫通して上記反嵌合側から上記スクイブ端子310を導入する空洞が形成されるように設けられている。上記リテーナ400は上記ソケット210に装着されている。上記リテーナ400と上記ソケット210との係合力を確保するため、上記リテーナ400に装着用アーム410が設けられ、この装着用アーム410に設けられた突起411が、上記ソケット210に設けられた溝212に嵌まっている。上記装着用アーム410は、上記リテーナ400の周囲において上記嵌合方向へ延びており、一端が上記リテーナ400に固定され、他端に外側へ突き出た上記突起411が設けられている。上記装着用アーム410の外側とは、上記装着用アーム410において、上記嵌合方向にみて上記リテーナ400の央部から離れた側であり、その反対側が内側である。上記溝212は、上記インフレータハウジング200の上記ソケット210を構成する壁211から外側へ凹んで設けられている。上記ソケット210の外側とは、上記ソケット210において、上記嵌合方向にみて上記ソケット210の央部から離れた側であり、その反対側が内側である。そして、上記リテーナ400を上記ソケット210に押し込むと、上記装着用アーム410が上記壁211に押されて上記内側へ弾性変形することで上記リテーナ400の上記ソケット210への挿入が可能となり、上記突起411が上記溝212の位置にくると上記装着用アーム410が復原して上記突起411が上記溝212に嵌まり、これによって上記リテーナ400と上記ソケット210とが係合する。
図3に示すように、上記電気コネクタ100は、支持部材110と、コネクタハウジング120と、電気端子130と、弾性部材140とを備えている。
上記支持部材110は合成樹脂により形成されているが、このような絶縁性の材料により形成してもよいし、上記電気端子130又は上記スクイブ端子310と絶縁する構成を採用するときには導電性の材料又はその他の材料により形成してもよい。図3に示すように、上記支持部材110は、板状部材により上記嵌合方向からみてU字状になるように形成しているが、他の形状に形成してもよい。
上記コネクタハウジング120は合成樹脂により形成されているが、このような絶縁性の材料により形成してもよいし、例えば上記電気端子130又は上記スクイブ端子310と絶縁する構成を採用するときには、導電性の材料又はその他の材料により形成してもよい。上記コネクタハウジング120は、ハウジング本体121と、上記ハウジング本体121の上記嵌合側に設けられて上記リテーナ400に嵌合することになる嵌合部122とを備えている。上記ハウジング本体121は、上記嵌合方向と直交する方向に延びており、その一端側から上記嵌合部122が上記嵌合方向へ延びている。しかし、これによって上記ハウジング本体および上記嵌合部の形状が限定解釈されることはない。上記ハウジング本体が、例えば、長手方向をもたない例えば立方体などの形状に形成されていてもよいし、上記ハウジング本体の長手方向が上記嵌合方向に対して零度を越えて180度未満の角度をなすように形成されていてもよい。また、上記嵌合部は上記ハウジング本体の上記嵌合側に設けられておればよく、上記ハウジング本体における上記嵌合方向に向いた面内のどの位置に設けてもよい。上記嵌合部122と上記リテーナ400とは、一方に設けられた凸部を他方に設けられた凹部に挿入することで嵌合し、さらに上記凸部を上記凹部から抜くことで離脱する。変形例として、上記嵌合部と上記リテーナが一旦嵌合すれば嵌合し放しになる、いわゆる嵌め殺しにしてもよい。この実施形態の場合、上記嵌合部122に、凸部として第1筒状部122aが設けられ、これに対応して上記リテーナ400には凹部として第2筒状部420が設けられており、上記第1筒状部122aが上記第2筒状部420の内側に入ることで上記嵌合を行うようになっている。これとは逆に、上記第2筒状部が上記第1筒状部の内側に入ることで上記嵌合を行うようにしてもよい。ここでは上記第1筒状部122aも上記第2筒状部420も円筒状に形成したが、例えば角筒状、楕円筒状、又はその他の筒状に形成してもよい。この実施形態の場合、さらに、上記嵌合部122の上記第1筒状部122aの内側に、凸部として第3筒状部122bが設けられ、これに対応して上記リテーナ400の上記第2筒状部420の内側に、凹部として第4筒状部430が設けられており、上記第3筒状部122bが上記第4筒状部430の内側に入ることで上記嵌合を行うようになっている。そして、上記第3筒状部122bの内部に上記電気端子130が配置され、上記第4筒状部430の内部が上記空洞になっていて上記スクイブ端子310を配置している。しかし、例えば上記第1筒状部122aと上記第2筒状部420との嵌合のみで上記嵌合部122と上記リテーナ400とが安定的に嵌合する場合などには、上記第3筒状部122bおよび上記第4筒状部430を設けなくてもよい。
上記コネクタハウジング120は、上記支持部材110に対する位置が、第1位置と上記第1位置よりも上記嵌合側にある第2位置との間で移動自在になるように設けられている。すなわち、上記コネクタハウジング120には、案内口123が開口しており、この案内口123に上記支持部材110が上記嵌合方向および上記反嵌合方向に沿って移動自在になるように嵌挿されている。上記案内口123は、上記コネクタハウジング120の央部に寄った側、つまり内側に設けられた縦壁124と、上記コネクタハウジング120の上記央部から離れた側、つまり外側に設けられた外枠125との間に設けられている。この実施形態によって上記コネクタハウジングの上記支持部材への取り付け構造が限定解釈されることはなく、上記コネクタハウジングは、上記支持部材に対する位置が、第1位置と上記第1位置よりも上記嵌合側にある第2位置との間で移動自在になるように設けられておればよい。そのために、例えば上記コネクタハウジング、および上記支持部材のうち一方に上記嵌合方向および上記反嵌合方向へ延びる溝を設けると共に、他方に上記溝に嵌る突起を設けるなどしてもよい。図3に示すように、上記ハウジング本体121は、上記嵌合側にある第1部材121aと、上記反嵌合側にある第2部材121bとに分割されているが、このように分割せずに一体的に設けてもよい。
図3、図6、図8、図10、および図12に示すように、上記電気端子130は、上記スクイブ端子310の数に応じた数だけ設けられている。したがって、この実施形態の場合、一対の上記電気端子130が設けられている。上記電気端子130は、導電性材料により形成され、接触部131と、接続部132とを備えており、上記コネクタハウジング120に設けられている。そして、少なくとも上記コネクタハウジング120の上記嵌合部122が上記リテーナ400に嵌合したときに、上記接触部131が上記スクイブ端子310に接触するように構成されている。上記コネクタハウジング120の上記嵌合部122が上記リテーナ400に嵌合したときよりも嵌合長さが短いときでも上記接触部131が上記スクイブ端子310に接触していてもよく、この実施形態では、そのようになっている。上記コネクタハウジング120の上記嵌合部122が上記リテーナ400に嵌合するとは、上記嵌合部122と上記リテーナ400との嵌合長さが設計目標とした嵌合長さに至り、上記電気端子130が上記スクイブ端子310に接触することであり、図でいえば図12、および図13に示す状態である。上記電気端子130は板状物により形成されているが、他の形態の材料で形成してもよい。上記接触部131は上記電気端子130の上記嵌合側に設けられているが、上記電気端子の例えば上記反嵌合側又はその他の部位に設けられていてもよい。そして、上記嵌合部122を上記リテーナ400に嵌合すると、上記接触部131が上記スクイブ端子310に接触するように構成されている。上記スクイブ端子310が棒状に形成されているので、上記電気端子130の上記接触部131は、この上記スクイブ端子310に嵌まるように筒状に形成されている。これとは逆に上記スクイブ端子を筒状に形成すると共に、上記電気端子の上記接触部を上記スクイブ端子に嵌まるように棒状に形成してもよい。上記電気端子の上記接触部は、上記スクイブ端子に接触できる形状に形成されておればよく、例えば板状又はその他の形状に形成されていてもよい。上記接続部132は、導体500との接続構造を備えている。この実施形態の場合、上記導体500は、芯線と、この芯線を被覆する絶縁被覆とを備えた電線であるので、上記接続構造はワイヤーバレル、およびインシュレーションバレルにより構成されている。上記ワイヤーバレルは、上記電気端子130における板幅方向から立ち上がる圧着片であり、上記導体500の終端から露出する芯線をかしめる。上記インシュレーションバレルは、上記電気端子130における上記ワイヤーバレルに対して上記接触部131から遠い側で上記電気端子130の板幅方向から立ち上がる圧着片であり、上記導体500の終端の絶縁被覆をかしめる。上記導体500は、上記電線の他にも例えばシールドケーブル又はその要素を含み、また例えばFFC(フレキシブルフラットケーブル)などの平形柔軟ケーブル又はその要素を含み、さらに、その他の導電体を備えた導電手段を含んでいる。また、上記接続構造は、例えば上記導体を圧接するための構造、上記導体をピアシングするための構造、上記導体をハンダ付けするための構造、又はその他の構造であってもよい。この実施形態の場合、上記接触部131が上記嵌合部122の内部に装着され、上記接続部132が上記ハウジング本体121の内部に装着されるので、上記接触部131が上記嵌合部122の長手方向である上記嵌合方向へ延び、上記接続部132が上記ハウジング本体121の長手方向である、上記嵌合方向と直交する方向に延びていて、上記電気端子130がL字状に形成されているが、上記電気端子は例えばI字状、V字状、又はその他の形状に形成されていてもよく、また上記接触部および上記接続部は上記コネクタハウジングの外部に設けられていてもよい。図14は、上記電気コネクタ100の変形例を示す。この電気コネクタ100の場合、上記一対の上記電気端子130に加えて、さらに、他の電気端子130’が設けられている。その他の構成は、この実施形態の電気コネクタと同様である。上記他の電気端子130’は、上記嵌合側に設けられた上記接触部131’と、他の導体500’との接続構造を有する接続部(図示省略)とを備えている。上記接触部131’は、上記嵌合部122に設けられた開口から外へ出ており、上記嵌合部122が上記リテーナ400に嵌合すると、上記接触部131’が上記ソケット210の上記壁211に接触して上記インフレータハウジング200に導通するようになっている。上記他の導体500’は上記導体500と同様の構成の電線であるが、上記電線の他にも例えばシールドケーブル若しくはその要素、例えばFFCなどの平形柔軟ケーブル若しくはその要素、又はその他の導電体を備えた導電手段を含んでいる。上記他の電気端子130’の上記接続部は上記電気端子130の上記接続部132と同様の構成であり、上記接続部132のときと同様にして上記他の導体500’に接続される。さらに、シールドケーブルを接続するようにした上記電気コネクタ100の変形例がある。この変形例では、例えば上記シールドケーブルの信号線が上記導体500として上記電気端子130の上記接続部132に接続されると共に、上記シールドケーブルの外部導体が上記他の導体500’として上記他の電気端子130’の上記接続部に接続される。上記電気端子は上記接続部を備えていない実施形態を含んでいる。そのなかには、例えば非接触で外部との間で導通を行う上記電気端子の実施形態などがある。
図3、図7、図9、図11、および図13に示すように、上記弾性部材140は、上記支持部材110と上記コネクタハウジング120との間に設けられている。そして、上記弾性部材140が弾性変形すると、その弾性復原力により上記コネクタハウジング120が上記支持部材110に対して上記反嵌合側へ押されるように構成している。この実施形態の場合、上記弾性部材140は、その軸線が上記嵌合方向および上記反嵌合方向に一致するコイルスプリングであり、上記ハウジング本体121の上記第2部材121bと、上記支持部材110との間に、これらに挟まれるように設けられている。そして、上記コネクタハウジング120の上記支持部材110に対する位置が、図7、および図13に示すような上記第1位置にあるときに上記弾性部材140は或る程度、弾性変形しており、この位置から上記コネクタハウジング120を上記嵌合方向へ押し込んでいくと上記弾性部材140は圧縮荷重を受けて、さらに弾性変形し(例えば図9を参照)、図11に示すような上記第2位置に至ると上記弾性部材140の弾性変形量が最大になる。このような場合、上記支持部材110に対する位置が上記第1位置にある上記コネクタハウジング120が上記反嵌合側へ移動しないように、上記支持部材110と上記コネクタハウジング120とを係止するストッパを設けることが好ましい。そのため、上記電気コネクタ100には、上記コネクタハウジング120の上記支持部材110に対する位置が、上記第1位置よりも上記反嵌合側へ移動しないように規制するストッパが設けられている。すなわち、図4に示すように、上記支持部材110および上記コネクタハウジング120の対向する部位にストッパが設けられている。上記支持部材110の上記部位には、上記コネクタハウジング120へ向かって突き出た第1突出部115が設けられ、上記コネクタハウジング120の上記部位には、上記支持部材110へ向かって突き出た第2突出部128が設けられており、上記コネクタハウジング120の上記支持部材110に対する位置が、上記第1位置になると、上記第1突出部115と上記第2突出部128が上記嵌合方向および上記反嵌合方向に沿って当たり、それによって上記コネクタハウジング120が上記第1位置よりも上記反嵌合側へ移動しないように規制している。このようなストッパを設けると、上記コネクタハウジング120の上記支持部材110に対する位置が上記第1位置にあるときに上記弾性部材140が或る程度、弾性変形していて弾性復原力が作用しても上記コネクタハウジング120が上記第1位置よりも上記反嵌合側へ移動することがない。しかし、本発明は、このようなストッパを設けない上記電気コネクタの実施形態を含んでいる。そのような実施形態には、例えば上記コネクタハウジングの上記支持部材に対する位置が上記第1位置にあるときに上記弾性部材が弾性変形しておらず自由長の状態で配置されるように構成した実施形態が含まれる。この実施形態の場合、上記弾性部材140は圧縮荷重を受けることで弾性変形するように設けたが、上記弾性部材が引っ張り荷重を受けることで弾性変形するように設けてもよい。また、上記弾性部材は、例えば板バネ、筍バネ、トーションバー、又はその他の荷重を受けて弾性変形するバネ等であってもよいし、例えば弾性変形する材料でできた板状体、棒状体、又はその他の形状の物体などであってもよい。
図1ないし図3に示すように、上記支持部材110の上記反嵌合側には、上記支持部材110の央部から離れた側、つまり外側へ突出する操作部111が設けられており、手で摘みやすくなっているが、本発明は、上記支持部材に上記操作部を設けない実施形態を含んでいる。図3、図7、図9、図11、および図13に示すように、上記支持部材110には、可撓性を有する脚部112が設けられている。上記脚部112は、上記嵌合側へ延びている。上記脚部112は、棒状に形成され、その上記反嵌合側の端部が上記支持部材110に接続されている。しかし、上記脚部は、例えば板状、又はその他の形状に形成されていてもよいし、例えば上記嵌合方向に沿った中途部、又はその他の部分で上記支持部材に接続されていてもよい。この実施形態の場合、上記脚部112は上記支持部材110と同一の材料で形成されて上記支持部材110と一体的に成形されているが、上記脚部を上記支持部材と同一の材料又は異なる材料で形成して上記支持部材に例えば接続し、連結し、又はその他の方法で設けるなどしてもよい。上記脚部112の上記嵌合側の端部には、上記リテーナ400の張り出し部450における受け面451に突き当たることになる突き当て部112aが設けられている。図1、図7、図9、図11、および図13に示すように、上記リテーナ400には、上記張り出し部450が側方へ張り出して設けられている。上記側方とは、上記嵌合方向又は上記反嵌合方向と直交する面に含まれる方向である。上記張り出し部は上記インフレータハウジングの上記ソケットに設けてもよい。その場合、上記張り出し部は、例えば上記ソケットの上記壁から上記ソケットの上記央部に向けて突き出るように設ける。そして、上記脚部を上記支持部材における上記央部から離れた外周部分に設けることが好ましい。上記張り出し部450の上記嵌合側には、上記嵌合側に向いた上記受け面451が設けられ、上記受け面451の端縁には、上記側方に向いた側面452の上記嵌合側の端縁が接続されており、上記受け面451と上記側面452とにより、角部453が形成されている。図3、図7、図9、図11、および図13に示すように、上記突き当て部112aの上記嵌合側には、上記嵌合側に向いた突き当て面112aaが設けられ、上記突き当て面112aaの端縁には、上記側方に向いた側面112abの上記反嵌合側の端縁が接続されており、上記突き当て面112aaと上記側面112abとにより、角部112acが形成されている。そして、上記脚部112が負荷を受けていない自由な状態で、上記脚部112の上記突き当て部112aにおける上記突き当て面112aaが上記リテーナ400の上記張り出し部450における上記受け面451に突き当たると、上記脚部112の上記突き当て部112aにおける上記側面112abが上記リテーナ400の上記張り出し部450における上記側面452に対向して、上記突き当て部112aの上記角部112acが上記張り出し部450の上記角部453に嵌まるようになっている。しかし、上記脚部112の上記突き当て部112aには上記突き当て面112aaが設けられておればよく、上記側面112abが形成されずに上記角部112acが形成されていなくてもよく、上記リテーナ400の上記張り出し部450には上記受け面451が設けられておればよく、上記側面452が形成されずに上記角部453が形成されていなくてもよい。
図7、図9、図11、および図13に示すように、上記コネクタハウジング120には押圧部126が設けられている。上記押圧部126は、上記支持部材110の上記脚部112の上記側方に位置している。この実施形態の場合、上記押圧部126は上記弾性部材140を囲むような円筒状に形成されているが、上記押圧部は、例えば板状、棒状、又はその他の形状に形成されていてもよい。上記脚部112における、上記コネクタハウジング120が上記第2位置にあるときの上記押圧部126の上記嵌合側の部分に対応する部位に、上記側方に突き出た突出部112bが設けられている。上記突出部112bは、上記脚部112に近づく方へ突出している。上記突出部112bは、上記コネクタハウジング120が上記第1位置から上記第2位置へ移動したときに上記押圧部126が通る進路に割り込むように設けられている。そして、図7から図9へ、さらに図11へと順に示すように、上記コネクタハウジング120が上記第1位置から上記第2位置へ移動すると、上記押圧部126が上記脚部112の上記突出部112bを側方へ押して、上記脚部112が上記受け面451から外れるように構成されている。上記突出部112bの上記押圧部126の側の面は上記嵌合側へ向かうにつれて上記押圧部126に近付くように傾斜して形成されており、上記押圧部126が上記突出部112bに乗りやすいようにしているが、そのようにせずに上記突出部の上記反嵌合側の端部を上記反嵌合側に向いた面に形成してもよい。また、上記脚部に上記突出部を設けずに、又はそれと併用して、例えば上記コネクタハウジングが上記第1位置から上記第2位置へ移動すると、例えばならい機構などによって上記押圧部材が側方へ迫り出して、上記脚部を上記側方へ押すように構成してもよい。
そして、上記電気コネクタ100は、上記支持部材110の上記脚部112の上記突き当て部112aを上記リテーナ400の上記張り出し部450の上記受け面451に突き当てて上記第1位置にある上記コネクタハウジング120を上記嵌合側へ押すと上記弾性部材140が弾性変形し、上記コネクタハウジング120が上記第2位置に至らないと上記弾性部材140の弾性復原力により上記コネクタハウジング120が上記支持部材110に対して上記反嵌合方向へ押されて上記第1位置へ戻り(図6および図7の状態から、図8および図9の状態)、上記コネクタハウジング120が上記第2位置に至ると上記突き当て部112aが上記押圧部126に押されて上記受け面451から外れ(図10および図11の状態から、図12および図13の状態)、上記支持部材110が上記弾性部材140の弾性復原力を受けて上記嵌合側へ押し込まれ、相対的に上記コネクタハウジング120が上記第1位置に位置付けられるように構成されている。
上記電気コネクタ100は、上記嵌合方向又は上記反嵌合方向からみて、上記電気コネクタ100の央部を通る線に対して対称に設けられている。したがって、上記支持部材110の上記操作部111、上記脚部112、上記コネクタハウジング120の上記案内口123、上記押圧部126などがそれぞれ二つずつ設けられ、しかもそれら二つが上記線の両側に振り分けて設けられている。しかし、これによって上記電気コネクタの構造、又は形状が限定解釈されることはなく、上記電気コネクタは上記線に対して非対称に設けられていてもよいし、また、例えば上記支持部材に上記操作部、又は上記脚部などが一つ、又は二つ以上設けられていてもよく、また上記コネクタハウジングに上記案内口、又は上記押圧部などが一つ、又は二つ以上設けられていてもよい。
図6、および図7に示すように、上記支持部材110の上記脚部112の上記突き当て部112aを上記リテーナ400の上記張り出し部450の上記受け面451に突き当てた状態で、上記コネクタハウジング120が上記第1位置にあるときは、上記電気端子130の上記接触部131と上記スクイブ端子310とが接触するに至っていないように構成している。すなわち、上記支持部材110の上記脚部112の上記突き当て部112aを上記リテーナ400の上記張り出し部450の上記受け面451に突き当てた状態で、上記コネクタハウジング120が上記第1位置にあるときは、上記電気端子130の上記接触部131と上記スクイブ端子310とが離間して配置されている。そして、その状態から上記コネクタハウジング120を上記嵌合側へ押していくと、上記電気端子130の上記接触部131と上記スクイブ端子310とが接触することになる。
また、図12および図13の状態から図10および図11の状態へ戻るように、上記コネクタハウジング120の上記嵌合部122が上記リテーナ400に嵌合した状態で、上記支持部材110を上記反嵌合側へ移動して相対的に上記コネクタハウジング120を上記第2位置に位置付けて上記弾性部材140を弾性変形させると、上記弾性部材140の弾性復原力により上記コネクタハウジング120が上記支持部材110に対して上記反嵌合方向へ押されて、さらに図8および図9の状態から図6および図7の状態へ戻るように、上記コネクタハウジング120が上記第2位置から上記第1位置へ移動し、上記突き当て部112aが上記脚部112の上記可撓性により上記張り出し部450の側方を通って上記受け面451の上記反嵌合側へ移動して上記受け面451に突き当たるように構成されている。
この実施形態の場合、図6、図8、図10、図12などに示すように、上記コネクタハウジング120に、可撓性のあるロックアーム600が設けられている。上記ロックアーム600は二つ設けられているが、設ける上記ロックアーム600の数は一つでも三つ以上であってもよい。上記ロックアーム600は、上記嵌合方向に沿って延びている。上記ロックアーム600は、弾性変形する接続部610を介して上記嵌合方向又は上記反嵌合方向と直交する方向である軸Xのまわりに傾くことができるように上記コネクタハウジング120に接続されている。上記軸Xは仮想的な軸である。この実施形態の場合、上記ロックアーム600は、このように上記接続部610を介して上記軸Xのまわりに傾くことができるように上記ハウジング本体121に接続されているが、上記ロックアームを上記接続部を介して上記軸まわりに傾くことができるように上記嵌合部に接続してもよい。
上記ロックアーム600の上記接続部610よりも上記嵌合側である上記嵌合側の端部に突出部620が設けられている。上記突出部620は上記ロックアーム600の内側に突き出ている。上記ロックアーム600の内側とは、上記ロックアーム600において、上記嵌合方向にみて上記ハウジング本体121の上記央部に近い側であり、その反対側が外側である。そして、上記嵌合部122を上記リテーナ400に上記嵌合方向へ嵌めていくと、上記突出部620が上記リテーナ400の壁に乗り上げてから上記リテーナ400の段差部440に掛かり、上記嵌合部122を上記リテーナ400から上記反嵌合方向へ抜いていくと、上記突出部620が上記段差部440から外れて上記リテーナ400の壁に乗り上げるように構成されている。図15は、上記電気コネクタ100の変形例を示す。この電気コネクタ100の場合、上記突出部620は上記ロックアーム600の上記外側に突き出ている。そして、上記嵌合部122を上記リテーナ400に嵌めていくと、上記突出部620が上記ソケット210の上記壁211に乗り上げてから上記ソケット210の段差部に掛かり、上記嵌合部122を上記リテーナ400から上記反嵌合方向へ抜いていくと、上記突出部620が上記段差部から外れて上記ソケット210の上記壁211に乗り上げるように構成されている。上記ソケット210の段差部は、例えば上記溝212の嵌合側の縁であるが、他に別途に形成してもよい。その他の構成は、この実施形態の電気コネクタと同様である。上記ロックアームの上記接続部よりも上記反嵌合側にある端部を操作部にしてもよい。その場合、上記ロックアームの上記操作部を押して上記ロックアームを上記接続部を支点にして傾かせると、上記突出部が上記段差部から外れるので、その状態で上記嵌合部を上記リテーナから上記反嵌合方向へ抜いていくことになる。このことは、上記突出部を上記ロックアームの上記外側に突き出した上記変形例の場合も同様である。
上記ロックアーム600の上記突出部620の上記反嵌合側の面621は、上記突出部620の先端に向かうにつれて、つまり上記ロックアーム600の上記内側に向かうにつれて上記嵌合側に寄るように傾斜して設けられている。こうすることで、図10および図11の状態から図8および図9の状態へ戻るように、上記コネクタハウジング120を上記反嵌合側へ抜くときに上記突出部620が上記段差部440から外れやすくなるようにしている。上記突出部620が上記ロックアーム600の上記外側に突き出た上記変形例では、上記突出部620の上記反嵌合側の面621を、上記突出部620の先端に向かうにつれて、つまり上記ロックアーム600の上記外側に向かうにつれて上記嵌合側に寄るように傾斜して設ければよい。このように上記ロックアーム600の上記突出部620の上記反嵌合側の面621を傾斜させることに代えて、又は、そうすることに加えて、上記リテーナ400の上記段差部440の上記反嵌合側に向いた面を、上記リテーナ400の上記外側に向かうにつれて上記嵌合側に寄るように傾斜して設けてもよい。同様に、上記突出部620が上記ロックアーム600の上記外側に突き出た上記変形例では、上記ソケットの上記段差部の上記反嵌合側に向いた面を、上記ソケットの上記内側に向かうにつれて上記嵌合側に寄るように傾斜して設けてもよい。しかし、例えば上記突出部が上記段差部から外れないようにして上記コネクタハウジング120の上記嵌合部を上記リテーナに嵌め殺しにするときなどには、そのような構成をとらなくてもよい。
そして、上記コネクタハウジング120の上記嵌合部122が上記リテーナ400に嵌合すると、上記ロックアーム600の上記突出部620が上記段差部440に掛かるように構成している。上記ソケットに段差部を設けたときも同様に、上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合すると、上記ロックアームの上記突出部が上記ソケットの上記段差部に掛かるように構成する。
図3、図6、図8、図10、および図12に示すように、上記支持部材110には、上記コネクタハウジング120が上記第1位置にあるときに上記ロックアーム600における上記突出部620の背面に対向して、上記コネクタハウジング120の上記嵌合部122が上記リテーナ400に嵌合したときに上記突出部620が上記段差部440から外れることを阻止する規制部113が設けられている。上記規制部113は、板状に形成されて、上記支持部材110の上記嵌合側の端部から上記嵌合側へ延びているが、上記規制部の形状はこれに限定されず、例えば棒状、又はその他の形状に形成されていてもよい。また、上記規制部を上記支持部材における上記嵌合側の端部以外の他の部位に設けてもよい。上記規制部113は、上記ロックアーム600に対して、上記嵌合方向にみて上記コネクタハウジング120の上記央部から離れた側に設けられている。上記突出部620を上記ロックアーム600の上記外側に突き出した上記変形例で上記規制部を設けるときは、上記規制部は、上記ロックアーム600に対して、上記嵌合方向にみて上記コネクタハウジング120の上記央部に近い側に設ける。
図1、図6、図7、図12、図13に示すように、上記コネクタハウジング120が上記第1位置にあるときに、上記支持部材110の上記反嵌合側の端面114と上記コネクタハウジング120の上記反嵌合側の端面127とが面一になるように設けられている。図14に示した、他の電気端子130’を設けた上記変形例の場合も、同様に上記コネクタハウジング120が上記第1位置にあるときに、上記支持部材110の上記反嵌合側の端面114と上記コネクタハウジング120の上記反嵌合側の端面127とが面一になるように設けられている。図15に示した、上記突出部620を上記ロックアーム600の上記外側に突き出した上記変形例の場合は、そのようにしていないが、同様に上記コネクタハウジングが上記第1位置にあるときに、上記支持部材の上記反嵌合側の端面と上記コネクタハウジングの上記反嵌合側の端面とが面一になるように設けてもよい。
この種の電気コネクタに短絡片が設けられることがある。すなわち、例えば上記電気コネクタを嵌合する前に上記一対のスクイブ端子間に電流等が流れてスクイブが誤作動することなどを防止するため、上記スクイブ端子を短絡する上記短絡片を設けることが行われる。その場合、例えば上記電気コネクタを上記リテーナに嵌合すると上記短絡端子が上記電気コネクタから力を受けて上記外側へ払いのけられ、これによって上記短絡が解除されるように構成する。上記実施形態のスクイブの接続装置では上記短絡片を備えていないが、上記実施形態のスクイブの接続装置において上記短絡片を備えたスクイブの接続装置の実施形態は本発明のスクイブの接続装置に一つの実施形態として含まれる。
したがって、上記実施形態の電気コネクタ100における上記支持部材110の上記脚部112の上記突き当て部112aを上記リテーナ400の上記張り出し部450の上記受け面451に突き当てて上記第1位置にある上記コネクタハウジング120を上記嵌合側へ押した場合、上記コネクタハウジング120が上記第2位置に至るまでは上記コネクタハウジング120の上記嵌合部122が上記リテーナ400に嵌合しておらず、上記コネクタハウジング120が上記第2位置に至ると上記コネクタハウジング120の上記嵌合部122が上記リテーナ400に嵌合し、相対的に上記コネクタハウジング120が上記第1位置に位置付けられる。このように、上記コネクタハウジング120の上記支持部材110に対する位置により上記コネクタハウジング120の上記嵌合部122が上記リテーナ400に嵌合しているか否かが確認されるので、上記コネクタハウジング120の上記嵌合部122が上記リテーナ400に不完全嵌合されることが容易に防止される。また、上記リテーナ400には上記特許文献1の上記係止アームに相当する部材がないので、上記リテーナ400が簡単な構造になる。
上記コネクタハウジング120の上記嵌合部122を上記リテーナ400に嵌合するときには、上記コネクタハウジング120を上記嵌合側へ押し込み、上記コネクタハウジング120が上記リテーナ400に嵌合すると上記支持部材110が上記嵌合側へ押し込まれる。そのため、例えば上記コネクタハウジング120を上記嵌合側へ押し込んでから上記支持部材110を上記嵌合側へ押し込む、上記支持部材110を上記嵌合側へ押し込んでから上記コネクタハウジング120を上記嵌合側へ押し込む、両方を同時に押し込む、など複数のパターンから作業者が作業内容を選択するということがない。その結果、作業内容の差異から不完全嵌合が発生する、というおそれが少ない。
このように、上記コネクタハウジング120の上記嵌合部122が上記リテーナ400に嵌合すると共に上記電気端子130が上記スクイブ端子310に接触するまでは、上記コネクタハウジング120と上記支持部材110との間に設けられた上記弾性部材140の弾性復原力により上記コネクタハウジング120を上記反嵌合側へ戻し、嵌合すると上記弾性部材140の弾性復原力により上記支持部材110を上記嵌合側へ移動させるようにしたので、不完全嵌合を防止することができると共に、上記リテーナ400から上記特許文献1の上記係止アームに相当する部材を廃して上記リテーナ400を簡単な構造にすることができる。
本発明の上記電気コネクタは、少なくとも上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合したときに上記電気端子の上記接触部と上記スクイブ端子とが接触し、上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナから離間したときに上記電気端子の上記接触部と上記スクイブ端子とが離間すればよい。そのような種々の実施形態のなかで、上記実施形態、および上記変形例の上記電気コネクタ100は、上記支持部材110の上記脚部112の上記突き当て部112aを上記リテーナ400の上記張り出し部450の上記受け面451に突き当てた状態で、上記コネクタハウジング120が上記第1位置にあるときは、上記電気端子130の上記接触部131と上記スクイブ端子310とが接触するに至っていないように構成した。上記コネクタハウジング120の上記嵌合部122が上記リテーナ400に嵌合するに至らないと、上記弾性部材140の弾性復原力により上記コネクタハウジング120が上記反嵌合側へ押されて上記第1位置へ戻る。その場合、上記のように構成すれば、上記電気端子130の上記接触部131と上記スクイブ端子310とが接触するに至っていないので、上記スクイブ300が不用意に上記電気コネクタ100から電気エネルギを受けることが回避される。よって、上記リテーナ等に上記短絡片を設けないことも可能となる。このように、上記電気コネクタ100の上記電気端子130と上記スクイブ端子310とが接触し始めたときには上記弾性部材140が弾性変形しているようにしたので、上記電気コネクタ100と上記相手部材とが不完全嵌合であるにもかかわらず上記電気端子130と上記スクイブ端子310とが導通することを防止することができる。
本発明の上記電気コネクタで、上記コネクタハウジングの上記嵌合部を上記リテーナに嵌合した状態から上記コネクタハウジングの上記嵌合部を上記リテーナから抜き去る場合、上記コネクタハウジングを上記反嵌合側へ移動する作業と、上記支持部材を上記反嵌合側へ移動する作業のどちらを先に行うかを限定しない。そのような種々の実施形態のなかで、上記実施形態、および上記変形例の上記電気コネクタ100は、上記コネクタハウジング120の上記嵌合部122が上記リテーナ400に嵌合した状態で、上記支持部材110を上記反嵌合側へ移動して相対的に上記コネクタハウジング120を上記第2位置に位置付けて上記弾性部材140を弾性変形させると、上記弾性部材140の弾性復原力により上記コネクタハウジング120が上記支持部材110に対して上記反嵌合方向へ押されて上記コネクタハウジング120が上記第2位置から上記第1位置へ移動し、上記突き当て部112aが上記脚部112の上記可撓性により上記張り出し部450の側方を通って上記受け面451の上記反嵌合側へ移動して上記受け面451に突き当たるように構成されている。このようにすれば、上記支持部材110を上記反嵌合側へ移動することで上記コネクタハウジング120が上記リテーナ400から離間する。
本発明の上記電気コネクタは、上記ロックアームを備えていない実施形態を含む。そのような種々の実施形態のなかで、上記実施形態、および上記変形例の上記電気コネクタ100は、上記コネクタハウジング120から、可撓性のある上記ロックアーム600が上記嵌合方向へ延びており、上記ロックアーム600の上記嵌合側の端部に、上記嵌合部122を上記リテーナ400に嵌めていくと上記リテーナ400又は上記ソケットの壁に乗り上げてから上記リテーナ400又は上記ソケットの上記段差部440に掛かり、上記ロックアーム600が撓むことで上記段差部440から外れる突出部620が設けられており、上記コネクタハウジング120の上記嵌合部122が上記リテーナ400に嵌合すると上記突出部620が上記段差部440に掛かるように構成した。このようにすれば、上記コネクタハウジング120の上記嵌合部122が上記リテーナ400に嵌合すると上記突出部620が上記段差部440に掛かり、上記コネクタハウジング120が上記リテーナ400に嵌合した状態が保持される。
本発明の上記電気コネクタは、上記規制部を備えていない実施形態を含む。そのような種々の実施形態のなかで、上記実施形態、および上記変形例の上記電気コネクタ100は、上記支持部材110に、上記コネクタハウジング120が上記第1位置にあるときに上記ロックアーム600における上記突出部620の背面に対向して、上記コネクタハウジング120の上記嵌合部122が上記リテーナ400に嵌合したときに上記突出部620が上記段差部440から外れることを阻止する規制部113を設けた。このようにすれば、上記コネクタハウジング120の上記嵌合部122が上記リテーナ400に嵌合すると、上記規制部113により、上記突出部620が上記段差部440から外れることが阻止されるので、上記コネクタハウジング120が上記リテーナ400に嵌合した状態が保持される。
本発明の上記電気コネクタは、上記コネクタハウジングが上記第1位置にあるときの上記支持部材の部位と上記コネクタハウジングの部位との相対位置関係を限定しない。そのような種々の実施形態のなかで、上記実施形態、および上記変形例の上記電気コネクタ100は、上記コネクタハウジング120が上記第1位置にあるときに、上記支持部材110の上記反嵌合側の端面114と上記コネクタハウジング120の上記反嵌合側の端面127とが面一になるように設けられている。このようにすれば、例えば上記コネクタハウジング120を上記リテーナ400に嵌合しようとするとき、および上記コネクタハウジング120が上記リテーナ400に嵌合したときに、上記支持部材110の上記反嵌合側の端面114と上記コネクタハウジング120の上記反嵌合側の端面127とが面一になるので、例えば上記コネクタハウジング120若しくは支持部材110の上記反嵌合側にハーネス等が干渉したり、上記コネクタハウジング120又は支持部材110が損傷するなどの不具合が起こりにくい。
また、以上の説明により、本発明のスクイブの接続装置も十分に開示された。すなわち、本発明のスクイブの接続装置は、上記嵌合側の表面から上記反嵌合側に向かって凹む上記ソケット210が設けられた上記インフレータハウジング200、上記スクイブ端子310が上記ソケット210の上記底部から上記嵌合側に向かって立ち上がるように上記インフレータハウジング200の上記反嵌合側に設けられた上記スクイブ300、および上記ソケット210に装着された上記リテーナ400を有する上記相手装置と、上記相手装置に嵌合することになる上記電気コネクタ100とを備えている。そして、上記電気コネクタ100は、上記支持部材110と、上記リテーナ400に嵌合することになる上記嵌合部122を有すると共に、上記支持部材110に対する位置が、上記第1位置と上記第1位置よりも上記嵌合側にある上記第2位置との間で移動自在になるように設けられた上記コネクタハウジング120と、少なくとも上記コネクタハウジング120の上記嵌合部122が上記リテーナ400に嵌合したときに上記スクイブ端子310に接触することになる上記接触部131を有して上記コネクタハウジング120に設けられた上記電気端子130と、上記支持部材110と上記コネクタハウジング120との間に設けられ、弾性復原力により上記コネクタハウジング120を上記支持部材110に対して上記反嵌合側へ押す上記弾性部材140とを備え、上記支持部材110には、上記嵌合側へ延びると共に、上記嵌合側の端部に、上記リテーナ400に側方へ張り出して設けられ上記嵌合側に受け面451が形成された上記張り出し部450における上記受け面451に突き当たることになる上記突き当て部112aが設けられた、可撓性を有する上記脚部112が設けられ、上記コネクタハウジング120には、上記コネクタハウジング120が上記第1位置から上記第2位置へ移動すると上記脚部112が上記受け面451から外れるように上記脚部を側方へ押す上記押圧部126が設けられ、上記支持部材110の上記脚部112の上記突き当て部112aを上記リテーナ400の上記張り出し部450の上記受け面451に突き当てて上記第1位置にある上記コネクタハウジング120を上記嵌合側へ押すと上記弾性部材140が弾性変形し、上記コネクタハウジングが上記第2位置に至らないと上記弾性部材の弾性復原力により上記コネクタハウジング120が上記支持部材110に対して上記反嵌合方向へ押されて上記第1位置へ戻り、上記コネクタハウジング120が上記第2位置に至ると上記突き当て部112aが上記押圧部126に押されて上記受け面451から外れ、上記支持部材110が上記弾性部材140の弾性復原力を受けて上記嵌合側へ押し込まれ、相対的に上記コネクタハウジング120が上記第1位置に位置付けられるように構成している。
上記実施形態の電気コネクタ100における上記支持部材110の上記脚部112の上記突き当て部112aを上記リテーナ400の上記張り出し部450の上記受け面451に突き当てて上記第1位置にある上記コネクタハウジング120を上記嵌合側へ押した場合、上記コネクタハウジング120が上記第2位置に至るまでは上記コネクタハウジング120の上記嵌合部122が上記リテーナ400に嵌合しておらず、上記コネクタハウジング120が上記第2位置に至ると上記コネクタハウジング120の上記嵌合部122が上記リテーナ400に嵌合し、相対的に上記コネクタハウジング120が上記第1位置に位置付けられる。このように、上記コネクタハウジング120の上記支持部材110に対する位置により上記コネクタハウジング120の上記嵌合部122が上記リテーナ400に嵌合しているか否かが確認されるので、上記コネクタハウジング120の上記嵌合部122が上記リテーナ400に不完全嵌合されることが容易に防止される。また、上記リテーナ400には上記特許文献1の上記係止アームに相当する部材がないので、上記リテーナ400が簡単な構造になる。
上記コネクタハウジング120の上記嵌合部122を上記リテーナ400に嵌合するときには、上記コネクタハウジング120を上記嵌合側へ押し込み、上記コネクタハウジング120が上記リテーナ400に嵌合すると上記支持部材110が上記嵌合側へ押し込まれる。そのため、例えば上記コネクタハウジング120を上記嵌合側へ押し込んでから上記支持部材110を上記嵌合側へ押し込む、上記支持部材110を上記嵌合側へ押し込んでから上記コネクタハウジング120を上記嵌合側へ押し込む、両方を同時に押し込む、など複数のパターンから作業者が作業内容を選択するということがない。その結果、作業内容の差異から不完全嵌合が発生する、というおそれが少ない。
このように、上記スクイブの接続装置は、上記コネクタハウジング120の上記嵌合部122が上記リテーナ400に嵌合すると共に上記電気端子130が上記スクイブ端子310に接触するまでは、上記コネクタハウジング120と上記支持部材110との間に設けられた上記弾性部材140の弾性復原力により上記コネクタハウジング120を上記反嵌合側へ戻し、嵌合すると上記弾性部材140の弾性復原力により上記支持部材110を上記嵌合側へ移動させるようにしたので、不完全嵌合を防止することができると共に、上記リテーナ400から上記特許文献1の上記係止アームに相当する部材を廃して上記リテーナ400を簡単な構造にすることができる。
本発明の上記電気コネクタ、および上記スクイブの接続装置は、以上で説明した上記実施形態および上記変形例の特徴を組み合わせた実施形態を含んでいる。さらに、以上で説明した上記実施形態および上記変形例は本発明の上記電気コネクタ、および上記スクイブの接続装置のいくつかの例を示したに過ぎない。したがって、これらの上記実施形態および上記変形例の記載によって本発明の上記電気コネクタ、および上記スクイブの接続装置が限定解釈されることはない。
100 電気コネクタ
110 支持部材
112 脚部
112a 突き当て部
113 規制部
120 コネクタハウジング
121 ハウジング本体
122 嵌合部
126 押圧部
127 反嵌合側の端面
130 電気端子
131 接触部
140 弾性部材
200 インフレータハウジング
210 ソケット
211 壁
212 溝
300 スクイブ
310 スクイブ端子
400 リテーナ
440 段差部
450 張り出し部
451 受け面
500 導体
600 ロックアーム
620 突出部
621 反嵌合側の面

Claims (7)

  1. 支持部材と、
    インフレータハウジングの嵌合側の表面から反嵌合側に向かって凹むソケットに装着されたリテーナに嵌合することになる嵌合部を有すると共に、上記支持部材に対する位置が、第1位置と上記第1位置よりも上記嵌合側にある第2位置との間で移動自在になるように設けられたコネクタハウジングと、
    少なくとも上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合したときに上記ソケットの底部から上記嵌合側に向かって立ち上がるスクイブ端子に接触することになる接触部を有して上記コネクタハウジングに設けられた電気端子と、
    上記支持部材と上記コネクタハウジングとの間に設けられ、弾性復原力により上記コネクタハウジングを上記支持部材に対して上記反嵌合側へ押す弾性部材とを備え、
    上記支持部材には、上記嵌合側へ延びると共に、上記嵌合側の端部に、上記リテーナに側方へ張り出して設けられ上記嵌合側に受け面が形成された張り出し部における上記受け面に突き当たることになる突き当て部が設けられた、可撓性を有する脚部が設けられ、
    上記コネクタハウジングには、上記コネクタハウジングが上記第1位置から上記第2位置へ移動すると上記脚部が上記受け面から外れるように上記脚部を側方へ押す押圧部が設けられ、
    上記支持部材の上記脚部の上記突き当て部を上記リテーナの上記張り出し部の上記受け面に突き当てて上記第1位置にある上記コネクタハウジングを上記嵌合側へ押すと上記弾性部材が弾性変形し、上記コネクタハウジングが上記第2位置に至らないと上記弾性部材の弾性復原力により上記コネクタハウジングが上記支持部材に対して上記反嵌合方向へ押されて上記第1位置へ戻り、上記コネクタハウジングが上記第2位置に至ると上記突き当て部が上記押圧部に押されて上記受け面から外れ、上記支持部材が上記弾性部材の弾性復原力を受けて上記嵌合側へ押し込まれ、相対的に上記コネクタハウジングが上記第1位置に位置付けられるように構成した電気コネクタ。
  2. 上記支持部材の上記脚部の上記突き当て部を上記リテーナの上記張り出し部の上記受け面に突き当てた状態で、上記コネクタハウジングが上記第1位置にあるときは、上記電気端子の上記接触部と上記スクイブ端子とが接触するに至っていないように構成した請求項1の電気コネクタ。
  3. 上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合した状態で、上記支持部材を上記反嵌合側へ移動して相対的に上記コネクタハウジングを上記第2位置に位置付けて上記弾性部材を弾性変形させると、上記弾性部材の弾性復原力により上記コネクタハウジングが上記支持部材に対して上記反嵌合方向へ押されて上記コネクタハウジングが上記第2位置から上記第1位置へ移動し、上記突き当て部が上記脚部の上記可撓性により上記張り出し部の側方を通って上記受け面の上記反嵌合側へ移動して上記受け面に突き当たるように構成されている請求項1、又は請求項2の電気コネクタ。
  4. 上記コネクタハウジングから、可撓性のあるロックアームが上記嵌合方向へ延びており、
    上記ロックアームの上記嵌合側の端部に、上記嵌合部を上記リテーナに嵌めていくと上記リテーナ又は上記ソケットの壁に乗り上げてから上記リテーナ又は上記ソケットの段差部に掛かり、上記ロックアームが撓むことで上記段差部から外れる突出部が設けられており、
    上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合すると上記突出部が上記段差部に掛かるように構成した請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項の電気コネクタ。
  5. 上記支持部材には、上記コネクタハウジングが上記第1位置にあるときに上記ロックアームにおける上記突出部の背面に対向して、上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合したときに上記突出部が上記段差部から外れることを阻止する規制部が設けられている請求項4の電気コネクタ。
  6. 上記コネクタハウジングが上記第1位置にあるときに、上記支持部材の上記反嵌合側の端面と上記コネクタハウジングの上記反嵌合側の端面とが面一になるように設けられている請求項1ないし請求項5のうちいずれか1項の電気コネクタ。
  7. 嵌合側の表面から反嵌合側に向かって凹むソケットが設けられたインフレータハウジング、
    スクイブ端子が上記ソケットの底部から上記嵌合側に向かって立ち上がるように上記インフレータハウジングの反嵌合側に設けられたスクイブ、および
    上記ソケットに装着されたリテーナを有する相手装置と、
    上記相手装置に嵌合することになる電気コネクタとを備え、
    上記電気コネクタは、
    支持部材と、
    上記リテーナに嵌合することになる嵌合部を有すると共に、上記支持部材に対する位置が、第1位置と上記第1位置よりも上記嵌合側にある第2位置との間で移動自在になるように設けられたコネクタハウジングと、
    少なくとも上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合したときに上記スクイブ端子に接触することになる接触部を有して上記コネクタハウジングに設けられた電気端子と、
    上記支持部材と上記コネクタハウジングとの間に設けられ、弾性復原力により上記コネクタハウジングを上記支持部材に対して上記反嵌合側へ押す弾性部材とを備え、
    上記支持部材には、上記嵌合側へ延びると共に、上記嵌合側の端部に、上記リテーナに側方へ張り出して設けられ上記嵌合側に受け面が形成された張り出し部における上記受け面に突き当たることになる突き当て部が設けられた、可撓性を有する脚部が設けられ、
    上記コネクタハウジングには、上記コネクタハウジングが上記第1位置から上記第2位置へ移動すると上記脚部が上記受け面から外れるように上記脚部を側方へ押す押圧部が設けられ、
    上記支持部材の上記脚部の上記突き当て部を上記リテーナの上記張り出し部の上記受け面に突き当てて上記第1位置にある上記コネクタハウジングを上記嵌合側へ押すと上記弾性部材が弾性変形し、上記コネクタハウジングが上記第2位置に至らないと上記弾性部材の弾性復原力により上記コネクタハウジングが上記支持部材に対して上記反嵌合方向へ押されて上記第1位置へ戻り、上記コネクタハウジングが上記第2位置に至ると上記突き当て部が上記押圧部に押されて上記受け面から外れ、上記支持部材が上記弾性部材の弾性復原力を受けて上記嵌合側へ押し込まれ、相対的に上記コネクタハウジングが上記第1位置に位置付けられるように構成したスクイブの接続装置。
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